説明

浮魚礁装置

【課題】水中に浮遊する礁体を用いて水平方向に広がる広域な漁場を形成する。
【解決手段】第1の礁体102は、海底BSに設置される第1のアンカー103とこれから延びる第1の索104とによって海中ISに位置付けられる。第2の索112は、第1の礁体102や第1の索104から延びる。第2の礁体111は、第2の索112に取り付けられて、海中ISで第1の礁体102に対して水平方向に離間してこの第1の礁体102の周囲に配置される。第2の礁体111は、第1のアンカー103から離間して海底BSに設置される。第3の索114は、第2のアンカー113から延び、第2の礁体111や第2の索112を繋ぎ留める。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、海洋に設置される浮魚礁装置に関する。
【背景技術】
【0002】
魚類は、平坦な川底、海底には住み着きにくく、天敵から身を守るために川底、海底の地形、岩場、サンゴ礁などの魚礁周辺に住み着くという習性を有する。この習性を利用し、人為的に人工魚礁を水底に設置し、魚類の格好の住処(巣)とすることが行われている。人工魚礁は、コンクリートや石、木材、間伐材、水産業で廃棄される貝殻、繊維強化プラスチック(FRP)等を組み合わせて形成される。
【0003】
近年では、特許文献1に記載の中層型浮魚礁のような、海面や海面下の中層に礁体を浮遊させて集魚を行う人工的な浮魚礁装置も登場している。浮魚礁装置は、礁体とアンカーとロープとで構成される。礁体は、一例として、漁網、ロープ、FRP、プラスチック鋼材、アルミニウム等の素材で構成され、水深数百メートル〜数千メートルの水深海域の海底に設置したアンカーから延びるロープに一点係留させて海面下20m〜300m程度の水深位置に位置付けられる。このように設置された礁体には、沖を回遊通過するカツオ、マグロ、ブリ等の高級魚群が集魚しやすい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】登録実用新案第3101433号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に、海中や海面付近に礁体やロープ等の物体が位置付けられると、この物体の周囲に魚類が集まる。発明者は、このように位置付けられた礁体から半径100m〜1kmぐらいの領域に魚類が集まるという知見を得ている。そこで、発明者は、礁体を平面的に並べて配置すれば魚類が一層多く集まることが期待できると考えた。
【0006】
この点、特許文献1に記載の中層型浮魚礁のような浮魚礁装置は、確かに、海洋に安定した漁場を形成する上で有効なものである。しかしながら、海洋に一の浮魚礁装置を設置すると、礁体はアンカーを中心に振れ回る。このため、礁体が浮遊して動く範囲(例えば、直径1マイルの円内)に別の浮魚礁装置を設置することができない。結果として、特許文献1に記載の中層型浮魚礁は、相当距離を設けて隔離して海洋に設置しなければならず、面的に広がる広域な漁場を形成することには適さない。
【0007】
本発明の目的は、水中に浮遊する礁体を用いて水平方向に広がる広域な漁場を形成することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の浮魚礁装置は、第1の礁体と、第1のアンカーと、前記第1のアンカーから延び前記第1の礁体に連結する第1の索と、第2の礁体と、前記第1の礁体と前記第1の索との少なくとも一方から延び前記第2の礁体に連結する第2の索と、第2のアンカーと、前記第2のアンカーから延び前記第2の礁体と前記第2の索との少なくとも一方に連結する第3の索と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、第2の礁体は、浮遊して動く範囲を第2の索及び第3の索によって拘束させた状態で第1の礁体の周りに配置することができ、したがって、水中に浮遊する礁体を用いて水平方向に広がる広域な漁場を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】浮魚礁装置の側面図である。
【図2】第1の索に対する第1の礁体の取り付け方を示す斜視図である。
【図3】第1の索に対する第1の礁体の別の取り付け方を示す斜視図である。
【図4】(a)及び(b)は、浮魚礁装置の設置方法を示す側面図である。
【図5】(a)ないし(c)は、浮魚礁装置の拡張方法を示す側面図である。
【図6】拡張された浮魚礁装置を示す模式的な平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
実施の一形態を、図1ないし図6に基づいて説明する。図1は、浮魚礁装置101の側面図である。浮魚礁装置101は、魚類Fが礁体に集まるという習性を利用して魚類Fを集めるためのもので、水平方向に広がった状態で所望の海域に設置され、第1のアンカー103及び第2のアンカー113(いずれも後述)によって係留される。
【0012】
浮魚礁装置101は、第1の礁体102と、第1のアンカー103と、第1の索104とを備える。
【0013】
第1の礁体102は、繊維強化プラスチック(FRP)やロープ、鋼材、アルミニウム等で長円筒状に形成された蛇籠102aと、この蛇籠102a内に収納される収納体(図示せず)と、蛇籠102aに浮力を与えるフロート体102bを有する。さらに第1の礁体102に浮力を与えるために、この第1の礁体102に別の浮力体(図示せず)を付加してもよい。この第1の礁体102は、海底BSから離反した状態で、海中ISに位置付けられる。
【0014】
第1のアンカー103には、一例として、コンクリートブロックが用いられる重量式のものが採用される。この第1のアンカー103は、設置水深に応じた重量及び構造を有する。第1のアンカー103は、別の一例として、把駐力式のものであっても良い。さらに別の一例として、第1のアンカー103は、チェーンであっても良い。この第1のアンカー103は、海底BSに載置される。
【0015】
第1の索104は、直径数センチ〜数十センチのロープ体であり、第1のアンカー103から延びて第1の礁体102に連結している。詳細には、第1の索104の一例は、ポリエチレン等の合成繊維で作られたロープである。第1の索104は、主索104aと、副索104bとを含む。主索104aは、シャンク105によって第1のアンカー103に連結される。副索104bは、主索104aから複数本に枝分かれするよう延び第1の礁体102の下部に連結する。主索104aと副索104bとを含む第1の索104の全長は、第1の礁体102を海中ISでの所定の水深位置(例えば、海面SSから約100〜200メートルの水深位置)に位置づけるよう設定される。主索104aの途中には、引掛部104cが複数箇所設けられる。引掛部104cは、主索104aから延び、ループ状をなしている。
【0016】
浮魚礁装置101は、さらに、第2の礁体111と、第2の索112と、第2のアンカー113と、第3の索114を備える。
【0017】
第2の礁体111は、海中ISで、第1の礁体102に対し水平方向に離間して配置される。第2の礁体111は、第1の礁体102と同じであってもよいし、第1の礁体102よりも小型に形成されていても良い。
【0018】
第2の索112は、第1の索104と同じもしくはこれよりも細いロープ体である。第2の索112の長さは、第1の索104の長さと同等以上であることが望ましい。第2の索112のさらに望ましい長さは、第1の索104の長さの約1.5倍である。
【0019】
図2は、第1の索104に対する第1の礁体102の取り付け方を示す斜視図である。一例として、図2に示すように、第2の索112は、第1の礁体102から複数本延びている。この場合、主索104aの周回りには、リング体123が設けられる。リング体123は、直径数十センチ〜1メートル程度をなす。このリング体123は、一例として、繊維ロープ123aにリング状に曲げて形成される。より詳細には、第2の索112の端部に形成される輪状部112aに繊維ロープ123aを通し、この繊維ロープ123aをリング状に曲げ、繊維ロープ123aの両端部を連結部材123bによって連結して形成される。
【0020】
図3は、第1の索104に対する第1の礁体102の別の取り付け方を示す斜視図である。別の一例として、図3に示すように、第2の索112は、第1の索104から複数本延びている。この場合、第2の索112の輪状部112aに副索104bを通し、主索104aの上端部分で副索104bを束ねる。
【0021】
さらに別の一例として、第2の索112は、第1の礁体102を構成する蛇籠102aに取り付けられていても良い。
【0022】
図1に戻る。第2の礁体111は、上述の取付構造によって第1の礁体102と第1の索104との少なくとも一方に取り付けられそこから延びる複数の第2の索112のそれぞれに取り付けられる。ここで、第2の索112は、これ自身の浮力によって、海面SSに向かって動こうとする。このため、海底BSに向けてリング体123が落下することはない。また、リング体123は、上方に移動しても、副索104bや第1の礁体102に阻止される。
【0023】
第2のアンカー113は、第1のアンカー103と同様に形成される。第2のアンカー113の重さは、第1のアンカー103の重さと同等もしくはこれよりも小さい。第1のアンカー103から離間して海底BSに配置される。
【0024】
第3の索114は、第1の索104と同じ程度の長さのロープ体である。第3の索114の一方の端部は、シャンク115によって第2のアンカー113に連結される。第3の索114の他方の端部は、第2の礁体111と第2の索112との少なくとも一方に連結される。一例として、第3の索114の端部をリング状にしてそこに第2の索112を通過させる。別の一例として、第2の索112の周回りにリング体(図示せず)を設けこのリング体に第3の索114を取り付けても良い。さらに別の一例として、第3の索114を第2の礁体111に直接取り付けても良い。さらに別の一例として、第2の礁体111から下方に延びる副索(図示せず)に第3の索114を取り付けても良い。
【0025】
浮魚礁装置101は、さらに、第3の礁体121を備える。第3の礁体121は、引掛部104cに引っ掛けられて副索104bに取り付けられ、海中ISで第1の礁体102に対し下方向に位置する。第2の礁体111は、第1の礁体102と同じであってもよいし、第1の礁体102よりも小型に形成されていても良い。
【0026】
図4(a)及び図4(b)は、浮魚礁装置101の設置方法を示す側面図である。なお、図4(a)及び図4(b)では、第3の礁体121は省略されている。上記のように構成される浮魚礁装置101は、以下のようにして設置される。まず、一の作業船131に浮魚礁装置101を搭載し、この作業船131を含む複数の作業船群132を所望の海域に位置付ける。続いて、作業船131から、第1のアンカー103、第3の礁体121、第1の礁体102をこの順に海面SSに投下する。ここで重要なのは、第1のアンカー103等は、リング体123を第1の索104に取り付けておいたり副索104bに第2の索112を取り付けておいたりした状態のままで海面SSに投下される、ということである。これにより、第1のアンカー103は、落下して海底BSに到達し、第1の礁体102及び第3の礁体121は海中ISに位置付けられる。そして、第2の索112は、海中ISに位置する第1の礁体102から投下されずに海面SS付近の第2の礁体111に向けて延びることになる。
【0027】
続いて、第2の礁体111と第2のアンカー113とを一つずつ個々の作業船131に移し替える。続いて、個々の作業船131から第2の礁体111を海面SSに投下し、その直後に第1の礁体102から遠ざかるように個々の作業船131を放射状に動かす(図4(a))。
【0028】
続いて、個々の作業船131から、第2のアンカー113を海面SSに投下する。第2のアンカー113は、落下して海底BSに到達する(図4(b))。これにより、第2のアンカー113は、平面視で見て第1のアンカー103を取り囲むように円状に海底BSに並ぶ。また、第2の礁体111は、第2の索112と第3の索114とに引っ張られて海中ISに位置付けられ、平面視において第1の礁体102を取り囲むように円状に並ぶ。
【0029】
上記のようにして浮魚礁装置101が設置された海域では、魚類F(図1参照)が第1の礁体102、第2の礁体111及び第3の礁体121に集まる。また、魚類Fは、第1の索104、第2の索112及び第3の索114にも集まる。つまり、浮魚礁装置101が設置された海域は、広範に広がる良好な漁場となる。このとき、第1の礁体102は、この漁場の中心となる。
【0030】
図5(a)ないし図5(c)は、浮魚礁装置101の拡張方法を示す側面図である。浮魚礁装置101では、別個に第4の礁体133を取り付けて、浮魚礁装置101により形成される漁場をさらに拡張することができる。浮魚礁装置101の拡張方法について、図5(a)ないし図5(c)に基づいて説明する。
【0031】
まず、作業索134の先端に鉤爪135を取り付け、作業船131を動かしてこの作業索134を引っ張って鉤爪135を第2の索112に引っ掛ける(図5(a))。第2の索112は、水平方向に延びているため、鉤爪135が第2の索112を引っ掛けることは容易である。
【0032】
続いて、作業船131を動かし、第2の索112を海面SSに向けて引き上げる(図5(b))。これにより、第2の礁体111は海面SSに向けて上昇する。このとき、第2の礁体111から延び第3の索114に取り付けられている第2のアンカー113(図4(b)参照)は、第1の索104や第1のアンカー103に近づく。また、第2の索112がリング体123から延びている場合、リング体123は、第1の索104に沿って動き海面SSに近づく。
【0033】
続いて、海面SS付近まで引き上げられた第2の礁体111の付近に別の作業船131Aを位置付ける(図5(c))。作業船131Aには、リング体136と第4の礁体133とこれらをつなぐ第4の索137とを予め搭載しておく。この第4の礁体133からは、第5の索138が延びている。そして、第5の索138には、第3のアンカー139が取り付けられている。作業船131Aに乗船している作業員(図示せず)は、第2の礁体111から下方に延びる第3の索114にリング体136を取り付ける作業を行う。この作業は、例えば、作業員がダイバーとして海中ISに潜って行う。また、別の一例として、作業船131Aに装備されたロボット(図示せず)を操作して行う。
【0034】
続いて、作業船131Aから第4の礁体133を海面SSに投下し、その直後に第1の礁体102から遠ざかるように作業船131Aを放射状に動かし、その後に第3のアンカー139を海面SSに投下する(図5(c))。これにより、第3のアンカー139は、落下して海底BSに到達する。また、第4の礁体133は、第4の索137と第5の索138とに引っ張られて海中ISに位置付けられ、平面視において第1の礁体102及び第2の礁体111を取り囲むように円状に並ぶ。
【0035】
図6は、拡張された浮魚礁装置101を示す模式的な平面図である。浮魚礁装置101にリング体136(図5(c)参照)と第4の索137と第4の礁体133とが取り付けられる前、浮魚礁装置101が設置された海域では、第1の礁体102、第2の礁体111、第3の礁体121(図1参照)等に魚類F(図1参照)が集まる。すなわち、浮魚礁装置101が設置された海域には、平面視において第1の礁体102及び第2の礁体111を取り囲むように第1の漁場L1が形成される。そして、図5(a)〜図5(c)に基づいて説明した拡張方法によって浮魚礁装置101にリング体136(図5(c)参照)と第4の索137と第4の礁体133とが取り付けられると、第4の礁体133にも魚類Fが集まって、第1の漁場L1よりも広い第2の漁場L2が形成される。
【0036】
なお、図6に符号ADD1で示すように、図5(a)〜図5(c)に基づいて説明した拡張方法において、第2の礁体111から延びる第3の索114(図5(c)参照)に対して第4の索137を複数取り付けてもよい。この場合、第4の索137のそれぞれに取り付けられた第4の礁体133は、他の第4の礁体133及び第2の礁体111のいずれに対しても離間させて位置付けることが望ましい。
【0037】
また、図6に符号ADD2で示すように、図5(a)〜図5(c)に基づいて説明した拡張方法を応用し、海中ISで水平方向に延びる第4の索137を鉤爪135(図5(a)、図5(b)等参照)で引っ掛けて第4の礁体133を海面SSに向けて引き上げ、第4の礁体133から延びる第5の索138(図5(c)参照)に新たな索、礁体及びアンカーを取り付けてもよい。この場合、第2の漁場L2よりもさらに広い漁場が形成される。
【0038】
図5(a)、図5(b)、図5(c)及び図6を参照し、浮魚礁装置101の回収方法について説明する。環境対策の観点や省資源の観点から、耐用年数(一般に約10年)を経過した礁体の撤去、回収が求められている。海中ISや海底BSに位置付けられた浮魚礁装置101の各部を回収する場合、まず、作業船131を動かして、第1の礁体102から最も離れて位置する礁体(例えば、第4の礁体133)の礁体から水平方向に延びる索(例えば、第4の索137)を鉤爪135で引っ掛け、この礁体(この場合、第4の礁体133)とこれに連結するアンカー(この場合、第3のアンカー139)とを海面SSに向けて引き上げ回収する。続いて、この礁体(この場合、第4の礁体133)を連結するリング体(この場合、リング体136)を取り外す。このとき、リング体136は第3の索114に沿って移動自在となっているため、礁体とアンカーとリング体との回収が容易となる。このようにして、礁体を、第1の礁体102から離れた箇所に位置するものから順次回収し、最終的に第1の礁体102と第3の礁体121とを回収する。
【0039】
このように、浮魚礁装置101によれば、所望の海域に第1の礁体102を配置し、この第1の礁体102の周囲に第2の礁体111を配置し、この第2の礁体111が浮遊して動く範囲を第2の索112及び第3の索114によって拘束させることができる。これにより、海中ISに浮遊する礁体(第1の礁体102、第2の礁体111、第3の礁体121等)によって、水平方向に広がる広域な漁場が形成される。そして、浮魚礁装置101には海中ISで水平方向に延びる索が含まれている。このため、第1の礁体102から広がるように新たな礁体(例えば、第4の礁体133)を浮魚礁装置101に取り付ける作業を小型な設備(作業船131等)によって容易に行うことができ、浮魚礁装置101を面的に広げて蜘蛛の巣状に広がる巨大なものとすることができる。また、浮魚礁装置101の回収作業も容易となる。
【0040】
さらに、リング体123を第1の索104の周回りに位置づけてこのリング体123から第2の索112を延ばした場合、第2の索112が第1の索104に沿って動く。このため、浮魚礁装置101の拡張及び回収が容易となる。また、この場合、第2の索112がリング体123を介して第1の索104に取り付けられるので、第1の索104の構造が複雑にならない。
【0041】
さらに、第1の索104の途中に第3の礁体121を取り付けた場合、漁場を水平方向のみならず鉛直方向にも展開させることができ、多種の魚類Fを集めることができる。
【0042】
なお、第1の索104から延ばす第2の索112は、複数であっても単数であってもよい。単数である場合、漁場は直線状に展開される。
【符号の説明】
【0043】
101 浮魚礁装置
102 第1の礁体
103 第1のアンカー
104 第1の索
111 第2の礁体
112 第2の索
113 第2のアンカー
114 第3の索
121 第3の礁体
123 リング体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の礁体と、
第1のアンカーと、
前記第1のアンカーから延び前記第1の礁体に連結する第1の索と、
第2の礁体と、
前記第1の礁体と前記第1の索との少なくとも一方から延び前記第2の礁体に連結する第2の索と、
第2のアンカーと、
前記第2のアンカーから延び前記第2の礁体と前記第2の索との少なくとも一方に連結する第3の索と、
を備える浮魚礁装置。
【請求項2】
前記第1の索の周回りに設けられるリング体を更に備え、
前記第2の索は、前記リング体から延びる、
請求項1記載の浮魚礁装置。
【請求項3】
前記第2の索は、複数あり、
前記第2の礁体は、前記第2の索のそれぞれに設けられる、
請求項1又は2記載の浮魚礁装置。
【請求項4】
前記第1の索の途中に取り付けられる第3の礁体を更に備える、
請求項1ないし3のいずれか一に記載の浮魚礁装置。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−34627(P2012−34627A)
【公開日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−177660(P2010−177660)
【出願日】平成22年8月6日(2010.8.6)
【出願人】(501168814)独立行政法人水産総合研究センター (103)
【出願人】(390022013)三省水工株式会社 (4)
【出願人】(000220468)東京製綱繊維ロープ株式会社 (8)
【Fターム(参考)】