物品の搬送装置
【課題】 各種寸法形状の物品を安定的に保持して搬送すること。
【解決手段】 第1の駆動軌道11を駆動する第1の駆動装置14と、第2の駆動軌道21を駆動する第2の駆動装置24とを備え、第1の駆動装置14と、第2の駆動装置24を制御することで、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を変えることが可能に構成された物品の搬送装置10であって、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23のそれぞれが凹状をなすもの。
【解決手段】 第1の駆動軌道11を駆動する第1の駆動装置14と、第2の駆動軌道21を駆動する第2の駆動装置24とを備え、第1の駆動装置14と、第2の駆動装置24を制御することで、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を変えることが可能に構成された物品の搬送装置10であって、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23のそれぞれが凹状をなすもの。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は容器等の物品の搬送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、箱詰機として、特許文献1に記載の如く、被包装品をカートンに挿入するために被包装品を搬送するパイロットコンベアにおいて、第1のコンベアに取付けられた固定仕切り板と、第2のコンベアに取付けられた調整仕切り板とを備え、第2のコンベアを移動することにより、両仕切り板の間隔を被包装品の寸法に応じて変更可能にするものがある。
【特許文献1】特開平3-29705
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1の従来技術には以下の不都合がある。
(1)第1と第2のコンベアに取付けられている物品の寸法変更に対し調整可能な2つの仕切り板の間隔に小箱などの物品を単に収容するものであるに過ぎない。それら物品を安定的に保持して搬送することの示唆がない。特に搬送が加速・減速を伴う、間欠動作として使用する場合については全く考慮されておらず、その際には物品が転倒したり、コンベアから飛び出したりするおそれがある。
【0004】
(2)被包装品は、間隔設定された2つの仕切り板の間に単に収容されるに過ぎない。物品をスムースに受入れ、確実に保持し、安定的に搬送し、スムースに排出することの示唆がない。
【0005】
本発明の課題は、各種寸法形状の物品を安定的に保持して搬送することにある。
【0006】
本発明の他の課題は、各種寸法形状の物品をスムースに受入れ、確実に保持し、安定的に搬送し、スムースに排出することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、第1の駆動軌道と、該第1の駆動軌道に取付けられた複数の第1物品保持具と、第2の駆動軌道と、該第2の駆動軌道に取付けられた複数の第2物品保持具とを備え、第1の物品保持具の第1の物品保持面と第2の物品保持具の第2の物品保持面が相対するとともに駆動軌道の長手方向に略直交しており、第1の駆動軌道を駆動する第1の駆動装置と、第2の駆動軌道を駆動する第2の駆動装置とを備え、第1の駆動装置と、第2の駆動装置を制御することで、第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面の距離を変えることが可能に構成された物品の搬送装置であって、第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面のそれぞれが凹状をなすようにしたものである。
【0008】
請求項5の発明は、第1の駆動軌道と、該第1の駆動軌道に取付けられた複数の第1物品保持具と、第2の駆動軌道と、該第2の駆動軌道に取付けられた複数の第2物品保持具とを備え、第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面が相対するとともに駆動軌道の長手方向に略直交しており、第1の駆動軌道を駆動する第1の駆動装置と、第2の駆動軌道を駆動する第2の駆動装置とを備えた物品の搬送装置の制御方法であって、第1の駆動装置と第2の駆動装置を制御することで、第1の物品保持面と第2の物品保持面との距離を搬送すべき物品の外径と略同一にするステップと、物品を第1の物品保持面と第2の物品保持面との間に配置するステップと、第1の駆動装置と第2の駆動装置を制御することで、第1の物品保持面と第2の物品保持面との距離を搬送すべき物品の外径と略同一に保持した状態で、第1の駆動装置と第2の駆動装置を同時に動作させて第1の駆動軌道と第2の駆動軌道とを同期させて同速度で動かし物品を搬送するステップと、を有するようにしたものである。
【0009】
請求項6の発明は、第1の駆動軌道と、該第1の駆動軌道に取付けられた複数の第1物品保持具と、第2の駆動軌道と、該第2の駆動軌道に取付けられた複数の第2物品保持具とを備え、第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面が相対するとともに駆動軌道の長手方向に略直交しており、第1の駆動軌道を駆動する第1の駆動装置と、第2の駆動軌道を駆動する第2の駆動装置とを備えた物品の搬送装置の制御方法であって、第1の駆動装置と第2の駆動装置を制御することで、第1の物品保持面と第2の物品保持面との距離を搬送すべき物品の外径より十分大きくするステップと、物品を第1の物品保持面と第2の物品保持面との間に配置するステップと、第1の駆動装置と第2の駆動装置を制御することで、第1の物品保持面と第2の物品保持面との距離を搬送すべき物品の外径と略同一にするステップと、第1の駆動装置と第2の駆動装置を同時に動作させて第1の駆動軌道と第2の駆動軌道とを同期させて同速度で動かし物品を搬送するステップと、第1の駆動装置と第2の駆動装置を制御することで、第1の物品保持面と第2の物品保持面との距離を搬送すべき物品の外径より十分大きくするステップと、物品を第1の物品保持面と第2の物品保持面との間より除くステップと、を有するようにしたものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
容器搬送装置10は、図1に示す如く、第1の駆動軌道11と第2の駆動軌道21を平行に設け、これらの駆動起動11、21の長手方向に沿って容器1を搬送可能にする。第1の駆動軌道11と第2の駆動軌道21は例えばスチールベルトにて構成される。
【0011】
容器搬送装置10は、第1の駆動軌道11の長手方向に沿う一定間隔位置に取付けられた複数の第1物品保持具12と、第2の駆動軌道21の長手方向に沿う一定間隔位置に取付けられた複数の第2物品保持具22とを備える。駆動軌道11、21の長手方向において、相隣る物品保持具12、22の間で、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と、第2物品保持具22の第2の物品保持面23は、相対するとともに、駆動軌道11、21の長手方向に略直交する。
【0012】
容器搬送装置10は、第1の駆動軌道11を駆動する第1の駆動装置14と、第2の駆動軌道21を駆動する第2の駆動装置24とを備える。第1の駆動装置14と第2の駆動装置24は例えばサーボモータにて構成される。
【0013】
容器搬送装置10は、第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を互いに独立に制御することで、第1の物品保持面13と第2の保持面23の位置を調整し、それらの距離(容器1のボトム部2の受入れ/排出間隔、容器1のボトム部2に対する把持間隔)を変えることができる。
【0014】
ここで、容器搬送装置10は、第1物品保持具12の第1の保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23のそれぞれを凹状にする。図2(A)はV字凹状の物品保持面13、23を示し、図2(B)は円形凹状の物品保持面13、23を示し、図2(C)は多角形凹状の物品保持面13、23を示す。
【0015】
また、容器搬送装置10は、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23のそれぞれが容器1に対して弾性的に変位できるようにすることもできる。図3は、ゴム等の弾性平板材からなる物品保持具12、22の表面に、V字凹状をなす硬質保持体13A、23Aを接着し、凹状の物品保持面23、23を形成したものである。図4は、図3の保持体13A、23Aを多数の柱状体の組合せにより構成したものである。図5は、硬質の物品保持具12、22のV字凹状をなす表面に、弾性平板材からなる保持体13A、23Aを接着し、凹状の物品保持面13、23を形成したものである。図6は、硬質の物品保持具12、22のV字凹状をなす表面に、凸表面をもつ弾性板材からなる保持体13A、23Aを接着し、凹状の物品保持面13、23を形成したものである。図7は、硬質の物品保持具12、22のV字凹状をなす表面の前面に、ゴム膜等の平板状の弾性隔膜13A、23Aを張り設け、凹状に弾性変形できる物品保持面13、23を形成したものである。
【0016】
以下、容器搬送装置10を用いた、容器1のボトム部2を把持する搬送動作について説明する(図8〜図10)。
【0017】
(1)容器受入れ工程(図8)
第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を制御することで、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を、搬送すべき容器1のボトム部2の外径より十分大きい距離K1に設定する。続いて、容器1のボトム部2を第1の物品保持面13と第2の物品保持面23の間に配置する。また、ここで第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を、搬送すべき容器1のボトム部2の外径と略同一の距離L1に設定しておいても良い。
【0018】
尚、第1の駆動軌道11に設けた相隣る第1物品保持具12のピッチp1と、第2の駆動軌道21に設けた相隣る第2物品保持具22のピッチp2は等しい。
【0019】
(2)容器把持工程(図9)
第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を制御することで、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を、搬送すべき容器1のボトム部2の外径と略同一の距離L1に設定し、ボトム部2を把持する。尚、容器受け入れ工程で距離L1に設定済の際は、この距離設定動作は不要である。第1物品保持具12の第1の物品保持面13はa方向に、第2物品保持具22の第2の物品保持面23はb方向に移動する。
【0020】
相対する物品保持面13、23の距離L1の設定により、それら物品保持面13、23とボトム部2との間に一定のクリアランスを設けることもできる。
【0021】
(3)容器搬送工程(図10)
第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を同時に動作させて第1の駆動軌道11と第2の駆動軌道21を同期させて同速度で動かし、容器1をa方向に搬送する。サーボモータからなる駆動装置14、24は、速度、加速度を同期し、第1の駆動軌道11と第2の駆動軌道21を同一の速度、加速度で、同一の搬送方向、搬送距離D動かす。
【0022】
停止時には、充填やキャッピングといった容器1への作業を行なう。この容器搬送工程を繰り反し、1回以上、容器等の物品への作業を行なう。
【0023】
(4)容器排出工程
第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を制御することで、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を、上述(1)と同様に、搬送すべき容器1のボトム部2の外径より十分大きい距離K1に設定する。また、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を、搬送すべき容器1のボトム部2の外径と略同一の距離L1に保ったままでも良い。続いて、容器1のボトム部2を第1の物品保持面13と第2の物品保持面23の間から除く。
【0024】
上記(1)から(4)の工程を、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を搬送すべき容器1のボトム部2の外径と略同一の距離L1に保ったままで実施すると、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を変化させる時間が不要となり生産性が向上する。
【0025】
上記(1)、(4)の工程を、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を搬送すべき容器1のボトム部2の外径より十分大きい距離K1に設定し、上記(2)、(3)の工程を第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を搬送すべき容器1のボトム部2の外径と略同一の距離L1に設定するというように、距離をK1、L1と変化させると、より容器1のボトムを確実に把持することが可能であり、容器1のガタつきなく高速搬送が可能となる。
【0026】
容器搬送装置10によれば以下の作用効果を奏する。
(a)容器搬送装置10において、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23のそれぞれが凹状をなす。従って、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23は、容器1の寸法形状に応じてそれらの距離を調整されながら、それらの凹状保持面13、23に挟まれて把持される。従って、各種寸法形状の容器1について、搬送装置10の搬送方向に直交する方向にずれることなく、安定的に保持された搬送される。
【0027】
(b)第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23のそれぞれが容器1に対して弾性的に変位できるから、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を固定化したときにも、容器1の寸法形状の変動に対する共用性を確保できる。
【0028】
(c)第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23により、容器1の各種寸法形状のボトム部2を安定的に保持して搬送できる。
【0029】
(d)第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を制御することで、第1の物品保持面13と第2の物品保持面14との距離を搬送すべき容器1の外径より十分大きくするステップと、容器1を第1の物品保持面13と第2の物品保持面23との間に配置するステップにより、容器1をスムースに受入れ、
【0030】
第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を制御することで、第1の物品保持面13と第2の物品保持面23との距離を搬送すべき容器1の外径と略同一にするステップにより、容器1を確実に保持し、
【0031】
第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を同時に動作させて第1の駆動軌道11と第2の駆動軌道21とを同期させて同速度で動かし容器1を搬送するステップにより、容器1を安定的に搬送し、
第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を制御することで、第1の物品保持面13と第2物品保持面23との距離を搬送すべき容器1の外径より十分大きくするステップと、容器1を第1の物品保持面13と第2の物品保持面23との間より除くステップにより、容器1をスムースに排出できる。
【0032】
図11〜図13の容器搬送装置10Aは、前述容器搬送装置10における容器1のボトム部2に対応する第1の駆動軌道11、第1物品保持具12、第1の物品保持面13、第1の駆動装置14、第2の駆動軌道21、第2物品保持具22、第2の物品保持面23、第2の駆動装置24を備える他に、更にもう一組、容器1の上方部、特にネック部3に対応する第1の駆動軌道111、第1物品保持具112、第1の物品保持面113、第1の駆動装置114、第2の駆動軌道121、第2物品保持具122、第2の物品保持面123、第2の駆動装置124を備えるものである。
【0033】
容器搬送装置10Aは、駆動軌道11、21より上位に、駆動軌道11、21と平行をなし、例えばスチールベルトからなる駆動軌道111、121を設ける。容器搬送装置10Aは、第1の駆動軌道111の長手方向に沿う一定間隔位置に取付けられた複数の第1物品保持具112と、第2の駆動起動121の長手方向に沿う一定間隔位置に取付けられた複数の第2物品保持具122とを備える。駆動軌道111、121の長手方向において、相隣る物品保持具112、122の間で、第1物品保持具112の第1の物品保持面113と、第2物品保持具122の第2の物品保持面123は、相対するとともに、駆動軌道111、121の長手方向に略直交する。
【0034】
容器搬送装置10Aは、第1の駆動軌道111を駆動する第1の駆動装置114と、第2の駆動軌道121を駆動する第2の駆動装置124とを備える。第1の駆動装置114と第2の駆動装置124は例えばサーボモータにて構成される。
【0035】
容器搬送装置10Aは、第1の駆動装置114と第2の駆動装置124を互いに確実に制御することで、第1の物品保持面113と第2の物品保持面123の位置を調整し、それらの距離(容器1のネック部3の受入れ/排出間隔、容器1のネック部3に対する把持間隔)を変えることができる。
【0036】
従って、容器搬送装置10Aを用いた、容器1のボトム部2とネック部3を把持する搬送動作は以下の如くになる(図11〜図13)
【0037】
(1)容器受入れ工程(図11)
第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を制御することで、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2の物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を、搬送すべき容器1のボトム部2の外径より十分大きい距離K1に設定する。続いて、容器1のボトム部2を第1の物品保持面13と第2の物品保持面23の間に配置する。また、ここで第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を、搬送すべき容器1のボトム部2の外径と略同一の距離L1に設定しておいても良い。
【0038】
同時に、第1の駆動装置114と第2の駆動装置124を制御することで、第1物品保持具112の第1の物品保持面113と第2物品保持具122の第2の物品保持面123の距離を、搬送すべき容器1のネック部3の外径より十分大きい距離K2に設定する。K2は、搬送すべき容器1のボトム部2の外径と略同一の距離L1より更に大きくするとさらに容器の受入れが用意になる。続いて、容器1のネック部3を第1の物品保持面113と第2の物品保持面123の間に配置する。
【0039】
(2)容器把持工程(図11、図12)
第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を制御することで、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を、搬送すべき容器1のボトム部2の外径と略同一の距離L1に設定する。尚、容器受け入れ工程で距離L1に設定済の際は、この距離設定動作は不要である。第1物品保持具12の第1の物品保持面13はa方向に、第2物品保持具22の第2の物品保持面23はb方向に移動する。
【0040】
同時に、第1の駆動装置114と第2の駆動装置124を制御することで、第1物品保持具112の第1の物品保持面113と第2物品保持具122の第2の物品保持面123の距離を、搬送すべき容器1のネック部3の外径と略同一の距離L2に設定し、ネック部3を把持する。このネック部3の把持タイミングは、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離設定直前に行なうことが容器1の位置ズレ防止の面から好ましい。第1物品保持具112の第1の物品保持面113はa方向に、第2物品保持具122の第2の物品保持面123はb方向に移動する。
【0041】
(3)容器搬送工程(図12)
第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を同時に動作させて第1の駆動軌道11と第2の駆動軌道21を同期させて同速度で動かし、容器1をa方向に搬送する。サーボモータからなる駆動装置14、24は、速度、加速度を同期し、第1の駆動軌道11と第2の駆動軌道21を同一の速度、加速度で、同一の搬送方向、搬送距離動かす。
【0042】
同時に、第1の駆動装置114と第2の駆動装置124を同時に動作させて第1の駆動軌道111と第2の駆動軌道121を同期させて同速度で動かし、容器1をa方向に搬送する。サーボモータからなる駆動装置114、124は、速度、加速度を同期し、第1の駆動軌道111と第2の駆動軌道121を同一の速度、加速度で、同一の搬送方向、搬送距離動かす。
【0043】
停止時には、充填やキャッピングといった容器1への作業を行なう。この容器搬送工程を繰り反し、1回以上、容器等の物品への作業を行なう。
【0044】
(4)容器排出工程(図13)
第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を制御することで、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を、上述(1)と同様に、搬送すべき容器1のボトム部2の外径より十分大きい距離K1に設定する。また、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を、搬送すべき容器1のボトム部2の外径と略同一の距離L1に保ったままでも良い。第1物品保持具12の第1の物品保持面13はc方向に、第2物品保持具22の第2の物品保持面23はd方向に移動する。続いて、容器1のボトム部2を第1の物品保持面13と第2の物品保持面23の間から除く。
【0045】
同時に、第1の駆動装置114と第2の駆動装置124を制御することで、第1物品保持具112の第1の物品保持面113と第2物品保持具122の第2の物品保持面123の距離を、上述(1)と同様に、搬送すべき容器1のネック部3の外径より十分大きい距離K2に設定する。K2は、搬送すべき容器1のボトム部2の外径と略同一の距離L1より更に大きくすると、更に容器排出が容易になる。第1物品保持具112の第1の物品保持面113はc方向に、第2物品保持具122の第2の物品保持面123はd方向に移動する。このネック部3の開放タイミングは、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離設定直後に行なうことが容器の位置ズレ防止の面から好ましい。続いて、容器1のネック部3を第1の物品保持面113と第2の物品保持面123の間から除く。
【0046】
上記(1)から(4)の工程にて、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を、搬送すべき容器1のボトム部2の外径と略同一の距離L1に保ったままで実施すると、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を変化させる時間が不要となり生産性が向上する。しかも、搬送すべき容器1のネック部3を把持して搬送するため、容器のガタつきなく高速搬送が可能で、しかも搬送時及び停止時の位置ズレ発生量も最小減に抑制可能である。
【0047】
上記(1)、(4)の工程にて、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を搬送すべき容器1のボトム部2の外径より十分大きい距離K1に設定し、上記(2)、(3)工程にて、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を、搬送すべき容器1のボトム部2の外径と略同一の距離L1に設定するというように、それぞれ距離をK1、L1と変化させると、より容器1のボトムを確実に把持することが可能であり、容器1のガタつきなく高速搬送が可能となる。
【0048】
容器搬送装置10Aによれば、第1物品保持具112の第1の物品保持面113と第2物品保持具122の第2の物品保持面123により、容器1の各種寸法形状のネック部3を安定的に保持して搬送できる。
【0049】
本発明は、容器以外の物品の搬送装置にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】図1は容器搬送装置を示す斜視図である。
【図2】図2は第1と第2の物品保持具の凹状物品保持面を示す模式図である。
【図3】図3は第1と第2の物品保持具の物品保持面の弾性変位構造の第1例を示す模式図である。
【図4】図4は第1と第2の物品保持具の物品保持面の弾性変位構造の第2例を示す模式図である。
【図5】図5は第1と第2の物品保持具の物品保持面の弾性変位構造の第3例を示す模式図である。
【図6】図6は第1と第2の物品保持具の物品保持面の弾性変位構造の第4例を示す模式図である。
【図7】図7は第1と第2の物品保持具の物品保持面の弾性変位構造の第5例を示す模式図である。
【図8】図8は容器のボトム部を把持する搬送動作の容器受入れ工程を示す模式図である。
【図9】図9は容器のボトム部を把持する搬送動作の容器把持工程を示す模式図である。
【図10】図10は容器のボトム部を把持する搬送動作の容器搬送工程を示す模式図である。
【図11】図11は容器のボトム部とネック部を把持する搬送動作の容器受入れ工程を示す模式図である。
【図12】図12は容器のボトム部とネック部を把持する搬送動作の容器搬送工程を示す模式図である。
【図13】図13は容器のボトム部とネック部を把持する搬送動作の容器排出工程を示す模式図である。
【符号の説明】
【0051】
1 容器
2 ボトム部
3 ネック部
10、10A 容器搬送装置
11、111 第1の駆動軌道
12、112 第1物品保持具
13、113 第1の物品保持面
14、114 第1の駆動装置
21、121 第2の駆動軌道
22、122 第2物品保持具
23、123 第2の物品保持面
24、124 第2の駆動装置
【技術分野】
【0001】
本発明は容器等の物品の搬送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、箱詰機として、特許文献1に記載の如く、被包装品をカートンに挿入するために被包装品を搬送するパイロットコンベアにおいて、第1のコンベアに取付けられた固定仕切り板と、第2のコンベアに取付けられた調整仕切り板とを備え、第2のコンベアを移動することにより、両仕切り板の間隔を被包装品の寸法に応じて変更可能にするものがある。
【特許文献1】特開平3-29705
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1の従来技術には以下の不都合がある。
(1)第1と第2のコンベアに取付けられている物品の寸法変更に対し調整可能な2つの仕切り板の間隔に小箱などの物品を単に収容するものであるに過ぎない。それら物品を安定的に保持して搬送することの示唆がない。特に搬送が加速・減速を伴う、間欠動作として使用する場合については全く考慮されておらず、その際には物品が転倒したり、コンベアから飛び出したりするおそれがある。
【0004】
(2)被包装品は、間隔設定された2つの仕切り板の間に単に収容されるに過ぎない。物品をスムースに受入れ、確実に保持し、安定的に搬送し、スムースに排出することの示唆がない。
【0005】
本発明の課題は、各種寸法形状の物品を安定的に保持して搬送することにある。
【0006】
本発明の他の課題は、各種寸法形状の物品をスムースに受入れ、確実に保持し、安定的に搬送し、スムースに排出することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、第1の駆動軌道と、該第1の駆動軌道に取付けられた複数の第1物品保持具と、第2の駆動軌道と、該第2の駆動軌道に取付けられた複数の第2物品保持具とを備え、第1の物品保持具の第1の物品保持面と第2の物品保持具の第2の物品保持面が相対するとともに駆動軌道の長手方向に略直交しており、第1の駆動軌道を駆動する第1の駆動装置と、第2の駆動軌道を駆動する第2の駆動装置とを備え、第1の駆動装置と、第2の駆動装置を制御することで、第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面の距離を変えることが可能に構成された物品の搬送装置であって、第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面のそれぞれが凹状をなすようにしたものである。
【0008】
請求項5の発明は、第1の駆動軌道と、該第1の駆動軌道に取付けられた複数の第1物品保持具と、第2の駆動軌道と、該第2の駆動軌道に取付けられた複数の第2物品保持具とを備え、第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面が相対するとともに駆動軌道の長手方向に略直交しており、第1の駆動軌道を駆動する第1の駆動装置と、第2の駆動軌道を駆動する第2の駆動装置とを備えた物品の搬送装置の制御方法であって、第1の駆動装置と第2の駆動装置を制御することで、第1の物品保持面と第2の物品保持面との距離を搬送すべき物品の外径と略同一にするステップと、物品を第1の物品保持面と第2の物品保持面との間に配置するステップと、第1の駆動装置と第2の駆動装置を制御することで、第1の物品保持面と第2の物品保持面との距離を搬送すべき物品の外径と略同一に保持した状態で、第1の駆動装置と第2の駆動装置を同時に動作させて第1の駆動軌道と第2の駆動軌道とを同期させて同速度で動かし物品を搬送するステップと、を有するようにしたものである。
【0009】
請求項6の発明は、第1の駆動軌道と、該第1の駆動軌道に取付けられた複数の第1物品保持具と、第2の駆動軌道と、該第2の駆動軌道に取付けられた複数の第2物品保持具とを備え、第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面が相対するとともに駆動軌道の長手方向に略直交しており、第1の駆動軌道を駆動する第1の駆動装置と、第2の駆動軌道を駆動する第2の駆動装置とを備えた物品の搬送装置の制御方法であって、第1の駆動装置と第2の駆動装置を制御することで、第1の物品保持面と第2の物品保持面との距離を搬送すべき物品の外径より十分大きくするステップと、物品を第1の物品保持面と第2の物品保持面との間に配置するステップと、第1の駆動装置と第2の駆動装置を制御することで、第1の物品保持面と第2の物品保持面との距離を搬送すべき物品の外径と略同一にするステップと、第1の駆動装置と第2の駆動装置を同時に動作させて第1の駆動軌道と第2の駆動軌道とを同期させて同速度で動かし物品を搬送するステップと、第1の駆動装置と第2の駆動装置を制御することで、第1の物品保持面と第2の物品保持面との距離を搬送すべき物品の外径より十分大きくするステップと、物品を第1の物品保持面と第2の物品保持面との間より除くステップと、を有するようにしたものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
容器搬送装置10は、図1に示す如く、第1の駆動軌道11と第2の駆動軌道21を平行に設け、これらの駆動起動11、21の長手方向に沿って容器1を搬送可能にする。第1の駆動軌道11と第2の駆動軌道21は例えばスチールベルトにて構成される。
【0011】
容器搬送装置10は、第1の駆動軌道11の長手方向に沿う一定間隔位置に取付けられた複数の第1物品保持具12と、第2の駆動軌道21の長手方向に沿う一定間隔位置に取付けられた複数の第2物品保持具22とを備える。駆動軌道11、21の長手方向において、相隣る物品保持具12、22の間で、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と、第2物品保持具22の第2の物品保持面23は、相対するとともに、駆動軌道11、21の長手方向に略直交する。
【0012】
容器搬送装置10は、第1の駆動軌道11を駆動する第1の駆動装置14と、第2の駆動軌道21を駆動する第2の駆動装置24とを備える。第1の駆動装置14と第2の駆動装置24は例えばサーボモータにて構成される。
【0013】
容器搬送装置10は、第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を互いに独立に制御することで、第1の物品保持面13と第2の保持面23の位置を調整し、それらの距離(容器1のボトム部2の受入れ/排出間隔、容器1のボトム部2に対する把持間隔)を変えることができる。
【0014】
ここで、容器搬送装置10は、第1物品保持具12の第1の保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23のそれぞれを凹状にする。図2(A)はV字凹状の物品保持面13、23を示し、図2(B)は円形凹状の物品保持面13、23を示し、図2(C)は多角形凹状の物品保持面13、23を示す。
【0015】
また、容器搬送装置10は、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23のそれぞれが容器1に対して弾性的に変位できるようにすることもできる。図3は、ゴム等の弾性平板材からなる物品保持具12、22の表面に、V字凹状をなす硬質保持体13A、23Aを接着し、凹状の物品保持面23、23を形成したものである。図4は、図3の保持体13A、23Aを多数の柱状体の組合せにより構成したものである。図5は、硬質の物品保持具12、22のV字凹状をなす表面に、弾性平板材からなる保持体13A、23Aを接着し、凹状の物品保持面13、23を形成したものである。図6は、硬質の物品保持具12、22のV字凹状をなす表面に、凸表面をもつ弾性板材からなる保持体13A、23Aを接着し、凹状の物品保持面13、23を形成したものである。図7は、硬質の物品保持具12、22のV字凹状をなす表面の前面に、ゴム膜等の平板状の弾性隔膜13A、23Aを張り設け、凹状に弾性変形できる物品保持面13、23を形成したものである。
【0016】
以下、容器搬送装置10を用いた、容器1のボトム部2を把持する搬送動作について説明する(図8〜図10)。
【0017】
(1)容器受入れ工程(図8)
第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を制御することで、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を、搬送すべき容器1のボトム部2の外径より十分大きい距離K1に設定する。続いて、容器1のボトム部2を第1の物品保持面13と第2の物品保持面23の間に配置する。また、ここで第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を、搬送すべき容器1のボトム部2の外径と略同一の距離L1に設定しておいても良い。
【0018】
尚、第1の駆動軌道11に設けた相隣る第1物品保持具12のピッチp1と、第2の駆動軌道21に設けた相隣る第2物品保持具22のピッチp2は等しい。
【0019】
(2)容器把持工程(図9)
第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を制御することで、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を、搬送すべき容器1のボトム部2の外径と略同一の距離L1に設定し、ボトム部2を把持する。尚、容器受け入れ工程で距離L1に設定済の際は、この距離設定動作は不要である。第1物品保持具12の第1の物品保持面13はa方向に、第2物品保持具22の第2の物品保持面23はb方向に移動する。
【0020】
相対する物品保持面13、23の距離L1の設定により、それら物品保持面13、23とボトム部2との間に一定のクリアランスを設けることもできる。
【0021】
(3)容器搬送工程(図10)
第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を同時に動作させて第1の駆動軌道11と第2の駆動軌道21を同期させて同速度で動かし、容器1をa方向に搬送する。サーボモータからなる駆動装置14、24は、速度、加速度を同期し、第1の駆動軌道11と第2の駆動軌道21を同一の速度、加速度で、同一の搬送方向、搬送距離D動かす。
【0022】
停止時には、充填やキャッピングといった容器1への作業を行なう。この容器搬送工程を繰り反し、1回以上、容器等の物品への作業を行なう。
【0023】
(4)容器排出工程
第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を制御することで、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を、上述(1)と同様に、搬送すべき容器1のボトム部2の外径より十分大きい距離K1に設定する。また、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を、搬送すべき容器1のボトム部2の外径と略同一の距離L1に保ったままでも良い。続いて、容器1のボトム部2を第1の物品保持面13と第2の物品保持面23の間から除く。
【0024】
上記(1)から(4)の工程を、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を搬送すべき容器1のボトム部2の外径と略同一の距離L1に保ったままで実施すると、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を変化させる時間が不要となり生産性が向上する。
【0025】
上記(1)、(4)の工程を、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を搬送すべき容器1のボトム部2の外径より十分大きい距離K1に設定し、上記(2)、(3)の工程を第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を搬送すべき容器1のボトム部2の外径と略同一の距離L1に設定するというように、距離をK1、L1と変化させると、より容器1のボトムを確実に把持することが可能であり、容器1のガタつきなく高速搬送が可能となる。
【0026】
容器搬送装置10によれば以下の作用効果を奏する。
(a)容器搬送装置10において、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23のそれぞれが凹状をなす。従って、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23は、容器1の寸法形状に応じてそれらの距離を調整されながら、それらの凹状保持面13、23に挟まれて把持される。従って、各種寸法形状の容器1について、搬送装置10の搬送方向に直交する方向にずれることなく、安定的に保持された搬送される。
【0027】
(b)第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23のそれぞれが容器1に対して弾性的に変位できるから、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を固定化したときにも、容器1の寸法形状の変動に対する共用性を確保できる。
【0028】
(c)第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23により、容器1の各種寸法形状のボトム部2を安定的に保持して搬送できる。
【0029】
(d)第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を制御することで、第1の物品保持面13と第2の物品保持面14との距離を搬送すべき容器1の外径より十分大きくするステップと、容器1を第1の物品保持面13と第2の物品保持面23との間に配置するステップにより、容器1をスムースに受入れ、
【0030】
第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を制御することで、第1の物品保持面13と第2の物品保持面23との距離を搬送すべき容器1の外径と略同一にするステップにより、容器1を確実に保持し、
【0031】
第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を同時に動作させて第1の駆動軌道11と第2の駆動軌道21とを同期させて同速度で動かし容器1を搬送するステップにより、容器1を安定的に搬送し、
第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を制御することで、第1の物品保持面13と第2物品保持面23との距離を搬送すべき容器1の外径より十分大きくするステップと、容器1を第1の物品保持面13と第2の物品保持面23との間より除くステップにより、容器1をスムースに排出できる。
【0032】
図11〜図13の容器搬送装置10Aは、前述容器搬送装置10における容器1のボトム部2に対応する第1の駆動軌道11、第1物品保持具12、第1の物品保持面13、第1の駆動装置14、第2の駆動軌道21、第2物品保持具22、第2の物品保持面23、第2の駆動装置24を備える他に、更にもう一組、容器1の上方部、特にネック部3に対応する第1の駆動軌道111、第1物品保持具112、第1の物品保持面113、第1の駆動装置114、第2の駆動軌道121、第2物品保持具122、第2の物品保持面123、第2の駆動装置124を備えるものである。
【0033】
容器搬送装置10Aは、駆動軌道11、21より上位に、駆動軌道11、21と平行をなし、例えばスチールベルトからなる駆動軌道111、121を設ける。容器搬送装置10Aは、第1の駆動軌道111の長手方向に沿う一定間隔位置に取付けられた複数の第1物品保持具112と、第2の駆動起動121の長手方向に沿う一定間隔位置に取付けられた複数の第2物品保持具122とを備える。駆動軌道111、121の長手方向において、相隣る物品保持具112、122の間で、第1物品保持具112の第1の物品保持面113と、第2物品保持具122の第2の物品保持面123は、相対するとともに、駆動軌道111、121の長手方向に略直交する。
【0034】
容器搬送装置10Aは、第1の駆動軌道111を駆動する第1の駆動装置114と、第2の駆動軌道121を駆動する第2の駆動装置124とを備える。第1の駆動装置114と第2の駆動装置124は例えばサーボモータにて構成される。
【0035】
容器搬送装置10Aは、第1の駆動装置114と第2の駆動装置124を互いに確実に制御することで、第1の物品保持面113と第2の物品保持面123の位置を調整し、それらの距離(容器1のネック部3の受入れ/排出間隔、容器1のネック部3に対する把持間隔)を変えることができる。
【0036】
従って、容器搬送装置10Aを用いた、容器1のボトム部2とネック部3を把持する搬送動作は以下の如くになる(図11〜図13)
【0037】
(1)容器受入れ工程(図11)
第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を制御することで、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2の物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を、搬送すべき容器1のボトム部2の外径より十分大きい距離K1に設定する。続いて、容器1のボトム部2を第1の物品保持面13と第2の物品保持面23の間に配置する。また、ここで第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を、搬送すべき容器1のボトム部2の外径と略同一の距離L1に設定しておいても良い。
【0038】
同時に、第1の駆動装置114と第2の駆動装置124を制御することで、第1物品保持具112の第1の物品保持面113と第2物品保持具122の第2の物品保持面123の距離を、搬送すべき容器1のネック部3の外径より十分大きい距離K2に設定する。K2は、搬送すべき容器1のボトム部2の外径と略同一の距離L1より更に大きくするとさらに容器の受入れが用意になる。続いて、容器1のネック部3を第1の物品保持面113と第2の物品保持面123の間に配置する。
【0039】
(2)容器把持工程(図11、図12)
第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を制御することで、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を、搬送すべき容器1のボトム部2の外径と略同一の距離L1に設定する。尚、容器受け入れ工程で距離L1に設定済の際は、この距離設定動作は不要である。第1物品保持具12の第1の物品保持面13はa方向に、第2物品保持具22の第2の物品保持面23はb方向に移動する。
【0040】
同時に、第1の駆動装置114と第2の駆動装置124を制御することで、第1物品保持具112の第1の物品保持面113と第2物品保持具122の第2の物品保持面123の距離を、搬送すべき容器1のネック部3の外径と略同一の距離L2に設定し、ネック部3を把持する。このネック部3の把持タイミングは、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離設定直前に行なうことが容器1の位置ズレ防止の面から好ましい。第1物品保持具112の第1の物品保持面113はa方向に、第2物品保持具122の第2の物品保持面123はb方向に移動する。
【0041】
(3)容器搬送工程(図12)
第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を同時に動作させて第1の駆動軌道11と第2の駆動軌道21を同期させて同速度で動かし、容器1をa方向に搬送する。サーボモータからなる駆動装置14、24は、速度、加速度を同期し、第1の駆動軌道11と第2の駆動軌道21を同一の速度、加速度で、同一の搬送方向、搬送距離動かす。
【0042】
同時に、第1の駆動装置114と第2の駆動装置124を同時に動作させて第1の駆動軌道111と第2の駆動軌道121を同期させて同速度で動かし、容器1をa方向に搬送する。サーボモータからなる駆動装置114、124は、速度、加速度を同期し、第1の駆動軌道111と第2の駆動軌道121を同一の速度、加速度で、同一の搬送方向、搬送距離動かす。
【0043】
停止時には、充填やキャッピングといった容器1への作業を行なう。この容器搬送工程を繰り反し、1回以上、容器等の物品への作業を行なう。
【0044】
(4)容器排出工程(図13)
第1の駆動装置14と第2の駆動装置24を制御することで、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を、上述(1)と同様に、搬送すべき容器1のボトム部2の外径より十分大きい距離K1に設定する。また、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を、搬送すべき容器1のボトム部2の外径と略同一の距離L1に保ったままでも良い。第1物品保持具12の第1の物品保持面13はc方向に、第2物品保持具22の第2の物品保持面23はd方向に移動する。続いて、容器1のボトム部2を第1の物品保持面13と第2の物品保持面23の間から除く。
【0045】
同時に、第1の駆動装置114と第2の駆動装置124を制御することで、第1物品保持具112の第1の物品保持面113と第2物品保持具122の第2の物品保持面123の距離を、上述(1)と同様に、搬送すべき容器1のネック部3の外径より十分大きい距離K2に設定する。K2は、搬送すべき容器1のボトム部2の外径と略同一の距離L1より更に大きくすると、更に容器排出が容易になる。第1物品保持具112の第1の物品保持面113はc方向に、第2物品保持具122の第2の物品保持面123はd方向に移動する。このネック部3の開放タイミングは、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離設定直後に行なうことが容器の位置ズレ防止の面から好ましい。続いて、容器1のネック部3を第1の物品保持面113と第2の物品保持面123の間から除く。
【0046】
上記(1)から(4)の工程にて、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を、搬送すべき容器1のボトム部2の外径と略同一の距離L1に保ったままで実施すると、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を変化させる時間が不要となり生産性が向上する。しかも、搬送すべき容器1のネック部3を把持して搬送するため、容器のガタつきなく高速搬送が可能で、しかも搬送時及び停止時の位置ズレ発生量も最小減に抑制可能である。
【0047】
上記(1)、(4)の工程にて、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を搬送すべき容器1のボトム部2の外径より十分大きい距離K1に設定し、上記(2)、(3)工程にて、第1物品保持具12の第1の物品保持面13と第2物品保持具22の第2の物品保持面23の距離を、搬送すべき容器1のボトム部2の外径と略同一の距離L1に設定するというように、それぞれ距離をK1、L1と変化させると、より容器1のボトムを確実に把持することが可能であり、容器1のガタつきなく高速搬送が可能となる。
【0048】
容器搬送装置10Aによれば、第1物品保持具112の第1の物品保持面113と第2物品保持具122の第2の物品保持面123により、容器1の各種寸法形状のネック部3を安定的に保持して搬送できる。
【0049】
本発明は、容器以外の物品の搬送装置にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】図1は容器搬送装置を示す斜視図である。
【図2】図2は第1と第2の物品保持具の凹状物品保持面を示す模式図である。
【図3】図3は第1と第2の物品保持具の物品保持面の弾性変位構造の第1例を示す模式図である。
【図4】図4は第1と第2の物品保持具の物品保持面の弾性変位構造の第2例を示す模式図である。
【図5】図5は第1と第2の物品保持具の物品保持面の弾性変位構造の第3例を示す模式図である。
【図6】図6は第1と第2の物品保持具の物品保持面の弾性変位構造の第4例を示す模式図である。
【図7】図7は第1と第2の物品保持具の物品保持面の弾性変位構造の第5例を示す模式図である。
【図8】図8は容器のボトム部を把持する搬送動作の容器受入れ工程を示す模式図である。
【図9】図9は容器のボトム部を把持する搬送動作の容器把持工程を示す模式図である。
【図10】図10は容器のボトム部を把持する搬送動作の容器搬送工程を示す模式図である。
【図11】図11は容器のボトム部とネック部を把持する搬送動作の容器受入れ工程を示す模式図である。
【図12】図12は容器のボトム部とネック部を把持する搬送動作の容器搬送工程を示す模式図である。
【図13】図13は容器のボトム部とネック部を把持する搬送動作の容器排出工程を示す模式図である。
【符号の説明】
【0051】
1 容器
2 ボトム部
3 ネック部
10、10A 容器搬送装置
11、111 第1の駆動軌道
12、112 第1物品保持具
13、113 第1の物品保持面
14、114 第1の駆動装置
21、121 第2の駆動軌道
22、122 第2物品保持具
23、123 第2の物品保持面
24、124 第2の駆動装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の駆動軌道と、該第1の駆動軌道に取付けられた複数の第1物品保持具と、第2の駆動軌道と、該第2の駆動軌道に取付けられた複数の第2物品保持具とを備え、第1の物品保持具の第1の物品保持面と第2の物品保持具の第2の物品保持面が相対するとともに駆動軌道の長手方向に略直交しており、
第1の駆動軌道を駆動する第1の駆動装置と、第2の駆動軌道を駆動する第2の駆動装置とを備え、第1の駆動装置と、第2の駆動装置を制御することで、第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面の距離を変えることが可能に構成された物品の搬送装置であって、
第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面のそれぞれが凹状をなす物品の搬送装置。
【請求項2】
前記第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面のそれぞれが物品に対して弾性的に変位できる請求項1に記載の物品の搬送装置。
【請求項3】
前記第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面とが容器のボトム部を把持する請求項1又は2に記載の物品の搬送装置。
【請求項4】
前記第1物品保持具と第2物品保持具に加え、更にもう一組の第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面とが容器の上方部を把持する請求項1〜3のいずれかに記載の物品の搬送装置。
【請求項5】
第1の駆動軌道と、該第1の駆動軌道に取付けられた複数の第1物品保持具と、第2の駆動軌道と、該第2の駆動軌道に取付けられた複数の第2物品保持具とを備え、第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面が相対するとともに駆動軌道の長手方向に略直交しており、
第1の駆動軌道を駆動する第1の駆動装置と、第2の駆動軌道を駆動する第2の駆動装置とを備えた物品の搬送装置の制御方法であって、
第1の駆動装置と第2の駆動装置を制御することで、第1の物品保持面と第2の物品保持面との距離を搬送すべき物品の外径と略同一にするステップと、
物品を第1の物品保持面と第2の物品保持面との間に配置するステップと、
第1の駆動装置と第2の駆動装置を制御することで、第1の物品保持面と第2の物品保持面との距離を搬送すべき物品の外径と略同一に保持した状態で、第1の駆動装置と第2の駆動装置を同時に動作させて第1の駆動軌道と第2の駆動軌道とを同期させて同速度で動かし物品を搬送するステップと、
を有する物品の搬送装置の制御方法。
【請求項6】
第1の駆動軌道と、該第1の駆動軌道に取付けられた複数の第1物品保持具と、第2の駆動軌道と、該第2の駆動軌道に取付けられた複数の第2物品保持具とを備え、第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面が相対するとともに駆動軌道の長手方向に略直交しており、
第1の駆動軌道を駆動する第1の駆動装置と、第2の駆動軌道を駆動する第2の駆動装置とを備えた物品の搬送装置の制御方法であって、
第1の駆動装置と第2の駆動装置を制御することで、第1の物品保持面と第2の物品保持面との距離を搬送すべき物品の外径より十分大きくするステップと、
物品を第1の物品保持面と第2の物品保持面との間に配置するステップと、
第1の駆動装置と第2の駆動装置を制御することで、第1の物品保持面と第2の物品保持面との距離を搬送すべき物品の外径と略同一にするステップと、
第1の駆動装置と第2の駆動装置を同時に動作させて第1の駆動軌道と第2の駆動軌道とを同期させて同速度で動かし物品を搬送するステップと、
第1の駆動装置と第2の駆動装置を制御することで、第1の物品保持面と第2の物品保持面との距離を搬送すべき物品の外径より十分大きくするステップと、
物品を第1の物品保持面と第2の物品保持面との間より除くステップと、を有する物品の搬送装置の制御方法。
【請求項7】
前記第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面により容器のボトム部を把持することに加え、もう一組の第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面により容器の上方部を把持し、容器を搬送する請求項5又は請求項6に記載の物品の搬送装置の制御方法。
【請求項1】
第1の駆動軌道と、該第1の駆動軌道に取付けられた複数の第1物品保持具と、第2の駆動軌道と、該第2の駆動軌道に取付けられた複数の第2物品保持具とを備え、第1の物品保持具の第1の物品保持面と第2の物品保持具の第2の物品保持面が相対するとともに駆動軌道の長手方向に略直交しており、
第1の駆動軌道を駆動する第1の駆動装置と、第2の駆動軌道を駆動する第2の駆動装置とを備え、第1の駆動装置と、第2の駆動装置を制御することで、第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面の距離を変えることが可能に構成された物品の搬送装置であって、
第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面のそれぞれが凹状をなす物品の搬送装置。
【請求項2】
前記第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面のそれぞれが物品に対して弾性的に変位できる請求項1に記載の物品の搬送装置。
【請求項3】
前記第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面とが容器のボトム部を把持する請求項1又は2に記載の物品の搬送装置。
【請求項4】
前記第1物品保持具と第2物品保持具に加え、更にもう一組の第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面とが容器の上方部を把持する請求項1〜3のいずれかに記載の物品の搬送装置。
【請求項5】
第1の駆動軌道と、該第1の駆動軌道に取付けられた複数の第1物品保持具と、第2の駆動軌道と、該第2の駆動軌道に取付けられた複数の第2物品保持具とを備え、第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面が相対するとともに駆動軌道の長手方向に略直交しており、
第1の駆動軌道を駆動する第1の駆動装置と、第2の駆動軌道を駆動する第2の駆動装置とを備えた物品の搬送装置の制御方法であって、
第1の駆動装置と第2の駆動装置を制御することで、第1の物品保持面と第2の物品保持面との距離を搬送すべき物品の外径と略同一にするステップと、
物品を第1の物品保持面と第2の物品保持面との間に配置するステップと、
第1の駆動装置と第2の駆動装置を制御することで、第1の物品保持面と第2の物品保持面との距離を搬送すべき物品の外径と略同一に保持した状態で、第1の駆動装置と第2の駆動装置を同時に動作させて第1の駆動軌道と第2の駆動軌道とを同期させて同速度で動かし物品を搬送するステップと、
を有する物品の搬送装置の制御方法。
【請求項6】
第1の駆動軌道と、該第1の駆動軌道に取付けられた複数の第1物品保持具と、第2の駆動軌道と、該第2の駆動軌道に取付けられた複数の第2物品保持具とを備え、第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面が相対するとともに駆動軌道の長手方向に略直交しており、
第1の駆動軌道を駆動する第1の駆動装置と、第2の駆動軌道を駆動する第2の駆動装置とを備えた物品の搬送装置の制御方法であって、
第1の駆動装置と第2の駆動装置を制御することで、第1の物品保持面と第2の物品保持面との距離を搬送すべき物品の外径より十分大きくするステップと、
物品を第1の物品保持面と第2の物品保持面との間に配置するステップと、
第1の駆動装置と第2の駆動装置を制御することで、第1の物品保持面と第2の物品保持面との距離を搬送すべき物品の外径と略同一にするステップと、
第1の駆動装置と第2の駆動装置を同時に動作させて第1の駆動軌道と第2の駆動軌道とを同期させて同速度で動かし物品を搬送するステップと、
第1の駆動装置と第2の駆動装置を制御することで、第1の物品保持面と第2の物品保持面との距離を搬送すべき物品の外径より十分大きくするステップと、
物品を第1の物品保持面と第2の物品保持面との間より除くステップと、を有する物品の搬送装置の制御方法。
【請求項7】
前記第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面により容器のボトム部を把持することに加え、もう一組の第1物品保持具の第1の物品保持面と第2物品保持具の第2の物品保持面により容器の上方部を把持し、容器を搬送する請求項5又は請求項6に記載の物品の搬送装置の制御方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2008−81294(P2008−81294A)
【公開日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−265779(P2006−265779)
【出願日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【出願人】(000000918)花王株式会社 (8,290)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【出願人】(000000918)花王株式会社 (8,290)
【Fターム(参考)】
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