説明

物理、化学を応用とした植物炭化物の製造方法及び炭化物

【課題】資源豊富な植物炭化とした吸着作用は、多孔質体をもつ表面積の大きさを特徴とし、持ち合わせた素材を吸着材とする。素材は大量安定供給で安価とした。地上、床面、水面に浮き、水面下などでも対応でき、多様化素材で、しかも、処理後は焼却処理可能とした炭化物を提供する。
【解決手段】農業植物廃棄物、植物産業廃棄物を対象として取り組んだこの発明は、植物炭化物を大量に安定供給を得ることで成功をした。炭化物を通油性のある袋体に充填することで多様化の更なる成果を得た。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
豊富な天然資源、植物本来の多孔質体の活用応用を特徴とした。天然素材廃棄物を物理化学応用としての植物炭化物の利用と産業利用に関するものである。
【0002】
環境浄化を目的とした植物炭化物の利用と産業利用。
【背景技術】
【0003】
細孔構造を多く持つ植物炭化物の多孔質体は吸着性が強い。
【0004】
炭化物の利用においては、ヤシガラ破砕炭、木質粉末炭、石炭系ペレット、石炭系粉末炭などが利用されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の環境浄化材は、化学製品であることから環境上に難点があることからも天然素材活用傾向にある。使用前の高額な在庫や使用後の処理問題等経済上および環境対策に難点がある。
【0006】
植物炭化物を高温化に活用する場合に、より微細に、より多くの表面積をもって燃焼することが必要である。
【0007】
天然素材の植物炭化物を基材にした炭化物は、大量に使用する環境浄化用炭化物を製造する技術に成功したのである。しかも、処理後において焼却処理を可能とした。
さらに、大量な農業廃棄物が安価に対応できることを特徴とした。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、多孔質体の植物廃棄物を燃焼加熱することで細孔構造部分に炭素を付着させ、多孔質体を基材とした植物炭化物を製造することが出来る。
【0009】
本発明における機能は、本素材の表面積の大きさが塩素除去機能、除菌機能、消毒機能の浄化材、ガス吸着材、土壌改良材、肥料添加剤、家畜の飼料添加材、有機堆肥の完熟か添加材、住宅の調節材、土壌の酸性雨対策等、その効果の活用を特徴とした。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、農業植物廃棄物、植物産業廃棄物の物理化学を応用とした植物炭化物素材の多孔質と表面積の大きさを活用とした。経済負担が少なく、しかも製造工程は特別な技術を要しないことを特徴とした。
【0011】
本発明は、吸着において効果があり、環境浄化に取り組むことができる。
【0012】
農業植物廃棄物、植物産業廃棄物の植物炭化物を用いることから安定供給が可能であり、しかも安価に、大量供給が可能である。さらに、処理後は焼却処理を可能とする。
【0013】
本発明の原料は、天然素材成分であり、有害物質は発生しない。
【0014】
本発明の製造技術は単純であり高度技術を要しない。しかも先進的な環境浄化に参入ができ、地域資源の有効活用に貢献する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の植物炭化物は、粒度の均一を保っていることから空隙、多孔質、珪素質が形成されている。この応用技術でもって油吸着性の効果が発揮されることを特徴とした。しかも、処理後は、燃やすと燃料になるのが特徴である。
【0016】
袋成形は細孔を有したものが適しているが、布織布を袋状に製作し、形成付着することでの形態が望ましい。
【0017】
農業植物廃棄物、植物産業廃棄物の炭化物をマットタイプ、板タイプ、円筒タイプに形成した袋体に充填させることの単純さと合理的な成形によって多様な使用を可能としたことを特徴とした。
【0018】
この実施例については多孔質体の細孔構造や表面化学特性の部分に炭素を付着とした特異性の吸着剤であり、浄化装置に関する技術を含め用途の多様化を特徴とする。
【産業上の利用可能性】
【0019】
本発明によって、農業分野から排出発生する農業植物廃棄物、植物産業廃棄物の主成分はセルロース系から土壌に還元ができ、循環型産業の形成から物理化学を応用とした植物炭化物の期待が求められている。油の流出事故や化学液体流出事故、海面、水面事故なの油の流出事故緊急時の吸着材として利用できることから在庫自体が緊急用の備えとなる。さらに、大規模な事故の場合は、袋成形をしないで、本発明の植物炭化物を直接接触することでの対応を特徴とする。
【0020】
本発明によって、活性炭と同等の機能が可能であるため運搬や工程、取扱に有用に活用できる。
【0021】
本発明によって、家畜排泄物法に対応した堆肥を可能とし、環境に負荷を与えない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
農業植物廃棄物、植物産業廃棄物を炭化した炭化物を製造する炭化物の製造方法において、粒状形成を保持しながら1,000℃程度で焼成した多孔質体の炭化工程を備えたことを特徴とする炭化物の製造方法。
【請求項2】
上記工程において、粒状物を均一することを特徴とした炭化物の製造方法。
【請求項3】
請求項1、請求項2を単一製造とする製造方法、又は複合とした製造方法。
【請求項4】
請求項1、2、3、炭化物の物理的化学的特性の汎用性を発揮した応用環境浄化材。
【請求項5】
前記、請求項1から4において本発明趣旨を逸脱しない範囲の変更は、本発明に含まれる。

【公開番号】特開2011−157255(P2011−157255A)
【公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−35367(P2010−35367)
【出願日】平成22年2月1日(2010.2.1)
【出願人】(305058494)
【Fターム(参考)】