説明

注文受付装置、注文受付システムおよび商品残数量表示方法

【課題】 リアルタイムで商品の残数量を認識することが可能な注文受付装置、注文受付システムおよび商品残数表示方法を提供する。
【解決手段】 残数演算部15aは、メニュー入力部12が注文情報を受け付けると、その注文情報に示された商品名と関連づけられた残数量を残数登録部11から読み出し、その残数量から、その注文情報に示された数量を差し引いて新たな残数量を生成し、その商品名と関連づけられた残数量を、その新たな残数量に更新する。メニュー表示部13は、残数登録部11に格納された商品名および残数量を表示する。また、残数演算部15aは、その新たな残数量とその新たな残数量と関連づけられた商品名とをオーダー入力装置2に送信する送信処理を情報通信部14に実行させる。オーダー入力装置2は、新たな残数量と商品名を受け付けると、その新たな残数量を、その商品名に対応させて表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、注文受付装置、注文受付システムおよび商品残数量表示方法に関し、特には、商品の残数量を表示する注文受付装置、注文受付システムおよび商品残数量表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、商品の残数量を表示する注文受付装置が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1(特開平3−251997号公報)には、残数量表示機能付きPOS(Point Of Sales system)システムが記載されている。
【0004】
このPOSシステムの注文受付装置は、商品の残数量を記憶する記憶部を有する。
【0005】
この注文受付装置は、商品を特定する商品キーが操作され、その後、その商品の数量を入力するためにテンキーが操作され、最後に、合計キーが操作されると、その入力された数量を、記憶部に記憶されている残数量から減算し、その減算結果を表示する。
【特許文献1】特開平3−251997号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の注文受付装置では、商品キーとテンキーが操作されて注文情報が受け付けられた後に、合計キーが操作されて注文終了情報が受け付けられなければ、残数量は変更されない。換言すると、注文情報が受け付けられただけでは、残数量は変更されない。このため、以下のような問題が生じる。
【0007】
例えば、所定の注文受付装置が、残り3個の商品を3個とも注文する旨の注文情報を受け付け、未だ、注文終了情報を受け付けていない状態で、他の注文受付装置が、所定の注文受付装置にて受け付けられた商品に関する注文の受付を開始したとする。
【0008】
この場合、他の注文受付装置がその注文を受け付けている間に、所定の注文受付装置が注文終了情報を受け付けると、他の注文受付装置は、完売してしまった商品に関する注文を受け付けてしまう。
【0009】
また、特許文献1に記載の注文受付装置が、対面販売を行うような飲食店で使用されると、あるお客が注文を行っていても、その注文が確定する前に、後から来た他のお客の注文が確定してしまうと、先に行われた注文が無効になる。
【0010】
このため、サービスの質が低下してしまう。
【0011】
このサービスの質の低下は、複数台の注文受付装置が店舗内に存在し、各々の注文受付装置が注文を受け付けている場合に、リアルタイムで商品の残り個数を知ることができないことに起因する。
【0012】
本発明の目的は、リアルタイムで商品の残数量を認識することが可能な注文受付装置、注文受付システムおよび商品残数表示方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記の目的を達成するために、本発明の注文受付装置は、オーダー入力装置と通信可能であるとともに商品の残数量を表示する注文受付装置であって、商品の名前と残数量と、を関連づけて格納する格納部と、商品の名前と数量とを示す注文情報と、注文終了を示す注文終了情報と、を受け付ける入力部と、前記入力部が前記注文情報を受け付けると、該注文情報に示された商品の名前と関連づけられて前記格納部に格納された残数量から該注文情報に示された数量を差し引いて新たな残数量を生成し、該商品の名前と関連づけられた残数量を該新たな残数量に更新する演算部と、前記演算部にて生成された新たな残数量を表示する表示部と、前記演算部にて生成された新たな残数量を前記オーダー入力装置に送信する通信部と、前記入力部が、前記注文情報を受け付け、その後、前記注文終了情報を受け付けると、該注文情報にて示された商品の名前および数量を正式な注文として受け付ける注文処理部と、を含む。
【0014】
また、本発明の商品残数量表示方法は、オーダー入力装置と通信可能であるとともに、商品の名前と残数量とを関連づけて格納し、商品の残数量を表示する注文受付装置が行う商品残数量表示方法であって、商品の名前と数量とを示す注文情報を受け付ける注文情報受付ステップと、前記注文情報が受け付けられると、該注文情報に示された商品の名前と関連づけられた残数量から該注文情報に示された数量を差し引いて新たな残数量を生成し、該商品の名前と関連づけられた残数量を、その生成された新たな残数量に更新する更新ステップと、前記生成された新たな残数量を表示する表示ステップと、前記生成された新たな残数量を前記オーダー入力装置に送信する送信ステップと、前記注文情報が受け付けられた後に、注文終了を示す注文終了情報を受け付ける注文終了受付ステップと、前記注文情報が受け付けられた後に前記注文終了情報が受け付けられると、該注文情報にて示された商品の名前および数量を正式な注文として受け付ける注文処理ステップとを含む。
【0015】
また、本発明の注文受付システムは、オーダー入力装置と、該オーダー入力装置と通信可能であるとともに商品の残数量を表示する注文受付装置と、を含む注文受付システムであって、前記注文受付装置は、商品の名前と残数量と、を関連づけて格納する格納部と、商品の名前と数量とを示す注文情報と、注文終了を示す注文終了情報と、を受け付ける入力部と、前記入力部が前記注文情報を受け付けると、該注文情報に示された商品の名前と関連づけられて前記格納部に格納された残数量から該注文情報に示された数量を差し引いて新たな残数量を生成し、該商品の名前と関連づけられた残数量を該新たな残数量に更新する演算部と、前記演算部にて生成された新たな残数量を表示する表示部と、前記演算部にて生成された新たな残数量を前記オーダー入力装置に送信する通信部と、前記入力部が、前記注文情報を受け付け、その後、前記注文終了情報を受け付けると、該注文情報にて示された商品の名前および数量を正式な注文として受け付ける注文処理部と、を含み、前記オーダー入力装置は、前記通信部から前記新たな残数量を受信する受信部と、前記受信部にて受信された新たな残数量を表示する残数量表示部と、を含む。
【0016】
また、本発明の商品残数量表示方法は、オーダー入力装置と、該オーダー入力装置と通信可能であるとともに商品の名前と残数量とを関連づけて格納する格納部を含む注文受付装置と、を含む注文受付システムが行う商品残数量表示方法であって、前記注文受付装置が、商品の名前と数量とを示す注文情報を受け付ける注文情報受付ステップと、前記注文情報が受け付けられると、前記注文受付装置が、該注文情報に示された商品の名前と関連づけられた残数量から該注文情報に示された数量を差し引いて新たな残数量を生成し、該商品の名前と関連づけられた残数量を、その生成された新たな残数量に更新する更新ステップと、前記注文受付装置が、前記生成された新たな残数量を表示する表示ステップと、前記注文受付装置が、前記生成された新たな残数量を前記オーダー入力装置に送信する送信ステップと、前記オーダー入力装置が、前記新たな残数量を受信する受信ステップと、前記オーダー入力装置が、前記受信された新たな残数量を表示する残数量表示ステップと、前記注文受付装置が、前記注文情報が受け付けられた後に、注文終了を示す注文終了情報を受け付ける注文終了受付ステップと、前記注文受付装置が、前記注文情報が受け付けられた後に前記注文終了情報が受け付けられると、該注文情報にて示された商品の名前および数量を正式な注文として受け付ける注文処理ステップと、を含む。
【0017】
上記の発明によれば、注文情報が受け付けられると、その注文情報に示された数量が残数量から差し引かれて残数量が更新される。その更新された残数量は、表示され、また、オーダー入力装置に送信される。
【0018】
このため、注文終了情報が受け付けられていなくても、注文情報が受け付けられた時点で、残数量を更新することが可能になる。
【0019】
よって、従来のように注文情報と注文終了情報とが受け付けられてから残数量を更新する場合に比べて、残数量を更新するタイミングを早くすることが可能になる。したがって、リアルタイムで商品の残数量を認識することが可能になる。その結果、例えば、無理な注文を受け付けてしまうことを防止可能になる。
【0020】
また、上記の発明によれば、オーダー入力装置が残数量を管理しなくて済む。オーダー入力装置と注文受付装置とが残数量を管理する場合、通信障害等によって、オーダー入力装置にて管理される残数量と、注文受付装置にて管理される残数量との整合が取れなくなる問題が生じる可能性がある。
【0021】
上記の発明によれば、オーダー入力装置が残数量を管理しなくて済むため、上記問題を無くすことが可能になる。
【0022】
また、前記注文情報に示された数量が、前記商品の名前と関連づけられた残数量を超える場合、前記注文情報が破棄されるとともに、前記注文情報に示された数量が前記商品の名前と関連づけられた残数量を超える旨が表示されることが望ましい。
【0023】
上記の発明によれば、無理な注文を受け付けてしまうことを防止可能になる。
【0024】
前記注文情報が受け付けられた後に、前記正式な注文を取り消すための取消情報が受けられると、その注文情報に示された数量が残数量に加えられた残数量が更新される。その更新された残数量は、表示され、また、オーダー入力装置に送信される。
【0025】
上記の発明によれば、一旦注文された商品がキャンセルされても、そのキャンセルに応じて、残数量を更新することが可能になる。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、リアルタイムで商品の残数量を認識することが可能になる。このため、例えば、無理な注文を受け付けてしまうことを防止可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0028】
図1は、本発明の一実施例の注文受付システムを示したブロック図である。
【0029】
図1において、本注文受付システムは、注文受付装置1と、オーダー入力装置(注文受付装置)2と、注文出力装置3とを含む。注文受付装置1と、オーダー入力装置2とは、例えば、同一店内で使用される。また、注文出力装置3は、例えば、厨房等に設置される。
【0030】
注文受付装置1は、残数登録部11と、メニュー入力部12と、メニュー表示部13と、情報通信部14と、制御部15とを含む。制御部15は、残数演算部15aと、表示制御部15bと、注文処理部15cとを含む。オーダー入力装置2は、情報通信部21と、メニュー表示部22と、メニュー入力部23と、処理部24とを含む。注文出力装置3は、通信部31と、出力部32とを含む。
【0031】
注文受付装置1は、オーダー入力装置2および注文出力装置3と通信可能である。
【0032】
残数登録部11は、格納部の一例であり、商品名と、その商品名の商品の残数量と、を関連づけて格納する。
【0033】
図2は、残数登録部11の一例を示した説明図である。
【0034】
図2において、残数登録部11は、商品名11aと、その商品名11aの商品の残数量11bと、を関連づけて格納する。
【0035】
図1に戻って、メニュー入力部12は、0〜9の数字を示すテンキーと、商品名を示す商品名ボタンと、送信キーと、取消キーとを含む。
【0036】
メニュー表示部13は、商品名と、その商品名の商品の残数量とを表示する。なお、本実施例では、メニュー表示部13は、メニュー入力部12上に設けられている。
【0037】
図3は、メニュー入力部12とメニュー表示部13の一例を示した説明図である。
【0038】
図3において、メニュー入力部12は、テンキー12aと、商品名ボタン12bおよび12cと、送信キー12dと、取消キー12eとを含む。また、メニュー表示部13は、表示部13bおよび13cを含む。
【0039】
テンキー12aは、数量を受け付ける。テンキー12aは、その受け付けられた数量を、残数演算部15aおよび注文処理部15cに提供する。
【0040】
商品名ボタン12bは、商品名「AAA」に対応する。また、商品名ボタン12bの上には、表示部13bが設けられている。表示部13bは、商品名「AAA」に対応し、商品名「AAA」と、商品名「AAA」の商品の残数量と、を表示する。
【0041】
商品名ボタン12bは、テンキー12aが操作された後に操作されると、商品名「AAA」を受け付け、その受け付けられた商品名「AAA」を、残数演算部15aおよび注文処理部15cに提供する。
【0042】
また、商品名ボタン12bは、テンキー12aが操作されない状態で操作されると、商品名「AAA」および数量「1」を受け付け、その受け付けられた商品名「AAA」および数量「1」を、残数演算部15aおよび注文処理部15cに提供する。
【0043】
商品名ボタン12cは、商品名「ABD」に対応する。また、商品名ボタン12cの上には、表示部13cが設けられている。表示部13cは、商品名「ABD」に対応し、商品名「ABD」と、商品名「ABD」の商品の残数量と、を表示する。
【0044】
商品名ボタン12cは、テンキー12aが操作された後に操作されると、商品名「ABD」を受け付け、その受け付けられた商品名「ABD」を、残数演算部15aおよび注文処理部15cに提供する。
【0045】
また、商品名ボタン12cは、テンキー12aが操作されない状態で操作されると、商品名「ABD」および数量「1」を受け付け、その受け付けられた商品名「ABD」および数量「1」を、残数演算部15aおよび注文処理部15cに提供する。
【0046】
送信キー12dは、注文終了を示す注文終了情報を受け付ける。
【0047】
取消キー12eは、注文を取り消すための取消情報を受け付ける。
【0048】
図1に戻って、情報通信部14は、オーダー入力装置2および注文出力装置3と通信する。例えば、情報通信部14は、オーダー入力装置2および注文出力装置3と、無線通信する。
【0049】
制御部15は、例えば、コンピュータであり、注文受付装置1全体を制御する。
【0050】
残数演算部15aは、メニュー入力部12が商品名と数量とを示す注文情報を受け付けると、その注文情報に示された商品名と関連づけられた残数量を、残数登録部11から読み出す。
【0051】
残数演算部15aは、その読み出された残数量から、その注文情報に示された数量を差し引いて新たな残数量を生成する。残数演算部15aは、その注文情報に示された商品名と関連づけられた残数量を、その新たな残数量に更新する。
【0052】
残数演算部15aは、その新たな残数量と、その新たな残数量と関連づけられた商品名と、をオーダー入力装置2に送信する送信処理を、情報通信部14に実行させる。オーダー入力装置2は、その新たな残数量および商品名を受け付けると、その新たな残数量および商品名を表示する。
【0053】
また、残数演算部15aは、その注文情報に示された数量が、その注文情報に示された商品名と関連づけられた残数量を超える場合、その注文情報を破棄し、さらに、その注文情報に示された数量が、その注文情報に示された商品名と関連づけられた残数量を超える旨の通知を、表示制御部15bに提供する。
【0054】
表示制御部15bは、その通知を受け付けると、その注文情報に示された数量が、その注文情報に示された商品名と関連づけられた残数量を超える旨(例えば、「注文された商品の数は残数量を超えています。」という画面)を、メニュー表示部13に表示する。
【0055】
また、残数演算部15aは、メニュー入力部12が、注文情報を受け付けた後に取消情報を受け付けると、その注文情報に示された商品名と関連づけられた残数量を、残数登録部11から読み出す。
【0056】
残数演算部15aは、その読み出された残数量に、その注文情報に示された数量を加算して新たな残数量を生成する。残数演算部15aは、その注文情報に示された商品名と関連づけられた残数量を、その新たな残数量に更新する。
【0057】
残数演算部15aは、その新たな残数量と、その新たな残数量と関連づけられた商品名と、をオーダー入力装置2に送信する送信処理を、情報通信部14に実行させる。オーダー入力装置2は、その新たな残数量および商品名を受け付けると、その新たな残数量および商品名を表示する。
【0058】
表示制御部15bは、残数登録部11に格納された商品名および残数量を、メニュー表示部13に表示する。
【0059】
例えば、残数登録部11が、図2に示すように商品名および残数量を格納していると、表示制御部15bは、図3に示すように商品名および残数量をメニュー表示部13に表示する。
【0060】
注文処理部15cは、メニュー入力部12が、注文情報を受け付けた後に注文終了情報を受け付けると、その注文情報にて示された商品名および数量を正式な注文として受け付ける。
【0061】
注文処理部15cは、正式な注文として受け付けられた商品名および数量を注文出力装置3に送信する送信処置を、情報通信部14に実行させる。注文出力装置3は、商品名および数量を受け付けると、その受け付けられた商品名および数量を出力(例えば、印刷または表示)する。
【0062】
また、注文処理部15cは、メニュー入力部12が、注文情報を受け付けた後に取消情報を受け付けると、その注文情報にて示された商品名および数量を、正式な注文から取り消す。
【0063】
また、注文処理部15cは、その取り消された商品名および数量と、取消情報と、を注文出力装置3に送信する送信処置を、情報通信部14に実行させる。注文出力装置3は、商品名と数量と取消情報とを受け付けると、その受け付けられた商品名、数量および取消情報を出力(例えば、印刷または表示)する。
【0064】
オーダー入力装置2は、注文受付装置1および注文出力装置3と通信可能である。
【0065】
情報通信部21は、注文受付装置1および注文出力装置3と通信する。例えば、情報通信部21は、注文受付装置1および注文出力装置3と、無線通信する。
【0066】
メニュー表示部22は、商品名と、その商品名の商品の残数量とを表示する。
【0067】
メニュー入力部23は、0〜9の数字を示すテンキーと、商品名を示す商品名ボタンと、送信キーと、取消キーとを含む。なお、メニュー入力部23上には、メニュー表示部22が設けられている。
【0068】
図4は、メニュー表示部22とメニュー入力部23の一例を示した説明図である。なお、メニュー表示部22は、図3に示したメニュー表示部13に対応し、メニュー入力部23は、図3に示したメニュー入力部12に対応する。
【0069】
図4において、メニュー表示部22は、表示部22bおよび22cを含む。また、メニュー入力部23は、テンキー23aと、商品名ボタン23bおよび23cと、送信キー23dと、取消キー23eとを含む。
【0070】
表示部22bは、表示部13bと同様な機能を有し、また、表示部22cは、表示部13cと同様な機能を有する。
【0071】
テンキー23aは、テンキー12aと同様な機能を有し、商品名ボタン23bは、商品名ボタン12bと同様な機能を有し、商品名ボタン23cは、商品名ボタン12cと同様な機能を有し、送信キー23dは、送信キー12dと同様な機能を有し、また、取消キー23eは、取消キー12eと同様な機能を有する。
【0072】
図1に戻って、情報通信部21は、注文受付装置1の情報通信部14から新たな残数量および商品名を受け付けると、その新たな残数量を、その商品名に対応するメニュー表示部22に出力する。その商品名に対応するメニュー表示部22は、その新たな残数量を受け付けると、その新たな残数量を表示する。
【0073】
処理部24は、メニュー入力部23から注文情報を受け付けると、その受け付けられた注文情報を注文受付装置1に送信する送信処理を、情報通信部21に実行させる。
【0074】
注文受付装置1の情報通信部14は、オーダー入力装置2から注文情報を受け付けると、その受け付けられた注文情報を、残数演算部15aに提供する。残数演算部15aは、情報通信部14から注文情報を受け付けると、メニュー入力部12から注文情報を受け付けたときと同様に動作する。
【0075】
また、処理部24は、メニュー入力部23が、注文情報を受け付けた後に注文終了情報を受け付けると、その注文情報にて示された商品名および数量を正式な注文として受け付ける。
【0076】
処理部24は、正式な注文として受け付けられた商品名および数量を注文出力装置3に送信する送信処置を、情報通信部21に実行させる。注文出力装置3は、商品名および数量を受け付けると、その受け付けられた商品名および数量を出力(例えば、印刷または表示)する。
【0077】
また、処理部24は、メニュー入力部23が、注文情報を受け付けた後に取消情報を受け付けると、その受け付けられた注文情報および取消情報を注文受付装置1に送信する送信処理を、情報通信部21に実行させる。
【0078】
注文受付装置1の情報通信部14は、オーダー入力装置2から注文情報および取消情報を受け付けると、その受け付けられた注文情報および取消情報を、残数演算部15aに提供する。残数演算部15aは、情報通信部14から注文情報および取消情報を受け付けると、メニュー入力部12から注文情報の後に取消情報を受け付けたときと同様に動作する。
【0079】
また、処理部24は、メニュー入力部23が、注文情報を受け付けた後に取消情報を受け付けると、その注文情報にて示された商品名および数量を、正式な注文から取り消す。
【0080】
注文出力装置3は、注文受付装置1およびオーダー入力装置2と通信可能である。
【0081】
通信部31は、注文受付装置1およびオーダー入力装置2と通信する。例えば、通信部31は、注文受付装置1およびオーダー入力装置2と、無線通信する。
【0082】
通信部31は、商品名および数量を受け付けると、その受け付けられた商品名および数量を出力部32に提供する。また、通信部31は、商品名と数量と取消情報とを受け付けると、その受け付けられた商品名、数量および取消情報を出力部32に提供する。
【0083】
出力部32は、例えば、プリンタまたは表示部である。
【0084】
出力部32は、商品名および数量を受け付けると、その受け付けられた商品名および数量を出力(例えば、印刷または表示)する。また、出力部32は、商品名と数量と取消情報とを受け付けると、その受け付けられた商品名、数量および取消情報を出力(例えば、印刷または表示)する。
【0085】
次に、動作を説明する。
【0086】
まず、電源投入時の動作を説明する。
【0087】
注文受付装置1の電源ボタン(不図示)が操作されて、注文受付装置1に電源が供給されると、表示制御部15bは、残数登録部11に格納された商品名および残数量を読み出す。
【0088】
表示制御部15bは、その読み出された商品名および残数量を、メニュー表示部13に表示する。例えば、残数登録部11が、図2に示すように商品名および残数量を格納していると、表示制御部15bは、図3に示すように商品名および残数量をメニュー表示部13に表示する。
【0089】
また、注文受付装置1に電源が供給されると、残数演算部15aは、残数登録部11に格納された商品名および残数量を読み出す。
【0090】
残数演算部15aは、その読み出された商品名および残数量をオーダー入力装置2に送信する送信処理を、情報通信部14に実行させる。
【0091】
オーダー入力装置2の情報通信部21は、注文受付装置1の情報通信部14から商品名および残数量を受け付けると、その受け付けられた残数量を、その受け付けられた商品名に対応するメニュー表示部22に出力する。メニュー表示部22は、残数量を受け付けると、その残数量を表示する。
【0092】
よって、例えば、残数登録部11が、図2に示すように商品名および残数量を格納していると、メニュー表示部22は、図4に示すように商品名および残数量を表示する。
【0093】
したがって、注文受付装置1のメニュー表示部13と、オーダー入力装置2のメニュー表示部22とは、同じ内容の画面を表示する。
【0094】
続いて、注文受付装置1のメニュー入力部12が注文情報を受け付けたときの動作を説明する。
【0095】
商品名ボタン12bまたは12cが操作されたり、テンキー12aと、商品名ボタン12bまたは12cが操作されたりして、メニュー入力部12が、注文情報を受け付けると、メニュー入力部12は、その受け付けられた注文情報を、残数演算部15aおよび注文処理部15cに提供する。
【0096】
残数演算部15aは、メニュー入力部12から注文情報を受け付けると、その注文情報に示された商品名と関連づけられた残数量を、残数登録部11から読み出す。
【0097】
残数演算部15aは、その読み出された残数量から、その注文情報に示された数量を差し引いて新たな残数量を生成し、その注文情報に示された商品名と関連づけられて残数登録部11に格納されている残数量を、その新たな残数量に更新する。
【0098】
残数量が更新されると、表示制御部15bは、残数登録部11に格納された商品名および残数量を、メニュー表示部13に表示する。
【0099】
例えば、残数登録部11が、図2に示すように商品名および残数量を格納しているときに、メニュー入力部12が、商品名「ABD」と数量「2」とを示す注文情報を、受け付けると、メニュー表示部13cの表示は、図3に示した画面から図5に示した画面に切り替わる。なお、図5において、図3に示したものと同一のものには同一符号を付してある。
【0100】
また、残数演算部15aは、残数量を更新すると、その新たな残数量とその新たな残数量と関連づけられた商品名とをオーダー入力装置2に送信する送信処理を、情報通信部14に実行させる。
【0101】
オーダー入力装置2の情報通信部21は、注文受付装置1の情報通信部14から新たな残数量および商品名を受け付けると、その新たな残数量を、その商品名に対応するメニュー表示部22に出力する。メニュー表示部22は、その新たな残数量を受け付けると、その新たな残数量を表示する。
【0102】
したがって、注文受付装置1のメニュー表示部13と、オーダー入力装置2のメニュー表示部22とは、同じ内容の画面を表示する。
【0103】
なお、注文情報に示された数量が、その注文情報に示された商品名と関連づけられた残数量を超える場合、残数演算部15aは、その注文情報を破棄し、さらに、その注文情報に示された数量が、その注文情報に示された商品名と関連づけられた残数量を超える旨の通知を、表示制御部15bに提供する。
【0104】
表示制御部15bは、その通知を受け付けると、その注文情報に示された数量が、その注文情報に示された商品名と関連づけられた残数量を超える旨(例えば、「注文された商品の数は残数量を超えています。」という画面)を、メニュー表示部13に表示する。
【0105】
続いて、注文受付装置1のメニュー入力部12が、注文情報の後に注文終了情報を受け付けたときの動作を説明する。
【0106】
メニュー入力部12は、注文情報を受け付けた後に注文終了情報を受け付けると、その注文終了情報を注文処理部15cに提供する。
【0107】
注文処理部15cは、メニュー入力部12から注文終了情報を受け付けると、その注文終了情報の前に受け付けられた注文情報によって示された商品名および数量を、正式な注文として受け付ける。
【0108】
注文処理部15cは、正式な注文として受け付けられた商品名および数量を注文出力装置3に送信する送信処置を、情報通信部14に実行させる。
【0109】
注文出力装置3は、商品名および数量を受け付けると、その受け付けられた商品名および数量を出力(例えば、印刷または表示)する。
【0110】
続いて、注文受付装置1のメニュー入力部12が、注文情報の後に取消情報を受け付けたときの動作を説明する。
【0111】
メニュー入力部12が、注文情報を受け付けた後に取消情報を受け付けると、残数演算部15aは、その注文情報に示された商品名と関連づけられた残数量を、残数登録部11から読み出す。
【0112】
残数演算部15aは、その読み出された残数量に、その注文情報に示された数量を加算新たな残数量を生成する。残数演算部15aは、その注文情報に示された商品名と関連づけられて残数登録部11に格納されている残数量を、その新たな残数量に更新する。
【0113】
残数演算部15aは、その新たな残数量と、その新たな残数量と関連づけられた商品名と、をオーダー入力装置2に送信する送信処理を、情報通信部14に実行させる。オーダー入力装置2は、その新たな残数量および商品名を受け付けると、その新たな残数量および商品名を表示する。
【0114】
続いて、オーダー入力装置2のメニュー入力部23が注文情報を受け付けたときの動作を説明する。
【0115】
メニュー入力部23は、注文情報を受け付けると、その受け付けられた注文情報を処理部24に提供する。
【0116】
処理部24は、注文情報を受け付けると、その受け付けられた注文情報を注文受付装置1に送信する送信処理を、情報通信部21に実行させる。
【0117】
注文受付装置1の情報通信部14は、オーダー入力装置2から注文情報を受け付けると、その受け付けられた注文情報を、残数演算部15aに提供する。
【0118】
残数演算部15aは、情報通信部14から注文情報を受け付けると、メニュー入力部12から注文情報を受け付けたときと同様に動作する。
【0119】
続いて、オーダー入力装置2のメニュー入力部23が、注文情報の後に注文終了情報を受け付けたときの動作を説明する。
【0120】
メニュー入力部23は、注文情報を受け付けた後に注文終了情報を受け付けると、その受け付けられた注文終了情報を、処理部24に提供する。
【0121】
処理部24は、注文情報を受け付けた後に注文終了情報を受け付けると、その注文情報にて示された商品名および数量を正式な注文として受け付ける。
【0122】
処理部24は、正式な注文として受け付けられた商品名および数量を注文出力装置3に送信する送信処置を、情報通信部21に実行させる。注文出力装置3は、商品名および数量を受け付けると、その受け付けられた商品名および数量を出力(例えば、印刷または表示)する。
【0123】
続いて、オーダー入力装置2のメニュー入力部23が、注文情報の後に取消情報を受け付けたときの動作を説明する。
【0124】
メニュー入力部23は、注文情報を受け付けた後に取消情報を受け付けると、その受け付けられた注文情報および取消情報を、処理部24に提供する。
【0125】
処理部24は、注文情報および取消情報を受け付けると、その注文情報にて示された商品名および数量を、正式な注文から取り消す。
【0126】
また、処理部24は、その受け付けられた注文情報および取消情報を注文受付装置1に送信する送信処理を、情報通信部21に実行させる。
【0127】
注文受付装置1の情報通信部14は、オーダー入力装置2から注文情報および取消情報を受け付けると、その受け付けられた注文情報および取消情報を、残数演算部15aに提供する。
【0128】
残数演算部15aは、情報通信部14から注文情報および取消情報を受け付けると、メニュー入力部12から注文情報の後に取消情報を受け付けたときと同様に動作する。
【0129】
本実施例によれば、注文情報が受け付けられると、残数演算部15aは、その注文情報に示された数量を残数量から差し引いて残数量を更新する。残数演算部15aは、その更新された残数量をオーダー入力装置2に送信し、メニュー表示部13は、その更新された残数量を表示する。
【0130】
このため、注文終了情報が受け付けられていなくても、注文情報が受け付けられた時点で、残数量を更新することが可能になる。
【0131】
よって、従来のように注文情報と注文終了情報とが受け付けられてから残数量を更新する場合に比べて、残数量を更新するタイミングを早くすることが可能になる。したがって、リアルタイムで商品の残数量を認識することが可能になる。その結果、例えば、無理な注文を受け付けてしまうことを防止可能になる。
【0132】
また、本実施例では、注文情報に示された数量が、商品名と関連づけられた残数量を超える場合、残数演算部15aは、その注文情報を破棄し、メニュー表示部13は、その注文情報に示された数量がその商品名と関連づけられた残数量を超える旨を表示する。
【0133】
この場合、無理な注文を受け付けてしまうことを防止可能になる。
【0134】
また、本実施例では、注文情報が受け付けられた後に取消情報が受けられると、残数演算部15aは、その注文情報に示された数量を残数量に加えて残数量を更新する。残数演算部15aは、その更新された残数量をオーダー入力装置2に送信し、メニュー表示部13は、その更新された残数量を表示する。
【0135】
この場合、一旦注文された商品がキャンセルされても、そのキャンセルに応じて、残数量を更新することが可能になる。
【0136】
また、本実施例では、残数量の一貫性を保つために、残数量は機器ごとに管理されずに、特定の機器(具体的には、注文受付装置1)にて管理される。
【0137】
例えば、オーダー入力装置2と注文受付装置1とが残数量を管理する場合、通信障害等によって、オーダー入力装置2にて管理される残数量と、注文受付装置1にて管理される残数量との整合が取れなくなる問題が生じる可能性がある。
【0138】
本実施例によれば、オーダー入力装置が残数量を管理しなくて済むため、上記問題を無くすことが可能になる。
【0139】
次に、本実施例の効果について説明する。
【0140】
本実施例によれば、商品名ボタンに、商品名とその商品の残数が表示される。このため、注文時に正確な商品の残数が分かる。よって、特定の商品に関して何個まで注文を受け付けることが可能か否かを、お客に回答できる。その結果、機会損失を減らすことが可能になる。
【0141】
以上説明した実施例において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0142】
【図1】本発明の一実施例の注文受付システムを示したブロック図である。
【図2】残数登録部11の一例を示した説明図である。
【図3】メニュー入力部12とメニュー表示部13の一例を示した説明図である。
【図4】メニュー表示部22とメニュー入力部23の一例を示した説明図である。
【図5】メニュー入力部12とメニュー表示部13の他の例を示した説明図である。
【符号の説明】
【0143】
1 注文受付装置
11 残数登録部
11a 商品名
11b 残数量
12 メニュー入力部
12a テンキー
12b 商品名ボタン
12c 商品名ボタン
12d 送信キー
12e 取消キー
13 メニュー表示部
13b 表示部
13c 表示部
14 情報通信部
15 制御部
15a 残数演算部
15b 表示制御部
15c 注文処理部
2 オーダー入力装置
21 情報通信部
22 メニュー表示部
22b 表示部
22c 表示部
23 メニュー入力部
23a テンキー
23b 商品名ボタン
23c 商品名ボタン
23d 送信キー
23e 取消キー
24 処理部
3 注文出力装置
31 通信部
32 出力部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
オーダー入力装置と通信可能であるとともに商品の残数量を表示する注文受付装置であって、
商品の名前と残数量と、を関連づけて格納する格納部と、
商品の名前と数量とを示す注文情報と、注文終了を示す注文終了情報と、を受け付ける入力部と、
前記入力部が前記注文情報を受け付けると、該注文情報に示された商品の名前と関連づけられて前記格納部に格納された残数量から該注文情報に示された数量を差し引いて新たな残数量を生成し、該商品の名前と関連づけられた残数量を該新たな残数量に更新する演算部と、
前記演算部にて生成された新たな残数量を表示する表示部と、
前記演算部にて生成された新たな残数量を前記オーダー入力装置に送信する通信部と、
前記入力部が、前記注文情報を受け付け、その後、前記注文終了情報を受け付けると、該注文情報にて示された商品の名前および数量を正式な注文として受け付ける注文処理部と、を含む注文受付装置。
【請求項2】
請求項1に記載の注文受付装置において、
前記演算部は、前記注文情報に示された数量が、前記商品の名前と関連づけられた残数量を超える場合、前記注文情報を破棄し、
前記表示部は、前記注文情報に示された数量が、前記商品の名前と関連づけられた残数量を超える場合、前記注文情報に示された数量が前記商品の名前と関連づけられた残数量を超える旨を表示する、注文受付装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の注文受付装置において、
前記入力部は、さらに、前記正式な注文を取り消すための取消情報を受け付け、
前記演算部は、前記入力部が、前記注文情報を受け付け、その後、前記取消情報を受け付けると、該注文情報に示された商品の名前と関連づけられて前記格納部に格納された残数量に該注文情報に示された数量を加えて新たな残数量を生成し、該商品の名前と関連づけられた残数量を該新たな残数量に更新し、
前記注文処理部は、前記入力部が、前記注文情報を受け付け、その後、前記取消情報を受け付けると、該注文情報にて示された商品の名前および数量を、前記正式な注文から取り消す、注文受付装置。
【請求項4】
オーダー入力装置と、該オーダー入力装置と通信可能であるとともに商品の残数量を表示する注文受付装置と、を含む注文受付システムであって、
前記注文受付装置は、
商品の名前と残数量と、を関連づけて格納する格納部と、
商品の名前と数量とを示す注文情報と、注文終了を示す注文終了情報と、を受け付ける入力部と、
前記入力部が前記注文情報を受け付けると、該注文情報に示された商品の名前と関連づけられて前記格納部に格納された残数量から該注文情報に示された数量を差し引いて新たな残数量を生成し、該商品の名前と関連づけられた残数量を該新たな残数量に更新する演算部と、
前記演算部にて生成された新たな残数量を表示する表示部と、
前記演算部にて生成された新たな残数量を前記オーダー入力装置に送信する通信部と、
前記入力部が、前記注文情報を受け付け、その後、前記注文終了情報を受け付けると、該注文情報にて示された商品の名前および数量を正式な注文として受け付ける注文処理部と、
を含み、
前記オーダー入力装置は、
前記通信部から前記新たな残数量を受信する受信部と、
前記受信部にて受信された新たな残数量を表示する残数量表示部と、を含む、注文受付システム。
【請求項5】
請求項4に記載の注文受付システムにおいて、
前記演算部は、前記注文情報に示された数量が、前記商品の名前と関連づけられた残数量を超える場合、前記注文情報を破棄し、
前記表示部は、前記注文情報に示された数量が、前記商品の名前と関連づけられた残数量を超える場合、前記注文情報に示された数量が前記商品の名前と関連づけられた残数量を超える旨を表示する、注文受付システム。
【請求項6】
請求項4または5に記載の注文受付システムにおいて、
前記入力部は、さらに、前記正式な注文を取り消すための取消情報を受け付け、
前記演算部は、前記入力部が、前記注文情報を受け付け、その後、前記取消情報を受け付けると、該注文情報に示された商品の名前と関連づけられて前記格納部に格納された残数量に該注文情報に示された数量を加えて新たな残数量を生成し、該商品の名前と関連づけられた残数量を該新たな残数量に更新し、
前記注文処理部は、前記入力部が、前記注文情報を受け付け、その後、前記取消情報を受け付けると、該注文情報にて示された商品の名前および数量を、前記正式な注文から取り消す、注文受付システム。
【請求項7】
オーダー入力装置と通信可能であるとともに、商品の名前と残数量とを関連づけて格納し、商品の残数量を表示する注文受付装置が行う商品残数量表示方法であって、
商品の名前と数量とを示す注文情報を受け付ける注文情報受付ステップと、
前記注文情報が受け付けられると、該注文情報に示された商品の名前と関連づけられた残数量から該注文情報に示された数量を差し引いて新たな残数量を生成し、該商品の名前と関連づけられた残数量を、その生成された新たな残数量に更新する更新ステップと、
前記生成された新たな残数量を表示する表示ステップと、
前記生成された新たな残数量を前記オーダー入力装置に送信する送信ステップと、
前記注文情報が受け付けられた後に、注文終了を示す注文終了情報を受け付ける注文終了受付ステップと、
前記注文情報が受け付けられた後に前記注文終了情報が受け付けられると、該注文情報にて示された商品の名前および数量を正式な注文として受け付ける注文処理ステップと、を含む商品残数量表示方法。
【請求項8】
請求項7に記載の商品残数量表示方法において、
前記注文情報に示された数量が、前記商品の名前と関連づけられた残数量を超える場合、前記注文情報を破棄する破棄ステップと、
前記注文情報に示された数量が、前記商品の名前と関連づけられた残数量を超える場合、前記注文情報に示された数量が前記商品の名前と関連づけられた残数量を超える旨を表示する超過表示ステップと、をさらに含む、商品残数量表示方法。
【請求項9】
請求項7または8に記載の商品残数量表示方法において、
前記正式な注文を取り消すための取消情報を受け付ける取消情報受付ステップと、
前記注文情報が受け付けられた後に前記取消情報が受け付けられると、該注文情報に示された商品の名前と関連づけられて前記格納部に格納された残数量に該注文情報に示された数量を加えて新たな残数量を生成し、該商品の名前と関連づけられた残数量を該新たな残数量に更新する残数量更新ステップと、
前記注文情報が受け付けられた後に前記取消情報が受け付けられると、該注文情報にて示された商品の名前および数量を、前記正式な注文から取り消す取消ステップと、をさらに含む商品残数量表示方法。
【請求項10】
オーダー入力装置と、該オーダー入力装置と通信可能であるとともに商品の名前と残数量とを関連づけて格納する格納部を含む注文受付装置と、を含む注文受付システムが行う商品残数量表示方法であって、
前記注文受付装置が、商品の名前と数量とを示す注文情報を受け付ける注文情報受付ステップと、
前記注文情報が受け付けられると、前記注文受付装置が、該注文情報に示された商品の名前と関連づけられた残数量から該注文情報に示された数量を差し引いて新たな残数量を生成し、該商品の名前と関連づけられた残数量を、その生成された新たな残数量に更新する更新ステップと、
前記注文受付装置が、前記生成された新たな残数量を表示する表示ステップと、
前記注文受付装置が、前記生成された新たな残数量を前記オーダー入力装置に送信する送信ステップと、
前記オーダー入力装置が、前記新たな残数量を受信する受信ステップと、
前記オーダー入力装置が、前記受信された新たな残数量を表示する残数量表示ステップと、
前記注文受付装置が、前記注文情報が受け付けられた後に、注文終了を示す注文終了情報を受け付ける注文終了受付ステップと、
前記注文受付装置が、前記注文情報が受け付けられた後に前記注文終了情報が受け付けられると、該注文情報にて示された商品の名前および数量を正式な注文として受け付ける注文処理ステップと、を含む、商品残数量表示方法。
【請求項11】
請求項10に記載の商品残数量表示方法において、
前記注文情報に示された数量が、前記商品の名前と関連づけられた残数量を超える場合、前記注文受付装置が、前記注文情報を破棄する破棄ステップと、
前記注文情報に示された数量が、前記商品の名前と関連づけられた残数量を超える場合、前記注文受付装置が、前記注文情報に示された数量が前記商品の名前と関連づけられた残数量を超える旨を表示する超過表示ステップと、をさらに含む、商品残数量表示方法。
【請求項12】
請求項10または11に記載の商品残数量表示方法において、
前記注文受付装置が、前記正式な注文を取り消すための取消情報を受け付ける取消情報受付ステップと、
前記注文受付装置が前記注文情報を受け付けられた後に前記取消情報を受け付けると、前記注文受付装置が、該注文情報に示された商品の名前と関連づけられて前記格納部に格納された残数量に該注文情報に示された数量を加えて新たな残数量を生成し、該商品の名前と関連づけられた残数量を該新たな残数量に更新する新たな残数量更新ステップと、
前記注文受付装置が前記注文情報を受け付けられた後に前記取消情報を受け付けると、前記注文受付装置が、該注文情報にて示された商品の名前および数量を、前記正式な注文から取り消す取消ステップと、をさらに含む商品残数量表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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