説明

燃料電池により生成された水を制御することができるアセンブリを備える燃料電池

燃料電池内で生成された水は、少なくとも1つの疎水性要素(26)と親水性要素(23)とを有するアセンブリによって、制御され、及び/又は、制限される。前記親水性要素(23)は、カソード(18)の外部表面(20)の第1領域の少なくとも1つと接する。前記疎水性要素(26)は、前記カソード(18)の前記外部表面(20)と対向する、前記親水性要素(23)の表面(24)の全体を覆い、且つ、前記親水性要素(23)の前記表面(24)の領域をリリースする開口部(27)の少なくとも1つを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池に関し、特に、マイクロ燃料電池(fuel microcell)に関する。前記マイクロ燃料電池は、
−アノードと、電解膜と、カソードと、を連続的に重ねたスタックと、
−前記カソードの外部表面の少なくとも一部分の上に配置され、前記カソードの前記外部表面の第1領域の少なくとも1つに接する少なくとも1つの親水性要素と、前記カソードの前記外部表面と対向する前記親水性要素の表面の全体を覆う疎水性要素と、を備えるアセンブリと、
を有する。
【背景技術】
【0002】
燃料電池分野においては、現在、2つの電池のカテゴリーが存在する。フィルタープレスタイプスタック(filter press type stack)を有する燃料電池と、マイクロテクノロジーに由来する技術を用いて、特に基板上に薄膜を積層しパターニングすることで製造される、小型燃料電池と、である。
【0003】
例えば、小型燃料電池として用いられる基本的な燃料電池を、図1に示す。その燃料電池は、前方表面1aと後方表面1bとを備える電解膜1を有する。前方表面1aと後方表面1bとは、それぞれ連続的に、第1触媒層2aと第2触媒層3aと、拡散層(diffusion layer)2bと3bと、によって覆われる。第1触媒層2aと第1拡散層2bとは、アノード2を形成し、一方、第2触媒層3aと第2拡散層3bとはカソード3を形成する。第1集電極(current collector)4と第2集電極5とは、それぞれ、第1拡散層2bと第2拡散層3bとの外部表面の上に配置される。EMEスタックと、第1集電極4と、第2集電極5とは、1つのエレメンタル・セルを形成する。それらは、それぞれ、金属堆積により形成され、拡散層を流体が通過することができるように設計された複数のトラバース通路(transverse passage)4aと5aとを備える。通常、燃料として用いられる水素は、アノード側集電極4のトラバース通路4aを通過することができ、アノード2の拡散層2bに到達する。通常、可燃性物質(combustive agent)として振舞う、酸素又は空気は、カソード側集電極5のトラバース通路5aを通過し、カソード3の拡散層3bに到達する。燃料電池の動作中に生成される水は、同じトラバース通路5aを経て、これまでと同様に、除去される。
【0004】
フィルタープレスタイプスタックセルと呼ばれる電池は、通常、直列に配置された数多くのエレメンタル・セルを備える。それぞれのセルは、スタックを有し、スタックは、電解膜で隔てられた、アノードと、カソードと、を有する。EME(電極−膜−電極)スタックと通常呼ばれるスタックは、2つの集電極板(current collecting plate)の間に配置される。エレメンタル・セルのセットは、直列に配置されたEMEスタックのそれぞれの側面に固定された固定板(clamping plate)とともに、フィルタープレスタイプのアセンブリを形成する。図2は、フィルタープレスタイプの電気化学セルを示し、図1と同様に、フィルタープレスタイプの電気化学セルは、2つの流体分配層(fluid distribution layer)10と11との間に配置された、アノード7と電解膜8とカソード9と、により形成されたアセンブリ6と、を備えるものである。層10と11とは、導電性の層であり、且つ、電気化学セルと循環チャンネル(circulation channel)12との間を流入したり流出したりする、ガスと液体とのためのダクトとしても振舞う。
【0005】
このようなタイプの電池も、マイクロテクノロジーに由来する技術を用いて得られる燃料電池も、反応性流体(reactive fluid)を有する電極を供給し、且つ、特定の問題を引き起こし、且つ、電池の動作中に形成される、生成物を取り除く。特に、燃料電池中の水を制御することは、燃料電池の動作状態においては特に重要である。燃料電池又は電気化学セルの中の余分な水は、実際には、前記カソードにおいてあふれることとなる。前記カソードの触媒サイト(catalytic site)における、酸素又は空気の余剰は、障害となり、燃料電池の動作を止めることとなる。
【0006】
図2に示されるような、米国特許出願US−A−2005/0181264号明細書の開示は、特徴的なカソード側集電極板を用いることによって、フィルタープレスタイプの電気化学セルにより生成される水の制御を改善するものである。層11は、カソード9の外部表面9aの上に配置され、電気化学セルによって生成され、カソード9の中に含まれる水を、チャンネル12に向かって押し出すような、疎水性を示す。しかしながら、層11の疎水性は、カソード9のものよりは低い。さらに、チャンネル12の壁面は、親水性多孔質層13と、流体に対して不活性な層14と、のスタックにより形成される。親水性多孔質層13は、毛細管力によってカソード9の中にたまった水と反応し、不活性な層14は、異なる電気化学セルの間の物理的障壁を形成し、その両方により、チャンネル12への水の除去を促進する。
【0007】
しかしながら、これらの解決策は、水を全部排出させることでは十分ではなく、問題を起こすこととなる。この問題は、電解膜を積極的に乾燥させることによって実際には引き起こされ、これによって、イオン伝導性を失い、セルの動作能力を低下させることとなる。
【0008】
米国特許出願US2004/0137311号明細書においては、水の制御は、EMEスタックの電極の触媒層と接するように配置された拡散支持体(diffusion support)によって制御される。拡散支持体は、それぞれ、2つの積層(superposed layer)を備える。電極と接し、且つ、多孔質マトリックスと、水を運ぶように設計された粒子と、で形成される第1層と、第1層全体を覆う第2疎水性層と、である。しかしながら、このような拡散支持体によって前記燃料電池の中で生成された水の流れの制御は、前記第1層の全体の上に配置された前記疎水性層が、前記電池の核(core)と水とが反撥するような欠点を示す限り、十分なものではない。多量の水が生成された際には、前記疎水性層が示す性質は、前記第1層の多量の流れ(flooding)のリスクを生じさせるものであり、従って、スタックのパフォーマンスを低下させるものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、先行技術の欠点を改善した燃料電池を提供することにある。特に、本発明の目的は、燃料電池の中の湿度(humidity)を、効率よく制御し、且つ、最適なパフォーマンスを示すことができる、アセンブリを備える、燃料電池を提供することである。
【0010】
本発明によれば、添付のクレームにより本目的は達成される。
【0011】
特に、この目的は、疎水性要素が、親水性要素の表面の領域をリリースする開口部(through opening)を少なくとも1つ備えることにより、達成される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
他の利点及び特徴は、本発明の特有な実施形態についての下記の説明により、さらに明らかにされる。本発明の特有な実施形態は、単なる例示であって、本発明を限定するものではない。本発明の特有な実施形態は、添付の図面により示される。
【0013】
良いパフォーマンスを示す燃料電池を得るため、液体の状態で除去される、及び/又は、蒸発される、水の量が、カソードによって生成されるものよりも多くなるようにしないためには、水を欠乏させることによる電解膜の乾燥を行わないことが、好ましい。
【0014】
カソードで生成される水の量は、実際には、燃料電池の動作電流(operating current)にもっぱら依存し、一方、除去される水の量は、前記燃料電池内の温度と、スタックと前記燃料電池の外側との間の熱交換表面(heat exchange surface)の湿潤性(wettability)と、に依存する。
【0015】
図3において示されるように、曲線A、B、及びCは、燃料電池内の温度に対する電気化学セルの中に流れる水の除去量の変化を示すものであり、それぞれ、熱交換表面が異なるものである。曲線Bに対応する熱交換表面は、グラファイトカソードの外部表面に対応する基準熱交換表面である。曲線A及びCに対応する熱交換表面は、それぞれ、疎水性と親水性とである。疎水性の熱交換表面は、例えば、シリコンオキシカーバイド膜でカソードの外部表面を覆うことによって得ることができる。一方、親水性表面は、シリコンオキシカーバイド膜で、同じカソードの外部表面を覆い、さらに、UV線を照射することにより得ることができる。
【0016】
電気化学セルの中において、生成された水と、除去された水と、の間の平衡点は、図3の中の、破線D、E、及びFによって示される。破線DからFは、実際には、カソードによって生成された水の流量の変化を示し、それぞれ、動作電流を、100mA、150mA、及び、200mA、としたものである。生成された水の流量(破線D、E、又は、F)は、外部環境に依存し、例えば、2つの動作温度のような、2つの平衡点を有することが観測される。これらの2つの平衡点は、曲線D、E、又は、Fと、曲線A及びCの交差点に対応する。
【0017】
アノード−電解膜−カソードのスタックの中の湿度は、従って、制御された方法によりカソードによって生成された水を制限することができるアセンブリによって、制御される。従って、本発明によれば、燃料電池内で、特にマイクロ燃料電池内で、生成された水は、カソードの外部表面の少なくとも一部分の上に配置されたアセンブリによって、制御され、及び/又は、制限される。前記アセンブリは、少なくとも1つの疎水性要素と親水性要素とを備え、好ましくは、それぞれが10μmから10mmの間の厚さを有する。
【0018】
図4に示される実施形態と、図5、及び、図6に示される他の実施形態と、によれば、マイクロ燃料電池15は、アノード16と、電解膜17と、カソード18と、を連続的に重ねたスタックを備える。アノード16とカソード18とは、それぞれ、集電極21と22とが上に配置されるような、外部表面19と20とを有する。集電極21と22とは、スタックの中で一体化される。それぞれ、通路と外部表面のリリースする領域とを備える、薄膜で形成される。
【0019】
カソード側集電極22は、通路を備えるものであり、好ましくは親水性層23によって形成される親水性要素によって覆われている。カソード18の外部表面20の領域は、カソード側集電極22によっては覆われておらず、従って、親水性層23によって覆われている。これにより、カソード18の外部表面20の領域と親水性層23との間の接触を確保することとなる。
【0020】
親水性層23は、例えば、多孔質黒鉛、親水性表面を得るために処理されたセラミックス、及び、親水性基を有する高分子、から選択される材料を有し、一方、疎水性要素は、フッ化高分子、アモルファスシリコンオキシカーバイド、及び、カーボンナノチューブ、から選択される材料を有する。
【0021】
親水性層23は、好ましくは、カソード18の外部表面20に接する表面と対向する平坦な表面24を備える。図4から図6の中では、親水性層23の厚さは、カソード側集電極22のものよりも大きい。従って、カソード側集電極22は、親水性層23により全体を覆われた表面25を備える。カソード側集電極22の表面25は、カソード18と接する表面の1つと対向する表面である。
【0022】
疎水性要素は、親水性要素23の表面24の全体を覆う。疎水性要素は、外部環境とマイクロ燃料電池との間の液体に対する物理的障壁を形成する。疎水性要素と親水性要素とは、一方では、例えば、空気又は酸素といった、ガス状の可燃性物質を透過させるものであり、困難なくそれらをカソードに到達させることができる。さらに、図4から図6に示されるように、疎水性要素は、親水性要素23の表面24の領域の1つを少なくともリリースする、少なくとも1つの開口部(through opening)を備える。図4から図6に示されるように、疎水性要素は、表面24の領域をリリースする開口部を備える疎水性層26を形成する。図4と図6とにおいては、疎水性層26の開口部27は、前記層の中に均一(uniform)に形成され、一方、図5においては、前記層の中に不均一に形成されている。
【0023】
図5においては、疎水性層26は、実際には、3つの開口部を備える。第1開口部27aは、層26の中の実質的に中央に配置され、2つの開口部27bは、前記第1開口部27aと比べて狭い開口であり、前記層26の端部の近傍に配置される。
【0024】
図6においては、疎水性層26の中の開口部27の配置(distribution)は、疎水性層26の開口部27が、集電極22の通路の上に配置されることである。集電極22の通路と、疎水性層26の開口部とは、積極的には同じ幅であり、開口部27は集電極22の通路を拡張するものである。この場合には、疎水性層26の疎水性領域は、開口部27によって輪郭が示され、さらに好ましくは、集電極22を形成する領域の上に、配置され、且つ、通路により輪郭が示される。
【0025】
電池内の湿度の限定は、親水性層23の第1領域の中に保持される水によって制御され、一方、親水性層23の第2領域によって水は除去される。親水性層23の第1領域は、疎水性層26によって覆われた親水性層23の領域であり、第2領域は、前記層26により覆われてはいない。親水性層23の前記第2領域による水の除去は、実際には、表面24の自由領域を用いて行われる。疎水性層26の中の開口部の特徴は、親水性層の第1領域の中での水の保持の局在と、前記層の第2領域の中での水の除去の局在とを、確保することを可能にする。例えば、図6で示される他の実施形態においては、水の保持は、燃料電池の反応が劣った領域において積極的に行われる。例えば、その領域とは、疎水性層26に接するのみならず、集電極22の表面25とも接する、親水性層の第1領域である。
【0026】
さらに、燃料電池内で保持される水の量は、各親水性層、疎水性層の物理的構造にしたがって制御される。保持される水の量は、実際には、親水性層に厚さに依存し、一方、除去される水の量は、疎水性層26の中に形成される開口部の幅に依存する。表面24の自由領域によって除去される水の量と、親水性層23の第1領域に保持される水の量と、の間の平衡点を見つけることは可能であり、電解膜近傍部分の湿度によって維持されるからである。このような場合、開口部の幅を広げることによって、及び/又は、親水性層の厚さを薄くすることによって、保持される水の量と比較して、除去される水の量を多くすることができる。特に電池が高い動作電流を示す場合には、このことは、特に興味深いものである。開口部の形状は、円形、四角、等の様々な形状にすることができる。
【0027】
疎水性層の中の開口部の均一でない配置は、カソード18の外部表面20の中央部と端部との間の異なる水の制御を得ることができるという利点を示すこととなる。このことは、スタックの周辺と中央との間に起こる動作に違いを、保障することを可能にする。実際には、通常の方法においては、集電極により生じる熱は、スタックの中央と比較して周辺の方が高くなる。
【0028】
親水性要素と疎水性要素とは、マイクロエレクトロニクスに由来する技術によって堆積され、もしくは、プレスのような従来のアセンブリ技術によって形成される。親水性要素は、カソードの外部表面の上に、好ましくは、多孔質グラファイト、親水性表面を得るように処理されたセラミックス、及び、例えば、酸性基(例えば、ナフィオン(登録商標))のような親水性基を有するような高分子、から選択される材料から形成される薄膜を堆積することで得ることができる。これは、親水性表面、又は、高分子が、得られるように処理された、薄膜によって形成することもでき、カソード18の外部表面20の上に、前記膜はプレスされる。実際には、セラミックス、又は、生成物は、親水性表面を有するように処理することができる。例えば、この処理は、プラズマ処理とすることができる。
【0029】
同様に、疎水性要素は、好ましくは、フッ素化高分子、アモルファスシリコンオキシカーバイド、及び、カーボンナノチューブから選択される材料から形成される薄膜を、堆積することによって形成される。さらに、疎水性表面を得るように処理された薄膜によって形成され、次いで、生成物は、スタックにプレスされる。
【0030】
例えば、図4と図5とに示される他の実施形態は、疎水性層23は、吸収ゲル溶剤(absorbent gel solution)によって覆われた、カソード18の外部表面20の上に堆積することができ、次いで、溶液は乾燥され、且つ、水は蒸発する。疎水性層26は、例えば、水を除去するために設計された開口部27の形状を定めたステンシルマスクを通して、物理的蒸着法によって、親水性層23の表面24の上に堆積される。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】先行技術によるフィルタープレスタイプセルの電気化学セルの第1実施形態。
【図2】先行技術によるフィルタープレスタイプセルの電気化学セルの第2実施形態。
【図3】3つの熱交換表面のタイプ別の温度に対する電気化学セル内の水の流量の変化を示す図。
【図4】本発明にかかる燃料電池の第1の実施形態。
【図5】本発明にかかる燃料電池の第2の実施形態。
【図6】本発明にかかる燃料電池の第3の実施形態。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃料電池は、
−アノード(16)と、電解膜(17)と、カソード(18)と、を連続的に重ねたスタックと、
−前記カソード(18)の外部表面(20)の少なくとも一部分の上に配置され、前記カソード(18)の前記外部表面(20)の第1領域の少なくとも1つに接する少なくとも1つの親水性要素(23)と、前記カソード(18)の前記外部表面(20)と対向する前記親水性要素(23)の表面(24)の全体を覆う疎水性要素(26)と、を備えるアセンブリと、
を有するものであって、
前記疎水性要素は、前記親水性要素(23)の前記表面(24)の領域をリリースする開口部(27)を少なくとも1つ有することを特徴とする電池。
【請求項2】
前記疎水性要素(26)は、前記疎水性要素(26)の中に均一に配置される、複数の開口部(27)を有することを特徴とする請求項1に記載の電池。
【請求項3】
前記疎水性要素(26)は、前記疎水性要素(26)の中に不均一に配置される、複数の開口部(27)を有することを特徴とする請求項1に記載の電池。
【請求項4】
請求項1から3の1つに記載の電池であって、前記電池は、前記カソード(18)の前記外部表面(20)の第2領域の少なくとも1つと接するカソード側集電極(22)を有することを特徴とする電池。
【請求項5】
前記カソード側集電極(22)は、前記カソード(18)の前記外部表面(20)の前記第1領域をリリースするトラバース通路を少なくとも1つ有する薄膜によって形成されることを特徴とする請求項4に記載の電池。
【請求項6】
前記疎水性要素の前記開口部(27、27a、27b)は、前記カソード側集電極(22)の前記トラバース通路の上に配置されることを特徴とする請求項5に記載の電池。
【請求項7】
前記疎水性要素(26)の前記開口部(27、27a、27b)は、前記カソード側集電極(22)の前記トラバース通路のものと同一の幅を有することを特徴とする請求項6に記載の電池。
【請求項8】
請求項1から7の1つに記載の電池であって、前記親水性要素(23)は、多孔質グラファイト、処理されたセラミックス、及び、親水性基を有する高分子、から選択される材料を有することを特徴とする電池。
【請求項9】
請求項1から8の1つに記載の電池であって、前記疎水性要素(26)は、フッ化高分子、アモルファスシリコンオキシカーバイド、及び、カーボンナノチューブ、から選択される材料を有することを特徴とする電池。
【請求項10】
請求項1から9の1つに記載の電池であって、前記親水性要素(23)と、前記疎水性要素(26)とは、10μmから10mmの間の厚さを、それぞれ有することを特徴とする電池。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2009−530782(P2009−530782A)
【公表日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−500885(P2009−500885)
【出願日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際出願番号】PCT/FR2007/000418
【国際公開番号】WO2007/118945
【国際公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【出願人】(502142323)コミサリア、ア、レネルジ、アトミク (195)
【氏名又は名称原語表記】COMMISSARIAT A L’ENERGIE ATOMIQUE
【Fターム(参考)】