説明

物を保護するための方法及び装置

本発明は、商品(2)、特に陳列品を、窃盗から保護するための装置(1)に関する。装置は、センサ(3)が反応したときに警報を始動させ、保護すべき商品を守るために、制御警報装置(4)と接続されたセンサを含む。また、装置(1)は、人が陳列された商品(2)に近づいたか否か、または商品(2)が除去されたが持ち去られていないときを検出するための装置を含む。この目的のために、センサ(7)は、人が近づいたとき、または商品(2)が除去されたときに反応し、制御警報装置(4)と制御接続される。制御警報装置(4)は、陳列された商品(2)を示すための製品情報機器(13)と接続される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物を保護するための方法に関する。特に、物が盗まれると警報を出す、陳列された商品アイテムに関する。さらに、本発明は、その方法を実行するための装置に関する。窃盗から、特に陳列された商品アイテム含む物を保護するために、設備は、センサが保護すべき物に添付されるように構成され、反応したとき警報を起動するために検査警報機器と接続されるセンサが設けられる。
【背景技術】
【0002】
電線を介して検査警報機器と接続されたセンサ手段によって、物を盗難から保護するために、制約なく示された物を監視することは、当技術分野において周知である。電線または盗難防止用の装置が操作されたとき、またはセンサが除去されたときに、検査警報機器は音声及び映像警報を作動する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
また、販売宣伝システムは、例えば無限ループの音声、映像による広告を使用することが知られている。しかしながら、それらには特定製品に関連し、特定の情報の要求に合わせられた広告をぴったり指定時刻に起動することができないという欠点があり、このとこにより、高範囲の損失をもたらす。
【0004】
最初に言及したタイプの方法及び装置を提供することが、本発明の目的である。その方法及び装置は、具体的な製品関連の広告を可能にし、さらに同時に、陳列された物における信頼性の高い監視を提供し、特に設備及び設定において出費が比較的少なくてすむ。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この目的を達成するために、本発明の方法に関しては、物が盗まれたとき作動する警報とは別に、人が物に近づいたとき、または物を持ち去ることなく除去させたときに記録機能を実行し、少なくとも1つのアクションを記録と共に開始し、そのアクションは少なくとも陳列された物についての製品情報を含むことを提案する。
【0006】
装置に関しては、装置は、人が陳列された物に近づいたとき、または物を持ち去ることなく除去させたときに記録機能を実行する記録装置を含み、このため、センサは、人が近づいたとき、または物を除去させたときに反応し、検査警報装置との通信を制御するように設定され、検査警報装置は陳列された物を見せるために製品情報機器に接続されることを提案する。
【0007】
盗難防止用の機器としてすでに設定されている検査警報機器に接続された物に、人が近づいたときまたはその物を人が除去するときに、動作可能な追加設定の記録センサを使用して記録することにすれば、例えば展示機能などで、見せる場所でも、簡単な方法で見込みのある顧客/見学者の興味を引くことができる。通常すでに設定されている盗難防止用の機器の必須の要素が共有され得ることを考慮すれば、補助的な機能として製品情報を追加することによって、簡易で経済的システムを拡張しうる。
【0008】
これは、特に集約的に、迅速に、且つ効率的に、情報の包括化が可能になるので、陳列された物の製品情報は音声映像機器によって示されるのが好ましい。音声映像の製品情報は、特にデジタルプレーヤ、画像表示用の接続された画像表示ユニット、場合によってはスピーカ及び/または視聴用のヘッドホンを有する、ビデオデータベースを含む製品情報機器によって出力されてもよい。
【0009】
通常、制約なく示すことは、多数の物を含む。さらなるアクションとして、イベントがカウントされ、及び/またはその日の日付及び/または時刻が記録されるとき、検出内容は、陳列された物の魅力についての情報を得るため、統計分析における後の参照用に、その日の日付及び時刻と共に格納されてもよい。このため、検査警報機器は、イベントカウント、及び/または、イベントの日付及び/または時刻を格納するための格納メモリを含む。
【0010】
現在起こっているイベントが検出されないときは、製品関連の宣伝は示されず、代わりに、一般的な広告がその間に示されてもよい。これは、陳列された物の製造業者の広告またはマーケットの広告を含んでもよい。例えば、上記統計データに加えてこれらの宣伝期間を、評価してもよいし、及び/または製造業者に売り込んでもよい。
【0011】
特に、情報技術の分野における電子製品及び音声/画像機器は、一般に制約なく且つ大量に示される。従って、窃盗警報が作動したとき、迅速に窃盗の場所を見つけられることは難しい。
【0012】
従って、窃盗の場合に、音声警報が作動し、保護すべき物に関する、少なくとも1つの映像警報が音声映像の製品情報用に設けられた機器によって生成されるのであれば有用である。
【0013】
窃盗警報の場合は、盗まれた物に関連する画像表示ユニット上に、製品関連の警報通知を出力することができ、このことにより、迅速に窃盗の位置を見つけられる。
【0014】
同じ構造を用いて、制約なく示される物を監視下に設定することができ、さらに一方で、警報のときに迅速に製品に関する視覚化が可能となり、他方で物の宣伝が可能となり、このことにより、投資における大幅な経費の軽減及び統計データの取得/販売がもたらされる。
【0015】
記録センサが、例えば香りや風などの、他の感覚器官にも対応するアクションを含むさらなる宣伝アクションを始動させることができることにも言及しておくべきであろう。
【0016】
記録機器のセンサは運動センサであってもよい。そのセンサは、見込み客が近づいたとき、または見込み客が陳列された製品の前に立ったときに、製品情報を開始するよう動作する。さらなるアクションは、この場合必要ない。
【0017】
しかしながら、記録機器のセンサは除去センサである可能性もある。この場合、見込み客が製品を手に取り、製品に明白な興味を示すまでは、製品情報は開始されない。その結果、通りすがりの顧客によって引き起こされる誤った起動は回避される。
【0018】
いずれにせよ、見込み客が陳列された製品の辺りの所定範囲内にいるときは、製品情報は起動される。
【0019】
そのセンサは、距離測定用の専用近接センサとして使用されてもよい。この距離センサは、保護すべき陳列された物の近くに配置され、センサと保護すべき物またはセンサに近づいてきた人との距離を検出する。
【0020】
特に、測定された距離は、必要に応じて、製品関連の情報、及び/または、初期警告及び窃盗警告を起動する信号伝達機能のために評価されてもよい。製品が取り除かれ、例えば2m等の距離内にあるときは、例えば、人のアクションが記録されたことをユーザに知らせるためにオレンジ色のLED光を発光させることによって、記録信号が出されてもよい。人が製品と共に距離センサから2m以上離れたとき、例えば、これは窃盗として解釈され、警報が始動する。
【0021】
人が陳列された物に近づいたとき、必要に応じて初期警告と共に製品情報が開始される。例えば、近接センサは、陳列された物が触られたときに、反応するように構成されてもよい。それ故、陳列された物に近づいたり、取り除いたり、触ったりしたときに、アクションは発せられてもよい。
【0022】
記録機器のセンサは、スイッチであってもよい。特に、機械スイッチ、容量性スイッチ、誘導性スイッチ、光電スイッチ、または磁気スイッチであってもよい。
【0023】
記録機器のセンサが、対盗難センサ配置の一部であることが特に好ましい。なぜなら、これは既存の装置を多用途に利用できるようにするからである。
【0024】
好ましい実施形態において、対盗難センサ配置は、保護すべき物に添付されたセンサを含んでもよい。そのセンサは、ケーブルリトラクタに巻きつけたケーブルを介して検査警報機器と接続される。記録機器のセンサは、巻きつけたケーブルが引かれてケーブルリトラクタから離れたときを検出するように構成される。ケーブルリトラクタは「端正な」外見を示す。
【0025】
センサは、ケーブルリトラクタの筐体に取り付けられたリード接点と、引き抜きタイプのケーブルに取り付けられた磁石と、を含む磁気スイッチとして構成されてもよい。
【0026】
この配置において、ケーブルに取り付けられた磁石は、粗雑に巻きつけた状態のケーブルに隣接して備わるケーブル停止部として構成されるのが好ましい。
【0027】
このようなセンサの配置は、とりわけ、容易に改装できるという利点をもたらす。
【0028】
本発明の装置及びその方法は、主として製品アイテムを保護することに関係している。それらは、見学者に説明/情報を提供する一方、絵画などの展示品を窃盗から保護する、展示会やギャラリーにおける有効性を見出してもよい。窃盗検出センサは、好ましくは、フレームまたは同様のものに添付されてもよい。さらに、記録センサは、好ましくは、見学者の存在を記録するときに情報の出力を開始する運動センサである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
本発明の必須の詳細は、より詳しく以下2つの実施形態を参照して記述される。
【0030】
図1に示す装置1は、2つの目的を果たす。2つの目的は、窃盗に対して、陳列された商品アイテム即ち物2を保護する目的と、人が物2に近づいたとき、または物を持ち去ることなく除去させたときに、記録機能を実行する目的である。記録機能が実行されたときに、少なくとも1つのアクション、すなわち陳列された物についての製品情報が開始される。
【0031】
1つまたはいくつかの陳列棚6の中の、例えば携帯電話などを含む物2は、見込み客にとって自由に利用しやすい。装置1の構成により、250以下のアイテムが監視を受けて、音声映像機器によって示される。
【0032】
装置1は、保護すべき物2に添付され、検査警報機器4にケーブル5によって接続された窃盗検出センサ3を含む。センサ3が物2から取り外され、またはケーブル5が切断/操作されて、センサ3が反応すると、窃盗警報が生成される。
【0033】
人が、陳列した物2に近づき、または物2を除去させたとき、これは記録機器によって記録される。そのとき、次のアクションは音声映像の製品情報である。ここに示す実施形態において、記録機器は、ケーブル8を介して、盗難防止用の機器として設けられた検査警報機器4との制御通信をなす除去センサ7を含む。従って、両方の機能は1つの共有の検査警報機器だけを必要とする。
【0034】
窃盗検出センサ3に接続されたケーブル5は、ケーブルリトラクタ9に巻きつける。
【0035】
除去センサ7は、巻きつけたケーブル5がケーブルリトラクタ9から解かれたときを検出するように設定される。
【0036】
ここに示す実施形態において、センサ7は、引き抜きタイプのケーブル5に取り付けられた磁石12に加えてケーブルリトラクタの筐体10に取り付けられたリード接点11をも有する磁気スイッチとして構成される。
【0037】
リード接点は、好ましくはプラスチック内に埋め込みされ、ケーブルリトラクタの筐体10上または内に取り付けられてもよい。ケーブルが引き抜かれて、磁石が停止位置から離れ、リード接点の磁界が遮断されるとすぐに、リード接点を切り替える永久磁石としての機能に加えて、磁石12は、停止位置におけるケーブル5及び接続されたセンサ3の引っ張りを軽減するケーブル停止部の追加の機能を有する。本実施形態において、この配置で、ケーブル5に添付された磁石12は、粗雑に巻きつけた状態のケーブル5に隣接して備わり、筐体10によって規定されるケーブル停止部として機能する。
【0038】
センサ7(イベントセンサ)のためのこの配置において、容易に改装でき、低コストで頑丈なアイテムであり、省スペースであることが、特に有利である。
【0039】
陳列された物2を示すために、製品情報機器13は検査警報機器4との制御通信をなす。製品情報機器13はビデオデータベースを有する機能ブロック14と、画像表示ユニット15はもちろんデジタルプレーヤも含む。破線は、複数の、例えば10個の製品情報機器13が検査警報機器4に接続されていることを表す。
【0040】
どの除去センサ7が起動されたかによって、関連する製品情報が、ビデオデータベースから読み出され、画像表示ユニット15に表示される。
【0041】
製品情報機器13は、1つの物2、または多数の、特に1グループの陳列された同様の物に割り当てられる。いくつの物2が製品情報機器13に割り当てられるかは、とりわけ物の大きさに依存する。例えば、25個の展示物2が、ビデオデータベース及び画像表示ユニット15はもちろんデジタルプレーヤも有する1つの製品情報機器13を共有してもよい。
【0042】
モジュール設計により、装置1は与えられた条件に従って個別に設定され得る。それ故に、既存の窃盗検出用の装置は、1つまたは複数の製品情報機器13及び1つまたは複数の除去センサ7を含むように即座に比較的容易に拡張でき、具体的な製品情報の出力を可能とするシステムを提供できる。一方、製品情報機器13またはいくつかのこのような装置は、1つまたはいくつかの除去センサ7を備えるスタンドアロンとして使用されてもよい。
【0043】
図2は、もう1つの実施形態において、近接センサが距離センサ7aとして構成される装置1aを示す。
【0044】
ここに示す実施形態において、距離センサ7aは、好ましくは検査警報機器4aに組み込まれた受信部16と接続するアンテナ17または同様の検出要素を含む。アンテナ17は、保護すべき物2の後方に及び/または陳列棚6の後方に配置される。
【0045】
距離センサ7aは、人及び/または保護すべき物2及び/または保護すべき物2に添付されたセンサ3aと、距離センサ7aのアンテナ17との相対距離を検出する働きを有する。
【0046】
距離センサ7aと組み合わせることにより、検査警報機器4aは、保護すべき物2が近づかれ、触れられ、または所定の除去距離内で動かされるときに、信号を生成し、この除去距離を越えたときに、窃盗警報を作動させるように設定され、及び/または調整可能である。
【0047】
本実施形態において、センサ3aは保護すべき物2に添付されている。そのセンサは、送信器と、少なくとも、マイクロスイッチ、または、供給バッテリのバッテリ監視用はもちろん商品監視用の安全フィルムのためのデジタル/アナログ入力を含む。
【0048】
距離センサ7aは、人がアンテナ17に近づいたときにも反応する。その動作範囲は、例えば2メートルである。距離センサ7aは、陳列された物2に割り当てられたこのアンテナ17に人が近づいたか否か、及びどれくらいの距離近づいたかを検出することができる。
【0049】
また、この距離センサ7aは、センサ3aを備えた製品2とアンテナ17との間の距離をアンテナ17を介して検出する。従って、製品が棚6から取り外されたか否か、元の場所からどれくらい離れたかが規定され得る。例えば、これにより、人のアクションが記録されたことをユーザに知らせるために、記録信号が出され得る。特に、近接センサまたは距離センサ7aが応答すると、製品関連の宣伝及び情報機能が顧客のために開始される。物2が元の場所からより遠くに運ばれたときに、窃盗警報が作動してもよい。
【0050】
必要に応じて、対応する信号によって、除去された物2を建物内で追跡することがさらになされてもよい。追跡中、センサ3aは、製品に別途添付されたトランスポンダチップ(RFID)に相当する機能を有する。
【0051】
さらに、距離センサ7aは、アンテナ17を介して、近づいてきた人が装置を操作するように承認されているか否かを検出してもよい。このような人は、対応するIDデータをアンテナ17及び受信部16または検査装置4aに送信する電子鍵18を持つ。従って、特に容量性送信を有する無線の承認検査が行われる。
【0052】
距離センサ7aは、監視されるべき1つの場所にいくつかのアンテナ17を含み得る。アンテナは、とりわけ保護すべき物2が除去される方向も検出できるように配置される。また、マーケットまたは同様の建物内において、いくつかのアンテナを、例えば5mなどの所定の間隔で配置することができる。従って、その建物において製品を追跡することができる。
【0053】
いくつかの距離センサ7aは検査警報機器4aに接続されてもよく、1つの受信部16は、1つの監視場所にそれぞれ割り当てられたいくつかのアンテナ17と接続してもよい。
【0054】
近接及び/または接触のセンサは、皮膚及び静電近接場の伝導性を利用するものであり、この場合、情報の転送が皮膚を介して可能であり、一方、人による電界の変化が検出可能であることが注目される。
【0055】
この配置において、例えば、電子鍵18(図2)に組み込まれた送信器は、静電界を生成するために使用され、その信号を人の皮膚に連結させるが、直接皮膚に接触することがなくても機能する。データを、皮膚表面全体に広げる信号電圧に調節することによって、情報項目は、例えば識別目的のために送信される。
【0056】
実際には、下記の構造が可能である。
【0057】
皮膚を介して起動データを送信する場合に、人体の近くに持った小さな送信器が、電界を生成する。その電界を介して、コード化された情報項目は、直接にまたは容量的に結合されて、1つまたはいくつかの受信器に送信され得る。このようにして、送信された情報は物または人を識別する。
【0058】
しかしながら、送信器を備えた物が人体に極めて近接しているときに限り、このような信号が受信され得る。そのとき、切り換え操作は、迅速に解除され得る。しかしながら、このプロセスは反転もする。これらの物が除去されると、送信が中断され、迅速な切り換え操作が同様に行われる。
【0059】
近づいてきた人や静電界の範囲内にいる人による電界の変化を検出することもできる。従って、人体が近づいたときに受動的に人体の存在を検出し、例えば製品情報等のアクションを始動するためにこの状態を使用する。
【0060】
信号の能動送信と対照的に、人体が近づいたことを受動検出することは、識別機能を含まない。
【0061】
例えば、送信器を有するセンサ3aが保護すべき物2に添付されている場合は、物2に添付された送信器がその信号を人の皮膚表面に連結し、その過程で静電界を生成するので、泥棒によって盗まれた物2の窃盗を検出することができる。マーケットのさまざまな場所に分散された受信器を介して、この電界が受信され、評価される。従って、盗まれた物は追跡され得る。
【0062】
従って、近接センサ7及び/または保護すべき物2に添付されたセンサ3が送信器を備えている場合に、さまざまな用途で利用され得る静電界が生成され得る。上述したように、静電界は、人の皮膚表面に連結され得、例えばデータを送信するために利用され得る。一方、人が近づいたことによる静電界の変化を評価することは、アクションを始動させるのに使用され得る。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】窃盗に対して保護し、製品情報を自動的に出力するための装置である。
【図2】距離センサを含む、図1の装置によく似た装置である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物(2)、特に陳列された商品アイテムが盗まれたときに警報が出される物(2)を保護するための方法であって、
物(2)が盗まれたときに作動する警報とは別に、
人が物(2)に近づいたとき、または物を持ち去ることなく除去させたときに、記録機能を実行し、
少なくとも1つのアクションを、前記記録と共に開始し、
前記アクションは、少なくとも陳列された物(2)についての製品情報を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記アクションは、少なくとも陳列された物(2)についての音声、映像による製品情報であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
さらなるアクションとして、イベントがカウントされ、及び/またはその日の日付及び/または時刻が記録されることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
窃盗の場合に、可聴警報が作動し、保護すべき物の、少なくとも1つの視覚的な警報が音声、映像による製品情報用に設けられた機器によって発せられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の方法。
【請求項5】
保護すべき物(2)の近くに配置された距離センサ(7a)と、保護すべき物(2)または近づいてきた人との間の距離を測定するステップと、
少なくとも製品関連情報及び/または初期警告及び窃盗警告を起動するために、測定結果を評価するステップと、を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の方法。
【請求項6】
人が物(2)に近づいたときに、無線の承認検査を実行するステップを含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の方法。
【請求項7】
物(2)が盗まれた場合、所定の空間内で物(2)のそれぞれの位置を検出し、追跡するステップを含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の方法。
【請求項8】
保護すべき物(2)に添付されるように構成された、反応時に警報が作動するために検査警報装置(4)と接続されるセンサ(3)を含み、特に請求項1乃至7に記載の方法を実行するための、物(2)、特に陳列された商品アイテムを窃盗に対して保護するための装置(1,1a)であって、
人が陳列された物(2)に近づいたとき、または物を持ち去ることなく除去させたときに、記録機能を実行する記録装置を含み、
このため、センサ(7,7a)は、人が近づいたとき、または物(2)を除去させたときに反応し、検査警報装置(4,4a)と制御通信をなすように設定され、
前記検査警報装置(4,4a)は陳列された物を示すために製品情報機器(13)に接続されることを特徴とする装置。
【請求項9】
前記製品情報機器(13)は、ビデオデータベースを含み、特にデジタルプレーヤ、画像表示用の接続された画像表示ユニット(15)、場合によってはスピーカ及び/または視聴用のヘッドホンを有することを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記製品情報機器(13)は、多数の、特に1グループの陳列された同様の物(2)に割り当てられることを特徴とする請求項8または9に記載の装置。
【請求項11】
前記検査警報機器(4,4a)は、イベントカウント、及び/または、イベントの日付及び/または時刻を格納するための格納メモリを含むことを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1つに記載の装置。
【請求項12】
前記記録機器の前記センサ(7)は、運動センサであることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1つに記載の装置。
【請求項13】
前記記録機器の前記センサ(7)は、除去センサであることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1つに記載の装置。
【請求項14】
前記記録機器の前記センサ(7)は、対盗難センサ配置の一部であることを特徴とする請求項8乃至13のいずれか1つに記載の装置。
【請求項15】
前記対盗難センサ配置は、保護すべき物(2)に添付されたセンサ(3)を含み、前記センサは、ケーブルリトラクタ(9)に巻きつけたケーブル(5)を介して検査警報機器(4)と接続され、
前記記録機器の前記センサ(7)は、巻きつけたケーブル(5)が引かれてケーブルリトラクタ(9)から離れたときを検出するように構成されることを特徴とする請求項8乃至14のいずれか1つに記載の装置。
【請求項16】
前記記録機器の前記センサ(7)は、スイッチであり、特に機械スイッチ、容量性スイッチ、誘導性スイッチ、光電スイッチ、または磁気スイッチであることを特徴とする請求項8乃至15のいずれか1つに記載の装置。
【請求項17】
前記磁気スイッチは、ケーブルリトラクタの筐体(10)に取り付けられたリード接点(11)と、引き抜きタイプのケーブル(5)に取り付けられた磁石(12)と、を含むことを特徴とする請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記ケーブル(5)に取り付けられた前記磁石(12)は、粗雑に巻きつけた状態のケーブルに隣接して備わるケーブル停止部として機能することを特徴とする請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記近接センサは、人及び/または保護すべき物(2)に添付されたセンサ(3a)及び/または保護すべき物(2)と、距離センサ(7a)との相対距離を検出するように設定された距離センサ(7a)であることを特徴とする請求項8乃至18のいずれか1つに記載の装置。
【請求項20】
前記距離センサ(7a)は、少なくとも1つのアンテナ(17)、または好ましくは検査警報機器(4a)に組み入れられた受信部(16)と接続される同様の検出要素を含むことを特徴とする請求項19に記載の装置。
【請求項21】
前記距離センサ(7a)は、保護すべき物(2)の後方に配置されることを特徴とする請求項19または20に記載の装置。
【請求項22】
距離センサ(7a)と組み合わせることで、前記検査警報機器(4a)は、保護すべき物(2)が所定の除去距離内で動かされているときは信号を生成し、前記除去距離を越えたときは窃盗警報を生成するように設定され及び/または調整可能であることを特徴とする請求項19乃至21のいずれか1つに記載の装置。
【請求項23】
保護すべき物(2)に添付されたセンサ(3a)は、少なくとも1つの送信器と、必要に応じて、マイクロスイッチ、または、供給バッテリのバッテリ監視用はもちろん商品監視用の安全フィルムのためのデジタル/アナログ入力を含むことを特徴とする請求項8乃至22のいずれか1つに記載の装置。
【請求項24】
前記近接センサ(7)及び/または前記距離センサ(7a)は、操作スタッフが使用可能な電子鍵(18)から承認データを受信するように構成されることを特徴とする請求項8乃至23のいずれか1つに記載の装置。
【請求項25】
近接センサ(7)及び/または保護すべき物(2)に添付されたセンサ(3)は、静電界を生成するため、必要に応じて、静電界を人の皮膚表面に連結するため、または人が近づいたことによる静電界の変化を評価するための送信器を含むことを特徴とする請求項8乃至24のいずれか1つに記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2009−505253(P2009−505253A)
【公表日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−526439(P2008−526439)
【出願日】平成18年8月16日(2006.8.16)
【国際出願番号】PCT/EP2006/008083
【国際公開番号】WO2007/020071
【国際公開日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【出願人】(505328351)チェックポイント・システムズ・インターナショナル・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング (4)
【氏名又は名称原語表記】CHECKPOINT SYSTEMS INTERNATIONAL GMBH
【Fターム(参考)】