説明

水虫治療具

【課題】
本発明の水虫治療具は、第一に、足の指の間に指間挟持体を挟めるようにした上で、ヨウ素の殺菌力により指の間やその近傍の水虫を集中的に治療し、第二に、ヨウ素の昇華速度を抑制する手段を講ずることにより水虫治療具に付着、塗着あるいは浸透させた液状のヨウ素組成物中のヨウ素成分の昇華を遅延させ、製造から流通を経て消費者に亘り、実際に消費されるまでの間の無駄なヨウ素の昇華を抑制できる。
【解決手段】
本発明の水虫治療具は、足の指を挿入する複数の指挿入孔2を有し、吸水性と通気性を備えた治療具本体1と、該治療具本体1に付着或は塗布したヨウ素組成物と、を有することを特徴とする。ヨウ素組成物は、ヨウ素を有機溶剤に溶かした液体で、治療具本体1に液体状で保持されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヨウ素を有機溶剤に溶かしたヨウ素組成物を使った水虫治療具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ヨウ素組成物を使った足の指にできた水虫を治療する治療具は勿論、足の指の間にヨウ素組成物を浸透させた物品を挟んでおける治療具の出願もなかった。唯一あったのは、市販の靴下の底面に単にヨウ素を塗布しただけのものであった。
【0003】
しかしながら、ヨウ素は、空気中に昇華する性質を備えている。したがって、この底面にヨウ素を塗布した靴下は、単純にヨウ素を靴下の底部に塗布しただけであるから、製造から流通経路を経て消費者に渡り、実際に消費者が靴下を使う段階には、ほとんどのヨウ素が昇華してしまう。例え、包装を厳重にして昇華したヨウ素が外部に漏れないようにしたところで、この靴下を包装から取り出した段階で包装物内で昇華しガス化しているヨウ素は、大気内に飛散してしまい、靴下に塗布している残留ヨウ素は限りなく0に近くなっている。その結果、このヨウ素を塗布した靴下を履いても水虫の治療に役立たないのが実情である。ましてや、洗濯を繰返した靴下は、残留ヨウ素が0であり、水虫の治療に役立たないことになる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、足の指の間に指間挟持体を挟めるようにした上で、ヨウ素の殺菌力により指の間やその近傍の水虫を集中的に治療することができる水虫治療具を提供することを目的としている。また、併せて、ヨウ素の昇華速度を抑制する手段を講ずることにより水虫治療具に付着、塗布あるいは浸透させた液状のヨウ素組成物中のヨウ素成分の昇華を遅延させ、製造から流通を経て消費者に亘り、実際に消費されるまでの間の無駄なヨウ素の昇華を抑制できる水虫治療具を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するために本発明の水虫治療具は、足の指を挿入する複数の挿入孔を有し、吸水性と通気性を備えた治療具本体と、該治療具本体に付着或は塗布したヨウ素組成物と、を有し、前記ヨウ素組成物が、ヨウ素を有機溶剤で溶かした液体からなることを特徴とする。
【0006】
前記治療具本体を1枚の平板な織布あるいは不織布でつくったり、前記治療具本体が、多孔性あるいは多間隙性を備え、該治療具本体に付着或は塗布したヨウ素組成物を治療具本体の無数の微細孔あるいは無数の微細な間隙に浸透させたり、前記治療具本体が、多孔性あるいは多間隙性を備え、該治療具本体に付着或は塗布したヨウ素組成物が、治療具本体の無数の微細孔あるいは無数の微細な間隙に液体の状態で保持されていたり、あるいは、前記治療具本体が、筒状に形成され複数の指挿入部材を並列状に連結してなる構成とすることができる。
【0007】
前記ヨウ素組成物が、前記治療具本体に液体の状態で保持されていたり、さらに、前記治療具本体が、伸縮性を備えており、前記ヨウ素組成物が、ヨウ素を溶解する有機溶剤及び該有機溶剤に塩化ビニールあるいはゴム等の伸縮性を備えた素材を添加した構成とすることもできる。
【発明の効果】
【0008】
本発明のヨウ素組成物を使用した水虫治療具は、足の指を挿入する複数の挿入孔を有し、かつ、吸水性と通気性を備えた治療具本体にヨウ素組成物を付着或は塗布したものである。したがって、この水虫治療具を足の指に装着すると、治療具本体に付着或は塗布したヨウ素組成物内のヨウ素が昇華あるいは溶出し、指間及びその近傍の水虫を殺菌することができる。しかも、治療具本体の挿入孔間が指間挟持体であり、この指間挟持体が隣接する指間を常に隔ててくれる上にこの指間挟持体にもヨウ素組成物が付着或は塗布されているから効果的に水虫を治療することができる。
【0009】
前記治療具本体が、1枚の平板な織布あるいは不織布からできているので、大変低コストで製造でき、あらゆる段階での保管や移動に嵩張らず、特に、薄い靴下やストッキングの下に取り付けても目立たない。
【0010】
前記ヨウ素組成物が、ヨウ素の昇華を抑制する抑制手段を備え、そのヨウ素の昇華を抑制する抑制手段が、ヨウ素を溶解する有機溶剤とし、液体の状態で保持されるから、流通過程における無駄になるヨウ素の昇華が抑制され使用時の有効期間をさらに延長することができる。すなわち、ヨウ素を溶解した有機溶剤は、気化したヨウ素に対し透過性を有するが、ヨウ素は空気中で直接気化する訳ではないので、昇華が徐々に行われることになり、水虫治療具の流通過程における無駄な昇華を妨げ、使用時にはさらに長期間にわたって殺菌作用が有効に働くことができる。
【0011】
さらに、前記治療具本体が、多孔性あるいは多間隙性を備え、この治療具本体に付着或は塗布したヨウ素組成物が、治療具本体の無数の微細孔あるいは無数の微細な間隙に浸透し、液体の状態で保持されている。そして、治療具本体の表面に付着したヨウ素からヨウ素が順次昇華するので、狭くて細い微細孔や間隙の奥にまで浸透したヨウ素組成物内のヨウ素まで昇華するには長時間を要することになる。すなわち、長時間に亘りヨウ素が昇華するので、水虫殺菌効果が長く持続する。したがって、多孔性或は多間隙性物品の孔或は間隙に液状体のヨウ素組成物を浸透させているということが、ヨウ素の昇華抑制手段としての働きを備えていることでもある。
【0012】
前記治療具本体が、筒状に形成され複数の指挿入部材を有し、該複数の指挿入部材の基部が並列状に連結され、かつ該基部が治療具本体の挿入孔であり、あるいは、前記治療具本体が、筒状に形成され複数の指挿入部材を有し、該複数の指挿入部材の基部が前記治療具本体の挿入孔に取付けられているので、指の間の水虫だけでなく、指全体に広がった水虫さえも全面的に治療できる。
【0013】
上記抑制手段を施したヨウ素組成物も有機溶剤が乾燥すると、水虫治療具を伸縮させたり曲折させるたびにボロボロと剥落しやすくなる。そこで、有機溶剤に塩化ビニールやゴム等の伸縮性を備えた天然あるいは合成樹脂塗料を添加する。こうすることによって、乾燥しにくくなり、前記物品の伸縮や曲折に従い前記物品に付着あるいは塗布したヨウ素組成物も伸縮あるいは曲折しヨウ素組成物の剥落を最低限に食い止めることができる。その結果、水虫治療具の流通過程における無駄な昇華を妨げ、使用時にはより一層長期間にわたって殺菌作用が有効に働くことになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下に本発明の実施例を、図面を用いて説明する。
ヨウ素は、沃素、ヨード、沃度とも言い、空気中では昇華性を備え、固体の結晶構造は紫黒色の斜方晶で、には容易に溶けないが、溶液、四塩化炭素、シンナー、アルコール、エステルなどの有機溶剤には溶ける元素である。また、ヨウ素をアルコールで希釈した溶液が、ヨードチンキであり、消毒薬として用いられている。本発明の水虫治療具は、関東化学株式会社のよう素「0.5mol/l よう素(1N)」を用い、この関東化学株式会社の「よう素」を有機溶剤で希釈し混合した可溶性塗料をヨウ素組成物として用い、反復テストを繰り返して本発明を成したものである。
【0015】
図1〜4に示すように本発明のヨウ素を使った足の指の間の水虫を治療する水虫治療具は、織布あるいは不織布などの1枚の平板な治療具本体1でつくられている。この平板な治療具本体1は、伸縮性に富むシート状の素材で、無数の孔を有する多孔性繊維で織られた織布やフェルトあるいは無数の細い繊維を寄集めて接着あるいは溶着した不織布、紙、繊維束等でつくられた多孔性あるいは多間隙性物品であり、天然の繊維でつくられたものが好ましい。そして、この平板な治療具本体1は、吸水性と通気性をも有している。上記素材でつくられた平板な治療具本体1に足の指を挿入する複数の指挿入孔2を設ける。この指挿入孔2の数は、通常5つの指挿入孔2が直列状に並べられているが、これらの隣接する指挿入孔2の間は、指間挟持体3であり、隣接する指同士の密着を防ぐことにより指間の水虫の繁殖を阻止する役目も備えている。なお、親指が入る孔を大きくして親指と人差し指あるいは親指と人差し指と中指などが入るようにしても良い。この場合、1つの孔に2本又は3本の指が入り、指間挟持体3が無くなることになるが、水虫のできやすい部位は、小指と薬指あるいは薬指と中指の間なので、これらの間にだけ指間挟持体3を形成すればよい場合もある。
【0016】
本発明で使うヨウ素組成物は、ヨウ素をヨウ化カリウム溶液、四塩化炭素、シンナー、アルコール、エステルなどの有機溶剤に溶解し、あるいは、このヨウ素を溶解した有機溶剤に天然あるいは合成塗料を溶解した液体である。本発明の水虫治療具は、治療具本体1を、上記ヨウ素組成物中に浸漬したり塗布することにより作られる。このような構成の平板な治療具本体1の表面にヨウ素組成物を付着或は塗布すると、付着或は塗布された液体であるヨウ素組成物が、多孔性あるいは多間隙性素材でつくられた平板な治療具本体1の無数の微細な孔や間隙に浸透する。ヨウ素組成物は、濡れティッシュのような半乾きの状態に保持され、液体の状態の部分が保持される。足のつま先に本発明の水虫治療具を装着すると、ヨウ素組成物に含まれているヨウ素が気化して、水虫菌を殺菌する。
【0017】
上記構成の水虫治療具は、治療具本体1の一端側から他端側に向かって5つの指挿入孔2が直列状に並んでおり、一端側の親指を挿入する指挿入孔2が大きく、他端側の小指を挿入する指挿入孔2が小さくなっている(なお、治療具本体1が、伸縮性を備えるときは、指挿入孔2の径は均一であっても良い)。また、夫々の指挿入孔2の中心が、ほぼ均等の間隔で設けられているので、隣接する指挿入孔2間の指間挟持体3は他端側が広く、足の指にこの治療具本体1の指挿入孔2に挿入すると、他端側である小指側の指間挟持体3のほうが、隣接する指の間が広く開く。水虫は、通常、小指と薬指間に一番繁殖しやすく、ついで、薬指と中指間であり、他端側の指間挟持体3が広いと言うことは、指間の水虫の繁殖を効果的に妨げることになる。さらに、広い他端側の指間挟持体3により多くのヨウ素組成物を付着或は塗布もしくは浸透させることができるから、水虫の繁殖をより一層効果的に防げることでもある。
【0018】
図5は本発明の第2実施例を示す図で、指の太さにあわせ孔5を備えた筒状の複数の指挿入部材を並列状に結合して治療具本体6とした水虫治療具である。この筒状の複数の指挿入部材の孔5が、前記平板な治療具本体1の指挿入孔2に当る。あるいは、指の太さにあわせた孔5を備えた筒状の複数の指挿入部材を形成し、この複数の指挿入部材の基部を前記平板な治療具本体1の指挿入孔2に取付けた構成としてもよい。このような構成の水虫治療具は、隣接する指の間の筒状の指挿入部材が、前記実施例の指間挟持体3に相当し、指と指の間を確実に引離す上に、指間挟持体3としての面積も広がり、一層多くのヨウ素組成物を付着或は塗布もしくは浸透できることになり、さらに水虫治療効果を高めることができる。
【0019】
図6〜9に示すように、平板な(あるいは筒状の指挿入部材を有する)治療具本体11の指挿入孔12に足の指を挿入したときの治療具本体11の甲側部材13を可能な限り薄くあるいは細くし、逆に、指間挟持体14と足の裏側部材15を可能な限り厚くあるいは太くした水虫治療具とすることができる。このような構成の水虫治療具は、図5の実施例と同様な理由で水虫治療効果がより向上する上に、女性が、パンストの下にこの水虫治療具を装着した場合、甲側部材13を可能な限り薄くあるいは細くしてあるので、パンストを履いた上から目立たないから、装着者が水虫であるということを他人に知られることがなく、羞恥心を感じないで安心して装着できる。
【0020】
次に、ヨウ素の昇華を抑制する構成について説明する。図10は、上記水虫治療具の素材である1本の多孔性繊維20の要部拡大切欠断面図とその一部を拡大した拡大断面図である。有機溶剤22に溶解したヨウ素21を前記治療具本体1,11の表面に付着あるいは塗布すると、治療具本体1,11の無数の孔や間隙に有機溶剤22とこれに溶解したヨウ素21が浸透する。この物品の無数の孔や間隙に浸透したヨウ素21は、有機溶剤22に取り囲まれた状態になっている。この有機溶剤22は昇華したヨウ素が透過できるが、ヨウ素は直接大気中に昇華できず、有機溶剤22を潜り抜けて昇華することになる。したがって、長時間に亘り徐々に昇華するので、ヨウ素の殺菌効果が長時間に亘り持続する。当然、治療具本体1,11の表面に付着あるいは塗布した有機溶剤22に溶解したヨウ素21もまた同様である。例えば、有機溶剤22に溶解したヨウ素21に前記治療具本体1,11を浸漬すると、溶解したヨウ素組成物が治療具本体1,11の表面に付着すると共に治療具本体1,11の無数の孔や間隙に浸透する。この場合、始めに治療具本体1,11の表面のヨウ素21が昇華し、続いて、物品の無数の孔や間隙に浸透したヨウ素21が昇華することになるから、内部のヨウ素21が昇華するまでに長時間を要し、二重にヨウ素の昇華抑制効果が得られることになる。
【0021】
上記抑制手段としてヨウ素21を溶解した有機溶剤22の代わりに塩化ビニールやゴム等の伸縮性を備えた天然あるいは合成樹脂塗料を添加することもできる。この伸縮性を備えた天然あるいは合成樹脂塗料の添加は、前述の有機溶剤22に溶解し前記治療具本体1,11に付着あるいは塗布したヨウ素21が、有機溶剤22が乾燥すると、治療具本体1,11を伸縮させたり曲折させるたびにボロボロと剥落しやすくなるためにさらに改良を加えたものである。これらのヨウ素21を、塩化ビニールやゴム等の伸縮性を備えた樹脂塗料を添加した有機溶剤22に溶解して前記治療具本体1,11の表面に付着あるいは塗布した場合、治療具本体1,11の伸縮や曲折にしたがって伸縮したり曲折することができ、上記剥落を最低限に食い止めることができるから無駄なヨウ素21の昇華が抑えられ、ヨウ素の殺菌効果がいっそう長時間持続することになる。なお、指の間から発汗した水分である汗は、前記治療具本体1,11の指間挟持体3,14に吸収され、この吸収された汗にわずかではあるがヨウ素が溶出しており、汗に溶出したヨウ素により汗内に移動した水虫菌を殺菌し、汗の移動による水虫の転移を防止できる。
【0022】
なお、本発明の水虫治療具は、図示した形状に拘るものではなく、指を挿入する複数の指挿入孔を有し、隣接する指挿入孔間が指間挟持体である治療具本体にヨウ素組成物を付着あるいは塗布し、あるいは付着あるいは塗布することにより治療具本体の微細な孔や間隙にヨウ素組成物を浸透させてあれば、如何なる形状であってもよい。また、本発明で言う治療具本体とは、1枚の平板な治療具本体に限定されるものではなく、筒状部材や、5本指の靴下など、様々な形状に変形加工したものであっても良い。
【0023】
本発明のヨウ素組成物を用いた水虫治療具は、足の指に装着すると、物品の表面に付着あるいは塗布し、あるいは物品の無数の孔や間隙に浸透したヨウ素組成物内のヨウ素が空気中に昇華するとき、足の指の間やその近傍の水虫菌を殺菌する水虫治療具として使える。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の水虫治療具を示す正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】図1のC−C断面図である。
【図5】本発明の水虫治療具の異なる実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の水虫治療具の異なる実施例を示す正面図である。
【図7】図6のD−D断面図である。
【図8】図6のE−E断面図である。
【図9】図6のF−F断面図である。
【図10】本発明の水虫治療具の物品の要部を示す拡大断面図とその一部を拡大した拡大断面図である。
【符号の説明】
【0025】
1 治療具本体
2 指挿入孔
3 指間挟持体
5 筒状の複数の指挿入部材の孔
11 治療具本体
12 指挿入孔
13 甲側部材
14 指間挟持体
15 裏側部材
20 多孔性繊維
21 ヨウ素
22 有機溶剤

【特許請求の範囲】
【請求項1】
足の指を挿入する複数の挿入孔を有し、吸水性と通気性を備えた治療具本体と、
該治療具本体に付着或は塗布したヨウ素組成物と、
を有し、前記ヨウ素組成物が、ヨウ素を有機溶剤で溶かした液体からなることを特徴とする水虫治療具。
【請求項2】
前記治療具本体が、1枚の平板な織布あるいは不織布からなることを特徴とする請求項1記載の水虫治療具。
【請求項3】
前記治療具本体が、多孔性あるいは多間隙性を備え、
該治療具本体に付着或は塗布したヨウ素組成物が、治療具本体の無数の微細孔あるいは無数の微細な間隙に液体の状態で保持されていることを特徴とする請求項1または2に記載の水虫治療具。
【請求項4】
前記治療具本体が、筒状に形成され複数の指挿入部材を並列状に連結してなることを特徴とする請求項1〜3のうち1項に記載の水虫治療具。
【請求項5】
前記ヨウ素組成物が、前記治療具本体に液体の状態で保持されていることを特徴とする請求項4に記載の水虫治療具。
【請求項6】
前記治療具本体が、伸縮性を備えており、
前記ヨウ素組成物が、ヨウ素を溶解する有機溶剤及び該有機溶剤に塩化ビニールあるいはゴム等の伸縮性を備えた素材を添加したことを特徴とする請求項4に記載の水虫治療具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−43532(P2008−43532A)
【公開日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−222143(P2006−222143)
【出願日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【出願人】(306029970)株式会社フラワー金属 (1)
【Fターム(参考)】