説明

椅子の背凭れ装置

【課題】多孔シート状の張材を背凭れフレームの前後両面に張設した場合に、前後における張材の孔部が互いに干渉し合って発生するモアレ模様を、変化に富み、デザイン的にも深みのある優れた模様に鮮明に現出させることができるようにした椅子の背凭れ装置を提供する。
【解決手段】椅子における上下方向を向く左右の側部フレー18,18の上端同士を、左右方向を向く上部フレーム19により連結して、背凭れフレーム22を形成するとともに、この背凭れフレーム22の前面と後面とに、メッシュ状の張材26を張設する。背凭れフレーム26の前後両面における張材26の前後両面26A、26B側の網目27,28の形状を同一形状とし、かつそれらの網目27,28の大きさを、背凭れフレーム22の前面と後面とで異なるものとする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、背凭れの背凭れフレームに多孔シート状の張材、就中メッシュ状(網目状)をなす張材が張設された椅子の背凭れ装置に係り、特に背凭れフレームの前面と後面との両面に張材を張設した椅子の背凭れ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の椅子の背凭れ装置においては、上下方向を向く左右の側部フレームの上端同士を、左右方向を向く上部フレームにより連結して、背凭れフレームを形成するとともに、この背凭れフレームに、多孔シート状の張材、たとえば下方が開口する袋状に編成されたメッシュ状をなす張材を、上方から被嵌することにより、前記背凭れフレームの前面と後面とに、張材が張設されるようにした構成を有するものが公知となっている(特許文献1参照)。
【0003】
しかし、特許文献1に記載の背凭れ構造では、背凭れとしての通気性と弾力性を向上させる点において優れた効果を奏するものであるが、背凭れフレームの前面と後面とに張設した張材が、メッシュ状の張材であることにより、、前後における張材同士の網目が干渉し合って発生する、所謂「干渉縞」であるモアレ模様が、単に網目の形状に似た単一の不鮮明な模様となって現出するに過ぎず、単純で変化に乏しく、デザイン的にも深みがないという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】ヨーロッパ特許第922419号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記した現状に鑑み、多孔シート状の張材を背凭れフレームの前後両面に張設した場合に、前後における張材の孔部が互いに干渉し合って発生するモアレ模様を、変化に富み、デザイン的にも深みのある優れた模様に鮮明に現出させることができるようにした椅子の背凭れ装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題は、「特許請求の範囲」の欄における各請求項に記載するように、次のような構成からなる発明によって解決される。
【0007】
(1) 上下方向を向く左右の側部フレームの上端同士を、左右方向を向く上部フレームにより連結して、背凭れフレームを形成するとともに、この背凭れフレームの前面と後面とに、多孔シート状の張材を張設してなる椅子の背凭れ装置において、前記背凭れフレームの前後両面における張材の前後両面の孔部の形状を同一形状とし、かつそれらの孔部の大きさを、前記背凭れフレームの前面と後面とで異なるものとする。
【0008】
(2) 上記(1)項において、多孔シート状の張材を、メッシュ状の張材とする。
【0009】
(3) 上記(1)項または(2)項において、多孔シート状の張材における各孔部の大きさ、またはメッシュ状の張材における網目の大きさを、背凭れフレームの前面側を細かく、その後面側を粗くする。
【0010】
(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、張材の前面側の孔部または網目の大きさを、その後面側の孔部または網目の大きさに対して95%〜80%の範囲内のものとする。
【0011】
(5) 上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、張材を、下方が開口する袋状とする。
発明の具体的な内容は、次の通りである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によると、次のような効果が奏せられる。
請求項1記載の発明によれば、背凭れフレームの前後両面における張材の前後両面の孔部の形状を同一形状とし、かつそれらの孔部の大きさを、前記背凭れフレームの前面と後面とで異なるものとしてあるため、多孔シート状の張材を背凭れフレームの前後両面に張設した場合に、前後における張材の孔部が互いに干渉し合って発生するモアレ模様を、孔部の形状に似た複数の集合形状からなる明瞭な模様となって、背凭れ全面に鮮明に現出させることができ、変化に富み、デザイン的にも深みのある優れた模様に現出させることができる。
【0013】
請求項2記載の発明によれば、多孔シート状の張材を、メッシュ状をなす張材としてあるため、背凭れとしての通気性と弾力性を向上させる。
【0014】
請求項3記載の発明によれば、多孔シート状の張材における各孔部の大きさ、またはメッシュ状の張材における網目の大きさを、背凭れフレームの前面側を細かく、その後面側を粗くしてあるため、着座者が背凭れに寄り掛かったときに、背凭れフレームに加わる荷重に対する適正な撓み量を得易くすることができる。
【0015】
請求4記載の発明によれば、張材の前面側の孔部または網目の大きさを、その後面側の網目の大きさに対して95%〜80%の範囲内としてあるため、複雑で変化に富み、デザイン的にも深みのある優れたモアレ模様を、より明瞭に現出させることができる。
【0016】
請求項5記載の発明によれば、張材を、下方が開口する袋状としてあるため、背凭れフレームに張材を容易に被着することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明における一実施形態の背凭れ装置を備えた椅子の側面図である。(実施例)
【図2】椅子の背凭れにおける前面の張材の一部を切欠いて、前面の張材と後面の張材を部分的に拡大して示す正面図である。
【図3】図2のIII−III線における背凭れの要部拡大縦断面図である。
【図4】背凭れフレームへの張材の張設状態を示す分解斜視図である。
【図5】後面の張材に対する前面の張材の孔部の大きさの変化(%)によるモアレ模様のパターンを示し、図5(A)は、後面の張材に対して前面の張材の孔部が95%の大きさの場合の模様図、図5(B)は、後面の張材に対して前面の張材の孔部が90%の大きさの場合の模様図、図5(C)は、後面の張材に対して前面の張材の孔部が80%の大きさの場合の模様図である。
【図6】後面の張材に対する前面の張材の網目の大きさの変化(%)によるモアレ模様のパターンの他の実施形態を示し、図6(A)は、後面の張材に対して前面の張材の網目が95%の大きさの場合の模様図、図6(B)は、後面の張材に対して前面の張材の網目が90%の大きさの場合の模様図、図6(C)は、後面の張材に対して前面の張材の網目が80%の大きさの場合の模様図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の一実施形態を、添付図面を参照して説明する。
【実施例】
【0019】
図1は、本発明における一実施形態の背凭れ装置を備えた椅子の側面図、図2は、椅子の背凭れにおける前面の張材の一部を切欠いて、前面の張材と後面の張材を部分的に拡大して示す正面図、図3は、図2のIII−III線における背凭れの要部拡大縦断面図である。
【0020】
本発明の椅子は、図1に示すように、円板のベース1の中央に、ガススプリング(図示略)により高さ調節可能にした脚柱2が立設されているとともに、この脚柱2の上端には、支基3が固着され、かつこの支基3には、座の下部構成体4が設けられている。
【0021】
支基3は、平面視および側面視において、脚柱2の上端より前方に向かってほぼ三角形状に拡開する形状をなすとともに、その前端部には、座5の前下部が、左右方向の基軸6をもって枢着されている。
【0022】
座5は、図1に示すように、後上向きに傾斜する待機状態のA位置と、図1に想像線で示すように、ほぼ水平な通常使用状態のB位置と、やや後下向きに傾斜するリクライニング使用状態のC位置とに、基軸6を中心として回動しうるようになっている。
【0023】
座5には、その両側後部において、左右1対の肘掛け7、7が、一体的に形成されている。
各肘掛け7は、座5の後部両側から起立し、かつ後面が、後記する背凭れ9の支軸11を中心とする側面視半円弧状または扇形の湾曲面8に突出する背凭れ枢支部7aと、この背凭れ枢支部7aの上部より前向きに延出する上向弧状の肘当て部7bとからなり、全体の形状は、前上方に向かって収束する側面視ほぼ前向三角形をなしている。
【0024】
肘当て部7bの前後方向の寸法は、その前端部が、図1に示す待機状態のA位置において、座5の枢着部である基軸6の中心を通る垂直線よりも前方に位置するように設定されている。
また、座5が通常使用状態のB位置にあるときには、肘当て部7bの前端部が、座5が枢着されている基軸6の中心を通る垂直線よりも若干後方に位置するようにしてある。
【0025】
左右の肘掛け7、7における背凭れ枢支部7aのやや前方寄りの外側面には、背凭れ9の両側下部より前方に延出する前向側片10の前端部が、ほぼ左右方向を向く支軸11をもって枢着され、背凭れ9は、座5および肘掛け7に対して、通常使用状態のB位置と、リクライニング使用状態のC位置リクライニング使用状態のC位置とに、支軸11を中心として回動しうるようになっている。
なお、背凭れ枢支部7aの外側面は、前向側片10の枢着部が最外方に位置するように外向きに膨出させてあり、前向側片10の内面が、背凭れ枢支部7aの外側面と広範囲に接触しないようにしてある。
【0026】
背凭れ9の両側下部における背凭れ枢支部7aの後面と対向する部分は、背凭れ枢支部7aの後面の湾曲面8とほぼ補形をなす円弧状の凹曲面12としてあり、互いの対向面が近接するようにして、背凭れ9は、支軸11を中心として回動しうるようになっている。
背凭れ9における後記する下部フレーム20の左右方向の中央部と、支基3の前端部上面との間には、背凭れ9を起立方向に付勢するガススプリング、または圧縮ばね等からなる第1の付勢手段13が設けられている。
【0027】
また、支基3内には、座5を待機状態のA位置に向かって付勢することにより、着座者が起立するのを補助しうる第2の付勢手段14が設けられている。
この第2の付勢手段14は、例えば軸線が左右方向を向くゴムトーションユニット15と、このゴムトーションユニット15に連係され、図1において側面視反時計方向に付勢された後方を向く第1リンク16と、この第1リンク16の先端部に左右方向の軸をもって下端部が枢着され、かつ上端部が、座5の前後方向の中間部の下面に、左右方向の軸をもって枢着された斜め後上方を向く第2リンク17とからなっている。
【0028】
肘掛け7は、座5と一体的に形成されているので、座5が待機状態のA位置と通常使用状態のB位置とに回動したり、背凭れ9が傾動したりしても、座5に対する肘掛け7の相対位置が変化することはなく、待機状態のA位置と通常使用状態のB位置まで、肘を自然な状態で肘掛け7に掛けることができ、椅子の使い勝手が向上する。
【0029】
また、座5が待機状態のA位置にあるときは、肘掛け7における肘当て部7bの前端部が、座5を枢着している基軸6の中心を通る垂直線よりも前方に位置するようにしてあるので、待機状態のA位置において、肘当て部7bの前端部に手を掛けて着座する際に、その荷重により、座5が下方に回動してしまう恐れはなく、安心して着座することができる。
【0030】
さらに、座5の後両側部より起立する背凭れ枢支部7aに、背凭れ9の両側下部より前方に延出する前向側片10の前端部を枢着し、かつ背凭れ枢支部7aと背凭れ9の下部との対向面を、支軸11を中心とする円弧状または扇形の湾曲面8および円弧状の凹曲面12としてあるので、背凭れ9を、座5および肘掛け7と干渉させることなく、大きく後傾させることができる。
しかも、背凭れ9の下部は、座5と一体をなす肘掛け7の背凭れ枢支部7aに、強固に枢着することができるので、上下寸法の大きな背凭れ9でも、安定して、円滑に回動しうるように支持することができる。
【0031】
背凭れ9は、図2に示すように、上下方向を向く左右1対の側部フレーム18,18と、これら左右の側部フレーム18,18の上端同士を連結する、左右方向を向く上部フレーム19と、左右の側部フレーム18、18の下端同士を連結する、左右方向を向く下部フレーム20と、前記上部フレーム19と下部フレーム20の左右方向の中間部同士を連結し、かつ両側部フレーム18、18より後方に位置する上下方向を向く中間フレーム21とをもって、正面形が縦長方形枠状に形成した背凭れフレーム22を備えている。
【0032】
背凭れフレーム22は、両側部フレーム18、18の下部と、中間フレーム21の下部とは、側面視において、曲率中心が前方に位置する円弧状の湾曲形状とし、上部フレーム19と下部フレーム20とは、平面視において、中間部が両側部より後方に位置する湾曲形状としてある。
これにより、背凭れ9の下部が、座5および肘掛け7の後端より後方に離間し、背凭れ9が回動する際、座5および肘掛け7の後端と干渉するのが防止され、背凭れ9の後方への回動範囲を大とすることができる。
【0033】
背凭れフレーム22の上端には、両側部フレーム18、18の上端に、上方を向き、かつ側面視において中間部が上下部より前方に位置するように湾曲する延長フレーム23、23を連設し、両延長フレーム23、23の上端同士を、左右方向を向く頂部フレーム24により連結することにより形成したヘッドレストフレーム25が一体的に設けられている。
【0034】
背凭れフレーム22とヘッドレストフレーム25とには、多孔シート状の張材、例えばクロス等によって下端と両側下部とが開口する袋状に編成した伸縮性を有するメッシュ状の張材26が張設されている。
【0035】
張材26は、図2および図3に示すように、背凭れフレー22に対して前面26A側における網目27と、その後面26B側における網目28の形状が同一形状となっているとともに、これら網目27,28の大きさは、前面26A側を細かくし、その後面26B側を粗くなるように、互いに異ならせてある。
これにより、椅子の背凭れ9を前方から視認したとき、網目27,28の形状に似た複数の集合形状からなる明瞭な模様となって、背凭れ9の全面に鮮明に現出しうるようになっている。
【0036】
この場合、張材26における前面26Aの網目27の大きさは、後面26Bの網目28の大きさを100%としたときに、前面26Aの網目27の大きさが、後面26Bの網目28に対して95%から80%の範囲内とすることが好ましい。
すなわち、張材26における前面26Aの網目27の大きさが95%以上のように、後面26Bの網目28の大きさと差がない場合には、モレア模様が、従来とほぼ同様に、単純で変化に乏しく、デザイン的にも深みがなく、前面26Aの網目27の大きさが80%以下、たとえば50%では、組合せによる面白さがなく、また、25%以下では、単に、前面26Aの網目27の柄と後面26Bの網目28の柄とを重ね合わせた、変化に乏しい模様になる。
【0037】
図4は、背凭れフレームへの張材の張設状態を示す分解斜視図である。
【0038】
背凭れフレーム22に張材26を張設するには、図4に示すように、袋状に形成した張材26の下部開口を利用して、張材26を背凭れフレーム22の上端から被嵌することにより行われる。
張材26は、その下端開口部の前後縁を、背凭れフレーム22における下部フレーム20の下方において、面ファスナ、ホック、ファスナ、その他の結合手段(いずれも図示略)により、互いに結合することにより、下部フレーム20の下端部に取付けられている。
【0039】
図5は、後面の張材に対する前面の張材の網目の大きさの変化(%)によるモアレ模様のパターンを示し、図5(A)は、後面の張材に対して前面の張材の網目が95%の大きさの場合の模様図、図5(B)は、後面の張材に対して前面の張材の網目が90%の大きさの場合の模様図、図5(C)は、後面の張材に対して前面の張材の網目が80%の大きさの場合の模様図である。
【0040】
図5に示すように、張材26における前面26Aの網目27と後面26Bの網目28を、同一形状の丸(球)型にした場合には、網目27,28の丸(球)状の形状に似た複数の集合形状からなる明瞭なモレア模様が、後面の張材26Bの網目28に対して前面の張材26Aの網目27の大きさが小さくなるにしたがって数を増やしながら、背凭れ9の全面に鮮明に現出する。
【0041】
図6は、後面の張材に対する前面の張材の網目の大きさの変化(%)によるモアレ模様のパターンの他の実施形態を示し、図6(A)は、後面の張材に対して前面の張材の網目が95%の大きさの場合の模様図、図6(B)は、後面の張材に対して前面の張材の網目が90%の大きさの場合の模様図、図6(C)は、後面の張材に対して前面の張材の網目が80%の大きさの場合の模様図である。
【0042】
図6に示すように、張材26における前面26Aの網目27と後面26Bの網目28を、同一形状の縦長四角型にした場合には、縦筋状のモレア模様が、規則的に横方向に並列して、背凭れ9の全面に亘って鮮明に現出する。
【0043】
なお、上記の実施形態では、多孔シート状の張材として、クロス等からなるメッシュ状をなす張材を用いたが、孔部を多数開口させたパンチングメタルや、網目状に編成したワイヤ等を用いることも可能である。
【符号の説明】
【0044】
1 ベース
2 脚柱
3 支基
4 下部構成体
5 座
6 基軸
7 肘掛け
7a 背凭れ枢支部
7b 肘当て部
8 湾曲面
9 背凭れ
10 前向側片
11 支軸
12 凹曲面
13 第1の付勢手段
14 第2の付勢手段
15 ゴムトーションユニット
16 第1リンク
17 第2リンク
18 側部フレーム
19 上部フレーム
20 下部フレーム
21 中間フレーム
22 背凭れフレーム
23 延長フレーム
24 頂部フレーム
25 ヘッドレストフレーム
26 張材
26A 前面
26B 後面
27 網目(孔部)
28 網目(孔部)
A 待機状態の背凭れ位置
B 通常使用状態の背凭れ位置
C リクライニング使用状態の背凭れ位置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下方向を向く左右の側部フレームの上端同士を、左右方向を向く上部フレームにより連結して、背凭れフレームを形成するとともに、この背凭れフレームの前面と後面とに、多孔シート状の張材を張設してなる椅子の背凭れ装置において、
前記背凭れフレームの前後両面における張材の前後両面の孔部の形状を同一形状とし、かつそれらの孔部の大きさを、前記背凭れフレームの前面と後面とで異なるものとしたことを特徴とする椅子の背凭れ装置。
【請求項2】
多孔シート状の張材を、メッシュ状の張材とした請求項1記載の椅子の背凭れ装置。
【請求項3】
多孔シート状の張材における各孔部の大きさ、またはメッシュ状の張材における網目の大きさを、背凭れフレームの前面側を細かく、その後面側を粗くした請求項1または2記載の椅子の背凭れ装置。
【請求項4】
張材の前面側の孔部または網目の大きさを、その後面側の孔部または網目の大きさに対して95%〜80%の範囲内のものとした請求項1〜3のいずれかに記載の椅子の背凭れ装置。
【請求項5】
張材を、下方が開口する袋状とした請求項1〜4のいずれかに記載の椅子の背凭れ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−207290(P2010−207290A)
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−54129(P2009−54129)
【出願日】平成21年3月6日(2009.3.6)
【出願人】(000000561)株式会社岡村製作所 (1,415)
【Fターム(参考)】