説明

燃料電池熱シミュレータ

【課題】固態酸化物燃料電池の代わりに、必要とする素子の初期システム統合テストを行い、テストコストを低下する燃料電池熱シミュレータを提供する。
【解決手段】燃料電池熱シミュレータは、通過する気体を予熱する少なくとも一つの予熱ユニットと、当該予熱ユニットの一端に設置され、一部の燃料をバーンして気体の温度を上昇させ、必要とする気体成分が生成される少なくとも一つのシミュレーションバーンユニットと、から成る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池熱シミュレータに関し、特に、固態酸化物燃料電池(Solid Oxide Fuel
Cell、 SOFC)の代わりに、必要とする素子の初期システム統合テストを行い、テストコストを低下する効果が得られるものに関する。
【背景技術】
【0002】
エネルギー値段が高く続く現在において、エネルギー問題を解決するのは、世界の課題である。その中、エネルギーの使用効率を向上するのは、最も良い方法である。燃料電池は、主として、水素と酸素との電気化学反応により電力を生成し、その発電効率は、小パワーの3C製品の応用においても、百万ワットグレードの発電所においても、既存な発電技術により重要視される潜在性がある。また、全ての燃料電池分野において、固態酸化物燃料電池の効率が、最高であるが、高温(600-1000℃)である操作条件や高温排気のため、その技術の難しさも、全ての燃料電池において、最も高い。操作温度が高い600-1000℃であるため、そのサブシステムについて、例えば、改質炉やシーケンシャルバーナー及び熱交換器等について、熱システムを統合する時、各素子のパフォーマンスパラメーターを把握するのが、統合の前提条件であり、その設計は、高温作動の条件を満足しなければならないため、固態酸化物燃料電池の各システムの統合について、全工場に対するマッチ分析の他に、実際の実験が最も重要である。
【0003】
図6は、一般の従来の固態酸化物燃料電池のシステムの配置であり、固態酸化物燃料電池8と、固態酸化物燃料電池8に連接されるエア用熱交換器80と、固態酸化物燃料電池8に連接され、起動燃料811を有するシーケンシャルバーナー81と、エア83を圧縮して、エアスタートアップ821とエア用熱交換器80及びシーケンシャルバーナー81に供給する空気圧縮機82と、エア用熱交換器80に連接される蒸気生成器84と、水ポンプ86により蒸気生成器84に水源を供給する水槽85と、固態酸化物燃料電池8とエア用熱交換器80及びシーケンシャルバーナー81に連接され、改質炉871を有する混合ガス用熱交換器87と、蒸気生成器84と混合ガス用熱交換器87に連接され、燃料ポンプ882により燃料883を供給する燃料用予熱器881が連接される燃料/蒸気ミキサー88とが含有される。
【0004】
しかし、固態酸化物燃料電池8は、コストが高くて、構造強度が良くないため、本体が弱く、そのため、激変な操作条件に絶えず、また、単価が非常に高いから、操作条件の変動がやや大きければ、膨大な損失を来す恐れがあり、初期システム統合テストに向いてない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の主な目的は、固態酸化物燃料電池のコストが高い問題を解消する、必要とする素子の初期システム統合テストを行い、テストコストを低減できる燃料電池熱シミュレータを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
通過する気体を予熱する少なくとも一つの予熱ユニットと、予熱ユニットの一端に設置され、一部の燃料をバーンして気体の温度を上昇させ、必要とする気体成分が生成される少なくとも一つのシミュレーションバーンユニットとが含有され、そして、予熱ユニットとシミュレーションバーンユニットに、蒸気ボイラーと空気圧縮機、複数の送気ユニットと、ミキサー及び改質炉を合わせて、シーケンシャルバーナーや熱交換器及び他の素子をテストすることができ、固態酸化物燃料電池の代わりに、必要とする素子の初期システム統合テストを行い、テストコストを低下する効果が得られる燃料電池熱シミュレータである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1は、本発明に係わる基本構造の概念図である。図のように、本発明は、燃料電池熱シミュレータであり、当該熱シミュレータ1は、少なくとも一つの予熱ユニット11と、少なくとも一つのシミュレーションバーンユニット12とが含有され、固態酸化物燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell、 SOFC)の代わりに、必要とする素子の初期システム統合テストを行い、テストコストを低下する効果が得られる。
【0008】
当該予熱ユニット11は、通過する気体を、所定の温度(400〜600℃)に予熱して、シミュレーションバーンユニット12に、足りない熱量を補充し、また、当該予熱ユニット11は、電熱方式により気体を予熱し、また、複数の吸込管111が設置される。
【0009】
当該シミュレーションバーンユニット12は、当該予熱ユニット11の一端に設置され、一部の燃料をバーンして気体の温度を上昇させ、必要とする気体成分を生成し、また、シーケンシャルバーナーや熱交換器及び他の素子の出口成分を模擬することに供する。上記の構造により、新規な燃料電池熱シミュレータが構成される。
【0010】
図2は、本発明に係わる第1の実施例の概念図である。本発明は、図のように、使用する時、熱シミュレータ1の予熱ユニット11とシミュレーションバーンユニット12に、蒸気ボイラー2と空気圧縮機3、送気ユニット4及びミキサー5を合わせて、熱交換器である測定物6のテストを行う。
【0011】
当該予熱ユニット11は、通過する気体を、所定の温度(400〜600℃)に予熱して、シミュレーションバーンユニット12に、足りない熱量を補充する。
【0012】
当該シミュレーションバーンユニット12は、当該予熱ユニット11の一端に設置され、一部の燃料をバーンして気体の温度を上昇させ、必要とする気体成分が生成され、また、熱交換器の出口成分を模擬することに供する。
【0013】
当該蒸気ボイラー2は、当該予熱ユニット11に連接され、熱交換器の出口にある含水量を模擬することに供し、また、熱シミュレータ1に、必要な蒸気を供給し、また、当該蒸気ボイラー2と予熱ユニット11との間に、マスフローコントローラー(MFC、mass flow controller)21がある。
【0014】
当該空気圧縮機3は、当該予熱ユニット11とシミュレーションバーンユニット12に連接され、必要とする圧縮エアを供給し、また、当該空気圧縮機3と予熱ユニット11との間に、マスフローコントローラー31がある。
【0015】
当該送気ユニット4は、当該シミュレーションバーンユニット12に連接され、メタン(CH4)や天然ガスを供給する送気鋼円筒であり、また、当該送気ユニット4とミキサー5との間に、マスフローコントローラー41がある。
【0016】
当該ミキサー5は、当該送気ユニット4と空気圧縮機3及びシミュレーションバーンユニット12の間に設置され、多種類の気体を混合し、当該空気圧縮機3とミキサー5との間に、マスフローコントローラー32がある。
【0017】
当該測定物6は、当該シミュレーションバーンユニット12に連接される。
【0018】
本実施例において、測定物6が熱交換器である。図のように、当該測定物6は、シミュレーションバーンユニット12の下流に配置され、シミュレーションバーンユニット12の出口の熱エネルギーを回収し、これにより、シミュレーションバーンユニット12でシーケンシャルバーナー81の出口条件を模擬すれば、測定物6(熱交換器)の性能をテストできる。シーケンシャルバーナー81の出口成分がメタン(CH4)とエアとの燃焼生成物(当該エアが過量状態である)で、また、その温度が、完全な燃焼方式より高い(これは、SOFCシステムの特性である)ため、シミュレーションバーンユニット12で、シーケンシャルバーナー81の出口状態を模擬する時、不足である温度を、予熱ユニット11により補充する。
【0019】
図3は、本発明に係わる第2の実施例の概念図である。図のように、本発明は、第1の熱シミュレータ1aの第1の予熱ユニット11aと、第1のシミュレーションバーンユニット12aと、第2の熱シミュレータ1bの第2の予熱ユニット11bと、第2のシミュレーションバーンユニット12bとを利用し、空気圧縮機3と、第1の送気ユニット4aと、第2の送気ユニット4b及び第3の送気ユニット4cを合わせて、第1の測定物6aのテストを行い、また、当該第1の測定物6aは、シーケンシャルバーナーである。
【0020】
当該第1の予熱ユニット11aと第2の予熱ユニット11bにより、通過する気体が、所定の温度(400〜600℃)に予熱され、第1のシミュレーションバーンユニット12aと第2のシミュレーションバーンユニット12bに、足りない熱量を補充する。
【0021】
当該第1のシミュレーションバーンユニット12aは、当該第1の予熱ユニット11aの一端に設置され、一部の燃料をバーンして気体の温度を上昇させ、必要とする気体成分が生成され、また、固態酸化物燃料電池の陰極の出口気体の成分を模擬することに供する。
【0022】
当該第2のシミュレーションバーンユニット12bは、当該第2の予熱ユニット11bの一端に設置され、一部の燃料をバーンして気体の温度を上昇させ、必要とする気体成分が生成され、また、固態酸化物燃料電池の陽極の出口気体の成分を模擬することに供する。
【0023】
当該空気圧縮機3は、当該第1の予熱ユニット11aに連接され、必要とする圧縮エアを供給し、また、当該空気圧縮機3と第1の予熱ユニット11aとの間に、マスフローコントローラー31aがある。
【0024】
当該第1の送気ユニット4aは、当該第1のシミュレーションバーンユニット12aに連接され、メタン(CH4)や水素(H2)を供給する送気鋼円筒であり、また、当該第1の送気ユニット4aと第1のシミュレーションバーンユニット12aとの間に、マスフローコントローラー41aがある。
【0025】
当該第2の送気ユニット4bは、当該第2のシミュレーションバーンユニット12bに連接され、水素(H2)と酸素(O2)を供給する送気鋼円筒42b、43bであり、また、各送気鋼円筒42b、43bと第2のシミュレーションバーンユニット12bとの間に、それぞれ、マスフローコントローラー421b、431bがある。
【0026】
当該第3の送気ユニット4cは、当該第2の予熱ユニット11bに連接され、メタン(CH4)や水素(H2)、一酸化炭素(CO)及び二酸化炭素(CO2)を供給する送気鋼円筒44c、45c、46c、47cであり、また、各送気鋼円筒44c、45c、46c、47cと第2の予熱ユニット11bとの間に、それぞれ、マスフローコントローラー441c、451c、461c、471cがある。
【0027】
当該第1の測定物6aは、当該第1のシミュレーションバーンユニット12aと第2の予熱ユニット11bに連接される。
【0028】
一般に、固態酸化物燃料電池の陰極の出口は、高温のエアであり、その成分は、一般のエアと比較すると、固態電解質を介して陽極と反応するから、酸素分がやや低く、そのため、本実施例において、第1の熱シミュレータ1aで模擬し、適量の燃料を第1のシミュレーションバーンユニット12aに添加することにより、エアにある一部の酸素を燃焼し、固態酸化物燃料電池の陰極の出口の酸素分(CO2とH2Oが生成するが、量が僅かであるため、シーケンシャルバーナーに殆ど影響しない)を模擬し、また、気流の全体温度を上昇させ、第1の予熱ユニット11aに必要されるパワーが低減される。固態酸化物燃料電池の陽極の出口の成分は、H2やCH4、CO、CO2及びH2O(最も多いのはH2Oで、その次がH2とCO2である)が含有され、第2の熱シミュレータ1bによって、模擬され、第2のシミュレーションバーンユニット12bの中でH2とO2を燃焼することにより、必要とするH2O成分を生成するだけでなく、第2の予熱ユニット11bに必要されるパワーが低減される。他の燃料成分は、第3の送気ユニット4cのマスフローコントローラー441c、451c、461c、471cにより、第2の予熱ユニット11bの中に送られて、第2のシミュレーションバーンユニット12bからの出口の成分と混合され、固態酸化物燃料電池の陽極の出口状態が得られる。
【0029】
図4は、本発明に係わる第3の実施例の概念図である。本発明は、図のように、更に、当該第1のシミュレーションバーンユニット12aの後端に二つの互いに連接される測定物が設置され、当該測定物は、シーケンシャルバーナーである第1の測定物6aと熱交換器である第2の測定物6bであり、これにより、同時に、第1の測定物6aと第2の測定物6bとの二つの測定物のテストが行われる。
【0030】
図5は、本発明に係わる第4の実施例の概念図である。本発明は、図のように、使用する時、熱シミュレータ1の予熱ユニット11とシミュレーションバーンユニット12に、改質炉7と蒸気ボイラー2、送気ユニット4及び空気圧縮機3を合わせて、シーケンシャルバーナー以外の全ての素子である測定物6のテストが行われ、例えば、熱交換器等である。
【0031】
当該予熱ユニット11は、通過する気体を、所定の温度(400〜600℃)に予熱して、シミュレーションバーンユニット12に、足りない熱量を補充する。
【0032】
当該シミュレーションバーンユニット12は、当該予熱ユニット11の一端に設置され、一部の燃料をバーンして気体の温度を上昇させ、必要とする気体成分が生成され、また、シーケンシャルバーナー以外の全ての素子(例えば、熱交換器である)の出口成分を模擬することに供する。
【0033】
当該改質炉7は、当該第1のシミュレーションバーンユニット12に連接され、炭化水素燃料を、水素を一杯含有する気体にする。
【0034】
蒸気ボイラー2は、当該改質炉7に連接され、当該改質炉7に、必要な蒸気を供給し、また、当該蒸気ボイラー2と改質炉7との間に、マスフローコントローラー22がある。
【0035】
当該送気ユニット4は、当該改質炉7に連接され、メタン(CH4)や天然ガスを供給する送気鋼円筒であり、また、当該送気ユニット4と改質炉7との間に、マスフローコントローラー48がある。
【0036】
当該空気圧縮機3は、当該予熱ユニット11に連接され、必要とする圧縮エアを供給し、また、当該空気圧縮機3と予熱ユニット11との間に、マスフローコントローラー33がある。
【0037】
当該測定物6は、当該シミュレーションバーンユニット12に連接される熱交換器である。
【0038】
当該第4の実施例は、第1の実施例の延伸状態であり、元に外部から供給される燃料や蒸気が、改質炉7により供給され(必要とする燃料や蒸気が含まれる)、そのため、固態酸化物燃料電池やシーケンシャルバーナー以外の全ての素子のテストが行われる。
【0039】
以上のように、本発明に係わる燃料電池熱シミュレータは、有効的に従来の欠点を改善でき、可藉由予熱ユニットとシミュレーションバーンユニットに、蒸気ボイラーと空気圧縮機、複数の送気ユニット、ミキサー及び改質炉を合わせて、シーケンシャルバーナーや熱交換器及び他の素子をテストすることができ、固態酸化物燃料電池の代わりに、必要とする素子の初期システム統合テストを行い、テストコストを低下する効果が得られ、そのため、本発明は、実用的であり、法に従って、特許請求を出願する。
【0040】
以上は、ただ、本発明のより良い実施例であり、本発明に係わる特許請求の範囲は、それによって制限されず、本発明に係わる特許請求の範囲及び明細書内容に従って、等価の変更や修正は、全てが、本発明に係わる特許請求の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明に係わる基本構造の概念図
【図2】本発明に係わる第1の実施例の概念図
【図3】本発明に係わる第2の実施例の概念図
【図4】本発明に係わる第3の実施例の概念図
【図5】本発明に係わる第4の実施例の概念図
【図6】従来の配置状態の概念図
【符号の説明】
【0042】
(本発明部分)
1 熱シミュレータ
1a 第1の熱シミュレータ
1b 第2の熱シミュレータ
11 予熱ユニット
11a 第1の予熱ユニット
11b 第2の予熱ユニット
111 吸込管
12 シミュレーションバーンユニット
12a 第1のシミュレーションバーンユニット
12b 第2のシミュレーションバーンユニット
2 蒸気ボイラー
21、22 マスフローコントローラー
3 空気圧縮機
31、31a マスフローコントローラー
32、33 マスフローコントローラー
4 送気ユニット
4a 第1の送気ユニット
4b 第2の送気ユニット
4c 第3の送気ユニット
41、41a マスフローコントローラー
42b、43b 送気鋼円筒
421b、431b マスフローコントローラー
44c、45c、46c、47c 送気鋼円筒
441c、451c、461c、471c マスフローコントローラー
48 マスフローコントローラー
5 ミキサー
6 測定物
6a 第1の測定物
6b 第2の測定物
7 改質炉
(従来部分)
8 固態酸化物燃料電池
80 エア用熱交換器
81 シーケンシャルバーナー
811 起動燃料
82 空気圧縮機
821 エアスタートアップ
83 エア
84 蒸気生成器
85 水槽
86 水ポンプ
87 混合ガス用熱交換器
871 改質炉
88 燃料/蒸気ミキサー
881 燃料用予熱器
882 燃料ポンプ
883 燃料

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも、
通過する気体を予熱する少なくとも一つの予熱ユニットと、
当該予熱ユニットの一端に設置され、一部の燃料をバーンして気体の温度を上昇させ、必要とする気体成分が生成される少なくとも一つのシミュレーションバーンユニットと、
が含有されることを特徴とする燃料電池熱シミュレータ。
【請求項2】
当該予熱ユニットは、電熱方式により気体を予熱することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池熱シミュレータ。
【請求項3】
当該予熱ユニット上に、複数の吸込管が設置されることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池熱シミュレータ。
【請求項4】
少なくとも、
通過する気体を予熱する予熱ユニットと、
当該予熱ユニットの一端に設置され、一部の燃料をバーンして気体の温度を上昇させ、必要とする気体成分が生成されるシミュレーションバーンユニットと、
当該予熱ユニットに連接され、必要とする蒸気を供給する蒸気ボイラーと、
当該予熱ユニットと当該シミュレーションバーンユニットに連接され、必要とする圧縮エアを供給する空気圧縮機と、
当該シミュレーションバーンユニットに連接される送気ユニットと、
当該送気ユニット、当該空気圧縮機及び当該シミュレーションバーンユニットに連接され、多種類の気体を混合するミキサーと、
当該シミュレーションバーンユニットに連接される測定物と、
が含有されることを特徴とする燃料電池熱シミュレータ。
【請求項5】
当該送気ユニットは、メタン(CH4)や天然ガスを供給する送気鋼円筒であることを特徴とする請求項4に記載の燃料電池熱シミュレータ。
【請求項6】
当該測定物は、熱交換器であることを特徴とする請求項4に記載の燃料電池熱シミュレータ。
【請求項7】
当該蒸気ボイラーと当該予熱ユニットとの間、当該空気圧縮機と当該予熱ユニットとの間、当該空気圧縮機と当該ミキサーとの間及び当該送気ユニットと当該ミキサーとの間に、それぞれ、マスフローコントローラー(MFC)があることを特徴とする請求項4に記載の燃料電池熱シミュレータ。
【請求項8】
少なくとも、
通過する気体を予熱する第1の予熱ユニットと、
通過する気体を予熱する第2の予熱ユニットと、
当該第1の予熱ユニットの一端に設置され、一部の燃料をバーンして気体の温度を上昇させ、必要とする気体成分が生成される第1のシミュレーションバーンユニットと、
当該第2の予熱ユニットの一端に設置され、一部の燃料をバーンして気体の温度を上昇させ、必要とする気体成分が生成される第2のシミュレーションバーンユニットと、
当該第1の予熱ユニットに連接され、必要とする圧縮エアを供給する空気圧縮機と、
当該第1のシミュレーションバーンユニットに連接される第1の送気ユニットと、
当該第2のシミュレーションバーンユニットに連接される第2の送気ユニットと、
当該第2の予熱ユニットに連接される第3の送気ユニットと、
当該第1のシミュレーションバーンユニットと当該第2の予熱ユニットに連接される測定物と、
が含有されることを特徴とする燃料電池熱シミュレータ。
【請求項9】
当該第1の送気ユニットは、メタン(CH4)や水素(H2)を供給する送気鋼円筒であることを特徴とする請求項8に記載の燃料電池熱シミュレータ。
【請求項10】
当該第2の送気ユニットは、水素(H2)や酸素(O2)を供給する送気鋼円筒であることを特徴とする請求項8に記載の燃料電池熱シミュレータ。
【請求項11】
当該第3の送気ユニットは、メタン(CH4)や水素(H2)、一酸化炭素(CO)及び二酸化炭素(CO2)を供給する送気鋼円筒であることを特徴とする請求項8に記載の燃料電池熱シミュレータ。
【請求項12】
当該測定物は、シーケンシャルバーナーであることを特徴とする請求項8に記載の燃料電池熱シミュレータ。
【請求項13】
当該測定物は、互いに連接されるシーケンシャルバーナーと熱交換器であることを特徴とする請求項8に記載の燃料電池熱シミュレータ。
【請求項14】
当該空気圧縮機と当該第1の予熱ユニットとの間、当該第1の送気ユニットと当該第1のシミュレーションバーンユニットとの間、当該第2の送気ユニットの各送気鋼円筒と第2のシミュレーションバーンユニットとの間及び当該第3の送気ユニットの各送気鋼円筒と当該第2のシミュレーションバーンユニットとの間に、それぞれ、マスフローコントローラーがあることを特徴とする請求項8に記載の燃料電池熱シミュレータ。
【請求項15】
少なくとも、
通過する気体を予熱する;予熱ユニットと、
当該予熱ユニットの一端に設置され、一部の燃料をバーンして気体の温度を上昇させ、必要とする気体成分が生成されるシミュレーションバーンユニットと、
当該予熱ユニットに連接され、気体を水素を含む気体にする改質炉と、
当該改質炉に連接され、当該改質炉に必要とする蒸気を供給する蒸気ボイラーと、
当該改質炉に連接される送気ユニットと、
当該予熱ユニットに連接され、必要とする圧縮エアを供給する空気圧縮機と、
当該シミュレーションバーンユニットに連接される測定物と、
が含有されることを特徴とする燃料電池熱シミュレータ。
【請求項16】
当該送気ユニットは、メタン(CH4)を供給する送気鋼円筒であることを特徴とする請求項15に記載の燃料電池熱シミュレータ。
【請求項17】
当該測定物は、熱交換器であることを特徴とする請求項15に記載の燃料電池熱シミュレータ。
【請求項18】
蒸気ボイラーと当該改質炉との間、当該送気ユニットと当該改質炉との間及び当該空気圧縮機と当該予熱ユニットとの間に、それぞれ、マスフローコントローラーがあることを特徴とする請求項15に記載の燃料電池熱シミュレータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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