説明

棚割支援サーバ、及び棚割支援処理プログラム

【課題】各店舗での棚割設計に要する作業負担を軽減させる。
【解決手段】商品のサイズを含む商品データに基づいて棚割シミュレーションを行う棚割支援サーバ10が、棚割を行う店舗Aに備えられた店舗端末20から、商品を特定可能な商品特定情報と、棚割シミュレーションの対象とする棚の構成を特定可能な棚情報とを含む棚割要求を受け付け、受け付けた棚割要求が含む商品特定情報に基づいて、商品データを管理する商品データ管理サーバ11〜1Nから商品データを収集し、複数種類の商品を示す商品データの組み合わせである商品マスタを作成し、作成した商品マスタが示す複数種類の商品を棚情報から特定可能な棚に割り当てる棚割シミュレーションを実行し(例えば、棚割再現画像を作成し)、シミュレーション結果を店舗端末20に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品のサイズを含む商品データに基づいて棚割シミュレーションを行う棚割支援サーバ、及び棚割支援処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、小売店などの各店舗での棚割設計を支援するシステムが複数提案されている。
【0003】
このようなシステム(棚割支援システム)としては、例えば、期間毎の発注個数等のデータから今後の商品毎の発注個数を予測し、予測した商品毎の発注個数から棚割データを作成するシステムなどが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−117919号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の棚割支援システムでは、各小売店等での棚割設定を行う場合、元となる商品マスタの設定について、基幹システムからの商品マスタより抽出しての作業となるため、棚割の調整を行うには、商品の棚割に載せるための商品情報(例えば、サイズや画像)を集めて棚の構成(例えば、幅や高さ)に見合うように予めセットしたデータリスト(ファイル)を用意する必要があり、作業負担が大きくなる場合があるという問題があった。
【0006】
本発明は、上述した問題を解消し、各店舗での棚割設計に要する作業負担を軽減させることができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の棚割支援サーバは、商品のサイズを含む商品データに基づいて棚割シミュレーションを行う棚割支援サーバであって、棚割を行う店舗に備えられた店舗端末から、商品を特定可能な商品特定情報と、棚割シミュレーションの対象とする棚の構成を特定可能な棚情報とを含む棚割要求を受け付ける棚割要求受付手段と、該棚割要求受付手段が前記棚割要求を受け付けたことに応じて、受け付けた棚割要求が含む前記商品特定情報に基づいて、前記商品データを管理する商品データ管理サーバから前記商品データを収集する商品データ収集手段と、該商品データ収集手段が前記商品データを収集したことに応じて、複数種類の商品を示す商品データの組み合わせである棚割用商品マスタを作成する棚割用商品マスタ作成手段と、該棚割用商品マスタ作成手段により作成された棚割用商品マスタが示す複数種類の商品を前記棚情報から特定可能な棚に割り当てる棚割シミュレーションを実行する棚割シミュレーション手段と、該棚割シミュレーション手段によるシミュレーション結果を前記店舗端末に送信する送信手段とを含むことを特徴とする。
【0008】
上記の構成としたことで、各店舗での棚割設計に要する作業負担を軽減させることができるようになる。
【0009】
前記棚割用商品マスタ作成手段は、前記商品特定情報に従って、商品データの組み合わせが異なる複数の棚割用商品マスタを作成し、前記棚割シミュレーション手段は、前記棚割用商品マスタ作成手段により作成された複数の棚割用商品マスタそれぞれを用いた前記棚割シミュレーションを実行する構成とされていてもよい。
【0010】
前記棚割シミュレーション手段は、所定の規則に従って、棚割シミュレーションに用いる前記棚割用商品マスタが示す商品それぞれの数を示す商品数情報を作成する商品数情報作成手段を有し、該商品数情報作成手段により作成された商品数情報が示す前記商品それぞれの数を前記棚情報から特定可能な棚に割り当てる棚割シミュレーションを実行する構成とされていてもよい。
【0011】
前記棚割シミュレーション手段は、前記店舗端末からの要求に従って前記棚割シミュレーションに用いる前記棚割用商品マスタが示す商品それぞれの数を示す商品数情報を作成する商品数情報作成手段を有し、該商品数情報作成手段により作成された商品数情報が示す前記商品それぞれの数を前記棚情報から特定可能な棚に割り当てる棚割シミュレーションを実行する構成とされていてもよい。
【0012】
前記商品データは、商品の画像を含み、前記棚情報は、棚の構成を示す構成情報を含み、前記棚割シミュレーション手段は、前記構成情報から棚の画像を作成する棚画像作成手段と、該棚画像作成手段により作成された棚の画像に前記商品の画像を重畳した棚割再現画像を作成する棚割再現画像作成手段とを有し、前記送信手段は、前記棚割再現画像作成手段により作成された棚割再現画像を前記店舗端末に送信する構成とされていてもよい。
【0013】
前記商品データは、商品の画像を含み、前記棚情報は、棚の画像を含み、前記棚割シミュレーション手段は、前記棚の画像に前記商品の画像を重畳した棚割再現画像を作成する棚割再現画像作成手段を有し、前記送信手段は、前記棚割再現画像作成手段により作成された棚割再現画像を前記店舗端末に送信する構成とされていてもよい。
【0014】
前記棚割用商品マスタ作成手段は、前記店舗端末に対応する店舗で取り扱っている商品に関する商品データの組み合わせである商品マスタを記憶する記憶装置から、前記商品特定情報に対応する商品データを抽出する構成とされていてもよい。
【0015】
前記店舗端末から前記シミュレーション結果に対応する商品データの表示要求を受け付ける表示要求受付手段と、前記記憶装置に記憶された商品マスタや所定のPOSシステムなどに記憶された一定期間の販売数量やカテゴリ別の順位などを示す商品の販売実績情報のうち、前記棚割用商品マスタが含む商品データに対応する販売実績情報を収集する販売実績情報収集手段とを含み、前記棚割用商品マスタ作成手段は、前記商品データ収集手段により収集された商品データと前記記憶装置から抽出した商品データとに対して前記販売実績情報収集手段により収集された販売実績情報を付加する販売実績情報付加手段を有し、前記送信手段は、前記表示要求受付手段が前記表示要求を受け付けたことに応じて、前記販売実績情報が付加された商品データを含む棚割用商品マスタを前記店舗端末に送信する構成とされていてもよい。
【0016】
また、本発明の棚割支援プログラムは、商品のサイズを含む商品データに基づいて棚割シミュレーションを行うための処理を実行させる棚割支援処理プログラムであって、コンピュータに、棚割を行う店舗に備えられた店舗端末から、商品を特定可能な商品特定情報と、棚割シミュレーションの対象とする棚の構成を特定可能な棚情報とを含む棚割要求を受け付ける棚割要求受付処理と、該棚割要求受付処理にて前記棚割要求を受け付けたことに応じて、受け付けた棚割要求が含む前記商品特定情報に基づいて、前記商品データを管理する商品データ管理サーバから前記商品データを収集する商品データ収集処理と、該商品データ収集処理にて前記商品データを収集したことに応じて、複数種類の商品を示す商品データの組み合わせである棚割用商品マスタを作成する棚割用商品マスタ作成処理と、該棚割用商品マスタ作成処理にて作成された棚割用商品マスタが示す複数種類の商品を前記棚情報から特定可能な棚に割り当てる棚割シミュレーションを実行する棚割シミュレーション処理と、該棚割シミュレーション処理によるシミュレーション結果を前記店舗端末に送信する送信処理とを実行させるためのものである。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、各店舗での棚割設計に要する作業負担を軽減させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の一実施の形態における棚割支援システムの構成の例を示すブロック図である。
【図2】商品データの例を示す説明図である。
【図3】棚割用商品マスタの格納状態の例を示す説明図である。
【図4】棚割支援処理の例を示すフローチャートである。
【図5】棚割要求入力画面の例を示す説明図である。
【図6】棚割再現画像の例を示す説明図である。
【図7】棚割シミュレーション画面の例を示す説明図である。
【図8】商品数変更画面の例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施の形態に係る棚割支援システム100の構成の例を示すブロック図である。図1に示すように、棚割支援システム100は、棚割支援サーバ10と、商品データ管理サーバ11〜1N(N:任意の正の整数)と、店舗端末20とを含む。
【0021】
棚割支援サーバ10、商品データ管理サーバ11〜1N、および店舗端末20は、それぞれ、例えばインターネットなどの通信ネットワーク90に接続されている。
【0022】
棚割支援サーバ10と商品データ管理サーバ11〜1Nは、それぞれ、WWWサーバなどの情報処理装置によって構成される。また、店舗端末20は、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置によって構成される。
【0023】
棚割支援サーバ10は、例えば棚割支援システム100のシステム管理者によって管理されるサーバであり、複数種類の商品を示す商品データの組み合わせである棚割用商品マスタを作成して管理するための各種の処理を実行する。また、本例における棚割支援サーバ10は、各商品データ管理サーバ11〜1Nで管理されている商品データを収集して棚割用商品マスタを作成する。なお、作成した棚割用商品マスタは、一時的に棚割用商品マスタDB10Aに保存される。なお、棚割用商品マスタDB10Aは、棚割支援サーバ10の内部にあっても外部にあってもよい。
【0024】
商品データ管理サーバ11〜1Nは、それぞれ、自己が担当する所定の範囲(例えば、札幌地域、函館地域などの地域や、札幌工場、函館工場などの工場、あるいは札幌店や函館店などの店舗)における商品の生産や受注管理など、商品データを取り扱う管理者によって管理されるサーバであり、商品データの作成や提供に関する各種の処理を行う。また、商品データ管理サーバ11〜1Nは、それぞれ、自己が担当する所定の範囲において管理されている商品データが格納される商品DB11A〜1NAを備えている。なお、商品DB11A〜1NAは、それぞれ、商品データ管理サーバ11〜1Nの内部にあっても外部にあってもよい。
【0025】
図2は、商品データの例を示す説明図である。図2に示すように、商品データは、商品コードと、JANコードと、該当する商品のカテゴリ(商品カテゴリ)と、商品名と、商品の価格と、商品のサイズと、商品の画像とが対応付けされて登録されている。
【0026】
ここで、「商品コード」とは、商品を一意に特定可能な識別子である。同じ商品でも、例えば商品データ管理サーバ11〜1Nに対応する各範囲で商品を識別可能にしたい場合には、同一商品でも異なるコートが設定される。なお、「商品コード」は、該当する商品のJANコードと同一のコードが使用される構成とされていてもよい。
【0027】
また、「商品カテゴリ」には、「洗剤」など、商品の分類が設定される。
【0028】
また、「商品名」には、商品の名称及び/又は産地やサプライヤー名(メーカー名)が設定される。
【0029】
また、「値段」には、個数や重さ毎の販売単位の値段が設定される。
【0030】
また、「サイズ」には、商品の実寸法が設定される。なお、サイズとして、商品の圧縮可能率や、所定数だけ同一商品をまとめた場合のサイズなどが設定された構成としてもよい。
【0031】
また、「画像」には、商品の外観画像が設定される。なお、商品の画像として、商品を圧縮させた場合の画像や、商品を折り畳んだ(または展開した)場合の画像、または所定数だけ同一商品をまとめた場合の画像などが設定された構成としてもよい。
【0032】
本例においては、商品データが、棚割支援サーバ10により収集されることにより、複数種類の商品を示す商品データの組み合わせである棚割用商品マスタが作成され、棚割用商品マスタDB10Aに格納されることとなる。なお、本例においては、棚割用商品マスタは、棚割シミュレーションに用いるために一時的に保存されるものとする。
【0033】
図3は、棚割用商品マスタの格納状態の例を示す説明図である。図3に示すように、棚割用商品マスタは、棚割用商品マスタを一意に特定するためのマスタ番号と、組み合わせ商品名とが対応付けされて登録されている。
【0034】
ここで、「組み合わせ商品名」とは、棚割用商品マスタが含む商品を特定するための情報である。よって、棚割用商品マスタとしては、商品名ではなく、商品コードの組み合わせが設定される構成としてもよい。また、商品の組み合わせは、店舗端末20からの棚割要求の内容に応じて複数種類(複数パターン)作成されることが好ましい。
【0035】
店舗端末20は、例えば店舗Aを管理する店舗管理者によって管理され、通信ネットワーク90を介して棚割支援サーバ10と情報のやりとりを行う。また、店舗端末20は、店舗に関する各種情報を管理する店舗DB20Aを備えている。なお、店舗DB20Aは、店舗端末20の内部にあっても外部にあってもよい。
【0036】
なお、図1においては、棚割支援システム100が、単一の棚割サーバ10と店舗端末20とを備えている場合について示しているが、棚割支援システム100の構成はこれに限定されず、例えば、棚割サーバ10と店舗端末20が複数備えられた構成としてもよい。
【0037】
次に、本例の棚割支援システム100の動作について説明する。
【0038】
図4は、本例の棚割支援システム100における棚割支援処理の例を示すフローチャートである。ここでは、店舗端末20からの要求に応じて、棚割支援サーバ10が、棚割シミュレーションとして、商品と棚に関する設定内容により棚割りした場合の様子を示す「棚割再現画像」を店舗端末20に提供する場合を例に説明することとする。なお、本発明に特に関わる処理以外は、説明を省略している場合があるものとする。
【0039】
棚割支援処理において、先ず、店舗端末20は、店舗における店舗管理者である担当者Xの操作に応じて棚割支援サーバ10にアクセスする(ステップS101)。ステップS101では、例えば、棚割支援サーバ10の管理者が提供している棚割支援サイトのURL(Uniform Resource Locator)によりアクセスされる。
【0040】
店舗端末20からのアクセスがあると、棚割支援サーバ10は、棚割要求入力画面を生成し、店舗端末20に送信する(ステップS102)。
【0041】
店舗端末20は、棚割支援サーバ10から棚割要求入力画面を受信すると、自己が備える表示装置に、受信した棚割要求入力画面を表示する(ステップS103)。
【0042】
図5は、棚割要求入力画面の例を示す説明図である。図5に示すように、本例における棚割要求入力画面には、商品を特定するための情報である商品特定情報の入力領域である商品特定情報入力領域101と、棚の構成を特定するための情報である棚情報の入力領域である棚情報入力領域102と、棚割要求を棚割支援サーバ10に送信する際に押下される送信ボタン103などが設けられている。
【0043】
棚割要求入力画面を表示すると、店舗端末20は、商品特定情報と棚情報とを受け付ける(ステップS104)。すなわち、担当者Xは、棚割りする商品を示す情報(例えば、商品コードや商品カテゴリなど)を商品絞込みワード(または、商品検索ワード)として商品特定情報入力領域101に入力するとともに、商品を配置する棚(すなわち、棚割対象とする棚)の構成を示す情報(例えば、棚の品番など)を棚情報入力領域102に入力する。
【0044】
商品特定情報と棚情報とを受け付けた後、店舗端末20は、送信ボタン103の押下を受け付けると、担当者Xによって入力された商品特定情報と棚情報とを含む棚割要求を棚割支援サーバ10に送信する(ステップS105)。
【0045】
棚割要求を受信すると、棚割支援サーバ10は、棚割用商品マスタDB10Aに格納されている棚割用商品マスタを参照し、受信した棚割要求が含む商品特定情報に基づいて、商品データ管理サーバ11〜1Nから、商品データを収集する(ステップS106)。具体的には、棚割支援サーバ10は、商品DB11A〜1NAに格納されている商品データの中から、商品特定情報に対応する商品データを検索する。
【0046】
商品データを収集すると、棚割支援サーバ10は、複数の商品データを組み合わせて棚割用商品マスタを作成する(ステップS107)。本例においては、棚割支援サーバ10は、商品データの組み合わせ数が異なる複数種類の棚割用商品マスタを作成する(図3参照)。
【0047】
棚割用商品マスタを作成すると、棚割支援サーバ10は、所定の規則に従った商品数情報を棚割用商品マスタ毎に作成する(ステップS108)。ここで、「商品数情報」とは、棚割シミュレーションに用いる複数種類の商品データが示す商品それぞれの数(商品数)を示す情報である。また、「所定の規則」として、本例においては、商品のカテゴリに応じて予め設定された数が各商品の商品数として決定されるものとする。なお、商品数情報の作成方法はこれに限定されず、例えば、棚割支援サーバ10が、店舗に関する情報を参照して、推奨する商品数を算出する構成としてもよい。また、棚割支援サーバ10が、1つの棚割用商品マスタに対して複数の商品数情報を作成する構成としてもよい。
【0048】
商品数情報を作成すると、棚割支援サーバ10は、作成した商品数情報と、店舗端末20から受信した棚割要求とに基づいて、棚割再現画像を作成する(ステップS109)。
【0049】
図6は、棚割再現画像の例を示す説明図である。図6に示すように、棚割支援サーバ10は、棚情報から棚の画像201を作成し、作成した棚画像201に、棚割用商品マスタが含む複数の商品の画像(商品画像)202を、各商品数だけ重畳して表示する。よって、例えば図6(A),(B)に示すように、棚情報と棚割用商品マスタ、および商品数情報が異なれば、作成する棚割再現画像も異なることとなる。なお、本例においては、棚割支援サーバ10は、棚の品番と構成情報(高さ、幅、奥行き、段数など)とが対応付けされた情報(棚構成情報)を記憶するDBを備えていることとする(図示せず)。
【0050】
棚割再現画像を作成すると、棚割支援サーバ10は、作成した棚割再現画像を含む棚割シミュレーション画面を生成し、店舗端末20に送信する(ステップS110)。
【0051】
店舗端末20は、棚割シミュレーション画面を受信すると、自己が備える表示装置の表示画面に、受信した棚割シミュレーション画面を表示する(ステップS111)。
【0052】
図7は、棚割シミュレーション画面の例を示す説明図である。図7に示すように、本例における棚割シミュレーション画面には、棚割再現画像301と、商品数の変更要求を受け付ける商品数変更ボタン302などが設けられている。
【0053】
棚割シミュレーション画面を表示すると、店舗端末20は、商品数変更要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS112)。ここで、商品数変更要求を受け付けていないと判定すると(ステップS112のN)、店舗端末20は、ここでの処理を終了する。
【0054】
一方、例えば担当者Xにより商品数変更ボタン302が選択されたことを受け付けたことにより商品変更要求を受け付けたと判定すると(ステップS112のY)、店舗端末20は、商品数変更画面を表示する(ステップS113)。
【0055】
図8は、商品数変更画面の例を示す説明図である。図8に示すように、本例における商品数変更画面には、商品毎の商品数を示す商品数表示領域401と、商品数の変更指示を受け付ける変更ボタン402と、変更後の商品数を棚割支援サーバ10に送信する際に押下される送信ボタン403などが設けられている。
【0056】
商品変更画面を表示すると、店舗端末20は、変更ボタン402を用いた商品数の変更操作を受け付ける。そして、送信ボタン403の選択を受け付けた場合に、店舗端末20は、変更後の商品数を示す商品数変更要求を棚割支援サーバ10に送信する(ステップS114)。
【0057】
棚割支援サーバ10は、商品数変更要求を受信すると、受信した商品数変更要求に応じて棚割再現画像を作成する(ステップS115)。すなわち、棚割支援サーバ10は、受信した商品数変更要求に応じて、ステップS108の処理にて作成した商品数情報を変更する。
【0058】
棚割再現画像を新たに作成すると、棚割支援サーバ10は、作成した棚割画像を含む棚割シミュレーション画面を店舗端末20に送信する(ステップS116)。
【0059】
店舗端末20は、作成された棚割シミュレーション画面を受信すると、棚割シミュレーション画像を表示して(ステップ117)、ステップS112の処理に移行する。
【0060】
なお、棚割支援サーバ10は、店舗端末20がここでの処理を終了したことに応じて、ここでの処理を終了するものとする。
【0061】
以上に説明したように、上述した一実施の形態では、商品のサイズを含む商品データに基づいて棚割シミュレーションを行う棚割支援サーバ10が、棚割を行う店舗Aに備えられた店舗端末20から、商品を特定可能な商品特定情報と、棚割シミュレーションの対象とする棚の構成を特定可能な棚情報とを含む棚割要求を受け付け、棚割要求を受け付けたことに応じて、受け付けた棚割要求が含む商品特定情報に基づいて、商品データを管理する商品データ管理サーバ11〜1Nから商品データを収集し、商品データを収集したことに応じて、複数種類の商品を示す商品データの組み合わせである商品マスタを作成し、作成した商品マスタが示す複数種類の商品(例えば、商品A,B,C)を棚情報から特定可能な棚201に割り当てる棚割シミュレーションを実行し(例えば、棚割再現画像を作成し)、シミュレーション結果を店舗端末20に送信する構成としているので、各店舗での棚割設計に要する作業負担を軽減させることができるようになる。
【0062】
すなわち、例えば店舗端末の管理者など(以下、ユーザ)が、自己の添付の棚割りの調整を行う場合に、商品の棚割りに載せるための、商品の情報(商品のサイズや商品画像)を集めて棚の構成(幅や高さ)に見合うよう予めセットしたデータリスト(ファイル)を用意するようなことが不要となるため、棚割り設計に要する作業負担を軽減させることができる。
【0063】
また、店舗で取り扱っていない商品に関しても、自店舗に設置された棚に割り当てた場合のイメージを認識しやすくなるので、棚割設計の作業負担を軽減させることができるようになる。
【0064】
また、上述した実施の形態では、支援サーバ10が、商品特定情報に従って、商品データの組み合わせが異なる複数の商品マスタを作成し、作成した複数の商品マスタそれぞれを用いた棚割シミュレーションを実行する(例えば、各棚割用商品マスタ毎の棚割再現画像を作成する)構成としているので、ユーザからの要求に沿った全商品に関して、基幹システムへの負荷をかけない棚割設計が可能となる。
【0065】
すなわち、店舗端末の属する基幹システムにおいて管理される商品データ郡(店舗で取り扱う商品を示す商品データ郡。商品マスタ。)への設定変更などを行うことなく、棚割設計のシミュレーションを行うことができるようになるため、基幹システムへの負荷をかけない棚割設計が可能となるといえる。
【0066】
また、上述した実施の形態では、棚割支援サーバ10が、所定の規則(例えば、商品のカテゴリに応じて予め設定された数)に従って、棚割シミュレーションに用いる商品マスタが示す商品それぞれの数を示す商品数情報を作成し、作成した商品数情報が示す商品それぞれの数を棚情報から特定可能な棚201に割り当てる棚割シミュレーションを実行する(例えば、商品A,B,Cを12個ずつ配置した棚201の画像を棚割再現画像として作成する)構成としているので、ユーザにとっては、基準となる画像をみて商品数を判断することができるようになり、棚割設計に要する作業負担を軽減させることができるようになる。
【0067】
なお、上述した実施の形態では特に言及していないが、棚割支援サーバ10は、商品の数が視認可能な棚割再現画像を作成可能な構成とされることが好ましいが、棚を正面から見た場合の棚割再現画像(すなわち、棚の奥行きを視認不能な画像)を作成する構成とされていてもよい。この場合、棚割支援サーバ10が、棚割再現画像のみでは視認不能な棚の空きスペースに関する情報を、数値や別画像などでユーザに報知する構成とされていてもよい。
【0068】
また、上述した実施の形態では、棚割支援サーバ10が、店舗端末20からの要求に従って棚割シミュレーションに用いる商品マスタが示す商品それぞれの数を示す商品数情報を作成し(例えば、一度作成された商品数情報を、店舗端末20からの商品数変更要求に応じて変更し)、作成した商品数情報が示す商品それぞれの数を棚情報から特定可能な棚201に割り当てる棚割シミュレーションを実行する構成としているので、任意の商品数で棚割シミュレーションを行うことができるようになり、棚割設計に要する作業負担をより軽減させることができるようになる。
【0069】
なお、上述した実施の形態では、棚割支援サーバ10が、店舗端末20からの商品数変更要求に応じて、作成した商品数情報を変更する場合について説明したが、最初から店舗端末からの要求を待って商品数情報を作成する構成としてもよい。
【0070】
また、上述した実施の形態では、棚割支援サーバ10商品データは、商品の画像を含み、棚情報は、棚の構成を示す構成情報(例えば、棚の構成を特定可能な棚の識別番号)を含み、が、構成情報から棚の画像201を作成し、作成した棚の画像201に商品の画像(すなわち、棚割用商品マスタが含む複数の商品の画像)を重畳した棚割再現画像を作成し、作成した棚割再現画像を店舗端末20に送信する(例えば、棚割再現画像を含む棚割シミュレーション画面を送信する)構成としているので、ユーザが実際に使用する棚の構成と配置する商品の形態とを表示画面で確認しながら棚割設計を行うことができるようになるため、棚割設計に要する作業負担を軽減させることができるようになる。
【0071】
なお、上述した実施の形態では特に言及していないが、棚割支援サーバ10商品データは、商品の画像を含み、棚情報は、棚の画像を含み、棚割支援サーバが、棚の画像に商品の画像を重畳した棚割再現画像を作成し、作成した棚割再現画像を店舗端末29に送信する構成としてもよい。実際の棚の画像を用いることで、より棚割設計に要するユーザの作業負担を軽減させることができるようになる。なお、この場合、棚割支援サーバ10が、商品画像の縮尺と棚画像の縮尺が合っているかを判定し、縮尺が合っていないと判定した場合には、両者の縮尺を合致させる構成とすることが好ましい。
【0072】
また、棚支援サーバ10が、店舗端末20から、棚割りに用いる棚の画像と、画像が示す棚に関する情報(例えば、画像の縮尺や棚の寸法、棚の使用可能領域など)とを受け付けて、受け付けた画像と、画像が示す棚に関する情報とに基づいて、棚の画像に商品画像を重畳して表示する構成としてもよい。
【0073】
なお、上述した実施の形態では特に言及していないが、棚割支援サーバ10が、店舗端末20に対応する店舗Aで取り扱っている商品に関する商品データの組み合わせである商品マスタを記憶する記憶装置から、商品特定情報に対応する商品データを抽出する構成としてもよい。なお、ここでの「商品マスタ」は、店舗で管理されるための情報が設定された商品データ郡という意味を有し、本例における「棚割用商品マスタ」とはその概念を異にするものである。
【0074】
すなわち、ユーザが店舗に取り扱っている商品を示す商品データと、ユーザが店舗で取り扱っていない商品を示す商品データとを、一時的に作成する棚割用の情報である棚割用商品マスタに利用することにより、例えば、実際に取り扱っている商品を優先して棚に割り当てるような棚割設計などを行う場合の作業負担を軽減させることができるようになる。この場合、棚割支援サーバ10が、外部サーバ(例えば、商品データ管理サーバ11〜1N)から収集した商品データと、商品マスタから抽出した商品データとを識別可能に取り扱う構成としてもよい。また、棚割支援サーバ10が、棚割用商品マスタの作成に際し、商品マスタから抽出した商品データを他の商品データ(例えば、商品データ管理サーバ11〜1Nとの通信により収集した商品データ)に優先して採用する構成としてもよい。
【0075】
なお、棚割支援サーバ10が、外部サーバから収集した商品データを商品マスタから抽出した商品データに優先して採用する構成としてもよい。また、商品マスタを記憶する記憶装置は、店舗端末20に備えられていてもよいし、棚割サーバ10に備えられていてもよい。
【0076】
なお、上述した実施の形態では特に言及していないが、棚割支援サーバ10が、店舗端末20からシミュレーション結果(例えば、シミュレーション画面が含む棚割再現画像)に対応する商品データの表示要求を受け付け、所定の記憶装置(例えば、店舗DB20A)に記憶された商品マスタや所定のPOSシステムなどに記憶された一定期間の販売数量やカテゴリ別の順位などを示す商品の販売実績情報のうち、棚割用商品マスタが含む商品データに対応する販売実績情報を収集し(例えば、棚割用商品マスタが含む複数の商品データそれぞれが示す商品の販売実績情報を、商品名をキーワードにして検索し)、収集した商品データと所定の記憶装置から抽出した商品データとに対して収集した販売実績情報を付加し、商品データの表示要求を受け付けたことに応じて、販売実績情報を付加した商品データを含む棚割用商品マスタを店舗端末20に送信する構成としているので、店舗端末に表示される商品データをより有用なデータとすることができるようになる。
【0077】
なお、POSシステムとは、スーパーマーケット等の店舗において、購入が希望された商品に付されているバーコード等のPOSコードを読み取ることで、商品単位の販売状況を把握するための情報の収集等を行うシステムを意味する。
【0078】
また、この場合、棚割支援サーバ10が、収集した商品データが示す商品に対応する販売実績情報のみを収集する構成としてもよい。販売商品の基本情報を示す商品マスタには販売実績情報が既に含まれている場合があるためである。
【0079】
また、この場合、棚割支援サーバ10が、収集した販売実績情報を、商品数情報が示す各商品の数や、棚割再現画像における各商品の配置位置などに反映させる構成としてもよい。
【0080】
なお、上述した実施の形態では特に言及していないが、棚割再現画像を作成する場合、棚割支援サーバ10は、商品データが示す商品のカテゴリや商品名などに基づく特定の配置規則に従って、各商品の配置を決定するものとする。
【0081】
なお、上述した実施の形態では、棚割支援サーバ10が、店舗端末20からの要求に応じて商品数を変更する場合について説明したが、棚割支援サーバ10が、他の要素(例えば、各商品の配置など)を、店舗端末20からの要求に応じて変更する構成とされていてもよい。
【0082】
なお、上述した実施の形態では特に言及していないが、棚割支援サーバ10は、自己が備える記憶媒体に格納されている処理プログラム(棚割支援処理プログラム)に従って、上述した各種の処理(図4など参照)を実行する。
【産業上の利用可能性】
【0083】
本発明によれば、商品の棚割作業を支援するシステムにおいて、各店舗での棚割設計に要する作業負担を極力抑制するのに有用である。
【符号の説明】
【0084】
10 棚割支援サーバ
10A 棚割用商品マスタDB
11〜1N 商品データ管理サーバ
11A〜1NA 商品DB
20 店舗端末
20A 店舗DB
90 通信ネットワーク
100 棚割支援システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品のサイズを含む商品データに基づいて棚割シミュレーションを行う棚割支援サーバであって、
棚割を行う店舗に備えられた店舗端末から、商品を特定可能な商品特定情報と、棚割シミュレーションの対象とする棚の構成を特定可能な棚情報とを含む棚割要求を受け付ける棚割要求受付手段と、
該棚割要求受付手段が前記棚割要求を受け付けたことに応じて、受け付けた棚割要求が含む前記商品特定情報に基づいて、前記商品データを管理する商品データ管理サーバから前記商品データを収集する商品データ収集手段と、
該商品データ収集手段が前記商品データを収集したことに応じて、複数種類の商品を示す商品データの組み合わせである棚割用商品マスタを作成する棚割用商品マスタ作成手段と、
該棚割用商品マスタ作成手段により作成された棚割用商品マスタが示す複数種類の商品を前記棚情報から特定可能な棚に割り当てる棚割シミュレーションを実行する棚割シミュレーション手段と、
該棚割シミュレーション手段によるシミュレーション結果を前記店舗端末に送信する送信手段とを含む
ことを特徴とする棚割支援サーバ。
【請求項2】
前記棚割用商品マスタ作成手段は、前記商品特定情報に従って、商品データの組み合わせが異なる複数の棚割用商品マスタを作成し、
前記棚割シミュレーション手段は、前記棚割用商品マスタ作成手段により作成された複数の棚割用商品マスタそれぞれを用いた前記棚割シミュレーションを実行する
請求項1記載の棚割支援サーバ。
【請求項3】
前記棚割シミュレーション手段は、所定の規則に従って、棚割シミュレーションに用いる前記棚割用商品マスタが示す商品それぞれの数を示す商品数情報を作成する商品数情報作成手段を有し、
該商品数情報作成手段により作成された商品数情報が示す前記商品それぞれの数を前記棚情報から特定可能な棚に割り当てる棚割シミュレーションを実行する
請求項1または請求項2記載の棚割支援サーバ。
【請求項4】
前記棚割シミュレーション手段は、前記店舗端末からの要求に従って前記棚割シミュレーションに用いる前記棚割用商品マスタが示す商品それぞれの数を示す商品数情報を作成する商品数情報作成手段を有し、
該商品数情報作成手段により作成された商品数情報が示す前記商品それぞれの数を前記棚情報から特定可能な棚に割り当てる棚割シミュレーションを実行する
請求項1または請求項2記載の棚割支援サーバ。
【請求項5】
前記商品データは、商品の画像を含み、
前記棚情報は、棚の構成を示す構成情報を含み、
前記棚割シミュレーション手段は、
前記構成情報から棚の画像を作成する棚画像作成手段と、
該棚画像作成手段により作成された棚の画像に前記商品の画像を重畳した棚割再現画像を作成する棚割再現画像作成手段とを有し、
前記送信手段は、前記棚割再現画像作成手段により作成された棚割再現画像を前記店舗端末に送信する
請求項1から請求項4のうち何れかに記載の棚割支援サーバ。
【請求項6】
前記商品データは、商品の画像を含み、
前記棚情報は、棚の画像を含み、
前記棚割シミュレーション手段は、
前記棚の画像に前記商品の画像を重畳した棚割再現画像を作成する棚割再現画像作成手段を有し、
前記送信手段は、前記棚割再現画像作成手段により作成された棚割再現画像を前記店舗端末に送信する
請求項1から請求項4のうち何れかに記載の棚割支援サーバ。
【請求項7】
前記棚割用商品マスタ作成手段は、前記店舗端末に対応する店舗で取り扱っている商品に関する商品データの組み合わせである商品マスタを記憶する記憶装置から、前記商品特定情報に対応する商品データを抽出する
請求項1から請求項6のうち何れかに記載の棚割支援サーバ。
【請求項8】
前記店舗端末から前記シミュレーション結果に対応する商品データの表示要求を受け付ける表示要求受付手段と、
前記記憶装置に記憶された商品マスタや所定のPOSシステムなどに記憶された一定期間の販売数量やカテゴリ別の順位などを示す商品の販売実績情報のうち、前記棚割用商品マスタが含む商品データに対応する販売実績情報を収集する販売実績情報収集手段とを含み、
前記棚割用商品マスタ作成手段は、前記商品データ収集手段により収集された商品データと前記記憶装置から抽出した商品データとに対して前記販売実績情報収集手段により収集された販売実績情報を付加する販売実績情報付加手段を有し、
前記送信手段は、前記表示要求受付手段が前記表示要求を受け付けたことに応じて、前記販売実績情報が付加された商品データを含む棚割用商品マスタを前記店舗端末に送信する
請求項7記載の棚割支援サーバ。
【請求項9】
商品のサイズを含む商品データに基づいて棚割シミュレーションを行うための処理を実行させる棚割支援処理プログラムであって、
コンピュータに、
棚割を行う店舗に備えられた店舗端末から、商品を特定可能な商品特定情報と、棚割シミュレーションの対象とする棚の構成を特定可能な棚情報とを含む棚割要求を受け付ける棚割要求受付処理と、
該棚割要求受付処理にて前記棚割要求を受け付けたことに応じて、受け付けた棚割要求が含む前記商品特定情報に基づいて、前記商品データを管理する商品データ管理サーバから前記商品データを収集する商品データ収集処理と、
該商品データ収集処理にて前記商品データを収集したことに応じて、複数種類の商品を示す商品データの組み合わせである棚割用商品マスタを作成する棚割用商品マスタ作成処理と、
該棚割用商品マスタ作成処理にて作成された棚割用商品マスタが示す複数種類の商品を前記棚情報から特定可能な棚に割り当てる棚割シミュレーションを実行する棚割シミュレーション処理と、
該棚割シミュレーション処理によるシミュレーション結果を前記店舗端末に送信する送信処理とを
実行させるための棚割支援処理プログラム。
【請求項10】
前記棚割用商品マスタ作成処理において、前記商品特定情報に従って、商品データの組み合わせが異なる複数の棚割用商品マスタを作成する処理を実行させ、
前記棚割シミュレーション処理において、前記棚割用商品マスタ作成処理にて作成された複数の棚割用商品マスタそれぞれを用いた前記棚割シミュレーションを実行する処理を
実行させるための請求項9記載の棚割支援処理プログラム。
【請求項11】
前記棚割シミュレーション処理において、所定の規則に従って、棚割シミュレーションに用いる前記棚割用商品マスタが示す商品それぞれの数を示す商品数情報を作成する商品数情報作成処理を実行させ、
該商品数情報作成処理にて作成された商品数情報が示す前記商品それぞれの数を前記棚情報から特定可能な棚に割り当てる棚割シミュレーションを実行する処理を
実行させるための請求項9または請求項10記載の棚割支援処理プログラム。
【請求項12】
コンピュータに、
さらに、前記棚割シミュレーションに用いる前記棚割用商品マスタが示す商品それぞれの数を示す商品数情報を作成する商品数情報作成処理を実行させ、
該商品数情報作成処理にて作成された商品数情報が示す前記商品それぞれの数を前記棚情報から特定可能な棚に割り当てる棚割シミュレーションを実行する処理を
実行させるための請求項9または請求項10記載の棚割支援処理プログラム。
【請求項13】
前記商品データは、商品の画像を含み、
前記棚情報は、棚の構成を示す構成情報を含み、
前記棚割シミュレーション処理において、
前記構成情報から棚の画像を作成する棚画像作成処理と、
該棚画像作成処理にて作成された棚の画像に前記商品の画像を重畳した棚割再現画像を作成する棚割再現画像作成処理とを実行させ、
前記送信処理において、前記棚割再現画像作成処理にて作成された棚割再現画像を前記店舗端末に送信する処理を
実行させるための請求項9から請求項12のうち何れかに記載の棚割支援処理プログラム。
【請求項14】
前記商品データは、商品の画像を含み、
前記棚情報は、棚の画像を含み、
前記棚割シミュレーション処理において、
前記棚の画像に前記商品の画像を重畳した棚割再現画像を作成する棚割再現画像作成処理を実行させ、
前記送信処理において、前記棚割再現画像作成処理にて作成された棚割再現画像を前記店舗端末に送信する処理を
実行させるための請求項9から請求項12のうち何れかに記載の棚割支援処理プログラム。
【請求項15】
前記棚割用商品マスタ作成処理において、前記店舗端末に対応する店舗で取り扱っている商品に関する商品データの組み合わせである商品マスタを記憶する記憶装置から、前記商品特定情報に対応する商品データを抽出する処理を
実行させるための請求項9から請求項14のうち何れかに記載の棚割支援処理プログラム。
【請求項16】
コンピュータに、
さらに、前記店舗端末から前記シミュレーション結果に対応する商品データの表示要求を受け付ける表示要求受付処理と、
前記記憶装置に記憶された商品マスタや所定のPOSシステムなどに記憶された一定期間の販売数量やカテゴリ別の順位などを示す商品の販売実績情報のうち、前記棚割用商品マスタが含む商品データに対応する販売実績情報を収集する販売実績情報収集処理とを実行させ、
前記棚割用商品マスタ作成処理において、前記商品データ収集処理にて収集された商品データと前記記憶装置から抽出した商品データとに対して前記販売実績情報収集処理にて収集された販売実績情報を付加する販売実績情報付加処理を実行させ、
前記送信処理において、前記表示要求受付処理にて前記表示要求を受け付けたことに応じて、前記販売実績情報が付加された商品データを含む棚割用商品マスタを前記店舗端末に送信する処理を
実行させるための請求項15記載の棚割支援処理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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