説明

無線通信システム及び無線通信方法

【課題】基地局の2基を選択し、同時送受信機能を有する無線端末に対して同時送受信通信を行うものである。
【解決手段】同時送受信機能を備えた無線端末300と同時送受信機能を有していない基地局100との間で、TDMA−TDD方式にて同時送受信通信を行い、同時送受信機能を有していない基地局の2基100,200を選択し、無線端末300に対して同時送受信通信を行うものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基地局と同時送受信通信機能を備えた無線端末との間で同時送受信通信を行う無線通信システム及び無線通信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、PHS(Personal Handy−phone System)の無線電話通信は、TDMA/TDD方式(Time Division Multiple Access/Time Division Duplex方式)で行われている。このPHSでは、例えば、1フレームが8スロットで構成され、無線端末から基地局への上り通信に4スロット、そしてその逆の基地局から無線端末への下り通信に4スロットが割当てられ、これらの4スロットの上り通信期間と同じく4スロットの下り通信期間とは異なるタイミングで行われる。
【0003】
このような従来のPHS無線通信では、通信速度が十分速くとれないので、通信速度を高める目的で、上り方向と下り方向の通信をそれらのキャリア周波数を異ならせて同時に行う同時送受信方式が提案されており、その開発が進められている(例えば、特開2003−273770号公報−特許文献1)。
【0004】
このような同時送受信方式のPHS無線通信を実現するためには、基地局内の無線局、また無線端末それぞれの内部機能を既存のものから改変する必要があり、特に、基地局内の無線局の改変は設備費用が嵩むために容易には行えない。それで、同時送受信機能を備えた無線端末と無線基地局との間で同時送受信ができるシステムが実現されれば、PHSの通信速度を高めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−273770号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このような従来の技術的課題に鑑みてなされたもので、同時送受信機能を備えた無線端末と無線基地局との間で同時送受信ができる無線通信技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の無線通信システムは、第1基地局と、第2基地局と、前記第1基地局及び前記第2基地局と同時に無線通信を行う無線端末とを備え、前記第1基地局と前記第2基地局とが、基地局間通信を使用して、前記無線端末へ時間及び/又は周波数リソースを割り当てることを特徴とするものである。
【0008】
本発明の無線通信方法は、同時送受信が可能な無線端末の接続先の第1の基地局が、自局と協調すべき第2の基地局に対し、前記無線端末へのチャネルの割当の要求を送信するステップと、前記第2の基地局が、前記要求に応じて、前記無線端末へのチャネルの割当可否の情報を前記第1の基地局に送信するステップと、前記第1の基地局が、前記割当可否の情報に応じて、前記第1基地局及び前記第2基地局との同時通信が可能である旨の情報を前記無線端末に送信するステップと、前記無線端末が、前記第1基地局及び前記第2基地局と同時に無線通信を行うステップとを有することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の無線通信技術によれば、同時送受信機能を備えた無線端末に2局の無線基地局との間で同時送受信を行わせることができ、その結果として、通信速度を高めることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の第1の実施の形態の無線通信システムのハードウェア構成を示すブロック図。
【図2】上記実施の形態における親局及び子局となる基地局の構成を示すブロック図。
【図3】上記実施の形態における無線端末のブロック図。
【図4】上記無線端末における無線部の詳しい内部構成を示すブロック図。
【図5】従来のPHS通信方式と本発明の第1の実施の形態のPHS同時送受信通信方式との通信動作の説明図。
【図6】上記実施の形態の無線通信システムによる擬似的な同時送受信の動作説明図。
【図7】上記実施の形態による同時送受信動作のシーケンス図。
【図8】上記同時送受信動作における子局決定ルーチンのフローチャート。
【図9】上記実施の形態において、I’回線を通じて同期反転通信を行うシステムのハードウェア構成のブロック図。
【図10】上記実施の形態において、無線通信回線を通じて同期反転通信を行うシステムのハードウェア構成のブロック図。
【図11】本発明の第2の実施の形態の無線通信システムのハードウェア構成を示すブロック図。
【図12】上記実施の形態における親局及び子局となる基地局の構成を示すブロック図。
【図13】上記実施の形態による同時送受信動作のシーケンス図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。
【0012】
(第1の実施の形態)
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態の無線通信システムは、親基地局100及び予めペアになるように定められた子基地局200と端末300との間で同時送受信方式の通信を行うシステムである。尚、端末300については、他の端末と識別する必要がある場合、300A,300B,…のように符号を付して説明する。
【0013】
本実施の形態における親基地局100、子基地局200は図2に示す構成である。これらの親局、子局は通常はPHS無線通信の無線基地局として個別に動作し、かつ、I’回線網によって相互に接続されている。また、図1に示すように、地理的に近接して所在する基地局間は局間接続ケーブル400にて接続され、種々の通信を行う。本実施の形態では、親局100と子局200とはこの局間接続ケーブル400により反転指示信号を送信するものとする。
【0014】
図2に示すように、親基地局100は、ダイバシティ受信用に2個のアンテナ101A,101B、高周波無線信号の送受信のためのRF部102、ベースバンドへの復調部103、ベースバンドからの変調部104、TDMA/TDD処理部105、CPUにより搭載されたプログラムを実行して各要素を制御する接続制御部106、I’回線とのインタフェース107、無線通信信号の品質を監視する基地局間監視部108、そして接続制御部106の指示により該当基地局200を子局となし、その上り期間/下り期間を反転させる指令を出力する反転指示部109を備えている。
【0015】
他方、子局となる基地局200は、ダイバシティ受信用に2個のアンテナ201A,201B、高周波無線信号の送受信のためのRF部202、ベースバンドへの復調部203、ベースバンドからの変調部204、TDMA/TDD処理部205、CPUにより搭載されたプログラムを実行して各要素を制御する接続制御部206、I’回線とのインタフェース207、無線通信信号の品質を監視する基地局間監視部208、そして親局100の反転指示部109からの上り下りの送受信期間のタイミング反転指令を受信し、TDMA/TDD処理部205の上り期間/下り期間を反転させる反転制御部209を備えている。
【0016】
同時送受信機能を備えた端末300は、図3に示す機能構成であり、アンテナ301、このアンテナ301に対して音声、データのディジタル信号をベースバンド信号に重畳し、さらには送信用の高周波信号に変調して出力し、またアンテナ301にて受信された高周波受信信号からベースバンドに復調し、さらに音声、データのディジタル信号を抽出する無線部302、本機の全体の機能を制御し、また音声アナログ信号をA/D変換し、またその逆のD/A変換処理を行う制御部303、受信し復調されたアナログ音声信号を増幅する増幅部304、この増幅部304からの音声信号を可聴音にして出力するスピーカ305、音波を受信して電気信号に変換するマイク306、このマイク306からの信号を増幅して制御部303にアナログ音声信号として与える増幅部307、制御部303の復号した情報や生成する情報を表示する表示部308、そして、テンキーその他のボタン操作入力を行うための操作部309を備えている。
【0017】
上記端末300の同時送受信を可能とする無線部302は、図4に示す構成であり、アンテナ301の受信信号を入力し、また同時にアンテナ301に対して送信信号を出力するためのサーキュレータ311、このサーキュレータ311に高周波送信信号を与える送信側の高周波増幅部312、ベースバンドの送信信号を送信用の高周波送信信号に変換するための送信RFミキサー313、変調送信信号を送信RFミキサー313に増幅して出力する増幅部314、送信信号をベースバンド信号に変調する変調部315を備えている。無線部302はさらに、送信用周波数を切り替えて送信RFミキサー313に与える周波数切替器316、そしてそれぞれ異なる所定の周波数で発振する局部発振器317A,317Bを備えている。
【0018】
さらに無線部302は、アンテナ301の受信信号を復調する受信系として、サーキュレータ311の出力する高周波受信信号を増幅する高周波増幅部321、この高周波増幅部321によって増幅された高周波受信信号を所定のベースバンド信号に変換する受信RFミキサー322、この受信RFミキサー322の変換したベースバンド信号から主信号の帯域の外側の周波数信号を除去するバンドパスフィルタ(BPF)323、そしてこのBPF323の出力するベースバンドの受信信号を復調する復調部324を備え、また、受信RFミキサー322に対して受信用周波数を切り替えて与える周波数切替器325、そしてそれぞれ異なる所定の周波数で発振する局部発振器326A,326Bを備えている。
【0019】
次に、上記構成の無線通信システムによる同時送受信動作について説明する。TDMA/TDD方式のPHSでは、無線基地局が同時送受信機能を備えていない場合、この基地局と無線端末との間は、図5(a)に示すように、下り4スロット、上り4スロットの合計8スロットを1フレームとし、4スロット各々に異なる周波数を割当て、かつ、上り下り周波数は共通とし、第1スロットは制御チャネル(C−CH)、そして第2スロット〜第4スロットそれぞれに基地局−端末間の無線通信チャネルとして異なる周波数を割り当てる。そして、いま、基地局とある端末とが第2スロットの周波数F2で接続が確立したとすれば、下り期間の第2スロットに周波数F2で下り方向の通信がなされ、次に上り期間の第2スロットに周波数F2で上り方向の通信がなされる。つまり、通常のPHS無線通信では、1フレームでタイムスロット1個分のデータの送受ができるだけである。
【0020】
これに対して、本実施の形態の無線通信システムでは、図5(b)に示すように、既存の基地局を2局利用し、同時送受信機能を持つ無線端末との間で2倍のデータ量の送受信を行うことができる。つまり、無線端末300が親局とした基地局100は、周波数F1〜F4を用いて通信し、他方、子局とされた基地局200は周波数F5〜F8を用いて通信するとして、無線端末300からの同時送受信要求に対して、子局200側の送受信の同期を通常の4スロットの下り期間−4スロットの上り期間から反転して4スロットの上り期間−4スロットの下り期間とする。
【0021】
そして、図6に示すように、最初の第2スロットのタイミングに、親局100と端末300との間で周波数F2で下り方向の通信を行い、同時に、子局200と端末300との間で周波数F6で上り方向の通信を行い、同時送受信機能を持つ端末300では周波数F2での受信、そして周波数F6の送信を同時に行わせる。そして1フレームのうちの第6スロットのタイミングに、逆に親局100と端末300との間で周波数F2で上り方向の通信を行い、同時に、子局200と端末300との間で周波数F6で下り方向の通信を行い、端末300では周波数F2での送信と周波数F6の受信を同時に行わせる。これにより、図1に示したように、同時送受信機能を持つ端末300Aは同時送受信機能を持たない既存の基地局100,200に対してもそれぞれとの間で割当てられた周波数F2,F6により従来の2倍の通信速度での通信が可能となり、また、同様の別の端末300Bは同時送受信機能を持たない既存の基地局100,200に対してもそれぞれとの間で割当てられた周波数F3,F7により従来の2倍の通信速度での通信が可能となるのである。
【0022】
本実施の形態による擬似的な同時送受信について、図7のシーケンス図を用いて説明する。端末300から通信状態が最適なある基地局に対して同時送受信接続要求を発信する(ステップSQ1)。この要求を受信した基地局は、以降、親局100として動作することになる。親局となった基地局100は、基地局間監視部108によって受信レベルが最高である他の基地局を子局200として選択し(ステップSQ3)、該当基地局に対して本実施の形態の場合、局間接続ケーブル400を通じてチャネル割当てと送受信期間のタイミング反転指令を送信する(ステップSQ5)。
【0023】
同期反転指示をその反転制御部208にて受信した基地局は、自局で割当てチャネルが使用可能かどうか判断し(ステップSQ7)、空いている場合にはTDMA/TDD処理部205の上り下りの期間を反転させ(ステップSQ9)、子局となることを了承する信号としてチャネル割当てOKの信号を親局100に返信する(ステップSQ11)。親局100はこのチャネル割当てOKの信号を受信すると、端末300に対して同時送受信通信要求の受入れ通知を送信する(ステップSQ13)。
【0024】
尚、このステップSQ3〜SQ13の子局選択は、図8のフローチャートに詳しく示す手順による。すなわち、基地局間監視部108が監視する他局からの無線信号の信号レベルに応じて(ステップS1)、信号レベルが高い順に子局候補の優先順位を付け(ステップS3)、優先順位の高い基地局から順に空きチャネルの問い合わせを行い(ステップS5)、使用可能な空きチャネルを持つ基地局を子局に決定する手順で行うのである(ステップS7)。
【0025】
端末300は同時送受信受入れ通知を受信すれば、以降、本来の同時送受信機能を起動し、上述したように、例えば、第2スロット、第6スロットにて周波数F2,F6を用いて親局100、子局200との間でそれらの送受信タイミングを反転させて同時に通信させることで実質的な同時送受信を実行する(ステップSQ15〜SQ25)。
【0026】
これにより、本実施の形態の無線通信システム及びそれが実行する無線通信方法によれば、同時送受信機能を持つ端末300は同時送受信機能を持たない既存の基地局100,200に対してもそれら従来の同時送受信機能を有していない基地局のほぼ2倍の通信速度で通信できる。
【0027】
尚、上記実施の形態の無線通信システムでは、基地局100,200間の送受信期間のタイミング反転指令/同期反転受入れ信号の授受を既存の局間接続ケーブル400を通じて行うようにしたが、これに限定されるわけではなく、図9のシステム図に示したように、PHSの場合に全基地局がI’回線410、そしてネットワーク420にて接続されているので、このI’回線を通じて該当基地局100,200間の送受信期間のタイミング反転指令/同期反転受入れ信号の授受を行うようにすることもできる。あるいは、図10に示したように、親局100・子局200間で空きスロットあるいは制御スロットを利用した無線通信回線430にて送受信期間のタイミング反転指令/同期反転を受け入れ信号の授受を行うようにすることもできる。
【0028】
また、同期反転制御は、子局200側でなく、親局100側が同時送受信要求を受け付け、子局を決定したときに自局の上り期間/下り期間を反転させる制御をするようにしてもよい。さらに、予め各基地局ごとに、他の基地局の複数局を子局候補として優先順位を付けて取り決めておき、無線端末からの同時送受信要求に対して、登録されている子局候補に対してその優先順位の高い方から順に空きチャネルを問い合せ、空きチャネルがある子局候補のうち優先順位が一番高い他の基地局を子局として選択する構成にすることができる。
【0029】
また、親局100となる基地局が子局200となる基地局を選択する処理は、親局−子局のペアを予め各接続制御部106に登録しておくこともできる。そして、予め決定されている子局となるべき基地局に空きチャネルがない場合には同時送受信への移行を保留にし、継続的に同時送受信要求を端末300から発信するようにしてもよい。この場合のシステム構成は上記実施の形態の場合よりも単純になる。
【0030】
(第2の実施の形態)
図11は、本発明の第2の実施の形態の無線通信システムを示しており、本実施の形態の無線通信システムは、基地局100が既存の同時送受信機能を有していない2基の無線局110,120を備えているものである場合に、この基地局100と同時送受信機能を有する無線端末300との間で擬似的に同時送受信を行うことを特徴とする。
【0031】
基地局100内の第1無線局110、第2無線局120の構成は、図12に示すものであり、図2に示した第1の実施の形態における親局100、子局200の構成と共通である。ただし、本実施の形態の場合、基地局100内の第1無線局110と第2無線局120とは局内接続線450にて接続されている点が異なる。本実施の形態における同時送受信機能を備えた無線端末300は第1の実施の形態と同様であり、図3及び図4に示す構成である。
【0032】
本実施の形態による同時送受信動作は、図13のシーケンス図に示すようになる。本実施の形態の場合、図7に示した第1の実施の形態のシーケンス図に対して、ステップSQ3の子局決定処理が介在せず、第1無線局110が端末300から同時送受信要求を受信すれば、局内接続線450を通じて直ちに第2無線局120に対してチャネル割当て/同期反転指示を行う(ステップSQ1,SQ5)。そして、ステップSQ7以降の手順は、第1の実施の形態と共通である。尚、同一基地局100内での第1無線局110と第2無線局120とは予め決定されているわけではなく、端末300から同時送受信切替要求を受信した無線局が第1無線局110となり、そして同一基地局100内の残りの無線局が第2無線局120となる違いがあるだけである。また、親局となる第1無線局110と子局となる第2無線局120との間では、第1無線局110側が上り期間/下り期間の反転を行う構成にすることも可能である。
【0033】
本実施の形態によれば、同一基地局内の2基の無線局間で親局、子局を決定してその一方の上り期間/下り期間を反転させ、端末300に対して擬似的に同時送受信を実行するので、第1の実施の形態のように受信信号レベルによって子局となる基地局を決定する手順が必要でなく、それだけシステムの単純化が図れる。
【0034】
尚、本実施の形態にあっても、各基地局が自局内の無線局に空きチャネルが見つけられない場合、地理的に別の位置に存在する他の基地局と通信し、第1の実施の形態と同様の手順で受信レベルが高く、かつ空きチャネルを持つ無線局を子局として選択する機能を持たせることも可能である。
【符号の説明】
【0035】
100…親局、200…子局、300…端末、400…局間接続ケーブル、101A,101B…アンテナ、102…RF部、103…復調部、104…変調部、105…TDMA/TDD処理部、106…接続制御部、107…I/F部、108…基地局間監視部、109…反転指示部、110…第1無線局、120…第2無線局、201A,201B…アンテナ、202…RF部、203…復調部、204…変調部、205…TDMA/TDD処理部、206…接続制御部、207…I/F部、208…基地局間監視部、209…反転制御部、301…アンテナ、311…サーキュレータ、312…増幅部、313…送信RFミキサー、314…増幅部、315…変調部、316…周波数切替部、317A,317B…局部発振器、321…増幅器、322…受信RFミキサー、323…バンドパスフィルタ(BPF)、324…復調部、325…受信RFミキサー、326A,326B…局部発振器。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1基地局と、第2基地局と、前記第1基地局及び前記第2基地局と同時に無線通信を行う無線端末とを備え、
前記第1基地局と前記第2基地局とが、基地局間通信を使用して、前記無線端末へ時間及び/又は周波数リソースを割り当てることを特徴とする無線通信システム。
【請求項2】
同時送受信が可能な無線端末の接続先の第1の基地局が、前記無線端末へのチャネルの割当の要求を第2の基地局に送信するステップと、
前記第2の基地局が、前記要求に応じて、前記無線端末へのチャネルの割当可否の情報を前記第1の基地局に送信するステップと、
前記第1の基地局が、前記割当可否の情報に応じて、前記第1基地局及び前記第2基地局との同時通信が可能である旨の情報を前記無線端末に送信するステップと、
前記無線端末が、前記第1基地局及び前記第2基地局と同時に無線通信を行うステップとを有することを特徴とする無線通信方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2012−60682(P2012−60682A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−280654(P2011−280654)
【出願日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【分割の表示】特願2010−67074(P2010−67074)の分割
【原出願日】平成17年9月16日(2005.9.16)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】