説明

熱現像感光材料

【課題】本発明の課題は、膜物理性に優れた高画質の熱現像感光材料を提供することである。
【解決手段】支持体の一方の面上に、感光性ハロゲン化銀、非感光性有機銀塩、還元剤及びバインダーを含有する画像形成層、および前記支持体と同一面上であって該画像形成層より上層に少なくとも1層の非感光性層を有し、該非感光性層がフッ素原子を有するアクリレートもしくはメタクリレートと疎水基を有するモノマー成分との共重合ポリマーラテックス含有し、かつ前記画像形成層を有する面の表面が高さ1.5μm以上の凸部を1mm2当たり20個以上2000個以下有することを特徴とする。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持体の一方の面上に、感光性ハロゲン化銀、非感光性有機銀塩、還元剤及びバインダーを含有する画像形成層、および前記支持体と同一面上であって該画像形成層より上層に少なくとも1層の非感光性層を有し、該非感光性層がフッ素原子を有するアクリレートもしくはメタクリレートと疎水基を有するモノマー成分との共重合ポリマーラテックス含有し、かつ前記画像形成層を有する面の表面が高さ1.5μm以上の凸部を1mm2当たり20個以上2000個以下有することを特徴とする熱現像感光材料。
【請求項2】
前記フッ素原子を有するアクリレートもしくはメタクリレートが下記一般式(1)で表されることを特徴とする請求項1に記載の熱現像感光材料:
【化1】

(式中、R1は水素原子もしくはフッ素原子もしくはメチル基を表し、R2はメチレン基、エチレン基、2−ヒドロキシプロピレン基を表し、Xは水素原子もしくはフッ素原子を表し、nは1〜6の整数を表す。)。
【請求項3】
前記疎水基を有するモノマーが下記一般式(2)で表されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱現像感光材料:
【化2】

(式中、R3は水素もしくはメチル基を表し、Yはアルキル基もしくは脂環基もしくは芳香環基を表す。)。
【請求項4】
前記非感光性層が平均粒子サイズが2.0μm以上8.0μm以下のマット剤を含有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項5】
前記マット剤の含有量が0.0001g/m2以上0.08g/m2以下であることを特徴とする請求項4に記載の熱現像感光材料。
【請求項6】
前記画像形成層を有する面の表面のF1S/C1S比が2以上であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項7】
前記支持体と同一面上であって該画像形成層より上層に、画像形成層の非感光性有機銀塩とは異なる有機銀塩を含有する非感光性層を有することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項8】
前記有機銀塩を含有する非感光性層を前記画像形成層と前記フッ素原子を有する共重合ポリマーラテックスを含有する非感光性層との間に有することを特徴とする請求項7に記載の熱現像感光材料。
【請求項9】
前記画像形成層が下記一般式(M)で表されるモノマー成分を有するポリマーラテックスを含有することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の熱現像感光材料:
一般式(M)
CH2=CR01−CR02=CH2
(式中、R01およびR02は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、ハロゲン原子、又はシアノ基より選ばれる基である。)。
【請求項10】
01およびR02が共に水素原子または一方が水素原子で他方がメチル基であることを特徴とする請求項9に記載の熱現像感光材料。
【請求項11】
下記一般式(PC−1)で表される染料を含有することを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の熱現像感光材料:
【化3】

(式中、Mは金属原子を表す。R1、R4、R5、R8、R9、R12、R13、およびR16はそれぞれ独立して水素原子、置換基であり、R1、R4、R5、R8、R9、R12、R13、およびR16の少なくとも一つが電子求引性基である。R2、R3、R6、R7、R10、R11、およびR14、R15はそれぞれ独立して水素原子または置換基を表す。)。
【請求項12】
前記一般式(PC−1)において、R1、R4、R5、R8、R9、R12、R13、およびR16の少なくとも一つが一般式(II)で表される基であることを特徴とする請求項11に記載の熱現像感光材料:
【化4】

(式中、L1**−SO2***−SO3***−SO2NRN***−SO−***−CO−***−CONRN***−COO−***−COCO−***−COCO2*、および**−COCONRN*、を表す。**はこの位置でフタロシアニン骨格と結合し、*はこの位置でR17と結合することを示す。RNは水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基、アシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、スルホニル基、またはスルファモイル基を表す。R17は水素原子、アルキル基、アリール基、またはヘテロ環基を表す。)。
【請求項13】
前記一般式(PC−1)において、R1、R4、R5、R8、R9、R12、R13、およびR16のうち4つ以上が一般式(II)で表される基であることを特徴とする請求項12に記載の熱現像感光材料。
【請求項14】
前記一般式(PC−1)において、R2、R3、R6、R7、R10、R11、およびR14、R15てが水素原子であり、R1、R4、R5、R8、R9、R12、R13、およびR16の少なくとも1つが一般式(II)で表される基であることを特徴とする請求項12に記載の熱現像感光材料。
【請求項15】
前記一般式(PC−1)において、R1、R4、R5、R8、R9、R12、R13、およびR16のうち4つ以上が一般式(II)で表される基であることを特徴とする請求項14に記載の熱現像感光材料。
【請求項16】
前記一般式(PC−1)で表される染料が水溶性染料であることを特徴とするる請求項11〜請求項15のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項17】
前記一般式(PC−1)で表される染料を画像形成層を有する面側の層の少なくとも1層に含有することを特徴とするる請求項11〜請求項16のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項18】
前記一般式(PC−1)で表される染料をバック面側の層の少なくとも1層に含有することを特徴とするる請求項11〜請求項17のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。

【公開番号】特開2007−233097(P2007−233097A)
【公開日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−55527(P2006−55527)
【出願日】平成18年3月1日(2006.3.1)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】