説明

照射硬化性インクを用いた、エネルギー効率の良い梱包印刷のためのデジタル硬化の方法及びシステム

【課題】照射硬化性インクによる画像を、UV光スポットによりデジタル的に硬化させるシステムを提供する。
【解決手段】デジタル硬化システムは、ラスタ走査装置と、レーザダイオードとを含む。ラスタ走査装置は、レーザダイオードによるUV光スポット205を用いて、画像を走査して、好適な量の光で、その画像をデジタル処理して、所望の画像部分を硬化させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、照射硬化性相転移ゲルインクを含む照射硬化性インクを硬化させることに関する。より詳細には、本開示は、ラスタ方式を用いるデジタル処理により、基板上で照射硬化性インクを硬化させることに関する。
【背景技術】
【0002】
印刷では、照射硬化性相転移ゲルインクを用いて、基板の上に画像を形成することができる。インクを光の照射に晒して、そのインクを硬化させることができる。例示的な照射硬化技術には、例えば、約240nm〜450nm以上の、ほとんど目で見ることのできない光の波長を有する紫外線(UV)光を、随意的には、光開始剤、及び/又は、感光液と共に、用いる硬化方式と、高温の(噴射温度では、その大部分が活性化しないですむ)熱開始剤と共に、又は、熱開始剤なしで、熱硬化を用いる硬化方式と、それらを好適に組み合わせる硬化方式とがあるが、これらの方式には限定しない。
【0003】
この照射に晒されている間、インクに含まれる光開始剤物質はUV光に晒され得、その入射放射束により、インク内のモノマーが、相互結合したポリマーマトリックスに変化し、固くて耐久性を有するマークが基板上に現れる。いくつかの用途では、硬化する前に基板上のインクを、広げる、即ち、平らにすることが所望され得る。インクを平らにすることで、より均一な画像の光沢が作られ、欠落した印字ヘッドの噴射の痕を覆い隠すことができる。さらに、薄くて比較的一定な厚さのインク層を印刷に用いることは、梱包などの特定な印刷用途では好都合である。
【0004】
UV硬化インクは、梱包用途など数多くの用途で使用されており、そこでは耐久性のある印刷画像が所望される。UV硬化インクの重要な分類には、アクリレートモノマー、オリゴマー、特定な光開始剤、及びその他の構成成分が含まれ、これらの構成成分は、UV光エネルギーを浴びると、化学反応を起こし、重合し、相互に結合した耐久性のある画像を形成する。このような硬化処理は、UV硬化画像に適用され、これらのUV硬化画像は、フレキソ印刷、オフセット印刷、及びインクジェット印刷等のシステムにより形成される。
【0005】
従来のシステムでは、印刷中にフラッド水銀ランプを用いて、硬化UVインク画像に照射し、画像を硬化させている。この水銀ランプは、鉄、やガリウム等の様々な物質でドープ処理することができる。これらのランプは高価であり、その幅、及び製造業者によっては、本明細書の出願時点で、15,000ドル以上するのが一般的である。さらに、このようなランプは、印刷作業中、硬化されるインクを含んでない領域までも含めた基板の画像領域全体を照射すため、エネルギーを消耗する。このようなランプは、周波数の広帯域内で高い出力の光を発光するが、その光の大部分が硬化処理には使われない。高速印刷では、複数のランプが使われる。インクの硬化に必要とする出力は、最も硬化しにくいインクの色、即ち、最も厚いインク層でも硬化させることができるよう十分に高く設定されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
好適なレベルの出力で、インク画像の特定な部分を硬化させ、これにより、エネルギーを節約し、光沢の調整など、さらなる画像処理を可能にすることが望まれる。ある実施形態では、これらの方法は、画像のインクを硬化するUV光を用いて、画像をデジタル処理して、走査するステップを含むことができる。これらの方法は、第1の出力レベルで、レーザダイオードにより発光される光を用いて、インクの第1の部分を走査するステップを含むことができる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態では、これらの方法は、第1の出力レベル、又は第2の出力レベルで、レーザダイオードから、光を発光するステップを含むことができる。これらの方法は、画像データに基づいて発光するために、レーザダイオードを制御するステップを含むことができる。これらの方法は、第2の出力レベルでレーザダイオードにより発光される光を用いて、インクの第2の部分を走査するステップを含むことができる。これらの方法は、第1の画像部分を走査するステップ、及び第2の画像部分を走査するステップを含むことができ、第1の画像部分は、第1の色のインクを含み、第1の出力レベルは、第1の色のインクを硬化させるための好適な出力レベルであり、第2の画像部分は、第2の色のインクを含み、第2の出力レベルは、第2の色のインクを硬化させるための適切な出力レベルである。
【0008】
これらの方法は、第1の画像部分を走査するステップと、第2の画像部分を走査するステップとを含むことができ、第1の画像部分は、第1の厚みを有するインク層を含み、第2の画像部分は第2の厚みを有するインク層を含む。第1の出力レベルは、第1の厚みを有する層内のインクを硬化させるための好適な出力レベルであり、第2の出力レベルは第2の厚みを有する層内のインクを硬化させるための好適な出力レベルである。
【0009】
一実施形態では、デジタル硬化システムは、光源と、及びラスタ走査装置とを含むことができ、このラスタ走査装置は、光源により発光され、走査装置により転送される光を用いて、画像を走査するよう構成されている。システムは、走査装置を含むことができ、この走査装置は、回転し、光源により発光される光を転送するよう構成された多面鏡と、この多面鏡からの光を画像に転送するよう構成された走査レンズとを含む。
【0010】
一実施形態では、この光源は、好適な波長でレーザを照射するレーザダイオードなどのUV光源を含むことができる。別の実施形態では、この光源は、LEDを含むことができる。システムは、複数の光源と、それらに関連するラスタ走査装置とを含むことができる。
【0011】
一実施形態では、光源は、所望の出力レベルに光の発光を調整することができる。例えば、この光源は、第2の出力と、第1の出力とで調整可能に光を発光するよう構成されている。ある実施形態では、このシステムは、制御装置を含むことができる。この制御装置は、光源と、走査装置のうちの少なくとも1方に接続し、走査装置の鏡の回転速度の制御と、光源が光を発光する出力の制御と、のうちの少なくとも1方を行うよう構成されている。
【0012】
このデジタル硬化システムは、画像をデジタル処理して、その画像のインクを優先的に硬化させるように構成できる。例えば、光源と、走査システムは、画像のデータに基づいて画像をデジタル処理するよう構成されている。画像データには、硬化するための好適な量の出力で発光される光を用いて、各部分を処理するための、各画像部分に関する出力レベルの情報が含まれ得る。
【0013】
本明細書では、例示的な実施形態を説明するが、本明細書に記載した装置、及びシステムの特徴を組み込む、全てのシステムが、この例示的な実施形態の範囲、及び趣旨によって含まれることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】図1は、一実施形態による、デジタル硬化システムを示す図である。
【図2】図2は、一実施形態による、照射硬化性インクの画像の一部がレーザスポットにより硬化される、デジタル硬化処理を示す図である。
【図3】図3は、例示的な実施形態による、デジタルスポットの硬化処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
一実施形態によるデジタル硬化システムは、照射硬化性インクに照射するためのレーザダイオードを含むことができる。例えば、このレーザダイオードは、UV光を発光することができ、一般に、ブルーレイ・ディスク・バーナーなどの高解像度のマルチメディア光学ドライブに実装されるタイプのレーザダイオードでよい。このようなレーザは一般に、約405nmの波長のレーザを照射するよう構成されている。約100mWから約200mWまでの出力で発光するよう構成され得るレーザダイオードは、全てこのシステムに実装することができる。約365nmの波長の光を照射するレーザを使用することができる。同様に、約385nmの波長の光を照射するレーザを使用することができる。別の実施形態では、発光ダイオードを実装することもできる。照射硬化性インクの画像を完全に硬化させるために必要なエネルギー密度は、約25mJ/cmでよい。したがって、複数のレーザを実装することもできる。実施形態によるデジタル硬化システムは、例えば、広帯域の光の周波数を用いて、ほとんど変わらない出力で、画像領域全体を照射する従来技術のフラッド水銀ランプよりも、印刷作業に対するインク照射のための安価で効率的な照射源を実装する。
【0016】
さらに、一実施形態によるシステムは、レーザ電子写真印刷システム内で使用されるラスタ配列を備えることができる。具体的には、このシステムは、ラスタ走査のために回転する多面鏡を含むことができる。したがって、画像の特定部分を好適な出力で硬化させるために、UV光をデジタル処理してインク画像に対応させるようシステムを構成することができる。例えば、第1の出力で発光される光を照射して、第1のインクの色、及び/又は、厚みを硬化させ、第2の出力で発光される光を照射して、第2のインクの色、及び/又は、厚みを硬化させるようシステムを構成することができ、この第2のインクの色、及び/又は、厚みは、第1のインクの色、及び/又は、厚みとは異なる。硬化されるインクを含まない画像領域に対しては、出力を行わないようシステムを構成することができる。このレーザ処理は、画素単位ベースで行うことができる。例えば、画像、又は画像の一部を、単一のレーザダイオードの供給源からの光を用いて走査するために、このレーザダイオードに多面鏡を関連させることができる。画像、又は画像の一部を、単一のダイオード供給源からの光を用いて走査することで、画素ごとの均一性の向上、及び光沢の調整に対応する。デジタル硬化システムは、1つ以上のレーザダイオードを含むことができ、それらのレーザダイオードは、それぞれラスタ走査装置に関連する。
【0017】
例えば、複数の光線に対して1つの鏡を使用することができる。あるいは、レーザ光線を走査するために、デジタル・マイクロ・ミラー・アレイを実装することができる。画像データに応じて、光、及び/又は、走査装置を、制御するよう制御装置を構成することができる。画像データには、照射源の好適な出力レベル、対応する画像データの部分、及び/又は、特定な画像に対応する画素などの情報を含むことができる。この画像データをメモリに記憶させることができる。
【0018】
一実施形態による、デジタル処理により画像を硬化させる方法では、レーザダイオードを用いてインク画像を照射するステップを含むことができる。これらの方法は、レーザダイオードにより発光される光で画像を走査するステップを含むことができる。これらの方法は、画像データに応じ、レーザダイオードにより発光される光を用いて、画像を走査するステップを含むことができる。この画像データは、画像の部分、及び所望の量の硬化が可能な所望の量の光を照射するための好適な出力レベル等の必要条件を示すことができる。例えば、画像を部分的に硬化させる、即ち、留めることができる。完全に画像を硬化させることのもできる。これらのデータを用いて、インク画像をデジタル処理すると共に、画像の好適な部分に対して、好適な出力レベルを適用することができる。これらのデータは、電子的に記憶される画像データでよい。
【0019】
ある実施形態では、これらの方法は、レーザダイオードにより10mW等の第1の出力レベルで発光される光を用いて、第1のインク画像部分を走査するステップと、レーザダイオードにより100mW等の第2の出力レベルで発光される光を用いて、第2のインク画像部分を走査するステップと、を含むことができる。
【0020】
方法は、第1の画像の画素に対応するインク画像部分のインクを、第1の出力レベルで硬化させるステップと、第2の画像の画素に対応するインク画像部分のインクを、第2の出力レベルで硬化させるステップと、を含むことができる。画像の硬化に対して、レーザダイオードを実装させることができ、このレーザダイオードは、画像をラスタ走査するために回転する多面鏡と共に構成されている。第1の画素を硬化させるステップと、第2の画素を硬化させるステップと、レーザダイオードからのUV光を用いてインクに照射するステップの中で行うことができる。2つの画素間で硬化のために必要なエネルギーレベルが異なる場合、このシステムは、第1の出力レベルで設定された光源を用いて第1の画素を硬化させ、第2の出力レベルで設定された光源を用いて第2の画素を硬化させることができる。別の実施形態では、複数のレーザダイオードを用いて、1つの画像を硬化させることができる。レーザダイオードの光のスポットサイズは、レーザ印刷等で一般に使用されるスポットサイズより大きくてよい。このスポットサイズは、インク画像の所望の部分を硬化させるために十分な照射量を提供するために十分な大きさでなくてはならない。例示的なスポットサイズは、例えば、直径が3mmでよい。
【0021】
図1は、一実施形態による、デジタル硬化システムを示す図である。図1は、レーザ105を示す。このレーザ105は、UV光を発光するよう構成されたレーザダイオードでよい。約405nmのレーザ光を照射するようレーザ装置を構成することができる。あるいは、約365nm、又は約385nmのレーザ光を照射するようするようレーザ装置を構成することもできる。別の実施形態では、照射源としてUV発光ダイオードを実装することもできる。例えば、狭いスペクトル感度のインク等を硬化させるために、好適に焦点を合わせる、高い出力のUV LEDを実装することもできる。
【0022】
レーザ105は、ラスタ走査装置に関連する。具体的には、レーザ105は、対物レンズ107、スキャナ115、及び走査レンズ120に関連する。このスキャナ115は回転する多面鏡でよい。この鏡を誘電体コーティングで被覆することができる。レーザ105からの光を転送して、走査レンズ120を通過させ、画像125上に照射させるようスキャナを構成することができる。画像、又は画像の一部を走査して、画像のインクを硬化、又は部分硬化させるために十分な出力、及びエネルギーを供給することができる。
【0023】
好適なレベルの出力、及びエネルギーを、好適な画像部分に供給するように、ラスタ走査システムは、画像データに応じて、画像125の部分を走査することができる。例えば、レーザ105からの光の振幅、又は出力を制御して、所望の出力を、所望の画像部分に供給することができる。インクの範囲が10%の画像では、90%の画像はレーザ処理を施さないまま残して、画像の10%のインクを含む部分を、所望のレベルの出力で硬化させることができる。スキャナ115を含むラスタ走査装置を実装して、レーザにより発光される光を、画像125の所望の部分に転送することができる。画像データに基づいて、特定な画像部分に硬化処理を施すことができる。インク画像をデジタル処理することで、特定な硬化作業に対する、及び/又は、画像部分に対する好適なUV光による処理を可能にする。
【0024】
図2は、異なる4色のインクスポットを有する画像上のレーザダイオードの光スポットを示した図である。これらの方法は、インク画像をデジタル処理するステップを含み、好適なレベルの出力で画像の所望の部分に照射することを可能にして、例えば、エネルギーを節約し、光沢の調整の向上を可能にすることができる。図2は、硬化処理中に、スキャナ115により誘導されるUV光スポット205を示す。図は、ラスタ走査装置により実行可能となるスポット硬化の様子を示している。図2の画像には、黄色のインクスポット215、シアンのインクスポット220、マゼンタのインクスポット225、及び黒のインクスポット228が図示されている。異なる色のインクスポットを、それぞれ、レーザダイオードにより発光される光により、硬化、又は部分硬化させることができる。
【0025】
各インク色のスポットを効果的に硬化させるには、レーザダイオードが、それぞれ特定な出力レベルで光を発光しなければならない。例えば、インクスポット220に対しては、インクスポット215よりも高いレベルの出力が必要であり得る。画像を走査し、硬化に好適な第1の出力レベルの光を、インクスポット215に照射するようレーザダイオード、及びスキャナシステムを構成することができる。レーザダイオードを調整して、インクスポット220を硬化させるための、より高い第2の出力レベルの光を出力することができる。硬化されるインクのない画像部分に関しては、UV光を照射しないようレーザ装置を構成することができる。画像は、画像データに基づいたデジタル処理で、硬化され得る。画像は、画素単位のベースで、硬化され得る。一実施形態による方法を実行するために、1つ以上状のレーザ、及び関連するラスタ走査装置を実装することができる。
【0026】
図3は、一実施形態による、照射硬化性インク画像をデジタルで硬化させる方法を示す。図3に示される印刷処理は、S307で、画像データを受け取るステップを含むことができる。画像データをメモリに記憶し、その画像データを制御装置へ通信することができる。この制御装置は、1つ以上のラスタ走査装置、及びレーザダイオードを制御するよう構成されている。画像データには、硬化されるインク画像の対応した画像部分に関連する、好適なUV光の照射の情報、及び/又は、光源の出力レベルの情報が含まれ得る。これらの出力レベルを、画像に対応させることができる。例えば、第1の出力レベルは、硬化される画像の第1の部分の第1のインクの色、即ち、厚みに対応することができる。第2の出力レベルは、硬化される画像の第2の部分の第2のインクの色、即ち、厚みに対応することができる。第2の出力レベルは、第1の出力レベルより高く、又は低くてよい。したがって、このシステムを、硬化される画像の好適な部分に対して、好適なレベルの出力の照射を行うように構成することができる。インクを含まない画像領域に対しては、例えば、レーザダイオードを制御し、それにより、その部分に光を照射し、走査しないようにすることができる。方法、及びシステムにより、光沢の調整の向上、及びエネルギー効率に対応することができる。さらに、関連するラスタ走査装置により、単一のレーザ供給源から光が走査されるため、画素と画素との均一性の向上を実現することができる。
【0027】
S315で、レーザダイオードにより発光される光を用いて画像を走査することができ、この光は、第1の画像部分に対して、所望の硬化を行うための好適な出力レベルを有する。優先的に第1の部分を走査するよう、レーザ、及びスキャナを構成することができる。この第1の部分は、例えば、第1の色、即ち厚みのインクを含むことができる。第1の部分をS307で受け取った画像データに基づいて走査するよう、レーザ、及び走査システムを構成することができる。
【0028】
S315で、レーザダイオードにより発光される光を用いて画像を走査することができ、この光は、第2の画像部分に対して、所望の硬化を行うための好適な出力レベルを有する。優先的に第2の部分を走査するよう、レーザ、及びスキャナを構成することができる。この第1の部分は、例えば、第2の色、即ち厚みのインクを含むことができる。S315で第2の部分を走査するために光源により発光される光の出力レベルは、S312で第1の部分を走査するために光源により発光される光の出力レベルとは異なり得る。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタル硬化を行う方法であって、
画像のインクを硬化させるためのUV光を用いて、デジタル処理して前記画像を走査するステップを含む方法。
【請求項2】
前記走査するステップは、第1の出力レベルでレーザダイオードにより発光される光を用いて、インクの第1の部分を走査するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の出力レベルで、前記レーザダイオードから光を発光するステップを含む請求項2に記載の方法。
【請求項4】
画像データに基づいて発光するために、前記レーザダイオードを制御するステップを含む請求項3に記載の方法。
【請求項5】
第2の出力レベルで発光されたレーザダイオードの光を用いて、インクの第2の部分を走査するステップを含む請求項2に記載の方法。
【請求項6】
光源と、
前記光源により発光され、ラスタ走査装置により転送される光を用いて、画像を走査するよう構成されたラスタ走査装置と、を含むデジタル硬化システム。
【請求項7】
前記走査装置が、
回転し、前記光源により発光される光を、転送するよう構成された多面鏡と、
前記鏡からの光を前記画像に転送するよう構成された走査レンズと、を含む、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記光源がUV光源を含む、請求項6に記載のシステム。
【請求項9】
前記光源がレーザダイオードを含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
複数の光源を含む請求項8に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−95138(P2013−95138A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−232313(P2012−232313)
【出願日】平成24年10月19日(2012.10.19)
【出願人】(596170170)ゼロックス コーポレイション (1,961)
【氏名又は名称原語表記】XEROX CORPORATION
【Fターム(参考)】