説明

楽曲再生装置、投稿管理装置、照明パターン検索方法及びプログラム

【課題】複数のカラオケルーム間またはカラオケ店舗間で調光装置が異なる場合であっても、複数の投稿された照明パターンの中から利用可能な照明パターンを検索することができる楽曲再生装置、投稿管理装置、照明パターン検索方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】サーバ130は、検索依頼が含む照明装置識別情報と一致する照明パターン情報が、決定された照明パターン情報の中に存在するか否かを判定する。一致する照明パターン情報が存在していると判定された場合、候補リストに、検索された照明パターン情報を登録する。次に、サーバ130は、検索依頼が含む照明装置識別情報と一部が一致する照明パターン情報が、決定された照明パターン情報の中に存在するか否かを判定する。一部が一致する照明パターン情報が存在していると判定された場合、候補リストに、検索された照明パターン情報を登録する。候補リストが、コマンダ1bに送信される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明器具が設置された楽曲再生装置に関する。具体的には、楽曲再生装置のユーザの嗜好に合わせて、照明器具により照らされる照明パターンを変更可能な楽曲再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、照明パターンが変更可能な楽曲再生装置が知られている。例えば、特許文献1に記載の楽曲再生装置では、カラオケの楽曲が再生されるとき、部屋に設置された調光装置が動作される。再生される楽曲のデータに基づいて、調光装置が動作される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平9−281962号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年のネットワーク技術の進歩にそって、ネットワークに数多くのデータを共有することが可能になってきている。ネットワークでデータを共有するために、所定のサーバ装置またはクラウドシステムにデータをアップロードすることを、以下、「投稿」と呼ぶ。このようなネットワーク環境では、各カラオケルームで使用された調光装置の照明パターンが投稿可能になってきている。これにより、複数のカラオケルーム間で、照明パターンを共有して利用することが可能になる。しかしながら、複数のカラオケルーム、または複数のカラオケ店舗間で、配置される調光装置が異なる場合がある。例えば、ある第1のカラオケルームには、ミラーボール、変光ライトが設置されているのに対し、ある第2のカラオケルームには、変更ライトしか設置されていない場合である。この場合、第1のカラオケルームの照明パターンを、第2のカラオケルームの使用者がダウンロードしたとしても、第2のカラオケルームの使用者は、照明パターンを利用することができなかった。
【0005】
本発明は、以上のことを鑑みてなされたものである。本発明の目的は、複数のカラオケルーム間またはカラオケ店舗間で調光装置が異なる場合であっても、複数の投稿された照明パターンの中から利用可能な照明パターンを検索することができる楽曲再生装置、投稿管理装置、照明パターン検索方法及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明によれば、複数の楽曲再生装置により投稿管理装置へデータが投稿される通信システムにおける楽曲再生装置であって、前記通信システムで使用される照明装置を識別する照明装置識別情報であって、前記楽曲再生装置に接続された照明装置を識別する第1照明装置識別情報を記憶する第1記憶手段と、複数の楽曲の中から所定の楽曲が出力されるとき、出力される楽曲を識別する第1楽曲識別情報と、楽曲の出力中に使用された照明装置を識別する第2照明装置識別情報と、前記使用された照明装置により照明された照明パターンを示す照明パターン情報とを対応付けて、投稿照明情報として記憶する第2記憶手段と、前記第2記憶手段に記憶された前記投稿照明情報を、ネットワークに接続された投稿管理装置へ送信する第1送信手段と、楽曲が出力される場合、前記投稿管理装置で管理される前記投稿照明情報の中から、前記第1記憶手段により記憶された前記照明装置識別情報と、出力される楽曲を識別する第2楽曲識別情報とを含む前記投稿照明情報を検索する第1検索手段と、を備えることを特徴とする楽曲再生装置である。
【0007】
請求項2に記載の発明によれば、前記楽曲再生装置は、前記第1検索手段により前記投稿照明情報が検索される場合、前記投稿管理装置で管理される前記投稿照明情報の中から、前記第1記憶手段により記憶された前記第1照明装置識別情報と一致する前記第2照明装置識別情報である前記投稿照明情報があるか否かを判定する第1判定手段をさらに備え、前記第1判定手段により一致する前記第2照明装置識別情報である前記投稿照明情報がないと判定された場合、前記第1検索手段は、前記第1記憶手段により記憶された前記第1照明装置識別情報との一致度合いが高い前記投稿照明情報を優先して検索することを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明によれば、前記楽曲再生装置は、前記通信システムで使用される照明装置を識別する照明装置識別情報と、前記照明装置識別情報により識別される照明装置と代替可能な照明装置を示す第3照明装置識別情報とを対応付けて、代替情報として記憶する第3記憶手段と、前記第1判定手段により一致する前記第2照明装置識別情報である前記投稿照明情報がないと判定された場合、前記第2記憶手段に記憶された前記第2照明装置識別情報の中で、一致しなかった前記第1照明装置識別情報と代替可能な照明装置を含む前記投稿照明情報を、前記投稿管理装置で管理される前記投稿照明情報の中から、前記第1検索手段は検索することを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明によれば、複数の楽曲再生装置によりデータが投稿される通信システムにおいて、前記複数の楽曲再生装置から投稿された投稿照明情報を管理する投稿管理装置であって、前記楽曲再生装置から、照明パターンを検索するために送信される検索メッセージであって、前記楽曲再生装置に接続された照明装置を識別する第1照明装置識別情報と、前記楽曲装置で出力される楽曲を識別する第1楽曲識別情報とを含む前記検索メッセージを受信する受信手段と、前記複数の楽曲再生装置のいずれかから投稿された投稿照明情報であって、楽曲が出力されるときに使用された照明装置を識別する第2照明装置識別情報と、前記使用された照明装置により照明された照明パターンを示す照明パターン情報と、再生された楽曲を識別する第2楽曲識別情報とを対応付けて前記投稿照明情報として記憶する第4記憶手段と、前記第4記憶手段に記憶される前記投稿照明情報の中から、前記受信手段により受信された前記第1照明装置識別情報を含む前記投稿照明情報を検索する第2検索手段と、前記第2検索手段により検索された前記投稿照明情報を、前記検索メッセージの送信元の楽曲再生装置へ向けて送信する第2送信手段と、を備えることを特徴とする投稿管理装置である。
【0010】
請求項5に記載の発明によれば、前記投稿管理装置は、前記検索手段により前記投稿照明情報が検索される場合、前記第4記憶手段が記憶する前記投稿照明情報の中から、前記受信手段により受信された前記検索メッセージが含む前記第1照明装置識別情報と一致する前記第2照明装置識別情報である前記投稿照明情報があるか否かを判定する第1判定手段をさらに備え、前記第1判定手段により一致する前記第2照明装置識別情報である前記投稿照明情報がないと判定された場合、前記第2検索手段は、前記受信手段により受信された前記検索メッセージが含む前記第1照明装置識別情報との一致度合いが高い前記投稿照明情報を優先して検索することを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の発明によれば、前記投稿管理装置は、前記通信システムで使用される照明装置を識別する照明装置識別情報と、前記照明装置識別情報により識別される照明装置と代替可能な照明装置を示す第3照明装置識別情報とを対応付けて、代替情報として記憶する第5記憶手段をさらに備え、前記第1判定手段により、前記第1照明装置識別情報と一致する前記第2照明装置識別情報である前記投稿照明情報がないと判定された場合、前記第4記憶手段に記憶された前記第2照明装置識別情報の中で、一致しなかった前記第1照明装置識別情報と代替可能な照明装置を含む前記投稿照明情報を、前記投稿管理装置で管理される前記投稿照明情報の中から、前記第2検索手段は検索することを特徴とする。
【0012】
請求項7に記載の発明によれば、複数の楽曲再生装置により投稿管理装置へデータが投稿される通信システムにおける楽曲再生装置であって、前記通信システムで使用される照明装置を識別する照明装置識別情報であって、前記楽曲再生装置に接続された照明装置を識別する第1照明装置識別情報を記憶する第1記憶手段と、複数の楽曲の中から所定の楽曲が出力されるとき、出力される楽曲を識別する第1楽曲識別情報と、楽曲の出力中に使用された照明装置を識別する第2照明装置識別情報と、前記使用された照明装置により照明された照明パターンを示す照明パターン情報とを対応付けて、投稿照明情報として記憶する第2記憶手段とを備える前記楽曲再生装置のコンピュータに、前記第2記憶手段に記憶された前記投稿照明情報を、ネットワークに接続された投稿管理装置へ送信する送信ステップと、楽曲が出力される場合、前記投稿管理装置で管理される前記投稿照明情報の中から、前記第1記憶手段により記憶された前記照明識別情報と、出力される楽曲を識別する第2楽曲識別情報とを含む前記投稿照明情報を検索する検索ステップと、を実行させることを特徴とするプログラムである。
【0013】
請求項8に記載の発明によれば、複複数の楽曲再生装置により投稿管理装置へデータが投稿される通信システムにおける楽曲再生装置であって、前記通信システムで使用される照明装置を識別する照明装置識別情報であって、前記楽曲再生装置に接続された照明装置を識別する第1照明装置識別情報を記憶する第1記憶手段と、複数の楽曲の中から所定の楽曲が出力されるとき、出力される楽曲を識別する第1楽曲識別情報と、楽曲の出力中に使用された照明装置を識別する第2照明装置識別情報と、前記使用された照明装置により照明された照明パターンを示す照明パターン情報とを対応付けて、投稿照明情報として記憶する第2記憶手段とを備える前記楽曲再生装置の照明パターン検索方法であって、前記第2記憶手段に記憶された前記投稿照明情報を、ネットワークに接続された投稿管理装置へ送信する送信ステップと、楽曲が出力される場合、前記投稿管理装置で管理される前記投稿照明情報の中から、前記第1記憶手段により記憶された前記照明識別情報と、出力される楽曲を識別する第2楽曲識別情報とを含む前記投稿照明情報を検索する検索ステップと、を含む照明パターン検索方法である。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に記載の発明によれば、楽曲が出力される場合、投稿管理装置で管理される投稿照明情報の中から、第1記憶手段により記憶された照明装置識別情報と、出力される楽曲を識別する第2楽曲識別情報とを含む前記投稿照明情報を、第1検索手段は検索する。従って、楽曲再生装置が接続された照明装置に合った照明パターンを検索することができる。この結果、複数のカラオケルーム間またはカラオケ店舗間で照明装置が異なる場合であっても、複数の投稿された照明パターンの中から利用可能な照明パターンを検索することができる。
【0015】
請求項2に記載の発明によれば、第1判定手段により一致する第2照明装置識別情報である投稿照明情報がないと判定された場合、第1検索手段は、第1記憶手段により記憶された第1照明装置識別情報との一致度合いが高い投稿照明情報を優先して検索する。従って、楽曲再生装置に接続された照明装置にできる限り合った照明パターンを検索することができる。この結果、複数のカラオケルーム間またはカラオケ店舗間で照明装置が異なる場合であっても、複数の投稿された照明パターンの中から、完全に一致はしないが、利用可能な照明パターンを検索することができる。
【0016】
請求項3に記載の発明によれば、第1判定手段により一致する第2照明装置識別情報である投稿照明情報がないと判定された場合、第2記憶手段に記憶された第2照明装置識別情報の中で、一致しなかった第1照明装置識別情報と代替可能な照明装置を含む投稿照明情報を、投稿管理装置で管理される投稿照明情報の中から、第1検索手段は検索する。従って、楽曲再生装置が接続された照明装置に一致した照明パターンを検索することができない場合であっても、代替可能な照明パターンを検索することができる。この結果、複数のカラオケルーム間またはカラオケ店舗間で照明装置が異なる場合であっても、複数の投稿された照明パターンの中から、代替可能な照明パターンを検索することができる。
【0017】
請求項4に記載の発明によれば、楽曲再生装置から、照明パターンを検索するために送信される検索メッセージであって、楽曲再生装置に接続された照明装置を識別する第1照明装置識別情報と、楽曲装置で出力される楽曲を識別する第1楽曲識別情報とを含む検索メッセージを、受信手段は受信する。第4記憶手段に記憶される投稿照明情報の中から、受信手段により受信された第1照明装置識別情報を含む投稿照明情報を、第2検索手段は、検索する従って、楽曲再生装置が接続された照明装置に合った照明パターンを検索することができる。この結果、複数のカラオケルーム間またはカラオケ店舗間で照明装置が異なる場合であっても、複数の投稿された照明パターンの中から利用可能な照明パターンを検索することができる。
【0018】
請求項5に記載の発明によれば、第1判定手段により一致する第2照明装置識別情報である投稿照明情報がないと判定された場合、第2検索手段は、受信手段により受信された検索メッセージが含む第1照明装置識別情報との一致度合いが高い投稿照明情報を優先して検索する。従って、楽曲再生装置に接続された照明装置にできる限り合った照明パターンを検索することができる。この結果、複数のカラオケルーム間またはカラオケ店舗間で照明装置が異なる場合であっても、複数の投稿された照明パターンの中から、完全に一致はしないが、利用可能な照明パターンを検索することができる。
【0019】
請求項6に記載の発明によれば、第1判定手段により、第1照明装置識別情報と一致する第2照明装置識別情報である投稿照明情報がないと判定された場合、第4記憶手段に記憶された第2照明装置識別情報の中で、一致しなかった第1照明装置識別情報と代替可能な照明装置を含む投稿照明情報を、投稿管理装置で管理される投稿照明情報の中から、第2検索手段は検索する。従って、楽曲再生装置が接続された照明装置に一致した照明パターンを検索することができない場合であっても、代替可能な照明パターンを検索することができる。この結果、複数のカラオケルーム間またはカラオケ店舗間で照明装置が異なる場合であっても、複数の投稿された照明パターンの中から、代替可能な照明パターンを検索することができる。
【0020】
請求項7及び請求項8に記載の発明によれば、楽曲が出力される場合、投稿管理装置で管理される投稿照明情報の中から、第1記憶手段により記憶された照明識別情報と、出力される楽曲を識別する第2楽曲識別情報とを含む投稿照明情報を、検索ステップは検索する。従って、楽曲再生装置が接続された照明装置に合った照明パターンを検索することができる。この結果、複数のカラオケルーム間またはカラオケ店舗間で照明装置が異なる場合であっても、複数の投稿された照明パターンの中から利用可能な照明パターンを検索することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本実施形態の楽曲再生システムの概要構成図と、コマンダ1の電気的構成を示す概念図である。
【図2】本実施形態における照明パターン情報が照明パターン情報記憶領域66aに記憶される記憶状態を示す概念図である。
【図3】本実施形態の照明パターン情報の検索処理を説明する説明図である。
【図4】本実施形態の照明パターン情報の検索処理を説明する説明図である。
【図5】コマンダ1におけるコマンダメイン動作の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】サーバ130におけるサーバメイン動作の処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
[最良の実施形態]
以下、図面に沿って、本発明を適用した最良の実施形態について説明する。
【0023】
[楽曲再生システムの概要構成]
図1は、本実施形態の楽曲再生システムの概要構成を説明する説明図である。図1に示すように、楽曲再生システムは、複数のコマンダ1と、サーバ130とから構成される。各コマンダ1は、ネットワークLAN100を介して、サーバ130と通信可能である。また、各コマンダ1は、LAN100とルータ120とを介して外部ネットワークと通信可能である。外部ネットワークは、例えば、インターネットである。各コマンダ1は、例えば、各カラオケルームに配置される。本実施形態では、各コマンダ1と、照明装置40とが電気的に接続される。本実施形態の楽曲再生システムは、本発明の通信システムの一例である。また、本実施形態のコマンダ1は、本発明の楽曲再生装置の一例である。また、本実施形態のサーバ130は、本発明の投稿管理装置の一例である。
【0024】
[照明装置40の概要構成]
本実施形態のコマンダ1には、照明装置40が接続可能である。コマンダ1には、複数種類の照明装置が接続可能である。照明装置40は、例えば、ミラーボール、複数色のバーライト、ミラーボールスポットである。
【0025】
ミラーボールは、照射器でミラーボールに光を当てながら、ミラーボールを回転させることで照明効果を得る装置である。また、ミラーボールは、ミラーボール自ら照明光を発する装置であっても良い。
【0026】
複数色のバーライトは、複数のライトを備える。備えられた複数のライトにより、夫々異なる色が照らされることで、照明効果を得る装置である。ユーザは、複数色バーライトに照明させる色を設定することで、複数色バーライトにより各種色を照らすことができる。
【0027】
ミラーボールスポットは、1つのライトと、回転可能なカラーホイルを備える。ライトから光を照射する照射方向に沿って、カラーホイルは回転可能に配置される。カラーホイルが所定の角度を回転することで、ライトから照射される光の色を変更することができる。
【0028】
これら照明装置は、照明装置40に備えられるコントローラ40aにより制御される。コントローラ40aにより照明装置40により照明される色、または、照明パターンを変更することが可能になる。本実施形態では、照明パターンは、照明装置40により時系列に沿って照明される色のパターンを意味する。本実施形態では、コマンダ1による楽曲の進行に合わせて、照明装置40により照明パターンが設定可能である。コマンダ1の照明装置40により照明された照明パターンが、サーバ130へ投稿される。照明パターンの詳細は後述する。
【0029】
[コマンダ1の概要構成]
図1に示すように、コマンダ1は、制御部12と、LANインターフェース部14と、記憶部16と、操作処理部22と、シンセサイザ24と、ビデオRAM32と、映像再生部34と、映像制御部38とを備える。
【0030】
制御部12は、LANインターフェース部14と、記憶部16と、操作処理部22と、シンセサイザ24と、ビデオRAM32と、映像再生部34と、映像制御部38と電気的に接続される。制御部12は、コマンダ1の各種構成を制御する。制御部12は、例えば、CPU及びRAM等から構成されるコントローラである。なお、制御部12のRAMには、照明装置識別情報が一時記憶される。照明装置識別情報は、コマンダ1に接続可能な照明装置40を識別する情報である。照明装置40がコマンダ1に接続されたとき、接続された照明装置40の照明装置識別情報がRAMに一時記憶される。本実施形態の制御部12のRAMは、本発明の第1記憶手段の一例である。
【0031】
LANインターフェース部14は、コマンダ1とLAN100と接続する。LANインターフェース部14により、コマンダ1は、ルータ120を介してインターネット、ナビ、サーバ130及び他のコマンダと通信可能になる。
【0032】
操作処理部22は、操作部18と、赤外線受信部20と電気的に接続される。操作部18は、コマンダ1のユーザにより操作される。操作部18により操作され、入力された信号が操作処理部22に出力される。また、赤外線受信部20は、図示しないナビにより送信された赤外線を受信する。ナビは、コマンダ1に操作指令を送信するリモコンである。受信された赤外線の信号は、操作処理部22に出力される。操作処理部22は、出力された夫々の信号にも基づいて、操作内容を決定する。決定された操作内容に基づいて、制御部12は、コマンダ1を制御する。
【0033】
記憶部16は、コマンダ1で出力する楽曲データ及び映像データを記憶する。記憶部16は、例えば、HardDisk(HD)等の高容量の記憶媒体である。操作処理部22により決定された操作内容に基づいて、記憶部16に記憶された楽曲データまたは映像データが制御部12により読み出される。そして、記憶部16に記憶された映像データに従って、制御部12は、ビデオRAM32または映像再生部34または映像制御部38に、映像を出力させる指令を送信する。
【0034】
図1に示すように、制御部12は、ビデオRAM32と映像再生部34と、映像制御部38とに電気的に接続される。また、映像制御部38は、表示部36と電気的に接続される。ビデオRAM32は、読み出された映像データを一時記憶する。制御部12により出力される指令に従って、映像再生部34は、ビデオRAM32に一時記憶された映像データを、表示部に出力させる信号に変換する。変換された信号は、映像制御部38に送信される。映像制御部12により送信された指令に従って、映像制御部38は、表示部36に映像を表示させる指令を送信する。映像制御部38は、映像再生部により送信された信号に基づいて、表示部36に所定の映像を表示させる。表示部36は、例えば、ディスプレイである。
【0035】
また、記憶部16に記憶された楽曲データに従って、制御部12は楽曲データを出力させる指令を、シンセサイザ24に送信する。そして、制御部12により送信された指令に従って、シンセサイザ24は、楽曲データに基づいて音信号を生成する。音信号は、ミキシングアップ30を介してスピーカ28により音を出力させるための信号である。図1に示すように、シンセサイザ24は、ミキシングアンプ30と電気的に接続される。また、ミキシングアップ30は、マイク制御部26とスピーカ28とに電気的に接続される。
【0036】
マイク制御部26は、図示しないマイクと接続される。マイクにより入力された情報に基づいて、マイク制御部26は、音声信号を生成する。マイク制御部26は、生成された音声信号をミキシングアンプ30に出力する。マイク制御部28により送信された音声信号またはシンセサイザ24により送信された音信号に基づいて、ミキシングアンプ30は、マイクにより入力された音声または楽曲データの音をスピーカ28により出力させる。マイク制御部26により送信された音声信号とシンセサイザ24により送信された音信号との両方が、ミキシングアンプ30に送信された場合、ミキシングアンプ30は、マイクにより入力された音声と楽曲データの音とを合成してスピーカ28により出力させる。
【0037】
また、記憶部16は、プログラム記憶領域16aを備える。プログラム記憶領域16aは、コマンダ1のコマンダメイン動作処理プログラムを記憶する。コマンダメイン動作処理プログラムは、コマンダ1に後述するコマンダメイン動作処理を実行させるプログラムである。なお、コマンダ1のコマンダメイン動作処理プログラムは、例えば、ネットワーク上の所定のサーバからダウンロードされるようにしてもよいし、例えば、CD−ROM等の記録媒体に記録されて記録媒体のドライブを介して読み込まれるようにしても良い。
【0038】
[サーバ130の概要構成]
図1に示すように、サーバ130は、制御部62と、LANインターフェース部64と、記憶部66とを備える。
【0039】
制御部62は、LANインターフェース部64と、記憶部66と電気的に接続される。制御部62は、サーバ130の各種構成を制御する。制御部62は、例えば、CPU及びRAM等から構成されるコントローラである。
【0040】
LANインターフェース部64は、サーバ130とLAN100と接続する。LANインターフェース部64により、サーバ130は、ルータ120を介してインターネット、コマンダ1及びナビと通信可能になる。
【0041】
本実施形態の記憶部66は、照明パターン情報記憶領域66aと、プログラム記憶領域66bとを含む。照明パターン情報記憶領域66aは、照明パターン情報を記憶する。具体的には、照明パターン情報記憶領域66aは、コマンダ1から投稿される照明パターン情報を記憶する。図2は、本実施形態における照明パターン情報が照明パターン情報記憶領域66aに記憶される記憶状態を示す概念図である。図2に示すように、本実施形態では、照明パターン情報が、照明パターン情報記憶領域66aに記憶される。さらに、本実施形態では、楽曲識別情報と照明装置識別情報とが、照明パターン情報と対応付けられて照明パターン情報記憶領域66aに記憶される。
【0042】
照明パターン情報は、コマンダ1の照明装置40により時系列に沿って照明される色の照明パターンを示す情報である。本実施形態では、複数色バーライト及びミラーボールスポットの照明パターン情報は、複数色バーライトまたはミラーボールスポットにより照明される色である。複数色バーライトは、複数のライトを備える。複数のライトにより夫々異なった色が照明されることで、所定の色が照明される。ミラーボールスポットは、カラーホイルが所定の角度を回転することで、ライトから照射される光の色を変更することができる。具体的には、時系列に沿って複数色バーライトまたはミラーボールスポットにより照明される色が、照明パターン情報である。なお、本実施形態では、複数色バーライトとミラーボールスポットとは、代替可能である。これは、複数色バーライトとミラーボールスポットとは、複数の色が照明可能であるためである。複数色バーライトで照明した色を、ミラーボールスポットで代替的に照明できるため、代替可能となる。具体的には、複数色バーライトで照明した色を示すパターン情報を、ミラーボールスポットが受信する。ミラーボールスポットは、受信したパターン情報に従って所定の色を照明する。また、逆に、ミラーボールスポットで照明した色を示すパターン情報を、複数色バーライトが受信する。複数色バーライトは、受信したパターン情報に従って所定の色を照明する。この動作により、複数色バーライトとミラーボールスポットとは、代替可能である。上述した代替可能な照明装置は、代替可能な照明装置の照明装置識別情報が互いに対応付けられて記憶部66または記憶部16に記憶される。本実施形態の代替可能な照明装置の照明装置識別情報が互いに対応付けられて記憶される記憶部16は、本発明の第3記憶手段の一例である。実施形態の代替可能な照明装置の照明装置識別情報が互いに対応付けられて記憶される記憶部66は、本実施形態の第5記憶手段の一例である。
【0043】
また、ミラーボールの場合、時系列に沿ってミラーボールに向けて光が照射される強さが、照明パターン情報である。具体的には、ミラーボールに向けて光が照射される、または、照射されないことを示す情報が、時系列に沿って設定される。時系列に沿って設定された情報が、ミラーボールの照明パターン情報となる。なお、ミラーボールは、複数色バーライト及びミラーボールスポットと代替は不可能である。これは、ミラーボールは、ミラーボールに向けて光が照射することで照明する装置であり、複数色バーライト及びミラーボールスポットと照明原理が異なるためである。
【0044】
楽曲識別情報は、コマンダ1により出力される楽曲データを識別する情報である。楽曲識別情報は、例えば、楽曲データのタイトル名である。また、楽曲識別情報は、楽曲を識別するIDである。楽曲識別情報は、楽曲データを識別可能な情報であれば、特に限定されない。
【0045】
照明装置識別情報は、コマンダ1と接続可能な照明装置40を識別する情報である。図2に示すように、照明装置識別情報は、例えば、ミラーボール、複数色のバーライト、ミラーボールスポットの名前である。また、照明装置識別情報は、ミラーボール、複数色のバーライト、ミラーボールスポットを識別するIDである。照明装置識別情報は、照明装置を識別可能な情報であれば、特に限定されない。
【0046】
本実施形態では、コマンダ1により楽曲データが出力される際に、照明装置40により所定の色が照明される。照明装置40により照明された照明パターン情報と、照明パターン情報が照明されたときに出力されていた楽曲データの楽曲識別情報とが対応付けられる。そして、対応付けられた照明パターン情報と楽曲識別情報とがコマンダ1の制御部12のRAMに一時記憶される。また、照明装置40により照明された照明パターン情報と、照明装置40により照明パターン情報が照明されたときに用いられた照明装置を示す照明装置識別情報とが対応付けられる。そして、対応付けられた照明パターン情報と照明装置識別情報とが、コマンダ1の制御部12のRAMに一時記憶される。このように一時記憶された楽曲識別情報と照明パターン情報と照明装置識別情報とが、サーバ130へ送信される。サーバ130は、送信された楽曲識別情報と照明パターン情報と装置識別情報とを受信すると、送信された楽曲識別情報と照明パターン情報と装置識別情報とを対応付けて照明パターン情報記憶領域66aに記憶することになる。なお、サーバ130により記憶された照明パターン情報の検索方法の詳細については、後述する。本実施形態の照明パターン情報記憶領域66aは、本発明の第2記憶手段または第5記憶手段の一例である。
【0047】
プログラム記憶領域66bは、サーバ130のサーバメイン動作処理プログラムを記憶する。サーバメイン動作処理プログラムは、サーバ130に後述するサーバメイン動作処理を実行させるプログラムである。なお、サーバ130のサーバメイン動作処理プログラムは、例えば、ネットワーク上の所定のサーバからダウンロードされるようにしてもよいし、例えば、CD−ROM等の記録媒体に記録されて記録媒体のドライブを介して読み込まれるようにしても良い。
【0048】
[照明パターン情報検索処理]
以下、図3及び図4を用いて本実施形態の照明パターン情報の検索処理の詳細について、説明する。図3及び図4は、本実施形態の照明パターン情報の検索処理を説明する説明図である。
【0049】
本実施形態では、まず、照明パターン情報等が、図3に示すコマンダ1aによりサーバ130へアップロードされる(図3(1))。上述した、照明パターン情報と楽曲識別情報と照明装置識別情報とが、コマンダ1aによりサーバ130へアップロードされる。
【0050】
次に、センタサーバ130は、アップロードされた楽曲識別情報と照明パターン情報と照明装置識別情報とを照明パターン情報記憶領域66aに記憶する(図3(2))。
【0051】
そして、図3に示すコマンダ1bが、サーバ130へ照明パターン情報の検索を依頼する(図3(3))。このとき、コマンダ1bから送信される検索依頼には、コマンダ1bに接続される照明装置の照明装置識別情報と、楽曲データを識別する楽曲識別情報が含まれる。
【0052】
サーバ130は検索依頼を受信すると、照明パターン情報を検索する(図4(4))。まず、図4(4)の処理では、サーバ130は、検索依頼が含む楽曲識別情報に対応する照明パターン情報を決定する。例えば、検索依頼が含む楽曲識別情報が「AAA」であった場合、楽曲識別情報「AAA」に対応する照明パターン情報が、照明パターン情報記憶領域66aの中から決定される。
【0053】
そして、図4(4)の処理では、サーバ130は、検索依頼が含む照明装置識別情報と一致する照明パターン情報が、決定された照明パターン情報の中に存在するか否かを判定する。具体的には、検索依頼が含む照明装置識別情報と完全に一致する照明パターン情報が、決定された照明パターン情報の中に存在するか否かを、サーバ130が判定する。一致する照明パターン情報が存在していると判定された場合、候補リストに、検索された照明パターン情報を登録する。図3(3)で送信された検索依頼に、照明装置識別情報として、ミラーボールとバーライトとが含まれている例を挙げて説明する。この場合、ミラーボールとバーライトとが照明装置識別情報に含まれる照明パターン1と、照明パターン6とが検索される。そして、検索された照明パターン1と照明パターン6とが、候補リストに登録される。
【0054】
次に、サーバ130は、検索依頼が含む照明装置識別情報と一部が一致する照明パターン情報が、決定された照明パターン情報の中に存在するか否かを判定する。一部が一致する照明パターン情報が存在していると判定された場合、候補リストに、検索された照明パターン情報を登録する。図3(3)で送信された検索依頼に、照明装置識別情報として、ミラーボールとバーライトとが含まれている例を挙げて説明する。この場合、ミラーボールとバーライトとが照明装置識別情報に一部含まれる照明パターン3が検索される。そして、検索された照明パターン3が候補リストに登録される。本実施形態では、検索依頼が含む照明装置識別情報と一部が一致する照明パターン情報の中から、検索依頼が含む照明装置識別情報と、一致する照明識別情報の数が多い照明パターン情報が、優先的に決定されても良い。優先的に決定された照明パターン情報が候補リストに登録されても良い。また、本実施形態では、検索依頼が含む照明装置識別情報と一部が一致する照明パターン情報の中から、検索依頼が含む照明装置識別情報と、一致する照明識別情報の数が多い照明パターン情報であることを示す識別情報が、付与されても良い。付与された識別情報と対応付けられて、照明パターン情報が候補リストに記憶される。付与された識別情報により、候補リストの中から、検索依頼が含む照明装置識別情報と、一致する照明識別情報の数が多い照明パターン情報を識別することができる。
【0055】
最後に、サーバ130は、検索依頼が含む照明装置識別情報と代替可能な照明装置識別情報を含む照明パターン情報が、決定された照明パターン情報の中に存在するか否かを判定する。このとき、記憶部66または記憶部16に記憶された代替可能な照明装置の照明装置識別情報が参照される。参照した結果、検索依頼が含む照明装置識別情報の中で、代替可能な照明装置識別情報があるか否かが判定される。具体的には、代替可能な照明装置識別情報と一致する照明装置識別情報が、検索依頼の中にあるか否かが判定される。検索依頼が含む照明装置識別情報の中で、代替可能な照明装置識別情報があると判定された場合、以下の処理が実行される。検索依頼が含む照明装置識別情報の中で、代替可能であると判定された照明装置識別情報と対応付けられて、記憶部66または記憶部16に記憶される照明装置識別情報が決定される。決定された照明装置識別情報と、検索依頼が含む照明装置識別情報とが入れ替えられることで、代替可能な照明装置識別情報が決定される。決定された代替可能な照明装置識別情報と完全に一致する照明パターン情報が、決定された照明パターン情報の中に存在するか否かを、サーバ130が判定することになる。また、決定された代替可能な照明装置識別情報と一部が一致する照明パターン情報が、決定された照明パターン情報の中に存在するか否かを、サーバ130が判定しても良い。代替可能な照明装置識別情報と完全に一致する、または、一部が一致する照明パターン情報が存在すると判定された場合、代替可能な照明パターン情報が存在すると判定される。代替可能な照明装置識別情報を含む照明パターン情報が存在していると判定された場合、候補リストに、検索された照明パターン情報を登録する。図3(3)で送信された検索依頼に、照明装置識別情報として、ミラーボールとバーライトとが含まれている例を挙げて説明する。この場合、バーライトと代替可能なミラーボールスポットと、ミラーボールとを示す照明装置識別情報を含む照明パターン4が検索される。そして、検索された照明パターン4が候補リストに登録される。このように、候補リストが生成されることになる。
【0056】
サーバ130は候補リストを生成すると、生成された候補リストをコマンダ1bへ送信する(図4(5))。
【0057】
コマンダ1bは候補リストを受信すると、コマンダ1bのユーザが候補リストの中から所望の照明パターン情報を選択する(図4(6))。
【0058】
そして、コマンダ1bは、選択された照明パターン情報の取得をサーバ130に要求する(図4(7))。
【0059】
サーバ130は、要求された照明パターン情報を、要求元のコマンダ1bへ送信する。このように、候補リストが、コマンダ1bに送信されることで、コマンダ1bの照明装置と一致する照明パターン情報がサーバ130に記憶されていない場合であっても、代替可能な照明パターン情報を取得し、利用することが可能になる。
【0060】
[コマンダメイン動作]
以上説明した構成からなる本実施形態のコマンダ1の動作及び作用について、添付図面を参照して説明する。まず、コマンダ1のコマンダメイン動作及び作用について、添付図面を参照して説明する。図5は、コマンダ1におけるコマンダメイン動作の処理手順を示すフローチャートである。コマンダ1のコマンダメイン動作は、電源またはコンセントを介して商用電源などの外部電源とコマンダ1とが接続されたことにより、遂行される。以下に示す処理は、制御部12により処理される。
【0061】
ステップS101では、選曲処理が指令されたか否かが判定される。選曲処理は、コマンダ1に所望の楽曲を出力させるために選曲する処理である。選曲処理が指令されたと判定された場合(ステップS101:YES)、ステップS102が実行される。選曲処理が指令されたと判定されなかった場合(ステップS101:NO)、ステップS115が実行される。
【0062】
ステップS102では、歌唱する楽曲データが決定される。例えば、楽曲データはユーザにより操作部18が操作されることで決定される。
【0063】
ステップS103では、照明パターン選択処理が指令されたか否かが判定される。照明パターン選択処理は、コマンダ1に所望の照明パターン情報を出力させるために、サーバ130に記憶された照明パターン情報の中から選択する処理である。照明パターン選択処理が指令されたと判定された場合(ステップS103:YES)、ステップS104が実行される。照明パターン選択処理が指令されたと判定されなかった場合(ステップS103:NO)、ステップS109が実行される。
【0064】
ステップS104では、サーバ130へ照明パターン情報の検索依頼が送信される。具体的には、検索依頼には、検索依頼を送信したコマンダ1に接続される照明装置を示す照明装置識別情報と、ステップS102で決定された楽曲データの楽曲識別情報とが含まれる。照明装置識別情報は、コマンダ1と照明装置40とが接続されたときに、制御部12のRAMの所定の記憶領域に、接続された照明装置40の照明装置識別情報が一時記憶される。一時記憶された照明装置識別情報が検索依頼に含まれる。照明装置識別情報が含まれた検索依頼がサーバ130へ送信される。本実施形態のコンピュータとステップS104とは、本発明の第1検索手段の一例である。また、本実施形態のステップS104は、本発明の検索ステップの一例である。
【0065】
ステップS105では、サーバ130から検索結果を受信したか否かが判定される。本実施形態では、検索結果として、候補リストまたは照明パターン情報が無いことの通知のいずれかが受信される。検索結果が受信されたと判定された場合(ステップS105:YES)、ステップS106が実行される。検索結果が受信されたと判定されなかった場合(ステップS105:NO)、ステップS105が繰り返し実行される。
【0066】
ステップS106では、ステップS105で受信した検索結果が制御部12のRAMに一時記憶される。
【0067】
ステップS107では、ステップS106で記憶した候補リストの中から、所望の照明パターン情報が選択されたか否かが判定される。なお、ステップS106で記憶した検索結果が、照明パターン情報が無いことの通知である場合、ステップS107では、所望の照明パターン情報が選択されなかったと判定される。所望の照明パターン情報が選択されたと判定された場合(ステップS107:YES)、ステップS108が実行される。所望の照明パターン情報が選択されたと判定されなかった場合(ステップS107:NO)、ステップS109が実行される。
【0068】
ステップS108では、選択された照明パターン情報が、サーバ130から取得される。ステップS108では、選択された照明パターン情報が、サーバ130からダウンロードされる。ダウンロードされた照明パターン情報が記憶部16に記憶される。
【0069】
ステップS109では、照明パターン情報が設定される。ステップS109では、ステップS102で決定された楽曲データについて、楽曲データの出力中に、照明装置40に照明させる照明パターン情報が設定される。なお、ステップS109は実行されなくても良い。
【0070】
ステップS110では、楽曲データ及び照明パターン情報の出力が開始される。ステップS102で決定された楽曲データが、スピーカ28により出力される。楽曲データが出力されると共に、ステップS108で取得された照明パターン情報またはステップS109で設定された照明パターン情報が、照明装置40により照明される。楽曲データの出力中に、照明装置40により照明された照明パターン情報が、時系列に沿って記憶部16に照明パターン情報として記憶される。
【0071】
ステップS111では、照明操作が行われたか否かが判定される。照明操作は、コントローラ40aが操作されることで、照明装置40の照明を変える操作である。照明操作が行われたと判定された場合(ステップS111:YES)、ステップS112が実行される。照明操作が行われたと判定されなかった場合(ステップS111:NO)、ステップS113が実行される。
【0072】
ステップS112では、ステップS111で照明されたことに基づいて、新たに照明パターン情報が設定される。新たに設定された照明パターン情報に基づいて、照明装置40は照明を行う。新たに設定された照明パターン情報に基づいて、楽曲データの出力中に、照明装置40により照明された照明パターン情報が、時系列に沿って記憶部16に照明パターン情報として記憶される。照明装置40により照明された照明パターン情報と、照明装置40により照明されたときに出力された楽曲データを示す楽曲情報とが、記憶部16に記憶される。ステップS112で照明パターン情報が記憶される記憶部16は、本発明の第2記憶手段の一例である。
【0073】
ステップS113では、楽曲データの出力が終了したか否かが判定される。ステップS113では、ステップS110で出力が開始された楽曲データの出力が終了したか否かが判定される。楽曲データの出力が終了したと判定された場合(ステップS113:YES)、ステップS114が実行される。楽曲データの出力が終了したと判定されなかった場合(ステップS113:NO)、ステップS111が実行される。
【0074】
ステップS114では、ステップS102で決定された楽曲データの楽曲識別情報と、記憶部16に記憶された照明パターン情報と、RAMに記憶された照明装置識別情報とを対応付けてサーバ130へ送信する。本実施形態のコンピュータとステップS114とは、本発明の第1送信手段の一例である。また、本実施形態のステップS114は、本発明の送信ステップの一例である。
【0075】
ステップS115では、その他処理が実行される。
【0076】
ステップS116では、電源がオフされたか否かが判定される。電源がオフされたと判定された場合(ステップS116:YES)、コマンダ1のコマンダメイン動作は終了される。電源がオフされたと判定されなかった場合(ステップS116:NO)、ステップS101が実行される。
【0077】
[サーバメイン動作]
以下、図6を参照して、本実施形態のサーバ130の動作及び作用について説明する。図6は、サーバ130におけるサーバメイン動作の処理手順を示すフローチャートである。サーバ130のサーバメイン動作は、電源またはコンセントを介して商用電源などの外部電源とサーバ130とが接続されたことにより、遂行される。以下に示す処理は、制御部62により処理される。
【0078】
ステップS201では、照明パターン情報がアップロードされたか否かが判定される。具体的には、ステップS201では、コマンダメイン動作のステップS114でコマンダ1により送信された照明パターン情報と楽曲識別情報と照明装置識別情報とがアップロードされたか否かが判定される。照明パターン情報がアップロードされたと判定された場合(ステップS201:YES)、ステップS202が実行される。照明パターン情報がアップロードされたと判定されなかった場合(ステップS201:NO)、ステップS203が実行される。
【0079】
ステップS202では、ステップS201でアップロードされた照明パターン情報が、照明パターン情報記憶領域66aに記憶される。ステップS201でアップロードされた照明パターン情報と楽曲識別情報と照明装置識別情報とが、照明パターン情報記憶領域66aに記憶される。
【0080】
ステップS203では、照明パターン情報の検索依頼が受信されたか否かが判定される。ステップS203で受信される検索依頼は、コマンダ1のコマンダメイン動作のステップS104で送信された検索依頼である。照明パターン情報の検索依頼が受信されたと判定された場合(ステップS203:YES)、ステップS204が実行される。照明パターン情報の検索依頼が受信されたと判定されなかった場合(ステップS203:NO)、ステップS214が実行される。本実施形態のコンピュータとステップS203とは、本発明の受信手段の一例である。
【0081】
ステップS204では、ステップS203で受信した検索依頼が含む楽曲識別情報と一致する照明パターン情報が、照明パターン情報記憶領域66aに記憶されているか否かが判定される。ステップS203で受信した検索依頼が含む楽曲識別情報と一致する照明パターン情報が、照明パターン情報記憶領域66aに記憶されていると判定された場合(ステップS204:YES)、ステップS205が実行される。ステップS203で受信した検索依頼が含む楽曲識別情報と一致する照明パターン情報が、照明パターン情報記憶領域66aに記憶されていると判定されなかった場合(ステップS204:NO)、ステップS212が実行される。
【0082】
ステップS205では、ステップS203で受信した検索依頼が含む楽曲識別情報と一致する照明パターン情報が決定される。
【0083】
ステップS206では、検索依頼元のコマンダ1の照明装置と一致する照明パターン情報が、ステップS205で決定された照明パターン情報の中に存在するか否かが判定される。具体的には、ステップS203で受信した検索依頼が含む照明装置識別情報と完全に一致する照明装置識別情報が、ステップS205で決定された照明パターン情報の中に存在するか否かが判定される。検索依頼元のコマンダ1の照明装置と一致する照明パターン情報が、ステップS205で決定された照明パターン情報の中に存在すると判定された場合(ステップS206:YES)、ステップS207が実行される。検索依頼元のコマンダ1の照明装置と一致する照明パターン情報が、ステップS205で決定された照明パターン情報の中に存在すると判定されなかった場合(ステップS206:NO)、ステップS208が実行される。本実施形態のコンピュータとステップS206とは、本発明の第1判定手段の一例である。
【0084】
ステップS207では、ステップS206で一致すると判定された照明パターン情報が、候補リストに登録される。登録された候補リストは、制御部62のRAMに一時記憶される。本実施形態のコンピュータとステップS207は、本発明の第2検索手段の一例である。
【0085】
ステップS208では、検索依頼元のコマンダ1の照明装置と一部が一致する照明パターン情報が、ステップS205で決定された照明パターン情報の中に存在するか否かが判定される。具体的には、ステップS203で受信した検索依頼が含む照明装置識別情報と一部が一致する照明装置識別情報が、ステップS205で決定された照明パターン情報の中に存在するか否かが判定される。検索依頼元のコマンダ1の照明装置と一部が一致する照明パターン情報が、ステップS205で決定された照明パターン情報の中に存在すると判定された場合(ステップS208:YES)、ステップS209が実行される。検索依頼元のコマンダ1の照明装置と一部が一致する照明パターン情報が、ステップS205で決定された照明パターン情報の中に存在すると判定されなかった場合(ステップS208:NO)、ステップS210が実行される。
【0086】
ステップS209では、ステップS208で一部が一致すると判定された照明パターン情報が、候補リストに登録される。登録された候補リストは、制御部62のRAMに一時記憶される。本実施形態のコンピュータとステップS209は、本発明の第2検索手段の一例である。
【0087】
ステップS210では、検索依頼元のコマンダ1の照明装置と代替可能な照明パターン情報が、ステップS205で決定された照明パターン情報の中に存在するか否かが判定される。具体的には、ステップS203で受信した検索依頼が含む照明装置識別情報と代替可能な照明装置識別情報を含む照明パターン情報が、ステップS205で決定された照明パターン情報の中に存在するか否かが判定される。検索依頼元のコマンダ1の照明装置と代替可能な照明パターン情報が、ステップS205で決定された照明パターン情報の中に存在すると判定された場合(ステップS210:YES)、ステップS211が実行される。検索依頼元のコマンダ1の照明装置と代替可能な照明パターン情報が、ステップS205で決定された照明パターン情報の中に存在すると判定されなかった場合(ステップS210:NO)、ステップS212が実行される。
【0088】
ステップS211では、ステップS210で代替可能であると判定された照明パターン情報が、候補リストに登録される。登録された候補リストは、制御部62のRAMに一時記憶される。本実施形態のコンピュータとステップS211は、本発明の第2検索手段の一例である。
【0089】
ステップS212では、検索依頼の依頼元のコマンダ1で、使用可能な照明パターン情報が無いことを、依頼元のコマンダ1へ通知する。
【0090】
ステップS213では、制御部62のRAMに一時記憶された候補リストが、検索依頼元のコマンダ1へ送信される。本実施形態のコンピュータとステップS213とは、本発明の第2送信手段の一例である。
【0091】
ステップS214では、コマンダ1による照明パターン情報のダウンロードの要求が受信されたか否かが判定される。ステップS214で受信されるダウンロード要求は、コマンダ1のコマンダメイン動作のステップS108でコマンダ1により取得を要求された要求である。。ダウンロードの要求が受信されたと判定された場合(ステップS214:YES)、ステップS215が実行される。ダウンロードの要求が受信されたと判定されなかった場合(ステップS214:NO)、ステップS216が実行される。
【0092】
ステップS215では、ステップS214で要求された照明パターン情報が、要求元のコマンダ1へ送信される。
【0093】
ステップS216では、電源がオフされたか否かが判定される。電源がオフされたと判定された場合(ステップS216:YES)、サーバ130のサーバメイン動作は終了される。電源がオフされたと判定されなかった場合(ステップS216:NO)、ステップS201が実行される。
【0094】
本実施形態では、ステップS205、ステップS207,ステップS209の判定処理により、ステップS206またはステップS208またはステップS210のいずれか1つの処理が行われる例を挙げて説明した。本実施形態の変形例として、ステップS206が実行された後に、ステップS207が実行されても良い。さらに、ステップS208が実行された後に、ステップS209が実行されても良い。ステップS206の後にステップS207が実行され、さらに、ステップS208の後にステップS209が実行されることで、候補リストには、検索依頼が含む照明装置識別情報と完全に一致する照明パターン情報と、一部が一致する照明パターン情報と、代替可能な照明パターン情報とが含まれる。これにより、コマンダ1は、候補リストに登録された、完全に一致する照明パターン情報と、一部が一致する照明パターン情報と、代替可能な照明パターン情報との中から、所望の照明パターン情報を選択することができる。このとき候補リストの中に、完全に一致する照明パターン情報と、一部が一致する照明パターン情報と、代替可能な照明パターン情報とを識別する識別情報が付与されても良い。
【0095】
また、本実施形態では、照明パターン情報を検索するための処理として、ステップS205、ステップS206、ステップS207、ステップS208、ステップS209及びステップS210の処理が、サーバ130により実行されていた。本実施形態の変形例として、ステップS204が実行された後に、サーバ130は、楽曲識別情報と一致する照明パターン情報全てを候補リストに含ませて、ステップS212により依頼元のコマンダ1へ候補リストを送信しても良い。この場合、コマンダ1のステップS106で候補リストが記憶された後に、コマンダ1によりステップS205、ステップS206、ステップS207、ステップS208、ステップS209及びステップS210の処理が実行される。コマンダ1によりステップS205、ステップS206、ステップS207、ステップS208、ステップS209及びステップS210の処理が実行されることで、受信した照明パターン情報の中から、コマンダ1に接続された照明装置40で使用可能または代替可能な照明パターン情報を検索することができる。
【0096】
本実施形態では、カラオケの通信システムに本発明を適用した例である。カラオケの通信システム以外に、本発明が適用されても良い。コマンダ1と、サーバ130から構成される環境における通信システムであれば、本発明を適用可能である。
【符号の説明】
【0097】
1 コマンダ
12 制御部
14 LANインタフェース部
16 記憶部
16a プログラム記憶領域
18 操作部
20 赤外線受信部
22 操作処理部
24 シンセサイザ
26 マイク制御部
28 スピーカ
30 ミキシングアンプ
32 ビデオRAM
34 映像再生部
36 表示部
38 映像制御部
40 照明装置
40a コントローラ
62 制御部
64 LANインタフェース部
66 記憶部
66a 照明パターン情報記憶領域
66b プログラム記憶領域
100 LAN
120 ルータ
130 サーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の楽曲再生装置により投稿管理装置へデータが投稿される通信システムにおける楽曲再生装置であって、
前記通信システムで使用される照明装置を識別する照明装置識別情報であって、前記楽曲再生装置に接続された照明装置を識別する第1照明装置識別情報を記憶する第1記憶手段と、
複数の楽曲の中から所定の楽曲が出力されるとき、出力される楽曲を識別する第1楽曲識別情報と、楽曲の出力中に使用された照明装置を識別する第2照明装置識別情報と、前記使用された照明装置により照明された照明パターンを示す照明パターン情報とを対応付けて、投稿照明情報として記憶する第2記憶手段と、
前記第2記憶手段に記憶された前記投稿照明情報を、ネットワークに接続された投稿管理装置へ送信する第1送信手段と、
楽曲が出力される場合、前記投稿管理装置で管理される前記投稿照明情報の中から、前記第1記憶手段により記憶された前記照明装置識別情報と、出力される楽曲を識別する第2楽曲識別情報とを含む前記投稿照明情報を検索する第1検索手段と、
を備えることを特徴とする楽曲再生装置。
【請求項2】
前記楽曲再生装置は、
前記第1検索手段により前記投稿照明情報が検索される場合、前記投稿管理装置で管理される前記投稿照明情報の中から、前記第1記憶手段により記憶された前記第1照明装置識別情報と一致する前記第2照明装置識別情報である前記投稿照明情報があるか否かを判定する第1判定手段をさらに備え、
前記第1判定手段により一致する前記第2照明装置識別情報である前記投稿照明情報がないと判定された場合、前記第1検索手段は、前記第1記憶手段により記憶された前記第1照明装置識別情報との一致度合いが高い前記投稿照明情報を優先して検索することを特徴とする請求項1に記載の楽曲再生装置。
【請求項3】
前記楽曲再生装置は、
前記通信システムで使用される照明装置を識別する照明装置識別情報と、前記照明装置識別情報により識別される照明装置と代替可能な照明装置を示す第3照明装置識別情報とを対応付けて、代替情報として記憶する第3記憶手段と、
前記第1判定手段により一致する前記第2照明装置識別情報である前記投稿照明情報がないと判定された場合、前記第2記憶手段に記憶された前記第2照明装置識別情報の中で、一致しなかった前記第1照明装置識別情報と代替可能な照明装置を含む前記投稿照明情報を、前記投稿管理装置で管理される前記投稿照明情報の中から、前記第1検索手段は検索することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の楽曲再生装置。
【請求項4】
複数の楽曲再生装置によりデータが投稿される通信システムにおいて、前記複数の楽曲再生装置から投稿された投稿照明情報を管理する投稿管理装置であって、
前記楽曲再生装置から、照明パターンを検索するために送信される検索メッセージであって、前記楽曲再生装置に接続された照明装置を識別する第1照明装置識別情報と、前記楽曲装置で出力される楽曲を識別する第1楽曲識別情報とを含む前記検索メッセージを受信する受信手段と、
前記複数の楽曲再生装置のいずれかから投稿された投稿照明情報であって、楽曲が出力されるときに使用された照明装置を識別する第2照明装置識別情報と、前記使用された照明装置により照明された照明パターンを示す照明パターン情報と、再生された楽曲を識別する第2楽曲識別情報とを対応付けて前記投稿照明情報として記憶する第4記憶手段と、
前記第4記憶手段に記憶される前記投稿照明情報の中から、前記受信手段により受信された前記第1照明装置識別情報を含む前記投稿照明情報を検索する第2検索手段と、
前記第2検索手段により検索された前記投稿照明情報を、前記検索メッセージの送信元の楽曲再生装置へ向けて送信する第2送信手段と、
を備えることを特徴とする投稿管理装置。
【請求項5】
前記投稿管理装置は、
前記第2検索手段により前記投稿照明情報が検索される場合、前記第4記憶手段が記憶する前記投稿照明情報の中から、前記受信手段により受信された前記検索メッセージが含む前記第1照明装置識別情報と一致する前記第2照明装置識別情報である前記投稿照明情報があるか否かを判定する第1判定手段をさらに備え、
前記第1判定手段により一致する前記第2照明装置識別情報である前記投稿照明情報がないと判定された場合、前記第2検索手段は、前記受信手段により受信された前記検索メッセージが含む前記第1照明装置識別情報との一致度合いが高い前記投稿照明情報を優先して検索することを特徴とする請求項4に記載の投稿管理装置。
【請求項6】
前記投稿管理装置は、
前記通信システムで使用される照明装置を識別する照明装置識別情報と、前記照明装置識別情報により識別される照明装置と代替可能な照明装置を示す第3照明装置識別情報とを対応付けて、代替情報として記憶する第5記憶手段をさらに備え、
前記第1判定手段により、前記第1照明装置識別情報と一致する前記第2照明装置識別情報である前記投稿照明情報がないと判定された場合、前記第4記憶手段に記憶された前記第2照明装置識別情報の中で、一致しなかった前記第1照明装置識別情報と代替可能な照明装置を含む前記投稿照明情報を、前記投稿管理装置で管理される前記投稿照明情報の中から、前記第2検索手段は検索することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の投稿管理装置。
【請求項7】
複数の楽曲再生装置により投稿管理装置へデータが投稿される通信システムにおける楽曲再生装置であって、前記通信システムで使用される照明装置を識別する照明装置識別情報であって、前記楽曲再生装置に接続された照明装置を識別する第1照明装置識別情報を記憶する第1記憶手段と、複数の楽曲の中から所定の楽曲が出力されるとき、出力される楽曲を識別する第1楽曲識別情報と、楽曲の出力中に使用された照明装置を識別する第2照明装置識別情報と、前記使用された照明装置により照明された照明パターンを示す照明パターン情報とを対応付けて、投稿照明情報として記憶する第2記憶手段とを備える前記楽曲再生装置のコンピュータに、
前記第2記憶手段に記憶された前記投稿照明情報を、ネットワークに接続された投稿管理装置へ送信する送信ステップと、
楽曲が出力される場合、前記投稿管理装置で管理される前記投稿照明情報の中から、前記第1記憶手段により記憶された前記照明識別情報と、出力される楽曲を識別する第2楽曲識別情報とを含む前記投稿照明情報を検索する検索ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項8】
複数の楽曲再生装置により投稿管理装置へデータが投稿される通信システムにおける楽曲再生装置であって、前記通信システムで使用される照明装置を識別する照明装置識別情報であって、前記楽曲再生装置に接続された照明装置を識別する第1照明装置識別情報を記憶する第1記憶手段と、複数の楽曲の中から所定の楽曲が出力されるとき、出力される楽曲を識別する第1楽曲識別情報と、楽曲の出力中に使用された照明装置を識別する第2照明装置識別情報と、前記使用された照明装置により照明された照明パターンを示す照明パターン情報とを対応付けて、投稿照明情報として記憶する第2記憶手段とを備える前記楽曲再生装置の照明パターン検索方法であって、
前記第2記憶手段に記憶された前記投稿照明情報を、ネットワークに接続された投稿管理装置へ送信する送信ステップと、
楽曲が出力される場合、前記投稿管理装置で管理される前記投稿照明情報の中から、前記第1記憶手段により記憶された前記照明識別情報と、出力される楽曲を識別する第2楽曲識別情報とを含む前記投稿照明情報を検索する検索ステップと、
を含む照明パターン検索方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−220512(P2012−220512A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−82585(P2011−82585)
【出願日】平成23年4月4日(2011.4.4)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】