説明

洗濯乾燥機

【課題】フィルタの目詰まり検知を正確に行うこと。
【解決手段】外槽43と内槽44内に温風を供給する温風送風手段61と熱交換ダクト52の間に衣類から発生したリントを捕集するフィルタ64と、フィルタ64の上流側と下流側の間の圧力差を検知する差圧検知手段102とにより、制御手段87は、乾燥運転中に差圧検知手段102の圧力差が所定レベル以上となったときにフィルタ目詰まりが生じたと判断して、運転終了後に表示手段84によりフィルタ目詰まりを報知し、ユーザにフィルタの清掃を促すことで、乾燥機能の低下を防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衣類の洗濯機能と乾燥機能を有する洗濯乾燥機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の洗濯乾燥機においては、乾燥対象とする衣類を収容した内槽を回転させたり、内槽の内底部に設けられたパルセータを回転させたりして衣類を攪拌しながら外槽と内槽内の空気を排気して除湿し、加熱して再び外槽と内槽に送風する空気循環により衣類を乾燥させる。衣類の乾燥が進行するのに伴って衣類から糸屑等のリントが発生し、それが空気循環路や送風ファン、ヒータなどに付着堆積すると、送風力の低下や故障発生につながるので、空気と共に流れるリントを捕捉回収するフィルタが設けられる。
【0003】
しかし、フィルタにリントが堆積することにより目詰まりが生じると、送風力が低下して乾燥能力の低下を来すので、フィルタは清掃する必要があるが、ユーザがフィルタの清掃を確実に実行することは期待できない。そこで、フィルタの目詰まり状態を検出して、目詰まりが乾燥機能の低下につながるような状態になったとき報知して、ユーザにフィルタの清掃を促す構成を設けた洗濯乾燥機が知られている。
【0004】
上記フィルタの目詰まり検知では、フィルタに目詰まりが生じると送風風量が減少して温度センサによる検出温度が高くなることを利用して、検出温度が高くなったとき、制御手段は加熱手段による加熱量を小さくして乾燥運転を継続し、乾燥運転の時間を長く設定する制御を行い、この運転状態を記憶手段に記憶し、乾燥運転が終了したとき報知手段によりフィルタ目詰まりを報知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平06−327899号公報
【特許文献2】特開2006−000355号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記従来技術においては、加熱手段により加熱された空気の温度を検出して、その温度が所定温度以上になったとき、フィルタ目詰まりであると判断しているので、洗濯乾燥機が設置された場所の環境温度の変化などの外乱により誤検出が生じる問題点があった。
【0007】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、フィルタ目詰まり検知を正確に行うことを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記目的を達成するために、フィルタの上流側と下流側の間の圧力差を検知するものである。これにより、フィルタの目詰まりが生じたことを判断することができる。また、フィルタの目詰まりが生じた場合に、目詰まりを報知し、ユーザにフィルタの清掃を促すことができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の洗濯乾燥機は、洗濯乾燥機が設置された場所の環境温度の変化などの外乱を受けることなく、フィルタの目詰まりが生じたことを検出、報知し、ユーザにフィルタの清
掃を促すことで、乾燥機能の低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施の形態1における洗濯乾燥機の縦断面図
【図2】同洗濯乾燥機のブロック回路図
【図3】同洗濯乾燥機の洗い、すすぎ、脱水のシーケンスを示すチャート
【図4】従来の洗濯機の縦断面図
【発明を実施するための形態】
【0011】
第1の発明は、筐体内に弾性的に吊支した外槽と、前記外槽内に回転自在に支持された内槽と、前記内槽の内底部に設けられたパルセータと、前記内槽または前記パルセータを回転駆動するモータと、前記外槽底部に設けられた接続ダクトと、前記接続ダクトを介して外槽と前記内槽内に温風を供給する温風送風手段を連結する熱交換ダクトと、前記温風送風手段と前記熱交換ダクトの間に衣類から発生したリントを捕集するフィルタと、前記フィルタの上流側と下流側の間の圧力差を検知する差圧検知手段と、前記温風送風手段を駆動する送風駆動手段と、前記モータ、前記送風駆動手段の動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、乾燥運転中に前記差圧検知手段の圧力差が所定レベル以上となったときにフィルタの目詰まりが生じたと判断して、運転終了後にフィルタ目詰まりを報知するもので、洗濯乾燥機が設置された場所の環境温度の変化などの外乱を受けることなく、フィルタの目詰まりが生じたことを検出、報知し、ユーザにフィルタの清掃を促すことで、乾燥機能の低下を防止することができる。
【0012】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における洗濯乾燥機の縦断面図、図2は、同洗濯乾燥機のブロック回路図である。
【0013】
図1において、筐体41は、内部に複数のサスペンション42によって弾性的に吊り下げた外槽43を設け、脱水時の振動をサスペンション42によって吸収する構成としている。外槽43の内部には、衣類および乾燥対象物を収容する内槽44を中空で2重構造とした洗濯・脱水軸45を中心に回転可能に配設し、内槽44の内底部に衣類や乾燥対象物を撹拌するパルセータ46を回転自在に配設している。
【0014】
また、内槽44の内部周壁には、脱水時の水抜き穴、兼乾燥時の通気孔44aを多数設けるとともに、上方には流体バランサ47を設けている。モータ48は、外槽43の外底部に取り付け、洗濯または脱水時に回転力の伝達を洗濯・脱水軸45に切り換えるクラッチ49と洗濯・脱水軸45を介して、内槽44またはパルセータ46に連結している。パルセータ46は外周部に傾斜面50を有する略鍋型の形状をし、撹拌用突出部51を形成し、洗濯行程時に衣類が攪拌されるとともに、乾燥行程において、乾燥対象物をパルセータ46の回転による遠心力で傾斜面に沿って上方へと舞い上がりやすくしている。つまり、衣類は攪拌により、左右(回転方向)に入れ替わるとともに、上下にも入れ替わるという動きをするように構成されている。
【0015】
熱交換ダクト52は、循環する湿った温風(循環風)を除湿するもので、一端を接続ダクト53を介して外槽43の下部に設けた排水経路口54に接続し、他端を、温風循環経路57の入り口側で、乾燥用ファンとして設けたシロッコファンからなる送風駆動手段55の下部に位置する循環風受け室59の一端に接続している。
【0016】
送風駆動手段55の上部には、ヒータ56が設けられ、温風循環経路57の出口側は、温風噴出孔60を有する上部蛇腹状ホース58に接続されており、循環風受け室59から
内槽44へ繋がり循環する温風循環経路57を構成し、この温風循環経路57を含めた前記各部品にて、温風送風手段61を構成している。
【0017】
温風循環経路57の入り口側には、温度検知手段62が、出口側には温度検知手段63が設けられ、乾燥行程時の循環風温度を検知している。
【0018】
循環風受け室59内には、フィルタ64が設けられており、循環風は、このフィルタ64を通って循環しており、フィルタ64で、衣類から発生したリントなどを捕集している。
【0019】
フィルタ64の上流側と下流側の間の圧力差を検知する差圧センサからなる差圧検知手段102が設けられており、圧力差を電圧信号に変換し、その電圧信号を制御手段87に入力している。また、制御手段87は、入力した電圧信号を連続して周波数が変化するパルス信号として演算処理し、圧力差を検知するようにしている。
【0020】
外槽43には、外槽43の上面を気密的に覆う外槽カバー65を設けており、この外槽カバー65に伸縮自在の上部蛇腹状ホース58からの温風噴出孔60を開口している。また、外槽カバー65に中蓋66を開閉自在に設け、衣類を出し入れするようにしている。
【0021】
筐体41の上部は、略中央部に衣類投入口67を有する上部枠体68が装着されており、衣類投入口67を覆うように外蓋69が開閉自在に設けられている。
【0022】
また、上部枠体68後部内方には、温風送風手段61や給水弁70などを装着した支持部材71が設けられている。
【0023】
給水弁70は、2個以上の水路が開閉可能な複数弁構成とし、一つの水路は小流量で洗浄ホース72にて、排水ダクト75に形成された洗浄パイプ77に接続し、他の水路は大流量で給水ホース73にて、支持部材71に設けた注水部材(図示せず)等を介して内槽44に洗濯水として給水可能に接続される。
【0024】
外槽43の底部には、外槽43内の水を排水する排水弁74を設け、排水ダクト75を介して熱交換ダクト52と接続ダクト53とに接続し、接続ダクト53と熱交換ダクト52からの排水を排水ダクト75、排水弁74に導き、排水ホース76から機外へ排水するようにしている。また、前述のように、排水ダクト75には、給水弁70に配管された洗浄ホース72の一端が接続する洗浄パイプ77が形成されている。
【0025】
また、排水ダクト75には、排水弁74の上流に、赤外線を発光、受光させ、その透過度合、変化率により洗濯水の濁度を検知し、衣類の汚れ度合いを検知する濁度検知手段92が取り付けられている。
【0026】
外槽43の外周下部内方には、洗濯水の導電率を検知して、水の有無や洗剤の種類を検知する一対の電極(導電率検知手段)78が設けられており、外槽43の下部でパルセータ46外周部上面より下方にあるため、パルセータ46の回転による水流の影響を受けにくく、安定して導電率を検知することができる。
【0027】
冷却用送風機79は、筐体41の側面に取り付け、筐体41の内部に外槽43、熱交換ダクト52などを冷却するように送風できるよう構成している。
【0028】
制御装置80は、一体集中的に形成するとともに、筐体41の背面部(裏カバー)81に略垂直に配設し、制御装置80の下側に冷却用送風機79を設けている。また、制御装
置80は、カバー82にて覆われ保護されている。
【0029】
上部枠体68の前面部には、入力設定手段83と、図2にて後述する表示手段84とで構成される操作表示部85が設けられている。
【0030】
図2のブロック回路図において、制御装置80は、負荷駆動手段86を介して、モータ48、クラッチ49や、送風駆動手段55、ヒータ56、排水弁74、冷却用送風機(冷却手段)79、給水弁70などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各行程および除菌・脱臭行程を制御する制御手段87を有している。
【0031】
制御手段87は、マイクロコンピュータなどで構成し、商用電源88から、電源スイッチ89のONにより電力が供給されて動作を始め、水位検知手段90、温度検知手段62、63の出力を入力し、入力設定手段83にて使用者の入力により設定された内容に基づいて、表示手段84に設定内容を表示するとともに、インバータ制御素子、双方向サイリスタ、リレーなどで構成した負荷駆動手段86を介して、モータ48、クラッチ49、送風駆動手段55、ヒータ56、排水弁74、冷却用送風機79、給水弁70、給水ポンプ91などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各行程を制御する。
【0032】
また、入力設定手段83と表示手段84とで、操作表示部85を構成している。記憶手段101は、電源を供給しなくても記憶内容が消滅しない不揮発性メモリ等からなり、運転設定内容や、運転回数、異常履歴等を記憶することができる。
【0033】
そして、制御手段87は、乾燥行程にて、温度検知手段63により検知した温度が第1の所定温度(たとえば、110℃)に達したとき、ヒータ56をオフし、そのときの温度検知手段62による温度から第2の所定温度(たとえば、2K)が下がったとき、ヒータ56を動作させて循環風の温度を調節するよう構成している。
【0034】
上記構成において、洗い、すすぎ、脱水から乾燥行程の基本的な動作を説明する。
【0035】
図3は、洗い、すすぎ、脱水行程のシーケンスを示すものである。
【0036】
洗い行程では、外蓋69を開け、中蓋66を開けて、内槽44に衣類と洗剤を投入し、運転を開始すると給水aにて所定の水位まで給水した後、モータ48を駆動する。このとき、伝達機構部のクラッチ49によりモータ48の動力を、洗濯軸を介してパルセータ46に伝達し、パルセータ46が回転することで、衣類がパルセータ46の撹拌用突出部51に引っかかり、中心部へ引き込まれる。内槽44の中心下層部の衣類は、引き込まれた衣類により、内槽44の上層部へ押し上げられる。このようにして内槽44内の衣類を撹拌して、衣類同士、または内槽44の内壁やパルセータ46との接触により作用する機械力と、水流力により行われる。
【0037】
すすぎ(1)行程では、排水弁74を開いて内槽44内の水を排水ホース76より排水した後、伝達機構部のクラッチ49を脱水側に切り換えて、モータ48の動力を、脱水軸を介し内槽44に伝達して回転させ、衣類に遠心力を与えることにより、水分を衣類から分離することで行う。そして、モータ48、クラッチ49がOFFになった後、給水aにて所定の水位まで給水し、再度モータ48が駆動し、衣類から洗剤液を出すための攪拌が開始される。
【0038】
すすぎ(2)行程、つまり最終すすぎ行程では、すすぎ(1)と同様に排水と脱水が行なわれ、それが終わった後に、給水し、衣類から洗剤液を出すための攪拌が行われる。
【0039】
なお、上記すすぎ(1)行程は、衣類の汚れ程度や衣類の量により、省略することができるようになっている。
【0040】
脱水行程では、すすぎ終了後、排水弁74を開いて内槽44内の水を排水ホース76より排水した後、伝達機構部のクラッチ49を脱水側に切り換えて、モータ48の動力を、脱水軸を介し内槽44に伝達して回転させ、衣類に遠心力を与えることにより、水分を衣類から分離することで行う。そして、洗いから脱水までが終了する。
【0041】
図3のシーケンスチャートには省略しているが、乾燥行程では、クラッチ49を洗濯側に切り換えてモータ48を駆動してパルセータ46に伝達し、パルセータ46を急速に正転、反転することで、脱水後に内槽44の内壁に張り付いた衣類を引き剥がす。つぎに、パルセータ46を正転、反転させて撹拌用突出部51で衣類を引っかけて撹拌しながら、送風駆動手段55とヒータ56などからなる温風送風手段61により温風を温風噴出孔60に送る。温風噴出孔60より内槽44に吹き込まれた温風は、衣類から水分を蒸発させた後、内槽44から外槽43の内側へ出た後、排水経路口54より接続ダクト53を通過して、熱交換ダクト52へ至る。
【0042】
衣類の水分を奪って湿気を含んだ温風が、外槽43の内壁や熱交換ダクト52内を通過しているとき、筐体41の側面に設置した冷却用送風機79による外部空気の流入で、外槽43や熱交換ダクト52の外壁は冷却されることになり、その内部では、水分の結露が起こり、湿った温風は除湿されて、循環風受け室59へ入り、フィルタ64を通過してから送風駆動手段55へ戻る。この循環路で温風を循環させることにより、内槽44内の衣類を乾燥させることができる。
【0043】
このとき、制御手段87は、送風駆動手段55のモータのロータ(回転子)の位置を検出する位置検知手段95からの情報に基づいて、インバータ駆動回路97を介してインバータ96を制御することにより送風駆動手段55のモータの回転制御を行う。送風駆動手段55のモータは直流ブラシレスモータで構成され、図示していないが、3相巻線を有するステータ(固定鉄心)と、リング上に2極の永久磁石を配設しているロータ(回転子)とで構成し、前記ステータ(固定鉄心)は3相巻線をスロットに設けた鉄心に巻き付けて構成している。
【0044】
インバータ96は、パワートランジスタ(IGBT)と逆導通ダイオードの並列回路からなるスイッチング素子で構成している。スイッチング素子の直列回路の両端は入力端子で、直流電源を接続し、スイッチング素子の直列回路を構成する2つのスイッチング素子の接続点に、それぞれ出力端子を接続している。出力端子は、3相巻線のU端子、V端子、W端子に接続し、スイッチング素子の直列回路を構成する2つのスイッチング素子のオン・オフの組合せにより、U端子、V端子、W端子をそれぞれ正電圧、零電圧、解放の3状態にする。
【0045】
電流検知手段98は、インバータ96の一方の入力端子に接続したシャント抵抗99と、このシャント抵抗99に接続した電流検知回路100とで構成し、インバータ96の入力電流、すなわち送風駆動手段55のモータの電流を検知して電圧信号に変換し、その電圧信号を制御手段87に入力している。また、制御手段87は、入力した連続して変化するアナログデータの電圧信号をA/D変換してデジタルデータとして演算処理し、送風駆動手段55のモータを制御するようにしている。
【0046】
制御手段87は乾燥行程において、略一定の時間間隔でフィルタ64の目詰まりを検知するようにしてあり、差圧検知手段102による圧力差が所定レベル以上になっていれば、フィルタの目詰まりが生じたと判断する。そして運転終了後に表示手段84によりフィ
ルタ目詰まりを報知し、ユーザにフィルタ64の清掃を促す。
【0047】
以上のように、本実施の形態においては、制御手段87は乾燥行程において、差圧検知手段102による圧力差が所定レベル以上になっていれば、フィルタの目詰まりが生じたと判断して運転終了後に表示手段84によりフィルタ目詰まりを報知し、ユーザにフィルタ64の清掃を促すことで、乾燥機能の低下を防止することができる。
【産業上の利用可能性】
【0048】
以上のように、本発明にかかる洗濯乾燥機は、フィルタの目詰まりが生じたことを圧力差により検知し、フィルタが目詰まりしていれば報知し、ユーザにフィルタの清掃を促すことで、乾燥機能の低下を防ぐことが可能となるので、各種の洗濯機、衣類乾燥機等の用途にも適用できる。
【符号の説明】
【0049】
41 筐体
43 外槽
44 内槽
46 パルセータ
48 モータ
52 熱交換ダクト
53 接続ダクト
55 送風駆動手段
61 温風送風手段
64 フィルタ
84 表示手段
87 制御手段
102 差圧検知手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体内に弾性的に吊支した外槽と、前記外槽内に回転自在に支持された内槽と、前記内槽の内底部に設けられたパルセータと、前記内槽または前記パルセータを回転駆動するモータと、前記外槽底部に設けられた接続ダクトと、前記接続ダクトを介して外槽と前記内槽内に温風を供給する温風送風手段を連結する熱交換ダクトと、前記温風送風手段と前記熱交換ダクトの間に衣類から発生したリントを捕集するフィルタと、前記フィルタの上流側と下流側の間の圧力差を検知する差圧検知手段と、前記温風送風手段を駆動する送風駆動手段と、前記モータ、前記送風駆動手段の動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、乾燥運転中に前記差圧検知手段の圧力差が所定レベル以上となったときにフィルタの目詰まりが生じたと判断して、運転終了後にフィルタ目詰まりを報知することを特徴とする洗濯乾燥機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−85863(P2013−85863A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−231384(P2011−231384)
【出願日】平成23年10月21日(2011.10.21)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】