説明

物品固定用吸盤

【課題】様々な種類の物品に対応可能であり、物品を安定してテーブル等に固定することが可能な物品固定用吸盤を提供することを目的とする。
【解決手段】第1の吸盤と第2の吸盤を背中合わせに設け、第1の吸盤と第2の吸盤の個数あるいは形状を異なるものとする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を固定する吸盤に関し、お皿やおわん等の食器をテーブル等に固定するため、または、その他の物品をテーブルや床あるいは壁に固定するために用いる物品固定用吸盤に関する。
【背景技術】
【0002】
吸盤を用いて物品を固定するものとして様々なものが用いられている。例えば、幼児や、体の不自由な人、または介護が必要な老人等が、食事をする際に、食器をそのままテーブルに固定せずに置いていると、食事中に食器が動いて、食器を倒して食べ物をこぼしたり、食器をテーブルから落としてしまうという問題を解消するために、吸盤を用いて食器をテーブルに固定するものが用いられている。
【0003】
このような食器をテーブルに固定するための吸盤の一例として、特開平11−336739に開示されているような、2つの吸盤を背中合わせに設けて、食器をテーブルに吸盤で固定する両面吸盤がある。
【0004】
また、特開平9−28540に開示されているような、吸盤とおわん係合部とを背中合わせに設け、おわんを上記おわん係合部で固定し、吸盤でテーブルに固定するおわん係合部付き吸盤がある。
【特許文献1】特開平11−336739公報
【特許文献2】特開平9−28540公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述のような従来の吸盤を用いた方法では、いくつかの問題点があった。例えば、吸盤を背中合わせに設けた両面吸盤は、2つの吸盤を背中合わせに設けているので、吸盤2個分の高さが必要であり、さらに吸盤の間に柱状のものがあるためより高くなり、食器を固定していても不安定になるという問題があった。
【0006】
また、上述のような、おわん係合部を用いたものでは、使用する食器の形状と上記おわん係合部の形状が一致しないと使用できないので、専用の食器が必要となり、どのような食器にも簡単に使用することができないという問題があった。
【0007】
また、上述のようなものは、その形状から用途が限定されており、食器をテーブルに固定するためにしか用いることができず、その他の物品に流用できるようなものではなかった。
【0008】
そこで、本発明はこのような従来の吸盤を用いて物品を固定する方法よりも、広範囲の用途に対応可能であり、また安定して物品が固定できる物品固定用吸盤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の物品固定用吸盤は、第1の吸盤と第2の吸盤を背中合わせに設けた物品固定用吸盤であって、第1の吸盤と第2の吸盤は、個数あるいは形状が異なることを特徴とする。
【0010】
上記第1の吸盤は環状吸盤であり、上記第2の吸盤はドーム状吸盤であることが好ましい。
【0011】
上記第1の吸盤である環状吸盤の中央に膜が設けられ、上記第2の吸盤であるドーム状の吸盤の中央部が平坦であり、上記環状吸盤の中央の膜が上記ドーム状吸盤の平坦な中央部を形成し、上記環状吸盤の一部と、上記ドーム状吸盤の平坦な中央部以外の一部が一体に形成されていることが好ましい。
【0012】
上記環状吸盤の中央の膜の一部が上記ドーム状吸盤の平坦な中央部を形成することが好ましい。
【0013】
上記第1の吸盤である環状吸盤の中央が開口となっており、1つの上記環状吸盤の背面に第2の吸盤である上記ドーム状吸盤が複数設けられていることが好ましい。
【0014】
あるいは、上記第1の吸盤は1つのドーム状吸盤であり、上記第2の吸盤は上記第1の吸盤よりも小さい複数のドーム状吸盤であることが好ましい。
【0015】
上記第1の吸盤及び上記第2の吸盤の曲線部分の一部が一体に形成されていることが好ましい。
【0016】
さらに、上記第1の吸盤および/または上記第2の吸盤の縁に取っ手を設けることが好ましい。
【発明の効果】
【0017】
本発明の物品固定用吸盤は、第1の吸盤と第2の吸盤を背中合わせに設けた物品固定用吸盤であって、第1の吸盤と第2の吸盤は、個数あるいは形状が異なることにより、様々な用途に使用することができる。
【0018】
上記第1の吸盤は環状吸盤であり、上記第2の吸盤はドーム状吸盤であることにより、穴や開口がある壁等にも物品を固定することが可能となる。
【0019】
上記第1の吸盤である環状吸盤の中央に膜が設けられ、上記第2の吸盤であるドーム状の吸盤の中央部が平坦であり、上記環状吸盤の中央の膜が上記ドーム状吸盤の平坦な中央部を形成し、上記環状吸盤の一部と、上記ドーム状吸盤の平坦な中央部以外の一部が一体に形成されていることにより、全体の高さを吸盤1個分の高さに抑えることが可能となり、大きな物品も安定してテーブル等に固定することが可能となる。
【0020】
上記環状吸盤の中央の膜の一部が上記ドーム状吸盤の平坦な中央部を形成することにより、上記ドーム状吸盤を小さく、上記環状吸盤を大きくできるので、底面が小さい物品にも用いることが可能となり、さらに安定して固定することもできる。
【0021】
上記第1の吸盤である環状吸盤の中央が開口となっており、1つの上記環状吸盤の背面に第2の吸盤である上記ドーム状吸盤が複数設けられていることにより、固定する場所に穴等がある場合でも、物品を固定することが可能となる。
【0022】
あるいは、上記第1の吸盤は1つのドーム状吸盤であり、上記第2の吸盤は上記第1の吸盤よりも小さい複数のドーム状吸盤であることにより、1つの物品固定用吸盤で、複数の物品を同時に固定することが可能となる。
【0023】
上記第1の吸盤及び上記第2の吸盤の曲線部分の一部が一体に形成されていることにより、全体の高さを吸盤1個分の高さに抑えることが可能となり、大きな物品も安定してテーブル等に固定することが可能であり、さらに複数の物品を同時に固定することも可能である。
【0024】
さらに、上記第1の吸盤および/または上記第2の吸盤の縁に取っ手を設けることにより、各吸盤を容易に取り外すことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
本発明を、図を用いて以下に詳細に説明する。まず初めに、第1の実施形態の物品固定用吸盤1について説明する。図1が第1の実施形態の物品固定用吸盤1の斜視図であり、図2が第1の実施形態の物品固定用吸盤1の断面図である。
【0026】
第1の実施形態の物品固定用吸盤1は、第1の吸盤として環状吸盤2を用い、第2の吸盤としてドーム状吸盤3を用いる。そして、上記第1の吸盤である環状吸盤2と上記第2の吸盤であるドーム状吸盤3を背中合わせに設けたものである。
【0027】
そして、上記環状吸盤2の中央には膜7が設けられ、さらに外側にフランジ4が設けられている。一方、上記ドーム状吸盤3は、中央部が平坦なドーム形状となっている。
【0028】
また、上記膜7が上記ドーム状吸盤3の平坦な中央部を形成し、上記環状吸盤2の内側の一部と、上記ドーム状吸盤3の平坦な中央部以外の一部が一体に形成されている。このように、上記環状吸盤2の一部と上記ドーム状吸盤3の一部が一体形成されることにより、本発明の物品固定用吸盤1は、吸盤1個分の高さで納まるようになり、従来の単に吸盤を2個背中合わせにしたものよりも高さを低くすることができ、より安定して物品を固定することが可能となっている。
【0029】
さらに、図1に示すように上記フランジ4および上記ドーム状吸盤3の縁に取っ手5,6を設けている。上記取っ手5,6により、物品を固定した状態の物品固定用吸盤1を、固定している物から容易に取り外すことが可能となる。
【0030】
本発明の物品固定用吸盤1の材質については特に限定するものでは無く、従来の吸盤に用いられているような材質を用いることが可能である。例えば、軟質塩ビ、ゴム、エラストマー等が用いられる。
【0031】
本発明の物品固定用吸盤1の使用方法について説明する。本発明の物品固定用吸盤1を使用する際に、特に上下方向を限定するものではないので、使用する物品に応じて適宜選択することができる。ここでは、食器に使用する場合について説明する。
【0032】
上記物品固定用吸盤1を、使用する食器に合わせて、上記環状吸盤2と上記ドーム状吸盤3のどちらかを、食器の底に吸着させて使用する。ここでは、図2の断面図に示すように、上記ドーム状吸盤3を上に、上記環状吸盤2を下にして、上記ドーム状吸盤3を食器8の底面に吸着させて使用する方法について説明する。
【0033】
まず初めに、本発明の物品固定用吸盤1の上記環状吸盤2をテーブル9に吸着させて固定する。次に、上記食器8の底面を上記ドーム状吸盤3に乗せて、上記食器8を上記物品固定用吸盤1に押し付けて、上記ドーム状吸盤3を上記食器8の底面に吸着させる。
【0034】
その結果、図3に示すような状態となり、本発明の物品固定用吸盤1により、上記食器8が上記テーブル9に固定される。このように、本発明の物品固定用吸盤1は、環状吸盤2とドーム状吸盤3を背中合わせに設けたことにより、従来よりも高さを低くすることができ安定して食器を固定することが可能であり、さらに、専用の食器を必要としないので、今まで使用していた食器にも対応可能であり、さらに食器以外の他の様々な物品に使用可能である。
【0035】
上記物品固定用吸盤1を取り外すには、上記取っ手5,6を用いる。まず初めに、取っ手5を用いて、上記環状吸盤2を上記テーブル9から取り外す。次に、取っ手6を用いて、上記ドーム状吸盤3を上記食器8から取り外し、上記物品固定用吸盤1が完全に取り外される。このようにして、取っ手5,6を設けることにより、上記物品固定用吸盤1をより簡単に取り外すことが可能となる。
【0036】
本発明の物品固定用吸盤1の使用方法について説明してきたが、上記物品固定用吸盤1を使用する際の上下方向、あるいは、吸盤による上記食器8および上記テーブル9への固定順序あるいは取り外し順序については、ここで説明したものに限定するものではなく、使用者が適宜使い勝手の良い向きや順番を選択することが可能である。
【0037】
また、上記物品固定用吸盤1全体の大きさ、あるいは上記環状吸盤2および上記ドーム状吸盤3の大きさは適宜決めることが可能であるので、使用する物品の大きさや形状に合わせて、様々な大きさの上記物品固定用吸盤1を用意することができるので、食器に使用する場合でも、今まで使用していた食器を新たに買い換えることなく、様々な食器に使用することが可能である。
【0038】
そして、本発明の物品固定用吸盤1,1’を食器に用いることにより、幼児や高齢者、体の不自由な人が食事をする時、あるいは、船舶内での食事の際に、より簡単に、そしてより安全に食器を使用することが可能となる。
【0039】
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態の物品固定用吸盤1’は、第1の実施形態の物品固定用吸盤1と同様に、環状吸盤2とドーム状吸盤3を背中合わせに設けたものである。
【0040】
そして、上記環状吸盤2には、中央に膜7が、そして外側にフランジ4が設けられており、上記中央の膜7の中心付近に上記ドーム状吸盤3が設けられた構造となっている。上記ドーム状吸盤3の平坦な中央部が上記中央の膜7の一部と一体に形成されており、上記ドーム状吸盤3の平坦な中央部以外の部分は、上記環状吸盤2とは別体になっている。
【0041】
第1の実施形態の物品固定用吸盤1では、環状吸盤2とドーム状吸盤3の一部が一体形成されているので、互いの大きさを独立して決めることができなかったが、第2の実施形態の物品固定用吸盤1’は、上述のような構造により、上記ドーム状吸盤3の大きさを、上記環状吸盤2の大きさに関係なく小さくしたり、逆に上記環状吸盤3を大きくすることが可能となる。
【0042】
これにより、固定する物品の底面が小さい場合には、上記環状吸盤2を大きくし、上記ドーム状吸盤2を上記環状吸盤2の大きさに関係なく小さくすることができるので、テーブルや壁への固定を大きい環状吸盤2で行い、物品との固定を小さいドーム状吸盤3で行うことにより、底面が小さな物品も安定して固定することが可能となる。
【0043】
第2の実施形態の物品固定用吸盤1’の材質についても、第1の実施形態の物品固定用吸盤1と同様に、特に限定するものではない。また、使用方法についても、第1の実施形態の物品固定用吸盤1と同様の方法で、物品をテーブル等に固定することができるが、特に上下方向や固定および取り外しの順番は限定するものではない。
【0044】
続いて、第3の実施形態の物品固定用吸盤1”について説明する。図5が第3の実施形態の物品固定用吸盤1”の斜視図である。
【0045】
図5に示すように、本実施形態の物品固定用吸盤1”は、第1,2の実施形態と同様に、環状吸盤とドーム状吸盤を組み合わせたものであるが、本実施形態では第1の吸盤である環状吸盤2’の中央が開口となっており、さらに、第2の吸盤であるドーム状吸盤3’が上記環状吸盤2’の背面に複数設けられている。
【0046】
本実施形態では、4個のドーム状吸盤3’が等間隔で、上記環状吸盤2’の背面に配置さている。個数については特に4個に限定するものではなく、固定する物品、あるいは固定する場所に応じて適宜変更することが可能である。
【0047】
また、上記環状吸盤2’には第1,2の実施形態と同様に、フランジ4が設けられ、上記フランジ4には取っ手5が設けられている。上記取っ手5により、上記環状吸盤2’の取り外しを簡単に行うことが出来る。
【0048】
本実施形態の物品固定用吸盤1”は中央が開口となっているので、壁等に穴が開いているような所にも用いることが可能であり、穴を隠すこともできるので、従来の吸盤を用いたものより、様々な用途に使用可能である。
【0049】
次に、第4の実施形態の物品固定用吸盤10について説明する。図6が第4の実施形態の物品固定用吸盤10の斜視図である。
【0050】
図6に示すように、本実施形態の物品固定用吸盤10は、1つの大きなドーム状吸盤11を第1の吸盤とし、上記ドーム状吸盤11よりも小さいドーム状吸盤12を第2の吸盤としている。
【0051】
そして、上記ドーム状吸盤11の中央に平坦な中央部を設け、上記平坦な中央部の背面に、上記ドーム状吸盤12を複数配置している。本実施形態では、10個の上記ドーム状吸盤12を配置している。
【0052】
個数は特に限定するものではなく複数であればよく、また、本実施形態では10個の上記ドーム状吸盤12を全て同じ大きさとしているが、異なる大きさの吸盤を組み合わせることも可能である。
【0053】
そして、上記ドーム状吸盤11の外周にはフランジ4を設け、さらに上記フランジ13に取っ手14を設けている。上記取っ手14により上記ドーム状吸盤11の取り外しを簡単に行うことが出来る。
【0054】
また、本実施形態の物品固定用吸盤10の使用方法としては、他の実施形態で説明したように、1つの物品をより確実にテーブルや壁等に固定することもできるが、複数のドーム状吸盤12を設けることにより、複数の物品を同時に固定することも可能となる。
【0055】
さらに、第5の実施形態の物品固定用吸盤10’について説明する。図7が第5の実施形態の物品固定用吸盤10’の図であり、(a)が斜視図、(b)が断面図である。
【0056】
上記物品固定用吸盤10’は、第4の実施形態の物品固定用吸盤10と同様に、1つのドーム状吸盤と複数のドーム状吸盤を組み合わせたものである。
【0057】
図7に示すように、本実施形態の物品固定用吸盤10’は、第1の吸盤である1つのドーム状吸盤11’の背面に、第2の吸盤となるドーム状吸盤12’が3つ配置されている。
【0058】
3つの上記ドーム状吸盤12’は同心円状に等間隔で配置されており、その円の中心に上記ドーム状吸盤11’がある。そして、図7(b)に示すように、上記ドーム状吸盤11’の曲線部分の一部と、上記ドーム状吸盤12’の一部が一体に形成されている。
【0059】
本実施形態では上記ドーム状吸盤12’を3つにしているが、複数であれば個数は特に限定するものではなく、また、互いの曲線部分が一体であれば、同心円状の配置に限定するものでもない。上記ドーム状吸盤12’の大きさも全て同じにする必要も無く、異なる大きさに設定することも可能である。
【0060】
本実施形態では、断面図を見るとわかるように、2つの吸盤を背中合わせに配置した場合に比べ、高さを低くすることが可能であり、より安定して物品を固定することができる。また、複数のドーム状吸盤12’を配置することにより、複数の物品を固定することも可能である。
【0061】
このように、本発明では、様々な形状および個数の吸盤を組み合わせることにより、様々な物品をより安定して固定することが可能であり、また、様々な用途に対応可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明の第1の実施形態の物品固定用吸盤の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の物品固定用吸盤の断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の物品固定用吸盤を用いて食器をテーブルに固定した状態を示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態の物品固定用吸盤の斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施形態の物品固定用吸盤の斜視図である。
【図6】本発明の第4の実施形態の物品固定用吸盤の斜視図である。
【図7】(a)が本発明の第5の実施形態の物品固定用吸盤の斜視図であり、(b)が、(a)におけるA−A線の断面図である。
【符号の説明】
【0063】
1、1’、1’”物品固定用吸盤
2、2’ 環状吸盤
3、3’ ドーム状吸盤
4 フランジ
5,6 取っ手
7 膜
8 食器
9 テーブル
10、10’ 物品固定用吸盤
11、11’ ドーム状吸盤
12、12’ ドーム状吸盤
13 フランジ
14 取っ手

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の吸盤と第2の吸盤を背中合わせに設けた物品固定用吸盤であって、第1の吸盤と第2の吸盤は、個数あるいは形状が異なることを特徴とする物品固定用吸盤。
【請求項2】
上記第1の吸盤は環状吸盤であり、上記第2の吸盤はドーム状吸盤であることを特徴とする物品固定用吸盤。
【請求項3】
上記第1の吸盤である環状吸盤の中央に膜が設けられ、上記第2の吸盤であるドーム状の吸盤の中央部が平坦であり、上記環状吸盤の中央の膜が上記ドーム状吸盤の平坦な中央部を形成し、上記環状吸盤の一部と、上記ドーム状吸盤の平坦な中央部以外の一部が一体に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の物品固定用吸盤。
【請求項4】
上記環状吸盤の中央の膜の一部が上記ドーム状吸盤の平坦な中央部を形成することを特徴とする請求項2に記載の物品固定用吸盤。
【請求項5】
上記第1の吸盤である環状吸盤の中央が開口となっており、1つの上記環状吸盤の背面に第2の吸盤である上記ドーム状吸盤が複数設けられていることを特徴とする請求項2に記載の物品固定用吸盤。
【請求項6】
上記第1の吸盤は1つのドーム状吸盤であり、上記第2の吸盤は上記第1の吸盤よりも小さい複数のドーム状吸盤であることを特徴とする請求項1に記載の物品固定用吸盤。
【請求項7】
上記第1の吸盤及び上記第2の吸盤の曲線部分の一部が一体に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の物品固定用吸盤。
【請求項8】
上記第1の吸盤および/または上記第2の吸盤の縁に取っ手を設けることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の物品固定用吸盤。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−66181(P2009−66181A)
【公開日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−237568(P2007−237568)
【出願日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【出願人】(000158781)紀伊産業株式会社 (327)
【Fターム(参考)】