説明

歯のハグキの腫れ、歯槽膿漏、虫歯、口臭、口内炎、舌癌、咽喉癌、風邪などを改善する液体を用いた、その予防、および治療方法。

【課題】従来、歯のハグキの腫れ、歯槽膿漏、虫歯、口臭、口内炎、舌癌、咽喉癌、風邪などを治すのに、高価な専門の薬や、お医者の治療を必要としていた。
【解決手段】本発明により、上記予防、および治療を、各個人が家庭で容易に、簡単に、かつ安価で行うことが出来る。水に相当する液体(1)と、塩あるいは塩分などを含んだもの(2)と、時には、口臭防止剤(5)とを混合した液体をつくる。この液体には、塩素イオンと、ナトリウムイオンが、水の分子の水素と、酸素に囲まれて、分離した状態で共存している。この水の分子の、水素に囲まれた塩素イオンに、殺菌作用がある。また、口臭防止剤(5)の作用で、良い香りを生じさせ、人との接触に於いて、相手に良い印象を与える。この液体で、直接歯を磨いたり、口の中でゆすいだり、うがいをすることで、上記課題を解消する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
国際特許分類、A61 医学および獣医学・衛生学の分野である。その中の医学、衛生学の分野であり、口の中の医学、衛生学に該当する。
【背景技術】
【0002】
【特許文献1】特開平5−123265:装置が大きくて複雑過ぎる。日常、家庭で、誰にでも簡単に行うものでは無く、その目的も本発明とは異にする。
【特許文献2】特開平10−330230:組成物は、界面活性剤とアルキル硫酸塩を用いており、全く組成が異なる。本発明の塩とは、通常各家庭にある食塩であり、全く異なる。
【特許文献3】特開平11−228366:組成物が複雑であり、本発明の塩分を含んだ簡単なものとは、全く異なる。
【特許文献4】特開2005−2107:組成が水溶性亜鉛化合物であり、口臭防止方法が全く異なる。
【特許文献5】特開2003−231621:口臭予防用口腔用組成物が、水溶性銅化合物であり、本発明とは、全く異なる。
【特許文献6】特開平1−9674:フミン酸を有効成分としており、本発明とは、全く異なる。
【特許文献7】特開平11−209257:口腔用組成物が、成分の構造式が、全く異なる。
【特許文献8】特開200−107309:本発明は、研磨剤や水溶性亜鉛化合物では無い。
【特許文献9】特開平6−65083:歯の疼痛を無くす、水溶性の高分子電解質、またはその部分塩を含む組成物であり、本発明のものとは、全く異なる。
【特許文献10】特開2004−18431:数多くの香料からなる口腔組成物であり、本発明の課題とは、全く異なるものである。
【特許文献11】特開2006−182790:抗プラ ク口腔組成物で、酸供給源と、二酸化珪素を含有する粉末、または錠剤、またはカプセルの形態の無水固体の発泡組成物であることから、本発明とは、全く無関係のものである。
【特許文献】検索した結果、本発明に該当する特許、実用新案は、皆無で有った。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来、歯のハグキの腫れ、歯槽膿漏、虫歯、口臭、口内炎、舌癌、咽喉癌、風邪などは、それらを治すために、高額な専門の薬や、お医者の治療を必要として居た。この様に複雑な装置など全く必要とはせずに、容易にしかも、簡単、かつ安価に、各個人で予防やそれを治療する方法が、求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0004】
水、名水、お湯などに相当する液体(1)と、塩あるいは塩分を含んだもの(2)と、時には口臭防止剤(5)とを、混合した液体をつくる。この液体には、塩素イオンとナトリウムイオンが、それぞれ水の分子の水素と酸素に囲まれて、分離した状態で共存している。この水の分子の水素に囲まれた塩素イオンの作用に、殺菌作用がある。これが、歯のハグキの腫れ、歯槽膿漏、虫歯、口臭、口内炎、舌癌、咽喉癌、風邪の予防、および治療の作用を有している。また、口臭防止剤(5)が入ると、口臭を消して、口から良い香りを生じさせる作用がある。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、特別な組成物や装置などは、全く必要とはしない。本発明は、水の分子の水素に囲まれた塩素イオンの殺菌作用と、口臭防止剤の持つ不愉快な口臭を消し去る作用で、容易に、口の中のハグキの腫れ、歯槽膿漏、虫歯、口臭、口内炎、舌癌、咽喉癌、風邪などを予防したり、その治療をすることが出来る。塩は、複雑な組成物では無く、どこの家庭にもある食塩で、充分使用が出来る。この液体の使用は、液体を口の中でゆすいだり、うがいなどをするだけで、その効果が、はっきりと出てくる。毎食後の歯磨きの後、あるいは外出からの帰宅時、就寝前、その他、気の付いた時に行うことができる。また、本発明の液体で、歯を直接磨くことも出来る。口の中で、本液体をゆすいだり、うがいする時、この液体を飲んでも、一切害は無く、返って咽喉癌や風邪の予防につながる。舌癌は、舌の傷がもとで生じ、また、咽喉癌は、喉の炎症から生じる。本液体で口をゆすいだり、うがいをすれば、この癌の予防が出来る。従って、名水などと塩分や、時には口臭防止剤を用いて、混合した液体を容器に入れて、例えば、ペットボトルの様な容器に入れて、炭酸飲料や、ウーロン茶や、名水の様にして、店頭にて販売することも出来る。本液体を一定の混合比を決めて、100:5を、薄め、100:10を少し薄め、100:15を少し濃いめ、100:20を濃いめ、として販売することも出来る。あるいは、100:10を薄め、100:10を少し薄め、100:20を少し濃いめ、100:30を濃いめ、とする事も出来る。この混合比は、自由に変えることが出来る。この重量比は、飽和的食塩水では、水100、に対して食塩25から30程度であり、この混合比の温度依存性は、少ない。 また、この液体を、例えば、お口のゆすぎ水、お口のうがい水、お口の恋人、歯の予防水、ハグキの予防水、お口のお掃除用水、お口の予防屋さん、潮騒の香り、磯の香り、森の泉、森の湖、湖の香り、森の香り、森林の清水、森林の香り、清水の香り、泉の香り、レモンミントの香り、グレープミントの香り、エクストラミントの香り、シトラスミントの香り、クールミントの香り、マイルドミントの香り、ペパーミントの香り、グリーンアップルミントの香り、ユーカリシトラスの香り、グレープフルーツの香り、ブラックミントの香り、カシスミントの香り、ベリーミントの香り、レッドグレープフルーツの香り、シロップミントの香り、フレッシュアンドクールミントの香り、キシリトールミントの香り、ライムシトラスの香り、フレッシュミントの香り、パセリオル配合ピーチオイルの香り、パセリオル配合レモンオイルの香り、パセリオル配合ミントオイルの香り、野原の香り、田園の香り、夢の香り、夜空の香り、月の香り、愛の香り、恋の香り、その他、何でも自由に名前を付けることが出来る。本発明の液体は、不愉快な口臭を取り除き、口から、良い香りを生じさせる。これにより、学生さんや、人との接触をする営業の人や、デパートやスーパーに勤めている人や、デートをする人や、お見合いをする人や、恋愛をしている人や、旅行をする人や、キスをする人や、セックスをする人、その他の人などにも、より一層の良い効果を生み出す。本液体を用いて、直接に歯を磨いたり、口の中でゆすいだり、うがいをすることにより、上記の予防やその治療が容易に、簡単に、しかも安価で各家庭でも、達成出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
水と塩分との溶解度の重量比は、飽和的食塩水では、水分100:塩分約25から40程度であり、最も有効な効果があった。この飽和的食塩水の、温度依存性は少ない。この重量比は、100:3(不飽和溶液)から45(過飽和溶液)の間、自由に行うことが出来る。100:3以下では、塩分が薄くなり、効果が薄い。また、100:45以上では、過飽和状態になり、塩分が水に溶解しない。実用的にはこの比を、100:5から25の間が子供にも大人にも利用し易い。また、これ以外でも、好みに合わせて、自由に出来る。また、口臭剤の混入量は、好みに合わせて自由に混入することが出来る。本発明により、高価な薬や、専門のお医者へ行くことも無く、個人が家庭で、前記健康管理が出来る。
【実施例】
【0007】
実際のハグキの腫れについては、水分100:塩分10、で歯をみがいたり、口をゆすぐと、約7日間で完治した。また水分100:塩分20、では、約5日間で完治した。飽和的食塩水では、100:30、で最大の効果があり、この時は、4日間で完治した。また口臭防止剤を、水分100:1から5で混合すれば、非常に良い香りが得られた。この重量比もこれに限定すること無しに、自由に選択することが出来る。本液そのもので、歯磨きをすることも出来る。この液で、人と逢う前、毎食後、および就寝前に、本液で歯磨きをしたり、その他、必要に応じて、口をゆすいだり、うがいをすると、効果がより大きい。従って、各個人で健康管理も出来る。
【産業上の利用可能性】
【0008】
本発明は、人の健康管理と、特に人との接触をする人(通常の労働者や、夫婦や、交渉事をする人、恋愛関係にある人、学生さん、など)、その他にも、利用価値が大きい。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【符号の説明】
(1)、水、名水、お湯などに相当する液体。
(2)、塩、あるいは、塩分を含んだもの。
(3)、混合液を入れる容器。
(4)、予め準備した容器。
(5)、口臭防止剤(レモンミント、グレープミント、エクストラミント、シトラスミント、クールミント、ペパーミント、マイルドミント、グリーンアップルミント、ユーカリシトラス、グレープフルーツ、ブラックミント、カシスミント、ベリーミント、レッドグレープフルーツ、シロップミント、フレッシュアンドクールミント、キシリトールミント、ライムシトラス、フレッシュミント、パセリオル配合ピーチオイル、パセリオル配合レモンオイル、パセリオル配合ミントオイル、および、その他のものも含む、一種類あるいは、複数含む液体、あるいは粉末や固形物の溶解液)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
歯のハグキの腫れ、歯槽膿漏、虫歯、口内炎、舌癌、咽喉癌、風邪の改善液、およびその治療液に於いて、水、名水、お湯および、それに相当する液体(1)と、少なくとも塩に相当する塩分(2)、とを混合した液体で、直接歯をみがいたり、口をゆすいだり、うがいをすることを特徴とする上記予防、およびその治療の方法。
【請求項2】
上記請求項1、に於いて、その混合した液体に、不愉快な臭いを消す口臭防止剤(レモンミント、グレープミント、エクストラミント、シトラスミント、クールミント、ペパーミント、マイルドミント、グリーンアップルミント、ユーカリシトラス、グループフルーツ、ブラックミント、カシスミント、ベリーミント、レッドグレープフルーツ、シロップミント、フレッシュアンドクールミント、キシリトールミント、ライムシトラス、フレッシュミント、パセリオル配合ピーチオイル、パセリオル配合レモンオイル、パセリオル配合ミントオイル、およびその他のものも含む一種類あるいは、複数含む液体、あるいは粉末や固形物の溶解液)(5)を、入れたことにより、不愉快な口臭をも消すことを特徴とする予防、およびその治療の方法。
【請求項3】
上記請求項1,2、に於いて、水、名水、お湯および、それに相当する液体(1)と、口臭防止剤(5)と、少なくとも塩に相当する塩分(2)と、これ等を混合した液体を入れる容器(3)とで構成することを特徴とする上記予防、およびその治療方法。
【請求項4】
上記請求項1、2、3、に於いて、(1)と(2)と、時には(5)とを、予め準備した容器(4)、で混合した液体をつくることを特徴とした上記予防、およびその治療方法。
【請求項5】
上記請求項1、2、3、4に於いて、(1)と(2)の重量比が、100:3から40で混合した液体をつくることを特徴とした上記予防、およびその治療方法。

【公開番号】特開2008−174533(P2008−174533A)
【公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−35495(P2007−35495)
【出願日】平成19年1月17日(2007.1.17)
【出願人】(507046347)
【Fターム(参考)】