説明

消耗品管理システムおよび消耗品管理サーバー

【課題】 消耗品不足が発生したときに、消耗品不足の発生した画像形成装置の近くにあり同種の消耗品を使用している画像形成装置から、使用中の消耗品を転用可能にする。
【解決手段】 管理サーバー4では、検索部55は、消耗品不足イベントが受信されると、複数の画像形成装置の登録された機器データベース42aで、消耗品不足イベントの発生した消耗品種別の消耗品を使用している画像形成装置を検索する。そして、要求送信部58は、検索部55により発見された画像形成装置をユーザーに報知するための第1警告メッセージを表示させるための第1表示要求を、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置1へ送信するとともに、消耗品が取り外されることを報知するための第2警告メッセージを表示させるための第2表示要求を、検索部により発見された画像形成装置2へ送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、消耗品管理システムおよび消耗品管理サーバーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
プリンター、コピー機、複合機などの画像形成装置では、色材カートリッジ(トナーカートリッジやインクカートリッジ)、印刷用紙などの消耗品が使用され、消耗品切れ、所定量未満の残量などの消耗品不足が発生すると、ユーザーにより、消耗品が交換されたり補充されたりする。
【0003】
画像形成装置に装着された消耗品のステータスを遠隔のサーバーで取得するシステムがある(例えば、特許文献1,2参照)。
【0004】
例えば、このようにサーバーで取得された消耗品のステータスは、回収された消耗品のステータスと対比され、消耗品の回収状況の把握に使用される(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、このようにサーバーで取得された消耗品のステータスは、消耗切れの際に、消耗品の新品在庫をストックしている装置を通知するために使用される(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
また、カートリッジに記憶手段を内蔵して、使用履歴をその記憶手段に蓄積して、使用済みカートリッジが再生可能か否かをチェックする技術がある(例えば、特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2006−039244号公報
【特許文献2】特開2009−037515号公報
【特許文献3】特開2002−366647号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述の特許文献2の技術によれば、消耗品切れの際に、近くの画像形成装置から、新品在庫を持ってくることで、消耗品切れの装置に消耗品を補充することが可能である。
【0009】
しかしながら、上述の特許文献2の技術では、新品在庫を検出するためのセンサーを画像形成装置に設ける必要があるとともに、新品在庫がない場合には、消耗品切れの装置に消耗品を補充することは困難である。
【0010】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、消耗品不足が発生したときに、消耗品不足の発生した画像形成装置の近くにあり同種の消耗品を使用している画像形成装置から、使用中の消耗品を転用可能にする消耗品管理システムおよび消耗品管理サーバーを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。
【0012】
本発明に係る消耗品管理システムは、ネットワークに接続され、消耗品の補充および/または交換が必要となる複数の画像形成装置と、そのネットワークに接続され、複数の画像形成装置において使用可能に装着済みの消耗品を管理する消耗品管理サーバーとを備える。複数の画像形成装置は、消耗品の補充および/または交換が必要となると、消耗品不足イベントを消耗品管理サーバーへ送信する。一方、消耗品管理サーバーは、ネットワークに接続された通信装置と、複数の画像形成装置のいずれかから消耗品不足イベントを受信すると、複数の画像形成装置の登録された機器データベースで、消耗品不足イベントの発生した消耗品種別の消耗品を使用している画像形成装置を検索する検索部と、通信装置を使用して、検索部により発見された画像形成装置をユーザーに報知する第1警告メッセージを表示させるための第1表示要求を、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置へ送信するとともに、消耗品が取り外されることを報知する第2警告メッセージを表示させるための第2表示要求を、検索部により発見された画像形成装置へ送信する要求送信部とを有する。
【0013】
これにより、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置のユーザーは、第1警告メッセージを見て、消耗品を有する画像形成装置を特定し、その画像形成装置で使用されている消耗品を取り出して、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置に導入することができる。また、消耗品を有する画像形成装置では、第2警告メッセージが表示されているため、ユーザーが別の画像形成装置から消耗品を誤って取り取ることを抑制できる。したがって、消耗品不足が発生したときに、消耗品不足の発生した画像形成装置の近くにあり同種の消耗品を使用している画像形成装置から、使用中の消耗品を転用することが可能になる。
【0014】
また、本発明に係る消耗品管理サーバーは、ネットワークに接続された通信装置と、ネットワークに接続された複数の画像形成装置のいずれかから消耗品不足イベントを受信すると、複数の画像形成装置の登録された機器データベースで、消耗品不足イベントの発生した消耗品種別の消耗品を使用している画像形成装置を検索する検索部と、通信装置を使用して、検索部により発見された画像形成装置をユーザーに報知する第1警告メッセージを表示させるための第1表示要求を、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置へ送信するとともに、消耗品が取り外されることを報知する第2警告メッセージを表示させるための第2表示要求を、検索部により発見された画像形成装置へ送信する要求送信部とを備える。
【0015】
これにより、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置のユーザーは、第1警告メッセージを見て、消耗品を有する画像形成装置を特定し、その画像形成装置で使用されている消耗品を取り出して、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置に導入することができる。また、消耗品を有する画像形成装置では、第2警告メッセージが表示されているため、ユーザーが別の画像形成装置から消耗品を誤って取り取ることを抑制できる。したがって、消耗品不足が発生したときに、消耗品不足の発生した画像形成装置の近くにあり同種の消耗品を使用している画像形成装置から、使用中の消耗品を転用することが可能になる。
【0016】
また、本発明に係る消耗品管理サーバーは、上記の消耗品管理サーバーに加え、次のようにしてもよい。この場合、消耗品管理サーバーは、検索部により発見された画像形成装置から1つの画像形成装置を選択する機器選択部を備える。そして、要求送信部は、検索部により発見された画像形成装置のうち、機器選択部により選択された画像形成装置へのみ第2表示要求を送信する。
【0017】
これにより、ユーザーにより実際に消耗品が取り出される画像形成装置のみに、第2警告メッセージを表示させることができる。
【0018】
また、本発明に係る消耗品管理サーバーは、上記の消耗品管理サーバーのいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、機器選択部は、検索部により発見された画像形成装置のうち、所定の代替条件を満たさない画像形成装置以外で、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置から最も近くにある画像形成装置を選択する。
【0019】
これにより、代替条件を満たす画像形成装置、つまり、消耗品を取り出されても問題が生じない画像形成装置が選択される。
【0020】
また、本発明に係る消耗品管理サーバーは、上記の消耗品管理サーバーのいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、代替条件は、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置と同一のグループに属することであり、機器選択部は、機器データベースを参照して、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置の所属するグループを特定し、検索部により発見された画像形成装置のうち、特定したグループに属する画像形成装置であって、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置から最も近くにある画像形成装置を選択する。
【0021】
これにより、消耗品不足イベントの発生した消耗品と同種の消耗品を使用する画像形成装置が選択される。
【0022】
また、本発明に係る消耗品管理サーバーは、上記の消耗品管理サーバーのいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、代替条件は、除外すべき画像形成装置として機器データベースに登録されていないことであり、機器選択部は、機器データベースを参照して、検索部により発見された画像形成装置のそれぞれについて除外すべき画像形成装置として登録されているか否かを判定し、除外すべき画像形成装置として登録されていない画像形成装置であって、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置から最も近くにある画像形成装置を選択する。
【0023】
これにより、消耗品を取り出されると支障がある画像形成装置を明示的に登録し、消耗品を取り出す対象から除外できる。
【0024】
また、本発明に係る消耗品管理サーバーは、上記の消耗品管理サーバーのいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、代替条件は、消耗品不足イベントの発生した消耗品種別の消耗品残量が所定の閾値以上であることであり、機器選択部は、検索部により発見された画像形成装置の消耗品残量が閾値以上であるか否かを判定し、消耗品残量が閾値以上であって、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置から最も近くにある画像形成装置を選択する。
【0025】
これにより、消耗品残量が所定の閾値以上である画像形成装置のみが選択される。つまり、消耗品残量が所定の閾値未満であり短時間で再度消耗品不足が発生しそうな消耗品を有する画像形成装置は選択されない。
【0026】
また、本発明に係る消耗品管理サーバーは、上記の消耗品管理サーバーのいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、代替条件は、第1警告メッセージを表示中の画像形成装置および第2警告メッセージを表示中の画像形成装置のいずれでもないことであり、機器選択部は、検索部により発見された画像形成装置のうち、過去の第1表示要求の送信先であって消耗品不足解除イベントを送信してきていない画像形成装置、および過去の第2表示要求の送信先であって消耗品不足解除イベントを送信してきていない画像形成装置以外であって、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置から最も近くにある画像形成装置を選択する。
【0027】
これにより、既に消耗品不足が発生している画像形成装置や既に消耗品を取り出す対象となっている画像形成装置は、選択されない。
【0028】
また、本発明に係る消耗品管理サーバーは、上記の消耗品管理サーバーのいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、第1表示要求は、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置での画面表示に使用される表示データを含み、表示データには、検索部により発見された画像形成装置の位置と、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置から検索部により発見された画像形成装置までの経路を示す地図画像データを含む。
【0029】
これにより、消耗品を取り出す対象として選択された画像形成装置までユーザーが簡単に到達することができる。
【0030】
また、本発明に係る消耗品管理サーバーは、上記の消耗品管理サーバーのいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、消耗品は、色材カートリッジである。
【発明の効果】
【0031】
本発明によれば、消耗品不足が発生したときに、消耗品不足の発生した画像形成装置の近くにあり同種の消耗品を使用している画像形成装置から、使用中の消耗品を転用可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】図1は、本発明の実施の形態に係る消耗品管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1における機器データベースのデータ構造を示す図である。
【図3】図3は、図1における管理サーバーの動作を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
【0034】
図1は、本発明の実施の形態に係る消耗品管理システムの構成を示すブロック図である。
【0035】
図1に示すシステムでは、複数の画像形成装置1,2が、ユーザー施設101内のイントラネット3aに接続されている。イントラネット3aは、図示せぬ中継機器を介して、インターネットなどのワイドエリアネットワーク3bに接続されている。イントラネット3aとワイドエリアネットワーク3bは接続されているため、1つのネットワークと見做すことができる。そして、ワイドエリアネットワーク3bには、管理サーバー4が接続されている。なお、図1では、2台の画像形成装置1,2が描かれているが、実際には3台以上が接続されていてもよい。管理サーバー4は、ユーザー施設101内のイントラネット3aに接続されている複数の画像形成装置の消耗品を管理する。
【0036】
画像形成装置1,2は、プリンター、コピー機、ファクシミリ機、複合機などといった装置であり、トナーカートリッジ、感光体ドラムユニット、印刷用紙などの消耗品11,21を使用するため、消耗品の補充および/または交換が必要となる。
【0037】
画像形成装置1は、通信装置12、表示装置13、および演算処理装置14を有する。
【0038】
通信装置12は、イントラネット3aに接続され、イントラネット3aまたはワイドエリアネットワーク3bに接続されている装置(管理サーバー4など)との間で所定のプロトコルでデータ通信を行う。通信装置12としては、例えばネットワークインターフェースが使用される。
【0039】
表示装置13は、例えば操作パネル内の液晶ディスプレイであって、ユーザーの操作画面や、ユーザーに対して各種情報を報知する警告メッセージを表示する装置である。
【0040】
演算処理装置14は、図示せぬCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などを備え、プログラムをRAMにロードし、CPUで実行することにより、各種処理部を実現する装置である。演算処理装置14は、図示せぬプログラムに基づいて、状態監視部14aおよび制御部14bを実現する。
【0041】
状態監視部14aは、プリントエンジンに装着されているトナーカートリッジ内のトナー残量や、トレイ内の印刷用紙の残量といった消耗品残量を監視し、消耗品残量が所定の閾値になったときに消耗品不足を検出するとともに、消耗品の補充や交換を検出する処理部である。
【0042】
制御部14bは、通信装置12、表示装置13、図示せぬプリントエンジンなどの内部装置を制御する処理部である。制御部14bは、消耗品11に関する各種イベントが発生すると、通信装置12で管理サーバー4へ通知し、通信装置12で表示要求を受信すると、表示要求で指定された警告メッセージを表示装置13に表示させる。
【0043】
また、画像形成装置2は、通信装置22、表示装置23、および演算処理装置24を有する。通信装置22、表示装置23、および演算処理装置24は、通信装置12、表示装置13、および演算処理装置14とそれぞれ同様の装置である。演算処理装置24は、図示せぬプログラムに基づいて、状態監視部24aおよび制御部24bを実現する。状態監視部24aおよび制御部24bは、状態監視部14aおよび制御部14bとそれぞれ同様の処理部である。
【0044】
また、管理サーバー4は、通信装置41、記憶装置42、および演算処理装置43を有する。
【0045】
通信装置41は、ワイドエリアネットワーク3bに接続され、イントラネット3aまたはワイドエリアネットワーク3bに接続されている装置(画像形成装置1,2など)との間で所定のプロトコルでデータ通信を行う。通信装置41としては、例えばネットワークインターフェースが使用される。
【0046】
記憶装置42は、ハードディスクドライブなどの不揮発性の記憶装置である。記憶装置42には、機器データベース42aが構築されているとともに、マップデータ42bが記憶されている。
【0047】
機器データベース42aは、ユーザー施設101内のイントラネット3aに接続されている複数の画像形成装置1,2の識別子、所属グループ、配置位置などの登録情報を有する。
【0048】
図2は、図1における機器データベース42aのデータ構造を示す図である。
【0049】
図2に示すように、機器データベース42aは、機種情報61、所属情報62、および除外情報63を有する。そして、1台の画像形成装置につき、配置情報64が予め登録され、配置情報64に、機種情報61、所属情報62、および除外情報63が関連付けられる。
【0050】
配置情報61は、画像形成装置の識別子、および位置情報を有するテーブルである。識別子は、例えば、シリアルナンバー、MAC(Media Access Control)アドレス、ホスト名などである。位置情報は、例えば緯度経度、フロア階数、部屋番号などである。
【0051】
機種情報62は、画像形成装置の機種名、および1または複数の転用グループ名を有するテーブルである。機種名は、モデル名や、OEM名称などである。機種名には、複数の名称が含まれていてもよい。転用グループは、ある種別の消耗品を転用可能な複数の画像形成装置の機種グループである。転用グループは、消耗品種別ごとに設定される。例えば、トナーカートリッジについての転用グループと、ドラムユニットについての転用グループが別々に設けられていてもよい。
【0052】
消耗品種別は、トナーカートリッジ、ドラムユニットなどの大分類のほか、トナーカートリッジの色(CMYKのいずれか)などの小分類などでもよい。例えば、あるカラー画像形成装置についての黒(K)のトナーカートリッジが、他のモノクロ画像形成装置に使用できることもある。
【0053】
所属情報63は、画像形成装置を管理する部門および管理者に関する情報であり、管理部門情報(コードまたは名称)と、管理者情報(コードまたは名称)とを有する。管理部門情報は、消耗品の使用料を負担する部門を示す。
【0054】
除外情報64は、消耗品の転用元の候補から除外するか否かを決定する際に使用される設定情報である。除外情報64は、除外するか否かの二値型の値、および多段階の優先度を指定する値のいずれか、または両者の組合せを有する。
【0055】
除外情報64に優先度が設定された場合、消耗品不足が発生した画像形成装置の除外情報の優先度がより高い優先度を有する画像形成装置は、消耗品の転用元の候補から除外される。
【0056】
マップデータ42bは、ユーザー施設101の建物内のレイアウト情報および経路情報を有する。マップデータ42bは、消耗品不足が発生した画像形成装置から、消耗品の転用元となる画像形成装置までの経路の検索に使用される。なお、マップデータの構成および経路検索については、周知のナビゲーションシステムのものを使用可能であるので、詳細についてはここでは説明しない。
【0057】
演算処理装置43は、図示せぬCPU、RAM、ROMなどを備え、プログラムをRAMにロードし、CPUで実行することにより、各種処理部を実現する装置である。演算処理装置43は、図示せぬプログラムに基づいて、イベント受信部51、イベント解析部52、イベント記録部53、機器選択部54、検索部55、経路検索部56、要求生成部57、および要求送信部58を実現する。
【0058】
イベント受信部51は、通信装置を使用して画像形成装置1,2から各種イベントを受信する処理部である。イベント解析部52は、受信されたイベントを解析し、受信されたイベントが消耗品不足イベントおよび消耗品不足解除イベントのいずれかであるか否かを判定する処理部である。イベント記録部53は、受信されたイベントを記録する処理部である。
【0059】
機器選択部54は、消耗品不足イベントが受信されると、消耗品の転用元の候補となる画像形成装置の検索を検索部55に実行させるとともに、消耗品の転用元の候補から消耗品の転用元となる1つの画像形成装置を選択する処理部である。
【0060】
この実施の形態では、機器選択部54は、検索部55により発見された画像形成装置のうち、所定の代替条件を満たさない画像形成装置以外で、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置から最も近くにある画像形成装置を選択する。
【0061】
第1の代替条件は、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置と同一のグループに属することであり、機器選択部54は、機器データベース42aを参照して、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置の所属するグループ(つまり、管理部門)を特定し、検索部55により発見された画像形成装置のうち、特定したグループに属する画像形成装置であって、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置から最も近くにある画像形成装置を選択する。
【0062】
また、第2の代替条件は、除外情報63により、除外すべき画像形成装置として機器データベース42aに登録されていないことであり、機器選択部54は、機器データベース42aを参照して、検索部55により発見された画像形成装置のそれぞれについて除外すべき画像形成装置として登録されているか否かを判定し、除外すべき画像形成装置として登録されていない画像形成装置であって、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置から最も近くにある画像形成装置を選択する。
【0063】
また、第3の代替条件は、消耗品不足イベントの発生した消耗品種別の消耗品残量が所定の閾値以上であることであり(例えば、トナー残量が50パーセント以上であること)、機器選択部54は、検索部55により発見された画像形成装置の消耗品残量が閾値以上であるか否かを判定し、消耗品残量が閾値以上であって、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置から最も近くにある画像形成装置を選択する。
【0064】
なお、この閾値は、消耗品不足を検出するための閾値より高く設定されており、この閾値未満になったときに、制御部14b,24bがイベントを管理サーバー4へ送信する。管理サーバー4では、そのイベントを送信してきた画像形成装置を所定のテーブルに登録しておき、そのテーブルに登録されている画像形成装置は、機器選択部54により選択されない。また、そのテーブルに登録されている画像形成装置から、消耗品不足解除イベントが受信された場合、その画像形成装置をそのテーブルから削除する。
【0065】
また、第4の代替条件は、第1警告メッセージを表示中の画像形成装置および第2警告メッセージを表示中の画像形成装置のいずれでもないことであり、機器選択部54は、検索部55により発見された画像形成装置のうち、過去の第1表示要求の送信先であって消耗品不足解除イベントを送信してきていない画像形成装置、および過去の第2表示要求の送信先であって消耗品不足解除イベントを送信してきていない画像形成装置以外であって、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置から最も近くにある画像形成装置を選択する。
【0066】
なお、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置は、消耗品を補充または交換されると、消耗品不足解除イベントを管理サーバー4に通知する。また、機器選択部54により選択された画像形成装置(つまり、消耗品の転用元の画像形成装置)は、消耗品を取り出された後、新品の消耗品を補充または交換されると、消耗品不足解除イベントを管理サーバー4に通知する。
【0067】
検索部55は、複数の画像形成装置のいずれかから消耗品不足イベントを受信すると、機器データベース42aで、消耗品不足イベントの発生した消耗品種別の消耗品を使用している画像形成装置を検索する処理部である。
【0068】
経路検索部56は、マップデータ42bを参照して、消耗品不足が発生した画像形成装置から、消耗品の転用元となる画像形成装置までの経路を検索し、消耗品の転用元となる画像形成装置の位置とその経路を含むマップの画像データを生成する処理部である。
【0069】
要求生成部57は、検索部55により発見された画像形成装置をユーザーに報知する第1警告メッセージを表示させるための第1表示要求を生成するとともに、消耗品が取り外されることを報知する第2警告メッセージを表示させるための第2表示要求を生成する処理部である。
【0070】
この実施の形態では、これらの表示要求には、画像形成装置で使用される表示データが含まれ、第1表示要求の表示データには、経路検索部56により生成された地図画像データが含まれる。
【0071】
要求送信部58は、通信装置41を使用して、第1表示要求を、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置へ送信するとともに、第2表示要求を、検索部55により発見され機器選択部54により選択された画像形成装置へ送信する処理部である。
【0072】
次に、上記システムにおける消耗品管理について説明する。
【0073】
ここでは、画像形成装置1でトナーカートリッジについて消耗品不足が発生し、画像形成装置2がトナーカートリッジの転用元となる場合について説明する。
【0074】
図3は、図1における管理サーバー4の動作を説明するフローチャートである。
【0075】
画像形成装置1,2では、状態監視部14a,24aが消耗品11,21の残量を監視しており、消耗品11,21に関する所定のイベントを検出すると、制御部14b,24bが、そのイベントを管理サーバー4へ通知する。
【0076】
画像形成装置1,2では、状態監視部14a,24aが消耗品不足を検出すると、制御部14b,24bは、消耗品不足イベントを管理サーバー4に送信し、消耗品が補充または交換されるまで印刷動作を停止させる。
【0077】
管理サーバー4のイベント受信部51は、自発的なイベントの送信またはポーリング処理により、通信装置41で、画像形成装置1,2からのイベントを受信する(ステップS1)。
【0078】
イベント受信部51によりイベントが受信されると、イベント解析部52は、そのイベントの種別を特定し、イベント記録部53に、そのイベントを記録させる。そして、イベント解析部52は、そのイベントが、消耗品不足イベントおよび消耗品不足解除イベントのいずれかであるか否かを判定する(ステップS2,S3)。
【0079】
そのイベントが消耗品不足イベントである場合、機器選択部54は、消耗品の転用元の候補となる画像形成装置の検索を検索部55に実行させる(ステップS4)。
【0080】
検索部55は、消耗品不足イベントから、消耗品不足が発生した消耗品の種別、および消耗品不足イベントの発生した画像形成装置の識別子を特定する。
【0081】
次に、検索部55は、機器データベース42aを参照し、まず、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置1の配置情報64を特定し、さらに、その配置情報64に関連付けられている機種情報61を特定する。
【0082】
検索部55は、その機種情報61から消耗品不足イベントの発生した画像形成装置1の機種を特定し、消耗品不足が発生した消耗品の種別についての転用グループであり、かつその機種が含まれる転用グループを特定する。
【0083】
そして、検索部55は、その転用グループに属する他の画像形成装置の配置情報64を特定する。ここで特定された配置情報64の画像形成装置が、消耗品の転用元の候補となる。
【0084】
検索部55により消耗品の転用元の候補が発見されると、機器選択部54は、その候補から消耗品の転用元となる1つの画像形成装置を選択する(ステップS5)。このとき、機器選択部54は、上述の第1〜第4の代替条件のすべてを満たす候補のうち、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置1から最も近い画像形成装置を選択する。なお、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置1から最も近い画像形成装置2は、例えば、配置情報64の位置情報から特定可能である。
【0085】
1つの画像形成装置(画像形成装置2)が選択されると、要求生成部57は、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置1と選択された画像形成装置2とを、記憶装置42などにおける図示せぬ転用対象テーブルに登録する(ステップS6)。転用対象テーブルには、画像形成装置1,2の識別子が記録される。この転用対象テーブルは、第4の代替条件の判定時に参照される。つまり、転用対象テーブルに登録されている画像形成装置は、既に消耗品の転用先か転用元となっているため、新たに消耗品の転用元として選択されない。
【0086】
また、1つの画像形成装置2が選択されると、経路検索部56は、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置1から、選択された画像形成装置2までの経路や、画像形成装置1,2の位置を示すマップ画像の画像データを生成する。
【0087】
そして、要求生成部57は、第1表示要求と第2表示要求を生成する。第1表示要求は、検索部55により発見された画像形成装置2をユーザーに報知する第1警告メッセージを、画像形成装置1で表示させるためのものである。第2表示要求は、画像形成装置2の消耗品が取り外されることを報知する第2警告メッセージを、画像形成装置2で表示させるためのものである。
【0088】
第1警告メッセージは、例えば「トナー切れです。トナーカートリッジを交換してください。同じトナーカートリッジを使用している装置は、MFP2です」というテキストとマップ画像を含む。
【0089】
また、第2警告メッセージは、例えば「まもなくトナーが取り出されますので、使用できなくなります」というテキストを含む。
【0090】
そして、第1表示要求と第2表示要求が生成されると、要求送信部58は、第1表示要求を、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置1へ送信し、第2表示要求を、選択された画像形成装置2へ送信する(ステップS7)。
【0091】
画像形成装置1では、その第1表示要求を受信すると、制御部14bは、第1警告メッセージを表示装置13に表示させる。また、画像形成装置2では、その第2表示要求を受信すると、制御部24bは、第2警告メッセージを表示装置23に表示させ、第2警告メッセージ表示中、図示せぬ操作パネルへの操作入力の受け付けや、ホスト装置からの印刷データの受け付けを禁止する。
【0092】
これにより、画像形成装置1を使用中のユーザーは、第1警告メッセージを確認し、画像形成装置2から消耗品を取り出し、画像形成装置1に補充したり、画像形成装置1の消耗品と交換したりする。また、他のユーザーが画像形成装置2を使用しようとしたときに第2警告メッセージを確認すると、別の画像形成装置を探して使用する。
【0093】
そして、画像形成装置1の消耗品不足が解消されると、状態監視部14aが、それを検出し、制御部14bが、消耗品不足解除イベントを管理サーバー4へ通知する。なお、ユーザーが消耗品を補充/交換した後に画像形成装置1の操作パネルへ所定の操作を行うと、制御部14bが、消耗品不足解除イベントを管理サーバー4へ通知するようにしてもよい。
【0094】
管理サーバー4において、イベント受信部51により、このイベントが受信されると(ステップS1)、イベント解析部52は、このイベントが消耗品不足解除イベントであると判定する(ステップS3)。
【0095】
受信されたイベントが消耗品不足解除イベントであると判定されると、要求生成部57は、消耗品不足解除イベントの送信元である画像形成装置1の識別子を転用対象テーブルから削除し(ステップS8)、警告メッセージの表示解除要求を生成する。
【0096】
要求送信部58は、その警告メッセージの表示解除要求を、消耗品不足解除イベントの送信元である画像形成装置1へ送信する(ステップS9)。
【0097】
画像形成装置1では、その表示解除要求を受信すると、制御部14bは、第1警告メッセージの表示を終了させる。
【0098】
なお、画像形成装置2は、消耗品を取り出された後、消耗品を補充されると、同様に、状態監視部24aが、それを検出し、制御部24bが、消耗品不足解除イベントを管理サーバー4へ通知する。管理サーバー4は、その消耗品不足解除イベントを受信すると、同様に、転用対象テーブルから画像形成装置2の登録を抹消し、表示解除要求を画像形成装置2へ送信する。これにより、画像形成装置2における第2警告メッセージの表示が終了する。
【0099】
以上のように、上記実施の形態によれば、管理サーバー4では、検索部55は、複数の画像形成装置のいずれかから消耗品不足イベントが受信されると、複数の画像形成装置の登録された機器データベース42aで、消耗品不足イベントの発生した消耗品種別の消耗品を使用している画像形成装置を検索する。そして、要求送信部58は、検索部55により発見された画像形成装置をユーザーに報知する第1警告メッセージを表示させるための第1表示要求を、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置1へ送信するとともに、消耗品が取り外されることを報知する第2警告メッセージを表示させるための第2表示要求を、検索部55により発見された画像形成装置2へ送信する。
【0100】
これにより、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置のユーザーは、第1警告メッセージを見て、消耗品を有する画像形成装置を特定し、その画像形成装置で使用されている消耗品を取り出して、消耗品不足イベントの発生した画像形成装置に導入することができる。また、消耗品を有する画像形成装置では、第2警告メッセージが表示されているため、ユーザーが別の画像形成装置から消耗品を誤って取り取ることを抑制できる。したがって、消耗品不足が発生したときに、消耗品不足の発生した画像形成装置の近くにあり同種の消耗品を使用している画像形成装置から、使用中の消耗品を転用することが可能になる。
【0101】
したがって、既存のマネージド・プリント・サービスによる消耗品の自動発注やサービスパーソンの自動派遣要請などで新品の消耗品が届くまでの一時的な期間、消耗品の転用によって業務を滞らせることなく継続することができる。特に、ミドルレンジやローエンドの機種の場合、消耗品の消費量(または残量)をマネージド・プリント・サービスで正確に把握するのが難しいため、消耗品切れに備えて新品の消耗品在庫を絶えずストックしているが、上記実施の形態によれば、他の画像形成装置で使用中の代替可能な消耗品が転用可能となるため、新品の消耗品在庫を絶えずストックしておく必要がない。
【0102】
なお、上述の実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
【0103】
例えば、上記実施の形態において、機器データベース42aを、管理サーバー4とは異なるデータベースサーバーに設け、ネットワーク(ワイドエリアネットワーク3bや、管理サーバー4とそのデータベースサーバーとを接続したローカルエリアネットワーク)を介して、検索部55が、そのデータベースサーバーにアクセスするようにしてもよい。
【0104】
また、上記実施の形態において、消耗品不足イベントの発生した消耗品の種別に応じて、その種別の消耗品の補充方法または交換方法を示す画像(静止画または動画)を第1警告メッセージに含め、その種別の消耗品の取り出し方法を示す画像(静止画または動画)を第2警告メッセージに含めるようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0105】
本発明は、例えば、MPS(マネージド・プリント・サービス)、MDS(マネージド・ドキュメント・サービス)などの画像形成装置の集中管理に適用可能である。
【符号の説明】
【0106】
1,2 画像形成装置
3a イントラネット(ネットワークの一例の一部)
3b ワイドエリアネットワーク(ネットワークの一例の一部)
4 管理サーバー(消耗品管理サーバーの一例)
41 通信装置
42a 機器データベース
54 機器選択部
55 検索部
58 要求送信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークに接続され、消耗品の補充および/または交換が必要となる複数の画像形成装置と、
前記ネットワークに接続され、前記複数の画像形成装置において使用可能に装着済みの消耗品を管理する消耗品管理サーバーとを備え、
前記複数の画像形成装置は、消耗品の補充および/または交換が必要となると、消耗品不足イベントを前記消耗品管理サーバーへ送信し、
前記消耗品管理サーバーは、
前記ネットワークに接続された通信装置と、
前記複数の画像形成装置のいずれかから消耗品不足イベントを受信すると、前記複数の画像形成装置の登録された機器データベースで、前記消耗品不足イベントの発生した消耗品種別の消耗品を使用している画像形成装置を検索する検索部と、
前記通信装置を使用して、前記検索部により発見された画像形成装置をユーザーに報知する第1警告メッセージを表示させるための第1表示要求を、前記消耗品不足イベントの発生した画像形成装置へ送信するとともに、消耗品が取り外されることを報知する第2警告メッセージを表示させるための第2表示要求を、前記検索部により発見された画像形成装置へ送信する要求送信部とを有すること、
を特徴とする消耗品管理システム。
【請求項2】
ネットワークに接続された通信装置と、
前記ネットワークに接続された複数の画像形成装置のいずれかから消耗品不足イベントを受信すると、前記複数の画像形成装置の登録された機器データベースで、前記消耗品不足イベントの発生した消耗品種別の消耗品を使用している画像形成装置を検索する検索部と、
前記通信装置を使用して、前記検索部により発見された画像形成装置をユーザーに報知する第1警告メッセージを表示させるための第1表示要求を、前記消耗品不足イベントの発生した画像形成装置へ送信するとともに、消耗品が取り外されることを報知する第2警告メッセージを表示させるための第2表示要求を、前記検索部により発見された画像形成装置へ送信する要求送信部と、
を備えることを特徴とする消耗品管理サーバー。
【請求項3】
前記検索部により発見された画像形成装置から1つの画像形成装置を選択する機器選択部を備え、
前記要求送信部は、前記検索部により発見された画像形成装置のうち、前記機器選択部により選択された画像形成装置へのみ前記第2表示要求を送信すること、
を特徴とする請求項2記載の消耗品管理サーバー。
【請求項4】
前記機器選択部は、前記検索部により発見された画像形成装置のうち、所定の代替条件を満たさない画像形成装置以外で、前記消耗品不足イベントの発生した画像形成装置から最も近くにある画像形成装置を選択することを特徴とする請求項3記載の消耗品管理サーバー。
【請求項5】
前記代替条件は、前記消耗品不足イベントの発生した画像形成装置と同一のグループに属することであり、
前記機器選択部は、前記機器データベースを参照して、前記消耗品不足イベントの発生した画像形成装置の所属するグループを特定し、前記検索部により発見された画像形成装置のうち、特定した前記グループに属する画像形成装置であって、前記消耗品不足イベントの発生した画像形成装置から最も近くにある画像形成装置を選択すること、
を特徴とする請求項4記載の消耗品管理サーバー。
【請求項6】
前記代替条件は、除外すべき画像形成装置として前記機器データベースに登録されていないことであり、
前記機器選択部は、前記機器データベースを参照して、前記検索部により発見された画像形成装置のそれぞれについて前記除外すべき画像形成装置として登録されているか否かを判定し、前記除外すべき画像形成装置として登録されていない画像形成装置であって、前記消耗品不足イベントの発生した画像形成装置から最も近くにある画像形成装置を選択すること、
を特徴とする請求項4または請求項5記載の消耗品管理サーバー。
【請求項7】
前記代替条件は、前記消耗品不足イベントの発生した消耗品種別の消耗品残量が所定の閾値以上であることであり、
前記機器選択部は、前記検索部により発見された画像形成装置の消耗品残量が前記閾値以上であるか否かを判定し、前記消耗品残量が前記閾値以上であって、前記消耗品不足イベントの発生した画像形成装置から最も近くにある画像形成装置を選択すること、
を特徴とする請求項4から請求項6のうちのいずれか1項記載の消耗品管理サーバー。
【請求項8】
前記代替条件は、前記第1警告メッセージを表示中の画像形成装置および前記第2警告メッセージを表示中の画像形成装置のいずれでもないことであり、
前記機器選択部は、前記検索部により発見された画像形成装置のうち、過去の前記第1表示要求の送信先であって消耗品不足解除イベントを送信してきていない画像形成装置、および過去の前記第2表示要求の送信先であって消耗品不足解除イベントを送信してきていない画像形成装置以外であって、前記消耗品不足イベントの発生した画像形成装置から最も近くにある画像形成装置を選択すること、
を特徴とする請求項4から請求項7のうちのいずれか1項記載の消耗品管理サーバー。
【請求項9】
前記第1表示要求は、前記消耗品不足イベントの発生した画像形成装置での画面表示に使用される表示データを含み、
前記表示データには、前記検索部により発見された画像形成装置の位置と、前記消耗品不足イベントの発生した画像形成装置から前記検索部により発見された画像形成装置までの経路を示す地図画像データを含むこと、
を特徴とする請求項2から請求項8のうちのいずれか1項記載の消耗品管理サーバー。
【請求項10】
前記消耗品は、色材カートリッジであることを特徴とする請求項1から請求項9のうちのいずれか1項記載の消耗品管理サーバー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−248795(P2011−248795A)
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−123806(P2010−123806)
【出願日】平成22年5月31日(2010.5.31)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】