説明

注文入力装置および注文システム

【課題】チケットに関する合理化を図ることができる注文入力装置、および、この注文入力装置を備えた注文システムを提供すること。
【解決手段】客は、券売機2でボタン10を操作することによって、所望するメニューを選択することができる。券売機2では、読取部9が、客のICカードの識別情報(IDi)を読み取ることができる。券売機2では、ボタン10が操作されることによるメニューの選択、および、読取部9によるICカードのIDiの読み取りの両方が完了すると、制御部30が、選択されたメニューの情報と読み取られたIDiとが含まれた第1注文情報を受付機3へ送信する。受付機3が受信した第1注文情報に含まれたIDiと、客のICカードのIDiとを照合することで、どの客がどのメニューの料理を注文したかを把握できるので、チケットがなくても注文を受け付けることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、客からの注文が入力される注文入力装置、および、この注文入力装置を備えた注文システムに関する。
【背景技術】
【0002】
券売機が設置されている飲食店がある。従来より、客が、券売機において所望のメニューを選択するとともに、そのメニューの料理についての代金を券売機に投入すると、客には、そのメニュー情報が記載された紙製のチケット(食券)が券売機から投出される。客は、受け取った食券を飲食店のカウンタ等に差し出して、チケットと引き換えに、所望するメニューの料理を受け取る。
【0003】
ここで、チケットは、料理と引き換えられた後に、ごみとして廃棄されていることから、紙の浪費を引き起こしており、環境面で不都合である。
そこで、下記特許文献1では、感熱記録式リライトカードをチケットとして用いることが提案されており、下記特許文献2では、ICカードをチケットとして用いることが提案されている。感熱記録式リライトカードおよびICカードでは、メニュー情報を何度も書き換えることができることから、チケットを繰り返し利用でき、その分、紙の浪費を抑えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000−3457号公報
【特許文献2】特開2005−173821号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1および2では、紙製のチケットをなくすことができるものの、感熱記録式リライトカードまたはICカードのチケットを飲食店側で準備せねばならず、その点で、合理化を図る必要があるといえる。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、チケットに関する合理化を図ることができる注文入力装置、および、この注文入力装置を備えた注文システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明は、注文が入力される注文入力装置であって、注文可能なアイテムの情報を表示するための第1表示部と、注文客が所望するアイテムを選択するために操作される第1操作部と、注文客が携帯する媒体から当該媒体の識別情報を読み取るための第1読取手段と、前記第1操作部が操作されることによるアイテムの選択、および、前記第1読取手段による前記識別情報の読み取りの両方が完了したときに、選択されたアイテムの情報と前記識別情報とが含まれた第1注文情報を外部装置へ送信する第1注文情報送信手段とを含む、注文入力装置である。
【0007】
請求項2記載の発明は、前記注文客が携帯する媒体に電子マネー機能が付いている場合、前記第1操作部が操作されることによるアイテムの選択、および、前記第1読取手段による前記識別情報の読み取りの両方が完了するのに応じて、選択されたアイテムについて、当該識別情報に関連する電子マネーで決済する手段をさらに含む、請求項1記載の注文入力装置である。
【0008】
請求項3記載の発明は、現金が投入される投入部と、前記第1操作部が操作されることによって選択されたアイテムの情報が記載されたチケットを発行するための発行手段と、前記投入部に現金が投入されてアイテムが選択された場合には、選択されたアイテムについて現金で決済してから、前記発行手段に対してチケットを発行させるとともに、選択されたアイテムの情報が含まれた第2注文情報を前記外部装置へ送信する第2注文情報送信手段とをさらに含む、請求項1または2記載の注文入力装置である。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の注文入力装置と、前記外部装置であり、前記注文入力装置に入力された注文を受け付けるための注文受付装置と、を含む注文システムであって、前記注文受付装置は、注文客が携帯する前記媒体の識別情報を読み取るための第2読取手段と、前記注文入力装置から受信している前記第1注文情報のうち、前記第2読取手段が注文客の前記媒体から読み取った識別情報と同じ識別情報を含む第1注文情報を検索し、検索した第1注文情報をその注文客による注文として受け付けるための受付処理を完了する手段とを含む、注文システムである。
【0010】
請求項5記載の発明は、前記注文入力装置は、現金が投入される投入部と、前記第1操作部が操作されることによって選択されたアイテムの情報が記載されたチケットを発行するための発行手段と、前記投入部に現金が投入されてアイテムが選択された場合には、選択されたアイテムについて現金で決済してから、前記発行手段に対してチケットを発行させるとともに、選択されたアイテムの情報が含まれた第2注文情報を前記注文受付装置へ送信する第2注文情報送信手段とを含み、前記注文受付装置は、チケットが発行された注文客のチケットと引き換えに操作される第2操作部と、チケットが発行された注文客のチケットと引き換えに前記第2操作部が操作されると、前記注文入力装置から受信している前記第2注文情報をその注文客による注文として受け付けるための受付処理を完了する手段とを含む、請求項4記載の注文システムである。
【0011】
請求項6記載の発明は、前記注文客が携帯する媒体に電子マネー機能が付いている場合、前記注文入力装置は、前記第1操作部が操作されることによるアイテムの選択、および、前記第1読取手段による前記識別情報の読み取りの両方が完了するのに応じて、選択されたアイテムについて、当該識別情報に関連する電子マネーで決済する手段をさらに含む、請求項4または5記載の注文システムである。
【0012】
請求項7記載の発明は、前記注文客が携帯する媒体に電子マネー機能が付いている場合、前記注文受付装置は、前記第2読取手段による前記識別情報の読み取りが完了するのに応じて、選択されたアイテムについて、当該識別情報に関連する電子マネーで決済する手段をさらに含む、請求項4または5記載の注文システムである。
請求項8記載の発明は、前記注文受付装置は、受付処理が完了した注文を表示する第2表示部と、前記第2表示部に表示されている注文のうち、消去させたい注文を選択するための第3操作部と、前記第3操作部によって選択された注文を消去する手段とをさらに含む、請求項4〜7のいずれかに記載の注文システムである。
【発明の効果】
【0013】
請求項1記載の発明によれば、注文入力装置では、注文可能なアイテムの情報が第1表示部に表示され、注文客は、第1操作部を操作することによって、所望するアイテムを選択することができる。
また、注文入力装置では、第1読取手段が、注文客が携帯する媒体から当該媒体の識別情報を読み取ることができる。
【0014】
そして、注文入力装置では、第1操作部が操作されることによるアイテムの選択、および、第1読取手段による媒体の識別情報の読み取りの両方が完了すると、第1注文情報送信手段が、選択されたアイテムの情報と読み取られた識別情報とが含まれた第1注文情報を外部装置へ送信する。
外部装置が受信した第1注文情報に含まれた識別情報と、注文客の媒体の識別情報とを照合することで、どの注文客がどのアイテムを注文したかを把握できるので、チケットがなくても(チケットレスで)注文を受け付ける(確定する)ことができる。
【0015】
これにより、チケットに関する合理化を図ることができる。
ここで、請求項2記載の発明によれば、注文客が携帯する媒体に電子マネー機能が付いている場合、注文入力装置では、第1操作部が操作されることによるアイテムの選択、および、第1読取手段による識別情報の読み取りの両方が完了するのに応じて、選択されたアイテムについて、当該識別情報に関連する電子マネーで決済してもよい。
【0016】
請求項3記載の発明によれば、注文入力装置では、投入部が、投入された現金を受け入れることができ、発行手段が、第1操作部が操作されることによって選択されたアイテムの情報が記載されたチケットを発行する。
ここで、第2注文情報送信手段は、投入部に現金が投入されてアイテムが選択された場合には、選択されたアイテムについて現金で決済してから、発行手段に対してチケットを発行させるとともに、選択されたアイテムの情報が含まれた第2注文情報を外部装置へ送信する。
【0017】
外部装置が受信した第2注文情報に含まれたアイテムの情報と、注文客が差し出したチケットに記載されたアイテムの情報とを照合することで、どの注文客がどのアイテムを注文したかを把握して注文を受け付ける(確定する)ことができる。
媒体を携帯する注文客については、チケットレスで注文を受け付けることができるようにしている一方で、現金で決済する注文客については、このようにチケットで注文を受け付けることができるようにしている。そのため、注文形態に柔軟に対応しつつチケットの発行を最小限に抑えて、チケットに関する合理化を図ることができる。
【0018】
請求項4記載の発明によれば、この注文システムは、注文入力装置と、前記外部装置であり、注文入力装置に入力された注文を受け付けるための注文受付装置と、を含んでいる。
また、注文受付装置では、第2読取手段が、注文客が携帯する媒体の識別情報を読み取ることができる。
【0019】
そして、注文受付装置では、注文入力装置から受信している第1注文情報のうち、第2読取手段が注文客の媒体から読み取った識別情報と同じ識別情報を含む第1注文情報を検索し、検索した第1注文情報をその注文客による注文として受け付けるための受付処理を完了する。
これにより、第1注文情報に含まれたアイテムの情報と、そのアイテムの注文客とが結び付けられるので、どの注文客がどのアイテムを注文したかを正しく把握して、注文を受け付ける(確定する)ことができる。
【0020】
このように、チケットの代わりに、注文客が携帯する媒体の識別情報で注文を受け付けることができることから、チケット自体が不要となるので、チケットに関する合理化を図ることができる。
請求項5記載の発明によれば、注文入力装置では、投入部が、投入された現金を受け入れることができ、発行手段が、第1操作部が操作されることによって選択されたアイテムの情報が記載されたチケットを発行する。
【0021】
ここで、注文入力装置において、第2注文情報送信手段は、投入部に現金が投入されてアイテムが選択された場合には、選択されたアイテムについて現金で決済してから、発行手段に対してチケットを発行させるとともに、選択されたアイテムの情報が含まれた第2注文情報を注文受付装置へ送信する。
また、注文受付装置では、注文入力装置でチケットが発行された注文客のチケットと引き換えに、第2操作部が操作される。
【0022】
そして、注文受付装置において、チケットが発行された注文客のチケットと引き換えに第2操作部が操作されると、注文入力装置から受信している第2注文情報をその注文客による注文として受け付けるための受付処理を完了する。
これにより、第2注文情報に含まれたアイテムの情報と、そのアイテムの注文客(チケットを差し出した注文客)とが結び付けられるので、どの注文客がどのアイテムを注文したかを正しく把握して、注文を受け付ける(確定する)ことができる。
【0023】
媒体を携帯する注文客については、チケットレスで注文を受け付けることができるようにしている一方で、現金で決済する注文客については、このようにチケットで注文を受け付けることができるようにしている。そのため、注文形態に柔軟に対応しつつチケットの発行を最小限に抑えて、チケットに関する合理化を図ることができる。
ここで、請求項6記載の発明にように、注文客が携帯する媒体に電子マネー機能が付いている場合、注文入力装置では、第1操作部が操作されることによるアイテムの選択、および、第1読取手段による識別情報の読み取りの両方が完了するのに応じて、選択されたアイテムについて、当該識別情報に関連する電子マネーで決済してもよい。
【0024】
また、請求項7記載の発明のように、注文客が携帯する媒体に電子マネー機能が付いている場合、注文受付装置において、第2読取手段による識別情報の読み取りが完了するのに応じて、選択されたアイテムについて、当該識別情報に関連する電子マネーで決済してもよい。
請求項8記載の発明によれば、注文受付装置では、受付処理が完了した注文が第2表示部に表示され、第2表示部に表示されている注文のうち、消去させたい注文を第3操作部で選択できる。
【0025】
そして、注文客にアイテムが受け渡された場合、第2表示部におけるそのアイテムに係る注文を第3操作部によって選択すれば、その注文が消去されるので、アイテムの渡し忘れ等のトラブルを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】飲食店に設けられた注文システム1の全体構成を示すブロック図である。
【図2】券売機2の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】受付機3の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】券売機2において実施される処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】券売機2において実施される処理の手順の変形例を示すフローチャートである。
【図6】受付機3において実施される処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】注文システム1の運用イメージを示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、飲食店に設けられた注文システム1の全体構成を示すブロック図である。
図1を参照して、この発明に係る注文システム1は、券売機2(注文入力装置)と、受付機3(注文受付装置)とで構成されている。図1では、注文システム1において券売機2が1台だけ示されているが、注文システム1に券売機2が複数台含まれていても構わない(後述する図7参照)。券売機2と受付機3とは、それぞれが独立して存在しており、これにより、受付機3は、券売機2に対する外部装置となる。券売機2は、受付機3に接続されていて、券売機2と受付機3とは互いに通信可能である。一例として、券売機2は、飲食店(駅の立ち食いそば屋等)の入口近辺に設置されていて、受付機3は、飲食店の厨房近傍の受付カウンタ等に設置されている。
【0028】
券売機2は、客(注文客)からの注文が入力される装置であり、受付機3は、券売機2に入力された注文を受け付けて店員に報知する装置である。店員は、受付機3が注文を受け付けてその受付が確定されると、注文されたメニューの料理を客に提供する。
券売機2は、たとえばボックス状であって、その前面(図1における手前側の側面)には、表示・操作部4(第1表示部)と、硬貨投入口5(投入部)と、紙幣投入口6(投入部)と、返却口7と、食券投出口8と、読取部9(第1読取手段)とが設けられている。
【0029】
表示・操作部4は、たとえば、タッチパネル付きの液晶表示器である。表示・操作部4には、飲食店で提供される料理のメニュー(アイテム)とその値段とを表したボタン10(第1操作部)が、メニューの種類に応じて複数表示されている。この実施例では、そば(200円)、うどん(200円)、おにぎり(150円)、みそ汁(100円)、漬物(100円)およびジュース(100円)といった6種類のメニューがあり、表示・操作部4には、対応するメニューを表すボタン10が6つ表示されている。換言すれば、表示・操作部4は、注文可能なメニュー情報を表示している。そして、これらのボタン10は、後述するように、客が所望するメニューを選択するために操作される。
【0030】
硬貨投入口5には、硬貨が投入される。紙幣投入口6には、紙幣が投入される。返却口7から、釣銭などの貨幣が返却される。食券投出口8には、客が選んだメニューが記載(印字)された紙製の食券が投出される。
読取部9は、客が携帯する電子マネー機能付き媒体からその媒体の識別情報を読み取るためのものである。ここでは、媒体を、ICカードとし、媒体の識別情報を、IDi(ICカードのICチップで実行できるアプリケーション(電子マネー決済についてのアプリケーション)に対してICカードの発券者がICカード毎に採番した番号)としている。
【0031】
受付機3は、ディスプレイ20と、読取部21(第2読取手段)とを含んでいる。
ディスプレイ20は、少なくとも店員が見える位置にある。ディスプレイ20は、表示・操作部22(第2表示部)を備えている。表示・操作部22は、たとえば、タッチパネル付きの液晶表示器である。表示・操作部22には、受けた注文が、後述する注文アイコン45および46(図7参照)として表示される。ここで、図1の状態における表示・操作部22において、左半分の領域をA領域とし、右半分の領域をB領域とする。
【0032】
読取部21は、前述した電子マネー機能付きICカードのIDiを読み取るためのものであり、ディスプレイ20に接続されており、前述した受付カウンタにおいて客がアクセスしやすい位置にある。
次に、券売機2および受付機3のそれぞれの電気的構成について説明する。
図2は、券売機2の電気的構成を示すブロック図である。
【0033】
図2を参照して、券売機2には、マイクロコンピュータ等で構成された制御部30(第1注文情報送信手段および第2注文情報送信手段)が備えられている。制御部30は、CPUやメモリ(ROM、RAM)などを含んでいる。制御部30は、券売機2の動作を制御するためのものである。
制御部30は、前述した表示・操作部4および読取部9のそれぞれに対して電気的に接続されているとともに、現金処理部31、発券部32(発行手段)、記憶部33およびI/F(インターフェース)部34のそれぞれに対して電気的に接続されている。
【0034】
現金処理部31は、前述した硬貨投入口5や紙幣投入口6(図1参照)から投入された現金を計数したり、釣銭を算出したりするものである。
発券部32は、紙片にメニューを印字して食券を発行するものである。
記憶部33は、前述したメニューを記憶している。
I/F部34を介して、制御部30は、受付機3(図1参照)と通信することができる。
【0035】
図3は、受付機3の電気的構成を示すブロック図である。
図3を参照して、受付機3には、マイクロコンピュータ等で構成された制御部40が備えられている。制御部40は、CPUやメモリ(ROM、RAM)などを含んでいる。制御部40は、受付機3の動作を制御するためのものである。
制御部40は、前述した表示・操作部22および読取部21のそれぞれに対して電気的に接続されているとともに、I/F部41に対して電気的に接続されている。I/F部41を介して、制御部40は、前述したI/F部34(図2参照)に接続され、券売機2(図1参照)と通信することができる。
【0036】
次に、券売機2および受付機3のそれぞれにおいて実施される処理を個別に説明する。
図4は、券売機2において実施される処理の手順を示すフローチャートである。
まず、図4を参照して、券売機2において実施される処理について説明する。
券売機2の制御部30(図2参照)は、まず、硬貨投入口5および紙幣投入口6(図1参照)のいずれかに現金投入があったか否かを確認する(ステップS1)。ここで、制御部30は、現金処理部31(図2参照)が現金を計数したか否かを確認することで、現金投入があったか否かを確認する。つまり、現金投入があれば、現金処理部31が現金を計数し、現金投入がなければ現金処理部31が現金を計数することはない。
【0037】
現金投入がなければ(ステップS1でNO)、制御部30は、客によってボタン10(図1参照)が押されることでメニューが選択されたか否かを確認する(ステップS2)。
メニュー選択があれば(ステップS2でYES)、制御部30は、客がICカードを読取部9(図1参照)にかざして読取部9がICカードのIDiを読み取ったか否かを確認する(ステップS3)。
【0038】
IDiの読み取りがあれば(ステップS3でYES)、制御部30は、客が選択したメニューの料理について、読み取った当該IDiに関連する電子マネーで決済(IC決済ということある。)する(ステップS4)。具体的には、ICカードのICチップには、このICカードにチャージされた金額についての残額情報が電子マネーとして記憶されており、この残額が決済額(選択したメニューの値段)に応じて減算(更新)されることでIC決済が行われる。
【0039】
また、制御部30は、IC決済と同時に、選択されたメニュー情報(ここでは、メニュー名)と読み取ったIDiとが含まれた第1注文情報を生成して、この第1注文情報を、I/F部34(図2参照)によって受付機3(図1参照)へ送信する(ステップS4)。
つまり、ボタン10(図1参照)が押されることによるメニューの選択、および、読取部9によるIDiの読み取りの両方が完了したときに、制御部30が、第1注文情報を受付機3へ送信する。そのため、受付機3が受信した第1注文情報に含まれたIDiと、IC決済を終えて前述した受付カウンタに着いた客のICカードのIDiとを照合することで、どの客がどのメニューを注文したかを把握できるので、食券(チケット)がなくても(チケットレスで)注文を受け付ける(確定する)ことができる。これにより、チケットに関する合理化を図ることができる。
【0040】
一方、ステップS1において現金投入があれば(ステップS1でYES)、制御部30は、メニューが選択されたか否かを確認する(ステップS5)。なお、前提として、ここでは、客が所望するメニューの値段以上の額の現金が投入されるものとする。
メニュー選択があれば(ステップS5でYES)、制御部30は、客が選択したメニューの料理について、投入された現金で決済する(ステップS6)。ここで、投入された現金の総額がメニューの値段よりも高ければ、現金処理部31(図2参照)が釣銭を算出し、この釣銭は、返却口7(図1参照)から客に返却される。
【0041】
また、制御部30は、現金決済と同時に(または、現金決済が完了してから)、選択されたメニュー情報(メニュー名)が含まれた第2注文情報を生成して、この第2注文情報を、I/F部34(図2参照)によって受付機3(図1参照)へ送信する(ステップS6)。さらに、このとき、制御部30は、発券部32(図2参照)に対して、ボタン10(図1参照)が押されることによって選択されたメニューの情報(メニュー名)が記載された食券を発行させる(ステップS6)。発行された食券は、食券投出口8(図1参照)に投出される。客は、食券投出口8に投出された食券を受け取った後、受付カウンタに向かう。
【0042】
そのため、受付機3が受信した第2注文情報に含まれたメニュー情報と、客が受付カウンタで差し出した食券に記載されたメニュー情報とを照合することで、どの客がどのメニューを注文したかを把握して注文を受け付ける(確定する)ことができる。
以上のように、券売機2では、現金決済した客には食券が発行されるが、IC決済した客には食券が発行されない。
【0043】
図5は、券売機2において実施される処理の手順の変形例を示すフローチャートである。
ここで、前述した図4のフローチャートでは、現金決済の場合において、現金投入の確認処理(ステップS1)の後に、メニュー選択の確認処理(ステップS5)が行われている。これに代え、図5のフローチャートに示すように、メニュー選択の確認処理(ステップS11)が現金投入の確認処理(ステップS12)がよりも先に行われてもよい。その他の処理の手順は、図4のフローチャートと図5のフローチャートとで同じである。
【0044】
図6は、受付機3において実施される処理の手順を示すフローチャートである。
次に、図6を参照して、受付機3において実施される処理について説明する。
受付機3の制御部40(図3参照)は、券売機2(図1参照)のI/F部34(図2参照)から送信された注文情報(前述した第1注文情報または第2注文情報)をI/F部41(図3参照)で受信したか否かを監視している(ステップS21)。
【0045】
制御部40は、注文情報を受信した場合(ステップS21でYES)、その注文情報が第1注文情報であるか第2注文情報であるかを確認する(ステップS22)。
受信した注文情報が第1注文情報である場合、制御部40は、第1注文情報の内容(メニュー名)とIC決済である旨とを示すアイコン(第1注文アイコンといい、後述する図7の符号45を参照)を、表示・操作部22の左領域(A領域であり、図1参照)に表示する(ステップS23)。これにより、受付機3では、受け付けた注文が表示・操作部22(A領域)に表示されたこととなる。
【0046】
受信した注文情報が第2注文情報である場合、制御部40は、第2注文情報の内容(メニュー名)と現金決済である旨とを示すアイコン(第2注文アイコンといい、後述する図7の符号46を参照)を、A領域(図1参照)に表示する(ステップS24)。これにより、受付機3では、受け付けた注文が表示・操作部22(A領域)に表示されたこととなる。
【0047】
また、制御部40は、客がICカードを読取部21(図1参照)にかざして読取部21がICカードのIDiを読み取ったか否かを監視している(ステップS25)。
IDiの読み取りがあると(ステップS25でYES)、制御部40は、I/F部41(図3参照)が今まで受信した第1注文情報のうち、読み取ったIDiと同じIDiを含む第1注文情報を検索する(ステップS26)。検索の結果、該当する第1注文情報(読み取ったIDiと同じIDiを含む第1注文情報)があった場合には(ステップS27でYES)、制御部40は、表示・操作部22のA領域(図1参照)に表示されている第1注文アイコンのうち、該当する第1注文情報に対応する第1注文アイコンをA領域からB領域(図1参照)に移動させる(ステップS28)。これにより、制御部40は、検索した第1注文情報をその注文客による注文として受け付けるための受付処理を完了する。
【0048】
A領域に表示されている第2注文アイコンが押されると(ステップS29でYES)、制御部40は、押された第2注文アイコンをA領域からB領域(図1参照)に移動させる(ステップS30)。これにより、制御部40は、第2注文情報をその注文客による注文として受け付けるための受付処理を完了する。この状況としては、券売機2(図1参照)で現金決済して食券を受け取った客が、受付カウンタで店員に食券を手渡したときに、店員が、受け取った食券に記載されたメニュー名(料理名)と現金決済である旨とを示す第2注文アイコンを見つけて、その第2注文アイコンを押す場合が想定される。
【0049】
B領域に表示されている注文アイコンが押されると(ステップS31でYES)、制御部40は、表示・操作部22のB領域において、押された注文アイコン(換言すれば、客に受け渡された料理に係る注文)を消去する(ステップS32)。つまり、注文アイコン(第1注文アイコンおよび第2注文アイコン)は、表示・操作部22のB領域に表示されている注文のうち、消去させたい注文を選択するためのものであり、制御部40は、注文アイコンによって選択された注文を消去する。この状況としては、B領域の注文アイコンのメニューの料理を客に受け渡したときに、店員が、料理の受け渡しが完了したことを確定するために、B領域において該当する注文アイコンを見つけて、その注文アイコンを押す場合が想定される。このステップS32の処理により、押された注文アイコンは、表示・操作部22(図1参照)からなくなり、押された注文アイコンに係る注文についての客への料理の受け渡しは完了したこととなる。
【0050】
図7は、注文システム1の運用イメージを示す説明図である。
次に、図7を参照して、受付機3において実施される処理についてさらに詳しく説明する。
ここでは、券売機2において、そばをIC決済する客と、うどんを現金決済する客とがいたとする。
【0051】
この場合、券売機2から、そばについての第1注文情報とうどんについての第2注文情報とが受付機3に送信され(図4のステップS4およびS6)、受付機3の表示・操作部22のA領域には、そばについての第1注文アイコン45(第3操作部)と、うどんについての第2注文アイコン46(第2操作部および第3操作部)とが表示される(図6のステップS23およびS24)。この状態は、図7(a)に示されている。
【0052】
そして、うどんの現金決済を終えた客(現金決済客)は、券売機2で受け取った食券を受付カウンタで店員に差し出す。店員は、差し出された食券を受け取ってから、その食券に記載されたメニュー名(うどん)を見て、A領域における同じメニュー名の第2注文アイコン46を見つけて、その第2注文アイコン46を押す(図6のステップS29でYES)。
【0053】
すると、押された第2注文アイコン46は、図7(b)に示すように、B領域に移動する(図6のステップS30)。換言すれば、現金決済の場合、受付機3では、制御部40(図3参照)が、食券が発行された客の食券と引き換えに第2注文アイコン46が押されると、前述したようにI/F部41(図3参照)が券売機2から受信している第2注文情報をその客による注文として受け付けるための受付処理を完了する。また、受付処理が完了したうどんの注文が、第2注文アイコン46として、表示・操作部22のB領域に表示されることとなる。
【0054】
これにより、店員が注文内容(うどん)を確認するとともにうどんの注文客を認識して、うどんについての注文の受付を確定する。その後、この客に対してうどんを提供する準備がなされる。
つまり、第2注文情報に含まれたメニュー情報(メニュー名)と、そのメニューの注文客(食券を差し出した客)とが結び付けられるので、どの客がどのメニューを注文したかを正しく把握して、注文を受け付けることができる。
【0055】
一方、そばのIC決済を終えた客(IC決済客)は、券売機2の読取部9にかざしたICカードを、今度は、受付機3の読取部21にかざす。
すると、このICカードのIDiが読取部21に読み取られ、前述したように、受付機3に送信された第1注文情報において、このIDiと同じIDiを含む第1注文情報が検索される(図6のステップS26)。そして、A領域において、該当する第1注文情報(ここでは、そばについての第1注文情報)に対応する第1注文アイコン45(図7(b)参照)が、図7(c)に示すように、B領域に移動する(図6のステップS28)。換言すれば、IC決済の場合、制御部40(図3参照)が、前述したようにI/F部41(図3参照)が券売機2から受信している第1注文情報のうち、読取部21が客のICカードから読み取ったIDiと同じIDiを含む第1注文情報を検索し、検索した第1注文情報をその客による注文として受け付けるための受付処理を完了する。また、受付処理が完了したそばの注文が、第1注文アイコン45として、表示・操作部22のB領域に表示されることとなる。
【0056】
ここで、第2注文アイコン46の場合と異なり、第1注文アイコン45が店員に押されても、第1注文アイコン45がA領域からB領域へ移動することはない。つまり、読取部21に読み取られたIDiと同じIDiを含む第1注文情報があれば、A領域において対応する第1注文アイコン45は、自動的にB領域へ移動する。
ここで、第1注文アイコン45がA領域からB領域へ移動する際に読取部21にICカードをかざしている客が、その第1注文アイコン45に係る注文(そばの注文)をしているのである。そのため、店員は、第1注文アイコン45がA領域からB領域へ移動する際に読取部21にICカードをかざしている客を見て、そばの客を認識するとともに注文内容(そば)を確認して、そばについての注文の受付を確定する。その後、この客に対してそばを提供する準備がなされる。
【0057】
つまり、受付機3が受信した第1注文情報に含まれたメニュー情報(メニュー名)と、そのメニューの注文客とが結び付けられるので、どの客がどのメニューを注文したかを正しく把握して、注文を受け付けることができる。そして、このように、食券の代わりに、客が携帯するICカードのIDiで注文を受け付けることができることから、食券自体が不要となるので、食券に関する合理化を図ることができる。
【0058】
また、電子マネー機能付きICカードを携帯する注文客については、チケットレスで注文を受け付けることができるようにしている一方で、現金で決済する注文客については、食券で注文を受け付けることができるようにしている。そのため、注文形態に柔軟に対応しつ食券の発行を最小限に抑えて、食券に関する合理化を図ることができる。
以上のように注文の受付が確定すると、第1注文アイコン45および第2注文アイコン46のいずれもB領域にある。
【0059】
そして、第2注文アイコン46(現金決済)に係るうどん(注文されたアイテム)が客に受け渡されると、店員は、B領域のおけるうどんについての第2注文アイコン46を押す(図6のステップS31でYES)。これにより、押された第2注文アイコン46は、図7(d)に示すように、消去され(図6のステップS32)、この注文についての料理(うどん)の提供は完了したこととなる。
【0060】
同様に、第1注文アイコン45(IC決済)に係るそば(注文されたアイテム)が客に受け渡されると、店員は、B領域のおけるそばについての第1注文アイコン45を押す(図6のステップS31でYES)。これにより、押された第1注文アイコン45は、図示しないが、消去され、この注文についての料理(そば)の提供は完了したこととなる。
このように、客に料理が受け渡された場合、B領域におけるその料理に係る注文(注文アイコン45,46自体)を選択すれば、その注文が消去されるので、そのメニューの料理の渡し忘れ等のトラブルを防止できる。
【0061】
ここで、前述したように、注文の受付が確定されるまでに、注文アイコン45,46は、受付機3の表示・操作部22(A領域)に表示されることから(図7(a)参照)、店員は、A領域に表示された注文アイコン45,46に係る料理の調理を予め開始しておき、受付が確定するのと同時に客に料理を受け渡すこともできる。これにより、迅速な料理の提供が可能となる。
【0062】
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、前述した実施形態では、IC決済だけでなく現金決済もできるようになっているが、IC決済だけができるような構成にしてもよい。そうすれば、現金決済に伴う食券の発行を省略することができるので、食券自体が完全に不要となる。
【0063】
また、前述した実施形態では、券売機2において、メニュー選択およびIDiの読み取りの両方が完了した場合に(図4のステップS3でYESおよび図5のステップS13でYES)、その場で、選択されたメニューについて、読み取ったIDiに関連する電子マネーでIC決済している。
これに代え、券売機2においてメニュー選択およびIDiの読み取りの両方が完了した場合には、選択したメニューの注文予約(受付機3への第1注文情報の送信)だけがとりあえずなされて、IC決済は、受付機3において、読取部21によるIDiの読み取りが完了するのに応じて、制御部40(図3参照)によって実行されてもよい。この場合、IC決済は、図6のステップS28において実行される。
【0064】
また、複数の注文内容を1つのIDiに関連付けるようにしてもよい。その場合の受付機3での表示・操作部22では、注文内容の受付処理が完了すると、対応する第1注文アイコン46がA領域→B領域へ移行するが、関連付けられた複数の注文内容(複数の第1注文アイコン46)は、同時に移行するようになる(図7参照)。
また、1枚のICカードのICチップが複数のアプリケーションを実行可能であって、このICカードにおいて複数種類の電子マネーで決済可能である場合には、IC決済時において、客の所望する種類の電子マネーを選択して、その電子マネーでIC決済できるようにしてもよい。この場合の前提として、券売機2および受付機3のうちIC決済する方が複数種類の電子マネーでのIC決済に対応している必要がある。
【0065】
また、本発明において、客の携帯する媒体をICカードとし、その識別情報をIDiとしたが、識別情報は、IDm(ICカードのICチップの製造番号)であってもよい。また、媒体として、携帯電話を用いることができ、この場合、携帯電話の識別情報として、IDiやIDmの他に、携帯電話のメールアドレスや電話番号などを用いることができる。つまり、媒体を特定できる情報であれば、あらゆる情報を、識別情報として用いることができる。
【0066】
また、本発明は、前述した飲食店における料理の注文システムに限らず、銭湯等における備品(タオル等)の貸出システムや、映画館における入場システムにも適用可能である。これらの場合には、備品の利用券や映画館の入場券等のチケットを紙で用意せずに済む。
【符号の説明】
【0067】
1 注文システム
2 券売機
3 受付機
4 表示・操作部
5 硬貨投入口
6 紙幣投入口
9 読取部
10 ボタン
21 読取部
22 表示・操作部
30 制御部
32 発券部
40 制御部
45 第1注文アイコン
46 第2注文アイコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
注文が入力される注文入力装置であって、
注文可能なアイテムの情報を表示するための第1表示部と、
注文客が所望するアイテムを選択するために操作される第1操作部と、
注文客が携帯する媒体から当該媒体の識別情報を読み取るための第1読取手段と、
前記第1操作部が操作されることによるアイテムの選択、および、前記第1読取手段による前記識別情報の読み取りの両方が完了したときに、選択されたアイテムの情報と前記識別情報とが含まれた第1注文情報を外部装置へ送信する第1注文情報送信手段とを含む、注文入力装置。
【請求項2】
前記注文客が携帯する媒体に電子マネー機能が付いている場合、
前記第1操作部が操作されることによるアイテムの選択、および、前記第1読取手段による前記識別情報の読み取りの両方が完了するのに応じて、選択されたアイテムについて、当該識別情報に関連する電子マネーで決済する手段をさらに含む、請求項1記載の注文入力装置。
【請求項3】
現金が投入される投入部と、
前記第1操作部が操作されることによって選択されたアイテムの情報が記載されたチケットを発行するための発行手段と、
前記投入部に現金が投入されてアイテムが選択された場合には、選択されたアイテムについて現金で決済してから、前記発行手段に対してチケットを発行させるとともに、選択されたアイテムの情報が含まれた第2注文情報を前記外部装置へ送信する第2注文情報送信手段とをさらに含む、請求項1または2記載の注文入力装置。
【請求項4】
請求項1記載の注文入力装置と、前記外部装置であり、前記注文入力装置に入力された注文を受け付けるための注文受付装置と、を含む注文システムであって、
前記注文受付装置は、
注文客が携帯する前記媒体の識別情報を読み取るための第2読取手段と、
前記注文入力装置から受信している前記第1注文情報のうち、前記第2読取手段が注文客の前記媒体から読み取った識別情報と同じ識別情報を含む第1注文情報を検索し、検索した第1注文情報をその注文客による注文として受け付けるための受付処理を完了する手段とを含む、注文システム。
【請求項5】
前記注文入力装置は、
現金が投入される投入部と、
前記第1操作部が操作されることによって選択されたアイテムの情報が記載されたチケットを発行するための発行手段と、
前記投入部に現金が投入されてアイテムが選択された場合には、選択されたアイテムについて現金で決済してから、前記発行手段に対してチケットを発行させるとともに、選択されたアイテムの情報が含まれた第2注文情報を前記注文受付装置へ送信する第2注文情報送信手段とを含み、
前記注文受付装置は、
チケットが発行された注文客のチケットと引き換えに操作される第2操作部と、
チケットが発行された注文客のチケットと引き換えに前記第2操作部が操作されると、前記注文入力装置から受信している前記第2注文情報をその注文客による注文として受け付けるための受付処理を完了する手段とを含む、請求項4記載の注文システム。
【請求項6】
前記注文客が携帯する媒体に電子マネー機能が付いている場合、
前記注文入力装置は、前記第1操作部が操作されることによるアイテムの選択、および、前記第1読取手段による前記識別情報の読み取りの両方が完了するのに応じて、選択されたアイテムについて、当該識別情報に関連する電子マネーで決済する手段をさらに含む、請求項4または5記載の注文システム。
【請求項7】
前記注文客が携帯する媒体に電子マネー機能が付いている場合、
前記注文受付装置は、前記第2読取手段による前記識別情報の読み取りが完了するのに応じて、選択されたアイテムについて、当該識別情報に関連する電子マネーで決済する手段をさらに含む、請求項4または5記載の注文システム。
【請求項8】
前記注文受付装置は、
受付処理が完了した注文を表示する第2表示部と、
前記第2表示部に表示されている注文のうち、消去させたい注文を選択するための第3操作部と、
前記第3操作部によって選択された注文を消去する手段とをさらに含む、請求項4〜7のいずれかに記載の注文システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−100202(P2011−100202A)
【公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−253091(P2009−253091)
【出願日】平成21年11月4日(2009.11.4)
【出願人】(000001432)グローリー株式会社 (1,344)
【Fターム(参考)】