説明

液剤用量を復元し投与するための、医療用装置、および、この医療用装置とともに使用するための流れ制御デバイスを含む一回使い切りキット

【課題】液剤用量の復元・投与用の、医療用装置、および、この医療用装置とともに使用する流れ制御デバイスを含む一回使い切りキットの提供。
【解決手段】医療用装置は、流れ制御デバイス、注射器、1つ以上のバイアルを有する一回使い切りキットとともに使用される。流れ制御デバイスは、入口ポートを有するコア部材と、コア部材に回転自在に取り付けられ、バイアルを取り付ける少なくとも1つのバイアルポートおよび出口ポートを有する流れ制御部材とを備える。流れ制御デバイスは、コア部材に対する流れ制御部材の2つ以上の所定の流れ制御位置の各流れ制御位置で、入口ポートが1つのポートと流れ連通する。医療用装置は、注射器を水平支持する注射器支持体と、流れ制御デバイスを水平支持する流れ制御デバイス支持体とを有するハウジングを備える。医療用装置は、手動作動式または自動作動式のいずれかである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液剤の復元および投与に関する。
【背景技術】
【0002】
本願出願人の米国特許第6,238,372号の図11ないし図15には、液剤の復元および投与を行うためのミックスジェクト(MIXJECT)の登録商標で商業的に入手可能な流体制御デバイスが示されており且つ説明されている。流体制御デバイスは、予備充填した注射器および一つの薬剤収容バイアルを用いて復元を便利に行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許第6,238,372号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特定の投薬手順は、一つの薬剤収容バイアルに収容されているよりも大量の薬剤を必要とし、そのため、時間が掛かり、かつ、煩雑な、2つまたはそれ以上の薬剤収容バイアルの順次復元(serial reconstitution) を必要とする。このような順次復元は、代表的には、殺菌の目的で針を少なくとも一回交換する必要があり、そのため、用量を投与する前の復元が更に複雑になる。幾つかの投与手順は、希釈剤の容積が、予備充填された注射器に収容できる容積よりも大きいことを必要とする。このことは、特に、2つまたはそれ以上のバイアルを順次復元する場合にいえる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、液剤の用量を復元し、これを投与するための、流れ制御デバイスと、注射器と、1つまたはそれ以上のバイアルとを含む一回使い切りキットとともに使用するための医療用装置に関する。キットは、対象者に投与されるべき薬剤の所期の量で決まる1つまたはそれ以上のバイアルを含む。幾つかのキットは、復元の目的で希釈剤が予備充填された注射器を含む。他のキットは、復元を行う目的で、特に、1つの予備充填された注射器内に収容可能な容積よりも大きな容積の希釈剤が必要とされる場合に、希釈剤を収容したバイアルを含む。薬剤を収容したバイアルは、同じ薬剤を収容していてもよいし、異なる薬剤を収容していてもよい。本発明は、自己投与を行うための家庭での使用者、外来診療所や医療部門等での職業的使用者等に適している。
【0006】
流れ制御デバイスは、入口ポートを有するコア部材と、コア部材に回転自在に取り付けられた流れ制御部材とを含む。流れ制御部材は、バイアルを取り付けるための少なくとも1つのバイアルポートと、出口ポートとを有する。流れ制御デバイスは、コア部材に対する流れ制御部材の一連の少なくとも2つの所定の流れ制御位置のうちの各々の流れ制御位置において、入り口ポートが、少なくとも1つのバイアルポートと、出口ポートと、のうちの1つのポートと流れ連通するように設計されている。1つまたはそれ以上の奇数のバイアルとともに使用するようになっている流れ制御デバイスは、1つの種類のコア部材を使用し、2つまたはそれ以上の偶数のバイアルとともに使用するようになっている流れ制御デバイスは、別の種類のコア部材を使用する。どちらの種類も、好ましくは、半径方向上方に差し向けられた吸引内腔と、半径方向下方に差し向けられた、長さ方向水平軸線に対して、上方の吸引内腔とは反対側の注入内腔とを含む。偶数のバイアルとともに使用するようになっている流れ制御デバイスでは、半径方向下方に差し向けられた注入内腔が、半径方向上方に差し向けられた吸引内腔の真反対に設けられているのに対し、奇数のバイアルとともに使用するようになっている流れ制御デバイスでは、半径方向下方に差し向けられた注入内腔が、半径方向上方に差し向けられた吸引内腔に対して、反対にならないように角度をなしている点が異なる。
【0007】
医療用装置は、注射器を水平に支持するための注射器支持体と、流れ制御デバイスを水平に支持するための流れ制御デバイス支持体とを有するハウジングを含む。医療用装置は、手動作動式または自動作動式のいずれかであるように設計できる。自動作動式の場合には、医療用装置は、さらに、モータ作動式注射器駆動ユニットと、モータ作動式流れ制御デバイス駆動ユニットと、これらのモータ作動式駆動ユニットを制御するために予備プログラムされた、あるいは、プログラム可能な、制御装置とを含む。予備プログラムされた制御装置は、空の、または、予備充填された注射器、バイアルの数および容量、バイアル内への、または、バイアルからの、注入速度および吸引速度等に関して、予備設定された液剤復元プログラムに従って液剤を復元するようになっている。これに加えて、または、代えて、予備プログラムされた制御装置は、投与速度および投与時間を決定する、予備設定された液剤投与手順に従って、液剤用量を投与するようになっている。予備プログラムされた制御装置には、1つまたはそれ以上の液剤復元プログラムと、1つまたはそれ以上の液剤投与手順とが記憶されていてもよい。プログラム可能な制御装置によれば、液剤復元プログラムおよび/または液剤投与手順を手動で入力できる。
【0008】
本発明およびその実施方法を理解するため、次に、同様の部分に同様の参照番号を付した添付図面を参照して、本発明の好ましい実施例を単なる非限定的例として説明する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】液剤用量の復元および投与を行うための、予備プログラムされた制御装置を含む医療用装置を前方から見た斜視図およびブロック図を組み合わせた図である。
【図2】液剤用量の復元および投与を行うための、プログラム可能な制御装置を含む医療用装置を前方から見た斜視図およびブロック図を組み合わせた図である。
【図3】コア部材、流れ制御部材および端プラグを有する、分解斜視図で示された3バイアルポート流れ制御デバイスと、注射器と、3つのバイアルアダプタと、3つのバイアルと、投与ラインとを含む一回使い切り3バイアルキットを示す図である。
【図4】図1または図2のいずれかの医療用装置にいつでも取り付けられる、図3のキットを組み立てた状態を示す図である。
【図5】図3の流れ制御デバイスの拡大図である。
【図6】図3の流れ制御デバイスを前方から見た分解斜視図である。
【図7】バイアルポートに接続されたバイアルに液体内容物を注入するための、図5のB−B線に沿った図3の流れ制御デバイスの縦断面図である。
【図8】図3の流れ制御デバイスを後方から見た斜視図である。
【図9A】第1バイアルポートに接続されたバイアルに液体内容物を注入するための第1流れ制御位置にある、図5のA−A線に沿った図3の流れ制御デバイスの横断面図である。
【図9B】第1バイアルポートに接続されたバイアルから液体内容物を吸引するための第2流れ制御位置にある、図5のA−A線に沿った図3の流れ制御デバイスの横断面図である。
【図9C】第2バイアルポートに接続されたバイアルに液体内容物を注入するための第3流れ制御位置にある、図5のA−A線に沿った図3の流れ制御デバイスの横断面図である。
【図9D】第2バイアルポートに接続されたバイアルから液体内容物を吸引するための第4流れ制御位置にある、図5のA−A線に沿った図3の流れ制御デバイスの横断面図である。
【図9E】第3バイアルポートに接続されたバイアルに液体内容物を注入するための第5流れ制御位置にある、図5のA−A線に沿った図3の流れ制御デバイスの横断面図である。
【図9F】第3バイアルポートに接続されたバイアルから液体内容物を吸引するための第6流れ制御位置にある、図5のA−A線に沿った図3の流れ制御デバイスの、横断面図である。
【図9G】用量を投与するための第7流れ制御位置にある、図5のA−A線に沿った図3の流れ制御デバイスの横断面図である。
【図10A】バイアルポートに接続されたバイアルに液体内容物を注入するための、図5のB−B線に沿った図3の流れ制御デバイスの横断面図である。
【図10B】バイアルポートに接続されたバイアルから液体内容物を吸引するための、図5のB−B線に沿った図3の流れ制御デバイスの横断面図である。
【図10C】用量を投与するための、図5のB−B線に沿った図3の流れ制御デバイスの横断面図である。
【図11】注射器のプランジャーがその最後位置にある組み立て済の3バイアルキットを有する図1の医療用装置を前方から見た斜視図である。
【図12】注射器のプランジャーがその最前位置にある組み立て済の3バイアルキットを有する図1の医療用装置を後方から見た斜視図である。
【図13】コア部材、流れ制御部材および端プラグを有する、分解斜視図で示された4バイアルポート流れ制御デバイスと、注射器と、4つのバイアルアダプタと、4つのバイアルと、投与ラインとを含む一回使い切り4バイアルキットを示す図である。
【図14】図13の流れ制御デバイスを後方から見た分解斜視図である。
【図15】図1および図2の医療用装置のいずれかにいつでも取り付けられる、図13のキットの組み立てた状態を示す斜視図である。
【図16A】第1バイアルポートに接続されたバイアルに液体内容物を注入するための第1流れ制御位置にある、図13の流れ制御デバイスの図15のC−C線に沿った横断面図である。
【図16B】第1バイアルポートに接続されたバイアルから液体内容物を吸引するための第2流れ制御位置にある、図13の流れ制御デバイスの図15のC−C線に沿った横断面図である。
【図16C】第2バイアルポートに接続されたバイアルに液体内容物を注入するための第3流れ制御位置にある、図13の流れ制御デバイスの図15のC−C線に沿った横断面図である。
【図16D】第2バイアルポートに接続されたバイアルから液体内容物を吸引するための第4流れ制御位置にある、図13の流れ制御デバイスの図15のC−C線に沿った横断面図である。
【図16E】第3バイアルポートに接続されたバイアルに液体内容物を注入するための第5流れ制御位置にある、図13の流れ制御デバイスの図15のC−C線に沿った横断面図である。
【図16F】第3バイアルポートに接続されたバイアルから液体内容物を吸引するための第6流れ制御位置にある、図13の流れ制御デバイスの図15のC−C線に沿った横断面である。
【図16G】第4バイアルポートに接続されたバイアルに液体内容物を注入するための第7流れ制御位置にある、図13の流れ制御デバイスの図15のC−C線に沿った横断面図である。
【図16H】第4バイアルポートに接続されたバイアルに液体内容物を吸引するための第8流れ制御位置にある、図13の流れ制御デバイスの図15のC−C線に沿った横断面図である。
【図16I】用量を投与するための第9流れ制御位置にある、図13の流れ制御デバイスの図15のC−C線に沿った横断面図である。
【図17】注射器のプランジャーがその最後位置にある組み立て済の4バイアルキットを有する図1の医療用装置を前方から見た斜視図である。
【図18】注射器のプランジャーがその最前位置にある組み立て済の4バイアルキットを有する図1の医療用装置を後方から見た斜視図である。
【図19】単バイアルポート流れ制御デバイス、注射器、バイアルアダプタ、バイアル、および投与ラインを含む、一回使い切り単バイアルキットの組み立てた状態を示す図である。
【図20】6バイアルポート流れ制御デバイス、注射器、6個のバイアルアダプタ、6個のバイアル、および、投与ラインを含む、一回使い切り6バイアルキットの組み立てた状態を示す図である。
【図21】液剤用量の復元および投与を行うための手動式医療用装置を正面から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1および図2は、流れ制御デバイス(FCD)、注射器、複数のバイアルアダプタ、および、複数のバイアルを含むキットとともに使用するための、バッテリー作動式またはコンセントに接続して使用する種類の、液剤用量を復元し投与するための医療用装置10を示す。医療用装置10は、注射器を水平に支持するための注射器支持体12と、流れ制御デバイスを水平に支持するための流れ制御デバイス支持体13と、を有するハウジング11を含む。注射器支持体12は、注射器バレルの後端を支持するための、頂部が開放したスロット12Aを含む。流れ制御デバイス支持体13は、流れ制御デバイスの先端を支持するための、頂部が開放したスロット14Aを有する前端スタンド14と、流れ制御デバイスの基端を支持するための、頂部が開放したスロット16A,17Aを有する後端スタンド16,17と、を含む。スタンド16,17は、それらの間で、駆動はめ歯歯車18を回転自在に支持する。
【0011】
医療用装置10は、オン/オフスイッチ21を有し、制御装置22Aまたは制御装置22Bの制御下にある。制御装置22は、3つの押しボタンが設けられた制御パネル23を有する。これらの3つの押しボタンは、復元プログラムを開始するための「復元」、投与ラインから空気をパージするための「パージ」、および、投与手順を開始するための「投与」のボタンである。図1は、予備設定された、1つまたはそれ以上の液剤復元プログラム24と、予備設定された、1つまたはそれ以上の液剤投与手順26と、が予めプログラムされた制御装置22Aを有する医療用装置10を示す。図2は、液剤復元プログラム27および/または液剤投与手順28を手動で入力できるプログラム可能な制御装置22Bを有する医療用装置10を示す。別の態様では、制御パネル23は上述の機能を備えたタッチスクリーンであってもよい。
【0012】
ハウジング11は、プランジャーヘッド駆動部材32を往復動するための、制御装置22によって制御される注射器駆動ユニット31を含む。プランジャーヘッド駆動部材32は、液体内容物をバイアルに注入するため、および、投与を行う目的のため、前方に移動され、液体内容物をバイアルから吸引するため、後方に移動される。医療用装置10は、様々な容積の希釈剤を収容し、それ故に、バレルに対するプランジャーの初期位置が様々となる注射器と共に、医療用装置10を使用できるようにするため、プランジャーヘッド駆動部材32の位置を決定するための注射器リニアエンコーダを含む。制御装置22は、注射器のプランジャーのバレルに対する位置を測定するための注射器リニアエンコーダをリセットするために、注射器リニアエンコーダのリセット手順を実行する。これは、アッセンブリの許容差、構成要素の許容差等を補償するために行われる。注射器リニアエンコーダは、注射器のプランジャーの先端が、その端壁の内面に当接したとき、ゼロに設定される。
【0013】
ハウジング11は、復元および投与の目的で流れ制御デバイスを一連の所定の流れ制御位置に配置するために、はめ歯歯車18を回転させるための制御装置22によって制御されるFCD駆動ユニット33を含む。
【0014】
医療用装置10には、好ましくは、カバーが完全に閉まっていない場合に作動を防止するためのカバー安全機構が設けられる。
【0015】
図3および図4は、流れ制御デバイス(FCD)101と、希釈剤が入った注射器40と、3つのバイアルアダプタ50と、3つのバイアル60A,60B,60Cと、投与ライン70、例えば、IVセットとを含む3バイアルキット100を示す。注射器40は、注射器バレル41、プランジャーヘッド43と、注射器バレル41をシールするためのエラストマー製のプランジャー先端44と、を有するプランジャー42、および、雄コネクタ46を含む。雄コネクタ46は、好ましくは、雄ルアーロックコネクタの形態である。3つのバイアルアダプタ50は、例えば、イスラエル国ラーナナのメディモップ・メディカル・プロジェクト社から商業的に入手できる、コネクタ51を有する従来のバレルアダプタである。コネクタ51は、図示されるような雌ルアーコネクタ、雄ルアーコネクタ等であってもよい。別の態様では、流れ制御部材101は、バイアルをスナップ嵌めによって受け入れするためのバイアルアダプタ50と一体に形成されていてもよい。これにより、バイアルアダプタを流れ制御デバイスに取り付ける必要がなくなり、キット100の組み立てが容易になる。
【0016】
3バイアルキット100は、希釈剤が予備充填された注射器40と、薬剤を収容した三つのバイアル60A,60B,60Cとを含む。別の態様では、3バイアルキット100は、空の注射器と、希釈剤を収容した一つのバイアルと、薬剤を収容した2つのバイアルとを含んでいてもよい。前者の場合には、各バイアルでは、注入が行われ、それに続いて液体内容物の吸引が行われる。従って、バイアルポートへのバイアルの取り付け順序は問題とならない。これに対し、後者の場合には、希釈剤を収容したバイアルでは、残りの複数のバイアルの順次復元の開始時に、吸引が必ず行われる。
【0017】
図5ないし図8は、長さ方向水平軸線102と、基端103と、先端104と、円筒形の周面106とを有する流れ制御デバイス101を示す。基端103は、注射器の雄コネクタ46と密封状態で係合する雌コネクタ108を有する入口ポート107を含む。雌コネクタ108は、好ましくは、注射器の雄ルアーコネクタ46と螺合する雌ルアーコネクタの形態である。先端104は、例えば、IVセット等に流体連結するためのコネクタ111を有する出口ポート109を含む。コネクタ111は、図示の雄ルアーコネクタ、雌コネクタ等であってもよい。周面106には、入口ポート107と出口ポート109との間の中間に、周方向に等間隔で設けられた一組のバイアルポート112,113,114が設けられている。バイアルポート112,113,114の組は、長さに沿った同じ場所に設けられている。
【0018】
流れ制御デバイス101は、長さ方向軸線102と同軸の定置のコア部材116と、このコア部材116に回転自在に取り付けられ、コネクタ111を有する端プラグ118が装着される、略チューブ状の流れ制御部材117とを含む。コア部材116は、入口ポート107を含む。入口ポート107は、コア部材116をハウジング11に対して所定の固定された向きで取り付けるために、スロット17Aに滑り込ませて挿入するためのヘッド119を有する。コア部材116は、3つのバイアルポート112,113,114を僅かに越える位置まで延びた先端121を有する。先端121には、流れ制御部材117をコア部材116にスナップ嵌め取り付けするための環状溝122が設けられている。コア部材116は、端プラグ118によってシールされたキャビティ123を境界付ける。コア部材116は、入口ポート107と流れ連通した長さ方向のめくら内腔124を含む。めくら内腔124は、流れ連通したバイアル内への液体内容物の注入を容易にする、半径方向下方に差し向けられた注入内腔126を含む。めくら内腔124は、流れ連通したバイアル内の液体内容物を完全に吸引するのを容易にする、反対側で半径方向上方に差し向けられた吸引内腔127を含む。
【0019】
流れ制御部材117は、円筒形周面106と、環状溝122にスナップ嵌め挿入するための環状フランジ129が長さの中間に形成された円筒形内面128とを有する。周面106の基端103側には、駆動はめ歯歯車18と係合するための被駆動はめ歯歯車131が形成されている。これによって、流れ制御部材117をコア部材116に対して回転できる。バイアルポート112,113,114は、コア部材116に対する流れ制御部材117の特定の流れ制御位置で注入内腔126および吸引内腔127と整合するために、周面106に沿って配置されている。内面128には、コア部材116に対する流れ制御部材117の特定の流れ制御位置で吸引内腔127と整合するために長さ方向に差し向けられた投与流れ流路132が、バイアルポート112とバイアルポート114との間に形成されている。投与流れ流路132は、内面128に沿って先端104まで延びている。
【0020】
流れ制御デバイス101は、図9Aないし図9G、および、図10Aないし図10Cを参照して以下に説明するように、7つの流れ制御位置(FCP)を有する。
【0021】
FCP10は、図9Aおよび図10Aに示すように、バイアルポート112に接続されたバイアル60に液体内容物を注入するために、バイアルポート112と注入内腔126とが整合した位置を示す。
【0022】
FCP11は、図9Bおよび図10Bに示すように、バイアルポート112に接続されたバイアル60から液体内容物を吸引するために、バイアルポート112と吸引内腔127とが整合した位置を示す。
【0023】
FCP12は、図9Cおよび図10Aに示すように、バイアルポート113に接続されたバイアル60に液体内容物を注入するために、バイアルポート113と注入内腔126とが整合した位置を示す。
【0024】
FCP13は、図9Dおよび図10Bに示すように、バイアルポート113に接続されたバイアル60から液体内容物を吸引するために、バイアルポート113と吸引内腔127とが整合した位置を示す。
【0025】
FCP14は、図9Eおよび図10Aに示すように、バイアルポート114に接続されたバイアル60に液体内容物を注入するために、バイアルポート114と注入内腔126とが整合した位置を示す。
【0026】
FCP15は、図9Fおよび図10Bに示すように、バイアルポート114に接続されたバイアル60から液体内容物を吸引するために、バイアルポート114と吸引内腔127とが整合した位置を示す。
【0027】
FCP16は、図9Gおよび図10Cに示すように、用量を投与するために液体内容物を出口ポート109に注入するために、投与流れ流路132と吸引内腔127とが整合した位置を示す。
【0028】
図11および図12は、液体内容物を吸引するためにプランジャー42をその最後位置まで一杯に引き出すためと、液体内容物を注入するためにプランジャー42をその最前位置まで一杯に押すためと、のプランジャーヘッド駆動部材32の2つの作動位置を示す。
【0029】
予めプログラムされた制御装置22Aと、予備充填した注射器40および3つの薬剤収容バイアル60A,60B,60Cを有する3バイアルキット100と、を含む医療用装置10の作動には、以下に列挙する工程が含まれる。
【0030】
工程1:バイアルポート112との流れ接続を設定するために、キット100が、その流れ制御デバイス101が第1流れ制御位置FCP10にある状態で提供される。
工程2:使用者が、バイアル60A〜60Cをバイアルアダプタ50に取り付ける。
工程3:使用者が、バイアル60A〜60Cをバイアルポート112,113,114にそれぞれ取り付ける。
工程4:使用者が、注射器40を流れ制御デバイス101に取り付ける。
工程5:使用者が、そのプランジャーヘッド駆動部材32がその最後位置に位置するように、医療用装置10を配置し、組み立てた3バイアルキット100を医療用装置10に取り付ける。
工程6:使用者が、「復元」押しボタンを押す。
工程7:医療用装置10が、プランジャー42を一杯に押し、希釈剤をバイアル60Aに注入する。
工程8:粉体内容物を復元するためにバイアル60Aを攪拌するため、医療用装置10が、流れ制御部材117を前後に往復動させる。
工程9:医療用装置10が、流れ制御部材117を回転させ、バイアル60Aからいつでも吸引を行うことができる第2流れ制御位置FCP11に流れ制御デバイス101を配置する。
工程10:医療用装置10が、プランジャー42を引き出し、バイアル60Aから液剤内容物を注射器40に吸引する。
工程11:医療用装置10が、流れ制御部材117を回転させ、液剤内容物をいつでもバイアル60Bに注入できる第3流れ制御位置FCP12に流れ制御デバイス101を配置する。
工程12:医療用装置10が、プランジャー42を一杯に押し、液剤内容物をバイアル60Bに注入する。
工程13:粉体内容物を復元するためにバイアル60Bを攪拌するため、医療用装置10が、流れ制御部材117を前後に往復動させる。
工程14:医療用装置10が、流れ制御部材117を回転させ、バイアル60Bからいつでも吸引を行うことができる第4流れ制御位置FCP13に流れ制御デバイス101を配置する。
工程15:医療用装置10が、プランジャー42を引き出し、バイアル60Bの液剤内容物を注射器40に吸引する。
工程16:医療用装置10が、流れ制御部材117を回転させ、液剤内容物をいつでもバイアル60Cに注入できる第5流れ制御位置FCP14に流れ制御デバイス101を配置する。
工程17:医療用装置10が、プランジャー42を一杯に押し、液剤内容物をバイアル60Cに注入する。
工程18:粉体内容物を復元するためにバイアル60Cを攪拌するため、医療用装置10が、流れ制御部材117を前後に往復動させる。
工程19:医療用装置10が、流れ制御部材117を回転させ、バイアル60Cからいつでも吸引を行うことができる第6流れ制御位置FCP15に流れ制御デバイス101を配置する。
工程20:医療用装置10が、プランジャー42を引き出し、バイアル60Cの液剤内容物を注射器40に吸引する。
工程21:医療用装置10が、流れ制御部材117を回転させ、いつでも用量を投与できる第7流れ制御位置FCP16に流れ制御デバイス101を配置する。
工程22:使用者が、投与ライン70を出口ポート109に取り付ける。
工程23:使用者が、「パージ」押しボタンを押す。
工程24:医療用装置10が、プランジャー42を押し、投与ライン70から空気をパージする。
工程25:使用者が、投与ライン70を、投与デバイス、例えば、針等を介して患者の静脈に取り付ける。
工程26:使用者が、「投与」押しボタンを押し、患者への用量の投与を開始する。
工程27:医療用装置10が、プランジャー42を一杯に押し、用量の投与を行う。
【0031】
図13ないし図15は、4バイアル流れ制御デバイス201、注射器40、4つのバイアルアダプタ50、および、4つのバイアル60D,60E,60F,60Gを含む4バイアルキット200を示す。流れ制御デバイス201は、流れ制御デバイス101と同様の構造を有し、長さ方向水平軸線202、基端203、先端204、および、円筒形の周面206を含む。基端203は、注射器のコネクタ46に螺着するためのコネクタ208が設けられた入口ポート207を含む。先端204は、流体接続するためのコネクタ211、例えば、IVセット等が設けられた出口ポート209を含む。流れ制御デバイス201は、定置のコア部材212と、コア部材212に回転自在に取り付けられるとともに、雄ルアーロックコネクタ211を含む端プラグ214が装着される、略チューブ状の流れ制御部材213と、を含む。
【0032】
コア部材212は、長さ方向めくら内腔216を含む。めくら内腔216には、流れ連通したバイアル内への液体内容物の注入を容易にするために、半径方向下方に差し向けられた注入内腔216と、流れ連通したバイアルの液体内容物の完全な吸引を容易にするために、半径方向上方に差し向けられた吸引内腔217と、が設けられている。流れ制御部材213は、コア部材212に対する流れ制御部材213の特定の複数の流れ制御位置で注入内腔216および吸引内腔217と流れ連通するための、等間隔で設けられたバイアルポート218,219,221,222を含む。注入内腔216および吸引内腔217は、入口ポート207が2つのバイアルポートと同時に流れ連通することがないようにするため、直径方向反対側には設けられていない。流れ制御部材213は、投与流れ流路132と同様の投与流れ流路223を含む。投与流れ流路223は、バイアルポート218とバイアルポート222との間に配置される。
【0033】
流れ制御デバイス201は、次に示す9つの流れ制御位置(FCP)を有する。
【0034】
FCP20は、図16Aに示すように、バイアルポート218に接続されたバイアル60に液体内容物を注入するために、バイアルポート218と注入内腔216とが整合した位置を示す。
【0035】
FCP21は、図16Bに示すように、バイアルポート218に接続されたバイアル60から液体内容物を吸引するために、バイアルポート218と吸引内腔217とが整合した位置を示す。
【0036】
FCP22は、図16Cに示すように、バイアルポート219に接続されたバイアル60に液体内容物を注入するために、バイアルポート219と注入内腔216とが整合した位置を示す。
【0037】
FCP23は、図16Dに示すように、バイアルポート219に接続されたバイアル60から液体内容物を吸引するために、バイアルポート219と吸引内腔217とが整合した位置を示す。
【0038】
FCP24は、図16Eに示すように、バイアルポート221に接続されたバイアル60に液体内容物を注入するために、バイアルポート221と注入内腔216とが整合した位置を示す。
【0039】
FCP25は、図16Fに示すように、バイアルポート221に接続されたバイアル60から液体内容物を吸引するために、バイアルポート221と吸引内腔217とが整合した位置を示す。
【0040】
FCP26は、図16Gに示すように、バイアルポート222に接続されたバイアル60に液体内容物を注入するために、バイアルポート222と注入内腔216とが整合した位置を示す。
【0041】
FCP27は、図16Hに示すように、バイアルポート222に接続されたバイアル60から液体内容物を吸引するために、バイアルポート222と吸引内腔217とが整合した位置を示す。
【0042】
FCP28は、図16Iに示すように、用量を投与するために液体内容物を出口ポート209に注入するために、投与流れ流路223と吸引内腔217とが整合した位置を示す。
【0043】
図17および図18は、液体内容物を注入するためにプランジャー42をその最前位置まで一杯に押すためと、液体内容物を吸引するためにプランジャー42をその最後位置まで一杯に引き出すためと、のプランジャーヘッド駆動部材32の2つの作動位置を示す。
【0044】
プログラム可能な制御装置22Bと、流れ制御デバイス201、空の注射器40、4つのバイアルアダプタ50、希釈剤を収容したバイアル60D、および、3つの薬剤収容バイアル60E,60F,60Gを有する4バイアルキット200と、を含む医療用装置10の作動は、予めプログラムされた制御装置22Aおよび3バイアルキット100を含む医療用装置10の上述の作動と同様である。主な相違点は以下の通りである。
【0045】
1.キット200は、第1バイアルポート218と流れ連通した、バイアル内容物の吸引をいつでも行うことができるFCP21に流れ制御デバイス201がある状態で提供される。
2.使用者は、バイアル60Dの希釈剤容積をプログラムする必要がある。
3.使用者は、投与手順をプログラムする必要がある。
4.使用者は、残りのバイアル60E,60F,60Gの残りの薬剤内容物を順次復元する前にバイアル60Dの希釈剤内容物を最初に吸引するために、バイアル60Dを第1バイアルポート218に取り付ける必要がある。
【0046】
図19および図20は、単バイアルポート流れ制御デバイス301および6バイアルポート流れ制御デバイス401をそれぞれ含む一回使い切りキット300,400を組み立てた状態の2つの図である。流れ制御デバイス301,401の構造および作動は、流れ制御デバイス101,201と同様であり、これらのデバイスのそれぞれのバイアルポートの数に適切に適合される。流体制御デバイス401は、周方向に等間隔に間隔が隔てられた3つのバイアルポートを、デバイスの長さに沿って二組含む。
【0047】
図21は、手動で作動するようになっている3バイアルキット100を含む医療用装置10を示す。医療用装置10は、注射器を水平に支持するための注射器支持体12と、流れ制御デバイスを水平に支持するための流れ制御デバイス支持体13と、を有するハウジング11を含む。
【0048】
限られた数の実施例に関して本発明を説明したが、添付の特許請求の範囲の範疇で、本発明の多くの変形、変更および他の応用を行うことができるということは理解されよう。
【符号の説明】
【0049】
10…医療用装置
11…ハウジング
12…注射器支持体
12A,14A,16A,17A…スロット
13…制御デバイス支持体
14…前端スタンド
16,17…スタンド
18…駆動はめ歯歯車
21…オン/オフスイッチ
22,22A,22B…制御装置
23…制御パネル
24…液剤復元プログラム
26…液剤投与手順
27…液剤復元プログラム
28…液剤投与手順
31…注射器駆動ユニット
32…プランジャーヘッド駆動部材
33…FCD駆動ユニット
40…注射器
41…注射器バレル
42…プランジャー
43…プランジャーヘッド
44…プランジャー先端
46…雄ルアーコネクタ
50…バイアルアダプタ
51…コネクタ
60,60A,60B,60C,60D,60E…収容バイアル
70…投与ライン
100…キット
101…流れ制御デバイス
102…長さ方向水平軸線
103…基端
104…先端
106…周面
107…入口ポート
108…雌コネクタ
109…出口ポート
111…コネクタ
112,113,114…バイアルポート
116…コア部材
117…流れ制御部材
118…端プラグ
119…ヘッド
121…先端
122…環状溝
123…キャビティ
124…めくら内腔
126…注入内腔
127…吸引内腔
128…内面
129…環状フランジ
131…駆動はめ歯歯車
132…投与流れ流路
201…流れ制御デバイス
202…長さ方向水平軸線
203…基端
204…先端
206…周面
207…入口ポート
208…コネクタ
209…出口ポート
211…コネクタ
211…雄ルアーロックコネクタ
212…コア部材
213…流れ制御部材
214…端プラグ
216…注入内腔
217…吸引内腔
218,219,221,222…バイアルポート
223…投与流れ流路
300…キット
301…流れ制御デバイス
401…流体制御デバイス(流れ制御デバイス)
FCP10〜FCP16,FCP20〜FCP28…制御位置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液剤用量を復元し、投与するための、近位プランジャーヘッドを有する往復動プランジャーを備えた注射器、および、少なくとも1つのバイアルとともに使用するための、長さ方向水平軸線を有する流れ制御デバイスであって、
前記流れ制御デバイスは、
(a)前記長さ方向軸線と同軸の、定置のコア部材であって、前記注射器との流体接続をシールするための入口ポートと、半径方向に差し向けられ、前記長さ方向軸線に対して垂直な、前記入口ポートと流れ連通した一対の内腔と、を有する定置のコア部材を備え、
前記半径方向に差し向けられた一対の内腔は、流れ連通したバイアル内に液体内容物を注入するために、半径方向下方に差し向けられた注入内腔と、流れ連通したバイアルから液体内容物を吸引するために、半径方向上方に差し向けられた吸引内腔と、を有し、
前記流れ制御デバイスは、
(b)前記コア部材に回転自在に取り付けられた、外側のチューブ状の流れ制御部材であって、バイアルを密封態様で取り付けるための、周囲に配置された少なくとも一つのバイアルポートと、前記液剤用量を投与するための、出口ポートと流れ連通した投与流れ流路と、を有する、外側のチューブ状の流れ制御部材を備え、
前記流れ制御デバイスは、
前記コア部材に対する前記流れ制御部材の少なくとも二つの所定の流れ制御位置のうちの、各々の流れ制御位置において、前記入口ポートが、前記少なくとも1つのバイアルポートおよび前記出口ポートのうちの1つのポートと流れ連通するように作動し、
前記少なくとも二つの所定の流れ制御位置は、
液剤復元プログラムに従って液剤用量の初期復元を可能にするために、前記注射器と前記少なくとも1つのバイアルのうちの各々のバイアルとの間に液剤復元流路を形成するための位置と、
液剤用量を液剤投与手順に従って投与するために、前記注射器と前記液剤用量を投与するための前記出口ポートとの間に液剤投与流路を形成するための位置と
である
流れ制御デバイス。
【請求項2】
請求項1に記載のデバイスであって、
前記流れ制御部材は、前記コア部材に対して前記流れ制御部材を回転させるための被駆動はめ歯歯車を備えた
デバイス。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のデバイスであって、
前記少なくとも1つのバイアルポートのうちの各々のバイアルポートは、バイアルをスナップ嵌めで受け入れするためのバイアルアダプタと一体に形成された
デバイス。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のデバイスであって、
前記流れ制御部材は、該流れ制御部材の長さに沿った同じ場所に配置され、周囲に位置決めされた、一組の少なくとも2つのバイアルポートを備えた
デバイス。
【請求項5】
液剤用量を復元し投与するためのキットであって、
請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の流れ制御デバイスと、
注射器と、
少なくとも1つのバイアルと
を備えたキット。
【請求項6】
液剤用量を復元し投与するための医療用装置であって、
請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の流れ制御デバイスと、
基端プランジャーヘッドを有する往復動プランジャーを備えた注射器と、
少なくとも1つのバイアルと
ともに使用するようになっており、
注射器を水平に支持するための注射器支持体と、流れ制御デバイスを水平に支持するための流れ制御デバイス支持体と、を有するハウジングを備えた
医療用装置。
【請求項7】
請求項6に記載の医療用装置であって、
i)前記プランジャーを前記流れ制御デバイスに対して往復動させるために、プランジャーヘッドと係合したプランジャーヘッド駆動部材を選択的に往復動させるためのモータ作動式注射器駆動ユニットと、
ii)、前記流れ制御部材を、前記コア部材に対して、一連の複数の所定の流れ制御位置まで、選択的に回転させるためのモータ作動式流れ制御デバイス駆動ユニットと
の作動を制御する制御装置をさらに備え、
前記一連の複数の所定の流れ制御位置は、
液剤復元プログラムに従って前記液剤用量の初期復元を可能にするために、前記注射器と前記少なくとも一つのバイアルのうちの各々のバイアルとの間に液剤復元流路を形成するための位置と、
液剤投与手順に従って前記液剤用量を投与するために、前記注射器と前記出口ポートとの間に液剤投与流路を形成する位置と
である
医療用装置。
【請求項8】
請求項7に記載の医療用装置であって、
前記制御装置は、バイアルの粉体内容物を復元するために該バイアルを攪拌するため、前記流れ制御部材を前記コア部材に対して前後に往復動させる
医療用装置。
【請求項9】
請求項7に記載の医療用装置であって、
前記制御装置は、前記液剤復元プログラムを手作業で入力できるようにプログラム可能である
医療用装置。
【請求項10】
請求項7に記載の医療用装置であって、
前記制御装置は、前記液剤投与手順を手作業で入力できるようにプログラム可能である
医療用装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図9D】
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【図9E】
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【図9F】
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【図9G】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16A】
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【図16B】
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【図16C】
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【図16D】
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【図16E】
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【図16F】
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【図16G】
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【図16H】
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【図16I】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公表番号】特表2013−515553(P2013−515553A)
【公表日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−545521(P2012−545521)
【出願日】平成22年12月22日(2010.12.22)
【国際出願番号】PCT/IL2010/001077
【国際公開番号】WO2011/077434
【国際公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【出願人】(506361719)メディモップ・メディカル・プロジェクツ・リミテッド (16)
【Fターム(参考)】