説明

照明装置及び当該照明装置を備える画像表示装置

【課題】従来の照明装置は、画像表示装置の画面周辺を十分に照明できず、間接照明の効果(臨場感又はグレアの緩和)を十分に得ることができていなかった。特に、画面の横方向に対する照度が足りていなかった。
【解決手段】本発明の照明装置は、画像表示装置等の機器の周辺を照明する照明装置であって、光源が実装された複数の照明部と、複数の照明部からの光が機器の周辺の異なる領域をそれぞれ照明するように、前記複数の照明部を支持する支持部を備えてなることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば画像表示装置の機器の周辺を照明する照明装置及び当該照明装置を備える画像表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、液晶表示装置やEL(Electroluminescence)表示装置等の画像表示装置の高性能化とデジタル放送技術の進展による放送配信技術の発達により、高品質な映像の観賞が可能な環境が整いつつある。
また、映画等の映像を臨場感を高めて観賞する方法の一つとして、画像表示装置が設置された部屋の照明の明るさ(照度)を落として観賞する方法がある。そのような部屋の照明の照度を落として観賞する場合に、画像表示装置の画面周辺を照明することによって、より高い臨場感を感じて映像を観賞することが可能となることが知られており、画像表示装置の画面周辺を照明するための照明装置の開発も為されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかし、部屋の照度を落として観賞すると、ユーザー(観賞者)にとって画面の映像が暗室内のグレアとなり、長時間の観賞がユーザーの目の負担になるという問題がある。特に光過敏症のユーザーにとっては、脳波に異常をきたす等のユーザーの健康を阻害する可能性がある。従って、画面周辺を照明する照明装置は、臨場感を高めるだけでなく、画面と画面周辺の輝度の差を徐々に小さくするので、グレアの緩和となり、ユーザーの目の負担を軽減する効果もある。
【0004】
下記特許文献1には、図20に示すように、リビング空間Lに設置された画像表示装置100の後側に載置され、画像表示装置100の後壁Wを照明する照明装置101が開示されている。照明装置101は、断面略U字状の反射板102内に光源103が収納され、反射板102に取付けられた台座104を介してローボード105に載置されており、画像表示装置100の後壁Wを下方から斜め上方向に照明するように調整されている。
【特許文献1】特開2006−19095号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記特許文献1に開示された照明装置101は、後壁Wを下方から斜め上方向の一方向のみ照明するものであるから、画像表示装置100の画面周辺を十分に照明できず、間接照明の効果(臨場感および/またはグレアの緩和)を十分に得ることができないという問題があった。特に、画面の横方向に対する照度が足りないという問題があった。
また、近年、画像表示装置の大画面化が進んでおり、大画面の表示装置に照明装置を適用した場合、後壁を下方から照らすだけでは画面上方の壁面に照射される光の量が足らず、間接照明の効果を十分に得ることができなかった。
【0006】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、画像表示装置等の機器の周辺を照明する照明装置に関し、機器の周辺において十分な照度を確保することを目的とするものである。
【0007】
また、本発明が、画像表示装置の周辺を照明する場合においては、画面周辺において十分な照度を確保し、ユーザーに、より高い臨場感を与えることを可能とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の照明装置は、画像表示装置等の機器の周辺を照明する照明装置であって、光源が装着された複数の照明部と、複数の照明部の光が機器の周辺の異なる領域をそれぞれ照明するように、複数の照明部を支持する支持部を備えてなることを特徴とする。
本構成により、機器の周辺において十分な照度を確保することが可能となる。また、画像表示装置の周辺を照明する場合においては、画面周辺において十分な照度を確保し、ユーザーにより高い臨場感を与えることが可能となる。
【0009】
本発明の照明装置は、画像表示装置等の機器の周辺を照明する照明装置であって、光源が装着された複数の照明部と、複数の照明部の光が機器の周辺を異なる方向からそれぞれ照明するように、複数の照明部を支持する支持部を備えてなることを特徴とする。
本構成により、機器の周辺において十分な照度を確保することが可能となる。また、画像表示装置の周辺を照明する場合においては、画面周辺において十分な照度を確保し、ユーザーにより高い臨場感を与えることが可能となる。
【0010】
本発明の照明装置は、さらに、照明部は、支持部に回動部を介して接続され、支持部に対して回動されることを特徴とする。
本構成により、ユーザーが、画像表示装置のサイズまたは照明装置の周囲の環境に合わせて、照明の範囲を適宜調整することが可能である。
【0011】
本発明の照明装置は、さらに、回動部は、照明部を前記支持部に対して所望の角度で係止する係止機構を備えていることを特徴とする。
本構成により、ユーザーが調整した照明範囲を、継続して照明することが可能となる。
【0012】
本発明の照明装置は、さらに、複数の照明部及び支持部により三角形が形成されることを特徴とする。
本構成により、画像表示装置等の機器の後方の壁面の異なる領域を異なる方向から照射しているので、壁面が効率よく十分に照明することが可能である。
【0013】
本発明の照明装置は、さらに、支持部は、照明装置を設置する脚部を有することを特徴とする。
本構成により、照明装置を安定して保持することが可能である。
【0014】
本発明の照明装置は、さらに、脚部は、支持部から取り外しができることを特徴とする。
本構成により、照明装置本体を、画像表示装置等の機器に直接取付ける際に脚部を取り外すことによって、照明装置を画像表示装置の機器内に納め、ユーザーから見えなくすることが可能である。
【0015】
本発明の照明装置は、さらに、支持部は、機器に取付けるための取付部を有することを特徴とする。
本構成により、照明装置本体を、画像表示装置等の機器に直接取付けることが可能である。
【0016】
本発明の画像表示装置は、上記照明装置の何れかと、照明装置と共に用いる画像表示装置から構成される画像表示装置である。
本構成により、画像表示装置の画面周辺において十分な照度を確保し、ユーザーにより高い臨場感を与えることを可能である。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、機器の周辺を照明する照明装置であって、機器の周辺において十分な照度を確保することが可能となる。
【0018】
また、本発明が画像表示装置の周辺を照明する照明装置として用いられる場合においては、画面周辺において十分な照度を確保でき、ユーザーに、より高い臨場感を与えることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の照明装置の実施の形態について図面を用いて説明する。
なお、本発明の照明装置の実施の形態として、液晶表示装置である画像表示装置の周辺を照明する照明装置を例示して説明を行う。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の照明装置1の概略正面図である。図2は、本発明の実施の形態1の照明装置1の概略斜視図である。
照明装置1は、光源としての発光ダイオード(以下、LEDと記す)を有する第1の照明部2及び第2の照明部3と、複数の照明部である第1の照明部2及び第2の照明部3を支持する支持部4とを有している。支持部4はアルミニウムの四角柱状の形状であり、第1の照明部2及び第2の照明部3はアルミニウムの四角柱内部の一部がLEDを配置するために取り除かれた形状である。第1の照明部2及び第2の照明部3の構造については、詳細に後述する。
【0020】
支持部4の両端部には、第1の照明部2及び第2の照明部3をそれぞれ回動する第1の回動部5及び第2の回動部6が設けられ、第1の照明部2及び第2の照明部3はそれぞれ回動部を中心に支持部4に対する方向(図1における矢印方向)に自由に回動することが可能である。また、ユーザーが第1の照明部2及び/又は第2の照明部3と支持部4との為す角度を任意に設定し、第1の照明部2及び/又は第2の照明部3を安定して保持できるように、第1の回動部5及び/又は第2の回動部6は、第1の照明部2及び/又は第2の照明部3に対して、所定の大きさ(照明部の材質、長さから決定される大きさ)の摩擦を有する事が好ましい。または、第1の照明部2及び/又は第2の照明部3を、任意の角度で安定して固定するための保持機構(図示せず)を別途に有していてもよい。
【0021】
また、図1に示すように、第1の照明部2、第2の照明部3及び支持部4が三角形状を形成した状態で固定できるように、第1の照明部2及び第2の照明部3の回動部と接続される側と反対の端部には、第1の係止部7及び第2の係止部8がそれぞれ設けられている。第1の係止部7及び第2の係止部8は、対向する面に、凹部及び凸部からなる一組の嵌合構造(図示せず)を有しており、凹部及び凸部が嵌合されることによって、第1の照明部2、第2の照明部3及び支持部4が三角形状を形成する状態で固定される。係止構造としては、凹部及び凸部からなる嵌合構造に限定されず、磁性体によって係止されるという構造であってもよい。
【0022】
さらに、支持部4の中央付近には、第1の照明部2及び第2の照明部3に備えられた光源としてのLEDに商用電源からの交流電圧を直流電圧に変換して供給し、また、LEDの輝度等の制御を行う電源制御回路部9が設けられている。電源制御回路部9は、外部からの衝撃や塵等からの保護のため、電源制御回路ボックス10に収納されている。
以上、上記説明した部材により照明装置1の照明本体部11が構成される。
【0023】
次に、支持部4の長手方向の中央を中心として対称する位置に取付けられ、照明装置1を床等に設置するための2脚の脚部(第1の脚部12及び第2の脚部13)について説明する。第1の脚部12及び第2の脚部13は、四角柱の支持体を嵌める断面形状がコの字状の保持部14、保持部14に取付けられ支持部4と所定の角度(∠A)を為して床方向に伸びる四角柱状の脚本体部15、及び脚本体部15の端部に設けられ照明装置1を安定して支持するために適度な重さを有する安定部16から構成される。また、支持部4を嵌めた保持部14をさらに覆う覆部(図示せず)を有していてもよい。覆部により、支持部4と脚部12、13をより強固に保持でき、かつ、外部から支持部4と保持部14の嵌合が見えなくなるので外観上もよい。
【0024】
なお、支持部4と為す角度(∠A)は、照明本体部11を安定的に保持する為に、略120度に設定されているが、ユーザーが任意に設定できる機構を有していてもよい。様々なサイズの画像表示装置あるいは他の機器に照明装置1を適用させることが可能となるからである。また、照明本体部11を安定して保持する為の安定部16の適度な重さについては、照明本体部11の大きさや重さによって異なり、適宜調整されることが好ましい。特に、JIS規格等で安全上定められているように、照明装置を水平面とある角度(例えば15度)を為す面に設置しても、照明装置が転倒しないような重さとする事が好ましい。
【0025】
次に、第1の照明部2及び第2の照明部3と、当該複数の照明部に備えられる光源としてのLEDについて詳細に説明する。なお、第1の照明部2と第2の照明部3は同一の構成であるので、第1の照明部及び第2の照明部を代表して、照明部20と記載して説明する。
【0026】
図3は実施の形態1の照明装置1の照明部20に関し、(a)は照明部20の概略斜視図であり、(b)は照明部20の拡大概略斜視図であり、(c)は照明部20の概略断面図である。
【0027】
照明部20は、アルミニウムからなり、四角柱の内部が傾斜面21を形成するように一部分が取り除かれた形状である。LED22からの熱を効率よく放熱できるように、例えばアルミニウム等の軽量かつ放熱性が良い金属が好適である。また、傾斜面21には、複数のLED22を一列に装着したLED基板23が設けられている。
【0028】
LED基板23は、例えばガラスエポキシ基板であって、複数のLED22、LED基板23と電源制御回路部9あるいは他のLED基板と接続するためのコネクタ(図示せず)、LED22に流れる電流量を一定にするための制限抵抗(図示せず)、銅箔の配線パターン(図示せず)が設けられている。また、LED基板23表面のLED等の電子部品が設けられていない箇所は、白色で塗装されていることが好ましい。LED22からの光が、LED基板23に吸収されずに反射させることが可能となるからである。
【0029】
また、図3に示すように、一つの照明部20に対して一枚のLED基板23が設けられる場合に限らず、照明部20の長手方向の長さの略半分を長辺とする二枚のLED基板が並べて設けられていてもよい。複数のLED基板を用いることにより、一部のLEDに故障が生じた場合に、故障したLEDを有する基板のみを交換すればよいので取替え時のコストを低減することができる。
【0030】
また、2枚のLED基板をさらに短くして、LED基板間に空間(スペース)を空けて配置することにより、LEDの数を削減することができ、照明装置のコストを下げることが可能である。照明本体部11が三角形状である照明装置1においては、照明部20の中央部付近に相当するLED基板間の空間に対応する照射領域は、画像表示装置の画面の上辺の端の角部にあたるので、照明部20の中央付近にLED22がなくても、画面の上辺及び左右に対応する領域の照度には影響が小さく、ユーザーに間接照明の効果を与えるための照度は十分に確保することができる。
【0031】
さらに、傾斜面21は、照明部20の内部の底面24と略30度の角度(∠B)を為していることが好ましい。∠Bが小さい(0度に近い)と壁面に平行な方向(照明部20の底面24に垂直の方向)に照明されるので壁面の照度が落ち、角度が大きくなる(90度に近い)と照明部20の直後方の壁面しか照明されないので、画面周辺において照度が落ちてしまう。従って、LED22からの光が効率よく画像表示装置の後方の壁面に照射されるためには、適度な角度が必要となる。なお、照明部20の側面25の高さは、LED22からの光が側面25で遮られることないような高さに設計されることが好ましい。
【0032】
また、図3(c)に示したように、照明部20の開口部26には、LED基板23及び配線(複数のLED基板23間の配線あるいはLED基板23と電源制御回路部9との配線)等を保護する透明のカバー部27が設けられている。カバー部27としては、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、プラスチック等が用いられ、拡散性を有していてもよい。LEDのような指向性の強い光源であっても、画面周辺を柔らかく照明することが可能となる。
【0033】
次に、光源として用いるLED22について、詳細に説明する。
LED22は、赤色(R)LED素子、青色(B)LED素子、緑色(G)LED素子の三色のLED素子をパッケージした表面実装型のパッケージLEDである。RGBの各LED素子の強度を制御でき、各色のLED素子の強度(輝度)を調整することによって、LEDは複数色の照射が可能である。よって、ユーザーの好みの色で、画像表示装置の周辺を照明することができる。
特に、画像表示装置に表示される映像(特に画面外周部の領域の映像)と同系色の色になるようにLED22の色度を制御して画像表示装置の周辺を照明することにより、ユーザーに画面の大きさ以上の広がりを有する映像を提供することができ、より高い臨場感を与えることができる。
【0034】
また、光源として、LED22に限定されず、蛍光灯や冷陰極管等の他の光源を用いてもよい。ただし、LEDは指向性が強いので、画像表示装置の周辺の壁面を効率よく照射でき、照射方向の制御も容易である。なお、蛍光灯のように指向性が強くなく全方向に照射される光源を用いる場合には、照明部20の内部に照射された光を反射する反射部材を設けることが好ましい。
【0035】
次に、電源回路制御部9を含む照明装置1の制御に関わる構成と照明装置1の制御について詳細に説明する。
図4は、本発明の実施の形態1の電源回路制御部9を含む照明装置1の制御ブロック図である。図5は、本発明の実施の形態1の照明装置1の制御フロー図である。
実施の形態1においては、ユーザーが画像表示装置の映像を観賞しながら、画像表示装置の周辺を照明したい色をリモコン30で選択することにより、照明部20のLED22の色度及び輝度を決定して照明する。ユーザーは、予め設定されている色(プリセット色)から選択するのに加えて、さらに、LED22を構成するRGBの各LED素子の強度を調整して好みの色を作成することも可能である。
【0036】
まず、電源回路制御部9を含む照明装置1の制御に関わる構成について説明する。
電源制御回路部9は、電源回路部36とマイコン33(制御装置)から構成される。さらに、電源回路部36は、LED22を駆動させるために商用電源であるAC電源37から供給される交流電圧を直流電圧に変換するAC−DC変換回路(整流回路)38と、LED22を構成する個々のRGBの各LED素子に定電流を供給する定電流回路37を有している。また、マイコン33は、予め設定された色(プリセット色)に対応したRGBの各LED素子のデューティー比を記憶するメモリ35と、ユーザーが選択した色のデューティー比またはユーザーが調整した色のデューティー比で各色の定電流回路37を制御する制御信号を発信する制御部34から構成される。
【0037】
よって、ユーザーが選択した色情報を送信するリモコン30と、送信された色情報を受信してマイコン33に転送する受信ユニット31と、上述した電源制御回路部9により、LED22を構成するRGBの各LED素子はユーザーが所望する色に対応したデューティー比で駆動される。よって、照明部20はユーザーの所望する色で照明することが可能となる。
【0038】
また、上述した構成は、第1の照明部2及び第2の照明部3が同色で照明される場合であるが、第1の照明部2及び第2の照明部3がそれぞれ定電流回路37を備え、第1の照明部2及び第2の照明部3への制御信号を異なる系統として設けることにより、第1の照明部2及び第2の照明部3は異なる色で照明することが可能となる。
さらに、第1の照明部2及び第2の照明部3に設けられる複数のLED22を個別に制御できるようにして、画面に表示される画像のエリア毎に対応する照明も可能となる。
【0039】
次に、制御フローについて詳細に説明する。
まず、ユーザーがリモコン30により所望の色を選択(S1)して、色情報を送信する(S2)。次に、照明装置1の受信ユニット31がリモコン30からの色情報の信号を受信して、マイコン33に信号を転送する(S3)。マイコン33の制御部34は転送されてきた色に関する信号に対応して、マイコン33内のメモリ35から選択された色に対応して格納されているRGBの各LED素子を駆動するデューティー比を読み込む(S4)。制御部34は、RGBの各LED素子に定電流を供給する各定電流回路37を、読み込んだデューティー比でそれぞれ駆動する(S5)。照明部20から各LED素子からの光が混合されて照射され、画像表示装置の周辺はユーザーが選択した色で照明される(S8)。さらに、ユーザーが、リモコン30で他の色を選択した場合には、再度S1に戻りS1からS5のフローを繰り返して、選択した他の色で照明される(S8)。
【0040】
また、ユーザーはRGBの各LED素子の強度をリモコン30から個別に調整でき、予め設定した色に加えて、設定されていない他の色で照明することも可能である。この場合の制御フローとしては、リモコン30によりRGBの各LED素子の強度の強弱を調整して(S6)、リモコンから送信されるRGBの各LED素子の強度の強弱に対応してデューティー比を調整し(S7)、調整されたデューティー比でRGBの各LED素子が駆動され(S5)、ユーザーの所望の色で照明される(S8)。
【0041】
また、リモコン30からの信号の受信ユニット31は、照明装置1の何処かに設けられていればよいが、照明装置1が画像表示装置等の機器の後方に設置されてもリモコン30からの信号を受信する必要があるので、例えば脚部12、13の安定部16のようなユーザーから視認できる箇所に設けられていることが好ましい。
さらに、画像表示装置に設けられているチャンネル等の信号の受信部を兼用し、画像表示装置を経由して照明装置1の照明制御の信号を間接的に受信してもよい。
【0042】
また、図示していないが、LED基板23と電源制御回路部9を結ぶ配線は、回動部5、6及び支持部4に溝が設け、溝に沿って配設されていることが好ましい。配線が、照明本体部11の正面から見えないので、外観のデザイン性を損なわないからである。
【0043】
図6(a)に示しているのは、本発明の実施の形態1の照明装置1が画像表示装置と画像表示装置の後方の壁面との間に設置された状態を示した図である。図6(b)は、本発明の実施の形態1の照明装置1によって画像表示装置の後方の壁面を照明した場合の照度分布を示す図である。
【0044】
照明装置1が、画像表示装置と画像表示装置の後方の壁面の間に設置された場合、照明装置1による壁面への照明によって、壁面が図6(b)に示すように、画面から遠ざかるにつれて段階的に照度が落ちるので、画面のグレアを低減することができる。また、ユーザーに高い臨場感を与えることが可能となる。また、照明装置1は、自由に持ち運びでき、他の様々な機器に適用された場合には、当該機器の周辺を照明して、単独で間接照明の用途として用いることができる。
【0045】
また、脚部12、13は、保持部14に支持部4を嵌めこむ構造であるので、支持部4に沿ってスライドさせ、また、取り外すことが可能である。脚部12、13を支持部4から取り外し、照明本体部を画像表示装置に直接取付ける事が可能である。
【0046】
図7は、実施の形態1の照明本体部を画像表示装置に取付けた態様を画像表装置の背面から見た平面図である。図8は、実施の形態1の照明本体部を画像表示装置に取付けた態様の斜視図である。図9は、実施の形態1の照明本体部を画像表示装置に取付けた態様を画像表装置の横方向から見た図である。
【0047】
画像表示装置は装置の薄型化が進んでおり、画像表示装置の背面には画像表示装置を壁に取付ける為の複数(2つ)の壁掛孔(図示せず)が設けられている。壁掛孔の設置間隔は、例えば画像表示装置の規格により定まっている。また、照明装置1の照明本体部11は、第1の照明部2及び第2の照明部3には取付孔28が複数設けられている。
【0048】
図7から図9を参照して、画像表示装置の背面の壁掛孔に断面形状がコの字状の第1の取付支持部29がネジ等で取付けられており、第1の取付支持部29の内部の側面48に第2の取付支持部49がネジ等で取付けられる。さらに、第2の取付支持部49の両端部に照明本体部11の第1の照明部2及び第2の照明部3を取付けることによって、照明本体部11が画像表示装置に取付けられる。
このように照明本体部11を画像表示装置に直接取付けることによって、照明本体部11が画像表示装置の画面サイズ内に納まり、ユーザーから照明本体部11から見えなくなるので、照明装置の存在による違和感をユーザーに与えることを避けることができる。
【0049】
以上、実施の形態1における照明装置1は、第1の照明部2と第2の照明部3と支持部4が形成する形状が三角形であって、第1の照明部2及び第2の照明部3は、それぞれ、画像表示装置の後方の壁面の異なる領域を異なる方向から照射しているので、壁面が効率よく十分に照明することが可能である。特に、大画面の画像表示装置の周辺を照明する場合であっては、複数の照明部により壁面の異なる領域が異なる方向から照射することにより、間接照明による効果が顕著になる。
なお、第1の照明部2と第2の照明部3と支持部4が形成する形状について、画像表示装置の後方の壁面が効率よく照射されるには、壁面の異なる領域が異なる方向から照射されればよいのであるから、三角形に限定されずに他の形状であってもよく、他の形状については、他の実施の形態として後述する。
【0050】
また、照明装置1は、屋内の特にリビング等において用いられるのであるから、インテリアとしての要素を含んでおり、デザイン性が重要となる。よって、照明装置1を構成する部分の中で少なくとも外部から見える部分(支持部4、照明部2の筐体、回動部5、6、脚部12、13、電源回路ボックス10、配線)については全て、例えば黒の同一色で統一されていることが好ましい。統一感により、設置される部屋のインテリア性を損なうことがない。
【0051】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2の照明装置41について、図面を参照して説明する。以下、実施の形態1と共通の部分に関しては図面に同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態2の特徴部分について説明をする。
【0052】
図10は、本発明の実施の形態2の照明装置41の照明本体部42の概略正面図である。図11は、本発明の実施の形態2の照明装置41の照明本体部42の概略斜視図である。
実施の形態2の照明装置41は、第1の照明部43及び第2の照明部44が、それぞれ第1の回動部及び第2の回動部を中心に支持部に対して一方向にのみ回動できる実施の形態1とは異なり、複数方向(2方向)に回動することを可能とする回動機構を備える。
【0053】
照明部を複数方向(2方向)に回動させる回動機構について説明する。
回動機構は、照明部45(第1の照明部43、第2の照明部44)を支持部4に対して折畳む方向に回動させる回動部(第1の回動部46、第2の回動部47)と、回動部と照明部45に連通し照明部を回動させる第1の回動軸(図示せず)からなる。照明部45が、第1の回動軸を中心に回動できることにより、照明する照明装置の周辺において照射範囲を変化させることができるので、例えば画像表示装置のサイズに合わせて、ユーザーが任意に照射範囲を設定することが可能となり、様々なサイズの画像表示装置に適用できる。また、照明装置41が設置される環境に合わせて、ユーザーが任意に照射範囲を設定することもできる。
【0054】
次に、照明部45について説明する。
図12(a)は本発明の実施の形態2の照明部45の概略斜視図であり、図12(b)は本発明の実施の形態2の照明部45の拡大概略斜視図であり、図11(c)は本発明の実施の形態2の照明部45の概略断面図である。
【0055】
照明部45は、アルミニウムからなり、四角柱の内部がコの字状を形成するように一部分が取り除かれた形状である。照明部45の内部の底面50に、複数のLED22を一列に実装したLED基板23が設置されている。実施の形態2の照明装置41は、照明部45を第1の回動軸を中心に回動させて照射方向を変えることが可能なので、実施の形態1のように照明部内部に傾斜面を設け、予め照射方向を変化させておく必要がない。なお、実施の形態2の照明部の形状(コの字状)は実施の形態1の照明部の形状に比べて複雑ではないので、製造が容易であり、コストを削減することができる。
【0056】
また、光源は指向性の強いLED22であるので、LED基板23を断面形状がコの字状の照明部45の底面50に設けていても、照明部45の側面51において照射が遮られて光量が損失することは少ない。光源として、指向性が強くなく全方向に照射される蛍光灯や冷陰極管等を用いた場合には、実施の形態1で述べたように、照明部45の内部に反射板を設けることが好ましい。
【0057】
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3の照明装置61について、図面を参照して説明する。以下、実施の形態1または実施の形態2との共通の部分に関しては同一の符号を付して説明を省略して、実施の形態3の特徴部分について説明をする。
図13は、本発明の実施の形態3の照明装置61の照明本体部62の概略正面図である。図14は、本発明の実施の形態3の照明装置61の照明本体部62の概略斜視図である。図15は、本発明の実施の形態3の照明装置61の回動機構の概略拡大図である。
実施の形態3の照明装置61は、実施の形態2と同様に、複数方向に回動することを可能とする回動機構を備える。
【0058】
回動機構について、詳細に説明する。
回動機構は、照明部65(第1の照明部63、第2の照明部64)を支持部4に対して折畳む方向に回動させる回動部68(第1の回動部66、第2の回動部67)と、回動部68と照明部65を連通し照明部65を回動させる第1の回動軸69と、回動部68と支持部4を連通し回動部68を回動させる第2の回動軸70とからなる。
【0059】
従って、実施の形態2の照明装置41と同様の2方向の回動(照明部65が支持部4に対して折畳まれる方向、第1の回動部69を中心に回動する方向)に加えて、回動部68の第2の回動軸70を中心とした回動とが可能となる。なお、図13から図15では、第1の回動軸69及び第2の回動軸70が分かり易いように、外部からの見える構造としているが、それらの回動軸をカバーする覆部を備えていてもよい。
回動部68が第2の回動軸70を中心に回動できることにより、照明部65も回動部68の回動に連れて相対位置が変化するので、照明部65の回動方向の自由度がより高くなる。よって、様々なサイズの画像表示装置や画像表示装置以外の機器の周辺を照明する場合であっても、適宜対応することが可能となる。
【0060】
図16は、本発明の実施の形態3の照明装置61の照明部65を支持部4に対して折畳んだ状態の概略斜視図である。
実施の形態3の回動機構は、回動部68が支持部4に対して第2の回動軸70を中心に回動することが可能であるので、図に示したように、照明部65を支持部4に対してよりコンパクトに折畳んで収納することが可能である。
【0061】
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4の照明装置71について、図面を参照して説明する。以下、実施の形態1から3と共通の部分に関しては図面に同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態4の特徴部分について説明をする。
【0062】
図17は、本発明の実施の形態4の照明装置71の概略正面図である。
実施の形態4の照明装置71の照明部74(第1の照明部72、第2の照明部73)は、実施の形態1から3に記載した四角柱の照明部とは異なり、四角柱が曲線部(R部)を有するように曲げられた照明部である。照明部74の内部は、曲線部に沿って、LEDが一列に実装されたLED基板が設けられている。よって、基板として、曲線部に沿えるような薄型の基板が好ましい。
【0063】
また、第1の照明部72及び第2の照明部73は、実施の形態1で説明したように、対向する面に設けられた一組の係止部75で固定される。第1の照明部72、第2の照明部73及び支持部4により、半円状が形成される。従って、三角形状に比べて、画像表示装置の画面の三辺(上辺及び左右辺)により近い形状となるので、より効率よく画面の周囲を照明することが可能となる。
【0064】
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5の照明装置81について、図面を参照して説明する。以下、実施の形態1から3と共通の部分に関しては図面に同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態5の特徴部分について説明をする。
実施の形態5に係る照明装置81は、実施の形態1から3の照明装置と異なって、照明部及び支持部により形成される形状が三角形ではなくて四角形である。
【0065】
図18は、本発明の実施の形態5の照明装置の概略正面図である。
実施の形態5の照明装置81は、第1の照明部82及び第2の照明部83に加えて第3の照明部84を有する。第3の照明部84は、第2の照明部83の第2の回動部6に接続される側を反対の端部に設けられた第3の回動部85を介して接続されており、第3の回動部85を中心に第2の照明部83に対する方向に回動が可能である。
【0066】
また、第1の照明部82と第3の照明部84の回動部と接続されていない端部には、実施の形態1で述べた一組の係止部86が設けられ、第1の照明部82、第2の照明部83、第3の照明部84及び支持部4により、四角形状を形成する状態で固定される。
【0067】
照明部が増えることにより、照明装置81の周辺の異なる領域を異なる様々な方向から照明する事ができるので、周辺において十分な照度を確保することが可能である。さらに、画像表示装置の画面の三辺(上辺及び左右辺)に対応して照明部が設けられているので、下面周辺において、より確実に十分な照度が確保でき、ユーザーに間接照明の効果を与えることができる。
【0068】
(実施の形態6)
次に、本発明の実施の形態6の照明装置91について、図面を参照して説明する。実施の形態6の照明装置は、実施の形態5の照明装置の変形例であって、照明部及び支持部により四角形状を形成する。
図19は、本発明の実施の形態6の照明装置91の概略正面図である。
実施の形態6の照明装置91は、第1の照明部92及び第2の照明部93に加えて、第3の照明部94及び第4の照明部95を有する。第3の照明部94は、第2の照明部93の第2の回動部6に接続される側を反対の端部に設けられた第3の回動部96を介して接続されており、第4の照明部95は、第1の照明部92の第1の回動部5に接続される側を反対の端部に設けられた第4の回動部97を介して接続されている。
また、第3の照明部94と第4の照明部95の回動部と接続されていない端部には、実施の形態1で述べた一組の係止部98が設けられ、第1の照明部92、第2の照明部93、第3の照明部94、第4の照明部95及び支持部4により四角形状を形成する状態で固定される。照明部が増えたことにより、実施の形態5と同様の効果を得ることができる。
【0069】
また、上記実施の形態1から6の照明装置は、支持部は複数の照明部を支持する機能だけではなく、支持部自体にも光源(例えばLED)を設けることによって、照明部としての機能を兼ねる構成としてもよい。
なお、上記実施の形態1から6の照明装置は、RGBの各LED素子をパッケージした表面実装型パッケージLEDを光源としたが、RGB毎に個々にパッケージされたLEDをそれぞれ有し、複数色を表現してもよい。
なお、上記実施の形態1から3の照明装置を、画面サイズが46型の画像表示装置に適して照明させるためには、照明装置のサイズは、複数の照明部の長手方向の長さが60cm(端部の係止部及び回動部まで含めると69cm)、支持部の長手方向の長さが82cmであって、照明装置の横幅の大きさが91cm、高さが69cm(水平面から支持部までの高さは17cm)であることが好ましい。画像表示装置の画面の周囲を効果的に照明することが可能となる。
なお、上記説明において、上下左右の方向は、照明装置を水平面に設置した場合を基準にした方向であり、下方向とは通常は鉛直下方向を示す。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】本発明の実施の形態1の照明装置の概略正面図である。
【図2】本発明の実施の形態1の照明装置の概略斜視図である。
【図3】(a)本発明の実施の形態1の照明装置の照明部の概略斜視図である。(b)本発明の実施の形態1の照明装置の照明部の拡大概略斜視図である。(c)本発明の実施の形態1の照明装置の照明部の概略断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1の電源回路制御部を含む照明装置の制御ブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態1の照明装置の制御フロー図である。
【図6】(a)本発明の実施の形態1の照明装置が画像表示装置と画像表示装置の後方の壁面との間に設置された状態を示した図である。(b)本発明の実施の形態1の照明装置によって画像表示装置の周囲を照明した場合の輝度分布を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態1の照明本体部を画像表示装置に取付けた態様を画像表装置の背面から見た平面図である。
【図8】本発明の実施の形態1の照明本体部を画像表示装置に取付けた態様を画像表装置の斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態1の照明本体部を画像表示装置に取付けた態様を画像表装置の横方向から見た図である。
【図10】本発明の実施の形態2の照明装置の照明本体部の概略正面図である。
【図11】本発明の実施の形態2の照明装置の照明本体部の概略斜視図である。
【図12】(a)本発明の実施の形態2の照明部の概略斜視図である。(b)本発明の実施の形態2の照明部の拡大概略斜視図である。(c)本発明の実施の形態2の照明部の概略断面図である。
【図13】本発明の実施の形態3の照明装置の照明本体部の概略正面図である。
【図14】本発明の実施の形態3の照明装置の照明本体部の概略斜視図である。
【図15】本発明の実施の形態3の照明装置の回動機構の概略拡大図である。
【図16】本発明の実施の形態3の照明装置の照明部を支持部に対して折畳んだ状態の概略斜視図である。
【図17】本発明の実施の形態4の照明装置の概略正面図である。
【図18】本発明の実施の形態5の照明装置の概略正面図である。
【図19】本発明の実施の形態6の照明装置の概略正面図である。
【図20】従来の照明装置である。
【符号の説明】
【0071】
1、41、61、71、81、91 照明装置
2、43、63、72、82、92 第1の照明部
3、44、64、73、83、93 第2の照明部
84、94 第3の照明部
95 第4の照明部
20、65 照明部
4 支持部
5、45、66、 第1の回動部
6、46、67、 第2の回動部
85、96 第3の回動部
97 第4の回動部
68 回動部
12 第1の脚部
13 第2の脚部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像表示装置等の機器の周辺を照明する照明装置であって、
光源が装着された複数の照明部と、
前記複数の照明部の光が前記機器の周辺の異なる領域をそれぞれ照明するように、前記複数の照明部を支持する支持部を備えてなることを特徴とする照明装置。
【請求項2】
画像表示装置等の機器の周辺を照明する照明装置であって、
光源が装着された複数の照明部と、
前記複数の照明部の光が前記機器の周辺を異なる方向からそれぞれ照明するように、前記複数の照明部を支持する支持部を備えてなることを特徴とする照明装置。
【請求項3】
前記照明部は、前記支持部に回動部を介して接続され、前記支持部に対して回動されることを特徴とする請求項1または2の何れかに記載の照明装置。
【請求項4】
前記回動部は、前記照明部を前記支持部に対して所望の角度で係止する係止機構を備えていることを特徴とする請求項1から3の何れか一つに記載の照明装置。
【請求項5】
前記複数の照明部及び前記支持部により三角形が形成されることを特徴とする請求項1から4の何れか一つに記載の照明装置。
【請求項6】
前記支持部は、前記照明装置を設置する脚部を有することを特徴とする請求項1から5の何れかに一つに記載の照明装置。
【請求項7】
前記脚部は、前記支持部から取り外しができることを特徴とする請求項1から6の何れか一つに記載の照明装置。
【請求項8】
前記支持部は、前記機器に取付けるための取付部を有することを特徴とする請求項1から7の何れか一つに記載の照明装置。
【請求項9】
請求項1から8の何れか一つに記載の照明装置と、該照明装置と共に用いる画像表示装置から構成される画像表示装置。





【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate


【公開番号】特開2009−117211(P2009−117211A)
【公開日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−289833(P2007−289833)
【出願日】平成19年11月7日(2007.11.7)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】