説明

泡式入浴装置

【課題】有効に泡を消泡でき、未消泡の泡による排水管の詰まりを抑制することができる泡式入浴装置を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明の泡式入浴装置は、洗剤溶液を発泡させることによりシャボンP1を発生するシャボン発生手段9Aと、シャボン使用環境を持つシャボン消費部(9)と、
シャボン発生手段9Aから発生するシャボンP1をシャボン消費部(9)に供給するシャボン供給手段(431)と、シャボン消費部(9)から排出されるシャボンP1(MBF)を消泡エリア923で消泡するシャボン消泡手段(92)とを備え、シャボン消泡手段(92)は、シャボン(MBF)を消泡エリア923に収集するシャボン収集手段(926、9217、9221)と、消泡エリア923内に収集されたシャボン(MBF)に対し、霧滴を噴射して消泡する噴霧消泡手段(927)と、を備えることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、微細気泡を利用した泡式入浴装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の泡式入浴装置(例えば、特許文献1参照)は、使用者に対し、入浴効果を目的とした温泡を吐出し、大量の泡で体を覆うことで、保温状態を維持しながら入浴する泡入浴装置である。特許文献1の泡式入浴装置では、入浴後泡を洗い流すため、適温水を体表面に噴射するシャワーを具備している。
【特許文献1】特開2004−105716号公報(第3〜5頁、第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1の泡式入浴装置では、有効な消泡手段を備えていないため、体を覆う温泡を容易に体から洗い流せるが、泡を完全に消泡することができない。従って、大量の泡が床面全体に残留し、利用者にとっては不快感となる。さらに、泡が排水管内に流れ込む際、未消泡の泡により排水管を詰まられる恐れがある。
【0004】
本発明は上記実状に鑑みてなされたものであり、有効にシャボンを収集及び消泡でき、未消泡のシャボンによる排水管の詰まりを抑制することができる泡式入浴装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の泡式入浴装置は、 洗剤溶液を発泡させることによりシャボンを発生するシャボン発生手段と、シャボン使用環境を持つシャボン消費部と、シャボン発生手段から発生するシャボンをシャボン消費部に供給するシャボン供給手段と、前記シャボン消費部から排出されるシャボンを消泡エリアで消泡するシャボン消泡手段と、を備えており、シャボン消泡手段は、シャボンを消泡エリアに収集するシャボン収集手段と、消泡エリア内に収集されたシャボンに対し、霧滴を噴射して消泡する噴霧消泡手段と、を備えることを特徴とする。
【0006】
本発明の泡式入浴装置によれば、泡式入浴の際に使用したシャボン(泡)を消泡エリアで消泡するシャボン消泡手段を設けることにより、シャボン使用環境のシャボン(泡)を消泡エリアに収集して消泡し、液体に近い流体(泡成分が極めて少ない液体)として排出することができる。つまり、本発明のシャボン消泡手段は、シャボンを消泡エリアへ収集するシャボン収集手段と、収集されたシャボンに対し、霧滴を噴射して消泡する噴霧消泡手段とを備えることにより、泡式入浴の際のシャボンを効率よく収集して処理することができる。よって、泡式入浴の際に、シャボン使用環境に残留したシャボンが消泡エリアに収集されるため、残留シャボンにより起因する不快感を利用者に与える問題が改善される。また、収集手段により収集されたシャボンが噴霧消泡手段により効率よく消泡され、液体(水)に近い流体として排出することができ、未消泡のシャボンにより排水管を詰まらせる問題が改善される。
【0007】
本発明の泡式入浴装置のシャボン消費部は、洗浄対象物を収容するブースであることが好ましい。ブースであれば、ブース内のシャボンの温度などを維持することが容易になり、利用者に快適な利用空間を提供することができる。また、本発明の泡式入浴装置のシャボン消費部は、シャボンを用いる温泡シャワー装置であることが好ましい。温泡シャワー装置に限らず、浴槽タイプの温泡風呂などにも利用できる。
【0008】
また、本発明の泡式入浴装置のブースは、床面を備え、シャボン収集手段は、ブースの床面に形成され、消泡エリアに向かって降下する傾斜面と、該傾斜面上のシャボンに対して水を吐出し、シャボンを傾斜面に沿って消泡エリアに流下させて収集する吐水ノズルと、を備えていることが好ましい。これにより、泡式入浴の際に発生するシャボンが傾斜面に沿って、シャボンを消泡する消泡エリアに重力により自然に流れ込むこととなる。さらに、吐水ノズルから所定流速の水が吐出されるため、シャボンが傾斜面上により一層流れやすくなり、効率的に消泡エリアに流れ込むことができる。よって、シャボンを有効に消泡エリアへ収集され、シャボンの残留による利用者の不快感が軽減される。また、シャボンが消泡エリアに収集されるため、消泡エリアで集中的にシャボンを処理することができる。
【0009】
また、本発明の泡式入浴装置の噴霧消泡手段は、霧滴を形成してシャボンに噴射する第1噴射ノズルであることが好ましい。本発明の噴霧消泡手段は、シャボンのサイズに応じて、有効に消泡できる霧滴のサイズ、流速に調整して噴射することにより、効率よくシャボンを消泡することができると共に、噴射による二次シャボン(水滴の跳ね上がりにより発生する新しい泡)の形成を有効に抑制することができる。つまり、本発明の噴霧消泡手段は、適切な霧滴サイズと噴射速度(流速)を有するため、霧滴サイズが小さ過ぎ、または噴射速度が低すぎるなどのことに起因するシャボンの消泡不能や、霧滴サイズが大き過ぎ、または噴射速度が高すぎるなどのことに起因する二次シャボン(水滴の跳ね上がりにより発生する新しい泡)の発生を抑制することができる。
【0010】
また、本発明の泡式入浴装置のブースは、シャボン使用環境の下部に排水管を備え、シャボン消泡手段は、シャボンが排水管の排水口への流入を抑制するシャボン流入抑制手段を備えていることが好ましい。これにより、泡式入浴の際に発生するシャボンが排水管への流入を有効に抑制することができる。つまり、シャボン流入抑制手段を設けることにより、未消泡のシャボンが排水管へ流れにくくなり、排水管を詰まられることを未然に抑制することができる。
【0011】
また、本発明の泡式入浴装置のシャボン流入抑制手段は、排水管の排水口の上方に設置され、排水口含む周囲に第2霧滴を噴射し、シャボンが排水管への流入を抑制する第2噴射ノズルであることが好ましい。これにより、排水口及びその周囲がシャボン流入抑制手段を構成する第2噴射ノズルから噴射された霧滴(ミスト)に遮蔽され、排水口に未消泡のシャボンの流入することが軽減される。つまり、第2噴射ノズルから噴射された霧滴がウォーターカーテンのような遮蔽効果を果たし、排水口に流れてくるシャボンが排水口に流れ込むことを回避させることができる。よって、未消泡のシャボンが排水口まで流れてきても排水口に入りにくくなるので、未消泡のシャボンによる排水管の詰まりを回避または軽減することができる。
【0012】
また、本発明の泡式入浴装置のシャボン消泡手段は、シャボン収集手段、噴霧消泡手段及びシャボン流入抑制手段に水を供給する水供給手段を備えることが好ましい。これにより、シャボン消泡手段に水または温水が継続的に供給される。よって、シャボン収集手段、噴霧消泡手段またはシャボン流入抑制手段は、それぞれ有効に機能を果たすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の泡式入浴装置は、図面を参照して説明する。
【0014】
(実施例1)
本実施例の泡式入浴装置は、図1に示される。図1は本実施例の泡式入浴装置の全体概念図である。なお、本実施例の泡式入浴装置は、ブース90を持つ温泡シャワー装置9を用いて説明する。つまり、シャボン消費部には温泡シャワー装置9が設けられている。
【0015】
図1に示すように、本実施例の泡式入浴装置は、シャボンを発生するシャボン発生装置9Aと、温泡シャワー装置9とからなる。シャボン発生装置9Aから発生するシャボンは、温泡シャワー装置9で使用される。なお、シャボン発生装置9Aは本発明のシャボン発生手段を構成するものである。
【0016】
まず、本実施例の泡式入浴装置のシャボン発生装置9Aについて説明する。
【0017】
図1に示すように、本実施例の泡式入浴装置のシャボン発生部9Aは、循環通路5で接続して連通され、流路順に気体混入手段1、移動加圧手段P、気泡微細化手段2、気泡溶解促進手段3、発泡手段4とで構成される。なお、循環通路5は連通パイプで構成される。
【0018】
本実施例では、発泡手段4が洗剤溶液容器40を備えている。また、洗剤溶液容器40内に貯留された洗剤溶液が循環して使用される。洗剤溶液を循環せずに使用される場合には、本実施例のような液体循環型でなくてもよい。また、本実施例で使用される洗剤溶液は、水または温水で調製したものであり、以下液体と称する場合もある。
【0019】
また、本実施例の泡式入浴装置は循環型であるため、洗剤溶液容器40は洗剤溶液排出口41と、洗剤溶液供給口42とを備えており、循環通路5を構成する接続通路401の一端401aに接続されている。排出する洗剤溶液が循環して使用されるので、洗剤溶液排出口41は後述する液体取り込み部(41)をとして機能する。洗剤溶液排出口41は、図1に示すように、洗剤溶液容器40の底部に設けられた排出ポートである。洗剤溶液供給口42は、洗剤溶液容器40の側壁に設けられている。洗剤溶液供給口42としては、移動加圧手段(ポンプ)Pを作動させたとき循環通路5内に生じる圧力を適度に保持しつつ、循環通路5内の液体を吐出可能な構造を有している。具体的に、吐出側(下流側)に向かって内径が小さくなる絞る構成である。このような構成により、移動加圧手段Pと洗剤溶液供給口42との間が適度に加圧されるため、気体(気泡)の液体への溶解促進が促進される。また、気体含有液体が洗剤溶液供給口42から洗剤溶液容器40内に吐出されることにより、気体が溶解された液体は圧力開放されるため、洗剤溶液容器40内において、微細気泡が発生する。
【0020】
図1に示すように、本実施例では、気体混入手段1は、内径が流路の流れ方向にそって縮径する第1絞り部(例えば:ベンチュリー管)11と、気体導入通路101と、接続通路401、102とを備えている。気体導入通路101は気体を第1絞り部11に導入するものであり、第1絞り部11の内部に気体を混入させる。接続通路401、102は循環通路5の一部を構成している。接続通路401の一端401aは洗剤溶液容器40の洗剤溶液排出口41に連通され、他端401bは気体混入手段1の第1絞り部11に連通されている。また、気体導入通路101には、導入される気体の流量などを調整する調整弁もしくは電磁バルブなどの気体量調節手段12が備えられている。一方、接続通路401及び102を介して第1絞り部11が循環通路5に接続されている。なお、接続通路401を介して気体混入手段1は液体取り込み部(洗剤溶液排出口)41に連通される。このような構成により、第1絞り部11の内部を通過する液体は加速されるため、第1絞り部11の内部に生じる負圧により気体導入通路101を通じて第1絞り部11に気体が混入し気泡が形成される。なお、本実施例では、気体混入手段1から混入される気体として、空気が使用されている。
【0021】
移動加圧手段Pであるポンプは、図1に示すように、気体混入手段1と気泡微細化手段2との間において、循環通路5に配置されている。移動加圧手段Pを作動させることにより、移動加圧手段Pと洗剤溶液供給口42との間に洗剤溶液が加圧された状態となる。本実施例では、洗剤溶液供給口42までの流体圧力は約4kgf/cmとされている。移動加圧手段Pは、接続通路102及び201に接続され、液体循環流路5に接続される。なお、移動加圧手段Pに連通する接続通路102は本発明の移動加圧手段Pの吸込側となる。また、気体混入手段1及び移動加圧手段Pは、制御手段6Aにより自動的に制御されている。
【0022】
本発明の気泡微細化手段2は、図1に示すように、第2絞り部29と、第2絞り部29の洗剤溶液供給口42側に連通する開放部25とにより構成された流路を備えている。気泡微細化手段2の内部には、液体取り込み部41側から洗剤溶液供給口42に気泡含有液体が流れる流路が形成されている。
【0023】
具体的に、気泡微細化手段2は、洗剤溶液供給口42に向かって順に、液体取り込み部41側において接続通路201と連結するための連結部(図示せず)と、接続通路201から第2絞り部29に洗剤液体を誘導する誘導空間(図示せず)と、第2絞り部29と、開放部25と、洗剤溶液供給口42側において接続通路202と連結するための連結部(図示せず)とを備えている。
【0024】
なお、接続通路201、202は循環通路5の一部を構成している。また、本発明の微小気泡とは、後述する気泡溶解促進手段3において、液体に対して十分に溶解可能なほど小さい(比表面積が大きい)気泡をいう。また、洗剤溶液供給口42から洗剤溶液容器40に吐出することにより生成される微細気泡とは、微小気泡よりも小さい気泡をいう。
【0025】
本実施例において、第2絞り部29は、気泡が含有された液体に十分な流速を付与することができるように、誘導空間の断面積と比較して十分小さい断面積を有している。
【0026】
また、第2絞り部29は、洗剤溶液供給口42側に向かって断面積が小さくなる形状となっている。これにより、第2絞り部29内部を通過する気泡含有液体は十分に加速される。開放部25は、第2絞り部29の洗剤溶液供給口42側に連続して設けられている。開放部25の断面積は、第2絞り部29から移動してきた気泡に微細化可能な流速勾配を与える程度に、第2絞り部29の断面積より大きくなっている。
【0027】
また、開放部25の洗剤溶液供給口42側への長さは、開放部25に到達して減速された気泡が微細化するために十分な長さを有している。
【0028】
また、開放部25の断面積は、洗剤溶液供給部42側に連続する循環通路5の内部空間の断面積より大きくなっている。これにより、開放部25内における流速が、第2絞り部29内における流速及び洗剤溶液供給口42側の循環通路5における流速より十分に小さいものとなる。このため、気泡に大きな速度勾配を与えることができる。
【0029】
このように、開放部25を有することにより、第2絞り部29を通過して加速された気泡は、開放部25に到達したとき減速される。この速度勾配により気泡は圧縮され微細化して微小気泡が発生する。
【0030】
気泡溶解促進手段3は、図1に示すように、液体が流入する流入口311と液体が流出する流出口312を備えている。流入口311には、接続通路202が連通され、流出口312には、接続通路301が連通されている。接続通路202、301は循環通路5の一部を構成している。このように、接続通路202、301を介して、気泡溶解促進手段3が循環通路5に接続されている。
【0031】
また、図1に示すように、気泡溶解促進手段3は、内部に微小気泡含有液体が通過可能かつ微小気泡が液体に十分に溶解する時間を与えるように、気泡溶解促進手段3内の液体を迂回させる迂回流路31と、気泡溶解促進手段3の上部に設けられ気体含有液体に溶解しない気体を収集する非溶解気体収集部32とを備えている。
【0032】
迂回流路31は、遮蔽板などの部材を用いて気泡溶解促進手段3の内部を仕切りして形成されるものである。迂回流路31を介して、気泡含有液体は気泡溶解促進手段3の内部を通過する際、十分な溶解する時間を得ることができ、微小気泡がさらに液体中に溶解される。
【0033】
非溶解気体収集部32は、気泡溶解促進手段3の上方に設けられ、気泡含有液体に含まれ溶解しない気体(溶解飽和などにより発生する余剰気体をいう)を比重差により収集するものである。また、非溶解気体収集部32で収集された非溶解気体(液体に溶解しない気体)は、気泡溶解促進手段3に設けられ非溶解気体収集部32に連通する非溶解気体排出部33を介して排出される。さらに、非溶解気体排出部33は、気泡溶解促進手段3と連通する気体排出流路331と、気体排出流路331に設けられた気体排出量を調整する流量調整手段332とを備えている。なお、流量調整手段332は、電磁バルブなどの開閉弁で構成される。
【0034】
気泡溶解促進手段3で微小気泡内の気体を液体に溶解させた後、気体溶解洗剤溶液(気体が液体に溶解された洗剤溶液)は接続通路301を介して発泡手段4に流れる。このように、循環通路5は接続通路401、102、201、202及び301から構成されている。
【0035】
また、図1に示すように、気体溶解(洗剤)溶液は、洗剤溶液供給口42から洗剤溶液容器40に吐出される。洗剤溶液容器40には、洗剤溶液が溜められており、洗剤溶液に溶解した気体は洗剤溶液供給口42を介して洗剤溶液容器40内に噴出された際、洗剤溶液容器40が大気に開放されているため、減圧により再び微細気泡となり洗剤溶液P2から析出される。析出された微細気泡はシャボンP1となり、シャボン層P10を形成している。なお、シャボン層P10は後述するシャボン消費部に使用される際、マイクロバブルフォーム(Micro bubble foam)MBFと称する場合もある。
【0036】
また、図1に示すように、洗剤溶液容器40には、洗剤溶液の液面の液位高さを検知する液面検知手段7が設けられている。また、洗剤溶液容器40の底部401には、洗剤溶液を排出する(循環させる)洗剤容器排出口(液体取り込み部)41が備えられている。
また、図1に示すように、本実施例では、洗剤溶液容器40に補充溶液を補充する補充溶液補充手段8Aが備えられている。補充溶液補充手段8Aは、洗剤溶液容器40に設けられ連通する補充溶液流入口44と、洗剤溶液容器40の上方に設けられ補充溶液を貯留する補充溶液貯留槽81と、補充溶液流入口44と補充溶液貯留槽81とを連通する連通流路801と、連通流路801に設けられ、補充溶液の流量を調整する流量調整手段82(バルブ)とを備えている。なお、本実施例では、補充溶液は水または温水で構成される。なお、流量調整手段82が開放されると、補充溶液は自重により下方に位置する洗剤溶液容器40に流れることができる。このように、液面検知手段7で検出された洗剤溶液容器40内の洗剤溶液の液面水位の高さの情報に基づき、補充溶液補充手段8Aが洗剤溶液容器40内に必要な量の補充溶液を補充し、洗剤溶液容器40内の洗剤溶液の液面液位を所定位置範囲内に維持することができる。従って、洗剤溶液容器40内の洗剤溶液の上層に多く含まれる微細気泡は洗剤溶液容器40の底面に位置する液体取り込み部(洗剤溶液排出口)41に吸い込まれにくくなる。よって、移動加圧手段(ポンプ)Pに気体の混入に起因するポンプ性能の低下を抑制することができる。
【0037】
さらに、液面検知手段7及び補充溶液補充手段8Aは、制御手段6Bにより自動的に制御される。
【0038】
また、シャボンP1の温度を調整するために、循環通路5またはシャボン供給口42においてヒータなどの加熱手段を設けることもできる。ヒータなどの加熱手段を設けることにより、循環通路5及び洗剤溶液容器40内の洗剤溶液を温めることができ、洗剤溶液により形成されたシャボンP1の温度を調整することができる。
【0039】
洗剤溶液容器40内に形成されたシャボンP1は、図1に示すように、シャボン供給口43を介して供給された後、連通流路431を介して温泡シャワー装置9に流れる。このように、シャボン発生装置9Aには温泡シャワー装置9が接続される。温泡シャワー装置9は大気開放とされている。
【0040】
次に、本実施例の特徴である温泡シャワー装置9(シャボン消費部)について説明する。
【0041】
本発明の泡式入浴装置の温泡シャワー装置9は図2に示される。図2に示すように、温泡シャワー装置9は、利用者を覆う箱形状をなすブース90を持つ。ブース90には、利用者が座った状態で利用できる着座部901が設けられている。また、温泡シャワー装置9は、連通流路431を介してシャボン発生装置9Aに連通される。なお、連通流路431は本発明のシャボン供給手段を構成するものである。
【0042】
図2に示すように、シャボンP1により形成されたマイクロバブルフォーム(Micro bubble foam=MBF)はマイクロバブルフォーム吐出口91を介して利用者の身体の肩へ吐出する。マイクロバブルフォーム吐出口91は、マイクロバブルフォームMBFを吐出する吐出口であるが、公知のシャワーの水圧で噴射することを前提とするノズルと相違し、泡沫単位で吹き付けるというよりも、流動するマイクロバブルフォームMBFの吹出口として機能する形態である。このため、マイクロバブルフォーム吐出口91の吹出口がほぼ利用者の身体の肩幅程度に設定されるものである。使用者の肩が温泡で温まられるので快適である。なお、使用者の肩に流れるマイクロバブルフォームMBFは使用者の身体に沿って下方へ流れる(マイクロバブルフォーム移動方向D1に示す)。
【0043】
また、図2に示すように、着座部901には、利用者が座る上面部902は、マイクロバブルフォームMBFが下方へ流れやすくなり、かつ利用者が違和感を感じない程度の所定の傾斜度を設け、足方向の前部903は、背中方向の後部904より所定高さで低く設定される。これにより、マイクロバブルフォームMBFは容易にマイクロバブルフォーム移動方向D2に沿って下方へ流動する。また、着座部901の前側905も、マイクロバブルフォームMBFが流れやすくなるように所定傾斜度を設けているので、マイクロバブルフォームMBFは容易にマイクロバブルフォーム移動方向D3に沿って下方へ流動する。
【0044】
着座部901に座る利用者の足元には、使用後のマイクロバブルフォームMBFのシャボンを消泡して処理する消泡機92がブース90内に設置されている。消泡機92は、シャワー後のマイクロバブルフォームMBFの泡(シャボン)を消すことができる。なお、消泡機92は本発明のシャボン消泡手段を構成するものである。
【0045】
図2に示すように、消泡機92は、着座部901の下方に設けられ、床面925より下に位置されている。また、消泡機92は、ケース部921を備え、ケース部921の上面部9211は床面925の一部を構成している。また、ケース部921は、上面部9211と共に、前、後側面部9213、9214、左、右側面部(図示せず)及び下面部9212とで構成され、内部に内部空間922を形成している。さらに、消泡機92のケース部921の上面部9211には、上面部9211より突出する突出部9215が形成されている。突出部9215は、着座部901と対向し、対向面部9216を備えている。突出部9215には、後述する吐水ノズル926が設けられている。吐水ノズル926は、突出部9215の着座部901に対向する対向面部9216に設置され、後述する流入溝924に向かって吐水することができる。
【0046】
また、図2に示すように、消泡機92のケース部921の上面部9211には、床面925に流れてきたマイクロバブルフォームMBFを消泡機92のケース部921に流入させる流入溝924が備えられている。また、流入溝924は、突出部9215と着座部901の間に設けられ、利用者の足元は、流入溝924の上方に位置される。なお、突出部9215と着座部901との間には、所定距離が持たされている。
【0047】
また、床面925を構成する消泡機92のケース部921の上面部9211には、突出部9215の底面(図示せず)と流入溝924とを接続し、所定傾斜度(第1傾斜度K1)を持つ第1傾斜面9217が設けられている。第1傾斜面9217は、突出部9215から流入溝924に向かって、降下するように設置される。なお、第1傾斜面9217は床面925の一部を構成している。また、吐水ノズル926は、第1傾斜面9217の降下方向に沿って、着座部901側の下部に位置する流入溝924へ水を吐出し、流水区域9261を形成する。
【0048】
このように、利用者の身体から足元まで流れてきたマイクロバブルフォームMBFは、床面925に流下した際、吐水ノズル926の吐水により形成された流水区域9261において流され、床面925に付着されない。つまり、床面を構成する上面部9211には第1傾斜面9217が形成されているため、付着したマイクロバブルフォームMBFが容易にその傾斜面の降下方向(マイクロバブルフォーム移動方向D4)に沿って、流入溝924に流れることができる。
【0049】
また、消泡機92のケース部921の内部には、内部空間922が形成され、流入溝924を介してケース部921に流入されたマイクロバブルフォームMBFは、内部空間922に流れ込み、消泡される。具体的に、図1に示すように、流れてきたマイクロバブルフォームMBFは、マイクロバブルフォーム移動方向D5に沿って内部空間922に流入する。
【0050】
また、図2に示すように、内部空間922には、マイクロバブルフォームMBFのシャボンを消泡する消泡エリア923が備えられている。流入されてきたマイクロバブルフォームMBFは消泡エリア923にて消泡される。具体的には、ケース部921の下面部9212は、マイクロバブルフォームMBFを消泡エリア923へ誘導させ、所定傾斜度(第2傾斜度K2)を持つ第2傾斜面9221を備えている。第2傾斜面9221は、図2に示すように、流入溝924の下方に位置し、流入溝924から流れてきたマイクロバブルフォームMBFは第2傾斜面9221上にマイクロバブルフォーム移動方向D6に沿って、傾斜面の降下方向に流れる。また、下面部9212には、マイクロバブルフォームMBFの流れ方向に沿いつつ第2傾斜面9221に連続され、所定傾斜度(第3傾斜度K3)を持つ第3傾斜面9222が設けられている。なお、第3傾斜面9222には消泡エリア923が形成されている。また、第3傾斜面9222に形成された消泡エリア923を通過するマイクロバブルフォームMBFの通過時間を延長し、充分に消泡できるように、第3傾斜面9222の傾斜度K3は第2傾斜面9221の傾斜度K2より小さく設定されている。これにより、消泡エリア923を通過するマイクロバブルフォームMBFが適した流速に調整され、十分消泡できる時間を有することができる。さらに、下面部9212には、マイクロバブルフォームの移動方向D6に沿いつつ第3傾斜面9222に連続されている最低面9223が形成されている。最低面9223には、排水管95の排水口951が設けられ、消泡済みのシャボン消泡液体が排出される。
【0051】
このように、使用後のマイクロバブルフォームMBFは、第1傾斜面9217,第2傾斜面9221及び吐水ノズル926に吐出された水流により消泡エリア923へ収集される。第1傾斜面9217、第2傾斜面9221及び吐水ノズル926とで本発明のシャボン収集手段が構成される。シャボン収集手段により、床面に付着(残留)するマイクロバブルフォームMBF(シャボン)が少なくなり、残留シャボンに起因する不快感を使用者に与える問題が改善される。
【0052】
また、図2に示すように、第1噴霧ノズル927は消泡機92のケース部921の上面部9211に設けられている。また、第1噴霧ノズル927は、第3傾斜面9222に形成された消泡エリア923の上方に位置し、第1霧滴を発生させ消泡エリア923に噴射する。なお、第1霧滴は、本発明の霧滴を構成するものである。
【0053】
具体的には、図3に示すように、本実施例のケース部921の上面部9211に二つの第1噴霧ノズル927A,927Bが備えられている。また、第1噴霧ノズル927A,927Bは消泡エリア923において、ノズル(第1噴射ノズル927A,927B)を中心とした二つの円形状霧滴噴射区域9271A,9271Bを形成している。従って、流入溝924から流れてきたマイクロバブルフォームMBFが第2傾斜面9221、第3傾斜面9222を沿って、消泡エリア923(霧滴噴射区域9271A,9271B)に入り、第1噴霧ノズル927A,927Bから噴射された第1霧滴に当って消泡される。このように、マイクロバブルフォームMBFの移動方向D6に沿って消泡エリア923(霧滴噴射区域9271A,9271B)を形成することにより、消泡機92に流入されたマイクロバブルフォームMBFが効率よく消泡される。なお、第1噴霧ノズル926は本発明の噴霧消泡手段を構成するものである。
【0054】
また、第1噴霧ノズル927から噴射された第1霧滴のサイズが大きすぎると、水滴となり、洗剤溶液などに跳ね飛ばすとき、シャボンができやすくなる。また、第1霧滴のサイズが小さ過ぎると、マイクロバブルフォームMBFのシャボンに当ってもシャボンに対して消泡できる程度の力を有しないため、マイクロバブルフォームMBFのシャボンの消泡がしにくくなる。第1霧滴のサイズは、これらの不具合が生じないように設定される。
【0055】
また、第1噴霧ノズル927から噴射された第1霧滴の噴射流速が大きすぎると、第1霧滴の跳ね飛ばすによりシャボンができやすくなる。また、噴射速度が遅すぎると、力が弱いため消泡しにくくなる。これらの不具合が惹起されないように噴射流速が設定される。
【0056】
また、図2に示すように、第2噴霧ノズル928は消泡機92のケース部921の上面部9211に設けられている。また、第2噴霧ノズル928は、最低面9223に設けられた排水管95の排水口951の上方に位置し、第2霧滴を排水口951の周りに発生させ、排水口951を含む周囲に噴射する。なお、排水口951は、マイクロバブルフォームMBFの移動方向D6に沿い、消泡エリア923より下流側にある。また、図3に示すように、最低面9223において、ノズル(第2噴霧ノズル928)を中心とした霧滴噴射区域9281が形成される。また、霧滴噴射区域9281は、排水口951を含む周囲を外部から遮断している。つまり、第2噴霧ノズル928は、排水口951を含む周囲に第2霧滴を噴射し、ウォーターカーテン(霧滴噴射区域9281)を形成する。これにより、未消泡、または消泡不完全のマイクロバブルフォームMBFを含む排水(シャボン消泡液体)を排水口951から回避させ、排水口951にマイクロバブルフォームMBFの流入を抑制している。このように、第2噴霧ノズル928は本発明のシャボン流入抑制手段を構成するものとなる。
【0057】
このように、第1噴霧ノズル927により消泡されたマイクロバブルフォームMBFが水に近い液体(シャボン消泡液体)となり、第2噴霧ノズル928により形成されたウォーターカーテンを通過でき、排水管95の排水口951に流れる。一方、未消泡または消泡不完全のマイクロバブルフォームMBFは、第2噴霧ノズル928により排水管95の排水口951から遮蔽される。よって、排水管95にマイクロバブルフォームMBFの流入による排水管95の詰まることを未然に抑制あるいは軽減することができる。
【0058】
また、図2に示すように、本実施例の消泡手段92には、吐水ノズル926,第1噴霧ノズル927、第2噴霧ノズル928に水または温水を供給する水供給手段93が設けられている。具体的には、図2に示すように、配水管931、932、933、934を介して、吐水ノズル926、第1噴霧ノズル927,第2噴霧ノズル928はそれぞれ水供給手段93に連通される。また、配水管931において、水を送給するポンプ92が設けられている。
【0059】
また、排水管95から排出され、シャボンの消泡により形成されたシャボン消泡液体は、水に近いものとなるため、循環手段(図示せず)により水供給手段93に回収して再利用(循環使用)することができる。
【0060】
また、本実施例の泡式入浴装置は、シャボン供給口43から供給されたマイクロバブルフォームMBFに溜めている液体成分をマイクロバブルフォームMBFから分離する気液分離機(図示せず)、マイクロバブルフォームMBFを加熱する加熱機(図示せず)、マイクロバブルフォームMBFを身体から流すシャワー(図示せず)を備えることもできる。
【0061】
(実施例2)
図4は、実施例2を示す。本実施例は、実施例1の構成とは基本的に同様である。以下、実施例1と異なる部分について説明する。なお、実施例1と同様な部分に関しては、同じ符号を用いて説明する。
【0062】
以下、図4を用いて本実施例の泡式入浴装置について説明する。なお、本実施例は、実施例1に説明されたシャボン消費部の温泡シャワー装置9に関して異なる以外は、実施例1と同様な構成である。
【0063】
具体的に、図4に示すように本実施例のシャボン消費部は、シャボン入浴できるシャボン浴槽Wを含む浴槽装置9Bで構成される。つまり、シャボン発生装置9Aで発生するシャボンは、シャボン供給手段を構成する連通流路431を介してシャボン浴槽装置9Bの浴槽Wへ流れ、浴槽Wに溜め込むことにより、シャボン風呂として使用される。なお、実施例1と同様に、本実施例の泡式入浴装置の浴槽装置9Bは、使用後のシャボン(マイクロバブルフォームMBF)を消泡して排出できる消泡機92を備えている。つまり、使用後のシャボンは、消泡機92により消泡を行ってから排水管95へ排出される。具体的には、使用後のマイクロバブルフォームMBFは、シャボン浴槽Wの底部に設置された排水導入部95Aを介して、シャボン浴槽Wから消泡機92に導入される。そして、マイクロバブルフォームMBFは消泡機92により消泡され、排水管95から排出される。また、シャボン浴槽Wから出たマイクロバブルフォームMBFについては、実施例1と同様に、シャボン収集手段を構成する吐水ノズル926(図3に示す)や第1傾斜面9217(図3に示す)などにより収集され、流入溝924を介して消泡機92に流入させて消泡することができる。
【0064】
このように、本実施例の泡式入浴装置は、未消泡のシャボンによる排水管の詰まりを未然に抑制することができ、シャボン入浴(泡式入浴)を楽しむことができる。
【0065】
また、本発明の泡式入浴装置は、人体の温泡入浴に適用したが、人以外の利用、例えば、馬、犬などの動物の入浴、または、物体の洗浄などに使用することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0066】
本発明の泡式入浴装置は、身体洗浄装置、温泡シャワー装置、温泡入浴装置などの分野に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明の実施例1における泡式入浴装置の概念図である。
【図2】本発明の実施例1における泡式入浴装置の温泡シャワー装置の概念図である。
【図3】本発明の実施例1における泡式入浴装置の消泡機の正面概念図である。
【図4】本発明の実施例2における泡式入浴装置の概念図である。
【符号の説明】
【0068】
1:気体混入手段 11:第1絞り部 12:気体流量調整手段
101:気体導入通路 P:移動加圧手段(ポンプ)
2:気泡微細化手段 3:気泡溶解促進手段
31:迂回流路 311:流入口 312:流出口
33:非溶解気体排出部 331:気体排出流路 332:流量調整手段
4:発泡手段 40:洗剤溶液容器
41:洗剤溶液排出口(液体取り込み部)
42:洗剤溶液吐出口 43:シャボン供給口
5:循環通路 6A、6B:制御手段
7:液面検知手段 8A:補充溶液補充手段
401、102、201、202、301:接続通路
401a、401b:接続通路端部
9A:シャボン発生装置
9:温泡シャワー装置(シャボン消費部) 9B:浴槽装置(シャボン消費部)
431:連通流路(シャボン供給手段)
90:ブース 91:マイクロバブルフォーム吐出口
901:着座部 902:上面部 903:前側部 904:後側部 905:斜面部
92:消泡機 921:ケース部 922:内部空間
9211:上面部 9212:下面部 9213:前側面部 9214:後側面部
9215:突出部 9216:対向面部
9217:第1傾斜面
9221:第2傾斜面 9222:第3傾斜面 9223:最低面
923:消泡エリア 924:流入溝 925:床面
926:吐水ノズル 927:第1噴霧ノズル 928:第2噴霧ノズル
9261:流水区域 9271、9281:霧滴噴射区域
93:水供給部 94:ポンプ
931、932、933、943:配水管
95:排水管 951:排水口
P1:シャボン P10:シャボン層 W:浴槽
MBF:(シャボンによる)マイクロバブルフォーム
D1、D2、D3、D4、D5、D6:マイクロバブルフォームの移動方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗剤溶液を発泡させることによりシャボンを発生するシャボン発生手段と、
シャボン使用環境を持つシャボン消費部と、
前記シャボン発生手段から発生するシャボンを前記シャボン消費部に供給するシャボン供給手段と、
前記シャボン消費部から排出されるシャボンを消泡エリアで消泡するシャボン消泡手段と、を備えており、
前記シャボン消泡手段は、
シャボンを前記消泡エリアに収集するシャボン収集手段と、
前記消泡エリア内に収集されたシャボンに対し、霧滴を噴射して消泡する噴霧消泡手段と、を備えることを特徴とする泡式入浴装置。
【請求項2】
前記シャボン消費部は、洗浄対象物を収容するブースであることを特徴とする請求項1に記載の泡式入浴装置。
【請求項3】
前記シャボン消費部は、シャボンを用いる温泡シャワー装置であることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の泡式入浴装置。
【請求項4】
前記ブースは、床面を備え、
前記シャボン収集手段は、
前記ブースの前記床面に形成され、前記消泡エリアに向かって降下する傾斜面と、
該傾斜面上のシャボンに対して水を吐出し、シャボンを前記傾斜面に沿って前記消泡エリアに流下させて収集する吐水ノズルと、を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の泡式入浴装置。
【請求項5】
前記噴霧消泡手段は、霧滴を形成してシャボンに噴射する第1噴射ノズルであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の泡式入浴装置。
【請求項6】
前記ブースは、前記シャボン使用環境の下部に排水管を備え、
前記シャボン消泡手段は、シャボンが前記排水管の排水口への流入を抑制するシャボン流入抑制手段を備えていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の泡式入浴装置。
【請求項7】
前記シャボン流入抑制手段は、前記排水管の前記排水口の上方に設置され、前記排水口を含む周囲に第2霧滴を噴射し、シャボンが前記排水管への流入を抑制する第2噴射ノズルであることを特徴とする請求項6に記載の泡式入浴装置。
【請求項8】
前記シャボン消泡手段は、前記シャボン収集手段、前記噴霧消泡手段及び前記シャボン流入抑制手段に水を供給する水供給手段を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の泡式入浴装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−228921(P2008−228921A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−71420(P2007−71420)
【出願日】平成19年3月19日(2007.3.19)
【出願人】(000000011)アイシン精機株式会社 (5,421)
【Fターム(参考)】