説明

熱現像感光材料の包装体

【課題】本発明の課題は、膜物理性に優れた高画質の熱現像感光材料の包装体を提供することである。
【解決手段】シート状熱現像感光材料を遮光袋に装填し、密封した包装体であって、
1)前記熱現像感光材料が、支持体の少なくとも一方の面上に、少なくとも感光性ハロゲン化銀、非感光性有機銀塩、還元剤及びバインダーを含有する画像形成層、および少なくとも一層の非感光性層を有してなる熱現像感光材料であって、前記非感光性層がフッ素原子を分子内に有するポリマーラテックスを含有し、
2)前記包装体の減圧度が−3Pa以下であることを特徴とする熱現像感光材料の包装体。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート状熱現像感光材料を遮光袋に装填し、密封した包装体であって、
1)前記熱現像感光材料が、支持体の少なくとも一方の面上に、少なくとも感光性ハロゲン化銀、非感光性有機銀塩、還元剤及びバインダーを含有する画像形成層、および少なくとも一層の非感光性層を有してなる熱現像感光材料であって、前記非感光性層がフッ素原子を分子内に有するポリマーラテックスを含有し、
2)前記包装体の内圧が外圧より3Pa以上低いことを特徴とする熱現像感光材料の包装体。
【請求項2】
前記内圧が外圧より7Pa以上低いことを特徴とする請求項1記載の熱現像感光材料の包装体。
【請求項3】
前記内圧が外圧より15Pa以上低いことを特徴とする請求項1に記載の熱現像感光材料の包装体。
【請求項4】
前記非感光性層がマット剤を含有し、該マット剤の塗布量が3mg/m2以上80mg/m2以下であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の熱現像感光材料の包装体。
【請求項5】
前記マット剤の平均粒子サイズが2.0μm以上8.0μm以下であることを特徴とする請求項4に記載の熱現像感光材料の包装体。
【請求項6】
前記熱現像感光材料の前記非感光性層を有する面のベック秒が400以上1500 以下であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の熱現像感光材料の包装体。
【請求項7】
前記フッ素原子を分子内に有するポリマーラテックスが、少なくともフッ素原子を分子内に有するアクリレートもしくはメタクリレートと疎水基を有するモノマーの共重合ポリマーラテックスであることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の熱現像感光材料の包装体。
【請求項8】
前記フッ素原子を分子内に有するアクリレートもしくはメタクリレートが下記一般式(1)で表されることを特徴とする請求項7に記載の熱現像感光材料の包装体:
【化1】

(式中、R1は水素原子もしくはフッ素原子もしくはメチル基を表し、R2はメチレン基、エチレン基、又は2−ヒドロキシプロピレン基を表し、Xは水素原子もしくはフッ素原子を表し、nは1〜20の整数、mは0または1を表す。)。
【請求項9】
前記疎水基を有するモノマーが下記一般式(2)で表されることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の熱現像感光材料の包装体:
【化2】

(式中、R3は水素もしくはメチル基を表し、Yはアルキル基もしくは脂環基もしくは芳香族基を表す。)。
【請求項10】
表面フッ素原子/炭素原子比がESCA測定によるF1S/C1S比で表して1.5以上であることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の熱現像感光材料の包装体。
【請求項11】
前記F1S/C1S比が2.0以上であることを特徴とする請求項10に記載の熱現像感光材料の包装体。
【請求項12】
前記フッ素原子を分子内に有するポリマーラテックスを含有する非感光性層が前記画像形成層を有する面側の最外層であることを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の熱現像感光材料の包装体。
【請求項13】
前記フッ素原子を分子内に有するポリマーラテックスを含有する非感光性層が前記画像形成層を有する面側とは反対面であるバック面の最外層であることを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の熱現像感光材料の包装体。
【請求項14】
前記画像形成層のバインダーの50質量%以上がポリマーラテックスであることを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の熱現像感光材料の包装体。

【公開番号】特開2007−248864(P2007−248864A)
【公開日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−72914(P2006−72914)
【出願日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】