説明

混合物および化粧品

【課題】安定性が高く、使用の際、べたつき感がなく、乾燥後もしっとり感、すべすべ感が持続し、さらに艶やかさを付与した混合物および化粧品を提供すること。
【解決手段】繊維状天然高分子の粉末とポリアミノ酸架橋体の粉末とを含む混合物であり、好ましくはコラーゲン(A)とポリグルタミン酸架橋体(B)の粉末の配合割合が質量比で、A:B=3〜30:97〜70であり、より好ましくは、A:B=10〜20:90〜80である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、混合物および化粧品に関する。
【背景技術】
【0002】
ポリアミノ酸架橋体は、高い吸水性および保水性を持つことで知られており、例えば、ポリ−γ−グルタミン酸架橋体は生分解性を有する吸水性樹脂として知られている(特許文献1、特許文献2)。このポリ−γ−グルタミン酸架橋体は、肌や毛髪への保湿効果を付与できるとして、化粧品等への利用が知られている。例えば、特許文献3および特許文献4には、使用時にべたつかないと共に、肌や毛髪へのなじみがよく、保湿効果に優れた化粧品として、ポリ−γ−グルタミン酸架橋体を配合した化粧品が開示されている。
一方、化粧品には、保湿効果や肌にハリを与える目的でコラーゲンなどの繊維状天然高分子を配合することが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3715414号
【特許文献2】特開2005−314489号公報
【特許文献3】特開2003−12442号公報
【特許文献4】特開2004−149467号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、コラーゲンを化粧品に高濃度に配合しようとすると、肌に塗る際、べとつく上、乾燥後も皮膚表面から発する汗などの水分によりべとつき感が残り使用感が良好なものは出来なかった。また、水で洗い流した場合は、わずかにしっとり感が残るものの、高価なコラーゲンを有効に利用することができないという難点があった。
最近では、肌にしみこみやすくなることをメリットにコラーゲンをペプチド化することがあるが、低分子量化した水溶液のため使用時の触感には寄与せず、化粧品としては増粘剤などを配合して使用感を付与する技術が用いられている。しかし、この方法では、多様な成分を化粧品に配合することとなり、利用者がコラーゲンの良さを実感しにくいものになっている。このように、コラーゲンが使用時の触感に寄与する化粧品は出来ていない。
また一方で、ポリアミノ酸架橋体が配合された化粧品は、塗りこむ際はジェルとしてすべすべ感を付与するものの、乾燥後の肌の状態では十分に実感できるほどの好ましい使用感を与えるものではなかった。また、水溶液として保存する場合、加水分解による粘度低下が生じる問題を抱えている。さらに、ポリアミノ酸架橋体はその吸湿性の高さゆえ、粉末の状態では吸湿し塊を生じて、扱いにくいという難点があった。
【0005】
本発明は、このような点を鑑みて、安定性が高く、使用の際、べたつき感がなく、乾燥後もしっとり感、すべすべ感が持続し、さらに艶やかさを付与できる混合物および化粧品を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、繊維状天然高分子の粉末と、ポリアミノ酸架橋体の粉末とを含むことを特徴とする混合物を提供する。
【0007】
本発明では、前記ポリアミノ酸架橋体がポリグルタミン酸架橋体であることが好ましい。
また、本発明では、前記繊維状天然高分子がコラーゲンであることが好ましい。
さらに本発明では、前記コラーゲン(A)と前記ポリグルタミン酸架橋体(B)の配合割合が質量比で、A:B=3〜30:97〜70であることが好ましい。
さらに、前記コラーゲン(A)と前記ポリグルタミン酸架橋体(B)の配合割合が質量比で、A:B=10〜20:90〜80であることがより好ましい。
また、本発明では、前記混合物を含む化粧品とすることが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る混合物によれば、繊維状天然高分子の粉末とポリアミノ酸架橋体の粉末を混合することにより、従来、吸湿溶解性が問題であったポリアミノ酸架橋体の粉末が粉末として安定に存在し、取り扱いが容易になる。
また、本発明に係る混合物を化粧品とした場合には、繊維状天然高分子の効果であるしっとり感とポリアミノ酸架橋体の効果であるすべすべ感が同時に得られるだけでなく、繊維状天然高分子の欠点であるべとつき感と、ポリアミノ酸架橋体の乾燥後の実感性の不足といった双方の欠点をも同時に解消することができる。さらに、繊維状天然高分子やポリアミノ酸架橋体の単独の粉末では得られない艶やかさという効果を新たに付与できる。
さらに、本発明に係る混合物は、粉末状で保存可能であるため、従来の水溶液のように分解、腐敗する問題がなく、化粧品として防腐剤が必要ない。防腐剤に由来する肌荒れ、アレルギーの危険性が少なくなる。さらに使用時に水で溶解することができるが、利用者が好みの化粧水を用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施形態に係る混合物に含まれるコラーゲン粉末の拡大写真
【図2】本発明の一実施形態に係る混合物に含まれるポリグルタミン酸架橋体粉末の拡大写真
【図3】本発明の一実施形態に係る混合物の拡大写真
【図4】前記図3の5倍拡大写真
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態に係る混合物について説明する。
この混合物は繊維状天然高分子の粉末とポリアミノ酸架橋体の粉末とを含み、例えば、化粧品として利用される。
本発明に用いられる繊維状天然高分子としては、コラーゲンやコラーゲンが変性したゼラチンが挙げられる。コラーゲンの場合には、牛由来のコラーゲン、豚由来のコラーゲン、鶏由来のコラーゲン、水棲生物由来のコラーゲン等が挙げられるが、BSE、豚アレルギー、鳥インフルエンザといった問題があるため、動物由来よりも水棲生物由来のコラーゲンを用いることが好ましい。水棲生物由来のコラーゲンのうち、特に、サケ、マス、ニシン、タラ等の寒流系海洋生物由来のコラーゲンは熱変性温度が25℃以下のため、手のひらなどでこのパウダーに水を滴下して溶解する際、溶けやすく、肌になじみやすいので好適である。さらにサケ皮から抽出したコラーゲンは、経済的で安定的に入手できる上、重金属やダイオキシンが少ないので、より好ましい。尚、本発明に用いられるコラーゲンの抽出方法は特に限定されるものではない。
【0011】
一方、ポリアミノ酸架橋体としては、以下のような各種のアミノ酸を原料としたポリアミノ酸およびその塩から選択される少なくとも一つの架橋体を使用できる。
例えば、非極性すなわち疎水性の原子団を持つアミノ酸として、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、トリプトファン、フェニルアラニン、およびプロリンなどが挙げられる。極性であるが電荷のないアミノ酸としては、グリシン、セリン、トレオニン、システイン、チロシン、アスパラギン、およびグルタミンなどが挙げられる。正電荷を持つ原子団を有するアミノ酸としては、リジン、ヒスチジン、およびアルギニンなどが挙げられる。負電荷を持つ原子団を有するアミノ酸としては、アスパラギン酸やグ
ルタミン酸などが挙げられる。
【0012】
アミノ酸の他の例としては、L−オルニチン、一連のα−アミノ酸、β−アラニン、γ−アミノ酪酸、中性アミノ酸、酸性アミノ酸、酸性アミノ酸のω−エステル、塩基性アミノ酸、塩基性アミノ酸のN−置換体、アスパラギン酸−L−フェニルアラニン2量体(アスパルテーム)等のアミノ酸およびアミノ酸誘導体、L−システイン酸等のアミノスルホン酸等を挙げることができる。α−アミノ酸は、光学活性体(L体、D体)であっても、ラセミ体であってもよい。またポリアミノ酸は他のモノマー成分を含むコポリマーであってもよい。
【0013】
本発明で用いられるポリアミノ酸架橋体は、ホモポリマーであっても、コポリマーであってもよい。コポリマーの場合、共重合形式は特に限定されるものでなく、ブロックコポリマー、ランダムコポリマー、グラフトコポリマー等、任意の形式をとり得る。
ポリアミノ酸架橋体がコポリマーである場合のコポリマー成分(アミノ酸以外のモノマー成分)の具体例としては、例えばアミノカルボン酸、アミノスルホン、ヒアルロン酸、アミノホスホン酸、ヒドロキシカルボン酸等が挙げられる。
【0014】
ポリアミノ酸架橋体としては、ホモポリマーがより好ましく用いられる。中でも、生分解性を発現させるためには、ポリアスパラギン酸、ポリ−γ−グルタミン酸、あるいはポリリジンのホモポリマーを基本骨格とした架橋体が好ましい。吸水性の観点からは、これらの中でも、ポリアスパラギン酸架橋体やポリ−γ−グルタミン酸架橋体が好ましい。さらに、例えば化粧品としての用途であれば、べたつかず肌へののびがよいことからポリ−γ−グルタミン酸架橋体を用いることが好ましい。
【0015】
ここで、ポリアミノ酸架橋体は、放射線架橋により得ることが好ましい。
放射線架橋によれば、過酸化物架橋に比べてポリアミノ酸架橋体のゲル化率の特定が容易になるからである。放射線については、特に制限はなく、例えば、γ線、電子線等が挙げられる。中でも、操作性の良い電子線が好適である。γ線は電子線より透過力が高いが照射線量が小さく、電子線の透過力はγ線より小さいが照射線量を大きく設定できる。それ故、加速電圧に対応した試料厚みであれば、γ線よりも短時間の照射でよいので、電子線を用いるのが好ましい。
放射線として、電子線を用いる場合には、照射線量として10〜300kGyの範囲が好ましく、より好ましくは20〜200kGyである。また、一度に所定の照射線量を加えるのではなく、分割して照射する事で均一に架橋させ、反応熱を抑えて分解物を減少させることができる。照射時間としては通算1秒以上が好ましい。照射時間が通算で1秒未満であると、架橋体の形成が不十分となるおそれがある。
【0016】
本混合物は、コラーゲン(A)とポリグルタミン酸架橋体(B)とを、質量比で、A:B=3〜30:97〜70で含むことが好ましい。より好ましくは、A:B=10〜20:90〜80で含む。コラーゲンが3%未満で、ポリグルタミン酸架橋体が97%を超えると、ポリグルタミン酸の粉末が吸湿する上、コラーゲンとポリグルタミン酸架橋体との相乗効果が得られない。一方、コラーゲンが30%を越えて、ポリグルタミン酸架橋体が70%未満では、コラーゲンのべとつきを抑えることができない。
【0017】
本混合物に配合するコラーゲンの粉末の形状や粒径に特に制限はないが、ハンマーミル等を用いて粉砕したものを用いることが好ましい。
また、ポリグルタミン酸架橋体の粉末についても、粒径に特に制限はないが、粒径の調整は、例えば、ジェットミル、ロールプレス、ボールミル等を用いて行うことができる。その場合、ポリグルタミン酸架橋体の平均粒径は、0.1〜300μmの範囲であることが好ましく、より好ましくは平均粒径の範囲が1〜50μmであり、さらに好ましくは平均粒径の範囲が5〜30μmである。この範囲外の粒径であると、混合物を化粧品として用いる場合に完全に溶解せずに粒感が残ってしまったり、保湿効果が感じられないなど、好ましい使用感が得られない。
また、コラーゲンとポリグルタミン酸架橋体の混合方法についても特に限定はしないが、ブレンダー等を用いて行うことができる。
【0018】
本発明に係る混合物では、繊維状天然高分子の粉末と、ポリアミノ酸架橋体の粉末とを含む混合物を粉末として提供する。ポリアミノ酸架橋体の粉末は、前記混合物の粉末とすることにより、吸湿溶解性が改善され、湿気を吸収して塊になることが少ないので、保存のための防腐剤や増粘剤などの添加剤等を配合しなくても、高い安定性を維持でき、保存が容易である。
【0019】
本混合物は使用者の選択により、他の成分と混合あるいは溶解することにより、任意の剤型をとり得るが、特に粉末であることが保存安定性の面で好ましい。
【0020】
本混合物は例えば化粧品として用いられる。化粧品とは、例えば基礎化粧品、メーキャップ化粧品、毛髪用化粧品、男性用化粧品、薬用化粧品等であるが、基礎化粧品として好適である。この場合、繊維状天然高分子のコラーゲンを用いた場合には、従来べたつき感が残るために微量しか配合できず、特に単独で用いた場合べたつき感を洗い流すことが必要となるため、高価なコラーゲンを有効に利用できていなかった。しかし、本混合物では単独の粉末では得られない艶やかさという効果を新たに付与することできる。
【0021】
化粧品として本混合物を使用する際は、肌荒れやアレルギーの危険性を考慮して、保存のための防腐剤や増粘剤を混合しないですむように、本混合物を予め化粧水等に添加した状態ではなく、使用者が都度、本混合物を化粧水や水などに溶かして化粧品として使用する形態とすることがより好ましい。
つまり、本混合物は粉末状に調製されているため、溶液とする際にも溶解性がよく、使用感に優れる。また、混合物を粉末として提供するため、保存のための防腐剤や増粘剤などを混合する必要がなく、肌荒れやアレルギーの危険性を低減できる。
【0022】
本混合物を溶解する溶媒としては、水に限らず、使用者が任意に選択でき、例えば、使用者の好みの化粧水などに溶解して使用することも可能である。その際、化粧品等の混合物に配合され得るほかの成分を必要に応じて追加することができる。
【0023】
また、本混合物には、本発明の効果に影響を与えない範囲で、化粧品成分として一般的に使用されている界面活性剤、油分、保湿剤、皮膜形成剤、油ゲル化剤、金属酸化物、有機紫外線吸収剤、無機金属塩類、有機金属塩類、アルコール類、キレート剤、pH調整剤、防腐剤、他の増粘剤、薬効成分、色素、香料等の添加剤成分を、任意に組み合わせて混合してもよい。具体的には、ビタミンC、ビタミンA、アスタキサンチン、ユビキノン、セラミド等の化粧品成分が挙げられる。
さらに、嗜好性を持たせるため、色素、香料を予め本混合物に混合しておくことが好ましい。
【実施例】
【0024】
次に、実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。なお、本発明は実施例の内容に限定されるものではない。
[コラーゲン粉末の製造]
コラーゲンは、特許第4204883号の製法で作製したアルコール懸濁液ろ過残渣を回収乾燥したものを原料として用いた。これをハンマーミル(東京アトマイザー製「微粉砕機サンプルミル TASM−1型」)を用い、φ0.5のスクリーンを装着して粉砕し、糸状のものと、塊状のものが混在したコラーゲン粉末を得た(図1)。平均粒径は220μmであった。最大粒径(D100)は995μmであった
【0025】
[実施例1〜4]
前記方法で得られたコラーゲン粉末とポリグルタミン酸架橋体粉末(出光テクノファイン株式会社製、商品名:ジェルプロテインA-8002、平均粒径 20μm、図2)を表1に示す所定の質量割合で混合し混合物とした(図3および図4)。前記溶解性、触感、外観、吸湿性について、それぞれ評価を行った。
【0026】
[観察]
粒形状の測定は、サンユー電子社製「SC−701 GUICKCOATER」を用いて金蒸着し、キーエンス社製の3Dリアルサーフェイスビュー顕微鏡「VE−8800」を用いて100倍で観察した。
また、粒径はマイクロトラック社製MT3000を用い、溶媒にメタノールを用い、透過、非球状の条件で最大粒径(D100)を測定した。
【0027】
図3および図4は実施例2における混合物の拡大写真であり、図4は図3の5倍拡大写真である。図4から、コラーゲンの繊維にポリグルタミン酸架橋体が絡まりあっていることがわかる。
【0028】
[評価]
室温15℃、湿度20%RHの環境で、前記混合物10mgを手のひらにとり、水1mlを滴下し指先で練って、溶解状態を評価した。溶解したものを○、ダマになるもの、溶けにくいもの、および溶け残りがあるものを×として、表1に結果を示す。
次いで、前記溶液を手の甲に塗布し、乾燥後の肌触り(触感)と外観を評価した。乾燥後の触感がすべすべのものを○、ややべたつくもの又は変化がないものを△、べたつき感があったものを×とした。また、外観は艶やかさを付与したものを○、やや艶やかであったものを△、変化がなかったものを×とした。これらの結果を表1に示す。
また、室温28℃、湿度60%RHの環境で前記混合物50mgをガラスシャーレに取り、30分間放置後の状態を観察した。30分後もパウダー状のものを○、やや吸湿して塊が見られるものを△、吸湿して塊を生じたものを×として、結果を表1に示す。
【0029】
[比較例1〜2]
比較例1は前記コラーゲン粉末のみ、比較例2は前記ポリグルタミン酸架橋体粉末のみを用いて上記評価を行ったものである。
【0030】
【表1】

ただし、A;コラーゲン粉末、B;ポリグルタミン酸架橋体粉末
【0031】
表1に記載の比較例1の結果に示されるようにコラーゲン粉末単独では触感にべたつき感があり、比較例2のポリグルタミン酸架橋体粉末単独では吸湿して塊が生じた。一方、実施例1〜4において、コラーゲン粉末とポリグルタミン酸架橋体の粉末の双方を配合した混合物においては、触感(べたつき感)、吸湿性共に改善が見られ、二つの成分が相乗的に働いていることがわかる。さらに、実施例1〜4では、単独の粉末ではどちらの粉末にも見られなかった艶やかさが新たに発現した。これらの効果は特に実施例2および3において良好であった。すなわち、コラーゲン(A):ポリグルタミン酸架橋体(B)が質量比でA:B=10〜20:90〜80の際に特に良好であった。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明に係る混合物は安定性が高く、使用の際、べたつき感がなく、乾燥後もしっとり感、すべすべ感が持続し、さらに艶やかさを付与できるため、化粧品等の分野に好適に利用できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
繊維状天然高分子の粉末と、
ポリアミノ酸架橋体の粉末とを含む
ことを特徴とする混合物。
【請求項2】
請求項1に記載の混合物であって、
前記ポリアミノ酸架橋体がポリグルタミン酸架橋体である
ことを特徴とする混合物。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の混合物であって、
前記繊維状天然高分子がコラーゲンである
ことを特徴とする混合物。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の混合物であって、
前記コラーゲン(A)と前記ポリグルタミン酸架橋体(B)の配合割合が質量比で、A:B=3〜30:97〜70である
ことを特徴とする混合物。
【請求項5】
請求項4に記載の混合物であって、
前記コラーゲン(A)と前記ポリグルタミン酸架橋体(B)の配合割合が質量比で、A:B=10〜20:90〜80である
ことを特徴とする混合物。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の混合物を含むことを特徴とする化粧品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−241896(P2010−241896A)
【公開日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−89935(P2009−89935)
【出願日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【出願人】(500242384)出光テクノファイン株式会社 (55)
【Fターム(参考)】