説明

梅酢液並びにカキ殻を高機能性資源に再生する方法

【課題】 梅酢液並びにカキ殻は、そのままでは環境に深刻な負荷を与えているが、本来それぞれ貴重な資質を秘めているのでそれを引き出して、高度な機能性資源に再生する。
【解決手段】 梅酢液は梅果実が塩と一緒に生化学的反応したエキスで、カキ殻はカキを包み育てながら海洋ミネラルを集積したCa中心の構造水に富む有機化合物で、共に固有成分を富む。カキ殻を高温で乾留的に焼成して生石灰に微粉化する。長円筒形で高機能性を備えた反応塔で両資剤を別々に噴射混合して、水酸化反応と酸中和反応の同時化学反応発熱による高温雰囲気の環境の中で完全な融合反応を誘導する。それによって得られた反応剤は、石膏類似の固形物と液剤に分離され、固形物は例えば海洋基盤造りの原料に加えられ、海草増殖を通じてカキ生産業に貢献し、液剤は例えば特殊腐植物質抽出液を加えて熟成し酸性ミネラルとして土壌改良に役立てる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、産廃的資源化している梅酢液並びにカキ殻が、生まれながらに持っている健康機能性成分を捕集活用して、機能性資源として再生させる方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
梅は世界的に広く生産され、人の生活に深く関わる健康食品として愛用されて来た。特に日本食に合った活用の前提としての加工技術が進歩している。
【非特許文献1】 健康食‥梅−中川紀子(農文協1986)
【0003】
海洋生物のカキの殻は、古くからその焼成灰が添喰いの原料に供され遠赤外線を放射する環境機能性が珍重されて来た。白磁(カリオン素地セラミックス)原料粘土と共通するカリオン、カリオナイト、ハロイサイト、デイツカイト、加水ハロサイト、ナクライト等を含有する非常に複雑な組成であることが想定される。

【0004】
高温(1,200℃)焼成したカキ殻は、生石灰CaO資質となり、複数の増量資剤に水を加えた複合物と梅酢液等が反応して水酸化反応と酸中和反応してイオン化を促し、水和反応に進んで環境機能性を高める構造体(石膏類似物)となる。
【特許文献1】環境機能性再生構造物の製造−特願2004−163851
【0005】
古くから使用されて来た生石灰結晶は、1,000℃で石灰石を焼成して得られる。カキ殻生石灰は1,200℃で焼成したと云われるものでも結晶化せず吸湿性も小さい。
前項使用例でも使い勝手が良好で1,000℃焼成では反応力が弱い様に感じられると云う。考察するに、カキ殻は有機体なので解離エネルギーが大きいことによるものではと思い当るのは、ショ糖(固体)C122211の1モル当りの燃焼熱1,351.29キロカロリーが、他の炭素(グラファイト、固体)Cの1モルあたり9,406キロカロリーや、プロパン(気体)のCの1モル当り530.58キロカロリーと比べて格段に大きい(化学反応はなぜ起るか−上野影平1993)という教示で相応して解離エネルギーも大きいことを教えられたことから新思考に進歩し得た。
複雑な有機体である木材の炭化に当って、その前提となる解離エネルギー吸熱を乗り越える、従前の熱分解による炭化より、はるかに容易な乾溜ガス化による炭化が遠赤外線照射と窒素ガス雰囲気の触媒作用、過熱蒸気雰囲気の自媒作用の相乗効果で有機体のガス化が容易となる事象経験もあるので、カキ殻の生石灰化もその原理の応用によって時間とコストの低減が図られるものと確信出来る。その為には乾溜ガス燃焼発熱も必須要因なのでその基礎となる技術も提示する。
【特許文献2】高能率熱交換燃焼装置−特願−3030321号
【特許文献3】自燃植物素材遠赤外線乾溜炭化装置−特願2004−90516
【0006】
有機質物質は複雑な生合成の結果強固な結晶体となっており、それを解くには大きな解離エネルギーを要する。まともに向かえば大変だが、触媒、発酵、加熱等の手法があり、熱に反応する遠赤外線、輻射熱線、マイナスイオン等々の熱線、熱波、光波の力を借りれば大幅に効率が向上するので、それに対応できる熱に反応する高機能セラミックスや炉壁等が求められ利用される。その一例として
【特許文献4】機能性セラミックスの製造法−特願2005−
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
梅漬は食品機能性に優れ、大量に流通している裏で、その加工の際に残る液剤が大量であり、塩分が多く酸度の強い、色素も強いのでそのままでは厄介な廃棄物である。一方のカキ殻も中身の何倍かの固い物質として廃棄に負担が必要となる。しかし、背景技術にある如く、いずれも活用する潜在価値は確実に高い。それを引出すには如何に大量処理が可能で、コストも低く、付加価値の大きい資源に転換できるかは、すべてそれらを可能とする技術の構築にかかっている。
本発明者等は今まで積み重ねて来た技術を活かし、低コストで付加価値の高い物質に転換するかの主題に向けた複数技術の組合せでそれを目指すが、その基となるのは物質のもつ基本的特性と、自然現象の教える化学反応の意味を活用する技術の組合せである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者等は前項の目標のもとで利用出来る自然現象の教える化学反応のいずれを活用するかに焦点を当てて検討した。
本発明の方法の中心となるのは生石灰CaOが水と反応する水酸化反応並びに酸との中和反応で、その反応の速さは瞬間的で爆発的な発熱を伴う。
梅酢液は梅果実液と塩分を中核とする複数の有機酸とが緩やかに反応した成果物でその組成は複雑で、それらを分離するには大きな解離エネルギーを必要とする。
カキ殻は積層成長した有機体で1,200℃の焼成でも結晶化しない物理的な特性があるが、海中のミネラルが濃縮された強固な結晶体CaCOを中心とする構造水を含む有機体で、CO等を分離するには大きな解離エネルギーを要する吸熱反応で生石灰CaOとなり、水と反応するとCaO+2HOCA(OH)となる反応で激しい発熱を伴うエネルギーの輪廻がある。
前記したことを踏まえて、まずカキ殻を生石灰化することからスタートする。
【0009】
本発明者が有機質(木材)の炭化に際して、従前の熱分解にかえて乾溜方法を試みた装置(特許文献2)で遠赤外線照射と窒素ガス(無酸素)雰囲気と過熱蒸気雰囲気の触媒的、自媒的な相乗環境が、熱分解に比較して温度と時間を大幅に節減して純炭素に近い(発熱量測定で純炭素比の94〜98%)木炭を得た事象がある。
カキ殻は主体のCaに多くの有機質が結合したもので、その含有する構造水の悪臭が現場を悩ます事象を伴う。前述に準じ実施例で示す装置手段で低コストで高品質のカキ殻生石灰を得る。
【0010】
梅酢液とカキ殻生石灰とを混和反応させる反応塔は、有意の直径と長さをもつ長円筒形で内面を高機能セラミックス炉壁を装着し、底部を反応剤の貯溜室とし、上部に弱い負圧吸引の蒸気放散口を備える。液剤と生石灰は精密な分析考察に基づくと共に実測も併せて反応均衡分量が設定され別々の輸送管で反応剤貯溜槽と炉内高温で熱せられながら送られ、上部で別々に噴射されて混和反応して高熱を発し炉壁からは遠赤外線が反射される高温雰囲気の中で反応は効率よく進行し反応剤は落下し水蒸気は炉外に放散される。底部に貯った反応剤は取り出されて固液分離される。
【0011】
固液分離した液剤には特殊腐植物質抽出液を3%加えて複数の電極を組合せた多段式循環での電気分解によって清浄度を高める。電極は上、下や流動装置に合わせ下方、上流に(+)極を上方、下流位置に(−)極を配置し、槽の側面は機能性セラミックスを装備して遠赤外線等放射と、クラスター微細化環境で電子の移動を活性化する。
【0012】
石膏品質の固形物と、電気分解を経た清浄液剤はそれぞれその含有する成分を精査し、固形物は乾燥焼結等によって機能性構造体としての需要に仕向ける。清浄化した液剤はミネラル資材としての需要に仕向ける。
【0013】
総括的に説明すると梅酢液は酸っぱさの素であるクエン酸やピクリン酸を含む模範的食品機能性のエキスで、クエン酸(クレープス)サイクル機能による体内乳酸の生成を抑制する作用やピクリン酸が肝臓機能を高める等疲労を回復する多彩な働きをする。梅ぼしが疲労回復に役立つと云う根拠を教える食べものが体内で消化される図を下記に示す。

一方のカキ殻も食品機能性の秀れたカキを包み育てた殻なので、それを生石灰化したものと梅酢酸との化学反応生成物は本来の特性を失っていないと確信される。最終的浄化液も添加した特殊腐植物質の抽出液(フルボ酸類)の機能も加わった酸性ミネラル液に進化すること信じられるが故に、廃棄物処理の発想はなく、あくまで機能性資源として再生するための化学反応を利用し、その面を強化する方策を極める。
【発明の効果】
【0014】
前項に述べた如く、産業廃棄物視される両資源を、それ等資料がもって生れた特性を生かそうとする次元から、化学反応を経てその目標に迫る本願技術思想は妥当な帰結である。巷に聞く梅の生産地や全国的カキ生産地における環境負荷となっている副産資源は、本発明によって文字通り宝の山となる。本願発明者の生産現場における自然現象の教示によって積重ねて来た資源活用の一つの集積でもある。及ぼす効果は小さくない。
【発明を実施するための最良の型態】
【0015】
本発明の取組み次元は、梅果実とカキの食品機能性として勝れた成分が加工反応液や殻にも継承されているとの認識にある。梅の実には成長の頂点では自己防衛機能としての青酸(アミグダリン)があっても、塩の媒介する発酵では機能性と呼ばれる成分に進化する生化学反応があり、カキ殻はやわらかい身を守って積層成長するca中心の生化学反応としての成果物である。カキ殻が高熱で解離エネルギーを与えられて生石灰となって不安定になり、一方強固な結合体の塩化ナトリウムを中心とする有機酸化合液は安定すぎる。その極端に離れた性質の物質を遠赤外線等の触媒機能を借り、高熱を発生して自媒環境となる場を与えるのが反応塔である。両物質が反応塔で繰り広げるドラマの結末は精査しなければ断言は出来ないが、今の環境汚染社会に明るさを提供する一の事象となる。その為には遠隔的関係にある両産地の有機的互換協力が必要となる。
【実施例】
【0016】
以下図面を参照して説明する。
【図1】
カキ殻を高温焼成する装置の縦断図で廃熱処理装置も含む
【図2】
図1装置の焼成炉の横断図である
【図3】
梅酢酸とカキ殻生石灰の混和反応塔の縦断図である
【図4】
電解装置の縦断鳥瞰図である
【0017】
1−は、焼成炉で2−はその炉床で、3−は天井壁である。4−は素材供給装置、5−は焼成材搬出スクリゥーである、7−はガスバーナーである。8−は排ガスの熱交換装置で、6−の排気管で連結されている。9は排ガス通路管で、10−煙突に吸引される。11は熱交換水槽で、12−のカスケートポンプで水が供給され、11’−の蒸気口から蒸気を噴出する。13−の反応塔は、14の炉壁を備え、13’−の反応剤取出口を備える。17−は梅酢酸の供給装置で、18−はカキ殻生石灰粉体供給装置で、17’−、18’−でそれぞれ噴出される。13’は反応剤取出し口で、取り出されて個遮分離され、複数の19の電気分解槽で多段の電極をかえて処理される。
【0018】
以上の構成に基く動作を説明する。
適度に破砕され、窒素ガスで空気を追い出した貯留カキ殻素材は4−から供給される。7−のガスバーナーが着火されると素材は乾溜され乾溜ガスの可燃分も対向流燃焼されて天井上部をガス層となって下方に吸引されて累進高温となる。熱に反応して炉壁から遠赤外線が放射され、無酸素、過熱蒸気の触媒、自媒機能雰囲気が維持されて炉床層を流動する素材は効率的に乾溜気化されてcaoとなり、焼結の終わった成品は5−のスクリゥーで搬出される。
【0019】
6−排気管を通った燃焼ガスは、出口でハニカム(燃焼ガス再燃装置−本田技研工業(株))で加熱され8の熱交換装置の9−の煙管を通り、12−のカスケートポンプで水を供給される11の水槽水を熱する。水槽水は蒸気となって11’より噴出する。
11’から噴出する蒸気圧力は、1−の焼成炉の規模によって左右されるが、大型となれば熱量が大きくなり別特願2004−209241によって発電まで利用拡大される。
カキ殻素材が塩分を含んでいることから、高温で熱せられダイオキシンの生成が懸念されるのでハニカムによる高温化で生成ゾーン(800℃)を避け、又最終排気を水によるベンチュリスクラバ機構の吸引によって急速に冷却して再結晶を防ぐ手段を重ねて講じる。
【0020】
焼結された生石灰は微粉化され、反応塔の18から供給され、18’から噴出される。一方の梅酢酸は17の供給装置で圧送され、17’から噴出され、生石灰と混和され、効率よく水酸化反応と酸の中和反応が同時に進行して高熱を発する。反応塔は内壁を高機能セラミックス炉壁が装備されているので、遠赤外線の放射も加わる高熱雰囲気が維持され、完全に反応が完了して、13’から取出されて固液分離される。
【0021】
分離された液剤は多段式水槽で電気分解される。その電極は上、下、或いは流動する上、下流位置で下段或いは上流に(+)電極を設置し、上段或いは下流に(−)電極を設置する。1段目水槽の電極は(+)に導電性の高い銅を用い(−)電極は導電性の低い炭素棒等を用いる。2段目以下の(−)電極は有意に交換し、最後は酸化チタンを用いる。相対アンペアや電圧は細心の調整が必要なことは云うまでない。
【産業上の利用可能性】
【0022】
梅加工残液とカキ殻は近より難い廃棄物化し、その処理にかかわる社会の監視の目は厳しく、経済的負担を強いられる現状である。
しかしながら、梅酢液又はカキ殻は共に食品機能性抜群の素材で梅酢液は梅果実の発酵エキスであり、一方のカキ殻は海中ミネラルによって育成されたカキを包み込んで積層生長したカルシウム集積生化学化合物である。
本願発明者等は両物質の起源特性に愛着を感じその活用の途あるを信じて、その手段の一つとなるカキ殻生石灰のもつ特性に刮目し、その特性と梅酢液の塩分と複合有機酸とに成る発酵エキスとの織り成す水酸化反応と酸中和反応の発熱現象を活用する高機能反応塔よる再生を目指した。
(0004)項等における利用過程で両者の保持する機能を知り,(0005)項のバイオマスの乾溜炭化の並外れた化学反応の実態を知って本願構想にたどり着いた。
【0023】
反応成果物はもはや産廃資源ではなく宝の資源である。石膏系の固化物は例えばカキの栄養源となる海草の基盤づくりの材料の一部となり、海草の増殖を通して海水環境の浄化と冨化に寄与して魚介類の生産業に貢献する。分離された液剤は例えばマリネックス抽出液の3%添加熟成によって酸性ミネラルとなって、梅の栽培圃場で、樹勢悪化の原因の一つであるモンパ病由縁の土壌劣化を救う救世主ともなり得る。共に特殊機能を保持する貴重な資源の再生である。
発明者等の自然現象の教示に支えられた技術の積重ねを社会に還元できる路ともなり、全国的に散在する環境負荷資源が各産地の連携によって特殊な機能性資源に再生され、それが再び原産地に還元されてその産業振興に貢献する循環産業が成立する。
【図面の簡単な説明】
【0024】

【特許請求の範囲】
【請求項1】
梅漬加工残液(以下梅酢液)と、海洋生物の牡蠣殻(以下カキ殻)を高温焼成して生石灰としたものを、高機能反応塔で噴射混和し、水酸化反応と有機酸中和反応の化学反応経過によって、有機固形物の凝集沈殿と酸中和を進行せしめて分離し、上澄み液剤を多段循環させながら、新機構の電気分解装置によって、浄化する。梅酢液は梅の特有成分が塩とおりなす生化学的反応である発酵によって変化生成されたエキスであり、カキ殻は海中においてミネラルの濃縮された生物栄養によって成長した有意の成果を保持しているので、反応塔における、両反応の発熱に依る反応塔内の触媒的機能を高めて両物体の活性化エネルギーの丘を低くし、解離エネルギーを付与して生化学的融合反応により新しい機能性を有する物質に進化する機構の構造であることを特徴とする 梅酢液並びにカキ殻を高機能性資源に再生する方法。
【請求項2】
請求項1のカキ殻を高温焼成する装置は、平面炉床と近半円形天井壁より成り、素材が自然流下する有意の角度と長さを有する斜傾炉で、内面に機能性セラミックス炉壁を装着し、下方天井壁端に強力な吸引機能口を設ける。上部に素材供給口を備え、天井壁上部に複数のガスバーナ熱源口を設け、上方に向けた燃焼炎を下方に吸引して、対向流燃焼反応させ素材と燃焼ガス流を平行させながら、乾溜ガスの可燃分も燃焼せしめて、燃焼炉内の天井上層を流動するガス流炎は、下方に下る程累進高温の無酸素と過熱蒸気雰囲気の自媒環境となる機構により、熱せられた炉壁からは設定された遠赤外線等の輻射熱線が放射・反射され、燃焼炉炉床層を流下する素材には天井壁からの熱線放射と、ガスの流動熱、そして炉床からの伝導熱によって、酸欠乾溜的に焼成されて炭酸ガス等を放出して生石灰化に至る機能構造であることを特徴とする請求項1記載の 梅酢液並びにカキ殻を高機能性資源に再生する方法。
【請求項3】
請求項1の反応塔は、有意の直径と長さの長円筒形で、内壁に高機能のセラミックス炉壁を装着し、上部に弱い負圧吸引の蒸気放散口を設け、底部に反応剤の取出し装置が設けられ、取出し後固液分離される。
梅酢液とカキ殻生石灰は、それぞれの含有成分が科学的に測定並びに実測された均衡量が設定されて、底部から別々の輸送管で高温となった反応剤並に塔内温度によって加熱されて上方位置で噴射拡散状で混和されて融合反応する機能構造であることを特徴とする請求項1の記載の 梅酢液並びにカキ殻を高機能性資源に再生する方法。
【請求項4】
請求項1の電気分解装置は、上下、或いは液体の流れに対して配置された複種の電極の組合せ順序を(+)→(−)とし、液に3%相当の特殊腐植物質抽出液を加えてフルボ酸機能等を高めて電子の活動を活性化する構成になることを特徴とする請求項1記載の 梅酢並びにカキ殻を高機能性資源に再生する方法。
【請求項5】
請求項1の反応成果物は固液分離される。原液剤は生合成された食品機能性の高さに定評ある梅果実の更なる発酵生成物、又一方は一次海産物の副生物である。前項手段によった上で健康機能性としての原因物質を捕集する手段を重ねる機構であることを特徴とする請求項1記載の 梅酢液並びにカキ殻を機能性資源に再生する方法。

【図1】カキ殻を高温焼成する装置の縦断図で排熱処理も含む。
【図2】図−1装置の焼成炉の横断図
【図3】梅酢液とカキ殻生石灰の混和反応炉の縦断図
【図4】電解装置縦断鳥瞰図
【符号の説明】
【0025】
1−焼成炉、2−炉床、3−天井壁、4−素材供給装置、5−焼成材搬出スクリュー、6−排気管、7−ガスバーナー、8−排ガスの熱交換装置、9−排ガス通路管、10−煙突、11−熱交換水槽、11‘−蒸気口、12−カスケードポンプ、13−反応塔、13‘−反応剤取出口、14−炉壁、17−梅酢液供給装置、17’−噴射口、18−カキ殻生石圧粉体供給装置、18‘−噴射口、19−電気分解槽
【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−198601(P2006−198601A)
【公開日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−43087(P2005−43087)
【出願日】平成17年1月21日(2005.1.21)
【出願人】(500222630)
【出願人】(503128467)
【出願人】(504038826)
【Fターム(参考)】