説明

火災受信機

【課題】火災受信機を省スペース化することができ、部品が少なく、コストダウンになる火災受信機を提供することを目的とするものである。
【解決手段】火災受信機の外部に移報出力する複数の出力用接点と、火災受信機の外部から移報入力する複数の入力用接点と、複数の移報情報のそれぞれが、上記複数の出力用接点のそれぞれに割り振られ、また、複数の移報情報のそれぞれが、上記複数の入力用接点のそれぞれに割り振られているデータベースと、所定の移報情報を、上記データベースで割り振られている上記出力用接点を介して移報出力させ、また、所定の移報情報が入力された入力用接点と上記データベースとに応じて、上記入力された移報情報の内容を確認し、この確認された移報情報の内容に応じた処理を実行する制御手段とを有する火災受信機である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、火災受信機に関する。
【背景技術】
【0002】
火災時に,非常放送設備に、移報信号を出力する火災受信機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
従来の火災受信機では、火災受信機の内部の状態変化等に応じて、各種情報を外部に移報出力し、また、外部からの情報を移報入力する接点が設けられている。
【0004】
図8は、従来の移報入出力用接点基板TB11を示す図である。
【0005】
従来の移報入出力用接点基板TB11には、ガスもれ出力信号〜移報遮断中出力信号を出力する13個の移報出力用接点と、火災断定入力信号を入力する1つの移報入力用接点とが設けられ、これらはそれぞれ、固定的に割り当てられている。
【0006】
図9は、従来の移報入出力用接点基板TB11を使用した場合における移報入出力動作を示すフローチャートである。
【0007】
イニシャル処理を行い(S41)、端末機器、操作スイッチ等によって火災受信機に状態変化があれば(S42)、その状態変化に割り当てられている出力用接点のリレーを付勢し、接点出力する(S43)。一方、接点入力があれば(S44)、該当する接点入力に応じた制御動作を実行する(S45)。
【0008】
たとえば、火災受信機内で復旧スイッチを操作すると、移報入出力用接点基板TB11に設けられている移報接点を介して、復旧出力信号が出力される。
【0009】
また、火災断定入力信号が、移報入出力用接点基板TB11に設けられている入力接点を介して、火災受信機に入力されると、火災断定処理を行う。
【特許文献1】特開平07-182590号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上記のように、従来の移報入出力用接点基板TB11では、複数の移報出力信号用接点のそれぞれの機能が、プログラムにより固定的に割り当てられている。したがって、火災受信機から各情報を出力する場合に備えて、移報出力信号毎に、専用の接点が入出力接点基板TB11に設けられている。
【0011】
火災受信機の設置場所によっては、上記移報出力信号のうちで、使用しない信号がある。つまり、移報出力信号の中には、使用頻度の低い信号が多くあり、全ての移報出力信号について、移報出力用接点を設けると、装置が複雑になり、また大型になるという問題がある。また、コスト的にも高価であるという問題がある。
【0012】
この問題は、移報入力用接点についても、同様である。
【0013】
また、上記従来例では、入出力接点基板における個々の接点の機能が、固定的に割り当てられているので、現場からの要望で、入出力接点の機能を変更する場合、上記割り当てを変更するプログラムを特注で作成する必要があるという問題がある。
【0014】
本発明は、火災受信機を省スペース化することができ、部品が少なく、コストダウンになる火災受信機を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明は、火災受信機の外部に移報出力する複数の出力用接点と、火災受信機の外部から移報入力する複数の入力用接点と、複数の移報情報のそれぞれが、上記複数の出力用接点のそれぞれに割り振られ、また、複数の移報情報のそれぞれが、上記複数の入力用接点のそれぞれに割り振られているデータベースと、所定の移報情報を、上記データベースで割り振られている上記出力用接点を介して移報出力させ、また、所定の移報情報が入力された入力用接点と上記データベースとに応じて、上記入力された移報情報の内容を確認し、この確認された移報情報の内容に応じた処理を実行する制御手段とを有する火災受信機である。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、火災受信機を省スペース化することができ、部品が少なく、コストダウンになるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例である。
【実施例1】
【0018】
図1は、本発明の実施例1である火災受信機RE1を含む火災報知設備FA1のシステム構成を示すブロック図である。
【0019】
火災報知設備FA1は、端末として、差動式スポット型感知器SE1と、光電式スポット型感知器SE2と、熱アナログ感知器SE3と、光電式アナログ感知器SE4と、アドレッサブル発信機SE5と、ショートサーキットアイソレータSCIと、防排煙制御用中継器C1と、火災監視用中継器C2、C3、C8と、地区音響制御用中継器C4と、ガス漏れ検知用中継器C5と、防排煙制御用中継器C6と、中継器C7とを有する。これらは、伝送線(1系統)を介して、火災受信機RE1に接続されている。
【0020】
また、火災報知設備FA1は、メッセージ表示機D1、D2、〜、D31と、ディスプレイシステムDP1、および各中継器に接続される機器として、一般型感知器SE6、SE7、SE8と、ガス漏れ検知器SE9と、P型発信機G1、G2と、地区ベルBLと、防排煙機器(設備)DS1、DS2とを有する。
【0021】
差動式スポット型感知器SE1は、いわゆる熱感知器であって、火災による熱(温度上昇)を検出して火災と判別されるときに、火災信号を送信する。光電式スポット型感知器SE2は、いわゆる煙感知器であって、火災による煙を検出して火災と判別されるときに、火災信号を送信する。熱アナログ感知器SE3は、熱感知器の一種であって、火災による熱を検出するために、周囲温度のアナログ値を送信する。
【0022】
光電式アナログ感知器SE4は、煙感知器の一種であって、煙のアナログ値を送信する。アドレッサブル発信機SE5は、いわゆる火災発信機であって、火災の発見者が手動操作する押しボタンを備え、火災信号を送信する。
【0023】
ショートサーキットアイソレータSCIは、後段の伝送線の短絡発生時に、後段の伝送線を切り離す装置であって、通常、信号伝送の必要はないが、火災受信機RE1からの復旧信号を受信し、復旧するものもある。ここでは、後段の伝送線の短絡解消時に、回復信号を送信する。
【0024】
防排煙制御用中継器C1は、火災受信機RE1からの制御信号を受信して、接続される防排煙機器DS1を制御する。火災監視用中継器C2、C3は、信号線を介して一般型感知器または火災発信機が接続され、それらからの火災信号(スイッチング動作)を受信し、火災信号を送信する。火災監視用中継器C2は、自動試験機能付火災感知器を接続することができる。
【0025】
地区音響制御用中継器C4は、火災受信機RE1からの制御信号を受信して、接続されている地区ベルBLを鳴動させる。ガス漏れ検知用中継器C5は、信号線を介してガス漏れ検知器SE9が接続され、信号(スイッチング動作)を受信して、ガス漏れ信号を送信する。
【0026】
防排煙制御用中継器C6は、防排煙制御用中継器C1と同様である。中継器C7は、従来の中継器である。火災監視用中継器C8は、火災監視用中継器C3と同様である。
【0027】
図2は、火災受信機RE1を示すブロック図である。
【0028】
火災受信機RE1は、PSU基板10と、プリンタPR1と、OPO基板B1と、OPIN基板B2と、OPPS基板B3、B4と、NIU基板(ホスト接続用基板)B5と、MCU基板20と、スピーカSP1と、インバータINV1と、タッチパネルTPとして作用するLCD30と、電話ジャックJ1と、CTU基板(伝送基板)B6〜Bnと、AC/DC電源AC/DCと、予備電源BTとを有する。
【0029】
PSU基板10は、AC/DC電源AC/DCとしてのAC/DCコンバータによってAC100Vから生成された直流電圧、DC24Vを各基板10、20、B3〜Bnに電源供給する基板であり、また、OPO基板B1、OPIN基板B2に対して、移報を制御する基板である。MCU基板20は、主制御ユニット基板であり、表示部・メイン処理用の基板であり、スロットSL1を介して、メモリカードMC1が挿入、接続される。OPO基板B1は、移報出力用のオプション基板である。OPIN基板B2は、移報入力用のオプション基板である。
【0030】
OPPS基板B3、B4は、端末の電源供給用基板であり、中継器C1〜C8の2次側に接続された端末(たとえば地区ベルBL)に電源を供給する基板である。NIU基板B5は、ホスト接続用基板であり、ホスト伝送線を介して、ディスプレイシステムDP1と接続される基板である。
【0031】
インバータINV1は、LCD30のバックライトを駆動する電源を制御するものである。
【0032】
タッチパネルTPとして作用するLCD30は、入力および表示手段の例である。
【0033】
CTU基板B6〜Bnは、端末と接続する伝送基板であり、2系統分の伝送線を制御する。
【0034】
AC/DC電源AC/DCは、商用交流電源AC100Vを所定の直流電圧、DC24Vの電源電圧に変換してPSU基板10に出力するものである。予備電源BTとしてのバッテリは、AC100Vによって、PSU基板10、トランス、充電回路を介して常時充電され、AC100Vの停電時に、AC/DC電源AC/DCの代わりに、直流電圧DC24VをPSU基板10に供給する。
【0035】
また、PSU基板10、MCU基板20、NIU基板B5、CTU基板B6〜Bnは、上記電源部の他に、A/D変換部、ROM、RAMを内部に有するマイコン(MPU)が搭載されている。
【0036】
図3は、PSU基板10における移報入出力用接点基板TB1と、OPO基板B1における移報出力用接点基板TB2と、OPIN基板B2における移報入力用接点基板TB3とを示す図である。
【0037】
図3(1)は、PSU基板10における移報入出力用接点基板TB1を示す図である。移報入出力用接点基板TB1には、ガスもれ出力信号、火災確認出力信号、故障一括出力信号が固定的に割り当てられている3個の移報出力用接点(固定出力用接点1〜3)と、データベースにおいて、各移報情報を設定することができる2個の移報出力用接点(オプション出力用接点1、2)と、データベースにおいて、各移報情報を設定することができる2個の移報入力用接点(オプション入力用接点1、2)とが設けられている。
【0038】
図3(2)は、必要に応じて増設されるオプションのOPO基板B1において移報接点出力用基板TB2を示す図である。
【0039】
移報接点出力用基板TB2には、データベースを変更することによって、各移報情報を設定することができる2個の移報出力用接点(オプション出力用接点3および4)が設けられている。
【0040】
図3(3)は、必要に応じて増設されるオプションのOPIN基板B2において移報入力用接点基板TB3を示す図である。
【0041】
移報入力用接点基板TB3には、データベースを変更することによって、各移報情報を設定することができる16個の移報入力用接点(オプション入力用接点3〜18)が設けられている。
【0042】
図4は、移報入出力に関連して、火災受信機RE1の要部を詳細に示すブロック図である。
【0043】
MCU基板20は、MPUで構成されている第1の制御部21、図7に示すフローチャートに対応するプログラムを格納するROM22と、RAM23と、オプション接点用途データベースを格納するメモリカードMC1を接続する図2のスロットSL1とを有し、CTU基板B6〜Bnを介して、図1に示す端末機器と接続され、また、図2に示すタッチパネルTP等の操作スイッチからの操作入力が行われる。
【0044】
PSU基板10は、MPUで構成されている第2の制御部11と、図7に示すフローチャートに対応するプログラムを格納するROM12と、RAM13と、図3に示す固定出力用接点1〜3およびオプション出力用接点1、2にそれぞれ対応した接点出力回路OUT1〜OUT5と、オプション入力用接点1、2にそれぞれ対応した接点入力回路IN1、IN2とを有する。
【0045】
接点出力回路OUT1〜OUT5は、固定出力用接点1〜3およびオプション出力用接点1、2から、それぞれ接点出力を行うための回路であり、それぞれの接点r1〜r5を付勢するリレーR1〜R5を有する。接点入力回路IN1、IN2は、オプション入力用接点1、2からの接点入力を検出する。
【0046】
また、図示していないが、OPO基板B1に対応する接点出力回路OUT6〜7と、OPIN基板B2に対応する接点入力回路IN3〜18とが設けられている。
【0047】
図5は、オプション接点用途データベースへの移報接点入出力設定の動作を示すフローチャートである。
【0048】
この設定動作は、DB(データベース)作成装置で行われ、この設定内容であるオプション接点用途データベースが、メモリカードMC1に書き込まれる。
【0049】
図5において、移報接点入力の設定を行うと判断すると(S1)、入力操作によって、複数の入力項目から、DB設定によって、オプション用の接点入力を割り振る(S2)。
【0050】
この割り振ることができる接点入力の設定項目(移報情報)は、「ヒューズ断入力」と、「外部電源異常入力」と、「火災断定入力」と、「相互電話入力」と、「連動遮断入力」と、「スイッチ入力」とである。
【0051】
上記「ヒューズ断入力」は、火災受信機RE1の外部に接続する電源のヒューズが溶断したことを入力する移報情報である。上記「外部電源異常入力」は、外部に接続する電源が異常であることを入力する移報情報である。上記「火災断定入力」は、外部SWで火災断定されたことを入力する移報情報である。上記「相互電話入力」は、相互電話が行われていることを入力する移報情報である。上記「連動遮断入力」は、外部で連動遮断SWを使用し、この状態をSW入力する移報情報である。上記「スイッチ入力」は、スイッチ入力で指定した機器を動作させたことを入力する移報情報である。
【0052】
そして、他にも移報接点入力の設定を行い(S3)、設定可能点数の上限(18点)であり(S4)、しかも、移報接点出力の設定を行うのであれば(S11)、入力操作によって、複数の出力項目から、DB設定によって、オプション用の接点出力を割り振る(S12)。
【0053】
上記割り振ることができる接点出力の設定項目(移報情報)は、「地区音響停止中出力」と、「試験中出力」と、「連動遮断中出力」と、「スイッチ注意中出力」と、「復旧中移出力」と、「停電出力」と、「非常放送中出力」と、「火災断定中出力」と、「注意警報中出力」と、「蓄積中出力」と、「レベル注意警報出力」と、「出力値注意警報中出力」とである。
【0054】
上記「地区音響停止中出力」は、受信機の地区音響停止中を出力する移報情報である。
【0055】
上記「試験中出力」は、受信機の試験中を出力する移報情報である。上記「連動遮断中出力」は、受信機の連動遮断中を出力する移報情報である。上記「スイッチ注意中出力」は、受信機のスイッチ注意中を出力する移報情報である。上記「復旧中移出力」は、受信機の復旧中を出力する移報情報である。上記「停電出力」は、受信機の停電を出力する移報情報である。
【0056】
上記「非常放送中出力」は、受信機の非常放送中を出力する移報情報である。上記「火災断定中出力」は、受信機の火災断定中を出力する移報情報である。上記「注意警報中出力」は、受信機の注意警報中を出力する移報情報である。上記「蓄積中出力」は、受信機の蓄積中を出力する移報情報である。上記「レベル注意警報出力」は、受信機のレベル注意警報を出力する移報情報である。上記「出力値注意警報中出力」は、受信機の出力値注意警報中を出力する移報情報である。
【0057】
そして、他にも移報接点出力の設定を行い(S13)、設定可能点数の上限(4点)であれば(S14)、終了する。この終了に際して、各オプション接点(オプション出力用接点1〜4、オプション入力用接点1〜16)に設定された移報情報を、オプション接点用途データベースとしてメモリカードMC1に書き込む。
【0058】
図6は、メモリカードMC1に格納されているオプション接点用途データベースの設定例を示す図である。
【0059】
この設定例は、PSU基板10に関連するオプション接点のみについて、移報情報が設定されている例であり、オプション接点と、このオプション接点に設定されている移報情報との関係を示す例である。
【0060】
図7は、移報入出力動作を示すフローチャートである。
【0061】
移報を必要とする状態が生じると、その情報に該当する接点を、データベースから選択し、その出力用接点から出力動作させる。
【0062】
また、通常動作の中で、移報情報が入力されれば、この移報情報が入力された接点の役割(移報情報の内容)を、データベースから判別し、この判別された移報情報に応じた動作として、表示動作等を行う。
【0063】
たとえば、図6に示すようにデータベースが設定されている場合、復旧スイッチが操作入力されると、図6に示すデータベースを参照し、復旧スイッチが操作された場合にはオプション出力用接点1を使用することが分かり、オプション出力用接点1から復旧中出力を行う。一方、オプション入力用接点1に移報情報が入力されると、図6に示すデータベースを参照し、オプション入力用接点1には火災断定が入力されることが分かり、火災断定処理を実行する。
【0064】
なお、MCU基板20の制御部21と、PSU基板10の制御部11とが制御するが、MCU基板20とPSU基板10とを一体し、1つの制御部(MPU)が制御するようにしてもよい。
【0065】
図7(1)は、MCU基板20の動作を示すフローチャートである。
【0066】
イニシャル処理を行い(S21)、メモリカードMC1に格納されているオプション接点用途データベースを読み込み(S22)、上記データベースをRAM23に記憶する(S23)。
【0067】
端末機器、操作スイッチ等によって火災受信機の状態が変化し(S24)、上記状態変化が、上記データベースに設定されていれば(S25)、該当するオプション接点リレーRのリレー制御命令を、PSU基板10に送出する(S26)。
【0068】
PSU基板10からの接点入力情報があれば(S27)、該当する接点入力情報を、上記データベースから検索し(S28)、この検索された情報に従った制御動作を行う(S29)。
【0069】
図7(2)は、PSU基板10の動作を示すフローチャートである。
【0070】
イニシャル処理を行い(S31)、MCU基板20からのリレー制御命令があれば(S32)、該当するリレーRを付勢し、接点出力する(S33)。接点入力があれば(S34)、MCU基板20に接点入力情報を送出する(S35)。
【0071】
火災受信機の移報入出力について、情報毎に接点を用意しても、常に全てを使用するのではないが、上記実施例では、ハードウェアとしてフリーの接点を設け、個々の接点に、どの情報を入力または出力するかを選択し、データベースに設定する。
【0072】
したがって、上記実施例によれば、現場で必要とする用途だけを選別し、設定すれば足りるので、入出力接点(ハードウェア)の数を削減することができる。
【0073】
また、移報の数を多く必要とする場合には、オプションとして、OPO基板B1、OPIN基板B2等の接点を追加して対応すればよい。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】本発明の実施例1である火災受信機RE1を含む火災報知設備FA1のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】火災受信機RE1を示すブロック図である。
【図3】PSU基板10における移報入出力用接点基板TB1と、OPO基板B1における移報出力用接点基板TB2と、OPIN基板B2における移報入力用接点基板TB3とを示す図である。
【図4】移報入出力に関連して、火災受信機RE1の要部を詳細に示すブロック図である。
【図5】オプション接点用途データベースへの移報接点入出力設定の動作を示すフローチャートである。
【図6】メモリカードMC1に格納されているオプション接点用途データベースの設定例を示す図である。
【図7】移報入出力動作を示すフローチャートである。
【図8】従来の移報入出力用接点基板TB11を示す図である。
【図9】従来の移報入出力用接点基板TB11を使用した場合における移報入出力動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0075】
FA1…火災報知設備、
RE1…火災受信機、
10…PSU基板、
11…制御部、
BT1…PSU基板10における移報入出力用接点基板、
20…MCU基板、
21…制御部、
TB2…OPO基板B1における移報出力用接点基板、
TB3…OPIN基板B2における移報入力用接点基板、
SL1…スロット、
MC1…メモリカード、
30…LCD。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
火災受信機の外部に移報出力する複数の出力用接点と;
火災受信機の外部から移報入力する複数の入力用接点と;
複数の移報情報のそれぞれが、上記複数の出力用接点のそれぞれに割り振られ、また、複数の移報情報のそれぞれが、上記複数の入力用接点のそれぞれに割り振られているデータベースと;
所定の移報情報を、上記データベースで割り振られている上記出力用接点を介して移報出力させ、また、所定の移報情報が入力された入力用接点と上記データベースとに応じて、上記入力された移報情報の内容を確認し、この確認された移報情報の内容に応じた処理を実行する制御手段と;
を有することを特徴とする火災受信機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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