説明

無線フィールドデバイスでの障害の管理

現場に配置された無線移動体デバイスの障害矯正システムは、現場故障データ収集、現場故障データの合併、および情報サービス・プラットフォームに対処し、その結果、無線マルチキャストおよびまたは無線ブロードバンド・ネットワークを介して無線/移動体デバイスから一貫した自動化された形で現場故障問題に応答するための無線/移動体ブロード・キャスト/ブロードバンド・アプリケーション/サービス・バリューチェーン内のプレイヤ。エレガントできわめて柔軟な機構が、無線/移動体デバイスのターゲットにされたセットからの故障データ収集を可能にする。さらに、洗練された機構が、ユーザ指定の動作要件(たとえば、選択されたOEM、デバイス構成タイプ、特定の無線ブロードバンド・サービスへの加入者、故障発生のあるタイムリミットなど)に基づいて、現場故障データ収集に参加すべきデバイスのターゲットにされたセットを識別する。移動体デバイスでの障害データロギングは、診断と、後続の認証および展開を伴う修正、テスト、および公開の責任を負う当事者への割当てとを可能にするために垂直に統合される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示される諸態様は、移動体通信デバイスの集団から障害データを選択的に収集し、分析する通信システムに関し、具体的には、障害収集と移動体コンピューティング・プラットフォームの特定のソフトウェア・コンポーネントおよびハードウェア・コンポーネントへの報告を区別する通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
テクノロジの進歩は、より小さくより強力なパーソナル・コンピューティング・デバイスをもたらした。たとえば、現在、それぞれ、小さく、軽量であり、ユーザが簡単に持ち運ぶことのできる、ポータブル無線電話機、携帯情報端末(PDA)、およびページングデバイスなどの無線コンピューティング・デバイスを含むさまざまなポータブル・パーソナルコンピューティング・デバイスが存在する。消費者は、ずらりと並んだソフトウェア・アプリケーションをプロビジョニングできる多数のタイプの電子デバイスをますます提供される。電子メール、インターネット・ブラウジング、ゲームプレイ、アドレス帳、カレンダ、メディアプレイヤ、電子ブック表示、音声通信、ディレクトリサービスその他などの個別の機能は、ますます、スマートホン、ポータブルゲーム機、またはハンドヘルドコンピュータなどのマルチファンクションデバイスにロードできる選択可能なアプリケーションである。
【0003】
これらの進歩があっても、移動体通信デバイスは、汎用コンピューティング・デバイスに対して通信帯域幅制約、処理制約、およびユーザ・インターフェース制約を有する傾向がある。たとえば、画面サイズ、使用可能なメモリの量およびファイルシステム空間、入出力機能および処理機能の量は、それぞれ、デバイスの小さいサイズによって制限される場合がある。そのような深刻なリソース制約のゆえに、そのようなデバイスのコンピューティング・プラットフォームは、しばしば、特定の電話チップセットおよびユーザ・インターフェースハードウェアのために最適化される。したがって、一般に適用可能な解決策は、通常、無線移動体デバイスの集団に適用可能ではない。
【0004】
これらの課題にかかわらず、現在、ほとんどの移動体/無線デバイスは、さまざまな無線ブロードバンド・ネットワークにアクセスする機能を有する。実際に、テクノロジのすばやい進歩、大衆市場の採用、標準化、およびグローバル化は、革新的で人を動かさずにはおかないサービスを市場に導入することにおいてさまざまな会社が協力することを可能にした。この協力は、無線アクセス・ネットワーク(RAN)・テクノロジ・プロバイダ、移動体コンピューティング・プラットフォーム・プロバイダ、移動体デバイス製造業者(別名、相手先商標製造会社(OEM)、および無線ブロードバンド・サービス・プロバイダ(WBSP)からなる無線/移動体サービス「エコシステム」の形成につながった。無線マルチキャストシステム(たとえば、Forward Link Only(FLO)およびDigital Video Broadcast−Handheld(DVB−H))の出現およびそれらの無線ブロードバンドシステムとの収束に伴って、このエコシステムは、コンテンツプロバイダのために配布する無線マルチキャスト・サービス・プロバイダ(WMSP)と共にさらに成長している。
【0005】
このエコシステムは、移動体テレビジョン、移動体インターネットその他などの人を動かさずにはおかないサービスを提供することができるが、これらのサービスにアクセスするのに必要な移動体コンピューティング・プラットフォーム/デバイスは、このエコシステム内のさまざまなプレイヤからの複雑なテクノロジ統合を必要とする。革新のペース、競争、および他の市場の力に起因して、新製品および新サービスを市場に持ち込むことへの、エコシステム・パートナに対する膨大な圧力がある。これは、より短いサイクルの商品化までの時間ならびにサービス、アプリケーション、およびデバイスの信頼性に対する高まった期待につながりつつある。市場に送り出す前にさまざまな移動体/無線デバイス、サービス、および(または)アプリケーションの信頼性および品質を保証するためのテストプロセスは、非常に複雑になってきた。さらに、研究室環境でのすべての種類の現場故障(field failure)状態のシミュレーションは、時間およびリソースを消費するほかに、ハードウェア・システムおよびソフトウェア・システムの故障を引き起こす潜在的なバグを見つけるための適切なインフラストラクチャを提供しない。しかし、エコシステム・パートナは、しばしばハードウェアおよびソフトウェアの信頼性を確立するのにクリティカルな適切なテストまたはデータなしで、クリティカルな判断に直面する。
【0006】
移動体デバイス、移動体アプリケーション、または移動体サービスが始められた後に、しばしば、潜在的なバグは、現場状態で現れ、次の問題を生じる。(a)顧客の苦情に起因する呼量の増加、(b)故障をもたらした状態を複製するのに不適切な情報に起因する、実際のバグのトラブルシューティングおよび分離を行えないこと、(c)バグを分離し、所有権を割り当てるのに要する時間の増加、(d)加入者の同様の増加に起因して失われる収入、(e)エコシステム内のすべてのプレイヤに関する収入を失うことになる、多数のデバイスのリコール、および(f)低い顧客満足。
【0007】
しかし、無線/移動体デバイスおよびそれらにサービスする通信ネットワークは、それでも、この問題に対処するために使用可能な機能によって制約される。バグの分離に対する過度の強調は、これらのデバイスが意図された機能を実行するためのこれらのデバイスの性能を犠牲にして得ることができ、また、サービスの品質および性能の低下を引き起こし、したがって、誤動作していないデバイスに関する顧客満足の低下を引き起こす。
【発明の概要】
【0008】
次では、開示される版のいくつかの態様の基本的な理解を提供するために、単純化された要約を提示する。この要約は、広範囲の概要ではなく、主要な要素もしくはクリティカルな要素を識別することも、そのような版の範囲を区切ることも意図されていない。その目的は、後で提示されるより詳細な説明の前置きとして、説明される版のいくつかの概念を単純化された形で提示することである。
【0009】
一態様では、障害状態が発生するときに複数のコンポーネントの間で責任を負うコンポーネントの診断に十分な障害データをロギングする無線移動体デバイスへの無線データ通信のプロバイダに障害データを報告する方法が提供される。具体的に言うと、垂直ソフトウェア・レイヤごとの障害データのロギングは、障害状態に応答して、第1ソフトウェア垂直レイヤに常駐する少なくとも1つのソフトウェア・コンポーネントおよび第2ソフトウェア垂直レイヤに常駐する第2ソフトウェア・コンポーネントを備える複数のコンポーネントの中で責任を負うコンポーネントの診断に十分である。したがって、障害報告イネーブリング・イベント(fault reporting enabling event)が受信されるときに、無線移動体デバイスは、責任を負うコンポーネントへの診断のために無線データ通信プロバイダに、ロギングされた障害データを報告する。これによって、無線データ通信網の限られたリソースが、効率的に使用され、なおかつ、現場に配置された無線移動体デバイスからの役立つ障害情報が、そうでなければ複製がむずかしい故障の原因ならびに障害の全体的な普及および重大度を正確に示すために使用可能である。
【0010】
他の態様では、プロセッサ、コンピュータ製品、および装置は、障害データを報告する方法を実行するための手段をそれぞれが提供する。
【0011】
さらなる追加の態様では、無線データ通信のプロバイダに障害データを報告するコンピュータ実施される装置は、複数のコンポーネントを実行するコンピューティング・プラットフォームを有する。障害診断ロギング・コンポーネントは、障害状態に応答して、複数のコンポーネントの中で責任を負うコンポーネントの診断に十分な障害データをロギングする。具体的に言うと、垂直ソフトウェア・レイヤごとの障害データのロギングは、障害状態に応答して、第1ソフトウェア垂直レイヤに常駐する少なくとも1つのソフトウェア・コンポーネントおよび第2ソフトウェア垂直レイヤに常駐する第2ソフトウェア・コンポーネントを備える複数のコンポーネントの間で責任を負うコンポーネントの診断に十分である。データ受話器は、障害報告イネーブリング・イベントを受信することができ、送信機は、責任を負うコンポーネントに対する診断のために無線データ通信プロバイダにロギングされた障害データを無線で報告する。
【0012】
もう1つの態様では、複数の無線通信デバイスから障害データを収集し、分析する方法は、障害状態に応答して、第1ソフトウェア垂直レイヤ上に常駐する少なくとも1つのソフトウェア・コンポーネントおよび第2ソフトウェア垂直レイヤ上に常駐する第2ソフトウェア・コンポーネントを備える複数のコンポーネントの中で責任を負うコンポーネントの診断に十分な垂直ソフトウェア・レイヤごとの障害データをロギングするために無線通信デバイスに障害報告イネーブリング・イベントを送信することから始まる。次に、無線通信デバイスによって報告されるロギングされた障害データを無線で受信することが、障害状態に関して責任を負うコンポーネントを診断することを可能にする。
【0013】
他の態様では、プロセッサ、コンピュータ製品、および装置は、データを収集し、分析する方法を実行するための手段をそれぞれが提供する。
【0014】
さらなる態様では、複数の無線通信デバイスから障害データを収集し、分析する、コンピュータ実施される装置は、障害データをロギングし報告するために無線通信デバイスに障害報告イネーブリング・イベントを無線で送信する障害収集イネーブリング・コンポーネントを有する。データ通信受話器は、無線通信デバイスによって報告されるロギングされた障害データを無線で受信する。具体的に言うと、垂直ソフトウェア・レイヤごとの障害データのロギングは、障害状態に応答して、第1ソフトウェア垂直レイヤ上に常駐する少なくとも1つのソフトウェア・コンポーネントおよび第2ソフトウェア垂直レイヤ上に常駐する第2ソフトウェア・コンポーネントを備える複数のコンポーネントの中で責任を負うコンポーネントの診断に十分である。さらに、障害診断コンポーネントは、応答して複数のコンポーネントの中から障害状態に関して責任を負うコンポーネントを判定する。
【0015】
前述および関連する目的の達成に向けて、1つまたは複数の版は、下でより十分に説明され、特許請求の範囲で特に指摘される特徴を備える。次の説明および添付図面は、ある種の例示的態様を詳細に示すものであり、諸版の原理を使用できるさまざまな形のうちの少数のみを示す。他の利益および新規の特徴は、図面に関連して検討されるときに次の詳細な説明から明白になり、開示される版は、すべてのそのような態様およびその同等物を含むことが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】通信デバイスの現場に配置された集団の障害を効率的に診断するのに分散式で選択的な障害矯正システムを利用する通信システムを示すブロック図。
【図2】詳細な障害報告のデータ構造を示す図。
【図3】障害データの選択および報告を可能にするデータ構造を示す図。
【図4】図1の通信システムの通信デバイスを示す概略図。
【図5】図4の通信デバイスの例示的なコンピューティング・プラットフォームを示す図。
【図6】図1の通信システムによって実行される障害検出、収集、分析、および訂正を無線でブロード・キャストする方法論を示す流れ図。
【図7】無線移動体デバイスの集団からの障害データ報告を監視し、可能にする通信システムを示すタイミング図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
現場に配置された無線移動体デバイスの障害矯正システムは、現場故障データ収集、現場故障データの合併、および情報サービス・プラットフォームに対処し、その結果、無線マルチキャストおよびまたは無線ブロードバンド・ネットワークを介して無線/移動体デバイスから一貫した自動化された形で現場故障問題に応答するための無線/移動体ブロード・キャスト/ブロードバンド・アプリケーション/サービス・バリューチェーン内のプレイヤとなる。エレガントできわめて柔軟な機構が、無線/移動体デバイスのターゲットにされたセットからの故障データ収集を可能にする。さらに、洗練された機構が、ユーザ指定の動作要件(たとえば、選択されたOEM、デバイス構成タイプ、特定の無線ブロードバンド・サービスへの加入者、故障発生のあるタイムリミットなど)に基づいて、現場故障データ収集に参加すべきデバイスのターゲットにされたセットを識別する。移動体デバイスでの障害データロギングは、診断と、後続の認証および展開を伴う修正、テスト、および公開の責任を負う当事者への割当てとを可能にするために垂直に統合される。
【0018】
さらに、このシステムは、数故障強度、重大度、および多数の他のパラメータに基づく現場故障アラート機構の動的適合の機能を提供する。また、このシステムは、さまざまなデバイスからのすべての故障イベントを合併する機構を提供し、顧客経験の質を高める移動体/無線デバイスの信頼できるハードウェアおよびソフトウェアを届けるために研究室でのテストを案内する際にバリューチェーン・パートナを助ける故障の重大度および故障時間パラメータに基づくソフトウェア/ハードウェアの信頼性への洞察を提供する。
【0019】
さまざまな態様を、これから図面を参照して説明する。次の説明では、説明において、1つまたは複数の態様の完全な理解を提供するために、多数の特定の詳細を示す。しかし、さまざまな態様を、これらの特定の詳細なしで実践できることは明白であろう。他の場合には、周知の構造およびデバイスは、これらの版を簡潔に説明するためにブロック図形式で示す。
【0020】
この装置および方法は、無線環境での使用に特によく適するが、通信ネットワーク、インターネットなどの公衆ネットワーク、仮想プライベート・ネットワーク(VPN)などの私有ネットワーク、ローカルエリア・ネットワーク、広域ネットワーク、長距離ネットワーク、または任意の他のタイプのデータ網を含むがこれらに限定はされない任意のタイプのネットワーク環境に適するものとすることができる。
【0021】
図1を参照すると、通信システム100は、無線両方向データ通信トランシーバ108を介して通信する無線通信デバイス106の集団にネットワーク104を介してキャリア102が両方向無線通信サービスを提供することを可能にする。各通信デバイス106は、データ通信を活用すると同時に他の独立型の特徴を実行する、オペレーティング・システム112によってサポートされる複数のアプリケーション110を実行する。これらのアプリケーション110のうちのいくつかは、さらに、アプリケーション/サービス実行環境114によってサポートされる。
【0022】
両方向データ通信は、通信デバイス106にかなりの利益を提供する。しかし、メディアコンテンツ(たとえば、イメージ、ビデオ、オーディオ、ダウンロードされるアプリケーションなど)の受信は、116に示されている、無線通信チャネルの使用可能スループットに簡単に重荷を与えることができる。これは、多数のユーザが、キャリア102を介してコンテンツプロバイダ118から大きいファイルに同時にアクセスすることを選択するときに、特にそうである。マルチキャスティングは、メディアコンテンツ・サービスを拡張する経済的な形を提供する。具体的に言うと、マルチキャスト・サービスオペレータ120は、122に示されているように、それぞれが無線マルチキャスト受信コンポーネント124を用いてコンテンツを受信する複数の通信デバイス106にコンテンツを同時に送信する。
【0023】
通常、通信デバイス106の集団は、複数の要因によって能力を試される。第1に、複数のエンティティが、各通信デバイス106に統合されるハードウェアおよびソフトウェアの責任を負う。たとえば、デバイス製造業者126は、ハードウェア(たとえば、無線両方向データ通信の諸部分)およびいくつかのソフトウェア(たとえば、オペレーティング・システム112)を開発し、または他の形でその責任を負う。アプリケーション・ベンダ128は、ある種のアプリケーション110の責任を負うことができる。キャリア102も、いくつかのアプリケーション110ならびに通信チャネル116の頑健さおよびサービス品質(QoS)の責任を負うことができる。さらに、マルチキャスト・サービスオペレータ120は、無線マルチキャスト受信コンポーネント124、アプリケーション/サービス実行環境114など、通信デバイス106の諸部分の責任を負うことができる。システム障害は、通信デバイス106のこれらのコンポーネントのうちの1つのみによって、それがどのコンポーネントであるかの表示を伴わずに引き起こされる可能性があり、あるいは、コンポーネントの間の非互換性が、故障をもたらす可能性がある。
【0024】
第2に、そのような統合されたデバイスに関するもう1つの課題は、さまざまな通信デバイス106が、他の通信デバイスとは異なるハードウェアおよび/またはソフトウェア構成を有することができることである。ソフトウェアの一部が、ある種のデバイス106でのみ障害または故障を明らかにする可能性がある。第3に、可能な構成の母集団、したがって構成の可能な順列は、ある種のアプリケーションまたは特徴をインストールし/活性化することによるなど、通信デバイス106をユーザの必要に合わせて個別に構成できる容易さを考慮すれば、増加する。第4に、通信デバイス106のうちの多数が、有利にポータブルなので、キャリア102に対して設けられるそれぞれの通信リンク116は、それ自体が問題である局所化された問題によって被害を受けるか、ソフトウェアの弱さまたは障害を明らかにする可能性がある。
【0025】
他の障害診断ツールがなければ、故障に出会った通信デバイス106のユーザは、キャリア102のカスタマ・リレーションシップ・マネジメント(CRM)130に連絡する。しばしば、キャリア102は、デバイス製造業者126からデバイス106を供給すると同時に、マルチキャスト・サービスオペレータ120によるマルチキャスティングの追加サービスを提供する。したがって、キャリア102は、ユーザ苦情の受信者になる傾向がある。しかし、CRM 130が故障の原因への洞察を全く有しない可能性があることを考慮すると、キャリア102は、問題に対して提供できる解決策において制限される可能性がある。
【0026】
有利なことに、通信システム100は、この例示的な版では障害イネーブルメント/収集コンポーネント154、障害診断コンポーネント156、および障害解決策データベース158にネットワーク接続された通信デバイス106上の障害検出、収集、および報告ソフトウェア152を含むものとして示された、ある種のエンティティの間で配布される選択的障害矯正システム150を含む。
【0027】
一態様では、通信デバイス106上の障害検出、収集、および報告ソフトウェア152の障害診断ロギング・コンポーネント160は、詳細な障害報告のロギングの責任を負う。ロギング・コンポーネント160は、情報が障害の原因を診断するのに十分になるように、垂直に統合される。ロギング・コンポーネント160は、分散式とすることができ、諸部分は、ソフトウェアおよびハードウェア・アーキテクチャまたは特定の実施態様機構に応じて通信デバイス160の異なる部分に常駐することができる。ロギング・コンポーネント160は、特に障害が通信デバイス106のシャットダウンまたは再始動を引き起こし得るので、詳細な障害情報をすばやく永続的に格納する手段を有する。
【0028】
図2では、障害データフィールドの例示的なセットが、図1の障害ロギング・コンポーネント160によって検出され格納される情報を含むデータレコード162に示されている。このリスティングが、完全に包括的でも、必ず必要なデータフィールドを含むのでもなく、クリティカルなデータ要素のどの最小限のセットが現場故障のトラブルシューティングに必要と判定されるかに依存することを了解されたい。データ構造162は、障害状態または故障状態を示す発生した特定の割込み(たとえば、ウォッチドッグタイマタイムアウト、アプリケーション非応答など)とすることができる、コンポーネント固有故障詳細フィールド164を含むものとして図示されている。データフィールド166は、オペレーティング・システム固有ランタイム情報を含む。データフィールド168は、中央制御装置(CPU)スタック・レジスタおよびメモリ・レジスタを含む。データフィールド170は、故障の時刻に動作していたタスクを含む。データフィールド172は、障害/故障が発生する前にデバイスまたはプロセスがどれほど長く実行されていたかの持続時間値を含む。データフィールド173は、障害/故障が発生したときの日付/時刻を含む。データレコード162は、通信デバイス106(図1)の識別を含むデータフィールド174などの識別する情報を含むことができる。データフィールド175は、位置への相関を有する障害を判定するのを助けることができる位置情報(たとえば、陰になった受信エリア、干渉など)を含むことができる。デバイスは、全地球測位システム(GPS)座標、施設内で提供されるradio frequency identifier(RFID)データなどへのアクセスを有することができる。さらに、データフィールド176は、報告を複製するのを避けるためにこの特定の障害発生を一意に識別するデバイス障害報告番号を提供することができる。他のデータフィールド178は、ユーザ入力記述フィールドなど、診断で助けるための障害につながる人口統計およびシナリオを絞りこむのを助けるために提供される。たとえば、位置データ(たとえば、GPS座標)を、データフィールド178に含めることができる。
【0029】
図1に戻ると、障害診断ロギング・コンポーネント160は、ユーザおよび/またはネットワークが可能にするまで障害データをロギングしない、最も古い障害データレコードを自動的に上書きする、格納されおよび/または報告されるいずれかである傷害レポートの詳細のレベルを選択する、あるいは、報告が後に可能にされる場合に障害データを自動的にロギングするなど、デバイスセッティングを参照してロギングを実行することができる。
【0030】
具体的に言うと、一態様では、障害検出、収集、および報告ソフトウェア152の障害診断イネーブラコンポーネント180は、アプリケーションレイヤに常駐することができ、あるいはこれを、障害診断ロギング・コンポーネント160による障害診断情報のロギングを可能にし、かつ/またはロギングされた障害診断情報の報告を可能にし/不能にする分散コンポーネントとすることができる。障害診断イネーブラコンポーネント180は、選択的障害矯正システム150の障害イネーブルメント/収集コンポーネント154に応答する。これらのコマンドは、特定の通信デバイス106だけにユニキャストするか、通信デバイス106の集団に同時にマルチキャストすることができる。一態様では、障害診断イネーブラコンポーネント180は、ロギングおよび/または報告の形を指定する追加パラメータと共に、障害データの収集および報告を可能にする信号を受け取ることができ、障害データの収集および報告を不能にする信号を受け取ることができる。障害診断イネーブラコンポーネント180が、障害データのロギングのイネーブリングまたはディスエーブリングに責任を負う範囲で、このコマンドは、障害診断ロギング・コンポーネント160に中継される。障害データの報告のイネーブルメントまたはディスエーブルメントは、障害矯正システム150または他の向けられる受信者の障害イネーブルメント/収集コンポーネント154への詳細障害ログの送信をそれぞれ開始し、または停止するために、障害ログ収集/報告コンポーネント182に中継される。
【0031】
図3では、例示的なデータレコード184または図1の通信デバイス106による障害データの収集および報告のイネーブリングは、報告すべき通信デバイスのサブセットまたは障害タイプのサブセットを指定し、したがって、通信デバイス106および全体的な通信システム100の機能の利用を最適化するパラメータを含む。パラメータの例は、障害データを報告しなければならない通信デバイスモデル(1つまたは複数)を識別するデータフィールド186を含む。データフィールド188は、障害データを報告しなければならない1つまたは複数のOEMによって作られた通信デバイスを指定する。データフィールド190は、問題のデバイスがその加入者である可能性がある1つまたは複数の無線ブロードバンド・サービス・プロバイダ(WBSP)を指定する。データフィールド192は、適用可能とすることができるビリングアンドカスタマケア・プロバイダ(billing and customer care provider)(BNC)を指定する。データフィールド194は、無線マルチキャスト・サービス・プロバイダ(WMSP)を指定する。データフィールド196は、無線移動体デバイスによって実行される移動体アプリケーションのバージョン(1つまたは複数)を指定する。データフィールド198は、低い重大度の障害を除外するためまたは一般的な原因を有すると思われる診断されない障害に関連する障害の特定クラスに焦点を絞るためなど、報告されなければならない障害の重大度を指定する。データフィールド200は、タイムウィンドウ内で発生するものに報告されるべき障害を制限する障害収集ウィンドウを指定する。データフィールド202は、通信システム100の下側需要状態を利用することを選択できる、障害ログアップロードウィンドウを指定する。他のデータフィールド204は、提供される判断基準を論理的に和集合または交差で考慮すべきであるかどうかなど、他の判断基準を指定することができる。
【0032】
図1に戻って、障害ログ収集報告コンポーネント182は、障害ログを取り出す責任を負い、両方向無線通信チャネル116を介して障害イネーブルメント/収集コンポーネント154または他の指定された受信者にアップロードすることによって、データを報告する。報告コンポーネント182は、他のエンティティ(たとえば、デバイス製造業者126、アプリケーション・ベンダ128など)が障害診断を開始するためなど、許可される場合に、通信デバイス106上で動作するすべての移動体アプリケーションによって起動され得る。もう1つの例として、無線マルチキャスト・ネットワークを介して送達されるデータを消費する移動体アプリケーション110は、任意の故障に出会うときにこの報告コンポーネント182を呼び出すことができる。もう1つの例として、エンドユーザは、故障の診断を助けるために、ユーザ・インターフェース(図示せず)を介して収集/報告コンポーネント182を呼び出すことができる。さらに、このユーザが開始する報告は、報告を、ビリングアンドカスタマケア・プロバイダ(BNC)またはカスタマリレーションシップマネージャ(CRM)のために働く個人とすることができるカスタマサービス代理人に垂直に行えるようにするために、ユーザによってアクセス可能なシステムへのまたはユーザ・インターフェースでの表示のための障害データの無線アップロードを含むことができる。
【0033】
例示的態様では、障害矯正システム150、特に障害イネーブルメント/収集コンポーネント154は、障害イネーブルされおよび/または報告される障害データに相関される通信デバイスのサブセットを判定するのに使用できる通信デバイス106の集団について図3にリストされた人口統計/加入者データへの直接アクセスを有する。これによって、制限されたスループットの通信チャネル116を介して送信されるデータの量が、減らされる。代替案では、障害イネーブルメント/収集コンポーネント154は、各障害報告が通信デバイス(たとえば、無線移動体デバイス)106のユーザに直接に関係する情報を自発的に提供する場合に、そのような情報のそのようなデータベースの維持および/またはアクセスにおいてプライバシの懸念から解放される。もう1つの例として、キャリア102などの別の当事者は、この人口統計/加入者データの一部またはすべてを維持し、カスタマ・リレーションシップ・マネジメント130のためにこれを利用するが、別のエンティティによる診断に関してユーザ識別情報をフィルタリングすることができる。ロケーション感知機能を有しない通信デバイス106について、障害矯正システム150は、それを介して連絡が行われたアクセスノードを近似位置として示すネットワーク情報にアクセスすることができる。もう1つの例として、GPS座標を報告するデバイスについて、障害矯正システム150は、無線アクセス・ネットワーク(RAN)からの方向探知がGPSデータを補足する、assisted global positioning system(A−GPS)を有利に提供することができる。
【0034】
例示的な版では、アプリケーション/サービス実行環境114は、BREW対応である。米国カリフォルニア州サンディエゴのQualcomm,Inc.社によって開発されたBinary Runtime Environment for Wireless(登録商標)(BREW(登録商標))ソフトウェアは、無線セル電話機などのコンピューティング・デバイスのオペレーティング・システム上に存在する。BREW(登録商標)ソフトウェアは、コンピューティング・デバイス上で見られる特定のハードウェア特徴へのインターフェースのセットを提供することができる。実行環境114は、さらに、uiOne delivery system(UDS)を備えることができる。やはりQualcomm,Inc.社によってBREWの一部として開発されたuiOne(商標)アーキテクチャは、豊富でカスタマイズ可能なユーザ・インターフェース(UI)(すなわち、アクティブ・コンテンツ、無線(OTA)アップグレード可能)のすばやい開発を可能にするBREWエクステンションのセットを提供し、アプリケーションを超えてダウンロードビジネスを発展させるのを助け、ハンドセットUIの一部または全体にテーマを与えることを提供し、BREW UIウィジェットを提供する。したがって、BREW uiOneは、送受器、キャリアカスタマイゼーション、および消費者パーソナライゼーションの商品化までの時間を短縮する。これを行うために、BREW uiOneは、BREWのアプリケーション開発スタックに2つの新しいレイヤを追加する、抽象化の明瞭なセットを提供する。uiOne送達システムは、無線で通信デバイスUIを更新するのに使用されている。この送達システムは、独立型の形で展開でき、オペレータが彼ら自体の送達システムの機能性を活用することを可能にする。追加の利益は、特にBREW解決策の他の要素に関連して展開されるときに、uiOneアーキテクチャをuiOne送達システムと共に展開することによって実現することができる(たとえば、オペレータがまだ適当なインフラストラクチャを有しないときのダウンロード可能UIパッケージの現金化および請求)。
【0035】
さらに、マルチキャスト・サービスオペレータ120は、やはりQualcomm,Inc.社によって開発された、BREW実行環境114の上に構築される、Forward Link Only(FLO)マルチキャスティングを利用する。しかし、Digital Video Broadcasting−Handheld(DVB−H)などの他のマルチキャスティング手法も諸態様に関して利益を得ることができる本開示の利益が、本明細書で説明されることを了解されたい。
【0036】
障害矯正システム150は、表1にリストされた次の考慮事項および属性を有利に最適化する。
【表1】

【0037】
図4では、通信システム500の例示的な版が、いくつかの態様に従って、任意のタイプのコンピュータ化されたデバイスとして図示されている。たとえば、通信デバイス500は、移動体無線および/またはセル電話機を備えることができる。その代わりに、通信デバイス500は、Proxy Call/Session Control Function(P−CSCF)サーバ、ネットワーク・デバイス、サーバ、コンピュータ・ワークステーション、その他などの固定式の通信デバイスを備えることができる。通信デバイス500が、そのような説明されるデバイスまたは図示されたデバイスに限定されるのではなく、携帯情報端末(PDA)、両方向テキストページャ、有線または無線の通信ポータルを有するポータブルコンピュータ、および有線および/または無線の通信ポータルを有する任意のタイプのコンピュータ・プラットフォームをさらに含むことができることを理解されたい。さらに、通信デバイス500は、そのエンドユーザを有するのではなく単純に無線ネットワークまたは有線ネットワークを介してデータを通信する、遠隔センサ、遠隔サーバ、診断ツール、データリレーなどの遠隔スレーブまたは他の類似するデバイスとすることができる。代替の態様では、通信デバイス500は、陸線電話機、パーソナルコンピュータ、セットトップボックス、または類似物など、有線通信デバイスとすることができる。さらに、単一のタイプまたは複数の前述のタイプの任意の個数の通信デバイス500の任意の組合せをセルラ通信システム(図示せず)で利用できることに留意されたい。したがって、本装置および方法を、無線モデム、Personal Computer Memory Card International Association(PCMCIA)カード、アクセス端末、パーソナルコンピュータ、電話機、またはその任意の組合せもしくは副組合せを限定なしに含む有線のまたは無線の通信ポータルを含むすべての形の有線のまたは無線のデバイスまたはコンピュータモジュール上でそれ相応に実行することができる。
【0038】
さらに、通信デバイス500は、宣伝の表示および宣伝との相互作用などのためのユーザ・インターフェース502を含むことができる。ユーザ・インターフェース502は、ユーザ入力を生成するか通信デバイス500に受け取るように動作可能な入力デバイス504と、通信デバイス500のユーザによる消費のための情報を生成しかつ/または提示するように動作可能な出力デバイス506とを含む。たとえば、入力デバイス502は、キーボードおよび/またはキーパッド、マウス、タッチスクリーンディスプレイ、音声認識モジュールに関連するマイクロホン、その他など、少なくとも1つのデバイスを含むことができる。さらに、たとえば、出力デバイス506は、ディスプレイ、オーディオスピーカ、触覚フィードバック機構などを含むことができる。出力デバイス506は、グラフィカルユーザ・インターフェース、サウンド、振動または点字テキスト作成表面などの感覚などを生成することができる。
【0039】
さらに、通信デバイス500は、デバイス500に機能性を提供するためにアプリケーションを実行するように動作可能なコンピュータ・プラットフォーム508を含むことができ、このコンピュータ・プラットフォーム508は、さらに、入力デバイス504および出力デバイス506と相互作用することができる。コンピュータ・プラットフォーム508は、読取り専用メモリおよび/またはランダムアクセスメモリ(RAMおよびROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、ならびに/あるいはコンピュータ・プラットフォームに一般的な任意のメモリなど、揮発性メモリ部分および不揮発性メモリ部分を備えることができるメモリを含むことができる。さらに、メモリは、磁気媒体、光媒体、テープ、ソフトディスクおよび/またはハードディスク、ならびにリムーバブル・メモリ・コンポーネントなど、電子ファイルシステムおよび任意の二次および/または三次ストレージデバイスを含むアクティブメモリおよびストレージ・メモリを含むことができる。例示的な版では、メモリは、両方ともコンピュータ・プラットフォーム508のデータバス512に接続された、RAMメモリ509および不揮発性ローカル・ストレージコンポーネント510として図示されている。
【0040】
さらに、コンピュータ・プラットフォーム508は、特定用途向け集積回路(ASIC)、または他のチップセット、プロセッサ、論理回路、もしくは他のデータ処理デバイスとすることができるプロセッサ514をも含むことができる。通信デバイス500がセル電話機を備えるときなど、いくつかの態様で、特定用途向け集積回路(ASIC)516などのプロセッサまたは他のロジックは、他の機能(たとえば、通信呼制御、アラームクロック、テキストメッセージングなど)のためにメモリ509内でアクティブであることができるアプリケーション(たとえば、ゲーム)520として図示された任意の常駐ソフトウェア・コンポーネントとインターフェースするアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)518を実行することができる。本発明の諸態様と一貫するアプリケーションが、他のアプリケーションを省略し、かつ/またはメモリ509内の音声呼アプリケーション、データ呼アプリケーション、およびメディア関連アプリケーションなどのストリーミングコンテンツを受信する能力を省略することができることを、本開示の利益と共に了解されたい。デバイスAPI 518は、それぞれの通信デバイスで実行されるランタイム環境とすることができる。1つのそのようなAPI 518ランタイム環境が、BREW API 522である。
【0041】
さらに、プロセッサ514は、通信システム100(図1)上の通信デバイス500の機能性および通信デバイス500のオペラビリティを可能にする、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、およびその組合せで実施されるさまざまな処理サブシステム524を含むことができる。たとえば、処理サブシステム524は、他のネットワーク化されたデバイスとの、ならびに通信デバイス500のコンポーネント内および/またはコンポーネントの間での、通信の初期化および維持ならびにデータの交換を可能にする。セル電話機内などの一態様では、プロセッサ514は、サウンド、不揮発性メモリ、ファイルシステム、送信、受信、サーチャ(searcher)、レイヤ1、レイヤ2、レイヤ3、メインコントロール、遠隔手順、送受器、電力管理、診断、ディジタル信号プロセッサ、ボコーダ、メッセージング、呼マネージャ、Bluetooth(登録商標)システム、Bluetooth(登録商標)LPOS、位置判定、位置エンジン、ユーザ・インターフェース、スリープ、データサービス、セキュリティ、認証、USIM/SIM(universal subscriber identity module/subscriber identity module)、音声サービス、グラフィックス、USB(universal serial bus)、MPEG(Moving Picture Experts Group)プロトコル・マルチメディアなどのマルチメディア、GPRS(General Packet Radio Service)、ショートメッセージサービス(SMS)、ショートボイスサービス(SVS(商標))、ウェブブラウザ、その他など、処理サブシステム524の1つまたは組合せを含むことができる。開示される態様に関して、プロセッサ514の処理サブシステム524は、コンピュータ・プラットフォーム508上で実行中のアプリケーションと相互作用するすべてのサブシステム・コンポーネントを含むことができる。
【0042】
コンピュータ・プラットフォーム508は、さらに、GPSエンジン528を含むことができ、あるいは、他の位置感知コンポーネントが、通信デバイス500の位置情報を提供する。
【0043】
通信デバイス500のさまざまなコンポーネントの間の通信を可能にすると同時に、障害ロギング/報告イネーブルメント/ディスエーブルメント・コマンドの受取りならびに障害ログの報告に関する通信を行うように動作可能な通信モジュール529。通信モジュール529は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、および/またはその組合せで実施することができ、さらに、デバイス内通信およびデバイス間通信で使用されるすべてのプロトコルを含むことができる。一態様では、通信モジュール529は、無線ブロードバンド・アクセス・テクノロジ部分532および無線マルチキャスト・テクノロジ部分534を含む。両方向無線ブロードバンド・アクセス・テクノロジ部分532は、無線符号分割多元接続(W−CDMA)コンポーネント536、Evolution−Data Optimized(EV−DO)コンポーネント538、IEEE 802.11(すなわち、しばしば商標WiFiによって誤って描写される)コンポーネント540、およびBluetoothコンポーネント542のうちの1つまたは複数を含むことができる。無線マルチキャスト・テクノロジ部分は、たとえば、Forward Link Only(FLO)コンポーネント544および/またはDigital Video Broadcast−Handheld(DVB−H)コンポーネント546を含むことができる。
【0044】
通信デバイス500のこれらの機能のうちのいくつかは、オペレーティング・システム(OS)530など、ローカル・ストレージ510からロードされ、メモリ509に格納され、プロセッサ514によって実行されるコードによって容易にすることができる。ユーザ・インターフェース(UI)モジュール532は、ユーザ・インターフェース502との対話的制御を容易にする。UIモジュール532は、障害ロギングをイネーブルするためのまたは障害収集および報告モジュール536と相互作用することによって障害ログを表示するか報告する調整された対話型オプションを提供するユーザ開始障害報告モジュール534を含む。アプリケーション538は、障害/故障の原因ならびにコンピュータ・プラットフォーム508の他のコンポーネントとすることができる。位置報告コンポーネント540は、デバイス位置を選択的に報告するロジックを含むことができる。
【0045】
BREW API 522は、通信デバイス500のタイプに関して固有に記述される必要なしに、アプリケーションがデバイスAPI 518および他の機能を呼び出す能力を提供する。したがって、BREWで構成される場合のアプリケーション538または通信デバイス500上の他のソフトウェア・コンポーネントは、ある種のハードウェア態様を抽象化するBREW API 522によって提供されるオペレーティング環境内で、複数の異なるタイプのハードウェア構成上で同一にまたはわずかな変更を伴って動作することができる。BREWエクステンション542は、MP3プレイヤ、Java(登録商標)仮想マシンの提供その他など、BREW API 522のプログラミングプラットフォームに追加の機能を追加する。例として、UIモジュール532を、brewエクステンション542とすることができる。
【0046】
例示的な版では、無線マルチキャスト・テクノロジ部分534のマルチキャスト機能は、ユーザ・インターフェース502での提示のためにメディアコンテンツを提供するために活用され、コンテンツ選択エンジン544、選択されたコンテンツキャッシュ546、およびコンテンツ・プレイヤ548によって示されている。
【0047】
障害収集および報告モジュール536は、さらに、イネーブラコンポーネント550、ロギング・コンポーネント552、収集/報告コンポーネント554、および格納された障害データ構造556を備える。
【0048】
計算オーバーヘッドを分散させ、かつ/または通信システム100(図1)上で伝送オーバーヘッドを減らすために、人工知能(AI)コンポーネント560および/またはルールベースのロジック・コンポーネント562が、報告に関するユーザ挙動を推論し、報告可能な障害関連イベントが発生したときに関する判断を行い、かつ/または間欠的な位置感知などに基づいてまたは故障の原因を診断するために位置を外挿することができる。
【0049】
ルールベースのロジック・コンポーネント562は、本明細書で説明されるか提案されるある種の機能を自動化するのに使用することができる。この代替の態様によれば、実装方式(たとえば、ルール)を、作用されまたは無視されなければならない属性のタイプを定義するため、位置感知状況、ユーザによって故障または低い性能と考えられるコンピューティング・プラットフォームのある種のコンポーネントの性能遅延を知っているルールを作成するためなど、適用することができる。たとえば、ルールベースの実施態様は、障害の重大度に関する判断基準を自動的に定義することができることを了解されたい。
【0050】
AIコンポーネント560は、おそらくはインストールされまたは実行されるソフトウェアの変更の前および後に、何が無線移動体デバイスの正常な実行および異常な実行であるのかを学習すること、間欠的な位置データを外挿すること、機械学習に基づいてユーザに提供されるユーザフィードバックを調整することなど、本明細書で説明される1つまたは複数の特徴の実行の自動化を容易にすることができる。したがって、さまざまなAIベースの方式を使用することが、そのさまざまな態様の実行を助けることができる。
【0051】
クラシファイヤは、入力属性ベクトルx=(x1,x2,x3,x4,xn)をクラスラベルclass(x)に写像する関数である。クラシファイヤは、入力があるクラスに属する信頼度すなわちf(x)=confidence(class(x))を出力することもできる。そのような分類は、ユーザが自動的に実行されることを望むアクションを予知しまたは推論するために、確率論のおよび/または統計ベースの分析(たとえば、分析ユーティリティおよびコストへのファクタリング)を使用することができる。
【0052】
サポートベクトルマシン(SVM)は、使用できるクラシファイヤの例である。SVMは、トリガする入力イベントをトリガしないイベントから最適の形で分離する、可能な入力の空間内の超曲面を見つけることによって動作する。単純ベイズ、ベイズネットワーク、決定木、ニューラルネットワーク、ファジイ論理モデル、最大エントロピモデル(maximum entropy model)などを含む他の分類手法を使用することができる。本明細書で使用される分類は、優先順位のモデルを開発するのに利用される統計的回帰をも含む。
【0053】
本明細書から容易に了解されるとおり、本発明は、事前にトレーニングされる(たとえば、複数のユーザからの包括的トレーニングデータを介して)クラシファイヤならびに強化学習の方法(たとえば、ユーザ挙動の観察、傾向の観察、外来情報の受取りを介する)を使用することができる。したがって、本発明を、所定の判断基準による判定を含むがこれに限定はされない複数の機能を自動的に学習し、実行するのに使用することができる。
【0054】
図6では、例示的態様は、その障害が障害診断部分602によって垂直に監視され、ロギングされ、報告される階層化ソフトウェア・コンポーネントを有する無線移動体デバイスのコンピュータ・プラットフォーム600を示す。コンピューティング・プラットフォーム600のソフトウェア・コンポーネントは、物理レイヤ604の上に構築される。例示的な版では、物理レイヤ604は、ARM CPU、Qualcommディジタル信号処理(QDSP)、符号分割多元接続(CDMA)ハードウェア、AMPS、ラジオ周波数(RF)コンポーネント、ボコーダ、コーデック、汎用入出力(GPIO)ハードウェア、汎用非同期送受信回路(UART)、universal serial bus(USB)、その他を含むMobile Station Modem(商標)(MSM(商標))チップセット606の一部として両方向データ通信機能を備えることができる。ハードウェア・レイヤ604は、マルチキャストを受信するためにMediaFLOハードウェア608を有利に含む。
【0055】
システムコンポーネントのセット610は、最も下のブート/ダウンロードコンポーネント612から始まり、不揮発性メモリ(NV)サービス614、システム診断616、汎用I/Oインターフェース618、ウォッチドッグタイマ620、システムクロック622、割込み処理624、共通ソフトウェア626、および水平最上位アプリケーションレイヤ628のRexリアルタイムオペレーティング・システム(RTOS)630という機能の垂直スタックを提供する。
【0056】
アプリケーションレイヤ628の他のソフトウェア・コンポーネントは、電話ダイヤリング電話帳アプリケーション631、ショートメッセージングサービスアプリケーション632、A−GPS用のgpsOneアプリケーション634、無線移動体デバイス用のインターネットブラウザ636、オーディオ/電鈴サービス638、音声応答/音声メッセージ(VR/VM)640、マルチメディア・アプリケーション用のQualcomm社によるMID/MP3 CMX(Compact Media Extensions)642、およびMediaFLOアプリケーション644を含む。
【0057】
コンピューティング・プラットフォーム600のプレゼンテーションレイヤ646は、電話帳631の下のUIインターフェースレイヤ648、SMSアプリケーション632の下のSMS API 650、gpsOneアプリケーション634の下のgpsOne API 652、ブラウザ636の下のソケット654、および、呼マネージャ658の上に構築されるオーディオ/電鈴サービス638の下のサウンドAPI 656を含む。プレゼンテーションレイヤ646は、VR/VMアプリケーション640をサポートする音声API 660、MIDI/MP3/CMXアプリケーション642をサポートするCMX API 662、およびMediaFLOアプリケーション644をサポートするMediaFLO API 664をも含む。システム判定コンポーネント670は、呼マネージャ658をサポートする。
【0058】
ブラウザ636から下に継続すると、伝送制御プロトコル/ユーザデータグラムプロトコル(TCP/UDP)コンポーネント672は、ソケット658/呼マネージャ658、次にインターネットプロトコル(IP)コンポーネント674、ポイントツーポイントプロトコル676、radio link protocol 3コンポーネント678、次に、high data rate(HDR)−radio link protocol(RLP)コンポーネント680、シリアルI/O API 682、およびその後にUART/USB/BTインターフェース684までをサポートする。
【0059】
オーディオ/電鈴サービス638およびサウンドAPI 656から下に移動すると、SDP、SIO BTエクステンション、BA、AG、DCコンポーネント686は、RF通信(RFCOMM)コンポーネント688、その後にL2CAPコンポーネント690、その後にLMP/LM/HCIコンポーネント692、その後にBluetoothコンポーネント694の上に構築される。
【0060】
音声API 660は、VRエンジン696によってサポートされる。CMX API 662は、CMXエンジン698によってサポートされる。VRエンジン696およびCMXエンジン698は、QDSPドライバ700によってサポートされる。
【0061】
MediaFLO API 664は、MediaFLOドライバ704によってサポートされるMediaFLOプロトコルスタックコンポーネント702によってサポートされる。MediaFLOアプリケーション644は、他のFLOアプリケーション(図示せず)ならびに他の障害診断アプリケーション(図示せず)をサポートする。MediaFLO API 664は、FLO BREWインターフェースとしてサービスする。MediaFLOプロトコルスタック702は、FLO媒体アクセス制御(MAC)およびストリームレイヤとして働く。MediaFLOドライバ704は、FLOハードウェアドライバにサービスする。
【0062】
コンピューティング・プラットフォーム600の他のソフトウェア・コンポーネントは、AMPS L3コンポーネント706、AMPS L2コンポーネント708、受信/送信(Rx/Tx)コンポーネント710、およびAMPS割込みサービスルーチン(ISR)コンポーネント712を含む。AUTH CDMA L3コンポーネント714は、CDMA L2コンポーネント716、Rx/Txコンポーネント718、および符号器/復号器(Enc/Dec)720ならびにCDMA/gpsOneサーチャコンポーネント722および復調器724によってサポートされる。Over The Air Service Provisioning(OTASP)コンポーネント726、スリープタイムライン管理コンポーネント728、無線管理コンポーネント730、およびRFコンポーネント732がある。また、HDR L3コンポーネント734、HDR L2コンポーネント736、HDR Rx/Txコンポーネント738、HDR Enc/Decコンポーネント740、HDRサーチャコンポーネント742、およびHDR復調器744が設けられる。
【0063】
図6では、無線ブロードキャスティング障害検出、収集、分析、および訂正の方法論800は、ブロック802に、キャリアおよび/またはマルチキャスト・サービスを消費する無線移動体デバイスの集団を含む。ブロック804で、故障の調査を行うべきであるかどうかの判定を行う。これは、障害のロギングおよび報告を行うべきデバイスの障害セッティングとすることができる。これは、ユーザによって開始される調査とすることができる。これは、キャリアによって開始される調査(たとえば、SMSイネーブルメント)および/またはマルチキャストプロバイダによって開始されるものとすることができる。
【0064】
ブロック806で、障害収集および報告を、図7に関して下で述べる1つの実施態様を用いて使用可能にする。詳細な障害報告808を、ブロック806の障害イネーブルメント報告イベントで指定されたパラメータまたは判断基準に従って、ブロック808で収集する。たとえば、ソフトウェア・コンポーネント、適用可能なデバイス、障害の重大度、および/または障害収集の時間ウィンドウを指定することができる。ブロック810で、報告された障害データを、故障の傾向および原因について分析する。イネーブルされる障害報告の量は、問題がよりよく理解されるときに調整することができる。障害の原因が、特定のコンポーネントまたはコンポーネントの間の相互作用に帰せられた後に、そのコンポーネントの責任を負うハードウェア/ソフトウェアデベロッパが、ブロック812で、故障の責任を割り当てられる。予備結果を、ブロック814で、ユーザまたはデベロッパからのクエリを得ている可能性があるバリューチェーン内の他のエンティティを助けるために解決策データベースに格納する。ブロック816で、責任を負うデベロッパが、修正を実行し、修正をテストし、修正を公開する。修正によって導入され得る統合問題を回避するために、システムレベル認証を修正に対して実行する818。修正の適用可能性に応じて、ブロック820で、リコール/アップグレードプロセスを、修正を現場に配置されたデバイスおよび新しいデバイスに導入するために開始する。その後、ブロック822で、最終的な解決策が、解決策データベースを更新する。
【0065】
図7では、例示的な障害イネーブルメント方法論900が、無線移動体デバイスA〜E 902〜910の集団、無線ブロードバンド・サービス・プロバイダ(WBSP)障害データ収集サーバ912およびWBSPオペレータ914によって表されるWBSP、ならびに無線マルチキャスト・サービス・プロバイダ(WMSP)障害データ・イネーブルメント・サーバ916およびWBSPオペレータ918によって表されるWBSPを含むタイミング図として示されている。1つまたは複数の障害分析/応答サーバ920が、収集された障害データを診断し、この障害分析/応答サーバ920は、WBSP、WMSPの一方または両方ならびにOEM、アプリケーション・ベンダなどに配置され得る。
【0066】
930で、WBSPオペレータは、トリガされたときに必要な障害イネーブルメントアクションを引き起こすしきい値を用いてWBSP障害データ収集サーバ912を構成する。図示の態様では、無線移動体デバイス902〜910のうちのいくつかまたはすべてが、SMSによるなど、自動的にまたはユーザによって開始されてのいずれかで、要約故障データメッセージを送信することができる。障害を有するデバイスの一部がそのような要約を送信することができるが、これらの報告は、現場に配置されたデバイスでの問題に関するアラートを作成することができる。これは、無線移動体デバイスA 902がWBSP障害データ収集サーバ912に932でSMS障害要約を送信することとして示され、このWBSP障害データ収集サーバ912は、934で、この報告が累積的にしきい値を超えてはいないと判定する。その後、無線移動体デバイスB 904が、936で、収集サーバ912にSMS障害要約を送信し、この収集サーバ912は、やはり、938で、この報告が累積的にしきい値を超えてはいないと判定する。しかし、無線移動体デバイスC 906が、940でSMS障害要約を送信するときには、収集サーバ912は、942でしきい値を超えたと判定し、944で、WBSPオペレータ914に現場故障アラート要約を送信する。全般的にどのタイプの現場故障データが故障の診断に必要である可能性があるかの査定に基づいて、WBSPオペレータ914は、946で、WBSP障害データ収集サーバ912に障害データ収集イネーブル命令を送信する。
【0067】
本開示の利益と共に、SMSメッセージを、現在は受信範囲内にないSMSが次に呼び出されるときまで、後の送信のために保存できることを了解されたい。もう1つの代替案として、SMSメッセージを、特に無線で障害データを中継することができないデバイスのトラブルシューティングを助ける顧客サービス代理人を介するなど、バックエンドプロセスを介して中継することができる。
【0068】
例示的な版では、無線移動体デバイス902〜910のうちのいくつかまたはすべての障害イネーブルメント報告を無線でマルチキャストする能力は、これらのデバイス902〜910に達し、個々のメッセージと比較して無線通信チャネルに悪影響を及ぼさないという点で利益を有する。そのために、WBSP障害データ収集サーバ912は、948で、障害データ収集イネーブル要求をWMSP障害データ・イネーブルメント・サーバ916に送信し、このWMSP障害データ・イネーブルメント・サーバ916は、952で、障害データ収集イネーブル・アラートをWBSPオペレータ918に中継する。この要求が合法的である場合には、WBSPオペレータ918は、954で、障害データ収集イネーブル通知コマンドをWMSP障害データ・イネーブルメント・サーバ916に送信する。
【0069】
これによって、956に示された障害報告イネーブリング・イベントのマルチキャスティングが、集団を飽和させるためにある時間期間の間に継続することができる、移動体無線デバイス902〜910の集団に送信される。個々の移動体デバイスへの通信のシーケンシングが、必要ではないことと、いくつかのアプリケーションで、十分なカバレージが単一ブロード・キャストを用いて発生し得ることを了解されたい。いくつかのアプリケーションでは、より高い浸透力が望ましく、反復されるブロード・キャストを介して達成され得る。
【0070】
マルチキャスティングが移動体デバイス902〜910の一部で使用可能ではない場合には、WBSP障害データ収集サーバ912は、950に示されたSMSブロード・キャスト障害データ収集イネーブルメッセージを送信することができるが、受信の問題が、ある種のデバイス902、906にこのSMSイネーブルメントを受信させない可能性がある。
【0071】
このように障害報告についてイネーブルされて、移動体デバイスC 906が障害に出会うときに、958に示された詳細な障害情報報告が、WBSP障害データ収集サーバ912に送信される。同様に、移動体デバイスD 908が障害に出会うときに、960に示された詳細な障害情報報告が、WBSP障害データ収集サーバ912に送信される。移動体デバイスE 910が障害に出会うときには、962に示された詳細な障害情報報告が、WBSP障害データ収集サーバ912に送信され、このWBSP障害データ収集サーバ912は、964に示されているように、障害ログを診断のために障害分析/応答サーバ920にアップロードする。
【0072】
本明細書で説明した態様が、ネットワーク・レベル・ストレージおよび処理のある種の機能ならびに移動体通信デバイスによって実行される他の機能を分離することを了解されたい。本開示の利益と共に、諸態様と一貫するアプリケーションが、集中位置での計算オーバーヘッドを減らし、かつ/または通信負荷を減らすためにより分散された処理を有する構成を含むことができることを了解されたい。代替案では、いくつかの制限された機能の移動体デバイスに、集中化された追加の処理を伴う移動体アドバタイズを用いてサービスすることができる。
【0073】
本明細書で開示される版に関連して説明されたさまざまな例示的なロジック、論理ブロック、モジュール、および回路を、汎用プロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル・ロジックデバイス、ディスクリート・ゲートもしくはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア・コンポーネント、または本明細書で説明される機能を実行するように設計されたその任意の組合せを用いて実施しまたは実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサとすることができるが、代替案では、プロセッサを、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械とすることができる。プロセッサを、コンピューティング・デバイスの組合せ、たとえば、DSPおよびマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実施することもできる。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、上で説明したステップおよび/またはアクションのうちの1つまたは複数を実行するように動作可能な1つまたは複数のモジュールを備えることができる。
【0074】
さらに、本明細書で開示される態様に関連して説明される方法またはアルゴリズムのステップおよび/またはアクションを、ハードウェアで直接に、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、またはこの2つの組合せで実施することができる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ・レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で既知のすべての他の形の記憶媒体に常駐することができる。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合され得る。代替案では、記憶媒体を、プロセッサと一体とすることができる。さらに、いくつかの態様では、プロセッサおよび記憶媒体が、1つのASIC内に常駐することができる。さらに、このASICが、ユーザ端末内に常駐することができる。代替案では、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内に別個のコンポーネントとして常駐することができる。さらに、いくつかの態様では、方法またはアルゴリズムのステップおよび/またはアクションが、コンピュータプログラム製品に組み込むことができる機械可読媒体および/またはコンピュータ可読媒体上のコードおよび/または命令のうちの1つまたは任意の組合せまたはセットとして常駐することができる。
【0075】
前述の開示は、例示的な態様および/または実施形態を述べるが、さまざまな変更および修正を添付の特許請求の範囲によって定義される説明された態様および/または実施形態の範囲から逸脱せずに行うことができることに留意されたい。さらに、説明された態様および/または実施形態の要素は、単数形で説明されまたは請求される場合があるが、単数形に対する限定が明示的に述べられない限り、複数形が企図されている。さらに、そうではないと述べられない限り、すべての態様および/または実施形態のすべてまたは一部を、任意の他の態様および/または実施形態のすべてまたは部分と共に利用することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
障害状態に応答して、第1ソフトウェア垂直レイヤに常駐する少なくとも1つのソフトウェア・コンポーネントおよび第2ソフトウェア垂直レイヤに常駐する第2ソフトウェア・コンポーネントを備える複数のコンポーネントの中で責任を負うコンポーネントの診断に十分な垂直ソフトウェア・レイヤごとの障害データをロギングすることと、
障害報告イネーブリング・イベントを受け取ることと、
前記責任を負うコンポーネントに対する診断のために無線データ通信プロバイダに前記ロギングされた障害データを無線で報告することと、
を備える、無線データ通信のプロバイダに障害データを報告する方法。
【請求項2】
前記障害報告イネーブリング・イベントを含む無線マルチキャスト信号を受信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記障害報告イネーブリング・イベントのフィルタリング判断基準を満足するときに前記ロギングされた障害データを無線で報告することをさらに備える、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
障害重大度の前記フィルタリング判断基準を満足するときに前記ロギングされた障害データを無線で報告することをさらに備える、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
デバイスタイプの前記フィルタリング判断基準を満足するときに前記ロギングされた障害データを無線で報告することをさらに備える、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
選択された無線サービス・プロバイダへの加入者であることの前記フィルタリング判断基準を満足するときに前記ロギングされた障害データを無線で報告することをさらに備える、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
時間ウィンドウの前記フィルタリング判断基準を満足するときに前記ロギングされた障害データを無線で報告することをさらに備える、請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記障害報告イネーブリング・イベントを受け取る前に、前記無線データ通信プロバイダに前記ロギングされた障害データの要約を無線で報告することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記障害報告イネーブリング・イベントを含む無線ユニキャスト信号を受信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
それぞれ無線マルチキャストプロバイダ、相手先商標製造会社、両方向データ通信のキャリア、およびアプリケーション・ベンダによってそれぞれ開発された複数のソフトウェア・コンポーネントの中で責任を負うコンポーネントの診断に十分な障害データをロギングすることをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記障害状態の発生に関連する感知された位置を報告することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
障害状態に応答して、第1ソフトウェア垂直レイヤに常駐する少なくとも1つのソフトウェア・コンポーネントおよび第2ソフトウェア垂直レイヤに常駐する第2ソフトウェア・コンポーネントを備える複数のコンポーネントの中で責任を負うコンポーネントの診断に十分な垂直ソフトウェア・レイヤごとの障害データをロギングする第1モジュールと、
障害報告イネーブリング・イベントを受け取る第2モジュールと、
前記責任を負うコンポーネントに対する診断のために無線データ通信プロバイダに前記ロギングされた障害データを無線で報告する第3モジュールと、
を備える、無線データ通信のプロバイダに障害データを報告するように構成された少なくとも1つのプロセッサ。
【請求項13】
コンピュータに、障害状態に応答して、第1ソフトウェア垂直レイヤに常駐する少なくとも1つのソフトウェア・コンポーネントおよび第2ソフトウェア垂直レイヤに常駐する第2ソフトウェア・コンポーネントを備える複数のコンポーネントの中で責任を負うコンポーネントの診断に十分な垂直ソフトウェア・レイヤごとの障害データをロギングさせるコードの第1セットと、
前記コンピュータに、障害報告イネーブリング・イベントを受け取らせるコードの第2セットと、
前記コンピュータに、前記責任を負うコンポーネントに対する診断のために無線データ通信プロバイダに前記ロギングされた障害データを無線で報告させるコードの第3セットと、
を備えるコンピュータ可読媒体
を備えるコンピュータプログラム製品。
【請求項14】
障害状態に応答して、第1ソフトウェア垂直レイヤに常駐する少なくとも1つのソフトウェア・コンポーネントおよび第2ソフトウェア垂直レイヤに常駐する第2ソフトウェア・コンポーネントを備える複数のコンポーネントの中で責任を負うコンポーネントの診断に十分な垂直ソフトウェア・レイヤごとの障害データをロギングするための手段と、
障害報告イネーブリング・イベントを受け取るための手段と、
前記責任を負うコンポーネントに対する診断のために無線データ通信プロバイダに前記ロギングされた障害データを無線で報告するための手段と、
を備える、無線データ通信のプロバイダに障害データを報告する装置。
【請求項15】
複数のコンポーネントを実行するコンピューティング・プラットフォームと、
障害状態に応答して、第1ソフトウェア垂直レイヤに常駐する少なくとも1つのソフトウェア・コンポーネントおよび第2ソフトウェア垂直レイヤに常駐する第2ソフトウェア・コンポーネントを備える複数のコンポーネントの中で責任を負うコンポーネントの診断に十分な垂直ソフトウェア・レイヤごとの障害データをロギングする障害診断ロギング・コンポーネントと、
障害報告イネーブリング・イベントを受け取るデータ受話器と、
前記責任を負うコンポーネントに対する診断のために無線データ通信プロバイダに前記ロギングされた障害データを無線で報告する送信機と、
を備える、無線データ通信のプロバイダに障害データを報告するコンピュータ実施される装置。
【請求項16】
無線両方向データ通信トランシーバおよび無線マルチキャスト受信コンポーネントをさらに備える、請求項15に記載のコンピュータ実施される装置。
【請求項17】
前記障害報告イネーブリング・イベントのフィルタリング判断基準を満足するときに前記ロギングされた障害データを無線で報告するために前記障害報告イネーブリング・イベントに応答する障害報告コンポーネントをさらに備える、請求項15に記載のコンピュータ実施される装置。
【請求項18】
障害重大度の前記フィルタリング判断基準を満足するときに前記ロギングされた障害データを無線で報告する前記障害報告コンポーネントをさらに備える、請求項17に記載のコンピュータ実施される装置。
【請求項19】
デバイスタイプの前記フィルタリング判断基準を満足するときに前記ロギングされた障害データを無線で報告する前記障害報告コンポーネントをさらに備える、請求項17に記載のコンピュータ実施される装置。
【請求項20】
選択された無線サービス・プロバイダへの加入者であることの前記フィルタリング判断基準を満足するときに前記ロギングされた障害データを無線で報告する前記障害報告コンポーネントをさらに備える、請求項17に記載のコンピュータ実施される装置。
【請求項21】
時間ウィンドウの前記フィルタリング判断基準を満足するときに前記ロギングされた障害データを無線で報告する前記障害報告コンポーネントをさらに備える、請求項17に記載のコンピュータ実施される装置。
【請求項22】
無線マルチキャスト受信コンポーネントをさらに備え、前記障害報告コンポーネントは、マルチキャストによる前記障害報告イネーブリング・イベントの受信に応答する、請求項17に記載のコンピュータ実施される装置。
【請求項23】
無線ユニキャストトランシーバをさらに備え、前記障害報告コンポーネントは、ユニキャストまたはマルチキャストのいずれかによる前記障害報告イネーブリング・イベントの受信に応答する、請求項22に記載のコンピュータ実施される装置。
【請求項24】
位置感知コンポーネントをさらに備え、前記障害データは、前記障害状態に関連する位置を含む、請求項15に記載のコンピュータ実施される装置。
【請求項25】
ユーザ・インターフェースをさらに備え、前記障害報告イネーブリング・イベントは、ユーザ入力を備える、請求項15に記載のコンピュータ実施される装置。
【請求項26】
障害状態に応答して、第1ソフトウェア垂直レイヤ上に常駐する少なくとも1つのソフトウェア・コンポーネントおよび第2ソフトウェア垂直レイヤ上に常駐する第2ソフトウェア・コンポーネントを備える複数のコンポーネントの中で責任を負うコンポーネントの診断に十分な垂直ソフトウェア・レイヤごとの障害データをロギングするために無線通信デバイスに障害報告イネーブリング・イベントを送信することと、
前記無線通信デバイスによって報告される前記ロギングされた障害データを無線で受信することと、
前記障害状態に関して前記責任を負うコンポーネントを診断することと、
を備える、複数の無線通信デバイスから障害データを収集し、分析する方法。
【請求項27】
ロギングされた障害データを選択的に報告するためのフィルタリング判断基準を有する前記障害報告イネーブリング・イベントを送ることをさらに備える、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
障害重大度に基づいてロギングされた障害データを選択的に報告するための前記フィルタリング判断基準を有する前記障害報告イネーブリング・イベントを送ることをさらに備える、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
デバイスタイプに基づいてロギングされた障害データを選択的に報告するためのフィルタリング判断基準を有する前記障害報告イネーブリング・イベントを送ることをさらに備える、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
選択された無線サービス・プロバイダへの加入者であることに基づいてロギングされた障害データを選択的に報告するためのフィルタリング判断基準を有する前記障害報告イネーブリング・イベントを送ることをさらに備える、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
時間ウィンドウに基づいてロギングされた障害データを選択的に報告するためのフィルタリング判断基準を有する前記障害報告イネーブリング・イベントを送ることをさらに備える、請求項28に記載の方法。
【請求項32】
前記ロギングされた障害データの要約を無線で受信することと、
複数の無線移動体デバイスに前記障害報告イネーブリング・イベントを無線で送信することと
をさらに備える、請求項26に記載の方法。
【請求項33】
前記障害報告イネーブリング・イベントを含む無線マルチキャスト信号を送信することをさらに備える、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
それぞれ無線マルチキャストプロバイダ、相手先商標製造会社、両方向データ通信のキャリア、およびアプリケーション・ベンダによってそれぞれ開発された複数のソフトウェア・コンポーネントの中で責任を負うコンポーネントを診断するために前記報告された障害データを分析することをさらに備える、請求項26に記載の方法。
【請求項35】
前記障害状態の発生に関連する位置情報に関連して前記報告された障害データを分析することをさらに備える、請求項26に記載の方法。
【請求項36】
前記報告する移動体通信デバイスのネットワーク導出された位置情報を用いて前記報告された障害データに含まれる全地球測位システムデータを増補することをさらに備える、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
障害状態に応答して、第1ソフトウェア垂直レイヤ上に常駐する少なくとも1つのソフトウェア・コンポーネントおよび第2ソフトウェア垂直レイヤ上に常駐する第2ソフトウェア・コンポーネントを備える複数のコンポーネントの中で責任を負うコンポーネントの診断に十分な垂直ソフトウェア・レイヤごとの障害データをロギングするために無線通信デバイスに障害報告イネーブリング・イベントを送信する第1モジュールと、
前記無線通信デバイスによって報告される前記ロギングされた障害データを無線で受信する第2モジュールと、
前記障害状態に関して前記責任を負うコンポーネントを診断する第3モジュールと
を備える、複数の無線通信デバイスから障害データを収集し、分析する少なくとも1つのプロセッサ。
【請求項38】
コンピュータに、障害状態に応答して、第1ソフトウェア垂直レイヤ上に常駐する少なくとも1つのソフトウェア・コンポーネントおよび第2ソフトウェア垂直レイヤ上に常駐する第2ソフトウェア・コンポーネントを備える複数のコンポーネントの中で責任を負うコンポーネントの診断に十分な垂直ソフトウェア・レイヤごとの障害データをロギングするために無線通信デバイスに障害報告イネーブリング・イベントを送信させるコードの第1セットと、
前記コンピュータに、前記無線通信デバイスによって報告される前記ロギングされた障害データを無線で受信させるコードの第2セットと、
前記コンピュータに、前記障害状態に関して前記責任を負うコンポーネントを診断させるコードの第3セットと、
を備えるコンピュータ可読媒体
を備えるコンピュータプログラム製品。
【請求項39】
障害状態に応答して、第1ソフトウェア垂直レイヤ上に常駐する少なくとも1つのソフトウェア・コンポーネントおよび第2ソフトウェア垂直レイヤ上に常駐する第2ソフトウェア・コンポーネントを備える複数のコンポーネントの中で責任を負うコンポーネントの診断に十分な垂直ソフトウェア・レイヤごとの障害データをロギングするために無線通信デバイスに障害報告イネーブリング・イベントを送信するための手段と、
前記無線通信デバイスによって報告される前記ロギングされた障害データを無線で受信するための手段と、
前記障害状態に関して前記責任を負うコンポーネントを診断するための手段と
を備える、複数の無線通信デバイスから障害データを収集し、分析する装置。
【請求項40】
障害状態に応答して、第1ソフトウェア垂直レイヤ上に常駐する少なくとも1つのソフトウェア・コンポーネントおよび第2ソフトウェア垂直レイヤ上に常駐する第2ソフトウェア・コンポーネントを備える複数のコンポーネントの中で責任を負うコンポーネントの診断に十分な垂直ソフトウェア・レイヤごとの障害データをロギングし報告するために無線通信デバイスに障害報告イネーブリング・イベントを無線で送信する障害収集イネーブリング・コンポーネントと、
前記無線通信デバイスによって報告される前記ロギングされた障害データを無線で受信するデータ通信受話器と、
応答して複数のコンポーネントの中から前記障害状態に関して前記責任を負うコンポーネントを判定する障害診断コンポーネントと、
を備える、複数の無線通信デバイスから障害データを収集し、分析する、コンピュータ実施される装置。
【請求項41】
ロギングされた障害データを選択的に報告するために前記障害報告イネーブリング・イベントに組み込まれるフィルタリング判断基準を選択するユーザ・インターフェースをさらに備える、請求項40に記載のコンピュータ実施される装置。
【請求項42】
障害重大度に基づいて、ロギングされた障害データを選択的に報告するために前記障害報告イネーブリング・イベントに組み込まれるフィルタリング判断基準を選択する前記ユーザ・インターフェースをさらに備える、請求項41に記載のコンピュータ実施される装置。
【請求項43】
デバイスタイプに基づいて、ロギングされた障害データを選択的に報告するために前記障害報告イネーブリング・イベントに組み込まれるフィルタリング判断基準を選択する前記ユーザ・インターフェースをさらに備える、請求項41に記載のコンピュータ実施される装置。
【請求項44】
選択された無線サービス・プロバイダへの加入者であることに基づいて、ロギングされた障害データを選択的に報告するために前記障害報告イネーブリング・イベントに組み込まれるフィルタリング判断基準を選択する前記ユーザ・インターフェースをさらに備える、請求項41に記載のコンピュータ実施される装置。
【請求項45】
時間ウィンドウに基づいて、ロギングされた障害データを選択的に報告するために前記障害報告イネーブリング・イベントに組み込まれるフィルタリング判断基準を選択する前記ユーザ・インターフェースをさらに備える、請求項41に記載のコンピュータ実施される装置。
【請求項46】
前記ロギングされた障害データの無線で受信された要約を格納する障害収集ストレージと、
前記複数の無線移動体デバイスに前記障害報告イネーブリング・イベントを無線で送信することを推薦するために前記格納された要約の傾向に応答する障害分析コンポーネントと、
をさらに備える、請求項40に記載のコンピュータ実施される装置。
【請求項47】
複数の前記無線移動体デバイスに前記障害報告イネーブリング・イベントを送信する無線マルチキャストシグナリング・コンポーネントをさらに備える、請求項40に記載のコンピュータ実施される装置。
【請求項48】
それぞれ無線マルチキャストプロバイダ、相手先商標製造会社、両方向データ通信のキャリア、およびアプリケーション・ベンダによってそれぞれ開発されたものを備える複数のソフトウェア・コンポーネントの中で責任を負うコンポーネントを診断するために前記報告された障害データを分析することをさらに備える、請求項40に記載のコンピュータ実施される装置。
【請求項49】
前記報告された障害データを前記障害状態の発生の位置に関連付ける増補された全地球測位システムデータをさらに備える、請求項40に記載のコンピュータ実施される装置。
【請求項50】
前記障害診断コンポーネントからの障害診断データを含む障害解決策データベースと、
前記障害診断データにアクセスするカスタマリレーションズインターフェースと
をさらに備える、請求項40に記載のコンピュータ実施される装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2011−501614(P2011−501614A)
【公表日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−530974(P2010−530974)
【出願日】平成19年10月23日(2007.10.23)
【国際出願番号】PCT/US2007/082235
【国際公開番号】WO2009/054847
【国際公開日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】