説明

水処理装置

【課題】本発明は、容器に充填された処理膜の処理性能を安定化して向上させることができる水処理装置を提供する。
【解決手段】本発明の水処理装置10によれば、配管42をベッセル24の外周面24Aに設けるとともに、ベッセル24の内周面24Bに対して接線方向に設けた。これにより、配管42の吐出口46から噴射された海水は、ベッセル24内で旋回流となるので、RO膜28の入口端面28Aに対する海水の垂直方向成分が一度消滅する。その後、海水は、ベッセル24の内周面24Bに沿って旋回しながらベッセル24の軸方向に向かう。この間、軸方向に向かう海水流の流速軸方向成分は、RO膜28の入口端面28A全域において略均一になる。これにより、海水がRO膜28の全面に十分に暴露されるので、RO膜28の表面全体が効率よく海水に暴露される。よって、RO膜28の処理性能が向上する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は水処理装置に関し、特に逆浸透膜(以下、RO(Reverse Osmosis)膜)を使用して海水を淡水に処理する水処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
RO膜を使用した従来の淡水化装置では、逆浸透圧を利用するため、特許文献1の如く、円筒状に構成されたベッセル内にRO膜が充填されている。脱塩される海水は、ベッセルの端部に連結された海水供給用配管(以下、配管)の吐出口からベッセル内に流入するが、一般的な淡水化装置の場合、配管の径はベッセルの内径に比べて著しく小さいため、海水の急拡大流れがベッセル内に形成される。また、RO膜はベッセル内に充填される際、設置効率をよくする観点から、配管の吐出口とRO膜の入口端面との距離が十分に短く設定されている。これらの理由により、配管の吐出口とRO膜の入口端面との間には、海水の助走区間の短い急拡大流れが形成される。これにより、海水は吐出口から減速することなく、RO膜の入口端面の略中心部に衝突してRO膜内に流入する。つまり、特許文献1の水処理装置では、海水の流入方向が、RO膜の入口端面に対して垂直方向に設定されている。
【0003】
RO膜に流入した海水は、RO膜に浸透することにより脱塩され、脱塩された透過水は、RO膜の中央部に配置されている芯管に浸透し、芯管からベッセルの外部に取り出される。
【0004】
なお、RO膜としては、濾過膜とメッシュ状のサポートとを重ね合わせて袋状に閉じた濾過膜体を、芯管を中心にロールケーキ状に巻いたスパイラル膜が知られている(例えば、特許文献2)。また、多数本の中空糸膜を使用した膜も周知である。更に、ベッセル内において、海水に加える圧力は5MPa以上であり、この圧力に耐え得るようにベッセルは、ステンレス製等の高圧容器で構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特表2008−534271号公報
【特許文献2】特表2008−534270号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述の如く、特許文献1の水処理装置では、ベッセルの内部において、海水の急拡大流れがRO膜の入口端面の略中心部付近に衝突する。このため、RO膜内を移動する海水の流れも、軸中心付近を移動することになる。よって、特許文献1の水処理装置では、RO膜の中心付近のみ主として使用され、RO膜の全域(面積)を有効に利用することができないという問題があった。また、特許文献1の水処理装置では、使用される限定された膜面のみが早期に汚染されて目詰まりが進行するため、海水の加圧力(透過水の吸引圧力)が短時間で増加する。この不具合により、特許文献1の水処理装置では、装置の運転が不安定になり易いという問題があった。
【0007】
ところで、特許文献1の水処理装置では、RO膜の入口端面に流れ分配板が設けられている。しかしながら、この流れ分配板は、海水の流入方向に多数の孔が形成されているものなので、海水がRO膜の入口端面に垂直に当たることは避けられない。海水の効率のよい淡水化に関しては、海水をRO膜の外表面から半径方向に浸透させることが理想的である。
【0008】
一方で、水処理装置が大型化した場合、すなわち、ベッセルが大口径化した場合であっても、ベッセルの拡大率に従って配管の径を大きくすることは非現実的である。つまり、海水タンクからベッセルに至るまでの配管の途中にはエルボ管、ベルブ等の付帯部品が設けられているので、配管の大口径化には技術的、施工的に限界があるからである。また、このような配管は耐圧管であるため高価であり、配管を大口径化すれば、装置の価格が嵩み費用面でも非現実的である。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、容器に充填された処理膜の処理性能を向上させることができる水処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、前記目的を達成するために、被処理水を処理する処理膜が円筒状の容器に充填され、該容器に前記被処理水を供給する配管が接続された水処理装置において、前記配管は、前記容器の外周面に設けられるとともに、前記容器の内周面に対して接線方向に設けられていることを特徴とする水処理装置を提供する。
【0011】
本発明において、前記処理膜は逆浸透膜であることが好ましい。すなわち、本発明は、海水を淡水化処理する水処理装置に好適である。
【0012】
従来の水処理装置の問題点は、配管の吐出口の径と容器の内径の比が大きく、この比が大きいことに起因して、吐出口の直後に噴流が発生し、また、吐出口と処理膜の入口端面との間の距離が短いことに起因して、処理水の流速成分が減衰しない状態で、処理水が処理膜の入口端面に垂直方向に衝突することにある。
【0013】
処理膜の入口端面に衝突した処理水は、そのまま処理膜の下流部まで移動しながら、その間に処理膜の表面から透過水が膜内に浸透する。処理水が処理膜を移動する際、処理膜がスパイラル状のRO膜であると、その構造の特徴から、容器の軸方向だけでなく周方向にも流速成分が発生する。このため、処理膜の入口から出口にかけて、処理膜の入口端面において軸中心付近にしか衝突していなかった処理水は、処理膜の半径方向にも分散される。しかしながら、スパイラル状のRO膜は、濾過膜体を多重に巻回した狭小流路のような構造なので、処理膜の周方向への移動は少ない。このため、処理膜の入口端面における処理水の衝突面積が小さいと、処理水が流れる領域が狭範囲に限定されてしまい、上述した不具合が発生する。
【0014】
そこで本発明では、処理膜の入口端面に対する処理水流体の垂直方向成分を容器内で直ちに減衰させることにより、処理膜の入口端面に衝突する際の処理水の流速分布を入口端面全域において均一化できる整流機構、又は入口端面の外周側に偏らせるような整流機構を備える。
【0015】
具体的な整流機構は、配管を容器の外周面に設けるとともに容器の内周面に対して接線方向に設けた態様である。これにより、容器内に流入した処理水は、容器の内周面に沿った旋回流となるので、前記垂直方向成分は小さく、また、この垂直方向成分は、処理水が旋回する際に消滅、或いは著しく減衰する。したがって、この整流機構の作用により、処理膜の入口端面に衝突する際の流速分布が入口端面全域において略均一になり、又は処理膜の外周側に偏るため、処理膜の処理性能が向上する。また、旋回流の流速を上げることによって、処理膜の入口端面の外周側に高い流速分布を発生させることができるので、処理膜がスパイラル状のRO膜の場合に、その膜の処理性能が一層向上する。
【発明の効果】
【0016】
本発明の水処理装置によれば、処理水を容器の内周面に沿って流すことができるので、処理膜の入口端面全域に、処理水が均一に衝突、又は入口端面の外周部に高い流速分布を生じさせることができる。これによって、本発明によれば、処理水を処理膜の略全域に浸透させることができるので、処理膜の処理性能が向上する。
【0017】
本発明によれば、処理膜の表面が処理水に一様に曝露され、一部の膜面のみが曝露されることは無い。このため、処理膜による効率的な水処理運転が可能となる。また、このような膜面への一様な曝露がなされることにより、ファウリングの発生が一様かつ徐々に進んでいくことで、ファウリングによる閉塞時間を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】実施の形態の水処理装置が設置された海水淡水化処理システムのブロック図
【図2】実施の形態の水処理装置のエレメントの構成を示した斜視図
【図3】図2に示したエレメントがベッセルに組み込まれたモジュールの斜視図
【図4】図2に示したエレメントのRO膜が巻回される前の状態を示したエレメントの正面図
【図5】図2に示したエレメントの正面図
【図6】図3に示したモジュールの一部を判断して示した側面断面図
【図7】(A)は図6のモジュールの7−7線に沿う断面図、(B)は腰部斜視図
【図8】整流機構によって発生する海水の流速分布の一例を示した説明図
【図9】整流機構によって発生する海水の流速分布の一例を示した説明図
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、添付図面に従って本発明に係る水処理装置の好ましい実施の形態について説明する。
【0020】
図1は、実施の形態の水処理装置10が組み込まれた海水淡水化処理システム20のブロック図である。
【0021】
同図に示す海水淡水化処理システム20は、海水が貯留されたタンク12、高圧ポンプ14、及び水処理装置10から構成される。タンク12の海水は、高圧ポンプ14によって水処理装置10に高圧で供給され、水処理装置10の後述するRO膜(処理膜)によって逆浸透処理(脱塩処理)されることにより、脱塩された透過水16と、塩分が濃縮された濃縮水18とに分離される。このようにして得られた透過水16は、水処理装置10の外部に送液される。なお、実施の形態の海水淡水化処理システム20は、高圧ポンプ14によって海水を水処理装置10に高圧で供給しているが、水処理装置10の透過水出口側に高圧の吸引ポンプを接続し、この吸引ポンプによってタンク12から海水を水処理装置10に導入させるようにしてもよい。また、高圧ポンプ14及び吸引ポンプの双方を設けてもよい。
【0022】
タンク12内の海水としては、原海水をそのまま使用してもよいが、前処理を施して原海水に含まれる濁質成分等を除去した海水を使用することが好ましい。前処理としては、フィルタ利用、沈殿池に原海水を導入して塩素等の殺菌剤を添加し、原海水中の粒子を沈殿除去するとともに微生物を殺菌する等の処理がある。また、原海水に塩化鉄等の凝集剤を添加して濁質成分を凝集させ、これを濾過して除去した海水を使用してもよい。
【0023】
水処理装置10は、図2に示すエレメント22を単数、又は複数個直列に接続し、これを図3に示すベッセル(容器)24に充填してモジュール26とし、このモジュール26を単独で、又は並列に接続することにより構成される。そして、モジュール26には、高圧ポンプ14によって所定の操作圧力が負荷されるようになっている。なお、図3には、3個のエレメント22、22…を直列に接続したモジュール26が示されているが、エレメント22の個数は3個に限定されるものではない。また、ベッセル24は、高圧(5MPa以上)に耐え得るようにスーパーステンレス(PREN値(孔食係数)が40以上の鋼種)によって構成されている。
【0024】
図2に示すようにエレメント22は、RO膜28と処理水管30とを含む膜ユニット32が集水管34の周囲に配置されて構成されている。膜ユニット32は図4の如く、4枚の袋体状のRO膜28、28…が集水管34の外周部に放射状に接続され、これらのRO膜28、28…を、図5の如く集水管34の周囲にスパイラル状に巻回することにより構成される。袋体状のRO膜28の一端は開口され、この開口部が図4に示す集水管34の透孔36と連通するようにRO膜28が集水管34に接着されている。被処理水である海水は、RO膜28の外表面を流れ、RO膜28を透過することにより脱塩される。そして、RO膜28を透過した脱塩後の透過水は、RO膜28の内側からRO膜28の開口、及び集水管34の透孔36を介して集水管34内に集水され、集水管34から処理水管30を介してエレメント22から排出される。なお、図4の符号38は、RO膜28の内部に配置されるメッシュ状のスペーサーである。このスペーサー38によって、RO膜28がスパイラル状に巻かれてもRO膜28の内部空間が潰れないように保持される。また、符号40は、隣接するRO膜28、28の間に配置されたメッシュ状のスペーサーである。このスペーサー40もRO膜28と同様に集水管34の外周部に放射状に接着されている。
【0025】
図3の如く、ベッセル24の一端側の外周部には、配管42が接続されている。この配管42を介して、図1のタンク12からベッセル24内に海水が高圧ポンプ14によって供給される。ベッセル24内に供給された海水は、エレメント22の膜ユニット32に導かれ、RO膜28、28…を順次透過したのち、前述の如く集水管34に集水されて処理水管30からモジュール26の外部に取り出される。また、RO膜28、28…を透過しなかった濃縮水は、下流側のエレメント22、22に順に導かれて、上記と同様に透過水と濃縮水とに分離され、最終的に濃縮水排出管44からモジュール26の外部に排出される。この濃縮水排出管44は、ベッセル24の他端側の外周部に接続されている。
【0026】
ところで、実施の形態の水処理装置10では、モジュール26に海水の整流構造が備えられている。
【0027】
この整流構造は、図6に示すモジュール26の側面側の断面図において、ベッセル24の外周面24Aに配管42を設けることにより構成される。この配管42は、配管42の軸aがベッセル24の長軸bに対して直交する方向に配置されている。また、配管42はその軸aが、図7(A)に示すモジュール26の正面側の断面図において、ベッセル24の内周面24Bに対して接線方向に向けられた姿勢でベッセル24の外周面24Aに接続されている。更に、図7(B)に示す斜視図の如く、配管42の吐出口46は、ベッセル24の内周面24Bと面一に形成されている。
【0028】
したがって、配管42の吐出口46から噴射された海水は、図7(A)の矢印に示すようにベッセル24の内周面24Bに沿った旋回流となってベッセル24内を流れ、RO膜28、28…の入口端面28A(エレメント22の入口端面と同一)に導かれる。
【0029】
ところで、特許文献1の水処理装置では、配管の吐出口から噴射した海水は、その流速が減衰しないまま噴流状態でRO膜の入口端面に進入する。この際、RO膜の入口端面と配管の吐出口との間の助走区間が短いため、吐出口から噴射した海水は、ベッセル内において半径方向に広がらない状態で、かつ流速の高い軸方向成分を保ちながらRO膜の入口端面に衝突し、RO膜内に進入していく。この作用により、特許文献1の水処理装置では、RO膜の処理性能を向上させることができなかった。
【0030】
次に、前記の如く構成された実施の形態の水処理装置10の作用について説明する。
【0031】
実施の形態の水処理装置10では、配管42をベッセル24の外周面24Aに設けるとともに、配管42の軸aをベッセル24の内周面24Bに対し、接線方向に向けて設けているので、特許文献1の水処理装置のような流速分布が配管42の吐出口46とRO膜28の入口端面28Aとの間に生じない。
【0032】
図8に実施の形態の水処理装置10の、RO膜28の入口端面28Aに対する海水の流速分布を矢印で示す。この水処理装置10では、配管42をベッセル24の外周面に設けるとともに、ベッセル24の内周面24Bに対して接線方向に設けているので、吐出口46から噴射された海水は、ベッセル24の内周面24Bに沿った旋回流となる。このため、RO膜28の入口端面28Aに対する海水の垂直方向成分は一度消滅する。その後、海水は、ベッセル24の内周面24Bに沿って旋回しながらベッセル24の軸方向に向かう。この間、軸方向に向かう海水流の流速軸方向成分は、図8に示すように略均一、或いは海水の流速を上げると図9に示すようにベッセル24の内周面24Bに近い位置が高くなる。
【0033】
このことから、RO膜28の入口端面28Aにおいて、海水がRO膜28の全面に十分に暴露され、そのままエレメント22内と出口に向けて移動していくため、RO膜28の表面全体が効率よく海水に暴露される。これにより、RO膜28のファウリングの発生が一様かつ徐々に進んでいくことで、ファウリングによる閉塞時間を減少させることができる。
【0034】
したがって、実施の形態の水処理装置10によれば、特許文献1の水処理装置と比較してRO膜28の処理性能が向上する。なお、旋回流の外周方向の速度成分を、中心付近に対して2〜10倍に設定することが、RO膜28の処理性能を向上させる点で好ましい。
【0035】
なお、配管42の軸aが、ベッセル24の長軸bに対して若干量傾斜していてもよい。また、旋回流の流れ方向を、RO膜28の巻き方向と同一としてもよいが、逆方向とすることにより、旋回流の圧力によってRO膜28とRO膜28との隙間が潰れることを防止することができるので、RO膜28による海水の淡水化処理が安定化する。更に、配管42は、ベッセル24の入口開口部を閉塞するための蓋に設けてもよい。
【0036】
このような水処理装置10は、図6において配管42の吐出口46の口径φ1とベッセル24の内径φ2との比(拡大率)が高く、かつ吐出口46とRO膜28の入口端面28Aとの距離Lが短い場合に有効である。例えば、ベッセル24の内径φ2は、吐出口46の口径φ1の5〜10倍であり、距離Lはベッセル24の内径φ2の5倍以下である。
【産業上の利用可能性】
【0037】
実施の形態では、RO膜を使用して海水を淡水化処理する水処理装置について説明したが、処理膜はRO膜に限定されるものではない。すなわち、処理膜を使用して被処理水を水処理する装置であれば、本発明の構成を適用できる。また、被処理水は海水に限定されるものではなく、RO膜等の処理膜を使用して、水道水中の溶存物質、濁質、微生物等を除去する水処理装置であっても、本発明の構成を適用できる。
【符号の説明】
【0038】
10…水処理装置、12…タンク、14…高圧ポンプ、16…透過水、18…濃縮水、20…海水淡水化処理システム、22…エレメント、24…ベッセル、26…モジュール、28…RO膜、30…処理水管、32…膜ユニット、34…集水管、36…透孔、38…スペーサー、40…スペーサー、42…配管、44…濃縮水排出管、46…吐出口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被処理水を処理する処理膜が円筒状の容器に充填され、該容器に前記被処理水を供給する配管が接続された水処理装置において、
前記配管は、前記容器の外周面に設けられるとともに、前記容器の内周面に対して接線方向に設けられていることを特徴とする水処理装置。
【請求項2】
前記処理膜は逆浸透膜である請求項1に記載の水処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−167668(P2011−167668A)
【公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−36413(P2010−36413)
【出願日】平成22年2月22日(2010.2.22)
【出願人】(000005452)株式会社日立プラントテクノロジー (1,767)
【Fターム(参考)】