説明

特に広範囲な視野を持つバックミラー

【課題】
車両運転時、車線変更しようとする時の脇見運転の防止、高速道路合流点等おける相手車両との距離等の確認による接触事故の防止に寄与したい。
駐車場等における白線の確認、狭い車庫等で自分の真下の危険物の確認、自分の幼い子供が親を見つけて飛付いて来ることもあり、それらがミラーの死角に入ったりして、ひてしまった等と言うこともある。とうの課題を解決したい。
【解決手段】
主鏡面の水平方向の一部を外側に少し反らすことにより、視野角度が広く成る為に、横後方確認が楽になり脇見運転もせずにすみ、高速道路合流点での相手車両との距離スピード等の確認が楽になり接触事故等も防げる。
主鏡面下部縁端にボール1/4状の物を付加する事によりサイドミラー真下以上に前輪付近まで見ることが出来るようなる、このことによって、駐車場等の位置白線等の確認容易でドアーを開けてバックすることも無くてすむ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等の車両の運転席から見て 死角となる部分を出来るだけ解消しようとする車両用バックミラーの技術分野に属します。
【背景技術】
【0002】
従来、ルームミラーやドアーミラー等の車両用バックミラーは、一定曲率半径を持った鏡面から構成されているが、車両や人、危険物等の対象物の確認のため余り広角にすることは出来ない。例えば、特開昭54−153448号公報や特公平04−20818号公報や特開2002−160583号公報等提案されているように、ミラーの下側に向かうほど半径曲率を小さくして後輪付近等の死角を解消した車両用バックミラーが提案されている。また、特開2002−160583号公報のように主鏡面の外側に水平に、また、垂直に半径曲率を小さくした鏡面を付加したものも提案されている。
【特許文献1】特開昭54−153448号
【特許文献2】特公平04−20818号
【特許文献3】特開2002−160583号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記特開昭54−153448号公報や特開2003−160583号公報等で提案されているバックミラーは、後輪付近までの確認には有効ですが、本明の提案する前輪付近までは視認できない、例えば、狭い駐車場等にバックで駐車しようとする時、白線の枠に巧く入れようとするとドアーを開けて見ながらバックするとかすると隣の車にドアーをぶっつける危険が伴う、また 白線枠内に巧く収められず斜めに成り隣の車に迷惑を掛けたりしてしまう、複線道路を走行中、車線を変更しようとする時、すぐ後ろ斜めの車両がバックミラーの死角に入り見えない為、接触事故を起こしかねない、更に車両用ルームミラに於いては、リヤウインドウより後方は確認出来るが後部座席の様子はあまりよく見えず、まして隣の助手席の様子などは首を回して見なければならない、等の問題点を解決したい。
【0004】
発明は、上記の問題点を見て考えたものです、課題となるバックミラーの死角を出来るだけ少なくして、前輪近くまで見え駐車場の白線枠を確認出来るもの、高速道路等での合流点で隣の車の位置距離等がある程度確認出来危険を排除出来る、ルームミラーに使用すれば後部座席の様子とか助手席の様子まで見ることが出来るバックミラーを提供したい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決する為に、請求項1に記載した様に従来のえて140R位の外側に反らせたアールを持たせた縦長曲面領域を設け又主鏡面の下部縁部に球ボウルの1/4状の物を下方に向けて取り付け、取り付け縁部の境のでない様にする。以上の手段によって課題のバックミラーの死角となる部分をある程度少なく出来る。主鏡面の一部水平方向にアールを持たせた縦長曲面領域により、車線変更時の斜め後方の車両の確認が楽になり、高速道路等の合流点での確認も楽に見え安心して運転が出来る。且つ 主鏡面の下部縁部のボウル状の鏡面に於いてサイドミラーの真下以上、前輪付近まで見ることが出来るので、駐車場での白線の確認とか狭い車庫内の危険物等の確認等が楽になる。 現在 大型車等で左のバックミラーの下に半球状のミラーを取り付けていて、自車の前方付近と左方側面付近を確認出来るようにして、主バックミラーの死角を補っている付近に子供等の危険物が無いかを見ることができる、
【発明の効果】
【0006】
一枚の鏡面に少し付加しただけのであるので、単価てきにはほとんど変わらないで製作できる、大型車に見るように主ミラーの下に半球状のミラーを取り付ける必要が無くなる、この半球状のミラーが無い為に、親が車で出かけるのを見て追いかけようとしてミラーの死角に這入り、自分の子供を轢殺した等の新聞記事を見かけが、本発明のミラーを使用すればこの様な痛ましい事故が無くなる。主鏡面の一部水平にアールを持たせる事により、高速道路等の合流点又は複車線上での車線変更時の相手車の動向確認が楽に見えるので接触事故等が防げる、等の効果があげられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
現在使用しているバックミラーの一部を変更した物で一枚の鏡であること、図1のロの部分は主曲率400Rを変えて、200R位を外側に反らす、あまり曲率を小さくすると自車の側方を走る車との距離、相手の速度等の視認が難しく成る図ハの部分はボウルの1/4を下方に向けて取り付けたもので、本発明の一番の特徴である。
【実施例】
【0008】
実際の使用例を図3に示す。現在のミラーでの視認範囲を網目斜線にて示し、本発明のミラーの視認範囲を斜線で示したものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】概念図である、イは通常のバックミラーと変わらない部分で、ロの部分は水平に湾曲させた縦長曲面領域であり、ハはボウルの1/4位を下方に向けた状態の部分である。
【図2】正面図とそれに対する各断面を示し妥当なアールの数値寸法当を記載したものである。
【図3】本発明を使用した実施例図である、本発明と現在の使用による視認の範囲を示すもので、斜線の部分が本発明視認部分網目部分が従来の物視認部分である。
【符号の説明】
【0010】
イ 主鏡面
ロ 縦長鏡面
ハ ボール状鏡面
A−A’ 中央線
B−B’ 断面
C−C’ 断面
D−D’ 断面
E−E’ 断面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
従来より使用されているバックミラーの、定曲率半径の水平部位の片方の外側約15%位の部分を曲率を変えて140Rを付けて外側に反らせた状態のものに、且つ主曲面領域の下方側縁部に球状の1/4位の物を下方に向けて取り付けた状態の鏡面を持たせた一体型の車両用バックミラー。
【請求項2】
現在使用されてるバックミラーの定曲率半径の水平部位の片方の外側約15%位の部分を曲率を変えて140R位を外側に反らせた状態の物に且つ主曲面領域の下方側縁部に球状の1/4位の物を下方に向けて取り付けた状態で境目の無い一体型の鏡面を持つ車両用バックミラーの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−220797(P2009−220797A)
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−70691(P2008−70691)
【出願日】平成20年3月19日(2008.3.19)
【出願人】(308007310)
【Fターム(参考)】