説明

炉解体機

【課題】 溶融炉、転炉、焼却炉等の炉体内部に配設されたレンガ等の構造物を破砕することにより、当該炉を解体する炉解体機において、特に解体する炉の温度を比較的高温に維持しながら作業を実行する。
【解決手段】 炉体内部に配設されたレンガ等の構造物を破砕することにより、当該炉を解体する炉解体機であって、構造物を破砕するためのエアブレーカ11と、少なくとも作業員がエアブレーカ11を操作するための耐熱運転室32を有する機器本体2と、横転させた炉体に対して機器本体2を移動させ又は旋回させるためのるための移動機構3、旋回部40と、機器本体2から炉体に対してブーム4を伸縮、回転させることにより、その先端に角度可変に取り付けられたエアブレーカ11の位置制御を行うマニピュレータ5とを備え、機器本体2は、供給された冷却用エアを上記ブームに沿って配設されたホース27を介して上記マニピュレータ5の内部並びにエアブレーカ11に噴射する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、溶融炉、転炉、焼却炉等の炉体内部に配設されたレンガ等の構造物を破砕することにより、当該炉を解体する炉解体機に関する。
【背景技術】
【0002】
転炉は、溶融状態の銑鉄(溶銑)を受け入れて酸素を吹き込むことにより、その溶銑中の不純物を燃焼させて除去するという製鋼用の精錬炉であり、水平の支持軸を中心として炉体が回転する構造とされている。
【0003】
図7に示すように、転炉193は、中空同心形状の容器からなり、大きく開口した炉口194が炉頂中央に形成されている。通常、この炉口194を通して精錬用の酸素が吹き込まれ、あるいは炉内で発生するガスが排出されることになる。また、この転炉では、外面を形成する鉄皮の内側表面をレンガ195で覆い、さらにその内側に耐火用のレンガを築造することにより、高温の溶融金属に耐えられるように設計されている。
【0004】
ところで、このような転炉の内側表面に配設されたレンガ195は、主に耐火レンガ等が用いられるものの、高温により損傷してしまう場合も少なからずあることから、損傷したレンガ195を破砕することにより解体作業、さらに新しいレンガ195を炉内に配設する補修作業等が頻繁に行われている。
【0005】
ところで従来では、作業員が炉の内部に乗り込んでこのような解体作業を行っていたが、出鋼直後の炉の内部は非常に高温であり、約500℃〜1000℃にまで至る。しかも冷め難く、水を注入して4時間経過しても、80℃近くもあり、作業者が炉の内部で作業を行う上で耐えることができる温度に下がるまで、長きにわたる待ち時間が必要となっていた。
【0006】
このような問題点を解決するために、例えば特許文献1に示される溶融炉解体装置等が提案されている。
【0007】
この溶融炉解体装置101は、図8に示すように、電気炉103の上方において略水平に設置された桁部107と、軸Pの回りに360°旋回可能に設けられた旋回体109と、旋回体109に揺動可能に設けられたアウターブーム111と、インナーブーム113と、ブレーカ115とを主要部として構成されており、ブレーカ115を稼働させて耐火レンガ105を破砕する。旋回体109の旋回やアウターブーム111の揺動などは、図示しない操作部から行う。この溶融炉解体装置101によれば、電気炉103の外から操作ができるため、作業者が入れないほどの高温であっても、作業を開始することができる。
【特許文献1】特開平11−230680号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上述した特許文献1における開示技術では、炉解体のマニュピレータを装備した水平移動可能な桁とその桁に回転装置を装備することが必須となるところ、装置構成が複雑化し、ひいてはシステム全体のコストが大幅に増加してしまうという問題点があった。
【0009】
また、かかる特許文献1における開示技術では、装置の運転につき、解体作業を行う炉から離れて行うことになり、運転者の熱対策は十分になされている一方で、解体作業の詳細を視認するすることができない部分も出てくるという問題点もあった。
【0010】
さらに、特許文献1における開示技術では、炉の内部の温度が、ブレーカ115先端の耐熱温度、マニュピレータの耐熱温度にまで下がるまで、実際の作業を開始することができなかった。この待ち時間を含めると工事時間がいきおい増加してしまうという問題点もある。即ち、炉の冷却を待つことなく作業を開始することで、工事時間の短縮を図る必要もあった。
【0011】
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、溶融炉、転炉、焼却炉等の炉体内部に配設されたレンガ等の構造物を破砕することにより、当該炉を解体する炉解体機において、特に解体する炉の温度を比較的高温に維持しながら作業を実行することが可能な炉解体機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明を適用した炉解体機は、上述した課題を解決するために、溶融炉、転炉、焼却炉等の炉体内部に配設されたレンガ等の構造物を破砕することにより、当該炉を解体する炉解体機において、構造物を破砕するためのエアブレーカと、少なくとも作業員がエアブレーカを操作するための耐熱運転室を有する機器本体と、横転させた炉体に対して上記機器本体を移動させ又は旋回させるためのるための移動旋回手段と、機器本体から上記炉体に対してブームを伸縮、回転させることにより、その先端に角度可変に取り付けられた上記エアブレーカの位置制御を行うマニピュレータとを備え、機器本体は、供給された冷却用エアを上記ブームに沿って配設されたホースを介して上記マニピュレータの内部並びに上記エアブレーカに噴射する。
【発明の効果】
【0013】
本発明を適用した炉解体機では、炉体内部が高温状態にある場合であっても、エアブレーカの熱被害を抑えることが可能となる。特にアームの周囲にガードを周設することにより、エアブレーカに対して冷却用エアを高効率に送り込むことができ、エアブレーカの耐熱特性をより向上させることも可能となるとともに、高温状態にある炉体からの熱被害を抑えることも可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
【0015】
図1〜4は、本発明を適用した炉解体機1の構成を示している。即ち、図1は炉解体機1の斜視図であり、図2は炉解体機1の側面図であり、図3は炉解体機1の平面図であり、さらに図4は炉解体機1の正面図である。
【0016】
炉解体機1は、溶融炉、転炉、焼却炉等の炉体内部に配設されたレンガ等の構造物を破砕することによりこれを解体するものであり、機器本体2と、当該構造物を破砕するためのエアブレーカ11と、横転させた炉体に対して機器本体2を移動させるための移動機構3と、機器本体2の上部に取り付けられたブーム4を有するとともにその先端に角度可変に取り付けられたエアブレーカ11の位置制御を行うマニピュレータ5とを備えている。
【0017】
移動機構3は、キャタピラ31を備え、該キャタピラ31を駆動させることにより地上を走行する。移動機構3は、その上部に配設された機器本体2を、旋回部40を介して同移動機構3の上面に対して平行に旋回可能に支持している。機器本体2は、油圧モータ等により移動機構3に対して360゜旋回されるようになっている。また、この移動機構3は、機器本体2につき図2、3中A方向へ自在に移動させることも可能としている。このため、機器本体2そのものを、炉に対して自在に近接離間させることが可能となる。
【0018】
機器本体2には、ブーム4が回動、起伏可能に支持されており、機器本体2とブーム4の中間にはブームシリンダ39が連結されている。機器本体2の前側には耐熱運転室32が設けられている。この耐熱運転室32は、少なくとも作業員がエアブレーカ11を操作するに足りる図示しない操縦装置が配設されている。作業員は、この耐熱運転室32からエアブレーカ11を直接的に目視することができるため、作業を確実に実行することが可能となる。また、この耐熱運転室32の前面には、耐熱ガラス等からなるガード33が設けられており、耐熱運転室32内に対して外部からの熱を伝わり難くしている。
【0019】
また、この機器本体2には、エアコンプレッサー24が取り付けられている。このエアコンプレッサー24には、エアブレーカ11の動作に必要なエアが圧縮させた状態で詰められている。
【0020】
マニュピレータ5は、ブーム4と、このブーム4の先端部において回動自在に支持されてなり、上記エアブレーカ11が取り付けられるアーム6とからなる。
【0021】
ブーム4は、アウターブーム41と、回転ブーム42と、伸縮ブーム43とを有し、この伸縮ブーム43の先端において上述したアーム6が支持されることになる。さらにブーム4の中間部とアーム6との間にはアームシリンダ(アクチュエータ)9が連結されている。即ち、このアーム6は、アームシリンダ9の伸縮に基づいてブーム4とアーム6との連結部3aを中心に回動可能とされている。
【0022】
アウターブーム41は、ブームシリンダ39の伸縮に基づいて機器本体2との連結部4aを中心に起伏自在となるように配設されている。また、このアウターブーム41の先端には、かかるアウターブーム41に対して旋回自在となるようにベアリング46を介して回転ブーム42が配設されている。この回転ブーム42は、旋回モータ47により発生させられる動力に基づいて、任意の方向に自転することになる。
【0023】
このアウターブーム41並びに回転ブーム42内には、伸縮ブーム43が収納される。伸縮ブーム43には、油圧シリンダ45が連結されてなり、この油圧シリンダ45が伸張することにより、伸縮ブーム43がアウターブーム41並びに回転ブーム42に対して突出して伸びていくことになり、油圧シリンダ45が収縮することにより、伸縮ブーム43がアウターブーム41並びに回転ブーム42に対して縮んでいくことになり、ひいてはこれらアウターブーム41並びに回転ブーム42内に収められることになる。ちなみに、この伸縮ブーム43は、回転ブーム42の先端に設けられたローラ48により介装されて設けられていてもよく、このローラ48の回転を通じてアウターブーム41並びに回転ブーム42に対してこの伸縮ブーム43より円滑に伸縮させるようにしてもよい。
【0024】
アーム6は、伸縮ブーム43先端にある連結部3aに取り付けられた回転軸95を介して回動自在に取り付けられてなる。伸縮ブーム側に取り付けられたアームシリンダ9は、収納ケース91内に伸縮自在な軸部92と、この軸部92に形成された支点ピン93a,93bを介して回動自在に取り付けられた2本の支軸94a,94bとを備え、さらにこの支軸94aの先端には、連結部3aにおいて挿通されてなる回転軸95が回動自在に設けられている。この回転軸95の回動に応じてアーム6全体が回転し、これに応じてエアブレーカ11先端の角度方向も変化することになる。即ち、このアーム6では、アームシリンダ9において、軸部92を収納ケース91に対して伸縮させることにより、支点ピン93a,93bを介して支軸94a,94bとを動作させ、ひいては回転軸95を回動させることによりアーム6全体を回転させることが可能となる。
【0025】
エアブレーカ11は、エアシリンダ12を作動させることにより上下方向に揺動可能に軸支されてなる。エアシリンダ12は、エアコンプレッサー24から送出されてきたエアに基づき伸縮作動することになる。また、このエアブレーカ11の径につき先端に近づくにつれて小さくなるように構成されたタガネを設けておくことにより、構造物の破砕効率を向上させるようにしてもよい。また、このエアブレーカ11は、図示しない軸支部を中心として左右方向へ首振運動が可能となるようにしてもよい。
【0026】
上述した構成に加えて、本発明を適用した炉解体機1では、冷却用エアを送り込むためのホース27がブーム4に沿って配設されている。このホース27は、アウターブーム41の内周壁41aに沿って配設され、さらにこのアウターブーム41から突出された後にホースガイド28により他のコード等とともにエアブレーカ11へ向けてガイドされる。このホース27先端にはノズル29が取り付けられ、外部から供給されてきた冷却用エアは、このホース27により搬送されてノズル29から噴射されることになる。その結果、伸縮ブーム43中に冷却用エアが行き渡ることになる。即ち、このノズル29から噴射された冷却用エアは、図2中矢印で示される経路を経てエアブレーカ11に到達することになる。この冷却用エアによりエアブレーカ11は冷却されることになり、エアブレーカ11本体を高温から守ることが可能となるとともに、タガネの磨耗を少なくすることが可能となる。なお、このノズル29の構成は省略することも可能となる。
【0027】
なお、本発明を適用した炉解体機1では、上述した構成に加えて、図1、2に示すようにアーム6の周囲にガード61を周設するようにしてもよい。このガード61は、アーム6の全ての面を覆うようにして配設されていてもよいし、少なくとも位置の面を覆うようにして配設されていてもよい。これにより、ホース27から噴射された冷却用エアを外部に逃散させることなくエアブレーカ11へと導くことが可能となり、ひいてはエアブレーカ11への冷却効率を向上させることが可能となる。
【0028】
次に、本発明を適用した炉解体機1により、炉体51内部に配設されたレンガ等の構造物52を破砕する動作につき、図5を用いて説明をする。
【0029】
先ず、炉体51における炉口部53付近まで炉解体機1本体につき移動機構3により移動させる。そして、この移動機構3をC方向へ駆動させることにより、機器本体2を炉体51に対して近接させる。
【0030】
次に、図5に示すように油圧シリンダ45を伸張させることにより、これに連結されてなる伸縮ブーム43そのものをアウターブーム41並びに回転ブーム42に対して突出させて伸ばしていく。その結果、この伸縮ブーム43の先端に取り付けられたアーム6が、破砕すべき構造物52付近に到達することになる。このとき、回転ブーム42をアウターブーム41に対して自転させるようにしてもよい。
【0031】
次に、アームシリンダ9を伸縮させることにより回転軸95を回動させ、アーム6そのものを回転させる。これにより、エアブレーカ11先端を所望の角度方向へ向けることが可能となるが、このとき上述した回転ブーム42の回転動作を同時に並行させてもよい。次に、エアコンプレッサー24から送出されてきたエアによりエアシリンダ12を伸縮作動させる。その結果、炉体52内部に配設された構造物52を破砕することが可能となる。
【0032】
このように本発明を適用した炉解体機1では、作業性を向上させるべく移動機構3による自走式で構成したことにより、水平移動可能な桁とその桁に回転装置を装備する従来例と比較して装置構成を大幅に簡略化させることが可能となり、ひいてはシステム全体のコストを縮減させることが可能となる。また、この炉解体機1を自走式で構成したことにより、機器本体2を炉設備に合わせて最適な位置へ配置することも可能となる。
【0033】
また、この炉解体機1では、マニピュレータ5につき、スライド機能回転や、回転機能を設けることにより、炉体51における所望の位置へエアブレーカ11先端を的確に合わせることが可能となり、当該所望の位置にある構造物52壁面に対してエアブレーカ11を介した的確な打撃も可能となる。
【0034】
また、図6は、このブームシリンダ39を伸縮させることにより、ブーム4を起伏させる場合につき示している。このブームシリンダ39を伸縮させることにより、アウターブーム41を連結部4aを中心に起伏させる。これにより、炉体51の側面に配設された構造物52をも効果的に破砕させることが可能となる。
【0035】
ちなみに、この構造物52を破砕している際に、ホース27から冷却用エアを噴射させることにより、伸縮ブーム43中に冷却用エアが行き渡り、ひいてはかかる破砕作業を実行するためのエアブレーカ11周囲にまで冷却用エアを送り込むことが可能となる。その結果、エアブレーカ11は、かかる冷却用エアにより冷却されることになる。ちなみに、この冷却用エアは、このエアシリンダ11、或いは伸縮ブーム43に行き渡る場合のみならず、このマニピュレータ24全体に至るまで行き渡るようにしてもよい。
【0036】
このため、本発明を適用した炉解体機1では、炉体51内部が高温状態にある場合であっても、エアブレーカ11の熱被害を抑えることが可能となる。特にアーム6の周囲にガード61を周設することにより、エアブレーカ11に対して冷却用エアを高効率に送り込むことができ、エアブレーカ11の耐熱特性をより向上させることも可能となるとともに、高温状態にある炉体51からの熱被害を抑えることも可能となる。即ち、炉体51の内部の温度がエアブレーカ11の耐熱温度を超えていても、冷却用エアによりエアブレーカ11そのものを当該耐熱温度以下まで冷却させることができる。これにより炉体51の内部の温度が、エアブレーカ11先端の耐熱温度、さらにはマニュピレータ5の耐熱温度にまで下がるまで待機することなく、解体作業を開始することが可能となる。さらにエアブレーカ11を長持ちさせることが可能となる、修理費の低減をも図ることが可能となる。
【0037】
特にこの炉解体機1では、かかる冷却機能をホース27、さらにはノズル29等、極めて安価な構成で実現することが可能となり、システム全体の製作をより安価に行うことが可能となる。また、システム全体を複雑化することがなくなるため、補修作業も容易に行うことが可能となる。
【0038】
従って、解体作業の待ち時間を減縮することも可能となり、工事時間を短縮化することができる。また、炉の温度を高く保持したまま解体作業を行うことができるため、再び溶融を行うときに温度を上昇させるための時間や燃料を節約することが可能となり、コストダウンを図ることも可能となる。
【0039】
特に、本発明を適用した炉解体機1では、耐熱運転室32内に作業員が乗り込み、炉体51内部の作業状況を直接的に確認することが可能となるが、この耐熱運転室32は、上述の如き耐熱対策が施されているため、かかる作業環境をより改善させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明を適用した炉解体機の斜視図である。
【図2】本発明を適用した炉解体機の側面図である。
【図3】本発明を適用した炉解体機の平面図である。
【図4】本発明を適用した炉解体機の正面図である。
【図5】本発明を適用した炉解体機の動作につき説明するための図である。
【図6】本発明を適用した炉解体機の動作につき説明するための他の図である。
【図7】従来技術につき説明するための図である。
【図8】従来技術につき説明するための他の図である。
【符号の説明】
【0041】
1 炉解体機
2 機器本体
3 移動機構
4 ブーム
5 マニュピレータ
6 アーム
11 エアブレーカ
24 エアコンプレッサー
27 ホース
31 キャタピラ
32 耐熱運転室
33 ガード
39 ブームシリンダ
40 旋回部
41 アウターブーム
42 回転ブーム
43 伸縮ブーム
45 油圧シリンダ
48 ローラ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
溶融炉、転炉、焼却炉等の炉体内部に配設されたレンガ等の構造物を破砕することにより、当該炉を解体する炉解体機において、
上記構造物を破砕するためのエアブレーカと、
少なくとも作業員が上記エアブレーカを操作するための耐熱運転室を有する機器本体と、
横転させた炉体に対して上記機器本体を移動させ又は旋回させるためのるための移動旋回手段と、
上記機器本体から上記炉体に対してブームを伸縮、回転させることにより、その先端に角度可変に取り付けられた上記エアブレーカの位置制御を行うマニピュレータとを備え、
上記機器本体は、供給された冷却用エアを上記ブームに沿って配設されたホースを介して上記マニピュレータの内部並びに上記エアブレーカに噴射すること
を特徴とする炉解体機。
【請求項2】
上記マニピュレータは、上記噴射された冷却用エアを上記エアブレーカへ導くためのカバーが設けられてなること
を特徴とする請求項1記載の炉解体機。
【請求項3】
上記冷却用エアを噴射するためのノズルが上記ホースの先端に設けられてなること
を特徴とする請求項1又は2記載の炉解体機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−292227(P2006−292227A)
【公開日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−111669(P2005−111669)
【出願日】平成17年4月8日(2005.4.8)
【出願人】(000001258)JFEスチール株式会社 (8,589)
【出願人】(000236311)品川フアーネス株式会社 (6)
【出願人】(000005522)日立建機株式会社 (2,611)
【Fターム(参考)】