構造物
本発明は、第1の平面で広がる第1の壁要素と、前記第1の壁要素から離隔して、前記第1の平面と平行な第2の平面で広がる第2の壁要素とを含む合成壁の構造を提供する。前記第1の壁要素と前記第2の壁要素はこれらの間に空間を画成し、前記第2の壁要素は前記空間の一方側を画成する内側シートを有する。複数の細長い補強部材が、前記空間内で縦方向に長く延び前記第1の壁要素および前記第2の壁要素にそれぞれ取り付けられる。 各補強部材は、薄板状の素材で形成され、前記補強部材と前記空間に注ぎ込まれる硬化性物質の接着を容易にするキーイング配列を有する。前記第1の壁要素は間隔を空けて縦方向に延びて前記空間内で凹部を形成する波形を複数有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、構造の様相に関する。特に、本発明は、合成壁の構造、仕切壁の構造、および梁および床板の組み合わせ構造に関する。
【背景技術】
【0002】
建設業において、壁、梁 床板、補強材など、構造の設計部分には、特定の利用というニーズに応じて、様々な解決すべき原始的な課題がある。設計において特定の特徴が優先されることは、他の特徴の損失になる場合がある。
【0003】
特徴は、可能な支持力、潜在的な機能不全、熱および音の遮断、費用、建設の容易性および便利さを含むよう考慮される。
【0004】
構造の多くの存在部分はこれらの特徴の幾つかに基づいて設計されるが、これは、他の特徴を犠牲にすることが多く、他の特徴を伴わないことさえある。
【0005】
本発明の目的は従来技術の欠点を克服または改善し、好ましい代替物を提供することである。
【発明の概要】
【0006】
発明の第1の様相によれば、第1の概略平面で広がる第1の壁要素と、第1の壁要素から離隔して第1の平面と平行な第2の概略平面で広がる第2の断熱壁要素とを含み、第1の壁要素と第2の壁要素はこれらの間に空間を画成し、第2の壁要素は空間の一方側を画成する内側シートおよび空間の反対側で内側シートに重なって熱を遮断する素材からなる断熱層を有し、空間内で縦方向に長く延び第1の壁要素および第2の壁要素にそれぞれ取り付けられる複数の細長い補強部材をさらに含み、各補強部材は、薄板状の素材で形成され、補強部材と空間に注ぎ込まれる硬化性物質の接着を容易にするキーイング配列を有する、合成壁の構造が提供される。
【0007】
好ましい実施形態として、第1の壁要素は間隔を空けて縦方向に延びて空間内で凹部を形成する波形を複数有する。
【0008】
好ましい実施形態として、合成壁の構造は、横方向に延びて空間の反対側で第1の壁要素に取り付けられる複数の細長いブレース材をさらに含む。
【0009】
次に、好ましくは、合成壁の構造は、第1の壁要素から離隔するようにブレース材に装着されて広がるファサードを含む。
【0010】
好ましい実施形態として、各補強部材は、長手方向にみて断面略Z形である。
【0011】
好ましい実施形態として、合成壁の構造は、横方向に延びる複数の補強バーを含み、各補強部材は複数のバー開口を規定して、各補強バーは整列した複数の補強部材のバー開口を貫通する。
【0012】
好ましい実施形態として、個々の補強部材のキーイング(keying)開口によってキーイング(keying)配列が構成される。
【0013】
好ましい実施形態として、第2の壁要素は、内側シートの反対側で断熱層に配置される外側シートを含む。
【0014】
次に、好ましくは、外側シートはエラストマー素材からなる。
【0015】
好ましい実施形態として、空間の下側開口縁を少なくとも部分的に覆う下エンドカバーを含む。
【0016】
次に、好ましくは、エンドカバーは、合成壁の構造が設置される複数の立ち上がりバーが、貫通して通過することを可能にする複数の立ち上がり開口を規定する。
【0017】
好ましい実施形態として、合成壁の構造は、空間を略満たす断熱性の多泡質素材を含む。
【0018】
本発明の第2の様相によれば、第1の概略平面で広がる第1の壁要素と、第1の壁要素から離隔して第1の平面と平行な第2の概略平面で広がる第2の壁要素とを含み、第1の壁要素と第2の壁要素はこれらの間に空間を画成し、これら壁要素の少なくとも一方は間隔を空けて縦方向に延びて空間内で凹部を形成する波形を複数有し、空間を略満たす断熱性の多泡質素材を含む、仕切壁の構造が提供される。
【0019】
好ましい実施形態として、各壁要素は、間隔を空けて縦方向に延びて空間内で凹部を形成する波形を複数有する。
【0020】
好ましい実施形態として、仕切壁の構造は、空間を略満たす断熱性の多泡質素材を含む。
【0021】
本発明の第3の様相によれば、床板に注ぎ込まれるコンクリートを収容する床板区域および梁に注ぎ込まれるコンクリートを収容する細長い梁区域を規定する一体の堰板を含み、梁区域は床板区域の下に一体化して延び、床板区域は梁区域を長手方向にみて左側および右側の少なくとも一方を超えて広がる、梁および床板の組み合わせ構造が提供される。
【0022】
好ましい実施形態として、梁および床板の組み合わせ構造は、梁区域の堰板上の第1梁補強層に配置されて互いに略平行に延びる横方向に細長い複数の梁補強部材と、梁区域に配置されて互いに略平行に延びる横方向に細長い梁補強部材を有して第1梁補強層上に設けられる少なくとも1つの連続した追加の梁補強層とを備え、各追加の梁補強層の梁補強部材はすぐ下の梁補強層の梁補強部材に支持され、各梁補強層の梁補強部材はすぐ上またはすぐ下の梁補強層に対して略直角方向に延び、床板区域の第1床板補強層に配置されて互いに略平行に延び、最も上の梁補強層の梁補強部材と接触して、該梁補強部材に対して略直角方向に延びる横方向に細長い複数の床板補強部材と、床板区域に配置されて互いに略平行に延びる横方向に細長い床板補強部材を有し、第1床板補強層上に設けられる少なくとも1つの連続した追加の床板補強層とをさらに備え、各追加の床板補強層の床板補強部材はすぐ下の床板補強層の梁補強部材に支持され、各床板補強層の床板補強部材はすぐ上またはすぐ下の床板補強層に対して略直角方向に延びる。
【0023】
好ましい実施形態として、各補強部材は、該補強部材と該補強部材が配置される区域に注ぎ込まれる硬化性物質の接着を容易にするキーイング配列を含む。
【0024】
好ましい実施形態として、各補強部材はウェブを含み、各キーイング配列はウェブに形成された開口を含む。
【0025】
好ましくは、各梁補強部材は、上側および下側で横方向に広がるフランジと中央で縦方向に連結するウェブとを有するI形梁に形成される。
【0026】
次に、好ましくは、各床板補強部材は、最も上の床板補強層に配置された部材を除き、上側および下側で横方向に広がるフランジと中央で縦方向に連結するウェブとを有するI形梁に形成され、最も上の床板補強層の各床板補強部材は、横方向に広がる下側フランジと縦方向の中央ウェブとを有する逆T形梁に形成される。
【0027】
他に好ましくは、各I形梁のウェブは複数のバー開口を規定し、構造は複数の細長い補強バーを含み、各補強バーは特定の補強層の補強部材の開口を通過する。
【0028】
好ましくは、最も上の床板補強層の各床板補強部材のウェブは、上縁に横方向に間隔を空けた1列の切り欠きを有し、構造は、床板補強部材に対して略直角方向に延び、これら複数の床板補強部材の整列した切り欠きに収容される複数の上部補強バーを含む。
【0029】
好ましい実施形態として、梁および床板の組み合わせ構造は、上部補強バーのすぐ上に配置されるメッシュを含む。
【0030】
好ましい実施形態として、梁および床板の組み合わせ構造は、梁区域および床板区域を略満たす断熱多泡質素材を含む。
【0031】
本発明の第4の様相は、本発明の第1の様相の合成壁の構造を1対含み、合成壁の構造は、互いに鏡像関係となるように整列され、共通する単一の第2の壁要素を共有し、第2の壁要素は、第1の概略断熱壁平面で広がる第1の断熱壁要素と、第1の断熱壁要素から離隔して第1の断熱壁平面と平行な第2の断熱壁平面で広がる第2の断熱壁要素とを含み、第1の断熱壁要素と第2の断熱壁要素はこれらの間に断熱空間を画成し、断熱壁要素はそれぞれ、間隔を空けて縦方向に延びて断熱空間内で凹部を形成する波形を複数有する、複合壁の構造である。
【0032】
この明細書で、横方向または縦方向に指向する特徴についての言及は、当業者に理解されるように、略横方向または縦方向に指向することを意図する(それゆえ横方向および縦方向から数度離れた範囲を包含する)。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の一実施形態になる合成壁の構造の概略的な正面図である。
【図2】図1の合成壁の構造の概略的な背面図である。
【図3】図1の合成壁の構造の概略的な平面図である。
【図4】図3の丸囲いの詳細を示す拡大図である。
【図5】図1の合成壁の構造の概略的な側面図である。
【図6】図5の丸囲いの詳細を示す拡大図である。
【図7】図1の壁構造の波型の壁板の概略的な斜視図である。
【図8】図1の壁構造の補強材の概略的な斜視図である。
【図9】図1の壁構造のブレース材の概略的な斜視図である。
【図10】図1の壁構造のエンドカバーの概略的な斜視図である。
【図11】本発明の一実施形態になる仕切壁の構造の概略的な正面図である。
【図12】図11の仕切壁の構造の概略的な平面図である。
【図13】図12の丸囲いの詳細を示す拡大図である。
【図14】本発明の他の実施形態になる合成壁の構造の概略的な斜視図である。
【図15】図14のXV−XVに沿った概略的な平面図である。
【図16】図14の合成壁の構造の一部分の概略的な側面図である。
【図17】本発明の一実施形態になる梁および床板の組み合わせ構造の一部分の概略的な斜視図である。
【図18】図17の枠囲いの詳細を示す拡大図である。
【図19】図17の梁および床板の組み合わせ構造のI形梁の概略的な斜視図である。
【図20】図17の梁および床板の組み合わせ構造の逆T形梁の概略的な斜視図である。
【図21】図1の合成壁の構造の概略的な分解図である。
【図22】図23の合成壁の構造の一部分の概略的な斜視図である。
【図23】合成壁の構造の概略的な斜視図である。
【図24】図23の合成壁の構造の一部分の概略的な分解図である。
【図25】図11の仕切壁の構造の概略的な分解図である。
【図26】図25の仕切壁の構造の一部分の概略的な分解図である。
【図27】図25の仕切壁の構造の概略的な斜視図である。
【図28】図25の仕切壁の構造の一部分の概略的な斜視図である。
【図29】図17の梁および床板の組み合わせ構造の一部分の概略的な分解図である。
【図30】本発明の一実施形態になる窓組立体の構造の概略的な分解図である。
【図31】図30の窓組立体の概略的な斜視図である。
【図32】図30の窓組立体の枠体の一部分の概略的な分解図である。
【図33】図30の窓組立体の枠体の一部分の概略的な斜視図である。
【図34】図1の合成壁の構造の概略的な分解図である。
【図35】図23の合成壁の構造の一部分の概略的な分解図である。
【図36】図23の合成壁の構造の概略的な分解図である。
【図37】図11の仕切壁の構造の概略的な分解図である。
【図38】図23の合成壁の一部分の構造の概略的な斜視図である。
【図39】図11の仕切壁の構造の概略的な分解図である。
【図40】図25の仕切壁の構造の概略的な分解図である。
【図41】図25の仕切壁の構造の概略的な斜視図である。
【図42】図25の仕切壁の構造の概略的な分解図である。
【図43】図17の梁および床板の組み合わせ構造の一部分の概略的な正面図である。
【図44】図17の梁および床板の組み合わせ構造の概略的な分解図である。
【図45】図17の梁および床板の組み合わせ構造の一部分の概略的な斜視図である。
【図46】本発明の一実施形態になる窓組立体の構造の概略的な分解図である。
【図47】図30の窓組立体の概略的な斜視図である。
【図48】図30の窓組立体の枠体の一部分の概略的な分解図である。
【図49】図30の窓組立体の枠体の概略的な斜視図である。
【発明を実施するための好ましい実施形態】
【0034】
外部の壁構造
本発明の一実施形態になる合成壁の構造10の詳細を、図1〜図6、図21〜24、および図34〜37に示す。
【0035】
壁構造10は、一般的な壁面で広がる波形の壁板12を形成する第1壁要素を含み、第1壁要素は壁構造の平面全体に対して平行にされる。波形の壁板12は鉄製またはアルミニウム製である。
【0036】
断熱壁板14を形成する第2壁要素が設けられ、第2壁要素はそれ自身の概略平面で広がり、壁構造10の平面全体に対して平行にされる。断熱壁板14は、波形壁板12から離隔され、これら2枚の壁板は空間16を画成する。
【0037】
壁板12は間隔を空けて縦方向に延びる複数の波形部18を有し、波形部は、空間16が延びる凹部20を形成する。
【0038】
断熱壁板14は鉄製またはアルミニウム製の内側シート22を有し、内側シートは波形の壁板12の反対側で空間16の側面を形成する。熱を遮断する素材24の層が内側シートに重ねられ、エラストマー素材26の層が熱を遮断する素材の反対側に重ねられる。
【0039】
一実施形態として、図21に示すように、断熱壁板14はシートシェルにされた硬質のポリイソシアヌレート(PIR)フォームである。シートシェルは、内側シートおよび外側シートを備える。内側シートおよび外側シートは、鉄製またはアルミニウム製である。
プラスチック板のようなエラストマー物質は、断熱壁板の一方側に配置される。一実施形態として、壁板の外側にはレンディングパネル(rending panel) が設置される。
【0040】
空間16の中には、縦に延びる細長い補強部材28が複数配置される。補強部材28は鉄製またはアルミニウム製の薄板から形成され、図4にもっとも良く表されるように、縦方向にみたときに略Z形の断面形状に折り曲げられている。
【0041】
Z形の断面形状によって、各補強部材28は2つの端部ウェブ30,32と、これら端部ウェブ同士を連結する連結ウェブ34を有する。一方の端部ウェブ30は波形の壁板12と接続し、他方の端部ウェブ32は断熱壁板14と接続する。
【0042】
1つの好ましい実施形態として、補強部材28は適切な接着剤によって壁材12,14に接続される。あるいは溶接やリベットといった他の接続手段によってもよい。
【0043】
各補強部材28には、連結ウェブ34に沿って、間隔をおいて1列のキーイング開口36と、キーイング開口と交互になるよう間隔をおいて1列のバー開口38が設けられる。1の補強部材28に設けられたキーイング開口36と、他の補強部材28に設けられたキーイング開口36は略整列する。同様に、1の補強部材28に設けられたバー開口38と、他の補強部材28に設けられたバー開口38は略整列する。
【0044】
各バー開口38を貫通するよう横方向に延びて支持される複数の補強バー40が設けられる。
【0045】
波形の壁板12には複数のブレース材42が取り付けられる。これらのブレース材42は、図1に示すように、波形の壁板12に沿って横方向に延びる。各ブレース材42は、中央隆起部42.1と、中央隆起部42.1から直角方向に延びる2つのフランジ42.2を有する。
【0046】
他の実施形態では、図21に示すように、ブレース材42が補強部材28に沿って横方向に延びる。ブレース材42には壁板50が直接取り付けられている。この壁材は一般的に、内側シート52と、遮音層および/または耐火板54の層を備える。他の好ましい実施形態では、壁構造10の両縁に断面C形状のバー54が設けられる。
【0047】
以下に詳細に述べるように、壁の正面ファサードをより良く見せるために、ブレース材42は付属物の取り付け領域を構成する。
【0048】
壁構造10の下縁には、下縁および壁構造10の空間16を部分的に覆う下エンドカバー44が設けられる。下エンドカバー44は、コンクリート基礎(図示せず)から突出する立ち上がりバー(図示せず)を受け入れるために複数の孔46を有し、詳しくは後述するが壁構造10は直立して設置される。
【0049】
壁構造10はビル(図示せず)の外壁を形成するのに利用可能である。そして、複数の壁構造10を用いて外壁を形成することが可能である。
【0050】
壁を直立させるため、立ち上がりバーが上方へ突出する硬化コンクリート基礎(図示せず)が最も好ましい。予め製造された壁構造10をそれぞれ基礎の上に置くと、これにより立ち上がりバーが下縁の孔を貫通して空間の内部を延び、壁構造の上縁を超えて延びる。
【0051】
立ち上がりバーの間隔および位置は、壁構造10の空間16の中の構成部、特に補強部材28および補強部材40、と干渉せず、これら部品の障害とならない。
【0052】
この方法によって壁構造10が直立すると、壁構造は適切な支持手段(図示せず)によって倒れないように一時的に支持される。支持手段は例えば、近傍の地面に建てられて上方へ傾斜して延びて壁構造と係合するバーを含む。
【0053】
次に、壁構造10の上端開口からコンクリート(図示せず)が空間16に注ぎ込まれる。
【0054】
注ぎ込まれたコンクリートは、下方へ流れて空間16を充填するだけでなく、補強部材28のキーイング開口36を貫通して流れ、補強バー40によって塞がれていないバー開口38の空間を貫通して流れる。またコンクリートは、波型壁板12の波形部18によって形成される凹部20を充填する。
【0055】
ブレース材42は、注ぎ込まれたコンクリートの圧力で波型壁板12が膨らまないよう波型壁板12を補強する。
【0056】
壁構造10を確りと固定するために、C形断面のバー(図示せず)などの立ち上がりバーの上端は、上方に架設されたコンクリート床板(図示せず)に適切に結束される。これによりビルの壁全体が固定される。
【0057】
コンクリートが打込まれて適切に養生されると、支持手段を除去することができる。
【0058】
コンクリートが補強部材28のキーイング開口34(および可能な限りのバー開口)を貫通して流れることによって、コンクリートは補強部材28に固定される。これによりもし例えば衝撃または地震によって周辺部分のコンクリートが破壊しても、残り部分のコンクリートが補強部材28に確りと結合することができる。
【0059】
薄肉のために補強部材28自身は破壊に対して抵抗力がない。しかし、補強部材および周囲のコンクリートの組み合わせはこれを補うことができ、そればかりでなく、破壊および粉砕に対して著しい抵抗力をもたらす。従来の断面円形の補強バーの場合と異なり、本発明の補強バー28は板材で形成され、相対的に著しく大きな面積でコンクリートと接触する。これにより、従来の断面円形の補強バーよりも著しく大きな面積において、補強バーとコンクリートの間で相互作用が生じる。相互作用および相互接続は、上述したようにコンクリートが補強バー28に噛み合うことによって、さらに強くなる。
【0060】
またコンクリートは横に延びる補強バー40の周囲でも硬化して、壁構造10により大きな強度を与え、コンクリートを介して補強バー28同士を効果的に相互接続する。
【0061】
異なる種類の素材を含む組み合わせとこれらの相対的な位置によって、壁構造10は適切な実施形態において優れた遮音性も有する。
【0062】
上述したように、ブレース材42は、他の壁板50やビルの正面ファサード(図示せず)を取り付けるための付属品を構成する。特に、フック、ブラケットなどの適切な取付手段によって、所望の外見を有するファサードを、ブレース材42の隆起部42.1に取り付けることができる。各ブレース材42は2つのフランジ部42.2で波形の壁板12に取り付けられ、隆起部42.1がフランジから突出する。これにより、ファサードは波形壁板12から離隔する。ファサードと波形壁板12の間の空間は、壁に沿って延びる電力ケーブル、細いダクトなどの設備を収容する。この空間によって、このような設備を隠すことができる。
【0063】
内部の仕切壁の構造
仕切壁の構造200を、図11〜図13、図25〜28、および図38〜42に示す。
仕切壁の構造200は第1壁板202と第2壁板204を含み、これら壁板は仕切壁の構造全体に亘り略平坦で互いに平行に広がる。壁板202,204は互いに離隔し、これらの間に空間206を画成する。
【0064】
各壁板202,204は、間隔を空けて鉛直に延びる波形部208を複数有する波形部208は空間206において凹部210を形成する。
【0065】
空間206は断熱材(図示せず)で満たされる。好ましい実施形態として断熱材は、硬化する前に空間206に吹き付けられた多泡質素材である。好ましい実施形態として多泡材は ポリイソシアヌレート(PIR)フォームである。
【0066】
多泡質素材を空間206に吹き付けると、多泡質素材は空間を満たす。しかしながらこの材料は容易に流れることがない。したがって凹部210を含む空間を完全に満たすことが容易であり、好ましい実施形態では必要に応じて、多段あるいは互い違いに配置されて空間206に多泡材を吹き出すノズル(図示せず)を備え、ノズルは壁板202,204の間の空間206の中央に整列し、またノズルは凹部210に沿って整列する。
【0067】
他の例になる平坦な壁板と比較して、波形部208は仕切壁の構造200の座屈に対する抵抗力を増大させる。これにより、仕切壁の構造200は、特定の実施形態において、支持力の程度を好適にされる。例えば単に、多層階のビルに適合するのではなく、2階建てのビルのための支持構造に適合する。
【0068】
一実施形態において、仕切壁の構造200の両側には、仕上げ壁板220および内側シート222がさらに付設される。
【0069】
波形壁板202,204および断熱材の組み合わせによって、仕切壁の構造200は所定の水準の支持力および断熱性能を得られるのみでなく、遮音性能も得られる。これにより仕切壁の構造200は、例えば家屋、事務所などの隣接する2つの部屋間で、効果的な屋内の仕切壁を構成する。
内部/外部の壁構造
図1に示した実施形態と異なる合成壁の構造250を図14および図15に示す。これらの図に示す構成部で、上述した構成部と共通するものには、共通する参照番号を付している。
【0070】
なお図には、すべて表示される補強バー40を除き、全部の壁構造の構成部のうちの一部が表わされている(それゆえ補強バーは他の構成部を超えて延びている)。
【0071】
合成壁の構造250は本質的に1対の壁構造を含み、壁構造10と略同一であり、互いに重なって、略鏡像のようなイメージである。しかし、断熱壁材14を有する各壁構造に代えて、壁の構造250は共通する中央仕切壁構造200を有する。
【0072】
これにより、壁の構造250は 壁の構造10を用いる範囲であらゆる目的に用いられる。さらに、2つの隣接するアパートなど、2つの独立した空間を区画する壁に適している。
【0073】
分離した住居などは音が伝達しないことが重要であり、実際に、壁の構造250は、壁構造10より多くの層を備え、より高い遮音性を有する。さらに中央仕切壁の構造200は壁構造10の断熱壁板14と同等の断熱性能を有することができる。
【0074】
さらに、壁の構造250における荷重を支持する構成部を壁構造10よりも効果的に設けることにより、壁の構造250全体の支持力を壁構造10よりも大きくすることができる。
【0075】
梁および床板の組み合わせ
図17〜図19、図29、図43〜図45は梁および床板の組み合わせ構造300を示す。構造300は、梁区域304および床板区域306を区画する一体の堰板302を含む。梁区域304の底部および側部は、堰板の基部302.1および堰板の側部302.2によってそれぞれ区画される。床板区域306の底部は梁区域304によって部分的に区画され、堰板302の床部302.3によって部分的に区画される。
【0076】
なお梁区域304は床板区域306および堰板302の床部302.3と一体にされて下で延び、これにより床板区域306は梁の長手方向にみて梁区域の左側308および右側310をそれぞれ超えて広がる。
【0077】
後で詳細を説明するが、梁区域304は注ぎ込まれて梁を形成するコンクリートを収容するためのものであり、床板区域306は注ぎ込まれて梁と一体化する床板を形成するコンクリートを収容するためのものである。
【0078】
構造300は総称して312で示され、I形の棒材で形成され、横方向に延びる複層の補強部材を含む。I形梁312の詳細を図19に示す。梁区域(後で詳細を説明する)には3層の補強部材312があり梁補強部材と称し、床板区域にある1層の補強部材312は床板補強部材と称する。
【0079】
特に、第1層の梁補強部材312は、312.1で区別表示され、堰板の基部302.1上に配置されて互いに平行に延びる。
【0080】
第1層の梁補強部材312.1よりも上には、312.2で区別表示され、互いに平行に延びる中間層の梁補強部材が追加される。梁補強部材312.2は第1層の梁補強部材312.1の上に支持されこれらと直交して延びる。
【0081】
中間層の梁補強部材312.2よりも上にはさらに、312.3で区別表示され、互いに平行に延びる上層の梁補強部材がある。梁補強部材312.3は中間層の梁補強部材312.2の上に支持され梁補強部材312.2と直交して延びる(したがって第1層の梁補強部材312.1と平行である)。
【0082】
各I形梁312は上側および下側でそれぞれ横方向に広がるフランジ314および316と、中央で縦方向に広がる連結ウェブ318を有する。
【0083】
各ウェブは、各キーイング開口320が形成されて、1列のキーイング配列を有する。キーイング開口320に対して、1列のバー開口322が交互に配列される。キーイング開口320およびバー開口322については後述する。
【0084】
上層の梁補強部材312.3の上側フランジ314の上面は堰板302の床部302.3の上面と同一平面上である。これら上側フランジ314の上面は本質的に、梁区域304の最上端を区画する。
【0085】
上層の梁補強部材312.3よりも上には(したがって梁区域304よりも上には)、床板補強部材になり、312.4で区別表示され、互いに平行に延びる単層の補強部材312がある。床板補強部材312.4は、堰板302の床部302.3に部分的に支持され、上層の梁補強部材312.3に部分的に支持され、梁補強部材312.3と直交して延びる。
【0086】
床板補強部材312.4の層よりも上には、細長く延びる補強部材326の層がさらにある。しかし、補強部材326は前述したI形梁の補強部材312と異なり、下側で横方向に広がるフランジ328と中央で縦方向に広がるウェブ330を有する逆T形梁である。各ウェブは、キーイング開口332が形成されて、1列のキーイング配列を有する。床板補強部材326は補強部材312と異なりバー開口を有しない。
【0087】
床板補強部材326は補強部材312.4の上に載せられ、これらと直交して延びる。
【0088】
図18に最も良く示されるように、中間層の梁補強部材312.2のバー開口322を貫通して延びる補強バー334が設けられる。他の実施形態において(図示せず)、同様の補強バーが補強部材312の3つの層のそれぞれに設けられる。
【0089】
各床板補強部材326はウェブ330の上縁に1列に並んだ複数の半円形の切欠き336を有する。これらと直交して延びる補強バー368(1本のみ示す)がそれぞれ設けられ、補強バー368は切欠き336に収容される。
【0090】
補強バー368のすぐ上にはメッシュ(図示せず)を設置することができる。
【0091】
複数並列配置された梁および床板の組み合わせ構造300はビルの建設に用いられる。あるいは分離された梁および床板が、例えば駐車場で用いられる。
【0092】
梁および床板の組み合わせ構造300の設置に先立ち適切な柱(図示せず)が建設され、次に柱に支持されるように構造300が柱の上に設置される。
【0093】
梁および床板の組み合わせ構造300の設置の後、この構造にコンクリートが注ぎ込まれる。互いに並列配置された構造300において、隣接する各対の構造300における隣接する床部302.3は効果的に連続する。これにより、注ぎ込まれたコンクリートは個々の構造300を通過して水平に流れる。
【0094】
コンクリートが注ぎ込まれると、まず各構造300の梁区域304がコンクリートで満たされ、次に床板区域306がコンクリートで満たされる。コンクリートは個々の補強部材312,326、バー334,368、および上述したメッシュを包み込んで流れる。またコンクリートは、キーイング開口320,332および開いているバー開口322または開口部分を貫通して流れる。
【0095】
これにより、コンクリートは硬化すると補強部材と連結する。非補強コンクリート部分が適切な厚みとなるよう、コンクリートはメッシュを超えて所望の高さ位置まで注ぎ込まれる。
【0096】
窓組立体
上記の構造を使用する窓組立体を図30〜図33および図46〜図49に示す。窓組立体400は、窓に取り付けられる構成部402と、窓枠構成部404と、これらに重ねられる額縁構成部406とを備える。これらの構成部はそれぞれロール状の金属シートから作られる。上述したいずれの壁構造も、1つまたはそれ以上の窓組立体を含んでよい。
【0097】
特定の実施形態に沿って上述した本発明は、これらの実施形態に限られるものではなく、他の形状の中でも実施可能である。
【技術分野】
【0001】
本発明は、構造の様相に関する。特に、本発明は、合成壁の構造、仕切壁の構造、および梁および床板の組み合わせ構造に関する。
【背景技術】
【0002】
建設業において、壁、梁 床板、補強材など、構造の設計部分には、特定の利用というニーズに応じて、様々な解決すべき原始的な課題がある。設計において特定の特徴が優先されることは、他の特徴の損失になる場合がある。
【0003】
特徴は、可能な支持力、潜在的な機能不全、熱および音の遮断、費用、建設の容易性および便利さを含むよう考慮される。
【0004】
構造の多くの存在部分はこれらの特徴の幾つかに基づいて設計されるが、これは、他の特徴を犠牲にすることが多く、他の特徴を伴わないことさえある。
【0005】
本発明の目的は従来技術の欠点を克服または改善し、好ましい代替物を提供することである。
【発明の概要】
【0006】
発明の第1の様相によれば、第1の概略平面で広がる第1の壁要素と、第1の壁要素から離隔して第1の平面と平行な第2の概略平面で広がる第2の断熱壁要素とを含み、第1の壁要素と第2の壁要素はこれらの間に空間を画成し、第2の壁要素は空間の一方側を画成する内側シートおよび空間の反対側で内側シートに重なって熱を遮断する素材からなる断熱層を有し、空間内で縦方向に長く延び第1の壁要素および第2の壁要素にそれぞれ取り付けられる複数の細長い補強部材をさらに含み、各補強部材は、薄板状の素材で形成され、補強部材と空間に注ぎ込まれる硬化性物質の接着を容易にするキーイング配列を有する、合成壁の構造が提供される。
【0007】
好ましい実施形態として、第1の壁要素は間隔を空けて縦方向に延びて空間内で凹部を形成する波形を複数有する。
【0008】
好ましい実施形態として、合成壁の構造は、横方向に延びて空間の反対側で第1の壁要素に取り付けられる複数の細長いブレース材をさらに含む。
【0009】
次に、好ましくは、合成壁の構造は、第1の壁要素から離隔するようにブレース材に装着されて広がるファサードを含む。
【0010】
好ましい実施形態として、各補強部材は、長手方向にみて断面略Z形である。
【0011】
好ましい実施形態として、合成壁の構造は、横方向に延びる複数の補強バーを含み、各補強部材は複数のバー開口を規定して、各補強バーは整列した複数の補強部材のバー開口を貫通する。
【0012】
好ましい実施形態として、個々の補強部材のキーイング(keying)開口によってキーイング(keying)配列が構成される。
【0013】
好ましい実施形態として、第2の壁要素は、内側シートの反対側で断熱層に配置される外側シートを含む。
【0014】
次に、好ましくは、外側シートはエラストマー素材からなる。
【0015】
好ましい実施形態として、空間の下側開口縁を少なくとも部分的に覆う下エンドカバーを含む。
【0016】
次に、好ましくは、エンドカバーは、合成壁の構造が設置される複数の立ち上がりバーが、貫通して通過することを可能にする複数の立ち上がり開口を規定する。
【0017】
好ましい実施形態として、合成壁の構造は、空間を略満たす断熱性の多泡質素材を含む。
【0018】
本発明の第2の様相によれば、第1の概略平面で広がる第1の壁要素と、第1の壁要素から離隔して第1の平面と平行な第2の概略平面で広がる第2の壁要素とを含み、第1の壁要素と第2の壁要素はこれらの間に空間を画成し、これら壁要素の少なくとも一方は間隔を空けて縦方向に延びて空間内で凹部を形成する波形を複数有し、空間を略満たす断熱性の多泡質素材を含む、仕切壁の構造が提供される。
【0019】
好ましい実施形態として、各壁要素は、間隔を空けて縦方向に延びて空間内で凹部を形成する波形を複数有する。
【0020】
好ましい実施形態として、仕切壁の構造は、空間を略満たす断熱性の多泡質素材を含む。
【0021】
本発明の第3の様相によれば、床板に注ぎ込まれるコンクリートを収容する床板区域および梁に注ぎ込まれるコンクリートを収容する細長い梁区域を規定する一体の堰板を含み、梁区域は床板区域の下に一体化して延び、床板区域は梁区域を長手方向にみて左側および右側の少なくとも一方を超えて広がる、梁および床板の組み合わせ構造が提供される。
【0022】
好ましい実施形態として、梁および床板の組み合わせ構造は、梁区域の堰板上の第1梁補強層に配置されて互いに略平行に延びる横方向に細長い複数の梁補強部材と、梁区域に配置されて互いに略平行に延びる横方向に細長い梁補強部材を有して第1梁補強層上に設けられる少なくとも1つの連続した追加の梁補強層とを備え、各追加の梁補強層の梁補強部材はすぐ下の梁補強層の梁補強部材に支持され、各梁補強層の梁補強部材はすぐ上またはすぐ下の梁補強層に対して略直角方向に延び、床板区域の第1床板補強層に配置されて互いに略平行に延び、最も上の梁補強層の梁補強部材と接触して、該梁補強部材に対して略直角方向に延びる横方向に細長い複数の床板補強部材と、床板区域に配置されて互いに略平行に延びる横方向に細長い床板補強部材を有し、第1床板補強層上に設けられる少なくとも1つの連続した追加の床板補強層とをさらに備え、各追加の床板補強層の床板補強部材はすぐ下の床板補強層の梁補強部材に支持され、各床板補強層の床板補強部材はすぐ上またはすぐ下の床板補強層に対して略直角方向に延びる。
【0023】
好ましい実施形態として、各補強部材は、該補強部材と該補強部材が配置される区域に注ぎ込まれる硬化性物質の接着を容易にするキーイング配列を含む。
【0024】
好ましい実施形態として、各補強部材はウェブを含み、各キーイング配列はウェブに形成された開口を含む。
【0025】
好ましくは、各梁補強部材は、上側および下側で横方向に広がるフランジと中央で縦方向に連結するウェブとを有するI形梁に形成される。
【0026】
次に、好ましくは、各床板補強部材は、最も上の床板補強層に配置された部材を除き、上側および下側で横方向に広がるフランジと中央で縦方向に連結するウェブとを有するI形梁に形成され、最も上の床板補強層の各床板補強部材は、横方向に広がる下側フランジと縦方向の中央ウェブとを有する逆T形梁に形成される。
【0027】
他に好ましくは、各I形梁のウェブは複数のバー開口を規定し、構造は複数の細長い補強バーを含み、各補強バーは特定の補強層の補強部材の開口を通過する。
【0028】
好ましくは、最も上の床板補強層の各床板補強部材のウェブは、上縁に横方向に間隔を空けた1列の切り欠きを有し、構造は、床板補強部材に対して略直角方向に延び、これら複数の床板補強部材の整列した切り欠きに収容される複数の上部補強バーを含む。
【0029】
好ましい実施形態として、梁および床板の組み合わせ構造は、上部補強バーのすぐ上に配置されるメッシュを含む。
【0030】
好ましい実施形態として、梁および床板の組み合わせ構造は、梁区域および床板区域を略満たす断熱多泡質素材を含む。
【0031】
本発明の第4の様相は、本発明の第1の様相の合成壁の構造を1対含み、合成壁の構造は、互いに鏡像関係となるように整列され、共通する単一の第2の壁要素を共有し、第2の壁要素は、第1の概略断熱壁平面で広がる第1の断熱壁要素と、第1の断熱壁要素から離隔して第1の断熱壁平面と平行な第2の断熱壁平面で広がる第2の断熱壁要素とを含み、第1の断熱壁要素と第2の断熱壁要素はこれらの間に断熱空間を画成し、断熱壁要素はそれぞれ、間隔を空けて縦方向に延びて断熱空間内で凹部を形成する波形を複数有する、複合壁の構造である。
【0032】
この明細書で、横方向または縦方向に指向する特徴についての言及は、当業者に理解されるように、略横方向または縦方向に指向することを意図する(それゆえ横方向および縦方向から数度離れた範囲を包含する)。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の一実施形態になる合成壁の構造の概略的な正面図である。
【図2】図1の合成壁の構造の概略的な背面図である。
【図3】図1の合成壁の構造の概略的な平面図である。
【図4】図3の丸囲いの詳細を示す拡大図である。
【図5】図1の合成壁の構造の概略的な側面図である。
【図6】図5の丸囲いの詳細を示す拡大図である。
【図7】図1の壁構造の波型の壁板の概略的な斜視図である。
【図8】図1の壁構造の補強材の概略的な斜視図である。
【図9】図1の壁構造のブレース材の概略的な斜視図である。
【図10】図1の壁構造のエンドカバーの概略的な斜視図である。
【図11】本発明の一実施形態になる仕切壁の構造の概略的な正面図である。
【図12】図11の仕切壁の構造の概略的な平面図である。
【図13】図12の丸囲いの詳細を示す拡大図である。
【図14】本発明の他の実施形態になる合成壁の構造の概略的な斜視図である。
【図15】図14のXV−XVに沿った概略的な平面図である。
【図16】図14の合成壁の構造の一部分の概略的な側面図である。
【図17】本発明の一実施形態になる梁および床板の組み合わせ構造の一部分の概略的な斜視図である。
【図18】図17の枠囲いの詳細を示す拡大図である。
【図19】図17の梁および床板の組み合わせ構造のI形梁の概略的な斜視図である。
【図20】図17の梁および床板の組み合わせ構造の逆T形梁の概略的な斜視図である。
【図21】図1の合成壁の構造の概略的な分解図である。
【図22】図23の合成壁の構造の一部分の概略的な斜視図である。
【図23】合成壁の構造の概略的な斜視図である。
【図24】図23の合成壁の構造の一部分の概略的な分解図である。
【図25】図11の仕切壁の構造の概略的な分解図である。
【図26】図25の仕切壁の構造の一部分の概略的な分解図である。
【図27】図25の仕切壁の構造の概略的な斜視図である。
【図28】図25の仕切壁の構造の一部分の概略的な斜視図である。
【図29】図17の梁および床板の組み合わせ構造の一部分の概略的な分解図である。
【図30】本発明の一実施形態になる窓組立体の構造の概略的な分解図である。
【図31】図30の窓組立体の概略的な斜視図である。
【図32】図30の窓組立体の枠体の一部分の概略的な分解図である。
【図33】図30の窓組立体の枠体の一部分の概略的な斜視図である。
【図34】図1の合成壁の構造の概略的な分解図である。
【図35】図23の合成壁の構造の一部分の概略的な分解図である。
【図36】図23の合成壁の構造の概略的な分解図である。
【図37】図11の仕切壁の構造の概略的な分解図である。
【図38】図23の合成壁の一部分の構造の概略的な斜視図である。
【図39】図11の仕切壁の構造の概略的な分解図である。
【図40】図25の仕切壁の構造の概略的な分解図である。
【図41】図25の仕切壁の構造の概略的な斜視図である。
【図42】図25の仕切壁の構造の概略的な分解図である。
【図43】図17の梁および床板の組み合わせ構造の一部分の概略的な正面図である。
【図44】図17の梁および床板の組み合わせ構造の概略的な分解図である。
【図45】図17の梁および床板の組み合わせ構造の一部分の概略的な斜視図である。
【図46】本発明の一実施形態になる窓組立体の構造の概略的な分解図である。
【図47】図30の窓組立体の概略的な斜視図である。
【図48】図30の窓組立体の枠体の一部分の概略的な分解図である。
【図49】図30の窓組立体の枠体の概略的な斜視図である。
【発明を実施するための好ましい実施形態】
【0034】
外部の壁構造
本発明の一実施形態になる合成壁の構造10の詳細を、図1〜図6、図21〜24、および図34〜37に示す。
【0035】
壁構造10は、一般的な壁面で広がる波形の壁板12を形成する第1壁要素を含み、第1壁要素は壁構造の平面全体に対して平行にされる。波形の壁板12は鉄製またはアルミニウム製である。
【0036】
断熱壁板14を形成する第2壁要素が設けられ、第2壁要素はそれ自身の概略平面で広がり、壁構造10の平面全体に対して平行にされる。断熱壁板14は、波形壁板12から離隔され、これら2枚の壁板は空間16を画成する。
【0037】
壁板12は間隔を空けて縦方向に延びる複数の波形部18を有し、波形部は、空間16が延びる凹部20を形成する。
【0038】
断熱壁板14は鉄製またはアルミニウム製の内側シート22を有し、内側シートは波形の壁板12の反対側で空間16の側面を形成する。熱を遮断する素材24の層が内側シートに重ねられ、エラストマー素材26の層が熱を遮断する素材の反対側に重ねられる。
【0039】
一実施形態として、図21に示すように、断熱壁板14はシートシェルにされた硬質のポリイソシアヌレート(PIR)フォームである。シートシェルは、内側シートおよび外側シートを備える。内側シートおよび外側シートは、鉄製またはアルミニウム製である。
プラスチック板のようなエラストマー物質は、断熱壁板の一方側に配置される。一実施形態として、壁板の外側にはレンディングパネル(rending panel) が設置される。
【0040】
空間16の中には、縦に延びる細長い補強部材28が複数配置される。補強部材28は鉄製またはアルミニウム製の薄板から形成され、図4にもっとも良く表されるように、縦方向にみたときに略Z形の断面形状に折り曲げられている。
【0041】
Z形の断面形状によって、各補強部材28は2つの端部ウェブ30,32と、これら端部ウェブ同士を連結する連結ウェブ34を有する。一方の端部ウェブ30は波形の壁板12と接続し、他方の端部ウェブ32は断熱壁板14と接続する。
【0042】
1つの好ましい実施形態として、補強部材28は適切な接着剤によって壁材12,14に接続される。あるいは溶接やリベットといった他の接続手段によってもよい。
【0043】
各補強部材28には、連結ウェブ34に沿って、間隔をおいて1列のキーイング開口36と、キーイング開口と交互になるよう間隔をおいて1列のバー開口38が設けられる。1の補強部材28に設けられたキーイング開口36と、他の補強部材28に設けられたキーイング開口36は略整列する。同様に、1の補強部材28に設けられたバー開口38と、他の補強部材28に設けられたバー開口38は略整列する。
【0044】
各バー開口38を貫通するよう横方向に延びて支持される複数の補強バー40が設けられる。
【0045】
波形の壁板12には複数のブレース材42が取り付けられる。これらのブレース材42は、図1に示すように、波形の壁板12に沿って横方向に延びる。各ブレース材42は、中央隆起部42.1と、中央隆起部42.1から直角方向に延びる2つのフランジ42.2を有する。
【0046】
他の実施形態では、図21に示すように、ブレース材42が補強部材28に沿って横方向に延びる。ブレース材42には壁板50が直接取り付けられている。この壁材は一般的に、内側シート52と、遮音層および/または耐火板54の層を備える。他の好ましい実施形態では、壁構造10の両縁に断面C形状のバー54が設けられる。
【0047】
以下に詳細に述べるように、壁の正面ファサードをより良く見せるために、ブレース材42は付属物の取り付け領域を構成する。
【0048】
壁構造10の下縁には、下縁および壁構造10の空間16を部分的に覆う下エンドカバー44が設けられる。下エンドカバー44は、コンクリート基礎(図示せず)から突出する立ち上がりバー(図示せず)を受け入れるために複数の孔46を有し、詳しくは後述するが壁構造10は直立して設置される。
【0049】
壁構造10はビル(図示せず)の外壁を形成するのに利用可能である。そして、複数の壁構造10を用いて外壁を形成することが可能である。
【0050】
壁を直立させるため、立ち上がりバーが上方へ突出する硬化コンクリート基礎(図示せず)が最も好ましい。予め製造された壁構造10をそれぞれ基礎の上に置くと、これにより立ち上がりバーが下縁の孔を貫通して空間の内部を延び、壁構造の上縁を超えて延びる。
【0051】
立ち上がりバーの間隔および位置は、壁構造10の空間16の中の構成部、特に補強部材28および補強部材40、と干渉せず、これら部品の障害とならない。
【0052】
この方法によって壁構造10が直立すると、壁構造は適切な支持手段(図示せず)によって倒れないように一時的に支持される。支持手段は例えば、近傍の地面に建てられて上方へ傾斜して延びて壁構造と係合するバーを含む。
【0053】
次に、壁構造10の上端開口からコンクリート(図示せず)が空間16に注ぎ込まれる。
【0054】
注ぎ込まれたコンクリートは、下方へ流れて空間16を充填するだけでなく、補強部材28のキーイング開口36を貫通して流れ、補強バー40によって塞がれていないバー開口38の空間を貫通して流れる。またコンクリートは、波型壁板12の波形部18によって形成される凹部20を充填する。
【0055】
ブレース材42は、注ぎ込まれたコンクリートの圧力で波型壁板12が膨らまないよう波型壁板12を補強する。
【0056】
壁構造10を確りと固定するために、C形断面のバー(図示せず)などの立ち上がりバーの上端は、上方に架設されたコンクリート床板(図示せず)に適切に結束される。これによりビルの壁全体が固定される。
【0057】
コンクリートが打込まれて適切に養生されると、支持手段を除去することができる。
【0058】
コンクリートが補強部材28のキーイング開口34(および可能な限りのバー開口)を貫通して流れることによって、コンクリートは補強部材28に固定される。これによりもし例えば衝撃または地震によって周辺部分のコンクリートが破壊しても、残り部分のコンクリートが補強部材28に確りと結合することができる。
【0059】
薄肉のために補強部材28自身は破壊に対して抵抗力がない。しかし、補強部材および周囲のコンクリートの組み合わせはこれを補うことができ、そればかりでなく、破壊および粉砕に対して著しい抵抗力をもたらす。従来の断面円形の補強バーの場合と異なり、本発明の補強バー28は板材で形成され、相対的に著しく大きな面積でコンクリートと接触する。これにより、従来の断面円形の補強バーよりも著しく大きな面積において、補強バーとコンクリートの間で相互作用が生じる。相互作用および相互接続は、上述したようにコンクリートが補強バー28に噛み合うことによって、さらに強くなる。
【0060】
またコンクリートは横に延びる補強バー40の周囲でも硬化して、壁構造10により大きな強度を与え、コンクリートを介して補強バー28同士を効果的に相互接続する。
【0061】
異なる種類の素材を含む組み合わせとこれらの相対的な位置によって、壁構造10は適切な実施形態において優れた遮音性も有する。
【0062】
上述したように、ブレース材42は、他の壁板50やビルの正面ファサード(図示せず)を取り付けるための付属品を構成する。特に、フック、ブラケットなどの適切な取付手段によって、所望の外見を有するファサードを、ブレース材42の隆起部42.1に取り付けることができる。各ブレース材42は2つのフランジ部42.2で波形の壁板12に取り付けられ、隆起部42.1がフランジから突出する。これにより、ファサードは波形壁板12から離隔する。ファサードと波形壁板12の間の空間は、壁に沿って延びる電力ケーブル、細いダクトなどの設備を収容する。この空間によって、このような設備を隠すことができる。
【0063】
内部の仕切壁の構造
仕切壁の構造200を、図11〜図13、図25〜28、および図38〜42に示す。
仕切壁の構造200は第1壁板202と第2壁板204を含み、これら壁板は仕切壁の構造全体に亘り略平坦で互いに平行に広がる。壁板202,204は互いに離隔し、これらの間に空間206を画成する。
【0064】
各壁板202,204は、間隔を空けて鉛直に延びる波形部208を複数有する波形部208は空間206において凹部210を形成する。
【0065】
空間206は断熱材(図示せず)で満たされる。好ましい実施形態として断熱材は、硬化する前に空間206に吹き付けられた多泡質素材である。好ましい実施形態として多泡材は ポリイソシアヌレート(PIR)フォームである。
【0066】
多泡質素材を空間206に吹き付けると、多泡質素材は空間を満たす。しかしながらこの材料は容易に流れることがない。したがって凹部210を含む空間を完全に満たすことが容易であり、好ましい実施形態では必要に応じて、多段あるいは互い違いに配置されて空間206に多泡材を吹き出すノズル(図示せず)を備え、ノズルは壁板202,204の間の空間206の中央に整列し、またノズルは凹部210に沿って整列する。
【0067】
他の例になる平坦な壁板と比較して、波形部208は仕切壁の構造200の座屈に対する抵抗力を増大させる。これにより、仕切壁の構造200は、特定の実施形態において、支持力の程度を好適にされる。例えば単に、多層階のビルに適合するのではなく、2階建てのビルのための支持構造に適合する。
【0068】
一実施形態において、仕切壁の構造200の両側には、仕上げ壁板220および内側シート222がさらに付設される。
【0069】
波形壁板202,204および断熱材の組み合わせによって、仕切壁の構造200は所定の水準の支持力および断熱性能を得られるのみでなく、遮音性能も得られる。これにより仕切壁の構造200は、例えば家屋、事務所などの隣接する2つの部屋間で、効果的な屋内の仕切壁を構成する。
内部/外部の壁構造
図1に示した実施形態と異なる合成壁の構造250を図14および図15に示す。これらの図に示す構成部で、上述した構成部と共通するものには、共通する参照番号を付している。
【0070】
なお図には、すべて表示される補強バー40を除き、全部の壁構造の構成部のうちの一部が表わされている(それゆえ補強バーは他の構成部を超えて延びている)。
【0071】
合成壁の構造250は本質的に1対の壁構造を含み、壁構造10と略同一であり、互いに重なって、略鏡像のようなイメージである。しかし、断熱壁材14を有する各壁構造に代えて、壁の構造250は共通する中央仕切壁構造200を有する。
【0072】
これにより、壁の構造250は 壁の構造10を用いる範囲であらゆる目的に用いられる。さらに、2つの隣接するアパートなど、2つの独立した空間を区画する壁に適している。
【0073】
分離した住居などは音が伝達しないことが重要であり、実際に、壁の構造250は、壁構造10より多くの層を備え、より高い遮音性を有する。さらに中央仕切壁の構造200は壁構造10の断熱壁板14と同等の断熱性能を有することができる。
【0074】
さらに、壁の構造250における荷重を支持する構成部を壁構造10よりも効果的に設けることにより、壁の構造250全体の支持力を壁構造10よりも大きくすることができる。
【0075】
梁および床板の組み合わせ
図17〜図19、図29、図43〜図45は梁および床板の組み合わせ構造300を示す。構造300は、梁区域304および床板区域306を区画する一体の堰板302を含む。梁区域304の底部および側部は、堰板の基部302.1および堰板の側部302.2によってそれぞれ区画される。床板区域306の底部は梁区域304によって部分的に区画され、堰板302の床部302.3によって部分的に区画される。
【0076】
なお梁区域304は床板区域306および堰板302の床部302.3と一体にされて下で延び、これにより床板区域306は梁の長手方向にみて梁区域の左側308および右側310をそれぞれ超えて広がる。
【0077】
後で詳細を説明するが、梁区域304は注ぎ込まれて梁を形成するコンクリートを収容するためのものであり、床板区域306は注ぎ込まれて梁と一体化する床板を形成するコンクリートを収容するためのものである。
【0078】
構造300は総称して312で示され、I形の棒材で形成され、横方向に延びる複層の補強部材を含む。I形梁312の詳細を図19に示す。梁区域(後で詳細を説明する)には3層の補強部材312があり梁補強部材と称し、床板区域にある1層の補強部材312は床板補強部材と称する。
【0079】
特に、第1層の梁補強部材312は、312.1で区別表示され、堰板の基部302.1上に配置されて互いに平行に延びる。
【0080】
第1層の梁補強部材312.1よりも上には、312.2で区別表示され、互いに平行に延びる中間層の梁補強部材が追加される。梁補強部材312.2は第1層の梁補強部材312.1の上に支持されこれらと直交して延びる。
【0081】
中間層の梁補強部材312.2よりも上にはさらに、312.3で区別表示され、互いに平行に延びる上層の梁補強部材がある。梁補強部材312.3は中間層の梁補強部材312.2の上に支持され梁補強部材312.2と直交して延びる(したがって第1層の梁補強部材312.1と平行である)。
【0082】
各I形梁312は上側および下側でそれぞれ横方向に広がるフランジ314および316と、中央で縦方向に広がる連結ウェブ318を有する。
【0083】
各ウェブは、各キーイング開口320が形成されて、1列のキーイング配列を有する。キーイング開口320に対して、1列のバー開口322が交互に配列される。キーイング開口320およびバー開口322については後述する。
【0084】
上層の梁補強部材312.3の上側フランジ314の上面は堰板302の床部302.3の上面と同一平面上である。これら上側フランジ314の上面は本質的に、梁区域304の最上端を区画する。
【0085】
上層の梁補強部材312.3よりも上には(したがって梁区域304よりも上には)、床板補強部材になり、312.4で区別表示され、互いに平行に延びる単層の補強部材312がある。床板補強部材312.4は、堰板302の床部302.3に部分的に支持され、上層の梁補強部材312.3に部分的に支持され、梁補強部材312.3と直交して延びる。
【0086】
床板補強部材312.4の層よりも上には、細長く延びる補強部材326の層がさらにある。しかし、補強部材326は前述したI形梁の補強部材312と異なり、下側で横方向に広がるフランジ328と中央で縦方向に広がるウェブ330を有する逆T形梁である。各ウェブは、キーイング開口332が形成されて、1列のキーイング配列を有する。床板補強部材326は補強部材312と異なりバー開口を有しない。
【0087】
床板補強部材326は補強部材312.4の上に載せられ、これらと直交して延びる。
【0088】
図18に最も良く示されるように、中間層の梁補強部材312.2のバー開口322を貫通して延びる補強バー334が設けられる。他の実施形態において(図示せず)、同様の補強バーが補強部材312の3つの層のそれぞれに設けられる。
【0089】
各床板補強部材326はウェブ330の上縁に1列に並んだ複数の半円形の切欠き336を有する。これらと直交して延びる補強バー368(1本のみ示す)がそれぞれ設けられ、補強バー368は切欠き336に収容される。
【0090】
補強バー368のすぐ上にはメッシュ(図示せず)を設置することができる。
【0091】
複数並列配置された梁および床板の組み合わせ構造300はビルの建設に用いられる。あるいは分離された梁および床板が、例えば駐車場で用いられる。
【0092】
梁および床板の組み合わせ構造300の設置に先立ち適切な柱(図示せず)が建設され、次に柱に支持されるように構造300が柱の上に設置される。
【0093】
梁および床板の組み合わせ構造300の設置の後、この構造にコンクリートが注ぎ込まれる。互いに並列配置された構造300において、隣接する各対の構造300における隣接する床部302.3は効果的に連続する。これにより、注ぎ込まれたコンクリートは個々の構造300を通過して水平に流れる。
【0094】
コンクリートが注ぎ込まれると、まず各構造300の梁区域304がコンクリートで満たされ、次に床板区域306がコンクリートで満たされる。コンクリートは個々の補強部材312,326、バー334,368、および上述したメッシュを包み込んで流れる。またコンクリートは、キーイング開口320,332および開いているバー開口322または開口部分を貫通して流れる。
【0095】
これにより、コンクリートは硬化すると補強部材と連結する。非補強コンクリート部分が適切な厚みとなるよう、コンクリートはメッシュを超えて所望の高さ位置まで注ぎ込まれる。
【0096】
窓組立体
上記の構造を使用する窓組立体を図30〜図33および図46〜図49に示す。窓組立体400は、窓に取り付けられる構成部402と、窓枠構成部404と、これらに重ねられる額縁構成部406とを備える。これらの構成部はそれぞれロール状の金属シートから作られる。上述したいずれの壁構造も、1つまたはそれ以上の窓組立体を含んでよい。
【0097】
特定の実施形態に沿って上述した本発明は、これらの実施形態に限られるものではなく、他の形状の中でも実施可能である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の概略平面で広がる第1の壁要素と、
前記第1の壁要素から離隔して前記第1の平面と平行な第2の概略平面で広がる第2の壁要素とを含み、
前記第1の壁要素と前記第2の壁要素はこれらの間に空間を画成し、
前記第2の壁要素は前記空間の一方側を画成する内側シートを有し、
前記空間内で縦方向に長く延び前記第1の壁要素および前記第2の壁要素にそれぞれ取り付けられる複数の細長い補強部材をさらに含み、
各補強部材は、薄板状の素材で形成され、前記補強部材と前記空間に注ぎ込まれる硬化性物質の接着を容易にするキーイング配列を有し、
前記第1の壁要素は間隔を空けて縦方向に延びて前記空間内で凹部を形成する波形を複数有する、合成壁の構造。
【請求項2】
前記第2の壁要素は、前記空間の反対側で前記内側シートに重ねられる断熱素材の断熱層を有する、請求項1に記載の合成壁の構造。
【請求項3】
横方向に延びて前記空間の反対側で前記第1の壁要素に取り付けられる複数の細長いブレース材を含む、請求項1または2に記載の合成壁の構造。
【請求項4】
前記第1の壁要素から離隔するように前記ブレース材の上で取り付けられるファサードを含む、請求項3に記載の合成壁の構造。
【請求項5】
前記各補強部材は長手方向にみて略Z形断面である、請求項1〜4のいずれかに記載の合成壁の構造。
【請求項6】
横方向に延びる複数の補強バーを含み、前記各補強部材は複数のバー開口を規定して、各補強バーは整列した複数の補強部材のバー開口を貫通する、請求項1〜5のいずれかに記載の合成壁の構造。
【請求項7】
各キーイング配列は個々の前記補強部材のキーイング開口で構成される、請求項1〜6のいずれかに記載の合成壁の構造。
【請求項8】
前記第2の壁要素は、内側シートの反対側で前記断熱層に配置される外側シートを含む、請求項1〜7のいずれかに記載の合成壁の構造。
【請求項9】
前記外側シートはエラストマー素材である、請求項8に記載の合成壁の構造。
【請求項10】
前記空間の下側開口縁を少なくとも部分的に覆う下エンドカバーを含む、請求項1〜9のいずれかに記載の合成壁の構造。
【請求項11】
前記エンドカバーは、前記合成壁の構造が設置される複数の立ち上がりバーが、貫通して通過することを可能にする複数の立ち上がり開口を規定する、請求項10に記載の合成壁の構造。
【請求項12】
前記空間を略満たす断熱性の多泡質素材を含む、請求項1〜11のいずれかに記載の合成壁の構造。
【請求項13】
第1の概略平面で広がる第1の壁要素と、
前記第1の壁要素から離隔して前記第1の平面と平行な第2の概略平面で広がる第2の壁要素とを含み、
前記第1の壁要素と前記第2の壁要素はこれらの間に空間を画成し、
これら壁要素の少なくとも一方は間隔を空けて縦方向に延びて前記空間内で凹部を形成する波形を複数有し、
前記空間を略満たす断熱性の多泡質素材をさらに含む、仕切壁の構造。
【請求項14】
前記空間を略満たす断熱性の多泡質素材を含む、請求項13に記載の仕切壁の構造。
【請求項15】
請求項1に記載の合成壁の構造を1対含み、
前記合成壁の構造は、互いに鏡像関係となるように整列され、共通する単一の第2の壁要素を共有し、
前記第2の壁要素は、
第1の概略壁平面で広がる第1の壁要素と、前記第1の壁平面と平行な第2の壁平面で広がり断熱性の前記第1の壁要素から離隔する第2の壁要素とを含み、
前記第1の壁要素と前記第2の壁要素はこれらの間に空間を画成し、
前記壁要素はそれぞれ、間隔を空けて縦方向に延びて前記空間内で凹部を形成する波形を複数有する、複合壁の構造。
【請求項16】
前記第2の壁要素は、前記空間の反対側で前記内側シートに重ねられる断熱素材の断熱層を有する、請求項1に記載の合成壁の構造。
【請求項17】
第1の壁板構成部と、第2の壁板構成部と、波形構成部とを備え、
前記波形構成部からみて、前記第1の壁板構成部は一方側に配置され、前記第2の壁板構成部は他方側に配置され、
前記波形構成部は、間隔を空けて縦方向に延びて凹部を画成する波形を複数有し、
これにより波形構成部は第1の壁板構成部と第2の壁板構成部との間に注ぎ込まれる硬化性物質を受け入れる空間を形成する、合成壁の構造。
【請求項18】
前記波形構成部は、波形の板状構成部と、前記波形の板状構成部を支持する複数の細長い補強部材とを有する、請求項17に記載の合成壁の構造。
【請求項19】
前記各補強部材は、補強バーを受け入れるための複数の開口を有する、請求項18に記載の合成壁の構造。
【請求項20】
前記補強部材は複数のキーイング開口を有する、請求項18に記載の合成壁の構造。
【請求項21】
前記波形の板材にそって延びる複数のブレース材をさらに有する、請求項18に記載の合成壁の構造。
【請求項22】
前記第1の壁板は断熱層を有する、請求項17に記載の合成壁の構造。
【請求項23】
前記断熱層は、断熱要素を包含するシートシェルを有する、請求項18に記載の合成壁の構造。
【請求項24】
前記断熱要素は、硬質のポリイソシアヌレート(PIR)フォームを有する、請求項19に記載の合成壁の構造。
【請求項25】
前記シートシェルは金属で作られる、請求項18または19に記載の合成壁の構造。
【請求項26】
前記断熱層は、一方側に配置されたエラストマーの板材を有する、請求項17〜21のいずれかに記載の合成壁の構造。
【請求項27】
窓組立体を含む、請求項1〜12のいずれかに記載の合成壁の構造。
【請求項28】
窓組立体を含む、請求項13または14に記載の仕切壁の構造。
【請求項29】
梁区域の堰板上の第1梁補強層に配置されて互いに略平行に延びる横方向に細長い複数の梁補強部材と、
前記梁区域に配置されて互いに略平行に延びる横方向に細長い梁補強部材を有し、前記第1梁補強層上に設けられる少なくとも1つの連続した追加の梁補強層とを備え、
各追加の梁補強層の前記梁補強部材はすぐ下の梁補強層の梁補強部材に支持され、各梁補強層の前記梁補強部材はすぐ上またはすぐ下の梁補強層に対して略直角方向に延び、
床板区域の第1床板補強層に配置されて互いに略平行に延び、最も上の前記梁補強層の前記梁補強部材と接触して、該梁補強部材に対して略直角方向に延びる横方向に細長い複数の床板補強部材と、
前記床板区域に配置されて互いに略平行に延びる横方向に細長い床板補強部材を有し、前記第1床板補強層上に設けられる少なくとも1つの連続した追加の床板補強層とをさらに備え、
各追加の床板補強層の前記床板補強部材はすぐ下の床板補強層の梁補強部材に支持され、各床板補強層の床板補強部材はすぐ上またはすぐ下の床板補強層に対して略直角方向に延びる、梁および床板の組み合わせ構造。
【請求項30】
各補強部材は、該補強部材と該補強部材が配置される前記区域に注ぎ込まれる硬化性物質の接着を容易にするキーイング配列を含む、請求項29に記載の梁および床板の組み合わせ構造。
【請求項31】
各補強部材はウェブを含み、各キーイング配列は前記ウェブに形成された開口を含む、請求項29に記載の梁および床板の組み合わせ構造。
【請求項32】
各梁補強部材は、上側および下側で横方向に広がるフランジと中央で縦方向に連結するウェブとを有するI形梁に形成される、請求項29〜31のいずれかに記載の梁および床板の組み合わせ構造。
【請求項33】
各床板補強部材は、前記最も上の床板補強層に配置された部材を除き、上側および下側で横方向に広がるフランジと中央で縦方向に連結するウェブとを有するI形梁に形成され、
前記最も上の床板補強層の各床板補強部材は、横方向に広がる下側フランジと縦方向の中央ウェブとを有する逆T形梁に形成される、請求項32に記載の梁および床板の組み合わせ構造。
【請求項34】
各I形梁の前記ウェブは複数のバー開口を規定し、前記構造は複数の細長い補強バーを含み、各補強バーは特定の補強層の補強部材の前記開口を通過する、請求項33に記載の梁および床板の組み合わせ構造。
【請求項35】
前記最も上の床板補強層の各床板補強部材のウェブは、上縁に横方向に間隔を空けた1列の切り欠きを有し、
前記構造は、前記床板補強部材に対して略直角方向に延び、これら複数の床板補強部材の整列した切り欠きに収容される複数の上部補強バーを含む、請求項21〜34のいずれかに記載の梁および床板の組み合わせ構造。
【請求項36】
前記上部補強バーのすぐ上に配置されるメッシュを含む、請求項35に記載の梁および床板の組み合わせ構造。
【請求項37】
前記梁区域および床板区域を略満たす断熱多泡質素材を含む、請求項29〜36のいずれかに記載の梁および床板の組み合わせ構造。
【請求項38】
請求項1に記載の合成壁の構造を1対含み、
前記合成壁の構造は、互いに鏡像関係となるように整列され、共通する単一の第2の壁要素を共有し、
前記第2の壁要素は、
第1の概略断熱壁平面で広がる第1の断熱壁要素と、前記第1の断熱壁要素から離隔して前記第1の断熱壁平面と平行な第2の断熱壁平面で広がる第2の断熱壁要素とを含み、
前記第1の断熱壁要素と前記第2の断熱壁要素はこれらの間に断熱空間を画成し、
前記断熱壁要素はそれぞれ、間隔を空けて縦方向に延びて前記断熱空間内で凹部を形成する波形を複数有する、複合壁の構造。
【請求項1】
第1の概略平面で広がる第1の壁要素と、
前記第1の壁要素から離隔して前記第1の平面と平行な第2の概略平面で広がる第2の壁要素とを含み、
前記第1の壁要素と前記第2の壁要素はこれらの間に空間を画成し、
前記第2の壁要素は前記空間の一方側を画成する内側シートを有し、
前記空間内で縦方向に長く延び前記第1の壁要素および前記第2の壁要素にそれぞれ取り付けられる複数の細長い補強部材をさらに含み、
各補強部材は、薄板状の素材で形成され、前記補強部材と前記空間に注ぎ込まれる硬化性物質の接着を容易にするキーイング配列を有し、
前記第1の壁要素は間隔を空けて縦方向に延びて前記空間内で凹部を形成する波形を複数有する、合成壁の構造。
【請求項2】
前記第2の壁要素は、前記空間の反対側で前記内側シートに重ねられる断熱素材の断熱層を有する、請求項1に記載の合成壁の構造。
【請求項3】
横方向に延びて前記空間の反対側で前記第1の壁要素に取り付けられる複数の細長いブレース材を含む、請求項1または2に記載の合成壁の構造。
【請求項4】
前記第1の壁要素から離隔するように前記ブレース材の上で取り付けられるファサードを含む、請求項3に記載の合成壁の構造。
【請求項5】
前記各補強部材は長手方向にみて略Z形断面である、請求項1〜4のいずれかに記載の合成壁の構造。
【請求項6】
横方向に延びる複数の補強バーを含み、前記各補強部材は複数のバー開口を規定して、各補強バーは整列した複数の補強部材のバー開口を貫通する、請求項1〜5のいずれかに記載の合成壁の構造。
【請求項7】
各キーイング配列は個々の前記補強部材のキーイング開口で構成される、請求項1〜6のいずれかに記載の合成壁の構造。
【請求項8】
前記第2の壁要素は、内側シートの反対側で前記断熱層に配置される外側シートを含む、請求項1〜7のいずれかに記載の合成壁の構造。
【請求項9】
前記外側シートはエラストマー素材である、請求項8に記載の合成壁の構造。
【請求項10】
前記空間の下側開口縁を少なくとも部分的に覆う下エンドカバーを含む、請求項1〜9のいずれかに記載の合成壁の構造。
【請求項11】
前記エンドカバーは、前記合成壁の構造が設置される複数の立ち上がりバーが、貫通して通過することを可能にする複数の立ち上がり開口を規定する、請求項10に記載の合成壁の構造。
【請求項12】
前記空間を略満たす断熱性の多泡質素材を含む、請求項1〜11のいずれかに記載の合成壁の構造。
【請求項13】
第1の概略平面で広がる第1の壁要素と、
前記第1の壁要素から離隔して前記第1の平面と平行な第2の概略平面で広がる第2の壁要素とを含み、
前記第1の壁要素と前記第2の壁要素はこれらの間に空間を画成し、
これら壁要素の少なくとも一方は間隔を空けて縦方向に延びて前記空間内で凹部を形成する波形を複数有し、
前記空間を略満たす断熱性の多泡質素材をさらに含む、仕切壁の構造。
【請求項14】
前記空間を略満たす断熱性の多泡質素材を含む、請求項13に記載の仕切壁の構造。
【請求項15】
請求項1に記載の合成壁の構造を1対含み、
前記合成壁の構造は、互いに鏡像関係となるように整列され、共通する単一の第2の壁要素を共有し、
前記第2の壁要素は、
第1の概略壁平面で広がる第1の壁要素と、前記第1の壁平面と平行な第2の壁平面で広がり断熱性の前記第1の壁要素から離隔する第2の壁要素とを含み、
前記第1の壁要素と前記第2の壁要素はこれらの間に空間を画成し、
前記壁要素はそれぞれ、間隔を空けて縦方向に延びて前記空間内で凹部を形成する波形を複数有する、複合壁の構造。
【請求項16】
前記第2の壁要素は、前記空間の反対側で前記内側シートに重ねられる断熱素材の断熱層を有する、請求項1に記載の合成壁の構造。
【請求項17】
第1の壁板構成部と、第2の壁板構成部と、波形構成部とを備え、
前記波形構成部からみて、前記第1の壁板構成部は一方側に配置され、前記第2の壁板構成部は他方側に配置され、
前記波形構成部は、間隔を空けて縦方向に延びて凹部を画成する波形を複数有し、
これにより波形構成部は第1の壁板構成部と第2の壁板構成部との間に注ぎ込まれる硬化性物質を受け入れる空間を形成する、合成壁の構造。
【請求項18】
前記波形構成部は、波形の板状構成部と、前記波形の板状構成部を支持する複数の細長い補強部材とを有する、請求項17に記載の合成壁の構造。
【請求項19】
前記各補強部材は、補強バーを受け入れるための複数の開口を有する、請求項18に記載の合成壁の構造。
【請求項20】
前記補強部材は複数のキーイング開口を有する、請求項18に記載の合成壁の構造。
【請求項21】
前記波形の板材にそって延びる複数のブレース材をさらに有する、請求項18に記載の合成壁の構造。
【請求項22】
前記第1の壁板は断熱層を有する、請求項17に記載の合成壁の構造。
【請求項23】
前記断熱層は、断熱要素を包含するシートシェルを有する、請求項18に記載の合成壁の構造。
【請求項24】
前記断熱要素は、硬質のポリイソシアヌレート(PIR)フォームを有する、請求項19に記載の合成壁の構造。
【請求項25】
前記シートシェルは金属で作られる、請求項18または19に記載の合成壁の構造。
【請求項26】
前記断熱層は、一方側に配置されたエラストマーの板材を有する、請求項17〜21のいずれかに記載の合成壁の構造。
【請求項27】
窓組立体を含む、請求項1〜12のいずれかに記載の合成壁の構造。
【請求項28】
窓組立体を含む、請求項13または14に記載の仕切壁の構造。
【請求項29】
梁区域の堰板上の第1梁補強層に配置されて互いに略平行に延びる横方向に細長い複数の梁補強部材と、
前記梁区域に配置されて互いに略平行に延びる横方向に細長い梁補強部材を有し、前記第1梁補強層上に設けられる少なくとも1つの連続した追加の梁補強層とを備え、
各追加の梁補強層の前記梁補強部材はすぐ下の梁補強層の梁補強部材に支持され、各梁補強層の前記梁補強部材はすぐ上またはすぐ下の梁補強層に対して略直角方向に延び、
床板区域の第1床板補強層に配置されて互いに略平行に延び、最も上の前記梁補強層の前記梁補強部材と接触して、該梁補強部材に対して略直角方向に延びる横方向に細長い複数の床板補強部材と、
前記床板区域に配置されて互いに略平行に延びる横方向に細長い床板補強部材を有し、前記第1床板補強層上に設けられる少なくとも1つの連続した追加の床板補強層とをさらに備え、
各追加の床板補強層の前記床板補強部材はすぐ下の床板補強層の梁補強部材に支持され、各床板補強層の床板補強部材はすぐ上またはすぐ下の床板補強層に対して略直角方向に延びる、梁および床板の組み合わせ構造。
【請求項30】
各補強部材は、該補強部材と該補強部材が配置される前記区域に注ぎ込まれる硬化性物質の接着を容易にするキーイング配列を含む、請求項29に記載の梁および床板の組み合わせ構造。
【請求項31】
各補強部材はウェブを含み、各キーイング配列は前記ウェブに形成された開口を含む、請求項29に記載の梁および床板の組み合わせ構造。
【請求項32】
各梁補強部材は、上側および下側で横方向に広がるフランジと中央で縦方向に連結するウェブとを有するI形梁に形成される、請求項29〜31のいずれかに記載の梁および床板の組み合わせ構造。
【請求項33】
各床板補強部材は、前記最も上の床板補強層に配置された部材を除き、上側および下側で横方向に広がるフランジと中央で縦方向に連結するウェブとを有するI形梁に形成され、
前記最も上の床板補強層の各床板補強部材は、横方向に広がる下側フランジと縦方向の中央ウェブとを有する逆T形梁に形成される、請求項32に記載の梁および床板の組み合わせ構造。
【請求項34】
各I形梁の前記ウェブは複数のバー開口を規定し、前記構造は複数の細長い補強バーを含み、各補強バーは特定の補強層の補強部材の前記開口を通過する、請求項33に記載の梁および床板の組み合わせ構造。
【請求項35】
前記最も上の床板補強層の各床板補強部材のウェブは、上縁に横方向に間隔を空けた1列の切り欠きを有し、
前記構造は、前記床板補強部材に対して略直角方向に延び、これら複数の床板補強部材の整列した切り欠きに収容される複数の上部補強バーを含む、請求項21〜34のいずれかに記載の梁および床板の組み合わせ構造。
【請求項36】
前記上部補強バーのすぐ上に配置されるメッシュを含む、請求項35に記載の梁および床板の組み合わせ構造。
【請求項37】
前記梁区域および床板区域を略満たす断熱多泡質素材を含む、請求項29〜36のいずれかに記載の梁および床板の組み合わせ構造。
【請求項38】
請求項1に記載の合成壁の構造を1対含み、
前記合成壁の構造は、互いに鏡像関係となるように整列され、共通する単一の第2の壁要素を共有し、
前記第2の壁要素は、
第1の概略断熱壁平面で広がる第1の断熱壁要素と、前記第1の断熱壁要素から離隔して前記第1の断熱壁平面と平行な第2の断熱壁平面で広がる第2の断熱壁要素とを含み、
前記第1の断熱壁要素と前記第2の断熱壁要素はこれらの間に断熱空間を画成し、
前記断熱壁要素はそれぞれ、間隔を空けて縦方向に延びて前記断熱空間内で凹部を形成する波形を複数有する、複合壁の構造。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
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【図43】
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【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図2】
【図3】
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【図19】
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【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
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【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
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【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【公表番号】特表2012−528961(P2012−528961A)
【公表日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−513415(P2012−513415)
【出願日】平成22年6月4日(2010.6.4)
【国際出願番号】PCT/AU2010/000693
【国際公開番号】WO2010/139021
【国際公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【出願人】(511293777)エイチエスイーエム マネージメント ピーティーワイ リミテッド (1)
【公表日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年6月4日(2010.6.4)
【国際出願番号】PCT/AU2010/000693
【国際公開番号】WO2010/139021
【国際公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【出願人】(511293777)エイチエスイーエム マネージメント ピーティーワイ リミテッド (1)
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