説明

溶接シーム及びフォイル・バッグを製作するための装置及び方法

【課題】フォイル・バッグ上の溶接シーム、及び改善された溶接シームを有するフォイル・バッグ自体を製作するための、装置及び方法を生み出すこと。
【解決手段】本発明は、超音波ハンマ9と金敷8とを備え、この溶接面は、フォイル・バッグ1の突起10を超音波ハンマ9の間に挟み、それと平行に延びる凹部11を有する。本発明はさらに、フォイル・バッグ上に溶接シームを製作するための装置に関し、2つ以上の上記装置を互いに隣接して配置し、同時に作動させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フォイル・バッグ上の溶接シーム及びフォイル・バッグ自体を製作するための装置並びに方法に関する。
【背景技術】
【0002】
フォイル・バッグは、液体又はペースト状の素材のための包装として知られている。たとえば、飲料、動物性食品、乳剤、染料、石鹸などが、フォイルバックで包装される。この種類のフォイルバックは、たとえば、2つの側部フォイル及び1つの底部フォイルで構成されるスタンドアップ式バッグとすることができる。
【0003】
そのようなバッグを形成するために、様々なフォイルがそれぞれの縁部で互いに溶接される。これは、熱シール法、又は超音波シールによって実現することができる。
【0004】
溶接シームは、比較的小さい望ましくない漏れを有する場合がある。
【0005】
なお、本発明に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
【特許文献1】欧州特許出願公開第1088760号明細書
【特許文献2】仏国特許出願公開第2829962号明細書
【特許文献3】欧州特許出願公開第1127794号明細書
【特許文献4】欧州特許出願公開第1066951号明細書
【特許文献5】米国特許第4534818号明細書
【特許文献6】独国特許出願公開第1604580号明細書
【特許文献7】英国特許出願公開第1120881号明細書
【特許文献8】米国特許第4251303号明細書
【特許文献9】米国特許出願公開第2003/152297号明細書
【特許文献10】米国特許第6390168号明細書
【特許文献11】特開昭56−058822号明細書
【非特許文献1】“Ultrasound Welding of Polymer Multilayered Film Materials” Fomenko A F et al.; Welding International, Woodhead Publishing Limited, Cambridgeshire, GB, Bd.15, Nr.7, 2001, 第583頁乃至584頁
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
考慮される本発明の課題は、フォイル・バッグ上の溶接シーム、及び改善された溶接シームを有するフォイル・バッグ自体を製作するための装置及び方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この課題は、独立請求項に記載される装置、方法、及びフォイル・バッグによって解決される。好ましい実施形態は、従属請求項で開示される。
【0008】
溶接シームを形成するために、超音波ハンマ及び金敷が提供される。超音波ハンマを用いてフォイル材料内に超音波を放出し、フォイル材料を局所的に溶融させることができる。超音波を超音波ハンマからフォイル材料内へと効果的に噴射するために、フォイル材料を超音波ハンマと金敷の間に挟むことができる。
【0009】
金敷の超音波ハンマに対向する面には、超音波ハンマとの間でフォイル・バッグを挟むための突起が形成される。
【0010】
金敷の場合、少なくとも1つの凹部が、たとえば溝の形で突起内に設けられる。この溝は、突起と平行かつ溶接シームと平行に延びる。
【0011】
金敷の突起領域内で、フォイル材料を超音波の作用によって溶融させ、超音波ハンマと金敷の間の圧力によってこの領域から押し出すことができる。その結果、溶融した材料の封止ウェッジが、金敷の縁部に形成される。これらの封止ウェッジによって、非溶融材料が互いに接着され、溶接シームの封止がもたらされる。
【0012】
そのような4つの封止ウェッジを備える溶接シームを、突起内の凹部構成によって作り出すことができ、それらの封止ウェッジによって、結果的に特に良好かつ強固な封止効果がもたらされる。
【0013】
凹部の縁部上に形成される2つの封止ウェッジはまた、合計3つの封止ウェッジを作り出すことができるよう、1つの単一封止ウェッジ、又はむしろ封止領域がここに効果的にもたらされるように、凹部領域内で共に成長させることができる。
【0014】
凹部領域に流入する溶融されたフォイル材料によってそのフォイル内にいかなる大き過ぎる隆起も生じないようにするために、かつ、凹部領域に流入する溶融フォイル材料を、さらなる圧力によって非溶融材料と接触させるために、凹部の深さが突起の高さに比べて極めて小さいことが有利である。
【0015】
溶接シーム内に良好な封止をもたらすためには、凹部の幅が、突起の幅の約10%〜90%であることが有利である。特に、約25%〜50%の比が好ましく、約30%〜35%の比がさらに好ましい。
【0016】
金敷は、好ましくは、堅固に取り付けられるのではなく、傾動自在に取り付けられる。この場合、少なくとも2つの軸の周りで傾動することが有利である。軸は、金敷自体を通って延びていなくてもよく(延びることも可能であるが)、代わりに金敷の外側で延びることもできる。
【0017】
金敷は、有利には、超音波ハンマの方向に付勢される(pretensioned)構造により取り付けられ、これは好ましくは、ばね、ゴム要素などの、2つの加圧要素によって実現される。
【0018】
こうした取り付け及び付勢力によって、金敷と超音波ハンマとの間に形成される溶接シームに沿って均等な圧力を保証することができる。これは、溶接シームの全長に沿って均一な溶接シームを形成するために有利である。
【0019】
金敷を良好に位置合せするために、2つの加圧要素を金敷のほぼ端部に取り付けることが有利である。
【0020】
溶接シームの封止の信頼性をさらに高めるために、凹部(溝)を正確に1つだけより多く設けることができ、こうした凹部は基本的に互いに平行に延びる。このようにして、3つ又は4つよりさらに多い数の封止ウェッジを実現することができ、これらは結果的にさらに良好な封止効果を有する。
【0021】
互いの隣り合う複数のフォイル・バッグに溶接シームをそこで設けることができる装置が有利である。これによって、同じクロック速度かつ最小の設計労力における高いスループット率が可能になる。何故ならば、様々な機械的装置を、様々な溶接装置内で共通して使用することができるからである。
【0022】
この方法で、フォイル・バッグの、溶接シームがそこに製作されるべき部分が金敷上の突起と超音波ハンマとの間に挟まれ、溶接シームが、超音波による加圧を用いる超音波ハンマによって製作される。金敷の突起は、これに関する少なくとも1つの凹部を有する。
【0023】
フォイル・バッグは、少なくとも2つの溶接領域と少なくとも3つ又は4つの封止ウェッジとを有する溶接シームを有する。
【0024】
本発明の有利な実施形態を、図面を用いて示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
図1aは、フォイル・バッグ1の3次元概略図を示す。図1bは、同一のフォイル・バッグの断面図を示す。フォイル・バッグ1は、2つの側部フォイル3a及び3b、並びに底部フォイル5を有する。ここで底部フォイル5は折り曲げられ、側部フォイル3a及び3bの縁部と、その下端部で互いに溶接される。側部フォイル3a及び3bは、図1aで左右に延びるフォイル・バッグ1の縁部において互いに溶接される。こうした側部フォイル3a、3bの、側部縁部への溶接部及び底部フォイル5への溶接部は、熱溶接によって製作することができるが、本明細書に記載する超音波シールによっても製作することができる。
【0026】
フォイル・バッグ1は、それが上端4で開き、依然溶接シーム2によってまだ閉じられないようなやり方で製造することができる。このようにして、製造されたフォイル・バッグ1は、上端4から充填されることができ、上端4において充填された後に溶接シーム2で閉じられる。
【0027】
封止における問題は、充填後に上端4を溶接するときに最も生じやすい。というのも、緊密な溶接シームを妨げる不純物がバッグの内側に存在することがあるからである。したがって、以下で説明する装置及び方法は、上端4にて溶接シーム2を形成するのに特に有利であるが、その他の溶接シームに使用することもできる。
【0028】
図2aは、フォイル・バッグ1の上端4を示す。2つの側部フォイル3a及び3bは、領域4内で共に延びる。ここで示す側部フォイル3a及び3bは、少なくとも2つの層6a、7a、及び6b、7bからなる。層6a、6bは、さらに様々な層を含むことができる。たとえば、アルミニウム箔、及び簡単に溶接することができないプラスチックを含むことができる。層6a及び6bはまた、外側から見える装飾パターンを含むこともできる。
【0029】
層7a、7bは、たとえばポリエチレンなど、溶接することができる材料で製造される。2つの側部フォイル3a、3bの2つの層7a、7bは、上端4で互いに直接接触するが、初めは、互いに持続的に接合されない。図2aは、超音波が噴射される前の状態を示す。
【0030】
フォイル・バッグ1の上端4は、金敷8と超音波ハンマ9との間に挟まれる。このために金敷8には、フォイル・バッグ1の上端4と接触する突起10が形成される。金敷8と超音波ハンマ9は、たとえば、金敷8、超音波ハンマ9のいずれか又は両方の、直線運動及び/又は旋回によって、互いに離間されるととともに、互いに近づく方向に移動される。金敷8は超音波ハンマ9に対して付勢されて荷重が加えられ、又は、超音波ハンマ9が金敷8に対して付勢されて荷重が加えられる。
【0031】
超音波ハンマ9は、超音波供給源に接続され、それによって、超音波ハンマ9からフォイル・バッグ1の材料内に超音波が印可される。これは、突起10の領域で特に有効である。というのも、ここでは、超音波ハンマ9とフォイル材料1との間の圧力がより高くなる可能性があるからである。
【0032】
突起10は、幅a及び高さhを有する。突起10内に、たとえば溝の形を取ることができる凹部11が設けられている。凹部11の幅bは、突起10の約3分の1である。さらに、凹部11は、突起10の高さである高さhよりいくぶん小さい深さtを有する。
【0033】
正確に1つのみの凹部11の代わりに、2つ、3つ、又はそれ以上の凹部11を設けることもできる。複数の凹部11の間には、隆起(図示せず)があり、これは、溝の外側に配置された突起領域と同じ高さにすることができ、又はより高く、又は低くすることもできる。凹部の幅は、合計で突起の幅aの10%〜90%とすることができ、あるいは25%〜50%だけ、又は30%〜35%の範囲とすることもできる。
【0034】
図2bは、超音波を印加した後の状態を示す。超音波を印加することによって、層7a、7bの材料が、特に突起10の領域内で凹部11の領域を除いて溶融する。フォイル材料がそこに置かれ超音波ハンマ9に対して圧力を加えられた領域で、超音波がフォイル材料内に特によく印可され、そこに局所的な加熱がもたらされる。金敷8と超音波ハンマ9との間の圧力(付勢力)によって、この領域(溶接領域12、13)から溶融された材料が流出し、領域14a、14b、14c、14d内に封止領域を形成する。これらの封止ウェッジは、2つの側部フォイルを互いに接着する。層6a、6b自体は、超音波によって溶融されない。しかしそれらは共に、層7a、7bの溶融された材料を保持し、溶融された材料をフォイル層と水平(超音波ハンマ又は金敷の面と平行)に流すことを可能にする。層6a、6bはまた、金敷8又は超音波ハンマ9にフォイルが貼り付くことを防止する。
【0035】
すべて溶接シーム2に沿って延びる4つの封止ウェッジが形成されることによって、この溶接シーム2の特に良好な封止が達成される。
【0036】
複数凹部11の場合、より多くの封止ウェッジ又は溶接領域を作り出し、溶接シームのさらに良好な封止を可能にすることもできる。
【0037】
領域14b及び14c内の封止ウェッジはまた、凹部11の深さtを小さくし、かつ/又は幅bを小さくすることによって互いに接触させることができ、合体させて単一の封止ウェッジとすることができる。凹部11によって小さい空間しか提供されない場合、溶融された材料が、加圧下で凹部11の領域内に押し込まれ、又は、加圧下でそこの利用可能な空間をすべて占領する。これによって、側部フォイル3a、3bの非溶融領域間に、特に良好な接着効果が生じる。これはまた、凹部11が複数の場合にも、対応するやり方で当てはまる。
【0038】
図3は、支持されている金敷8の斜視図である。金敷8の正面上に、凹部11を備える突起10が形成される。1つの凹部11ではなく、互いに平行に延びる複数の凹部11を設けることもできる。
【0039】
金敷8は、旋回軸15が突起10と平行に延びる旋回要素16に取り付けられる。
【0040】
突起10は、金敷8の全長又は長さの大部分に沿って延設されている。
【0041】
要素16は、金敷18に固定されるとともに、回転自在な構成により要素17に連結されている。要素17がその周りで回転することができる回転軸14は、要素16の回転軸15に対して垂直である。
【0042】
したがって金敷8は、わずかな機械的労力で、軸14及び軸15両方の周りで傾動される。
【0043】
超音波ハンマ9に対する付勢力を金敷8に加えるために、ばね要素18、19が設けられる。これらは、金敷8に直接作用する。また、ばね又は他の加圧要素を用いて要素16、17に付勢力が加えられる一実施形態が考えられる。ただし、金敷8の端部に作用する2つのばね18、19を用いて金敷8に付勢力を直接加えることが、機械的に特に単純かつ有効である。
【0044】
金敷8の旋回軸15の周りでの旋回は、好ましくは、超音波ハンマ9に向かう方向に限定されている。このようにして、金敷8を超音波ハンマ9から離すことによって、それらの間に、フォイル・バッグ1をそこに導入することができる間隙を生み出すことができる。金敷8と超音波ハンマ9が再び互いに接触する場合、フォイル・バッグ1は、それらの間に挟まれる。それらを互いにいくらか接近させることによって、金敷8は、旋回軸15の周りで、図3の左に傾けられるが、同時に、ばね18、19によって超音波ハンマ9に対する初荷重が加えられる。このようにして、金敷8と超音波ハンマ9の間に必要な圧力が生み出され、これによって、フォイル・バッグ1の材料内への超音波7の良好な噴射が保証される。溶接シームがそこに製作される位置で、金敷8は、好ましくは垂直(図2参照)となり、又はその上端でわずかに左に傾斜する。
【0045】
超音波ハンマ9の上に、たとえばばね鋼のばねクリップを設けることもでき、それを用いて、バッグを金敷8と超音波ハンマ9の間の定位置で挟み付け用に固定するために、突起10を越えて突出するフォイル・バッグ1の端部4を金敷8に対して押圧することができる。この工程で、ばねクリップは、好ましくは超音波ハンマ9と固定関係に保たれる。ばねクリップは、フォイル・バッグ1の上端4を、図3で突起10の上に示す、金敷8の平坦な面に対して押圧することができる。
【0046】
金敷8を軸14の周りで傾動させることによって、金敷8又は超音波ハンマ9の支持、あるいは側部フォイルの側部3a、3bのフォイル厚さの、わずかな不正確さを補正することができる。このようにして、ばね18、19によって生み出される圧力が、金敷8の幅全体にわたり、又は溶接シーム2に沿って均等に分配される。これは、溶接シーム2の均一な形成に有利である。
【0047】
図3に示す装置をいくつか、有利には互いに隣接して配置する。このようにして、同一の保持装置及び同一の運搬手段を用いて、互いに隣り合う複数のフォイル・バッグ1を同時に溶接することができる。
【0048】
有利には、傾動構造の単一の金敷8を、各フォイル・バッグ1用に設けることができる。ただし、1つの金敷8を2つ以上のフォイル・バッグ用に設けることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】フォイル・バッグの概略図である。
【図2】装置及びフォイル・バッグの概略断面図である。
【図3】金敷の3次元概略図である。
【符号の説明】
【0050】
1 フォイル・バッグ
2 溶接シーム
3a フォイル材料
3b フォイル材料
3c フォイル材料
3d フォイル材料
4 上端
6a フォイル材料
6b フォイル材料
7a フォイル材料
7b フォイル材料
8 金敷
9 超音波ハンマ
10 突起
11 凹部
12 溶接領域
13 溶接領域
14 回転軸
14a 封止ウェッジ
14b 封止ウェッジ
14c 封止ウェッジ
14d 封止ウェッジ
15 回転軸
16 旋回要素
17 要素
18 加圧要素
19 加圧要素

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フォイル・バッグ(1)上に溶接シーム(2)を製作するための装置であって、
超音波ハンマ(9)と、
溶接面が前記超音波ハンマ(9)の方へと方向付けられた金敷(8)と、を備え、
前記金敷の前記溶接面は、前記フォイル・バッグ(1)のフォイル材料(3a、3b、6a、6b、7a、7b)を前記超音波ハンマ(9)との間で挟むことができるように、長い突起(10)を有し、
前記突起(10)が、前記突起(10)と平行に延びる少なくとも1つの凹部(11)を有することを特徴とする装置。
【請求項2】
最も小さい1つの凹部(11)が、前記溶接面の上に高さ(h)を有する前記突起(10)よりも小さい深さ(t)を有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記最も小さい1つの凹部(11)が、前記突起(10)の幅(a)の好ましくは約10%〜90%、好ましくは25%〜50%、さらにより好ましくは30%〜35%の幅(b)を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
【請求項4】
前記金敷(8)が傾動自在であることを特徴とする請求項1、2又は3のうちいずれか一つに記載の装置。
【請求項5】
前記金敷(8)は、少なくとも2つの軸(14、15)の周りで傾動されることを特徴とする請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記金敷(8)を前記超音波ハンマ(9)に向けて付勢する加圧要素(18、19)が、少なくとも2つの位置に設けられていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5のうちいずれか一つに記載の装置。
【請求項7】
前記2つの加圧要素(18、19)は、前記金敷(8)のほぼ端部に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の装置。
【請求項8】
ばねクリップが設けられ、前記フォイル・バッグ(1)の上端(4)が該ばねクリップを介して前記金敷(8)に対して押圧されることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7のうちいずれか一つに記載の装置。
【請求項9】
前記突起(10)内に複数の凹部(11)が設けられ、前記凹部(11)の幅が合計で、前記突起(10)の前記幅(a)の好ましくは約10%〜90%、より好ましくは25%〜50%、さらにより好ましくは30%〜35%となることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8のうちいずれか一つに記載の装置。
【請求項10】
フォイル・バッグ上に溶接シームを製作するための装置であって、
請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9のうちいずれか一つに記載の装置が複数、互いに隣接して配置され、前記装置が同時に作動されることを特徴とする装置。
【請求項11】
超音波ハンマ(9)と金敷(8)との間に挟まれたフォイル・バッグ(1)上に溶接シーム(2)を製作するための方法であって、
前記金敷(8)が、前記超音波ハンマ(9)へと方向付けられた溶接面上に長い突起(10)を有し、
前記フォイル・バッグ(1)に、溶接シーム(2)が超音波によって設けられ、
前記突起(10)が、前記突起(10)と平行に延びる少なくとも1つの凹部(11)を有することを特徴とする方法。
【請求項12】
溶接シーム(2)を備えるフォイル・バッグ(1)であって、前記溶接シーム(2)が、少なくとも2つの溶接領域(12、13)、及び少なくとも3つ又は4つの封止ウェッジ(14a、14b、14c、14d)を備えることを特徴とするフォイル・バッグ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−22083(P2007−22083A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−195993(P2006−195993)
【出願日】平成18年7月18日(2006.7.18)
【出願人】(500502657)インダグ ゲゼルシャフト フィア インダストリーベダルフ ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー ベトリープス コマンディトゲゼルシャフト (7)
【氏名又は名称原語表記】INDAG Gesellschaft fuer Industriebedarf mbH & Co. Betriebs KG
【Fターム(参考)】