説明

物品の保持装置及び物品の保持装置を備えた自動車用シート

【課題】自動車用シート等に設けられる、袋類や荷物を保持する物品の保持装置を提供する。
【解決手段】自動車用シート50のシートバック52に固定される固定体12と、固定体12に着脱可能に取り付けられる保持体14とを有し、固定体12は、シートバック52に固定する爪片20を備えた固定部16と保持体14を着脱可能に取り付ける固定体側着脱部18を有し、保持体14は、固定体側着脱部18に着脱可能に取り付けられる取付金具36と物品を保持する帯状部材38とを有して物品の保持装置10を構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車用シート等に設けられ、買い物袋や傘等が取り付けられる物品の保持装置及び物品の保持装置を備えた自動車用シートに関する。
【背景技術】
【0002】
従来自動車には、ヘッドレストやシートバックにフックを設け、買い物袋やコンビニエンスストアでの、いわゆるレジ袋を掛けたり、筒状の袋を車内に設け、雨天時に傘を収納させるようにした保持装置の例が知られている。また、自動車用シートのシートバックにベルトを設け、ベルトにベビーカーや荷物等を固定させる発明が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−36153号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記シートバックに設けられた固定用ベルトは、シートバックから取り外すことができず、固定用ベルトを使用しない場合に邪魔になることがあった。また、自動車用シートにフックや収納具等を設けた場合、フックはフックとして、収納具は収納具として使用するのみであり、使用目的を外れた使用ができず、用途が限定されていた。また、各種の使用用途を実現させるためには、多種類の器具を自動車用シートに取り付けなければならず、コストの面や美観の観点から支障があった。
【0005】
本発明は、各種の用途に使用でき、低コストで、美観に優れた物品の保持装置、及び使い勝手の良好な物品の保持装置を備えた自動車用シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するため、物品の保持装置及び物品の保持装置を備えた自動車用シートを次のように構成した。
【0007】
物品の保持装置は、取付面に固定される固定体と、固定体に着脱可能に取り付けられる保持体とを備え、固定体は、所望の取付面に固定する固定手段を備えた固定部と、保持体を着脱可能に取り付ける固定体側着脱部を有し、保持体は、固定体側着脱部に着脱可能に取り付けられる保持体側着脱部と、物品等が保持される保持部とを有して構成する。
【0008】
物品の保持装置を備えた自動車用シートは、上記物品の保持装置を例えば自動車用シートのシートバックの背面に設けて構成する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、使い勝手が良好になり、各種の物品を保持できるとともに、低コストで製造でき、しかも美観を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明にかかる第1の実施形態の物品の保持装置を備えた自動車用シートを示す斜視図である。
【図2】同物品の保持装置を示す平面図である。
【図3】同物品の保持装置の固定体を示す側面図である。
【図4】同物品の保持装置を示す分解斜視図である。
【図5】同物品の保持装置の固定体を示す断面図である。
【図6】同物品の保持装置の保持体を示す斜視図である。
【図7】同物品の保持装置を組み付けた自動車用シートを示す斜視図である。
【図8】同物品の保持装置を組み付けた自動車用シートを示す斜視図である。
【図9】第2の実施形態にかかる物品の保持装置を示す斜視図である。
【図10】同物品の保持装置の固定体を示す正面図である。
【図11】同物品の保持装置の保持体を示す正面図である。
【図12】同物品の保持装置を示す分解側面図である。
【図13】同物品の保持装置を示す側面図である。
【図14】同物品の保持装置の固定体の他の例を示す断面斜視図である。
【図15】同物品の保持装置の固定体の他の例を示す断面斜視図である。
【図16】同物品の保持装置の固定体の他の例を示す断面図である。
【図17】物品の保持体の他の例を示す側面図である。
【図18】物品の保持体の他の例を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1〜図8は、本発明の第1の実施形態にかかる自動車用シート50に設けた物品の保持装置を示す図である。
【0012】
図1に、保持装置10を備えた自動車用シート(被取付体)50を示す。自動車用シート50は、シートバック52と、シートクッション54と、脚部56等から構成された助手席シートであり、自動車の運転席シートの左右いずれか側方に設けられている。
【0013】
シートバック52とシートクッション54の間にはヒンジ機構が設けてあり、シートバック52とシートクッション54はヒンジ機構により回動自在に連結されている。シートバック52の上部には、ヘッドレスト58が設けられている。ヘッドレスト58は下方に支持バーを有し、支持バーを介してシートバック52に上下方向に移動可能に取り付けられている。
【0014】
シートバック52の背面(取付面)に保持装置10が設けられている。図2に、保持装置10を示す。保持装置10は、固定体12と、固定体12に着脱可能に取り付けられる保持体14とから構成され、自動車用シート50のシートバック52の背面に固定体12が2対、計4箇所設けられている。
【0015】
固定体12を、図3、図4に示す。固定体12は、固定部16と固定体側着脱部18から形成されている。固定部16は枠体状で、裏面に爪片(固定手段)20を備え、左右側壁の中央に軸受部22が形成されている。固定部16は、爪片20をシートバック52に取り付けて固定されている。尚、固定部16は、爪片20の係合でなく、ねじ止め、その他の方法によりシートバック52に固定してもよい。
【0016】
固定体側着脱部18は図5にも示すように、固定部16の枠体の内側に収まる形状を有し、表面にフック26、左右の側面に支持軸24を備え、裏面には平板状の押圧面28が形成されている。固定体側着脱部18は、支持軸24が固定部16の軸受部22に嵌合し、固定部16に回動自在に取り付けられている。また、固定部16と固定体側着脱部18の間には係合部23が設けられ、固定体側着脱部18が表裏面双方のそれぞれの位置で、適度なクリック感をもって回動が係止されるようになっている。
【0017】
フック26を、図3に示す。フック26は、軸部30と軸部30の上部に設けられた頭部32から形成されている。軸部30は、後述する保持体14が所定の嵌め合い強度で係合する径に形成してある。頭部32は、保持体14が抜け出ないよう軸部30の径より広く、かつ上方に延びた長円状を有し、買い物袋やコンビニエンスストアのレジ袋の持ち手部分が容易に掛けられるように形成されている。固定体12は、自動車用シート50の左右に、同一の構成、もしくは左右対称の構成のものが対向して取り付けられている。
【0018】
保持体14を、図6に示す。保持体14は、一対の取付金具(保持体側着脱部)36と、幅広の帯状部材(保持部)38から形成されている。帯状部材38は、ベルト状で、両端に形成した環状部に取付金具36が取り付けられている。帯状部材38は、自動車用シート50の左右にそれぞれ一対設けられた固定体12の間隔より長い長さを有し、かつ長さ調節器40でその長さが調節可能となっている。
【0019】
取付金具36は、金属製棒材を折り曲げて形成した部材で、帯状部材38との取付部分は帯状部材38とほぼ同一の幅に形成され、先端部42は幅を細く軸部30が通る径に形成してある。更に先端部42は、先端部42の根本部分を軸部30の径より若干細く形成し、取付金具36をフック26に通して、先端部42を軸部30に取り付けると、先端部42が軸部30に適度な力で係合する。
【0020】
更に保持体14には、縦帯状部材44が設けられている。縦帯状部材44は、端部に形成された環状部に帯状部材38を通し、帯状部材38と同様長さ調節器および着脱可能な連結具46を備え、先端がシートバック52の上部を越え、自動車用シート50の前面側に到達している(図8参照。)。縦帯状部材44の先端には、環状に形成されているとともに買い物袋等を掛けられるフック48が設けられている。
【0021】
次に、保持装置10の作用、効果について説明する。
【0022】
保持装置10の固定体12は、シートバック52の背面の4箇所に固定されている。固定体12の固定体側着脱部18は、フック26がシートバック52の外方に向けられている。保持体14は、両端の取付金具36を固定体12のフック26に係合させる。帯状部材38は、長さ調節器40により長さを調整し、シートバック52の上下にそれぞれ横方向に渡されている。
【0023】
図7に、保持装置10に傘70を収納した状態を示す。傘70は、上下に取り付けられた保持体14の帯状部材38とシートバック52の間に縦に差し入れて、保持装置10に収納する。このように保持装置10に傘70を収納し、自動車用シート50に保持させることができる。尚図7では、自動車用シート50に保持させた傘70は2本であるが、長さ調節器40で帯状部材38の長さを傘70の本数に応じて適宜調整することにより、所望の本数の傘70を自動車用シート50に保持させることができる。
【0024】
またフック26には、取付金具36を掛けた軸部30を越えて頭部32が形成してあるので、図7に示すように、頭部32を利用してコンビニエンスストアのレジ袋72を掛けてもよい。帯状部材38は、中間位置をフック等で支持するとより好ましい。
【0025】
また図8に示すように、縦帯状部材44をヘッドレスト58の下部を越えて自動車用シート50の前方に掛け渡すことにより、自動車用シート50の前面に配置された環状部分に買い物袋等を取り付けたり、フック48にレジ袋74等を掛けることができる。すると、運転席に座った状態や助手席側のドアをあけて、自動車用シート50の前面にレジ袋74等を、自動車用シート50の背面にまわることなくフック48に容易に掛けることができる。
【0026】
更に保持装置10に傘70等を収納しない場合、保持体14を固定体12から取り外してもよい。これにより、シートバック52から帯状部材38が外され、シートバック52の見栄えをよくすることができる。更にフック26を使用しない場合は、固定体側着脱部18を固定部16に対して支持軸24周りに回転させ、裏面をシートバック52の外側に露出させておく。すると固定体12は、フック26が固定部16内に収納され、平坦に形成され、自動車用シート50の見栄えが良好になり、かつフック26に衣服等を引っかけることを防止できる。
【0027】
次に、本発明にかかる第2の実施形態の保持装置について説明する。図9〜図18は、本発明の第2の実施形態にかかる自動車用シート50に設けた物品の保持装置を示す図である。
【0028】
図9に、保持装置31を示す。保持装置31は、固定体33と保持体35からなり、固定体33は、固定部16と第2固定体側着脱部34から形成されている。第2固定体側着脱部34の表面には、図10に示すように縦溝部37が設けられている。縦溝部37は、第2固定体側着脱部34の表面に形成された溝で、広く上方に開かれ、下部に進むにしたがい幅が狭くなり、下端がほぼ半球状に閉じられている。また下端に形成されたほぼ半球状部45には、溝の幅を若干狭める突部39が、半球状部45の上部両側に設けられている。
【0029】
固定体33のその他の構成は、上記固定体12の構成とほぼ同一で、第2固定体側着脱部34は、固定部16に回動自在に取り付けられ、第2固定体側着脱部34の裏面には、ほぼ平坦な押圧面28が図12に示すように形成されている。
【0030】
保持体35は、図11にも示すようにベルト状の帯状部材38と、帯状部材38の両側に設けられた第2保持体側着脱部41から形成されている。帯状部材38は、上記例と同様ベルト状で、長さ調節器を備え、長さ調整可能に形成されている。第2保持体側着脱部41は、帯状部材38の端部に取り付けられ、先端の球体状部57がヒンジ機構43を介して帯状部材38の長手方向に沿って回動自在に設けられている。第2保持体側着脱部41の先端の球体状部57は、第2固定体側着脱部34の縦溝部37に嵌合し、縦溝部37の下端の半球状部45に、縦溝部37に設けられた突部39により適度な力で保持される。
【0031】
保持装置31によれば、図12に示すように第2保持体側着脱部41を第2固定体側着脱部34の縦溝部37に差し入れ、下方に下げると、第2保持体側着脱部41の先端の球体状部57が縦溝部37の下端まで図13に示すように押し入れられ、嵌め合わされる。左右それぞれの固定体33に保持体35を取り付け、帯状部材38を横に張り渡す。このようにして左右に帯状部材38を張り渡すことにより、図7に示すように傘70等が収納できる。球体状部57は半球状部45に対して回動自在に嵌合し、また球体状部57はヒンジ機構43で回動自在に取り付けられていることからシートバック52に沿って帯状部材38を張り渡すことができる。更に、帯状部材38の長さを調整することにより、大きさの異なる物品を適宜保持させることができる。
【0032】
また保持装置31を使用しないときは、保持体35を固定体33から取り外し、第2固定体側着脱部34を固定部16に対して回動させる。このことにより、第2固定体側着脱部34の裏面のほぼ平坦な押圧面28が自動車用シート50の表面に露出し、固定体33をシートバック52に沿ってほぼ平坦にさせることができる。
【0033】
次に、固定体の他の例について説明する。
図14、図15、図16に、固定体64を示す。固定体64は、固定部16と第3固定体側着脱部66から形成されている。第3固定体側着脱部66の表面には、第2固定体側着脱部34と同様に縦溝部37が設けられている。縦溝部37は、広く上方に開かれ、下部に進むにしたがい幅が狭くなり、下端がほぼ半球状に閉じられている。
【0034】
更に縦溝部37の内部には、図14に示すように係合片68と突条部69が設けられている。係合片68は、第3固定体側着脱部66に対して弾性変形可能に設けられ、保持体35の球体状部57を縦溝部37内に挿入して図16に示すように球体状部57が半球状部45内に収納されると、突条部69が両側から球体状部57を押えるとともに係合片68の先端部が球体状部57の上部に当接する。これにより球体状部57は、縦溝部37内に適度な嵌合力で回動自在に保持される。
【0035】
また固定体64は、固定部16に当接部76と、係止片78を備えている。当接部76は、固定部16の内側に固定した状態で設けてあり、第3固定体側着脱部66を支持軸24を中心として回動させると、第3固定体側着脱部66の表裏いずれの向きにおいても、第3固定体側着脱部66が当接する。
【0036】
また係止片78は、弾性変形可能に設けられ、先端に突部82を有している。係止片78は、第3固定体側着脱部66を支持軸24を中心として回動させると、表裏いずれの回転方向においても弾性変形し、第3固定体側着脱部66が突部82を越えるとともに、突部82を越えた位置で突部82に当接する。図14は、第3固定体側着脱部66の表面を露呈させた状態、図15は、その裏面を露呈させた状態である。
【0037】
固定体64のその他の構成は、上記固定体12の構成とほぼ同一で、第3固定体側着脱部66は、固定部16に回動自在に取り付けられ、第3固定体側着脱部66の裏面には、ほぼ平坦な押圧面28が図12に示すように形成されている。
【0038】
したがって固定体64によれば、保持体35を係合片68により適度な嵌合力で保持し、係合片68の弾性力に抗して引き上げることにより、連結を解除することができる。また、固定体64は、第3固定体側着脱部66に保持体35を嵌合させた状態で、図14に示すように当接部76と係止片78で保持されているので、容易に第3固定体側着脱部66が回転せず、保持体35を確実に取り外すことができる。また、裏面の押圧面28を露呈した状態でも、第3固定体側着脱部66は図15に示すように当接部76と係止片78で保持されているので、容易に第3固定体側着脱部66が回転せず、安定した使用が可能となる。尚、当接部76と係止片78は、上述した固定体12や33等に用いてもよい。
【0039】
次に、保持体の他の例について説明する。
【0040】
図17に示すように、保持体51は、第3保持体側着脱部53とカップ収納部(保持部)55とから形成されている。保持体51に対応する固定体は、上記第2の実施形態で示した固定体33と同一の構成のものである。
【0041】
第3保持体側着脱部53には、球体状部57と、球体状部57に連続した支持部59が設けられている。球体状部57は、第2固定体側着脱部34の縦溝部37の下方に形成された半球状部45の空間内に収納される形状で、支持部59は、第2固定体側着脱部34の縦溝部37の下端から上方に形成された溝部分に対応して嵌まり合う形状となっている。カップ収納部55は、周囲に壁体を備え、壁体の内側に市販の飲料用缶80等が収納できるように形成されている。
【0042】
これにより保持体51は、第3保持体側着脱部53を固定体33の第2固定体側着脱部34に取り付けると、球体状部57が縦溝部37の半球状部45に適度な嵌め合い力で取り付けられるとともに、支持部59が縦溝部37に嵌り、前後及び左右の動きがともに規制され、カップ収納部55が固定体33に固定される。したがって、上記保持体35等に代えて保持体51を固定体33に取り付けることにより、保持装置をカップホルダーにでき、例えば後席の人が保持体51に飲料用缶80等を載せることができる。
【0043】
更に、保持体の第2の例を説明する。図18に示すように保持体60は、第3保持体側着脱部53とフック(保持部)62とから形成されている。保持体60に対応した固定体は、上記第2の実施形態で示した固定体33と同一の構成であり、第3保持体側着脱部53は、球体状部57と、球体状部57に連続した支持部59からなる上記保持体51の例と同一の構成を有している。
【0044】
フック62は、第3保持体側着脱部53に一体に形成してあり、保持体60を固定体33に取り付けると、固定体33にフック62が形成され、必要に応じて適宜フックとして使用できる。
【0045】
更に、自動車用シート50の下部、あるいは自動車のフロア等に保持装置31の固定体33を取り付け、帯状部材38を自動車の前後方向、あるいは上下方向に用いてもよい。このように用いると保持装置31で、折り畳み式のベビーカー等を自動車用シート50の下部に保持させることができる。
【0046】
尚自動車用シート50は、助手席シートでなく、運転席シートや自動車の他の列のシートでもよく、またシートバック52とシートクッション54が固定式でも、あるいは折り畳み式でもよい。また、ベンチシートのように複数人が着座する自動車用シートでもよい。更に、自動車用シートを例に説明したが、本発明は、自動車用シートに限らず、シート以外のパネル、更には自動車以外の例えば、机や家具等に用いてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明は、自動車用シート等に設けられるフックなどとして物品の保持装置、及び物品の保持装置を備えた自動車用シートに利用できる。
【符号の説明】
【0048】
10…保持装置、12…固定体、14…保持体、16…固定部、18…固定体側着脱部、23…係合部、30…軸部、32…頭部、37…縦溝部、38…帯状部材、41…保持体側着脱部、42…先端部、44…縦帯状部材、50…自動車用シート(被取付体)、52…シートバック、55…カップ収納部、70…傘、72…レジ袋、80…飲料用缶。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被取付体の取付面に固定される固定体と、該固定体に着脱可能に取り付けられる保持体とを有し、
前記固定体は、前記取付面に固定する固定手段を備えた固定部と、前記保持体を着脱可能に取り付ける固定体側着脱部とを備え、
前記保持体は、前記固定体側着脱部に着脱可能に取り付けられる保持体側着脱部と、物品を保持する保持部とを備えていることを特徴とした物品の保持装置。
【請求項2】
前記固定体側着脱部は、前記固定体の一部に収納可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の物品の保持装置。
【請求項3】
前記保持体側着脱部は、前記保持部に対して揺動可能に構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の物品の保持装置。
【請求項4】
前記保持部は、該保持部の長手方向に伸縮自在に構成され、前記保持部の両端に設けられた前記保持体側着脱部を、一対の前記固定体に取り付けることを特徴とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の物品の保持装置。
【請求項5】
前記保持部は、長さ調整可能な調節手段を備え、前記保持部の両端に設けられた前記保持体側着脱部を、一対の前記固定体に取り付けることを特徴とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の物品の保持装置。
【請求項6】
前記被取付体は、自動車用シートであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の物品の保持装置。
【請求項7】
前記自動車用シートの裏面に前記固定体を固定し、該固定体から前記保持体を前記自動車用シートの前面側に延設し、前記保持体の前記保持部を前記自動車用シートの前面側に設けたことを特徴とする請求項6に記載の物品の保持装置。
【請求項8】
被取付体の取付面に固定される固定体と、該固定体に着脱可能に取り付けられる保持体とを有し、前記固定体は、前記取付面に固定する固定手段を備えた固定部と、前記保持体を着脱可能に取り付ける固定体側着脱部とを備え、前記保持体は、前記固定体側着脱部に着脱可能に取り付けられる保持体側着脱部と、物品を保持する保持部とを備えて構成した物品の保持装置を、自動車の室内に設けられた自動車用シートの外面に設けたことを特徴とする物品の保持装置を備えた自動車用シート。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2012−245882(P2012−245882A)
【公開日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−119109(P2011−119109)
【出願日】平成23年5月27日(2011.5.27)
【出願人】(000135209)株式会社ニフコ (972)
【Fターム(参考)】