説明

焙煎はと麦パンの製法

【課題】はと麦は、ヨクイニンともよばれ、古来より健康や美容によいと広く知られている。またはと麦が多く自生している関西地方を中心に、薬膳料理として夏季や梅雨時には麦茶や粥として食され人気がある。しかし、はと麦は独特の臭いや苦味のため食しにくい。また知られている調理方法も粥または茶などに数少ないので、飽きやすく、継続的に食することは困難である。
【解決手段】はと麦、強力粉、砂糖、塩、イースト及び水を材料とした生地組成のうちできあたりパン1/2-1/3重量のはと麦を茶色になるまで焙煎して、焙煎はと麦として臭いと味を改善した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、独特の臭いや、苦味もあるはと麦を、食材の一種として、日常の健康増進、美容のため、手軽に、美味しく、楽しみながら、継続的に且つより多くの量を摂取するためはと麦を薫り高いパンとして食する方法を発明した。

【背景技術】
【0002】
はと麦は古来より漢方薬として効能は広く知られているものの独特の臭いや苦味もあり食しにくい。また調理方法も限られている。
【0003】
はと麦を、薬としてではなく、食材の一種として、手軽に、美味しく、楽しみながら、継続的に且つより多くの量を摂取するためはと麦を薫り高いパンとして食する方法を発明した。
【0004】
【特許文献1】特開2001−78655号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
はと麦は独特の臭いや苦味のため食しにくい。また調理方法も限られている。
本発明は以上の問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
はと麦、強力粉、砂糖、塩、イースト及び水を材料とした生地組成のうちできあがりパンの1/2-1/3重量のはと麦を茶色になるまで焙煎して、焙煎はと麦として臭いと味を改善した。本発明はこの焙煎はと麦を粉にしたものを用いた焙煎はと麦パンを調理するパンの製法に関する手段である。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、はと麦の持つ独特の臭いと苦味を除去し、焙煎はと麦パンと新しい調理方法を提供できるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の構成は、以上の説明で示すとおりであるが、これを用いるときは、焙煎はと麦パンとして単独で食するのみならず、他の食材を添付することによりサンドイッチや酒肴としても食することが可能であり、飽きることなく手軽に楽しみながら継続的に摂取することが可能である。
【実施例1】
【0009】
はと麦、強力粉、砂糖、塩、イースト及び水を材料とした生地組成および下記工程により焙煎はと麦パンを得た。
できあがりパンの1/3−1/2重量を目安としたはと麦を茶色になるまで焙煎して臭いと水分を飛ばし、冷ました後、粉にしたものを以下材料と混ぜ通常のパンと同様に製造する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
はと麦、強力粉、砂糖、塩、イースト及び水を材料とする。そのうちできあがりパンの1/3−1/2重量のはと麦を茶色になるまで焙煎して臭いと苦味を除去し、粉にしたものを通常のパン同様に調理する製造方法にて得られる焙煎はと麦パンの調理方法。