説明

水栓装置付きカウンター

【課題】カウンター本体の上面を広く使用できる。カウンター本体上の載置物を取る際に操作部が邪魔にならず、操作部を操作する際にカウンター本体上の載置物に邪魔されること無く簡単に操作できる。操作部の操作性が良く、また、カウンター本体と操作部とが共に板状をしていて統一感がある。
【解決手段】水栓装置6にレバーハンドル3を前方に突出して設けると共に該レバーハンドル3の前端部に上面側が押し下げ用操作部4a、下面側が押し上げ用操作部4bとなった略板状の操作部4を設ける。操作部4は押し下げ、押し上げ操作のみが可能なように上下方向にのみ可動自在となって操作部4を上げた状態又は下げた状態の一方が吐水で他方が止水である。水栓装置6をカウンター本体40の下面に配設すると共にレバーハンドル3の略板状をした操作部4をカウンター本体40の前端よりも前方に突出させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水栓装置付きカウンターに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から浴室などのカウンターに水栓装置を付設するに当たって、水栓装置の湯水混合部や弁機構部をカウンター下面側に配置すると共に水栓装置の操作部はカウンターの上面側に配置したものが特許文献1等により知られている。
【0003】
このように、操作部をカウンターの上面側に配置したものにおいては、カウンター上面の操作部が、カウンター上面に石鹸やシャンプー容器等を載置する邪魔になるという問題があり、また、カウンターの前で石鹸を使って洗顔をしたり、シャンプーを使って洗髪する際に、カウンター上面に載置した石鹸やシャンプー容器等を手で掴んで取る際に、カウンター上面に存在する操作部が邪魔になるという問題があり、また、操作部を操作するに際にカウンター上面に載置した石鹸やシャンプー容器等が邪魔になって操作がし難いという問題がある。
【0004】
特に、上記洗顔や洗髪の際に手探りで操作部を探して操作する場合に、カウンターの上の石鹸やシャンプー容器を倒したりして操作がし難く、また、手探りでカウンターの上の石鹸やシャンプー容器を探して手に取る際、カウンター上に操作部があるので、探し難いという問題がある。
【0005】
また、カウンターの前端縁から下方に前カバーを垂設して、カウンターから下方に離した位置で該前カバーを貫通して前方に円柱状をしたダイヤル式の操作部を突出させるものも知られている。このものにおいては、カウンターの上面に操作部が無いのでその分、カウンター上面を広く使用できるが、カウンターの前端縁より下方を前カバーで覆うため、カウンターの下方領域を例えば洗面器を置くスペース等として使用できず、実質的に使用できる浴室内空間が狭くなってしまう。
【0006】
また、円柱状をしたダイヤル式の操作部は円柱状の部分を手で掴んで回転操作するのであるが、このような円柱式の操作部は石鹸やシャンプーが付いた手で掴むと回転操作しようとしても滑って回転操作がし難いという問題がある。
【特許文献1】特開2000−334414号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、カウンター本体の上面を広く使用でき、また、カウンター本体上の石鹸やシャンプー容器を取る際に操作部が邪魔にならず、また、操作部を操作する際にカウンター本体上の石鹸やシャンプー容器に邪魔されること無く簡単に操作できると共に石鹸やシャンプーが付いた手であっても簡単且つ確実に操作ができ、また、カウンター本体の下方も広く使用することが可能となり、また、操作部の操作性が良く、更に、カウンター本体と操作部とが共に板状をしていて統一感があって、外観が良くなる水栓装置付きカウンターを提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明に係る水栓装置付きカウンターは、水栓装置6に吐水部2からの吐水、停水の操作を行うためのレバーハンドル3を前方に突出して設けると共に該レバーハンドル3の前端部に上面側が押し下げ用操作部4a、下面側が押し上げ用操作部4bとなった略板状をした操作部4を設け、該操作部4は押し下げ、押し上げ操作のみが可能なように上下方向にのみ可動自在となって該操作部4を上に上げた状態又は下に下げた状態の一方が吐水で他方が止水となり、上記水栓装置6をカウンター本体40の下面に配設すると共にレバーハンドル3の略板状をした操作部4をカウンター本体40の前端よりも前方に突出させて成ることを特徴とするものである。
【0009】
このように水栓装置6をカウンター本体40の下面に配設すると共にレバーハンドル3の略板状をした操作部4をカウンター本体40の前端よりも前方に突出させてあるので、板状のカウンター本体40の下面に沿って前方に突出した略板状をした操作部4を操作することで、簡単に水栓装置6の操作ができ、シャンプーをしている時や顔を洗っている時に、手探りであっても、カウンター本体40の前端縁に手を添えて手を動かすことでカウンター本体40の前端縁から前方に突出した略板上をした操作部4を簡単に探すことができて、略板状をした操作部4の上面の押し下げ用操作部4aや下面側の押し上げ用操作部4bに手指を当てて操作するだけで簡単に操作ができ、また、手指に石鹸やシャンプーが付いていても押し下げ、押し上げ操作でよいので操作ができる。また、板状のカウンター本体40から前方に略板状をしている薄い操作部4が突出しているので、カウンター本体40と操作部4とが共に板状をしていて統一感があり、外観が良くなる。また、従来のようにカウンター本体40の前端縁から下方に前カバーを設ける必要がないと共に操作部4が略板状をしていて薄いので、カウンター本体40の下方の空間を有効に利用できる。
【0010】
また、レバーハンドル3の操作部4の押し下げ用操作部4aとなる上面がカウンター本体40の上面と平行又は略平行となった位置が停水位置であることが好ましい。
【0011】
このような構成とすることで、略板状をしたレバーハンドル3の操作部4の上面がカウンター本体40の上面と平行又は略平行となっているかどうかで、開閉状態が直ぐ分かり、また、閉じた状態では、略板状をした操作部4がカウンター本体40の下面からカウンター本体40と平行又は略水平な状態で前方に突出することになるため、板状のカウンター本体40から前方に略板状の操作部4が平行又は略平行に突出した外観となって統一感があって外観が良くなる。
【0012】
また、レバーハンドル3の操作部4の押し下げ用操作部4aとなる上面がカウンター本体40の上面と平行又は略平行となった位置が停水位置で、該停水位置から操作部4を上に上げることで吐水となることが好ましい。
【0013】
このような構成とすることで、レバーハンドル3の操作部4の押し下げ用操作部4aとなる上面がカウンター本体40の上面と平行又は略水平となった位置が停水位置で、該停水位置から操作部4を上に上げることで吐水となるので、カウンター本体40の前縁部に手を添えて手を動かして前方に突出した操作部4を探り当てた際に、操作部4が水平か傾いているかで、止水状態か吐水時状態かが簡単に分かる。また、誤って操作部4に下方への押し下げ力が生じても、押し下げにより停水となるので、誤って湯や水が吐水されることがない。
【0014】
また、レバーハンドル3の操作部4の押し下げ用操作部4bとなる上面がカウンター本体40の上面と平行又は略平行となった位置が停水位置で、該停水位置から操作部4を下に下げることで吐水となることが好ましい。
【0015】
このような構成とすることで、レバーハンドル3の操作部4の押し下げ用操作部4aとなる上面がカウンター本体40の上面と平行又は略水平となった位置が停水位置で、該停水位置から操作部4を下に下げることで吐水となるので、カウンター本体40の前縁部に手を添えて手を動かして前方に突出した操作部4を探り当てた際に、操作部4が水平か傾いているかで、吐水状態か止水状態かが簡単に分かる。また、略板状をした操作部4がカウンター本体40から前方に突出している状態で操作部4が上下方向に移動するものであるにもかかわらず、開状態、閉状態のいずれの場合も操作部4がカウンター本体40上面よりも上方に飛び出すことがなく、したがって、カウンター本体40上に載置した洗剤やシャンプー容器等を手で掴んで取り出す際に、カウンター本体40から前方に突出した操作部4が邪魔にならない。
【発明の効果】
【0016】
本発明の請求項1記載の発明にあっては、上記のように構成したので、カウンター本体の上面に操作部が突出しないので、カウンター本体を広く使用することができ、また、カウンター本体上の石鹸やシャンプー容器を取る際に操作部が邪魔にならず、また略板状をした操作部をカウンター本体の前端よりも前方に突出させてあるので、操作部を操作する際にカウンター本体上の石鹸やシャンプー容器に邪魔されること無く簡単に操作できると共にカウンター本体の前端から前方に突出する略板状の操作部の押し下げ用操作部や押上用操作部に手指を当ててを押し下げ、押し上げ操作するので、石鹸やシャンプーが付いた手であっても簡単且つ確実に操作ができ、操作性が良く、また、カウンター本体の下方も広く使用することが可能となり、また、カウンター本体と操作部とが共に板状をしていて統一感があって、板状をした操作部があたかもカウンター本体の一部であるかのような外観となり、外観が良くなる。
【0017】
また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、略板状をした操作部の上面がカウンター本体の上面と平行又は略平行となっているかどうかで、開閉状態が直ぐ分かり、また、閉じた状態では、板状のカウンター本体から前方に略板状の操作部が平行又は略平行に突出した外観となって、板状をした操作部があたかもカウンター本体の一部であるかのような外観となり、統一感があり、外観が良くなる。
【0018】
また、請求項3記載の発明にあっては、上記請求項2記載の発明の効果に加えて、操作部を目で見なくて手探りであっても、カウンター本体の前縁部に手を添えて手を動かして前方に突出した操作部を探り当てた際に、操作部が水平か傾いているかで、止水状態か吐水時状態かが簡単に分かる。また、誤って操作部に下方への押し下げ力が生じても、押し下げにより停水となるので、誤って湯や水が吐水されることがない。
【0019】
また、請求項4記載の発明にあっては、上記請求項2記載の発明の効果に加えて、操作部を目で見なくて手探りであっても、カウンター本体の前縁部に手を添えて手を動かして前方に突出した操作部を探り当てた際に、操作部が水平か傾いているかで、吐水状態か止水状態かが簡単に分かる。また、略板状をした操作部が開状態、閉状態のいずれの場合も操作部がカウンター本体上面よりも上方に飛び出すことがなく、カウンター本体上に載置した洗剤やシャンプー容器等を手で掴んで取り出す際に、カウンター本体から前方に突出した操作部が邪魔にならない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
【0021】
本発明の水栓装置付きカウンター41は、略板状をしたカウンター本体40に水栓金具6を付設することで構成してある。
【0022】
本発明に用いる水栓金具6は扁平で薄型のものであって、この扁平で薄型の水栓金具6をカウンター本体41の下面に沿って取付けてある。ここで、水栓金具6の前方に突出したレバーハンドル3の前端部に設けた略板状をした操作部4がカウンター本体41の前端縁よりも前方に突出し、操作部4以外の他の部分がカウンター本体41の下面側に位置している。
【0023】
カウンター本体4の下面に沿って配設して取付ける水栓金具6は、湯水混合部1と、湯水混合部1で混合された湯水を吐水する吐水部2と、吐水部2からの吐水及び止水を行うための弁手段7と、弁手段7をそれぞれ独立して開閉操作するためのレバーハンドル3とを備えることで構成してある。
【0024】
図1乃至図8に示す実施形態においては、複数の吐水部2と、複数の吐水部2からの吐水及び止水を行うための複数の弁手段7と、各弁手段7をそれぞれ独立して開閉操作するための複数のレバーハンドル3とを備え、これら複数のレバーハンドル3の前端部に設けた略板状をした各操作部4がカウンター本体41の前端縁よりも前方に突出して左右方向に並設した例が示してある。
【0025】
本実施形態における水栓装置6は、湯水混合部1と、湯水混合部1で混合された湯水を吐水する複数の吐水部2と、複数の吐水部2からの吐水及び止水を行うための複数の弁手段7と、各弁手段7をそれぞれ独立して開閉操作するための複数のレバーハンドル3とを備え、これら複数のレバーハンドル3の前端部に設けた略板状をした各操作部4がカウンター本体41の前端縁よりも前方に突出して左右方向に並設した例である。
【0026】
水栓装置6は、基体10に、湯水混合部1と、弁機構部9と、カバー部11を取付けて主体が構成してある。
【0027】
湯水混合部1は、外郭を構成する筒部13の外周部の軸方向に水流入部14と湯流入部15を並設して設けると共に湯水流出部16を設け、更に、筒部13内に水流入部14から流入する水と、湯流入部15から流入する湯の混合割合を変えて湯水混合を行うための筒部13内に軸方向に移動自在に内装した湯水混合調整手段17と、筒部13の開口側端部に回動自在に取付けた湯温調整操作部5を構成する湯温調整用レバーハンドル18とを備えることで一つのユニットとして構成してあり、湯温調整用レバーハンドル18を回動することで、湯水混合調整手段17を移動して、水と湯の混合割合を変えて設定された湯温となるよう調整できるようになっている。
【0028】
湯温調整用レバーハンドル18は湯水混合調整手段17に連結する連結部18aと該連結部18aの前部から前方に突出する湯温調整用の操作部19を突設することで構成してあり、該湯温調整用の操作部19は、筒部13の前部よりも前方に突出し且つ連結部18aの横方向(軸方向)の全長にわたって設けてある。この湯温調整用の操作部19は略平板状をしていて、上面部が湯水混合用の押し下げ用の操作部19a、下側が湯水混合用の押し上げ用の操作部19bとなっている。
【0029】
弁機構部9は、外郭を構成する筒体部20の軸方向の中間部に設けた流入孔部21と、筒体部20の軸方向における一方の片側半部及び他方の片側半部にそれぞれ設けた2つの流出孔22(22a、22b)と、筒体部20内の軸方向の一方の片側半部及び他方の片側半部にそれぞれ独立して回動自在に嵌め込んだ2つの弁手段7を構成する回動弁23(23a、23b)と、両回動弁23の端部に連結されて各回動弁23を回動操作するための2つのレバーハンドル3とを備えることで一つのユニットとして構成してある。
【0030】
各回動弁23はそれぞれ軸方向の一端部が開口部24となり且つ他端部が閉塞された回動筒25の外周部に孔26を設けて構成してあり、筒体部20内の軸方向の中間部を介して両回動弁23の開口部24が互いに向き合うように筒体部20内にはめ込んであり、両開口部24は筒体部20内の軸方向の中間部を介して流入孔部21と連通しており、また、各回動弁23をそれぞれ独立して回動することで、2つの流出孔22(22a、22b)と各孔26とを連通したり、非連通とすることで、各回動弁23の開閉及び連通の度合い(つまり開量)の調整を行って流量調整することができるようになっている。2つの流出孔22には後述のようにそれぞれ吐水部2が連通接続される。
【0031】
筒体部20内にそれぞれ回動自在に嵌め込んだ各回動弁23の開口部24と反対側の軸方向の端部には各レバーハンドル3の後端部の取付け部27がそれぞれ筒体部20の軸方向の両側端面に沿うように取付けてあり、この筒体部20の両側端面に沿うように両回動弁23の端部に取付けた2個のレバーハンドル3の前部が筒体部20の前面よりも前方に突出形成してあって操作部4となっている。
【0032】
図2に示す実施形態では、取付け部27の前端部から筒体部20の前面よりも前方に突出するように形成した操作部4は、取付け部27の前端部の軸方向の外側端部から筒体部20の軸方向の中間部分まで至る横長さとなっており、両側のレバーハンドル3の前部に設けた両操作部4の後端部により筒体部20の前面が覆われるようになっている。各操作部4は後端部を除く大部分が略平板状をしていて、上面部が押し下げ用の操作部4a、下面部が押し上げ用の操作部4bとなっており、この操作部4の後端部が筒体部20の外周部前面に沿って筒体部20の前面の軸方向の片側半部を覆うための断面弧状をした覆い部28となっている。
【0033】
このようにレバーハンドル3の操作部4が筒体部20の前面の前方において筒体部20の軸方向に沿って突出しているため、上下方向に薄型にでき、操作部4も筒体部20の軸方向に沿うため、左右方向に長くすることができ、操作性が良くなる。
【0034】
各操作部4は上方への押し上げ・下方への押し下げ操作のみが可能なように上下方向にのみ可動自在となり、各レバーハンドル3はそれぞれ操作部4を上に上げた状態又は下に下げた状態の一方が対応する弁手段7である回動弁23を開(つまり一方の回動弁23の孔26と一方の流出孔22aとが連通する状態、又は、他方の回動弁23の孔26と他方の流出孔22bとが連通する状態)となり、他方が閉(つまり一方の回動弁23の孔26と一方の流出孔22aとが非連通となる状態、又は、他方の回動弁23の孔26と他方の流出孔22bとが非連通となる状態)となっている。そして、各操作部4の上記開位置Aと閉位置Bとの間が該当する吐水部2から吐水する湯水の流量を調整する水量調整域Cとなっている。
【0035】
レバーハンドル3の操作部4は、湯温調整用レバーハンドル18の湯温調整用の操作部19とその断面形状が同じ又はほぼ同じ形状をしている。
【0036】
上記のようにユニット化された湯水混合部1と、ユニット化された弁機構部9とをそれぞれ基体10にねじ具29により固着することで取付けてある。
【0037】
ここで、図2に示すように、ユニット化された湯水混合部1の筒部13の中心軸と、ユニット化された弁機構部9の筒体部20の中心軸とが同軸となり且つユニット化された湯水混合部1とユニット化された弁機構部9とが同軸上に隣接するように基体10に取付けられる。
【0038】
この場合、ユニット化された弁機構部9の筒体部20の一側面に一方のレバーハンドル3を介して湯水混合部1の筒部13の湯温調整用レバーハンドル18を設けていない方の側端面を隣接配置されるものである。
【0039】
また、湯水流出部16と流入孔部21とが接続管34で連通接続される。
【0040】
更に、水流入部14に給水用接続管14aを接続すると共に湯流入部15に給湯用接続管15aを接続し、更にまた、2つの流出孔22(22a、22b)にそれぞれ流出管45a、45bを接続する。流出管45a、45bのうち一方、図3、図4においては流出管45aは先端部がそのまま吐水部2(カラン吐水部2a)となっていて、一方の流出孔22aの真下に配設してあって、下方に吐水するようになっている。
【0041】
基体10には更にカバー部11が取付けられ、カバー部11により弁機構部9の筒体部20、両レバーハンドル3の後端部の取付け部27、湯水混合部1の筒部13を覆うようになっている。
【0042】
カバー部11には前面部に前面開口部31が設けてあり、この前面開口部31から両レバーハンドル3の前部に設けた各操作部4が前方に向けて突出し、前方に向けて突出した各操作部4は上方に押し上げ操作したり、下方に押し下げ操作したりすることができるように上下方向に移動自在となっており、各操作部4を上方向に押し上げたり、下方向に押し下げたりすることで、各レバーハンドル3を筒体部20の軸芯を中心にして回動自在となっている。操作部4を押し上げたり、押し下げたりすることによるレバーハンドル3の回動角度は特に限定はないが、一例を挙げると45°の回動範囲とする。
【0043】
各レバーハンドル3の操作部4の後端に設けた覆い部28によりカバー部11の前面開口部31を遮蔽するようになっており、これにより、レバーハンドル3を回動しても筒体部20の前面が外部に露出することなく覆い部28により覆われるようになっている。この結果、覆い部28が筒体部20の一部(前部)を覆う断熱カバーの役目を兼用し、カバー部11による断熱のために覆う面積を少なくしてカバー部11の材料を少なくできる。
【0044】
したがって、筒体部20、操作部4の取付け部27はカバー部11及び覆い部28に覆われて、この部分が施工状態において外部に露出しないようになっている。
【0045】
また、カバー部11は湯水混合部1の筒部13を覆って筒部13が後述のようにカウンター本体40の下面に沿って取付けた状態で外部に露出しないようになっており、更に、このカバー部11の湯水混合部1を覆っている部分の前面部から前方に向けて一体に略平板状をしたダミー操作部33が突出してある。
【0046】
ここで、ダミー操作部33の断面形状は、前述の操作部4、湯温調整用の操作部19とその断面形状が同じ又はほぼ同じ形状をしているがカバー部11から一体に突出しているため押し下げ力、押し上げ力が作用してもカバー部11に対して動くことはない。
【0047】
また、ダミー操作部33の横方向の長さは筒部13の軸方向の長さと同じ又はほぼ同じ長さとなっており、該ダミー操作部33が、前述の湯温調整用レバーハンドル18の湯温調整用の操作部19と、2つの隣接するレバーハンドル3の各操作部4のうち一方の操作部4aとの間に介在してある。このようにレバーハンドル3の操作部4と、湯温調整用レバーハンドル18の湯温調整用の操作部19との間にダミー操作部33を介在させることで、操作部19の操作の際に誤って湯温調整用の操作部19を操作したり、あるいは、湯温調整用の操作部19を操作する際に誤って操作部19を操作することがないように、ダミー操作部33が両者の仕切りの役目をする。
【0048】
両レバーハンドル3の操作部4は、各操作部4が閉位置Bとなった状態で互いに上面が面一となり、更に、この操作部4が閉位置Bの状態で上面がダミー操作部33の上面と面一となるように設定してある。なお、図1乃至図5に示す実施形態では各操作部4を下方に最大に押し下げた位置(最下端位置、図3、4で実線で示す位置)が閉位置Bで、各操作部4を最大に押し上げた位置(最上端位置、図3、4で二点鎖線で示す位置)が全開位置Aとなっている。
【0049】
また、湯温調整用レバーハンドル18の湯温調整用の操作部19は、湯温調整用の操作部19の上面が上記ダミー操作部33の上面と面一となった位置がちょうど湯温略40℃となるように設定してある。したがって、湯温調整用レバーハンドル18の湯温調整用の操作部19が湯温調整用レバーハンドル18の湯温調整用の操作部19の上面とダミー操作部33の上面とが面一又は略面一となっているか、否かを見るだけで、一目で通常の使用における最も平均的な使用湯温である湯温略40℃であるか、否かが理解できる。また、この、湯温調整用レバーハンドル18の湯温調整用の操作部19がダミー操作部33と面一となるようにするだけで、簡単に湯温を略40℃に設定することができるようになっている。
【0050】
そして、湯温調整用の操作部19がダミー操作部33と面一となっている状態から上面部の湯水混合用の押し下げ用の操作部19aを押し下げ操作したり、あるいは下面部の湯水混合用の押し上げ用の操作部19bを押し上げ操作することで、湯温調整用レバーハンドル18を湯水混合部1の筒部13の中心軸を中心にして回動して、略40℃より湯温を高くなるように調整したり、略40℃より湯温を低くなるように調整することができる。
【0051】
上記のような構成の水栓装置6は、給水用接続管14aに水道管を接続し、給湯用接続管15aに給湯管を接続する。
【0052】
上記の構成の水栓装置6は図6、図7に示すような外観となり、この図6、図7に示すような水栓装置6を図1乃至図5のようにカウンター本体40の下面部に配設して取付けることで、水栓装置付きカウンター41を構成するものであり、水栓装置6の大部分はカウンター本体40の下面側に沿って配設されることでカウンター本体40により隠されるようになっているが、水栓装置6の複数のレバーハンドル3の略板状をした各操作部4、略板状をしたダミー操作部33、湯温調整用レバーハンドル18の略板状をした湯温調整用の操作部19がカウンター本体40の前端から前方に突出している。
【0053】
そして、カウンター本体40の前端縁から前方に突出した複数のレバーハンドル3の略平板状をした各操作部4がいずれも閉位置で略水平又は水平となってカウンター本体40の上面と平行となり、また、湯温調整用レバーハンドル18の略平板状をした湯温調整用の操作部19が略40℃の位置で略水平又は水平となってカウンター本体40の上面と平行となり、また、ダミー操作部33が略水平又は水平となっていてカウンター本体40の上面と平行となるように設定してある。
【0054】
したがって略平板状をした各操作部4がいずれも閉位置、略平板状をした湯温調整用の操作部19が略40℃の位置となっている状態で、全ての操作部4、19とダミー操作部33の上面が面一となって、全体として一連の板状物のような外観となり、図1(a)のように、板状のカウンター本体40の前端部の下端縁から前方に全体として一連の板状物(操作部)が突出している外観となり、統一感があり、外観がよくなる。
【0055】
上記実施形態では、カウンター本体40に付設した水栓装置6の一方の流出管45aがカラン吐水部2aとなり、他方の流出管45bにはシャワーホース35の一端が接続され、該シャワーホース35の他端のシャワーヘッド36が他方の吐水部2(シャワー吐水部2b)となっている。もちろん、両流出管45a、45bともカラン吐水部2であってもよい。
【0056】
図1乃至図5に示す実施形態においては、カウンター本体40の下面部に前述の水栓装置6を配設して取付けた水栓装置付きカウンター41において、各操作部4は、下方に最大に押し下げた位置(最下端位置)が閉位置Bで、各操作部4を最大に押し上げた位置(最上端位置)が全開位置Aとしてあるので、誤って、各操作部4に個別にあるいは同時に物が当たったりして上方から押し下げ力が作用しても、操作部4は元々閉位置にいるか、又は開位置にいても下方に押し下げられて閉位置となるので、複数の吐水部2から不意に吐水がするという恐れがない。また、この実施形態においては、閉位置Bがほぼ水平となっていてほぼ水平姿勢のダミー操作部33と面一又はほぼ面一となっており、この場合は、カウンター本体40の下面に沿って配設した水栓装置6の下方の空間を広く使え、特に、カラン吐水部2a側の吐水空間が広く且つ見やすくなり、操作部4を上方に押し上げてカラン吐水部2aから吐水させ、このカラン吐水部2aから吐水される湯水を使用する際に操作部4が邪魔にならならず、カラン吐水部2aの使用が便利となる。
【0057】
このように本発明の水栓装置付きカウンター41は、水栓装置6をカウンター本体40の下面に配設すると共にレバーハンドル3の略板状をした操作部4をカウンター本体40の前端よりも前方に突出させてあるので、板状のカウンター本体40の下面に沿って前方に突出した略板状をした操作部4を操作することで、簡単に水栓装置6の操作ができ、シャンプーをしている時や顔を洗っている時に、手探りであっても、カウンター本体40の前端縁に手を添えて手を動かすことで、簡単に略板状をした操作部4を探すことができて、略板状をした操作部4に手指を当てて操作することで簡単に操作ができることになる。
【0058】
また、例えば、シャワーにより髪を濡らした状態で、手探りで操作部4を探してシャワーを止水した後、そのまま、操作部4に添えている手をそのまま前に移動するとカウンター本体40の前縁部となるので、そのまま手を前に移動してカウンター本体40の上面に沿って移動することで、カウンター本体40の上面に載置しているシャンプー容器などを簡単且つ確実に探し出すことができる。つまり、操作部4の操作に引き続いてシャンプー容器などを手で探すという手探りの操作が途切れることのない一連の連続した動作で行え、操作性が良くなる。
【0059】
また、手探りで操作部4を探す際に、カウンター本体40の前縁部に手を添えて横方向に移動させることで簡単にカウンター本体40の前縁部から前方に突出した操作部4を探すことができ、しかも、この場合、カウンター本体40の上面に載置している石鹸やシャンプー容器等を倒すことなく手探りで操作部4を探し当てることができる。
【0060】
また、本発明の水栓装置付きカウンター41においては、水栓装置6を使用するに当たって、カラン吐水部2aの吐水、止水をする場合は、カウンター本体40の前端縁から前方に突出する一方のレバーハンドル3の操作部4を押し上げ操作、押し下げ操作することにより行い、また、シャワー吐水部2bの吐水、止水をする場合は、カウンター本体40の前端縁から前方に突出する他方のレバーハンドル3の操作部4を押し上げ操作、押し下げ操作することにより行う。そして、これらの各レバーハンドル3の操作部4の押し上げ操作、押し下げ操作はそれぞれ独立して行うことができ、また、両操作部4を同時に押し上げ操作したり、あるいは押し下げ操作することができる。したがって、カラン吐水部2a、シャワー吐水部2bの両方が止水状態において、カラン吐水部2a、シャワー吐水部2bのいずれか一方からのみ吐水、あるいは、カラン吐水部2a、シャワー吐水部2bの両方を同時に吐水という操作が簡単にできる。また、カラン吐水部2a、シャワー吐水部2bの両方が吐水状態において、カラン吐水部2a、シャワー吐水部2bのいずれか一方のみの止水、あるいは、カラン吐水部2a、シャワー吐水部2bの両方を同時に止水という操作が簡単にできる。
【0061】
そして、本発明においては、カウンター本体1の前端部から前方に突出した各操作部4がいずれも押し下げ操作と押し上げ操作が反対方向の操作であるため、手探りであっても操作部4に手を添えて押し上げ操作又は押し下げ操作をすることで直接目で確認しなくても誤り無く操作ができ、このように、各操作部はいずれも押し上げ操作と押し下げ操作とで開閉が決まっているので、シャンプーなどで髪を洗っているときや、洗顔している時のように、水栓装置6を目で見ることなく、手探りでレバーハンドル3の操作部4を探して、操作する場合でも誤操作することがない。
【0062】
例えば、シャワー吐水部2bが止水で且つカラン吐水部2aが吐水の状態で、石鹸などで洗顔している時、カラン吐水部2aを止水にしようとして、手探りで、カラン吐水部2a用の操作部4(カラン用の操作部)を探して止水操作をする際、誤ってシャワー用の操作部4を止水側に操作しようとしても、シャワー吐水部2bは既に止水となっているので、シャワー吐水部2bから突然吐水されるというようなおそれがない。
【0063】
また、シャワー吐水部2bが吐水で且つカラン吐水部2aが止水の状態で、シャンプーなどで洗髪している時、シャワー吐水部2bを止水にしようとして、手探りで、シャワー吐水部2b用のシャワー用の操作部4を止水側に操作する際、誤ってカラン用の操作部4を止水側に操作しようとしても、既に止水しているため、カラン吐水部2aから突然吐水されるというようなおそれがない。
【0064】
したがって、複数の操作部4を手探りで探して操作する際に、上記のような誤操作をしても、操作部4の操作方向さえ間違っていなければ、手探りであっても予期していない吐水部2から突然吐水されるというような事態が生じることがなく、安心して洗顔や洗髪ができる。
【0065】
また、例えば、2つの吐水部2のうち、いずれか一方から湯水を吐水したまま放置して止水するのを忘れていたような時、一方の吐水部2から湯水が吐水しているのに気付き、あわてて一方の吐水部2側の操作部4を止水側に操作しようとする場合、あわてているので、誤って別の吐水部2の操作部4を止水側に操作しても、別の吐水部2から突然吐水されるというような事態が生じることがない。
【0066】
上記のように、各レバーハンドル3の操作部4の押し上げ操作、押し下げ操作により対向する各吐水部2からの吐水、止水を行うのであるが、各操作部4の上下方向への移動量を調整することで対応する各吐水部2から吐水する湯水の流量を同時に調整することができる。
【0067】
したがって、本発明においては、複数の吐水部2に対応して、別部材としての複数の流量調整弁とこれを操作するための複数の操作部とを必要とせず、水栓装置6の小型化、部品点数の削減が可能となる。また、各操作部4の上下方向の移動のみで対応する吐水部2からの吐水、止水と流量調整とが同時にできるので、操作性が向上する。
【0068】
しかも、上記複数のレバーハンドル3が湯温調整用レバーハンドル18と別体なので、複数のレバーハンドル3をそれぞれ独立して操作する際、いずれのレバーハンドル3を操作する際も誤って湯温が変えられて高温の湯や低温の水が吐出する恐れがない。
【0069】
図8には本発明の他の実施形態が示してあり、各操作部4を下方に最大に押し下げた位置(最下端位置)が全開位置Aで、各操作部4を最大に押し上げた位置(最上端位置)が閉位置Bとなり、この各操作部4を最大に押し上げた閉位置Bの状態が略板状をした操作部4が略水平又は水平となっている。この図6に示す実施形態では、各操作部4を最大に押し上げた状態で閉位置Bがほぼ水平となってほぼ水平姿勢のダミー操作部33と面一又はほぼ面一となるので、操作部4がカウンター本体40より上方に突出することがなく、したがって、カウンター本体40の上面に載置した石鹸やシャンプー容器を手で掴んで取ったり、あるいは、カウンター本体40の上面に石鹸やシャンプー容器を戻す際に、各操作部4に邪魔されることなくできる。
【0070】
なお、上記した各実施形態においては、ダミー操作部33を設けた例を示したが、ダミー操作部33を設けないものであってもよい。
【0071】
また、上記各実施形態では、2つの吐水部2からの吐水及び吐水停止をそれぞれ独立して行うための2つの弁手段7と、該2つの弁手段7をそれぞれ独立して開閉操作するための2つのレバーハンドル3とを備えた水栓装置6の例で説明したが、図9、図10のように、吐水部2が1つ、弁手段7が1つ、レバーハンドル3が1つであってもよい。この実施形態においては弁機構部9の構成が異なるのみで、他は基本的な構成は同じである。
【0072】
つまり、本実施形態では筒体部20の軸方向の端部に設けた流入孔部21と、筒体部20の軸方向の略中間部に設けた流出孔22と、筒体部20内に回動自在に嵌め込んだ1つの弁手段7を構成する回動弁23と、該回動弁23の端部に連結されて回動弁23を回動操作するための1つのレバーハンドル3とを備えることで一つのユニットとして構成してある。
【0073】
回動弁23は軸方向の一端部が開口部24となり且つ他端部が閉塞された回動筒25の外周部に孔26を設けて構成してあり、この回動弁23を筒体部20内に嵌め込んであり、開口部24は筒体部20内の軸方向の一端部を介して流入孔部21と連通しており、回動弁23を回動することで、流出孔22と各孔26とを連通したり、非連通とすることで、回動弁23の開閉及び連通の度合い(つまり開量)の調整を行って流量調整することができるようになっている。流出孔22には吐水部2が連通接続される。
【0074】
筒体部20内にそれぞれ回動自在に嵌め込んだ回動弁23の開口部24と反対側の軸方向の端部にはレバーハンドル3の後端部の取付け部27がそれぞれ筒体部20の軸方向の端面に沿うように取付けてあり、この筒体部20の端面に沿うように回動弁23の端部に取付けたレバーハンドル3の前部が筒体部20の前面よりも前方に突出形成してあって操作部4となっている。
【0075】
取付け部27の前端部から筒体部20の前面よりも前方に突出するように形成した操作部4は、取付け部27の前端部の軸方向の外側端部から筒体部20の軸方向の他端部(取付け部27が沿っていない方の端部)まで至る横長さとなっており、レバーハンドル3の前部に設けた操作部4の後端部により筒体部20の前面が覆われるようになっている。操作部4は後端部を除く大部分が略平板状をしていて、上面部が押し下げ用の操作部4a、下面部が押し上げ用の操作部4bとなっており、この操作部4の後端部が筒体部20の外周部前面に沿って筒体部20の前面の軸方向の片側半部を覆うための断面弧状をした覆い部28となっており、この覆い部28によりカバー部23の前面開口部31を覆うようになっている。
【0076】
なお、他の構成及び作用は前述の実施形態と同様であるので、省略する。
【0077】
そして、図9に示すような水栓装置6を前述の実施形態と同様に図10のように、カウンター本体40の下面に沿って配設して取付け、略板状の操作部4、略板状のダミー操作部33、略板状の湯温調整用の操作部19がカウンター本体10の前端より前方に突出させることで、本実施形態の水栓装置付きカウンター41を構成する。
【0078】
なお、図示を省略しているが、吐水部2が3つ以上、弁手段7が3つ以上、レバーハンドル3が3以上であってもよい。
【0079】
また、前述の各実施形態ではカウンター本体40の下面に沿って取付ける水栓装置6として湯水混合部1を設けた例を示したが、湯水混合部1を設けない水栓装置6であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】本発明の水栓装置付きカウンターの一実施形態を示す斜視図であり、(a)は各操作部が閉位置で、且つ、湯温調整用の操作部が略40℃の位置となっている状態を示す斜視図であり、(b)は一方の操作部が閉位置で他方の操作部が全開位置で、且つ、湯温調整用の操作部が略40℃の位置となっている状態を示す斜視図であり、(c)は他方の操作部が閉位置で一方の操作部が全開位置で、且つ、湯温調整用の操作部が略40℃の位置となっている状態を示す斜視図であり、(d)は各操作部が全開位置で、且つ、湯温調整用の操作部が略40℃の位置となっている状態を示す斜視図である。
【図2】同上の平面断面図である。
【図3】同上の縦断面図である。
【図4】同上の右側面図である。
【図5】同上の左側面図である。
【図6】同上に用いる水栓装置の前から見た斜視図である。
【図7】同上に用いる水栓装置の後から見た斜視図である。
【図8】本発明の水栓装置付きカウンターの他の実施形態を示す斜視図であり、(a)は各操作部が閉位置で、且つ、湯温調整用の操作部が略40℃の位置となっている状態を示す斜視図であり、(b)は一方の操作部が閉位置で他方の操作部が全開位置で、且つ、湯温調整用の操作部が略40℃の位置となっている状態を示す斜視図であり、(c)は他方の操作部が閉位置で一方の操作部が全開位置で、且つ、湯温調整用の操作部が略40℃の位置となっている状態を示す斜視図であり、(d)は各操作部が全開位置で、且つ、湯温調整用の操作部が略40℃の位置となっている状態を示す斜視図である。
【図9】本発明の水栓装置付きカウンターの他の実施形態を示す斜視図であり、(a)は各操作部が閉位置で、且つ、湯温調整用の操作部が略40℃の位置となっている状態を示す斜視図であり、(b)は一方の操作部が閉位置で他方の操作部が全開位置で、且つ、湯温調整用の操作部が略40℃の位置となっている状態を示す斜視図である。
【図10】同上の平面断面図である。
【符号の説明】
【0081】
2 吐水部
3 レバーハンドル
4 操作部
4a 押し下げ用の操作部
4b 押し上げ用の操作部
5 湯温調整操作部
6 水栓装置
7 弁手段
40 カウンター本体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水栓装置に吐水部からの吐水、停水の操作を行うためのレバーハンドルを前方に突出して設けると共に該レバーハンドルの前端部に上面側が押し下げ用操作部、下面側が押し上げ用操作部となった略板状をした操作部を設け、該操作部は押し下げ、押し上げ操作のみが可能なように上下方向にのみ可動自在となって該操作部を上に上げた状態又は下に下げた状態の一方が吐水で他方が止水となり、上記水栓装置をカウンター本体の下面に配設すると共にレバーハンドルの略板状をした操作部をカウンター本体の前端よりも前方に突出させて成ることを特徴とする水栓装置付きカウンター。
【請求項2】
レバーハンドルの操作部の押し下げ用操作部となる上面がカウンター本体の上面と平行又は略平行となった位置が停水位置であることを特徴とする請求項1記載の水栓装置付きカウンター。
【請求項3】
レバーハンドルの操作部の押し下げ用操作部となる上面がカウンター本体の上面と平行又は略平行となった位置が停水位置で、該停水位置から操作部を上に上げることで吐水となることを特徴とする請求項2記載の水栓装置付きカウンター。
【請求項4】
レバーハンドルの操作部の押し下げ用操作部となる上面がカウンター本体の上面と平行又は略平行となった位置が停水位置で、該停水位置から操作部を下に下げることで吐水となることを特徴とする請求項2記載の水栓装置付きカウンター。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−91821(P2009−91821A)
【公開日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−263919(P2007−263919)
【出願日】平成19年10月10日(2007.10.10)
【出願人】(505154956)パナソニック電工バス&ライフ株式会社 (306)
【出願人】(000242378)株式会社ケーブイケー (130)
【Fターム(参考)】