説明

注射針の廃棄容器

【課題】注射器本体に螺合で固定された使用済み注射針を、簡単にかつ安全に取り外して廃棄することができる簡素な構造の注射針の廃棄容器の提供。
【解決手段】注射器本体に螺合された注射針つきハブを取り外し廃棄するための注射針の廃棄容器であって、容器を構成する板体の一部に、注射器本体に螺合されたハブの外径よりも大径で開口された平面略円形状の挿入孔と、上記挿入孔の開口端から放射状に互いに所定間隔離間して上記板体に設けられた少なくとも2本のスリットと、上記2本のスリット間の板体部分と該板体部分から挿入孔内に延伸した突出片とで形成される少なくとも1つのツメとで構築される取り外し構造を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、注射器から注射針を取り外し、収容する注射針の廃棄容器に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、簡便な操作性を有し、糖尿病患者が自身でインスリン注射することができるペン型注射器が開発され、すでに多くの患者に使用されている。図4に模式的に示すように、ペン型注射器10に装着して使用される注射針14は、通常、針体12と該針体12を保持する有底筒状のハブ13とからなり、ハブ13の筒状部の内面にはねじ溝を有しており、ハブ13が注射器本体11の先端部のねじ溝と螺合することでペン型注射器10に保持される。注射針14は、注射のたびに新しいものに交換される。
【0003】
注射針の交換については、一般に、直接手で取り外す際に誤って注射針で指等を刺すなど、医療従事者の負傷および感染などの安全性の問題があることが認識されている。また、上記のようなペン型注射器は患者自身が使用することが多く、特に、糖尿病患者では1日に数回インスリン注射を行うことがあり、使用頻度は高い。糖尿病患者の多くは高齢者であり、また、糖尿病の合併症により手指が不自由であったり、視力低下の障害があるなどして、注射針の取り外し操作が必ずしも容易とはいえない場合も多い。
【0004】
このため、使用済み注射針を安全かつ簡単に取り外して廃棄することができる注射針用廃棄容器が望まれており、このような容器がすでにいくつか提案されている。
たとえば、針ユニットを受け入れるための開口を有し、針ユニットが開口に挿入された後に針ユニットを挿入方向に移動させることができかつ挿入方向とは反対の方向の運動をブロックするブロック手段を、開口の円周に沿って少なくとも1つのリム領域内に形成した装置の提案がある(特許文献1参照)。この装置では、図3に示されるとおり注射ペン2を、螺旋バネ16で上下する受け入れチューブ10内に挿入して使用することから、最初に針のついた注射器を長いチューブに挿入する必要がある。
【0005】
注射針(ハブ)の注射器本体との螺合を解除するための開口構造もいくつか提案されており、たとえば注射針外周のリブに対しネガの関係である少なくとも1つの歯と、少なくとも1つの突出部を配した開口構造がある(特許文献2参照)。この構造では、上記歯は、開口に挿入されたペン型注射針のリブと噛合ってペン型注射針の軸中心の回転を拘束し、ペン型注射器を回転させることによって螺合が解除され、注射針が開口から落下する。上記突出部は、注射針の近接端と注射器本体との間に入り込んで注射針が基部側へ移動するのを防ぐ。
しかしながら、特許文献2の廃棄容器では、注射針を落下させるために注射針を配置する通路が傾斜し、且つ下部を切り欠いており、上側にしか歯が設けられていない。このため、注射針のリブとの係合が十分でない可能性がある。また廃棄容器に対して注射針を斜めに押し付けるため廃棄容器が安定せず、もう一方の手で動かないように押える必要があり、使い勝手が良くない。
【0006】
また他に、上記特許文献2と同様の注射針外周のリブと噛合せるための突起部を開口に配した構造は知られている(特許文献3、4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特表2006−507063号公報
【特許文献2】特開2004−261570号公報
【特許文献3】特開2005−102932号公報
【特許文献4】特開2008−501484号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、ペン型注射器本体に螺合で固定された使用済み注射針を、簡単にかつ安全に取り外して廃棄することができ、コスト高を招かない簡素な構造の注射針の廃棄容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明では、注射針を挿入する開口部の一部に、ツメとスリットを設け、それによる構造的なバネ作用を利用する、上記従来の構造とは別の簡素な注射針の取り外し構造を有する廃棄容器を提供する。すなわち、本発明で提供する注射針の廃棄容器は、針体と該針体を保持するハブとからなる注射針を注射器本体に螺合された状態から取り外し廃棄するための容器であって、
当該廃棄容器を構成する板体の一部に設けられ、前記ハブの外径よりも大径で開口された平面略円形状の挿入孔と、
前記挿入孔の開口端の互いに所定間隔離間した位置から、前記挿入孔の外周方向に向かって前記板体の一部を切り欠いて設けられた少なくとも2本のスリットと、
前記スリットのうち隣り合う2本のスリットで画成される板体部分と該板体部分から挿入孔内に延伸した突出片とで形成される少なくとも1つのツメとで構築される取り外し構造を有する。
【0010】
上記のような一対のスリットとツメは、構造的なバネとして作用することができる。前記ツメの先端部分は、対向する開口端の壁面と協働して、挿入孔内に挿入されたハブの下方への移動に追従して変形し、ハブを押さえつけることで保持することができる。このツメは、ハブが注射器本体から離脱すると元の形状に戻る。
【0011】
上記取り外し構造は、通常、容器を構成する板体のうちでも上面板体に構築される。典型的には、スクリューキャップ付き容器であればスクリューキャップの上面に構築される。特に上面が水平であれば、注射器を真下に押し付けて取り外し操作ができるので、廃棄容器が安定し片手で操作ができる。
上記挿入孔の開口端の板体は、通常、上記ハブの軸方向の長さの少なくとも1/6に相当する壁厚を有する。これにより、ハブとの接触面積が十分となり空回りを防止できる。
上記ツメは、上記開口端部の厚みよりも薄い厚みを有し、かつその縦断面における上下面の少なくともいずれかがツメ先端方向に向かって厚みが漸減するテーパ面であることが好ましい。これにより、ハブを挿入孔に誘導しやすくなるとともに、ハブを注射器本体から離脱させるときに、ツメ(突出片)の先端がハブを乗り越えやすくなる。
また、上記ツメの先端は円弧状であることが好ましい。これにより、ハブの円弧状の外周面との接触面積が増えることで摩擦力が増大し、注射器本体を回転するときハブが空回りし難くなる。
【0012】
上記ツメを2つ以上有する態様は、本発明の好ましい態様の1つであり、好ましくは、2つまたは3つ有する。
【0013】
本発明は、上記廃棄容器と、該廃棄容器を着脱可能に保持する収納部を有する固定台とのセットの態様も好ましく提供することができる。廃棄容器を固定台に保持することによって、より安定して作業することができる。さらに、この固定台が、ペン型注射器、血糖値測定装置、穿刺器具などを使用する際に、それぞれの消耗部品を着脱するために用いる補助具を固定するスペースを有し、該スペースに補助具が固定された、廃棄容器と補助具と固定台のセットも本発明の好ましい態様である。
【発明の効果】
【0014】
上記のように、本発明に係る注射針の廃棄容器は、注射針に直接手を触れずに容易に取り外して廃棄することができる。特に、注射針を挿入する開口が大きく注射針を挿入しやすいことから、取り外しに係る作業が簡易であり、手先あるいは視覚障害がある患者が片手でも容易に注射針の取り外し及び廃棄操作を行うことができる。また、極めて簡素な構造であることから製造も容易であり、注射針の廃棄容器として有用性が高い。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の注射針の廃棄容器の態様例を示す平面図である。
【図2】本発明の注射針の廃棄容器の縦断面図である。
【図3】(A)は図1の取り外し構造部分の拡大図、(B)は図2の取り外し構造部分の拡大図である。
【図4】ペン型注射器の側面図である。
【図5】本発明の注射針の廃棄容器の取り外し構造部分と、ハブを模式的に示す平面図である。
【図6】図6は、ハブを注射器本体から取外し廃棄する過程を模式的に示す断面図である。
【図7】本発明における取り外し構造部分の他の態様例を示す平面図である。
【図8】本発明における取り外し構造部分の他の態様例を示す平面図である。
【図9】本発明における廃棄容器が蓋を有する態様例を示す平面図である。
【図10】図9の断面図である。
【図11】本発明に係る廃棄容器と固定台とのセットの態様例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明を図を参照しながら具体的に説明する。以下において、同一記号は同一または相当部分を示し、重複説明は省略することがある。
図1および図2は、本発明の注射針の廃棄容器の一例であり、スクリューキャップを有する容器である態様における平面図および縦断面図である。
廃棄容器1のキャップ2の上板2aに設けられた開口2b内には、取り外し構造3が構築されている。
取り外し構造3は、板体3aに平面略円形状で設けられた挿入孔3bと、挿入孔3bの開口端から放射状に互いに所定間隔離間して設けられた2本のスリット3c,3cと、該2本のスリット3c,3cで画成される板体部分と該板体部分から挿入孔内に延伸した突出片とで形成されるツメ3dとで構築される。
【0017】
取り外し構造3の部分拡大図を図3に示す。図4は、本発明で注射針が取り外されるペン型注射器を模式的に示す側面図であり、ペン型注射器10の注射針14は、針体12と該針体12を保持する有底筒状のハブ13とからなり、ハブ13は注射器本体11の先端部と螺合(図示せず)して保持されている。
挿入孔3bの開口は、注射器10のハブ13の挿入を容易にするため、ハブ13の外径φよりも大径であることが好ましい。ツメ3dを無視した場合の径で、通常、ハブ13の外径φに対し、105%とすることができる。
【0018】
一方、ツメ3dの先端3eから対向する開口端までの距離Dは、先端3eと対向する開口端の壁面とが協働してハブ13を保持できる長さである。注射器本体11からハブ13の螺合(図示せず)を解除する際に、ハブ13の外周をしっかり保持するために、この距離Dは、好ましくはハブ13の外径φよりも小さく、具体的にハブ13の外径φよりも5%短いことが好ましい(図5参照)。
【0019】
ツメ3dの先端3eは、その形状および厚みなどによっても異なり特に限定されないが、好ましくは円弧状である。
先端3eの幅は、ツメ3dの数によっても異なるが、1つの場合には、複数の場合に比べ広めとなり、通常、ハブ13の外周の10〜50%に相当する長さである。
【0020】
スリット3cは、開口端3bより所定長さ切り欠いて設けられるが、具体的に1.0〜10.0mmの長さであることが好ましい。また、スリット幅は、通常0.5〜2.0mm程度である。
【0021】
挿入孔3bの開口端における板体3aの厚みは、ハブ13の回動(空回り)を阻止する部分であることから、ハブ13をしっかり保持するための厚みであることが望ましい。通常、ハブ13の長さの少なくとも1/6、好ましくは1/5相当〜同等の厚みを有する。
【0022】
ツメ3d部分の板体は、バネ作用を発現するために、その厚みが挿入孔3bの開口端部の板体3aよりも薄く、通常、0.1〜2.0mm程度である。
また、ツメ3dの上下面の少なくともいずれかは、ツメの先端方向に向かって厚みが漸減するテーパが付けられていることが好ましい。図に示す例のように、ツメ3dの上面がテーパ面であると、ツメ3dの先端3eが、挿入されたハブ13の変形し難い前端側に当接することから、ハブ13が空回りしにくい効果があり好ましい。
【0023】
図5は、上記のような廃棄容器1の挿入孔3bに、ペン型注射器10に装着された注射針14のハブ13を挿入した時の模式図であり、図6は、注射針14を注射器本体11から取外し廃棄する過程の模式的断面図である。
上記のとおり、ツメ3dの先端3eから対向する開口端までの距離Dは、ハブ13の外径φよりも短く設定されており、挿入孔3bにハブ13を挿入すると、ツメ3dの先端3eは下方に押され、ツメ3dは変形してハブ13を保持する(図5および図6(A))。この状態で注射器本体11(図示せず)を回転させると、ハブ13の螺合は解除される(図6(B))。注射器本体11を上方から押して螺合が解除されたハブ13をツメ3dの下方まで移動(図6(C))させれば、注射針14は廃棄容器内に自然落下する(図6(D))。
このように、取り外し構造3は、注射器本体11とハブ13の螺合を解除する間、ツメ3dが変形し、挿入されたハブ13の移動に追従してハブ13を保持することができ、螺合が解除されたハブ13は上方から押すだけで容易に注射器本体11から取り外すことができる。
なお、注射器本体11を回転させてハブ13との螺合を解除する際、ペン型注射器10を廃棄容器1に対して押し付けながら(即ち下方に力を加えながら)回転させることで、螺合が解除されるのと略同時にハブ13がツメ3dを越えて、注射針14が廃棄容器内に落下させることも可能である。
【0024】
次に、本発明における取り外し構造部分の他の態様例を示す。図7はツメ3dを2つ有する態様の平面図であり、図8はツメ3dを3つ有する態様の平面図である。ツメ3dの数とスリット3cの数が異なる以外は、図1〜3および図5〜6と同様である。
このように複数のツメ3dを有すると、ツメ1つの場合と比べ、各ツメ3dが狭くてもハブ13を保持することができ、かつ各ツメ3dが狭いことでスリットと協働してバネ作用を効果的に発揮することができるので好ましい。ツメの数は特に制限されないが、2つまたは3つあれば、このような保持とバネ両方の効果を充分に発揮することができる。
ツメ3dの幅はツメの数によっても異なるが、通常、2つの場合の各ツメ3dの幅は、ハブ13の外周の10〜25%に相当する長さであり、3つの場合の各ツメ3dの幅は、ハブ13の外周の10〜20%に相当する長さであることが好ましい。
【0025】
図9、10は、蓋を有する廃棄容器の態様例を示す。図9は、蓋4が開いている状態の廃棄容器1の平面図であり、図10は蓋4が閉まっている状態の廃棄容器1の断面図である。これら図において、廃棄容器1に蓋4が付加された以外は、図1および図2と同様である。
蓋4の蓋本体4aは、ヒンジ4bを介して取り外し構造3を構成する板体3aの上面に取付けられている。蓋本体4aの裏面には、取り外し構造3の挿入孔3b内に挿入する筒部4cを有し、蓋4を閉めた時にツメ3dに当たる位置に切り欠き4eがある。筒部4cが蓋本体4a側で外周方向に膨径した膨隆部4dは、蓋4を閉めた時に取り外し構造3の挿入孔3bの開口端に当接する。
このような蓋4を有していると、ハブ13の螺合が解除され、注射針14が注射器本体11から外れても取り外し構造3から落下しない場合に、蓋4を閉じることで筒部4cがハブ13に当接して押し込み、注射針14を落下させることができる。即ち、筒部4cは注射針14を落下させるための注射針押し込み部として機能する。
【0026】
図11は、本発明のさらに別の態様例を示し、上記廃棄容器1と、廃棄容器1の収納部5を有する固定台5とのセットである。収容部6は、廃棄容器1を着脱可能に保持することができる。固定台5は、机などに固定するために、その底面に吸盤などの滑り止め構造(図示せず)を有するものが好ましい。収納部6は、廃棄容器1の使用時に廃棄容器1自体が回転しにくい箱型が好ましい。
【0027】
また、この固定台5は、さらにスペース7を有し、ペン型注射器、血糖測定装置、穿刺器具を使用する際に、注射針および血糖値測定チップ、穿刺針(ランセット)などの消耗部品を着脱するための補助具8を固定することが好ましい。このような補助具は、たとえば特開2001−245873号公報などにも開示されており、ここに記載された説明を引用して本明細書にも記載されているものとすることができる。補助具8は、その底面を、固定台5のスペース7に、吸盤、両面接着テープなどの粘着材で固定することが好ましい(図示せず)。
本発明では、このような補助具8と、廃棄容器1を一式、固定台5にセットした態様も好ましい。特に、補助具8として、インスリン注射液、注射針および血糖値測定チップ、穿刺針を使用するための糖尿病患者用補助具を備えたセットを好ましい態様として提供することができる。
なお、上記には図を参照して本発明を具体的に説明したが、本発明の態様はこれら図に限定されるものではなく、本発明の目的および効果を損なわない範囲であれば、本発明にしたがって適宜設計することができる。
【符号の説明】
【0028】
1 廃棄容器
2 キャップ
2a 上板
2b 開口
3 取り外し構造
3a 板体
3b 挿入孔
3c スリット
3d ツメ
3e 先端
4 蓋
4a 蓋本体
4b ヒンジ
4c 筒部
4d 膨隆部
4e 切り欠き
5 固定台
6 収容部
7 スペース
8 補助具
10 ペン型注射器
11 注射器本体
12 針体
13 ハブ
14 注射針

【特許請求の範囲】
【請求項1】
針体と該針体を保持するハブとからなる注射針を注射器本体に螺合された状態から取り外し廃棄するための廃棄容器であって、
当該廃棄容器を構成する板体の一部に設けられ、前記ハブの外径よりも大径で開口された平面略円形状の挿入孔と、
前記挿入孔の開口端の互いに所定間隔離間した位置から、前記挿入孔の外周方向に向かって前記板体の一部を切り欠いて設けられた少なくとも2本のスリットと、
前記スリットのうち隣り合う2本のスリットで画成される板体部分と該板体部分から挿入孔内に延伸した突出片とで形成される少なくとも1つのツメと、
で構成される取り外し構造を有する注射針の廃棄容器。
【請求項2】
前記挿入孔の開口端の板体が前記ハブの長さの少なくとも1/6の厚みを有する請求項1の記載の廃棄容器。
【請求項3】
前記ツメが前記開口端部の厚みよりも薄い厚みを有し、かつその縦断面における上下面の少なくともいずれかが前記ツメの先端方向に向かって厚みが漸減するテーパ面である、請求項2の記載の廃棄容器。
【請求項4】
前記ツメの先端が円弧状である請求項1〜3のいずれかに記載の廃棄容器。
【請求項5】
前記ツメを2つ以上有する請求項1〜4のいずれかに記載の廃棄容器。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれかに記載の廃棄容器と、該廃棄容器を着脱可能に保持する収納部を有する固定台とのセット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2013−63204(P2013−63204A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−204407(P2011−204407)
【出願日】平成23年9月20日(2011.9.20)
【出願人】(000109543)テルモ株式会社 (2,232)
【Fターム(参考)】