説明

無線デバイスのための、工場でのプログラム時間を低減するシステムおよび方法

無線デバイスをブートするシステムおよび方法が開示される。このシステムおよび方法は、無線デバイスの電源がオンになっている場合に、工場試験モード・メモリ・アイテムを読み取ることと、工場試験モード・メモリ・アイテムが、はい、に設定されているかを判定することと、工場試験モード・メモリ・アイテムが、はい、に設定されている場合に、前記無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを禁止することとを含む。システムおよび方法は更に、ブート・ローダ・モードに留まることと、診断シリアル・ポートとしてポートをエニュメレートすることと、1又は複数の診断パケットを受信することとを含む。更に、システム及び方法は、工場試験モード・メモリ・アイテムが、いいえ、に設定されている場合に、無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを許可することを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、無線デバイスに関し、特に、無線デバイスのための、工場でのプログラム時間を低減するシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
セルラ電話のような無線デバイスを製造する際、製造者は多数の試験を無線デバイス上で実行しうる。これらのテストは、無線デバイスを較正することや、無線デバイスを設定することや、ソフトウェアをロードすることや、あるいはそれらの組み合わせを含む。一般的に、無線デバイスは、各試験の後に、リブートされる必要がある。更に、製造者は、大量の無線デバイスをプログラムし、プログラムされたそれらの無線デバイスを、配送までの間保管する。時間の経過とともに、それら保管された無線デバイスを、より新しいソフトウェアあるいはキャリア特有のソフトウェアを用いて再プログラムすることが必要になる。保管された無線デバイスを再プログラムする時、保管された無線デバイスを何度もリブートする必要がある。無線デバイスが多数である場合、リブート時間は非常に長くなる。
【0003】
従って、無線デバイスに関連付けられたプログラム時間を低減するためのシステムおよび方法が必要となる。
【発明の概要】
【0004】
無線デバイスをブートする方法が開示される。この方法は、無線デバイスの電源がオンである場合に工場試験モード・メモリ・アイテムを読み取ることと、工場試験モード・メモリ・アイテムが第1の状態に設定されているかを判定することと、工場試験モード・メモリ・アイテムが第1の状態に設定されている場合に無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを禁止することとを含む。
【0005】
この態様において、方法は更に、ブート・ローダ・モードに留まることと、診断シリアル・ポートとしてポートをエニュメレート(enumerate)することと、1又は複数の診断パケットを受信することとを含む。更に、この方法は、工場試験モード・メモリ・アイテムが第2の状態に設定されている場合に、無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを許可することとを含む。この態様において、方法は更に、工場試験モード・メモリ・アイテムが第2の状態に設定されている場合に、ブート数がしきい値以上であるかを判定することと、このブート数がしきい値以上である場合に、無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを許可することとを含む。更に、この方法は、ブート数がしきい値以上ではない場合に、ブート数を変更することと、工場試験モード・メモリ・アイテムを第1の状態に設定することとを含む。
【0006】
別の態様において、無線デバイスが開示される。この無線デバイスは、メモリと、このメモリに接続されたプロセッサとを含む。このプロセッサは、無線デバイスの電源がオンになっている場合に工場試験モード・メモリ・アイテムを読み取ることと、工場試験モード・メモリ・アイテムが第1の状態に設定されているかを判定することと、この工場試験モード・メモリ・アイテムが第1の状態に設定されている場合に無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを禁止することとを実行するように動作可能である。
【0007】
この態様において、プロセッサは更に、ブート・ローダ・モードに留まることと、診断シリアル・ポートとしてポートをエニュメレートすることと、1又は複数の診断パケットを受信することとを実行するように動作可能である。更に、このプロセッサは、工場試験モード・メモリ・アイテムが第2の状態に設定されていると、無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを許可することを実行するように動作可能である。プロセッサは更に、工場試験モード・メモリ・アイテムが第2の状態に設定されている場合に、ブート数がしきい値以上であるかを判定することと、ブート数がしきい値以上である場合に、無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを許可することとを実行するように動作可能である。この態様において、プロセッサは更に、ブート数がしきい値以上ではない場合に、ブート数を変更することと、工場試験モード・メモリ・アイテムを第1の状態に設定することと実行するように動作可能である。
【0008】
別の態様において、無線デバイスが開示される。このプロセッサは、無線デバイスの電源がオンになっている場合に工場試験モード・メモリ・アイテムを読み取る手段と、工場試験モード・メモリ・アイテムが第1の状態に設定されているかを判定する手段と、工場試験モード・メモリ・アイテムが第1の状態に設定されている場合に無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを禁止する手段と含む。更に、この無線デバイスは、ブート・ローダ・モードに留まる手段と、診断シリアル・ポートとしてポートをエニュメレートする手段と、1又は複数の診断パケットを受信する手段とを含む。
【0009】
この態様において、無線デバイスは、工場試験モード・メモリ・アイテムが第2の状態に設定されていると、無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを許可する手段を含む。更に、方法は、工場試験モード・メモリ・アイテムが第2の状態に設定されている場合に、ブート数がしきい値以上であるかを判定する手段と、ブート数がしきい値以上である場合に、無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを許可する手段とを含む。この無線デバイスは、ブート数がしきい値以上ではない場合に、ブート数を変更する手段と、工場試験モード・メモリ・アイテムを第1の状態に設定する手段とを含む。
【0010】
別の態様において、コンピュータ・プログラム製品が開示される。これは、コンピュータ読取可能媒体を備える。このコンピュータ読取可能媒体は、無線デバイスの電源がオンになっている場合に工場試験モード・メモリ・アイテムを読み取るための少なくとも1つの命令と、工場試験モード・メモリ・アイテムが第1の状態に設定されているかを判定するための少なくとも1つの命令と、工場試験モード・メモリ・アイテムが第1の状態に設定されている場合に無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを禁止するための少なくとも1つの命令とを含む。
【0011】
このコンピュータ読取可能媒体は更に、ブート・ローダ・モードに留まるための少なくとも1つの命令と、診断シリアル・ポートとしてポートをエニュメレートするための少なくとも1つの命令と、1又は複数の診断パケットを受信するための少なくとも1つの命令とを含む。更に、コンピュータ読取可能媒体は、工場試験モード・メモリ・アイテムが第2の状態に設定されていると、無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを許可するための少なくとも1つの命令を含む。
【0012】
このコンピュータ読取可能媒体は更に、工場試験モード・メモリ・アイテムが第2の状態に設定されている場合に、ブート数がしきい値以上であるかを判定するための少なくとも1つの命令と、ブート数がしきい値以上である場合に、無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを許可するための少なくとも1つの命令とを含む。更に、このコンピュータ読取可能媒体は、ブート数がしきい値以上ではない場合に、ブート数を変更するための少なくとも1つの命令と、工場試験モード・メモリ・アイテムを第1の状態に設定するための少なくとも1つの命令とを含む。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図において、そうではないと示されない限り、同一符番は、様々な図にわたって同一部分を表す。
【図1】図1は、無線デバイスを試験するためのシステムの図である。
【図2】図2は、無線デバイスの図である。
【図3】図3は、無線デバイスに関連付けられたプロセッサ・システムの図である。
【図4】図4は、無線デバイスを試験する方法を例示するフローチャートである。
【図5】図5は、無線デバイスをブートする方法を例示するフローチャートである。
【図6】図6は、無線デバイスに関連付けられたブート数をモニタする方法を例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
用語「典型的」は本明細書において、「例、実例、例示として役立つこと」を意味するために使用される。「典型的」として本明細書において説明される実施形態は、必ずしもその他の態様より好ましい、あるいは有利なものとして解釈されるものではない。
【0015】
この説明において、用語「アプリケーション」は、例えば、オブジェクト・コード、スクリプト、バイト・コード、マークアップ言語ファイル、パッチのような、実行可能なコンテンツを有するファイルも含む。加えて、本明細書に示される「アプリケーション」は、開かれる必要のあるドキュメントや、アクセスされる必要のあるその他のデータ・ファイルのような、本質的に実行可能なファイルも含みうる。
【0016】
用語「コンテンツ」は、例えば、オブジェクト・コード、スクリプト、バイト・コード、マークアップ言語ファイル、パッチのような実行可能なコンテンツを有するファイルも含みうる。加えて、本明細書に記される「コンテンツ」は、開く必要のあるドキュメントや、アクセスする必要のあるその他のデータ・ファイルのような、本質的に実行可能なファイルも含みうる。
【0017】
この説明において、用語「通信無線デバイス」と、「無線デバイス」と、「無線電話」と、「無線通信無線デバイス」とは、置換可能に使用される。第3世代(「3G」)無線技術の到来と共に、より多くの帯域幅が使用できるようになったことで、より多くの、無線機能を有する電子無線デバイスが可能になった。よって、無線デバイスは、セルラ電話や、ページャや、PDAや、スマートフォンや、ナビゲーション無線デバイスや、あるいは無線接続を有するコンピュータでありうる。
【0018】
まず図1に関して、無線デバイス試験システムが示され、一般に、100と表される。図示されるように、システム100は、第1の試験ステーション102と、第2の試験ステーション104と、第Nの試験ステーション106とを含みうる。第1の試験ステーション102は、プロセッサ110およびメモリ112を含む第1のコンピュータ108を含みうる。第2の試験ステーション104も、第2のコンピュータ114を含み、このコンピュータ114は、プロセッサ116およびメモリ118とを含みうる。更に、第Nの試験ステーション106は、第Nのコンピュータ120を含みうる。図示されるように、第Nのコンピュータ120は、プロセッサ122とメモリ124とを含みうる。
【0019】
図1において例示されるように、システム100は、ネットワーク・インタフェース128によって、コンピュータ108、114、120に接続された試験サーバ126を含みうる。この試験サーバ126は、プロセッサ130と、それに結合されたメモリ132を含みうる。
【0020】
図1は更に、システム100が第1の試験ステーション102内に少なくとも1つの無線デバイス134を含みうることを示す。無線デバイス134は、第1の試験ステーション102内にインストールされ、第1の試験ステーション102内の第1のコンピュータ108に接続、さもなければ結合されている。試験の間、第1のコンピュータ108は、例えば、ユニバーサル・シリアル・バス(「USB」)接続、あるいはその他の有線あるいは無線の任意の通信接続によって、無線デバイス134に診断信号を送信しうる。診断信号は、無線デバイス134を試験することや、無線デバイス134を較正することや、無線デバイス134を設定することや、あるいはそれらの組み合わせを行うために使用されうる。
【0021】
システム100の動作の間、プロセッサ110、116、122は、メモリ112、118、124に格納されたプログラム命令を実行し、本明細書において説明される1又は複数の様々な方法ステップを実行しうる。例えば、1つの態様において、システム100は、プロセッサ110、116、122がメモリ112、118、124に格納されたプログラム命令を実行すると、本明細書において説明される1又は複数の機能を実行しうる。別の態様において、プログラム命令は、例えば、フロッピー(登録商標)・ディスク、コンパクト・ディスク(CD)、メモリ・カード、フラッシュ・メモリ無線デバイス、ROM、あるいはその他任意のタイプのメモリ無線デバイスのようなコンピュータ読取可能媒体に格納される。プログラム命令は、ネットワーク・インタフェース128によって、試験サーバ134から、メモリ112、118、124にロードされうる。
【0022】
図2に関して、無線電話の典型的な、限定されない態様が示され、一般に、220と表される。無線電話220は、一緒に結合されたデジタル信号プロセッサ224とアナログ信号プロセッサ226を更に含むオンチップ・システム222を含みうる。図2に示されるように、ディスプレイ・コントローラ228およびタッチスクリーン・コントローラ230が、デジタル信号プロセッサ224に結合されうる。同様に、オンチップ・システム222の外側のタッチスクリーン・ディスプレイ232が、ディスプレイ・コントローラ228およびタッチスクリーン・コントローラ230に結合されうる。
【0023】
図2は更に、例えば、位相反転線(「PAL」)符号器、順次式カラー・メモリ(「SECAM」)符号器、あるいはナショナル・テレビジョン・システム委員会(「NTSC」)符号器、のような、ビデオ符号器234が、デジタル信号プロセッサ224に結合されていることを示す。更に、ビデオ増幅器236が、ビデオ符号器234およびタッチスクリーン・ディスプレイ232に結合されうる。さらに、ビデオ・ポート238が、ビデオ増幅器236に結合されうる。図2に例示されるように、ユニバーサル・シリアル・バス(「USB」)・コントローラ240が、デジタル信号プロセッサ224に結合されうる。加えて、USBポート242が、USBコントローラ240に結合されうる。メモリ244および加入者識別モジュール(「SIM」)・カード246が、デジタル信号プロセッサ224に結合されうる。特定の態様において、メモリ244が、例えば、NV_FTM_MODEのような、工場試験モード(「FTM」)のメモリ・アイテムを含む。更に、メモリ244はが、例えば、NV_FTM_MODE_BOOT_COUNTのような、ブート数を含む。更に、図2に示されるように、デジタル・カメラ248が、デジタル信号プロセッサ224に結合されうる。典型的な態様において、デジタル・カメラ248が、電荷結合無線デバイス(「CCD」)・カメラあるいは相補型モス(「CMOS」)・カメラである。
【0024】
図2に示されたように、ステレオ・オーディオCODEC250が、アナログ信号プロセッサ226に結合されうる。更に、オーディオ増幅器252が、ステレオ・オーディオCODEC250に結合されうる。典型的には、限定されない態様において、第1のステレオ・スピーカ254および第2のステレオ・スピーカ256が、オーディオ増幅器252に結合されうる。図2は更に、マイクロフォン増幅器258も、ステレオ・オーディオCODEC250に結合されうるということを示す。更に、マイクロフォン260が、マイククロフォン増幅器258に結合されうる。特定の態様において、周波数変調(FM)ラジオ・チューナー262が、ステレオ・オーディオCODEC250に結合されうる。更に、FMアンテナ264が、FMラジオ・チューナー262に結合されうる。更に、ステレオ・ヘッドフォン266が、ステレオ・オーディオCODEC250に結合されうることを示している。
【0025】
図2は、ラジオ周波数(「RF」)トランシーバ268が、アナログ信号プロセッサ226に結合されうることをも示している。RFスイッチ270が、RFトランシーバ268およびRFアンテナ272に結合されうる。図2に示されるように、キーパッド274が、アナログ信号プロセッサ226に結合されうる。更に、マイクロフォン276を有するモノラル音ヘッドフォンが、アナログ信号プロセッサ226に結合されうる。更に、バイブレータ無線デバイス278が、アナログ信号プロセッサ226に結合されうる。図2は更に、電力供給装置280が、オンチップ・システム222に結合されうることも示している。特定の態様において、電力供給装置280は、電力を必要とする無線電話220の様々な構成要素に電力を提供する直流(「DC」)電力供給装置である。更に、特定の態様において、電力供給装置は、交流電流(「AC」)電源に接続されたAC/DC変換器から導出された再充電可能なDC電源あるいはDCバッテリーである。
【0026】
図2に例示されるように、タッチスクリーン・ディスプレイ232と、ビデオ・ポート238と、USBポート242と、カメラ248と、第1のステレオ・スピーカ254と、第2のステレオ・スピーカ256と、マイクロフォン260と、FMアンテナ264と、ステレオ・ヘッドフォン266と、RFスイッチ270と、RFアンテナ272と、キーパッド274と、モノラル・ヘッドセット276と、バイブレータ278と、電力供給装置280とが、オンチップ・システム222の外側にある。
【0027】
1又は複数の態様において、プロセッサ224、226は、機械読取可能命令を実行するためのロジックを含みうる。言い換えると、プロセッサ224、226は、本明細書に開示される方法ステップを含みうる1又は複数のコンピュータ・プログラムを実行する手段として動作しうる。1又は複数のコンピュータ・プログラムが、プロセッサ224、226にアクセス可能なメモリ244内に格納されうる。特定の態様において、メモリ244は、ランダム・アクセス・メモリ(「RAM」)、読取専用メモリ(「ROM」)、フラッシュ・メモリ、電気的消去可能読取専用メモリ(「EEROM」)、あるいはその他任意の適切なタイプのメモリ、あるいはそれらの組み合わせを含みうる。
【0028】
図3に関して、プロセッサ・システムが示され、一般に、300と示される。図示されるように、プロセッサ・システム300は、第1のプロセッサ302および第2のプロセッサ304を含みうる。第1のプロセッサ302は、例えば、カリフォルニア州サンディエゴのクゥアルコム・インコーポレイテッドによって生産されるオール・モード・システム・ソフトウェア(「AMSS」)のような、システム・ソフトウェア306を含みうる。システム・ソフトウェア306は、スレーブ診断(「Diag」)タスク308を含みうる。更に、第1のプロセッサ302は、オリジナルの相手先商標製品製造会社の2次ブート・ローダ(「OEMSBL」)310を含みうる。
【0029】
図3に示されるように、第2のプロセッサ304は、オペレーティング・システム(「OS」)312を含みうる。OS312は、プロセッサ・システム300がインストールされる無線デバイスの動作を制御しうる。第2のプロセッサ304は、例えば、eブートのような、ブート・ローダ314を含みうる。更に、第2のプロセッサ304は、ユニバーサル・シリアル・バス(「USB」)・ポート316を含む、あるいはそれに接続されうる。
【0030】
特定の態様において、プロセッサ・システム300がインストールされた無線デバイスがブートされると、第2のプロセッサ304、例えば、その中のブート・ローダ314は、無線デバイスが工場試験モード(「FTM」)であるかを判定するために、ブート・ローダ314にアクセス可能なメモリ内に格納された非揮発性(「NV」)のアイテムを読み取る。NVアイテムがFTMに設定されると、あるいはNVアイテムが不在であると、第2のプロセッサ304は、ブート・ローダ・モードに留まる、あるいはdiagシリアル・ポートとして、USBポート316をエニュメレートしうる。診断パケットは、その後、第2のプロセッサ304から、スレーブdiagタスク308が属する第1のプロセッサ302へ転送されうる。NVアイテムがFTMに設定されていない場合、ブート・ローダ314は、OS312をブートし続けうる。
【0031】
図4に関して、無線デバイスを試験する方法が示され、一般に、400と表される。ブロック402で始まって、無線デバイスは、第Nの試験ステーション402においてインストールされうる。特定の態様において、無線デバイスは、図1に示される無線デバイス134か、図2に示される無線デバイス220か、その他任意の無線デバイスか、あるいはそれらの組み合わせである。ブロック404において、無線デバイスは、試験ステーション内のパーソナル・コンピュータ(「PC」)に接続されうる。ブロック406に移動すると、doループに入る。ここでは、無線デバイスの電源がオンにされると、以下のステップのうちの1又は複数が実行されうる。特定の態様において、1又は複数の方法ステップは、無線デバイスや、その無線デバイスに接続された外部のコンピュータ無線デバイスや、あるいはそれらの組み合わせによって実行されうる。
【0032】
ブロック408において、無線デバイスは、FTMメモリの位置を読み取りうる。その後、判断ステップ410において、無線デバイスは無線デバイスがFTMであるかを判定しうる。無線デバイスは、FTMメモリ・アイテムを読み取ることと、FTMメモリ・アイテムが、はい(yes)、あるいは、いいえ(no)、のどちらに設定されているかを判定することによって、無線デバイスがFTMであるかを判定しうる。
【0033】
無線デバイスがFTMである場合、方法400はブロック412に移動し、無線デバイスは、無線デバイス内のOSのブートを禁止する。従って、ブロック414において無線デバイスは、1又は複数の試験信号、較正信号、設定信号、ソフトウェアあるいはそれらの組み合わせを、PCから受信する。試験信号は、例えば、無線デバイスに関連付けられたラジオ周波数(「RF」)アンテナのような無線デバイスを調整するために使用されうる。これらの試験信号は、RFアンテナが正しい感度レベルを含んでいるということと、適切な周波数帯域に調整されていることとを確実にする。無線デバイスは、試験されることや、較正されることや、さもなければ設定されることが必要な多数のアイテムを含みうる。
【0034】
ブロック414から、方法400は、判断ステップ416へ移動し、無線デバイスは、自己がリブートされたかを判定しうる。リブートされている場合、方法400は、ブロック408に戻り、本明細書に説明されたように続行しうる。判断ステップ416において、無線デバイスがリブートされていない場合、方法400はブロック418に移動し、無線デバイスの電源はオフになる。判断ステップ420に移動すると、無線デバイスが、更なる試験、較正等のために、次の試験ステーションに移動するべきかが判定されうる。次の試験ステーションに移動するべきである場合は、方法400はブロック402へ戻り、本明細書に説明されたように続行しうる。そうでない場合は、方法400は、状態422で終了しうる。
【0035】
判断ステップ410に戻って、無線デバイスがFTMでない場合、方法400はブロック424へ進み、無線デバイスは、その無線デバイスに関連付けられたブート数を判定しうる。判断ステップ426へ進むと、無線デバイスは、ブート数がしきい値に等しいかを判定しうる。ブート数がしきい値に等しい場合、方法400は、ブロック430へ進み、無線デバイスは、無線デバイス内のOSのブートを許可する。従って、方法400は、判断ステップ420へ進み、本明細書に説明されたように続行しうる。
【0036】
判断ステップ426に戻るって、ブート数がしきい値に等しくない場合、方法400は、ブロック432に移動しうる。ブロック432において、無線デバイスは、ブート数を一単位変化、さもなければ変更しうる。例えば、無線デバイスは、ブート数を一単位インクリメントしうる、あるいはブート数を一単位デクリメントしうる。従って、ブロック434において、無線デバイスは、例えば、FTMメモリ・アイテムを、はい、に設定することによって、FTMをオンにしうる。ブロック434から、方法400は、判断ステップ420に進み、本明細書に説明されたように続行する。
【0037】
特定の態様において、ブロック434の方法ステップは、オプションである。例えば、無線デバイス製造者は、カウント数を20に設定しうるが、15回のブートを必要とする方式でしかその電話を試験しない。この製造者は、後にアップグレードの必要があると予測して、無線デバイスを、例えば棚に置くなどして保管しうる。しかし、アップグレードは必要ではなく、製造者はその無線デバイスを、保管場所から取り出すことも、ブート数をリセットすることもなく、直接出荷しうる。電話をFTMにするオプション的な設定は、無線デバイスに接続された、例えばPCのような、コンピュータによって管理されうる。
【0038】
図5は、無線デバイスをブートする、一般に500と表される方法を例示する。図示されたように、方法500は、doループを有するブロック502において開始する。ここで、無線デバイスの電源がオンになっていると、以下のステップのうちの1又は複数が実行されうる。特定の態様において、方法ステップのうちの1又は複数は、無線デバイスや、その無線デバイスに接続された外部のコンピュータ無線デバイスや、あるいはそれらの組み合わせによって実行されうる。ブロック504において、無線デバイス、例えば、その中のプロセッサは、FTMインジケータのためにNVメモリ・アイテムを読み取りうる。判断ステップ506において、無線デバイスは、FTMインジケータが、はい、に設定されているか、あるいは、例えばフラッシュ消去のために存在しないか、を判定しうる。FTMインジケータが、はい、に設定されていない場合、例えば、いいえ、に設定されている場合、方法500はブロック508に進みうる。ブロック508において、無線デバイスは、その無線デバイス内のオペレーティング・システムをブートしうる。従って、方法500は、状態510において終了しうる。
【0039】
判断ステップ506に戻ると、FTMインジケータが、はい、に設定されている場合、あるいは存在しない場合、方法500は、ブロック512に続く。ブロック512において、無線デバイスは、例えば、eブートのようなブート・ローダ・モードに留まりうる。その後、ブロック514において、無線デバイスは、診断シリアル・ポートとして、USBポートをエニュメレートしうる。無線デバイスが、診断シリアル・ポートとして、有線化あるいは無線化された任意の通信ポートをエニュメレートしうることが認識されうる。ブロック516において、無線デバイスは、1又は複数のdiag/FTMパケットを受信しうる。ブロック518に移動すると、無線デバイスは、diag/FTMパケットを、例えば無線デバイスの別のプロセッサ内のような、無線デバイス内のスレーブdiagタスクに転送しうる。その後、方法500は、状態510において終了しうる。
【0040】
図6に関して、無線デバイスに関連付けられたブート数をモニタする方法が示され、一般に、600として表される。特定の態様において、方法ステップは、無線デバイスによってか、その無線デバイスに接続された外部のコンピュータ無線デバイスによってか、あるいはそれらの組み合わせによって実行されうる。図示されたように、方法600は、doループで始まる。ここでは、最初のN回のブートに対して、以下のステップのうちの1又は複数が実行されうる。ブロック604において、無線デバイスがFTMに入る。従って、判断ステップ606において、無線デバイス、例えば、その中のプロセッサは、FTM NVアイテムがオンに設定されているかを判定しうる。オンに設定されている場合、方法600はブロック608に移動し、無線デバイスはFTMに留まる。その後、方法600はブロック610に移動し、無線デバイスがリセットされると、ブート数がデクリメントされうる。方法600はその後、状態612において終了しうる。
【0041】
判断ステップ606に戻って、FTM NVアイテムがオンに設定されていない場合、方法600はブロック614に進み、無線デバイスは、例えば、1秒、2秒、3秒、4秒、5秒等のような期間の間、FTM NVアイテムが、例えばクゥアルコム製品支援ツール(「QPST」)NVツールのような、NV支援ツールによって設定されるのを待つ。別の態様において、FTM NVアイテムは、いくつかの別の外部支援ツールによって設定されうる。次に、判断ステップ616において、無線デバイスは、FTM NVアイテムがNV支援ツールによって設定されているかを判定しうる。そうである場合、方法600はブロック608に進み、本明細書で説明されたように続行しうる。FTM NVアイテムがNV支援ツールによって設定されていない場合、方法600はブロック618に移動し、無線デバイスは、その無線デバイス内のオペレーティング・システムをブートしうる。従って、方法600は、ブロック610に移動し、本明細書で説明されるように続行しうる。
【0042】
コンピュータ・プログラムは、以上に説明された方法ステップを備えうるということが認識されうる。更に、このコンピュータ・プログラムは、無線デバイス内のオペレーティング・システムのブートを制御するために、無線デバイス内で実行されうる。例えば、無線デバイスがFTMにあるような試験の間、オペレーティング・システムがブートすることが防がれる。無線デバイスが繰り返し試験され、リセット(すなわち、リブート)されているような場合、オペレーション・システムが各リセット(すなわち、リブート)の度にブートされるのを防ぐことは、製造および試験プロセスの間の、相当な時間の節約をもたらしうる。更に、ブート数は、例えば、10のような、特定の値に設定されうる。ブート数は、無線デバイスの電源がオンにされる度にデクリメントされ、ブート数がゼロでない限り、無線デバイスはOSのブートを自動的に禁止する。しかし、ブート数がゼロ0に達すると、無線デバイスはOSのブートを許可しうる。さらに、ブート数が新たな値にリセットされ、無線デバイスは、ブート数がゼロに達するまで、OSのブートを禁止し続けうる。
【0043】
サービスの間、無線デバイスがユーザに販売された後、無線デバイスは、試験されるために、サービス・センターにおいてFTMにされうる。本明細書で説明されたように、無線デバイスは、QPST NVツールを使用して、FTMにされうる。
【0044】
本明細書で説明される方法ステップが、必ずしも説明されたとおりの順番で実行される必要はないことが理解されるべきである。更に、「従って」、「その後」、「次に」等のような用語は、ステップの順番を限定するように意図されていない。これらの用語は、これらの方法ステップの説明にわたって、単に読み手をガイドするために使用される。
【0045】
1又は複数の典型的な態様において、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、あるいはそれら任意の組み合わせにおいて実施されうる。ソフトウェアにおいて実施される場合、機能は、1あるいは複数の命令群あるいはコードとして、コンピュータ読取可能媒体に格納されうる、もしくはそれによって送信されうる。コンピュータ読取可能媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータ・プログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体との両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされうる任意の利用可能な媒体である。限定ではなく例として、このようなコンピュータ読取可能媒体は、RAMや、ROMや、EEPROMや、CD−ROMもしくはその他の光学ディスク記憶装置や、磁気ディスク記憶装置もしくはその他の磁気記憶無線デバイスや、あるいは命令群もしくはデータ構造の形態で希望のプログラム・コードを伝えるあるいは格納するために使用され、コンピュータによって処理されうる、その他任意の媒体を備えうる。更に、任意のコネクションが、コンピュータ読取可能媒体と適切に称される。例えば、同軸ケーブルや、光ファイバー・ケーブルや、ツイスト・ペアや、デジタル加入者回線(DSL)や、あるいは、赤外線、無線、及びマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、あるいはその他の遠隔ソースからソフトウェアが送信される場合、同軸ケーブルや、光ファイバー・ケーブルや、ツイスト・ペアや、DSLや、あるいは赤外線、無線、及びマイクロ波のような無線技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるようなディスク(disk)及びディスク(disc)は、コンパクト・ディスク(CD)(disc)、レーザー・ディスク(disc)、光学ディスク、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)(disk)、フロッピー(登録商標)・ディスク(disk)及びブルーレイ(登録商標)・ディスク(disc)を含む。ここで、ディスク(disk)は通常データを磁気的に再生する一方、ディスク(disc)はレーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記のものによる組合せも、コンピュータ読取可能媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0046】
選択された態様が詳細にわたって例示及び説明されているが、以下の特許請求の範囲によって定義される本発明の精神と範囲から逸脱することなく、様々な置換および変更が成されうるということと理解されるだろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線デバイスをブートする方法であって、
前記無線デバイスの電源がオンである場合に、工場試験モード・メモリ・アイテムを読み取ることと、
前記工場試験モード・メモリ・アイテムが第1の状態に設定されているかを判定することと、
前記工場試験モード・メモリ・アイテムが前記第1の状態に設定されている場合に、前記無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを禁止することと
を備える方法。
【請求項2】
ブート・ローダ・モードに留まることを更に備える請求項1に記載の方法。
【請求項3】
診断シリアル・ポートとして、ポートをエニュメレートすることと、
1又は複数の診断パケットを受信することと
を更に備える請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記工場試験モード・メモリ・アイテムが第2の状態に設定されている場合に、前記無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを許可することを更に備える請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記工場試験モード・メモリ・アイテムが第2の状態に設定されている場合に、ブート数がしきい値以上であるかを判定することと、
前記ブート数が前記しきい値以上である場合に、前記無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを許可することと
を備える請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ブート数が前記しきい値以上ではない場合に、前記ブート数を変更することと、
前記工場試験モード・メモリ・アイテムを前記第1の状態に設定することと
を更に備える請求項5に記載の方法。
【請求項7】
メモリと、
前記メモリに接続されたプロセッサとを備え、前記プロセッサは、
前記無線デバイスの電源がオンである場合に、工場試験モード・メモリ・アイテムを読み取ることと、
前記工場試験モード・メモリ・アイテムが第1の状態に設定されているかを判定することと、
前記工場試験モード・メモリ・アイテムが前記第1の状態に設定されている場合に、前記無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを禁止することと
を実行するように動作可能である無線デバイス。
【請求項8】
前記プロセッサは、ブート・ローダ・モードに留まることを実行するように動作可能である請求項7に記載の無線デバイス。
【請求項9】
前記プロセッサは、
診断シリアル・ポートとして、ポートをエニュメレートすることと、
1又は複数の診断パケットを受信することと
を実行するように動作可能である請求項8に記載の無線デバイス。
【請求項10】
前記プロセッサは、
前記工場試験モード・メモリ・アイテムが第2の状態に設定されている場合に、前記無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを許可することを実行するように動作可能である請求項7に記載の無線デバイス。
【請求項11】
前記プロセッサは、
前記工場試験モード・メモリ・アイテムが第2の状態に設定されている場合に、ブート数がしきい値以上であるかを判定することと、
前記ブート数が前記しきい値以上である場合に、前記無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを許可することと
を実行するように動作可能な請求項7に記載の無線デバイス。
【請求項12】
前記プロセッサは、
前記ブート数が前記しきい値以上ではない場合に、前記ブート数を変更することと、
前記工場試験モード・メモリ・アイテムを前記第1の状態に設定することと
を実行するように動作可能な請求11に記載の方法。
【請求項13】
前記無線デバイスの電源がオンである場合に、工場試験モード・メモリ・アイテムを読み取る手段と、
前記工場試験モード・メモリ・アイテムが第1の状態に設定されているかを判定する手段と、
前記工場試験モード・メモリ・アイテムが前記第1の状態に設定されている場合に、前記無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを禁止する手段と
を備える無線デバイス。
【請求項14】
ブート・ローダ・モードに留まる手段を更に備える請求項13に記載の無線デバイス。
【請求項15】
診断シリアル・ポートとして、ポートをエニュメレートする手段と、
1又は複数の診断パケットを受信する手段と
を更に備える請求項14に記載の無線デバイス。
【請求項16】
前記工場試験モード・メモリ・アイテムが第2の状態に設定されている場合に、前記無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを許可する手段を更に備える請求項13に記載の無線デバイス。
【請求項17】
前記工場試験モード・メモリ・アイテムが第2の状態に設定されている場合に、ブート数がしきい値以上であるかを判定する手段と、
前記ブート数が前記しきい値以上である場合に、前記無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを許可する手段と
を備える請求項13に記載の無線デバイス。
【請求項18】
前記ブート数が前記しきい値以上ではない場合に、前記ブート数を変更する手段と、
前記工場試験モード・メモリ・アイテムを前記第1の状態に設定する手段とを更に備える請求項17に記載の無線デバイス。
【請求項19】
コンピュータ読込可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、前記コンピュータ読込可能媒体は、
前記無線デバイスの電源がオンになっている場合に、工場試験モード・メモリ・アイテムを読み取るための少なくとも1つの命令と、
前記工場試験モード・メモリ・アイテムが第1の状態に設定されているかを判定するための少なくとも1つの命令と、
前記工場試験モード・メモリ・アイテムが前記第1の状態に設定されている場合に、前記無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを禁止するための少なくとも1つの命令と
を備えるコンピュータ・プログラム製品。
【請求項20】
前記コンピュータ読取可能媒体は更に、ブート・ローダ・モードに留まるための少なくとも1つの命令を備える請求項19に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項21】
前記コンピュータ読取可能媒体は更に、
診断シリアル・ポートとして、ポートをエニュメレートするための少なくとも1つの命令と、
1又は複数の診断パケットを受信するための少なくとも1つの命令と
を備える請求項20に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項22】
前記コンピュータ読取可能媒体は更に、
前記工場試験モード・メモリ・アイテムが第2の状態に設定されている場合に、前記無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを許可するための少なくとも1つの命令を備える請求項19に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項23】
前記コンピュータ読取可能媒体は更に、
前記工場試験モード・メモリ・アイテムが第2の状態に設定されている場合に、ブート数がしきい値以上であるかを判定するための少なくとも1つの命令と、
前記ブート数が前記しきい値以上である場合に、前記無線デバイスのオペレーティング・システムのブートを許可するための少なくとも1つの命令と
を備える請求19に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項24】
前記プロセッサは、
前記ブート数が前記しきい値以上ではない場合に、前記ブート数を変更するための少なくとも1つの命令と、
前記工場試験モード・メモリ・アイテムを前記第1の状態に設定するための少なくとも1つの命令と
を備える請求23に記載のコンピュータ・プログラム製品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2011−526015(P2011−526015A)
【公表日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−514708(P2011−514708)
【出願日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際出願番号】PCT/US2009/047010
【国際公開番号】WO2009/155197
【国際公開日】平成21年12月23日(2009.12.23)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】