説明

液位計測器

【課題】本発明は、正確な液位計測が可能な液位計測器を提供することを目的とする。
【解決手段】本実施形態に係る電気伝導度計測器1は、棒状の内側電極10、筒状の電極座20、筒状の外側電極30、制御回路60を備えている。内側電極10の電極棒19は、筒状の外側電極30の内部に設置されており、制御回路60は、測定対象の液体に浸された内側電極10と外側電極30との間に所定の交流電圧を印加して静電容量を測定することで、液位を計測する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体の液位を計測する液位計測器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ボイラの缶体や給水タンク等の容器内の液体の液位を計測する液位計測器が提供されている。一般的な液位計測器は、段階的に長さの異なる複数の電極を設置し、各電極の通電状態によってそれぞれの高さにおける水の有無を検知することで、液位を計測していた。
【0003】
しかし、複数の電極間の通電状態により液位を計測する方法では、各電極の長さに対応した段階的な液位を計測できるだけであり、連続的に液位を計測することが出来なかった。
【0004】
そこで、連続的に液位を計測するために静電容量式の液位計測器が提供されている。静電容量式の計測器は、液体に浸した棒状の第1電極と、第2電極としての金属製容器との間に交流電圧を印加し、静電容量を計測することで液位を計測するものである。このようにして静電容量を計測できるのは、各電極が液体に覆われる度合いに応じて、コンデンサの容量が変化するからである。
【0005】
従来の静電容量式の液位計測器は、例えば、下記特許文献1に開示されている。
【特許文献1】特許第2509430号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、従来の棒状電極と金属製容器との間の静電容量を測定する方式では、棒状電極と金属製容器との間隔が遠いためにノイズが乗り、正確な測定が困難であった。また、ボイラ缶体内のように、液体の流入等により液面に揺れが生じるような場合にも、従来の方式では正確な液位計測が困難であった。
【0007】
また、棒状電極は絶縁体を介して容器等に保持されているが、ボイラ缶体内部等のように高温・高圧になる容器に取り付けた際には、電極を保持する絶縁体が破壊されてしまうおそれがある。このように絶縁体が破壊された場合、棒状電極が、容器外に飛び出したり、容器内に落下したりするといった問題が生じてしまう。
【0008】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、正確な液位計測が可能な液位計測器を提供することを目的とする。また、本発明は、圧力容器内の液位計測に適した、電極が外部に飛び出すことのない安全な液位計測器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明に係る液位計測器は、液体の液位を計測する液位計測器において、棒状の内側電極と、前記内側電極の周囲を覆って配置される管状の外側電極と、測定対象の液体に浸された前記内側電極と前記外側電極との間の静電容量を測定することで、当該液体の液位を計測する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る液位計測器によれば、正確な液位計測が可能になる。また、本発明に係る液位計測器によれば、電極が外部に飛び出すことのない安全な計測器を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。まず、図1及び図2に基づいて、本実施形態に係る液位計測器を構成する内側電極の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る内側電極の構成を示す断面図である。図2は、図1のターミナル11を図中上方から見た側面図である。図1に示すように、内側電極10は、ターミナル11、内側電極本体14及び電極棒19とから構成されている。
【0012】
ターミナル11は、導電性金属から形成され、図1及び図2に示すように、基端側(図中左側)が平板状、先端側(図中右側)は円柱形状であり、基端部には穴121が形成され、先端部には穴122が形成されている。ターミナル11の基端部はリード片として機能しており、配線13が接続されている。また、ターミナル11の軸方向中心よりも基端側には、基端側の外径よりも径の大きく、輪帯状に突出した大径突部123が形成されている。
【0013】
後述するように、内側電極10が絶縁樹脂を介して電極座に保持される際に、絶縁樹脂が穴122内部に入り込んで固定されることにより、弛み等によるターミナル11の軸周りの回転を防止している。また、ターミナル11の先端側端面から軸方向に雌ネジ穴11aが形成されており、この雌ネジ穴11aを介して内側電極本体14と固定されている。
【0014】
内側電極本体14は、導電性金属から構成され、図中左側の基端部には、ターミナル11と固定するために、雌ネジ穴11aにねじ込まれる雄ネジ15が刻まれている。図中右側の先端部には、電極棒19と固定するための雄ネジ16が刻まれている。
【0015】
内側電極本体14の軸方向中心付近には、本体の外径よりも大きな径を有して輪帯状に突出した大径突部17が形成されている。詳細は後述するが、外側電極内に挿入された内側電極10は、この輪帯状に突出した大径突部17により、外部に飛び出すのを防止されている。
【0016】
図1に示すように、大径突部17は、軸方向の両端に第1大径部17a及び第2大径部17bを有し、この第1及び第2大径部17a,bの間は、凹部17cが形成されている。但し、凹部17cの外径も、内側電極本体の外径よりも大きい。
【0017】
第1大径部17aの基端側の軸に垂直な輪帯面には、輪帯溝17eが形成されている。同様に、第2大径部17bの先端側の軸に垂直な輪帯面には、輪帯溝17fが形成されている。このように、大径突部17の表面が複雑な形状をしていれば、大径突部17と絶縁樹脂との接触面が大きく複雑になるため、絶縁樹脂が劣化したり、絶縁樹脂との間に隙間が生じたりしたような場合でも、内側電極10と絶縁樹脂との間の隙間から液体等が漏れるのをある程度防止することができる。
【0018】
また、大径突部17が形成されている場所において、内側電極本体14を軸に垂直な方向に貫通する貫通孔18が形成されている。この貫通孔18には、上述した穴122と同様に、電極座内に保持された際に内部に絶縁樹脂が入り込むので、弛み等により、内側電極本体14が絶縁樹脂に対して回転するのを防止することができる。
【0019】
電極棒19は、導電性金属から円柱状に構成されている。また、電極棒19の基端側に雌ネジ穴19aが形成されており、電極棒19は、雌ネジ穴19aにおいて内側電極本体14の先端の雄ネジ16に固定されている。また、電極棒19の表面には、絶縁層としてのフッ素樹脂のコーティングが施されている。
【0020】
次に、図3に基づいて本実施形態に係る液位計測器を構成する電極座及び外側電極の構成について詳細に説明する。図3は、本実施形態に係る電極座及び外側電極の構成を示す断面図である。電極座20(電極保持部材)は、導電性金属から形成され、その内部に内側電極10を内包するために、軸方向に貫通する孔21を有している。
【0021】
この孔21の内径は均一ではなく、軸方向に沿って場所によって異なる。図中右側(先端側)の孔21aの内径は、内側電極10の大径突部17の最大径(第1及び第2大径部17a,bの外径)よりも僅かに大きく形成されている。内側電極10が電極座20内に挿入される際には、大径突部17がこの先端側(入口側)の孔21aを通過することとなり、いわゆる孔21aは通過部として作用する。
【0022】
孔21aの内側(図中左側)には、孔21aの内径よりも大きな内径を有する孔21bが隣接して形成されている。この孔21bの内径は、大径突部17の最大径よりも十分に大きい。後述するように、内側電極10が孔21内に挿入された状態では、大径突部17はこの孔21bの部分に位置して収容されることになる。このように、大径突部収容部として作用する孔21bにおいては、内側電極10の大径突部17と電極座20の内壁面との間に十分な距離を確保できるため、絶縁樹脂により両者間を確実に絶縁できる。
【0023】
孔21bの基端側には孔21cが隣接して位置し、その内径は、内側電極10の大径突部17の最大径よりも小さい。よって、内側電極10を先端側から孔21内に挿入する際には、大径突部17が、係止部としての孔21cの先端側入口で引っかかり、それ以上奥に進むことはできない。
【0024】
また、図3に示すように、孔21bと孔21cの境界は、孔21bの周辺部が溝状に孔21cの外側の領域に潜り込むように形成されており、孔21bと孔21cが重複している。孔21cの基端側には、孔21bと同じ径の孔21dが隣接して形成されている。孔21cと孔21dの境界は、上述した孔21bと孔21cの境界と同様に、孔21dの周辺部が溝状に孔21cの領域に潜り込むように形成されており、内側の孔21cと外側の孔21dが重複している。
【0025】
孔21dの基端側には、孔21dの径よりも小径の孔21eが隣接して形成されている。図3に示すように、孔21dと孔21eの境界は、連続して孔の内径が小さくなるように、テーパ状になっている。また、孔21eの基端側の開端付近には、若干内径の大きい部分が形成されている。
【0026】
電極座20の孔21aの部分の外表面側には、雄ネジ部22が形成されており、管状の外側電極30がねじ込まれ、固定される。また、電極座20の孔21bの部分の外表面側にも雄ネジ部23が形成されており、測定対象の液体を格納する容器(例えば、ボイラ缶体等)にこの雄ネジ部23で取り付けられる。また、電極座20の基端付近の外表面には、配線29が接続されている。よって、電極座20が容器に取り付けられた際には、先端側が容器内に位置し、基端側が容器外に位置することになる。
【0027】
外側電極30は、導電性金属から管状に形成されている。外側電極30の基端付近壁面には、90°間隔で4つの穴32が開けられており、これらの各穴32を介して容器内と外側電極30内が連通していることで、容器内の液位と外側電極30内の液位とが一致するようになっている。また、外側電極30の基端側(図中左側)の内表面には、雌ネジ部31が形成されており、この雌ネジ部31と電極座20の雄ネジ部22が嵌合して、外側電極30が電極座20に固定される。なお、外側電極30の内側内径は、内側電極10の大径突部17の最大径よりも充分に大きい。
【0028】
次に、図4に基づいて、本実施形態に係る液位計測器の構成について説明する。図4は、本実施形態に係る液位計測器の構成を示す断面図である。同図に示すように、液位計測器1は、内側電極10、電極座20、外側電極30、モールド樹脂(絶縁樹脂)40、ゴムカバー50及び制御回路60(制御手段)を有している。
【0029】
この液位計測器1の電極部分の組立方法としては、例えば、ターミナル11と内側電極本体14とをねじ込み固定したものを、電極座20の先端側から孔21内に挿入し、モールド樹脂40により電極座20の孔21内に同軸に固定する。その後、電極棒19を内側電極本体14の先端にねじ込み固定すると共に、外側電極30を電極座20の先端にねじ込み固定して組み立てれば良い。
【0030】
このとき、内側電極10の電極棒19は、外側電極30の管内に同軸に位置することになる。なお、モールド樹脂40は、電極座20の基端側から先端側までほぼ全体に充填されている。
【0031】
容器に取り付けられた際に、容器の外部に位置することになる内側電極10や電極座20の基端側の部分は、ゴムカバー50によって覆われる。また、内側電極10は配線13により、外側電極30は電極座20を介して配線29により制御回路60に接続されている。このような構成において、制御回路60は、両電極10,30間に所定の交流電圧を印加して静電容量を測定することで、容器内の液位を計測する。
【0032】
このように、本実施形態では、内側電極10の電極棒19と、この電極棒19の周囲を覆って同軸に配置された管状の外側電極30との間に交流電圧を印加して静電容量を測定している。したがって、電圧を印加する両電極10,30間の距離が短くなり、測定ノイズを最小限に抑えることができる。
【0033】
また、電極棒19と外側電極30との間に位置する液体は、管状の外側電極30により覆われていることになり、両電極10,30が、液体の流入により液面に揺れが生じるような容器内に配置された場合であっても、測定対象である液体の揺れを最小限に抑え、高精度な静電容量の計測が可能となる。
【0034】
続いて、本実施形態に係る液位計測器1の主要なサイズについて具体的に言及する。ターミナル11の全長は25.9mm、内側電極本体14の全長は58.1mmであり、両者を接続した状態の全長は、78.5mmである。ターミナル11の先端側(図1及び図2の右側)の外径は4mm、大径突部123の外径は6.8mmである。内側電極本体14の外径は4.5mmであるが、大径突部17の最大径(第1及び第2大径部17a,bの外径)は8.3mmある。また、電極棒19の全長は390mm、外径は6mmである。
【0035】
一方、電極座20の孔21a部分の内径は8.4mm、孔21b,d部分の内径は11.0mm、孔21c部分の内径は7.0mmである。また、電極座20の先端に接続される外側電極30の全長は550mm、内径は10.8mmである。
【0036】
このように、大径突部17の最大径が8.3mmである内側電極本体14は、電極座20の基端側から孔21内に挿入することは出来ず、先端側から通過部である孔21aを通過させて孔21内に挿入することができる。但し、最大径φ8.3mmの大径突部17と、φ8.4mmの孔21aとでは、0.1mmの差しかないため、孔21a内に第1大径部17aを挿入する際には、内側電極本体14と電極座20との中心軸をほぼ正確に一致させた状態でなければ挿入することはできない。
【0037】
そして、大径突部17は、孔21aをぎりぎり通過することができるが、φ7.0mmの孔21cに進入することができず、孔21bに留まることになる。いったん孔21b内に進入した大径突部17は、孔21cの入口が障害となって電極座20の基端側に移動できないだけではなく、孔21aの入口が障害となって、電極座20の先端側にも容易に移動することはできない。
【0038】
すなわち、上述したように、大径突部17の最大径と孔21aの内径との差は、わずか0.1mmだけであるので、内側電極本体14と電極座20とが同軸状態とならなければ大径突部17が孔21a内に進入することはなく、人為的に同状態を作り出さない限り、大径突部17が孔21a内に進入することはほとんどないと考えられる。
【0039】
よって、本実施形態によれば、内側電極10を構成するターミナル11及び内側電極本体14を保持する絶縁モールド樹脂40が劣化した際に、容器内の圧力により内側電極本体14が外側に飛び出そうとしても、大径突部17は孔21cに進入することができないため、外部に飛び出すことはない。また、内側電極本体14が容器内に落下しようとしても、大径突部17が孔21a内に進入することほとんどないため、落下することはない。
【0040】
ここで、内側電極本体14を電極座20の孔内に挿入するためには、電極座20の挿入側の内径を大径突部17の最大径よりも大きくする必要があるが、いったん内部に挿入された大径突部17が外部に抜け出さないようにするためには、できるだけ挿入側の内径を小さくする必要がある。本実施形態では、電極座20の内径を0.1mmだけ大きくすることで、挿入可能と抜け出し防止を両立させている。もちろん、このサイズ差に限定されるものではなく、内側電極本体10の最大径部と、電極座20の挿入側最小内径のサイズ差が、僅かなサイズ差、すなわち0.05〜1.0mmの範囲内であれば、挿入可能性と抜け出し防止性を両立させることができた。
【0041】
なお、上記した内側電極10、電極座20等のサイズは、実施形態の一例を示すに過ぎず、適宜サイズを変更できることは言うまでもない。
【0042】
以上、詳細に説明した本実施形態によれば、内側電極10と外側電極30との間の距離を短くすると共に、内側電極10を外側電極30で覆うように配置したので、両電極10,30間のノイズを低減させると共に、測定対象の液体の揺れによる影響を低減させることができ、高精度な液位測定が可能となる。
【0043】
また、本実施形態によれば、内側電極10に大径突部17を設ける一方、内側電極10を内部に保持する電極座20の孔21において、大径突部収容部よりも基端側に大径突部17の外径よりも小さい内径の係止部を設けたので、内側電極10が外側に飛び出すことのない安全な液位計測器1を提供することができる。
【0044】
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の実施の形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、電極保持具としての電極座は、外側電極と別体に形成されて接続固定されるのではなく、一体に形成された外側電極兼用の電極座であっても良い。
【0045】
また、本実施形態では、内側電極10を、別体に形成されたターミナル11、内側電極本体14、電極棒19を接続・固定することで構成しているが、最初から一体形成するように構成しても良い。但し、組立の容易さを考慮すれば、少なくとも電極棒19は別体に構成するのが望ましい。
【0046】
また、本実施形態では、ターミナル11の大径突部123の外径を、孔21の最小径部21cの内径よりも小さく構成しているので、ターミナル11は孔21内全体を通過することが可能であるが、ターミナル11の最大外径を、孔21の最小内径よりも大きくするように構成しても良い。
【0047】
この場合には、内側電極10の組立時に、ターミナル11と内側電極14を接続してから、電極座20の先端側から孔21内に挿入しようとしても、ターミナル11の大径突部123が孔21内の最小径部にひっかかってしまう。よって、ターミナル11を電極座20の基端側から、内側電極本体14を電極座20の先端側から孔21内に挿入し、孔21内でねじ込み固定する必要がある。
【0048】
このような構成によれば、内側電極10が基端側に飛び出さないだけでなく、ターミナル11の大径突部が孔21内の最小径部にひっかかることで、内側電極10は先端側に飛び出すことも全くないため、より計測器の安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】図1は、本実施形態に係る内側電極の構成を示す断面図である。
【図2】図2は、本実施形態に係るターミナルの構成を示す側面図である。
【図3】図3は、本実施形態に係る電極座及び外側電極の構成を示す断面図である。
【図4】図4は、本実施形態の変形例に係る液位計測器の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
【0050】
1 液位計測器
10 内側電極
11 ターミナル
14 内側電極本体
17 大径突部
19 電極棒
20 電極座(電極保持部材)
21 孔
30 外側電極
40 モールド樹脂(絶縁樹脂)
50 ゴムカバー
60 制御回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体の液位を計測する液位計測器において、
棒状の内側電極と、
前記内側電極の周囲を覆って配置される管状の外側電極と、
測定対象の液体に浸された前記内側電極と前記外側電極との間の静電容量を測定することで、当該液体の液位を計測する制御手段と、
を備えることを特徴とする液位計測器。
【請求項2】
前記内側電極は、基端側に大径突部を有し、
基端側から先端側まで内部を貫通する孔を有し、先端側から挿入される前記内側電極の一部をその孔内に絶縁樹脂を介して保持すると共に、前記外側電極と接続又は一体に形成される導電性の電極保持部材であって、前記孔が、前記内部電極が挿入された状態で前記大径突部が収容される、前記大径突部の最大径よりも大きな内径の大径突部収容部と、前記大径突部よりも基端側に位置し、前記大径突部の最大径よりも小さい内径を有する係止部と、を有する電極保持部材をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の液位計測器。
【請求項3】
前記電極保持部材の孔は、前記大径突部収容部よりも先端側に位置し、前記電極保持部材の孔内に収納する際に前記内側電極が通過する通過部であって、前記大径突部の最大径よりも僅かに大きい内径を有する通過部をさらに有していることを特徴とする請求項2記載の液位計測器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−42078(P2009−42078A)
【公開日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−207550(P2007−207550)
【出願日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【出願人】(000175272)三浦工業株式会社 (1,055)
【出願人】(504143522)株式会社三浦プロテック (488)
【Fターム(参考)】