説明

液体貯蔵タンク装置

【課題】 簡単な構造で、効率的かつ均一に加温できる液体貯蔵タンクを提供することを目的とする。
【解決手段】 液体を貯蔵する液体貯蔵タンクにおいて、内側タンク殻11と外側タンク殻12とからなる二重殻構造タンクと、内側タンク殻11と外側タンク殻12との間の空間を環状に仕切る仕切り板13と、この仕切り板13に穿設された孔14と、内側タンク殻11と外側タンク殻12との間の空間に加温媒体を供給する加温手段20とからなり、仕切り板13に穿設された孔14は、隣り合う仕切り板13において、直径方向に対して反対の位置に穿設されることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体貯蔵タンク装置に関し、特に、内容物を加温する機能を備えた液体貯蔵タンク装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、家畜の糞や尿などの排せつ物は、堆肥に加工して、または、そのままの状態で農産物の肥料として利用されている。このような家畜排せつ物は、利用されるまでの間、野積みの状態で、または、素掘りの溜池などに投入されて、一時的に貯蔵されている。しかし、近年、農作業の省力化などを背景に、堆肥などの利用が少なくなり、多くの家畜排せつ物が利用されずに、野ざらしのまま放置されるようになった。この野ざらしの家畜排せつ物は、悪臭などの原因や、河川や地下水などに流出して水質汚染の原因になるなど、生活環境に悪影響を及ぼすようになった。
【0003】
このような現状を踏まえ、家畜排せつ物法(家畜排せつ物の管理の適正化および利用の促進に関する法律)が成立し、家畜排せつ物を処理および保管する施設の構造整備に関する基準が定められた。そのため、この基準に適合した家畜排せつ物を処理および保管する施設の整備が急務となった。特に、尿やスラリーなどの液状の家畜排せつ物は、素掘りの溜池などに一時的に貯蔵される間に、その多くが蒸発あるいは地面に浸透するなどによって処理されている。この現状を考慮すると、家畜排せつ物法に従い、コンクリートその他の不浸透性材料で築造した構造の貯留槽に貯蔵するようになると、必要な貯留槽の容量は膨大なものになる。
【0004】
また、家畜排せつ物法は、資源循環型社会への移行を目指し、家畜排せつ物を堆肥として有効利用することを求めている。しかし、尿やスラリーなどの液状の家畜排せつ物を堆肥、より具体的には液肥に加工する技術は、確立しておらず、処理および保管する施設も、単に貯蔵する尿溜やスラリータンクが主である。
【0005】
家畜排せつ物を堆肥や液肥に加工する方法は、微生物による発酵を利用したものである。そのため、微生物が活発に活動できるように、処理する施設内の温度を微生物の活動に適した温度に保つ必要がある。特に、寒冷地では、冬期の低温対策や凍結対策が重要であり、処理槽の周囲に温水循環コイル(温水が循環するように構成したコイル状のパイプ)を配置したタンク(例えば、特許文献1参照)や、処理槽の下部に温水槽を設けたタンク(例えば、特許文献2参照)が知られている。
【特許文献1】特開平8−99076号公報(段落0006〜0007、図1)
【特許文献2】特開平11−277036号公報(段落0019〜0020、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、処理槽の周囲に温水循環コイルを配置したタンクは、処理槽内を均一に加熱できるものの、温水循環コイル内を循環する水量に限りがあるために、十分な熱容量が得られず、加温効率が悪い。また、処理槽の下部に温水槽を設けたタンクは、十分な量の温水で加温できるため加温効率が改善されたが、処理槽内を均一に加温できないために、処理槽内に攪拌機を設ける必要があった。
【0007】
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、簡単な構造で、効率的かつ均一に加温できる液体貯蔵タンクを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するための手段として、請求項1に係る発明では、液体を貯蔵する液体貯蔵タンクにおいて、内側タンク殻と外側タンク殻とからなる二重殻構造タンクと、内側タンク殻と外側タンク殻との間の空間を環状に仕切る仕切り板と、この仕切り板に穿設された孔と、内側タンク殻と外側タンク殻との間の空間に加温媒体を供給する加温手段とからなることを特徴とする。
【0009】
また、請求項2に係る発明では、前記加温手段を、温風器から供給される温風とし、この温風が内側タンク殻と外側タンク殻との間の空間を循環するように構成した。
【0010】
また、請求項3に係る発明では、前記加温手段を備えた液体貯蔵タンクにおいて、内側タンク殻と外側タンク殻との間の空間を通過した温風が、内側タンク殻内に供給される構成にした。
【0011】
また、請求項4に係る発明では、前記加温手段を、温水器から供給される温水とし、この温水が内側タンク殻と外側タンク殻との間の空間を循環するように構成した。
【0012】
また、請求項5に係る発明では、前記仕切り板に穿設された孔を、隣り合う仕切り板において、直径方向に対して反対の位置に穿設する構成にした。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に係る発明によれば、十分な量の加温媒体で内側タンク殻全体を加温できるので、内側タンク殻内に貯蔵される尿やスラリーなどの液状の家畜排せつ物を、効率的にかつ均一に加温できる。
【0014】
請求項2に係る発明によれば、農業用灯油温風器などを既に保有している酪農家は、この農業用灯油温風器から供給される温風を利用することができるので、本発明の液体貯蔵タンク装置の設置に必要な費用を安く抑えることができる。
【0015】
請求項3に係る発明によれば、内側タンク殻内に強制的に空気を供給できるので、発酵をつかさどる好気性微生物の活動環境を良好に維持することができる。さらに、温風を内側タンク殻内に供給できるので、冷たい外気が内側タンク殻内に供給されて、内側タンク殻内の温度が低下する、といった問題を防ぐこともできる。
【0016】
請求項4に係る発明によれば、循環式温水ボイラや循環式太陽熱温水器を既に保有している酪農家は、この循環式温水ボイラなどから供給される温水を利用することができるので、本発明の液体貯蔵タンク装置の設置に必要な費用を安く抑えることができる。
【0017】
請求項5に係る発明によれば、加温媒体である温風や温水は、仕切り板で仕切られた空間内で内側タンク殻の外周を一巡するように移動し、空間内のすみずみまで温風や温水を行き届かせることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
次に、本発明の液体貯蔵タンク装置における実施の形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は液体貯蔵タンク装置の一部を破断した状態の斜視図、図2は液体貯蔵タンク装置における加温媒体の流れを示した斜視図である。
【0019】
本発明の請求項1に係る液体貯蔵タンク装置1の実施の形態は、図1に示すように、液体を貯蔵する液体貯蔵タンク10と、この液体貯蔵タンク10に加温媒体を供給する加温手段20とから構成されている。この液体貯蔵タンク10は、内側タンク殻11と外側タンク殻12とからなる二重殻構造であり、内側タンク殻11と外側タンク殻12との間の空間を仕切る複数の仕切り板13,13・・・を備えている。
【0020】
内側タンク殻11は、筒状のタンクであり、内部に尿やスラリーなどの液状の家畜排せつ物を貯蔵している。内側タンク殻11は、耐食性を有する材料で形成されており、ここでは、強化プラスチックで形成されている。内側タンク殻11には、後記する外側タンク殻12を貫通して、尿やスラリーなどの液状の家畜排せつ物を注入する注入口10aと放出する放出口10bが設けられている。さらに、内側タンク殻11内に空気を供給し、また、内側タンク殻11内に発生するガスを排気する、換気口10cも設けられている。
【0021】
外側タンク殻12も、筒状のタンクであり、内部に内側タンク殻11を、同心となるように内包している。外側タンク殻12は、この内部に後記する複数の仕切り板13,13・・・を備えており、この仕切り板13で内側タンク殻11を支持している。外側タンク殻12の一端部12aには、後記する加温手段20から加温媒体が供給される供給口16を備え、他端部12bには、加温媒体を加温手段20に戻す排出口17を備える。外側タンク殻12は、内側タンク殻11と同じく耐食性を有する材料で形成されている。さらに、外側タンク殻12は、外気温度の影響、特に、冬期における低温の影響を受けにくくするために、断熱性に優れる材料で形成することが望ましく、ここでは、強化プラスチックで形成されている。
【0022】
仕切り板13は、内側タンク殻11と外側タンク殻12の間に設置された、鍔状の仕切り板である。この仕切り板13は、内側タンク殻11を外側タンク殻12から所定の間隔を空けて支持すると共に、内側タンク殻11と外側タンク殻12との間の空間を複数の環状空間15,15・・・に仕切るものである。仕切り板13は、内縁が内側タンク殻11に当接し、外縁が外側タンク殻12に当接した状態で、所定の間隔で配設されている。また、仕切り板13は、耐食性を有する材料で形成されており、ここでは、強化プラスチックで形成されている。
【0023】
仕切り板13には、仕切り板13で仕切られた環状空間15同士を連通するように孔14が穿設されている。請求項5に係る液体貯蔵タンク装置1の実施の形態では、この孔14は、隣り合う仕切り板13において、直径方向に対して反対の位置に穿設されている。ここでは、各仕切り板13に2つの孔14,14を穿設しているが、この孔14の数および大きさは、後記する加温媒体が所望の時間をかけて、隣の環状空間15に移動するように定められている。
【0024】
加温手段20は、内側タンク殻11と外側タンク殻12との間の空間に加温媒体を供給するものである。請求項2に係る液体貯蔵タンク装置1の実施の形態では、加温媒体として温風を供給する温風器21と、温風を液体貯蔵タンク10に供給する供給パイプ22と、液体貯蔵タンク10内を通過した温風を温風器21に回収する回収パイプ23とで構成されている。この温風器21は、この液体貯蔵タンク装置1に専用のものでなくても、約30℃の温風が供給可能であればよく、例えば、農業用灯油温風器を利用することができる。このように、既製品の利用が可能な構成にすれば、農業用灯油温風器を保有している酪農家は、液体貯蔵タンク装置1の設置費用を安く抑えることができる。ここでは、温風器21は、回収パイプ23から回収される温風の温度を検出する図示しない温度センサーを備え、回収される温風が20℃より低下すると、温風器21を可動して20℃の温風を供給するように設定したものである。
【0025】
以上のように構成された液体貯蔵タンク装置1において、温風器21から供給された温風は、供給パイプ22を通り、外側タンク殻12の一端部12aに設けられた供給口16から環状空間15aに供給される(図2参照)。環状空間15aに供給された温風は、環状空間15a内に存在している冷たい空気を、仕切り板13に設けられた孔14に押し出しながら、環状空間15aを満たしていく。そして、環状空間15aを満たした温かい空気は、次々に供給される温風に押し出されるように仕切り板13に設けられた孔14を通って、隣の環状空間15bに移動する。
【0026】
本発明では、温風が通過する空間を仕切り板13で複数の環状空間15に仕切る構成にしたので、液体貯蔵タンク10に供給された温風は、仕切り板13に遮られ、環状空間15ごとに所望の時間をかけて移動する。また、本発明では、温風が通過する孔14を隣り合う仕切り板13において直径方向に対して反対の位置に穿設する構成にしたので、仕切り板13に遮られた温風は、仕切り板13に対して左右に分かれ、内側タンク殻11の外周をそれぞれ半周ずつ一巡するように移動し、環状空間15のすみずみまで温風を行き届かせることができる。
【0027】
このように、温風は、いわゆる風上の環状空間15aから風下の環状空間15cに向けて、各環状空間15を温かい空気で満たしながら、隣の環状空間15に移動する。本発明では、内側タンク殻11の外周を温かい空気で覆うことにより、内側タンク殻11内に貯蔵される尿やスラリーなどの液状の家畜排せつ物を効率的に加温できる。ここでは、内側タンク殻11が保温性に優れる強化プラスチックで形成されているので、ひとたび内容物が温まれば、冷めにくい構成になっている。一方、内側タンク殻11を熱伝導率の高い材料、例えば、アルミニウム合金で形成してもよい。この場合には、内側タンク殻11の外周を覆う温かい空気で、すみやかに内容物を温めることができる。また、外側タンク殻12は、断熱性に優れる強化プラスチックで形成されているので、外気温度の影響を受けにくい構成になっている。
【0028】
環状空間15を通過した温風は、外側タンク殻12の他端部12bに設けられた排出口17から回収パイプ23を通り温風器21に戻る。この温風は、再び温風器21で加温されて、環状空間15に供給される。このように、温風を循環させることで、外気温度が低いときでも、効率良く加温媒体の空気を温めることができる。
【0029】
請求項3に係る液体貯蔵タンク装置1の実施の形態は、図3に示すように、環状空間15を通過した温風が内側タンク殻11内に供給されることを特徴とする。この場合、液体貯蔵タンク10は、いわゆる風下の環状空間15cから内側タンク殻11内に向けて曝気パイプ18を備えている。この曝気パイプ18は、尿やスラリーなどの液状の家畜排せつ物に効率的に空気を供給するために、内側タンク殻11内の底部に設置することが望ましい。ここでは、曝気パイプ18は、細かい気泡を尿やスラリーなどの液状の家畜排せつ物に供給することができる多孔質散気管である。このような構成にすれば、内側タンク殻11内に強制的に空気を供給できるので、発酵をつかさどる好気性微生物の活動環境を良好に維持することができる。さらに、温風を内側タンク殻11内に供給できるので、冷たい外気が内側タンク殻11内に供給されて内側タンク殻11内の温度が低下するといった問題を防ぐこともできる。なお、温風を内側タンク殻11内に供給する場合には、内側タンク殻11内に発生するガスを排気する排気口10dを設け、供給パイプ22の途中には送風器24を備えることが望ましい。この送風器24は、液体貯蔵タンク装置1に専用のものでなくてもよく、例えば、農業用ブロワーを利用することができる。このように、既製品の利用が可能な構成にすれば、農業用ブロワーを保有している酪農家は、液体貯蔵タンク装置1の設置費用を安く抑えることができる。
【0030】
請求項4に係る液体貯蔵タンク装置1の実施の形態は、図4に示すように、加温手段20を温水器25から供給される温水にすることを特徴とする。さらに、液体貯蔵タンク10も横置きに限られず、縦置きでもよい(図4参照)。この温水器25は、汎用性に優れた循環式温水ボイラや循環式太陽熱温水器を利用することができる。このように、既製品の利用が可能な構成にすれば、循環式温水ボイラや循環式太陽熱温水器を保有している酪農家は、液体貯蔵タンク装置1の設置費用を安く抑えることができる。なお、加温媒体として温水を利用する場合には、供給パイプ22の途中にポンプ26を備えることが望ましい。
【0031】
縦置きの液体貯蔵タンク10は、底面が地面に接して外気温度の影響を受けにくいために、底面を内側タンク殻11が地面と接する構造、いわゆる一重殻構造とすることができる。また、縦置きの場合には、加温手段20に応じて、液体貯蔵タンク10の供給口16と排出口17を相互に交換することが好ましい。すなわち、加温媒体が温風の場合には、温かい空気が上昇するために、液体貯蔵タンク10の下端部に供給口16を設け、この上端部に排出口17を設ける。一方、加温媒体が温水の場合には、水は上方から下方に流れるために、液体貯蔵タンク10の上端部に供給口16を設け、この下端部に排出口17を設けることが望ましい。このような構成にすることで、加温媒体が各環状空間15のすみずみまで行きと届き、内側タンク殻11内を均一に加温することができる。
【0032】
本発明は、以上説明したように構成したが、この構成に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内において、実施の形態を変形することが可能である。例えば、内側タンク殻11内に貯蔵する液体は、尿やスラリーなどの液状の家畜排せつ物に限られず、工場や病院などから排出される汚水にも適用することができる。さらには、飲料水に適用すれば、凍結防止の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の液体貯蔵タンク装置の一部を破断した状態の斜視図である。
【図2】本発明の液体貯蔵タンク装置における加温媒体の流れを示した斜視図である。
【図3】本発明の液体貯蔵タンク装置において、加温媒体である温風を内側タンク殻内に供給する実施形態の斜視図である。
【図4】本発明の液体貯蔵タンク装置の液体貯蔵タンクを縦置きにした実施形態の斜視図である。
【符号の説明】
【0034】
1 液体貯蔵タンク装置
10 液体貯蔵タンク
10a 注入口
10b 放出口
10c 換気口
10d 排気口
11 内側タンク殻
12 外側タンク殻
13 仕切り板
14 孔
15 環状空間
16 供給口
17 排出口
18 曝気パイプ
20 加温手段
21 温風器
22 供給パイプ
23 回収パイプ
24 送風器
25 温水器
26 ホンプ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体を貯蔵する液体貯蔵タンクにおいて、
内側タンク殻と外側タンク殻とからなる二重殻構造タンクと、
前記内側タンク殻と外側タンク殻との間の空間を環状に仕切る仕切り板と、
前記仕切られた空間同士を連通するように前記仕切り板に穿設された孔と、
前記内側タンク殻と外側タンク殻との間の空間に加温媒体を供給する加温手段とからなることを特徴とする液体貯蔵タンク装置。
【請求項2】
前記加温手段は、温風器から供給される温風であり、この温風が前記内側タンク殻と外側タンク殻との間の空間を循環するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の液体貯蔵タンク装置。
【請求項3】
請求項2に記載の加温手段を備えた液体貯蔵タンクにおいて、前記内側タンク殻と外側タンク殻との間の空間を通過した温風が、前記内側タンク殻内に供給されることを特徴とする請求項1に記載の液体貯蔵タンク装置。
【請求項4】
前記加温手段は、温水器から供給される温水であり、この温水が前記内側タンク殻と外側タンク殻との間の空間を循環するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の液体貯蔵タンク装置。
【請求項5】
前記仕切り板に穿設された孔は、隣り合う仕切り板において、直径方向に対して反対の位置に穿設されることを特徴とする請求項1に記載の液体貯蔵タンク装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−1621(P2006−1621A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−182138(P2004−182138)
【出願日】平成16年6月21日(2004.6.21)
【出願人】(598132026)関越技研株式会社 (4)
【Fターム(参考)】