説明

浚渫グラブバケット

【課題】土砂をすくった際にバケット内に取り込まれる余水の量を低減させて高い含泥率を得ることが可能な浚渫グラブバケットを提供する。
【解決手段】左右一対のシェル2、2が閉じた際にシェル2、2の上部を塞ぐそれぞれのカバー部7、7の左右方向中央部に、下方に突出してシェル2の幅方向に延在する仕切り部材8を設けたことにより、すくった土砂Sを、仕切り部材8どうしの間に密な状態でカバー部7との間にすき間がないように取り込む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、浚渫グラブバケットに関し、さらに詳しくは、土砂をすくった際にバケット内に取り込まれる余水の量を低減させて高い含泥率を得ることが可能な浚渫グラブバケットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
作業船等に設置されたウインチ装置によって吊りワイヤを介して昇降されるグラブバケットを用いて浚渫を行なうグラブ浚渫が広く知られている。このグラブ浚渫において、水底を平坦に仕上げることは難しく、仕上げ掘りの際には薄層掘削を行なうため一掴み当たりの土砂量が少なくなり、その分、バケット内の余水の量が多くなって含泥率が低くなり易い。そこで、この問題を解決するために、通常よりも幅広のシェルで最大掘り深さを小さくした密閉型のグラブバケットを用いることが提案されている(特許文献1参照)。この提案のグラブバケットを用いることにより、含泥率を向上させることができる。
【0003】
従来の密閉型のグラブバケット14は、例えば図10に示すように、中央の支軸6aによって左右一対のシェル2、2が互いに回転可能に連結されていて、それぞれのシェル2、2は別の支軸6b、6bによって回転可能に軸支されている。それぞれのシェル2の左右方向側面にはエアおよび水抜き用の貫通孔9aと、それを開閉する開閉扉9bとが設けられている。そして、支軸6aを昇降させることにより、左右一対のシェル2、2がそれぞれの支軸6bを中心にして回転して開閉する。シェル2、2を閉じて土砂Sをすくった際には、それぞれのシェル2、2に設けたカバー部7、7どうしが当接してそれぞれシェル2、2の上部が塞がれる。この時、すくった土砂Sとカバー部7、7との間に余水Wが残留することがある。余水Wの量が多ければその処理に対して余分な工数、費用が必要となる。また、一度にすくえる土砂Sの量が少なくなるため作業効率が悪化する。それ故、余水Wの量を低減させて含泥率をさらに向上させることが要望されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−159545号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、土砂をすくった際にバケット内に取り込まれる余水の量を低減させて高い含泥率を得ることが可能な浚渫グラブバケットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため本発明の浚渫グラブバケットは、左側端部を支軸によって回転可能に軸支された左側シェルと、右側端部を支軸によって回転可能に軸支された右側シェルとからなる左右一対のシェルと、これらシェルどうしを回転可能に連結する連結軸と、それぞれのシェルに設けられたカバー部と、それぞれのシェルの左右方向側面に設けられた開閉式のエアおよび水抜き機構とを備え、前記連結軸を昇降させることにより、それぞれの支軸を中心にして左右一対のシェルが左右に開閉し、シェルどうしが当接して閉じた際に前記カバー部によりそれぞれのシェルの上部が塞がれる密閉型の浚渫グラブバケットにおいて、前記それぞれのカバー部の左右方向中央部に、下方に突出してシェルの幅方向に延在する仕切り部材を設けたことを特徴とする。
【0007】
ここで、例えば、前記仕切り部材を板状体にする。或いは、前記仕切り部材をカバー部の左右方向に所定幅を有する中空体または中実体にする。前記仕切り部材が左右方向に移動可能である仕様にすることもできる。前記貫通孔から前記仕切り部材に筒状体を延設し、この筒状体の側面に貫通穴を設けた仕様にすることもできる。前記筒状体の筒軸方向に間隔をあけて前記貫通穴を複数設け、これら複数の貫通穴のうち、所望の貫通穴を塞ぐことができる蓋部材を設けた仕様にすることもできる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、左右一対のシェルが閉じた際にシェルの上部を塞ぐそれぞれのカバー部の左右方向中央部に、下方に突出してバケットの幅方向に延在する仕切り部材を設けたことにより、すくった土砂を、仕切り部材どうしの間に、密な状態でカバー部との間にすき間がないように取り込むことができる。そのため、バケット内に取り込まれる余水の量を低減して高い含泥率を確保することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明のグラブバケットを例示する正面図である。
【図2】図1のグラブバケットの側面図である。
【図3】図1のグラブバケットがシェルを全開した状態を例示する正面図である。
【図4】仕上げ掘り工程を例示する説明図である。
【図5】図1のグラブバケットで土砂をすくった際のシェルの内部を例示する説明図である。
【図6】別の仕切り部材を設けて土砂をすくった際のシェルの内部を例示する説明図である。
【図7】別の実施形態のグラブバケットがシェルを全開した状態を例示する正面図である。
【図8】図7のグラブバケットで土砂をすくった際のシェルの内部を例示する説明図である。
【図9】図8のグラブバケットの側面図である。
【図10】従来の密閉型のグラブバケットで土砂をすくった際のシェルの内部を例示する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の浚渫グラブバケットを、図に示す実施形態に基づいて具体的に説明する。
【0011】
図1〜図3に例示するように、本発明の密閉型の浚渫グラブバケット1(以下、バケット1という)は、吊りワイヤ11aに接続された上フレーム3を有し、上フレーム3には、2つのアーム5、5がそれぞれの一端部を支軸6cを介して回転自在に支持されている。それぞれのアーム5、5の他端部には、支軸6bを介してそれぞれのシェル2、2が回転自在に支持されている。それぞれのシェル2、2の上端部は、下フレーム4に設けられた支軸6aによって回転自在に支持されている。即ち、左側端部を支軸6bによって回転可能に軸支された左側シェル2と、右側端部を支軸6bによって回転可能に軸支された右側シェル2とからなる左右一対のシェル2、2が、支軸6aによって互いに回転可能に連結されている。
【0012】
下フレーム4は開閉ワイヤ11bによって上フレーム3に対して上下移動するようになっている。そして、下フレーム4を下方移動させると、支軸6aが下方移動して、それぞれのシェル2、2が支軸6b、6bを中心に回転して、図3に例示するように開口した状態になる。
【0013】
下方移動させた下フレーム4を、開閉ワイヤ11bによって上方移動させると、支軸6aが上方移動して、それぞれのシェル2、2が支軸6b、6bを中心に回転して、互いの対向する部分を当接させて閉じた状態になる。それぞれのシェル2、2には、カバー部7、7が設けられていて、一対のシェル2、2が閉じた際に、カバー部7、7によってそれぞれのシェル2、2の上部が塞がれるようになっている。
【0014】
尚、それぞれのシェル2、2の内部に固定アングルを設けて、固定アングルにカバー部7を着脱自在に設ける構造にすることもできる。固定アングルを複数の異なる位置(上下位置)に設け、或いは、形状の異なるカバー部7を取り付けることにより、バケット容量を変えることができる。
【0015】
一対のシェル2、2が閉じた際には、一対のシェル2、2およびカバー部7、7によって形成された密閉空間には、土砂Sが取り込まれることになる。一対のシェル2、2の互いの対向する部分には、密閉性を確保するシール部材を設けるとよい。この密閉空間の容積がバケット容量になる。
【0016】
図2に例示するように、一対のシェル2、2は幅B、バケット深さはdになっている。また、それぞれのシェル2、2の左右方向側面には、この側面に形成された貫通孔9aを開閉する開閉扉9bが設けられている。この貫通孔9aおよび開閉扉9bが開閉式のエアおよび水抜き機構になっている。
【0017】
それぞれのカバー部7、7の左右方向中央部には、下方に突出してシェル2、2の幅方向に延在する仕切り部材8が設けられている。この実施形態では、仕切り部材8が板状体であり、シェル2、2が閉じた状態で鉛直下向き(鉛直に対して0°)にカバー部7、7に突設されている。この仕切り部材8の向きは、例えば、鉛直に対して±30°の範囲で適宜設定することができる。この仕切り部材8は、実質的にシェル2の幅方向全長に延在している。
【0018】
図4に例示するように作業船13の上にはクレーンが備わり、そのクレーンのウインチ装置12によって、吊りワイヤ11aが巻取りおよび繰り出されるようになっている。吊りワイヤ11aにはバケット1(上フレーム3)が取り付けられている。そして、このバケット1を用いて、例えば、仕上げ深さtで仕上げ掘りを行なう。バケット深さdは、仕上げ深さtよりも大きくなっている。
【0019】
掘削を行なう際には、図3に例示するように一対のシェル2、2を開いた状態にしてバケット1を水底に投入する。この際に、開閉扉9bが開いて貫通孔9aを通じて水が通過するので円滑な投下が可能になっている。この時、一対のシェル2、2の内部は水で充填された状態になる。
【0020】
次いで、一対のシェル2、2を閉じてバケット1で土砂Sをすくう。バケット1の内部に形成された密閉空間には、図5に例示するように土砂Sが取り込まれる。それぞれのカバー部7、7の左右方向中央部に仕切り部材8を設けたので、すくった土砂Sが仕切り部材8、8どうしの間に密な状態で取り込まれる。これにより、仕切り部材8、8の間では、取り込んだ土砂Sがカバー部7との間に、ほとんどすき間をあけることなく充填された状態になる。
【0021】
左側シェル2の仕切り部材8を設けた位置よりも左側および右側シェル2の仕切り部材8を設けた位置よりも右側には、余水Wが残留する。余水Wの下側レベルは、凡そ仕切り部材8の下端と同じレベルになる。このように、バケット1には余水Wが残留するが、図9に例示した従来のバケットに比して、余水Wの量を低減させることが可能になり、これに伴って高い含泥率を確保できる。
【0022】
残留する余水Wの量を低減させ、含泥率を向上させるには、一対のシェル2、2を閉じた状態のカバー部7の左右方向長さをLとすると、仕切り部材8の左右方向位置は、それぞれのカバー部7において、カバー部7の左右方向中心に対して左右に0.3L程度の範囲内(即ち、範囲の幅としては0.6L程度)にすることがより好ましい。この左右に0.3Lの範囲に複数(例えば、2、3枚)の仕切り部材8を取り付けることもできる。また、仕切り部材8の長さ(カバー部7からの下方への突出長さ)は、バケット深さdの0.3〜0.6倍(0.3d〜0.6d)程度の範囲にすることがより好ましい。
【0023】
仕切り部材8は溶接等により、カバー部7の一定位置に不動状態に固定することもできる。或いは、左右方向に移動可能に設けることもできる。また、仕切り部材8は、カバー部7からの下方への突出長さが異なる仕様のものを備えて、適切な仕様のものを選択して取り付けるようにすることもできる。
【0024】
土砂Sを取り込んだ後は、一対のシェル2、2を閉じた状態でバケット1を水上に引き上げる。この際に、開閉扉9bが貫通孔9aを閉じて取り込んだ土砂Sが外部に漏れないようになっている。
【0025】
上述したように本発明では、バケット1に残留する余水Wの量を従来に比して低減できるので、余水Wを処理するための工数や費用の削減には有利になる。また、含泥率を向上させることができるので、作業効率の向上にも有利である。
【0026】
仕切り部材8は板状体に限らず、図6に例示するように、カバー部7の左右方向に所定幅Cを有する中空体または中実体の仕切り部材8aにすることもできる。この所定幅Cは、例えば、カバー部7の左右方向長さLの0.1倍〜0.3倍(0.1L〜0.3L)程度である。この仕切り部材8aと、図5の仕切り部材8との相違点は、断面形状が異なることのみである。
【0027】
この仕切り部材8aを設けると、仕切り部材8aを設けた部分がデッドスペースになり、先の実施形態と同様に、すくった土砂Sが仕切り部材8a、8aどうしの間に密な状態で取り込まれる。これにより、仕切り部材8a、8aの間では、取り込んだ土砂Sがカバー部7との間に、ほぼすき間をあけることなく充填された状態になる。
【0028】
左側シェル2の仕切り部材8aを設けた位置よりも左側および右側シェル2の仕切り部材8aを設けた位置よりも右側には、余水Wが残留する。余水Wの下側レベルは、凡そ仕切り部材8aの下端と同じレベルになる。それ故、余水Wの量を低減させることが可能になり、これに伴って高い含泥率を確保できる。
【0029】
この仕切り部材8aのより好ましい配置は、上述した板状体の仕切り部材8と同じである。また、上述した板状体の仕切り部材8と同じアレンジを、この仕切り部材8aにも適用することができる。
【0030】
図7〜図9に例示する実施形態は、図5に例示したバケット1に対して、それぞれの貫通孔9aから仕切り部材8に筒状体10を延設して、筒状体10の側面に貫通穴10aを設けたものである。筒状体10は円筒状でも角筒状でもよく、筒状体10の一端開口が貫通孔9aよりも大径になっていて貫通孔9aに連通し、他端開口が仕切り部材8によって塞がれている。
【0031】
この実施形態では、筒状体10の筒軸方向に間隔をあけて複数の貫通穴10aが設けられている。即ち、一対のシェル2、2を全開した状態において、筒状体10の上下方向に間隔をあけて複数の貫通穴10aが設けられている。そして、これら複数の貫通穴10aのうち、所望の貫通穴10aを塞ぐことができる蓋部材10bが設けられている。貫通穴10aの数、大きさ、配置は適宜決定することができる。
【0032】
この実施形態では、図7に例示するように一対のシェル2、2を開いた状態にしてバケット1を水底に投入すると、一対のシェル2、2の内部のエアAと水は、蓋部材10bによって塞がれていない貫通穴10aおよび貫通孔9aを通じてシェル2の外部に流出する。
【0033】
次いで、図8に例示するように一対のシェル2、2を閉じてバケット1で土砂Sをすくう。バケット1の内部に形成された密閉空間には土砂Sが取り込まれる。それぞれのカバー部7、7の左右方向中央部に仕切り部材8を設けたので、すくった土砂Sが仕切り部材8、8どうしの間に密な状態で取り込まれる。これにより、仕切り部材8、8の間では、取り込んだ土砂Sがカバー部7との間に、ほぼすき間をあけることなく充填された状態になる。
【0034】
一方で、蓋部材10bによって塞がれていない貫通穴10aおよび貫通孔9aを通じてシェル2の内部から抜けきらないエアAが残留した状態になる。例えば、図9の破線で囲まれた範囲にエアAが残留することになる。
【0035】
これにより、図8の実施形態を図5の実施形態と比較すると、残留したエアAの分だけ、余水Wの量を低減させることが可能になる。これに伴って、含泥率を向上させることができる。即ち、この実施形態では、一対のシェル2、2の内部に意図的にエア溜まりを設けることにより余水Wの量を低減させている。
【0036】
一対のシェル2、2の内部に残留するエアAの量が過大であると、掘削時に多量のエアAが漏出し、これに起因してその水域に濁りが生じる。貫通穴10aの位置を変える、或いは、複数の貫通穴10aがある場合は、蓋部材10bによって塞ぐ貫通穴10aの位置を変えることによって、残留するエアAの量が変化する。例えば、図7の状態において開口されている貫通穴10aの位置が下方位置にある程、一対のシェル2、2を閉じた際にシェル2の内部に残留するエアAの量が多くなる。そのため、貫通穴10aを設ける位置、或いは、蓋部材10bによって塞ぐ貫通穴10aの位置を、様々な現場状況に応じて適切な位置に設定するとよい。
【0037】
この実施形態においても、仕切り部材8のより好ましい配置は、上述した板状体の仕切り部材8と同じである。また、上述した板状体の仕切り部材8と同じアレンジを、この仕切り部材8にも適用することができる。
【0038】
本発明のバケット1は、仕上げ掘りだけでなく通常の掘削にも使用することができる。
【符号の説明】
【0039】
1 グラブバケット
2 シェル
3 上部フレーム
4 下部フレーム
5 アーム
6a、6b、6c 支軸
7 カバー部
8、8a 仕切り部材
9a 貫通孔
9b 開閉扉
10 筒状体
10a 貫通穴
10b 蓋部材
11a 吊りワイヤ
11b 開閉ワイヤ
12 ウインチ装置
13 作業船
14 従来のグラブバケット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
左側端部を支軸によって回転可能に軸支された左側シェルと、右側端部を支軸によって回転可能に軸支された右側シェルとからなる左右一対のシェルと、これらシェルどうしを回転可能に連結する連結軸と、それぞれのシェルに設けられたカバー部と、それぞれのシェルの左右方向側面に設けられた貫通孔を開閉する開閉式のエアおよび水抜き機構とを備え、前記連結軸を昇降させることにより、それぞれの支軸を中心にして左右一対のシェルが左右に開閉し、シェルどうしが当接して閉じた際に前記カバー部によりそれぞれのシェルの上部が塞がれる密閉型の浚渫グラブバケットにおいて、前記それぞれのカバー部の左右方向中央部に、下方に突出してシェルの幅方向に延在する仕切り部材を設けたことを特徴とする浚渫グラブバケット。
【請求項2】
前記仕切り部材が、板状体である請求項1に記載の浚渫グラブバケット。
【請求項3】
前記仕切り部材が、カバー部の左右方向に所定幅を有する中空体または中実体である請求項1に記載の浚渫グラブバケット。
【請求項4】
前記仕切り部材が左右方向に移動可能である請求項1〜3のいずれかに記載の浚渫グラブバケット。
【請求項5】
前記貫通孔から前記仕切り部材に筒状体を延設し、この筒状体の側面に貫通穴を設けた請求項1〜3のいずれかに記載の浚渫グラブバケット。
【請求項6】
前記筒状体の筒軸方向に間隔をあけて前記貫通穴を複数設け、これら複数の貫通穴のうち、所望の貫通穴を塞ぐことができる蓋部材を設けた請求項5に記載の浚渫グラブバケット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−57186(P2013−57186A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−195423(P2011−195423)
【出願日】平成23年9月7日(2011.9.7)
【出願人】(000219406)東亜建設工業株式会社 (177)
【Fターム(参考)】