説明

特定目的プロセッサ及びモーション・センシングの少なくとも一つを用いる電力管理

【課題】プロセッサが必要とされる時間の間のみプロセッサを動作させることによって電力消費を減少させつつ、他方で非動作時のような期間の性能低下を回避する。
【解決手段】移動局内で使用できる電力管理デバイスは、信号処理アプリケーションを含むアプリケーションを実行するように構成され、更に、予め決められた基準に応じてスリープ・モードに入るように構成されるメイン・プロセッサを含む。デバイスは更に、メイン・プロセッサが、信号、コマンド、入力、及び環境の変化の少なくとも一つをモニタするためのセンサ及び低電力プロセッサの少なくとも一つを含むスリープ・モードである場合、低電力プロセッサ及び前記センサの一つに応じてメイン・プロセッサを起動するように構成される回路を含む。デバイスは、方法を動作し、機械読み取り可能な媒体に基づく命令を実行し得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書のデバイス及び方法は、概して周期的な処理を実装するプロセッサにおける電力管理を対象にしている。より具体的には、移動局は、他のアプリケーションに従ったワイヤレス信号処理を実装するプロセッサにおける電力を管理する。
【背景技術】
【0002】
移動局等のような多くのデバイスは、ワイヤレス信号等の検出の為のアルゴリズムのようなアルゴリズムを実装するための回路を備えている。そのような回路は、典型的に、他の機能性と共に、信号を検出するための機能性を提供するプロセッサを用いることで実装される。特に、これらのプロセッサは、典型的に、ビデオ、通信、エンタテイメント、ガイダンス、ロケーション機能性等の一つまたはそれ以上のような機能性を提供するだろう。これらの種々の機能性の全ては、多大な電力を消費する傾向を有する。このケースにおける電力は、バッテリ、電子セル、等からのものであることがある。しかしながら、プロセッサは、しばしばアイドル(idle)のままであり、上述した種々の機能性の全てを提供するためアクティブである必要はない。なぜならば、ユーザーによってそれは頻繁に必要ではないからである。しかしながら、アイドルのままである場合、プロセッサは、比較的大きい量の電力を消費し続ける。この電力消費は、バッテリの寿命を縮める傾向を有し、ユーザーにバッテリを充電することを頻繁に要求する。
【0003】
電力の消費に対処するために、プロセッサ内に「スリープ・モード」を設けることにより、電力消費を低減するように移動局を動作させる試みがなされてきている。この解決方法はまた、定期的に、またはインタラプトに応答して、プロセッサが入力などをチェックするための「起動(waking up)」を含む。しかしながら、スリープ・モードの結果は、プロセッサが、他の物の間で、データ、コマンド等の受信することを失敗するような、より低い性能を有することである。この定期的な起動はまた、比較的大きい量の電力を消費する。言い換えると、プロセッサは、入力または、行われるための処理が無いということをただ見つけるために、定期的に起こされ得る。従って、起動するステップの間の消費された電力は無駄である。
【0004】
従って、プロセッサが必要とされる時間の間のみプロセッサを動作させることによって電力消費を減少させつつ、他方で非動作時のような期間の性能低下を回避する必要がある。
【発明の概要】
【0005】
デバイス及び方法は、複雑なアプリケーションを実行しない場合、プロセッサ(以下、メイン・プロセッサという)がスリープ・モードに入ることを許可するために、種々の機能性について提供するために第2の低電力プロセッサを含み得るデバイス及び方法を提供することによって、従来技術の欠点、及び不都合を避け、先の必要性を満足する。低電力プロセッサは、必要に応じて、入力を受信し、データを保持することによって、スリープ・モード性能を改良し、必要に応じて、メイン・プロセッサを起動するために機能する。従って、低電力プロセッサは、スリープ・モード動作について最適化され、メイン・プロセッサは、複雑なアプリケーションについて、最適化され得る。
【0006】
デバイス及び方法は、更に、または代替的に、変化をセンスするためにセンサ配置を含み得る。センサは、最大限のメイン・プロセッサの機能性の提供についての必要性、及び、このように、システムにメイン・プロセッサと共に最大限の機能性を提供することについて起動されたメイン・プロセッサを確認するために、動き、気温、方位、加速度、大気圧、磁場、及び光のような環境の変化をセンスする。
【0007】
デバイス及び方法が、衛星位置決定システム(SPS)及び/またはワイヤレス通信システムにおけるワイヤレス通信についての移動局で用いられる信号検出アルゴリズムについて特に有用である間、当業者は、デバイス及び方法は、本明細書に記載されたものと同等の問題を有する定期的なデジタル信号処理を含んでいる任意のアプリケーションを含む他のアプリケーションに対して適切であるということを正しく理解するだろう。
【0008】
一態様において、移動局における電力管理の方法は、信号処理アプリケーションを含むアプリケーションを実行するステップと、予め決められた基準に応じてスリープ・モードに入るステップと、スリープ・モードの場合に、信号、コマンド、入力、及び環境の変化の少なくとも一つをモニタするステップと、前記信号、コマンド、入力、及び環境の変化の少なくとも一つをモニタするステップに応じて起動するステップと、を含む。
【0009】
モニタするステップは、低電力プロセッサでモニタすることを含み得る。移動局における電力管理の方法は、更に、メイン・プロセッサによる次の処理のために、メモリ内に、入力、信号及びコマンドの少なくとも一つを記憶するステップを含み得る。モニタするステップに応じる起動するステップは、閾値を超える移動局において受信された入力、信号、及びコマンドの少なくとも一つをモニタすることを含み得る。モニタするステップは、環境の変化をセンスすることを含み得る。環境の変化は、動き、温度、方位、加速度、磁場、及び光の少なくとも一つを含み得る。センスするステップは、予め決められた閾値を越える、センスされた環境の変化に応じて、起動するステップを開始する。予め決められた基準は、ユーザー無活動の期間、ワイヤレス信号の受信の減少、位置の無変化、及び環境の無変化の少なくとも一つを含み得る。移動局における電力管理の方法は、更に、ワイヤレス信号を受信するステップを含む。
【0010】
他の態様において、移動局における電力管理回路は、信号処理アプリケーションを含むアプリケーションを実行するように構成され、更に、予め決められた基準に応じてスリープ・モードに入るように構成されるメイン・プロセッサと、メイン・プロセッサが、信号、コマンド、入力、及び環境の変化の少なくとも一つをモニタするためのセンサ及び低電力プロセッサの少なくとも一つを含むスリープ・モードである場合、前記低電力プロセッサ及び前記センサの一つに応じてメイン・プロセッサを起動するように構成される回路と、を含む。
【0011】
回路は、低電力プロセッサを含み、低電力プロセッサは、移動局内の入力、信号、及びコマンドの少なくとも一つをモニタするように構成され得る。低電力プロセッサは、メイン・プロセッサによる次の処理のために、メモリ内に入力、信号、及びコマンドの少なくとも一つを記憶するように構成され得る。低電力プロセッサは、閾値を超える移動局で受信された入力、信号、及びコマンドの少なくとも一つのモニタに応じて、メイン・プロセッサを起動するように構成され得る。回路は、センサを含み、センサは、環境の変化をセンスするように構成され得る。環境の変化は、動き、気温、方位、加速度、磁場、及び光の少なくとも一つを含み得る。センサは、予め決められた閾値を越える、センスされた環境の変化に応じて、メイン・プロセッサを起動するように構成され得る。予め決められた基準は、ユーザー無活動の期間、ワイヤレス信号の受信の減少、位置の無変化、及び環境の無変化の少なくとも一つを含み得る。電力管理回路は、ワイヤレス信号を受信するように構成される無線周波数ユニットをさらに含み得る。低電力プロセッサは、メイン・プロセッサ及び無線周波数ユニットの一つ内に集積され得る。
【0012】
更に他の態様において、少なくとも一つのメイン・プロセッサによって実行される場合、機械読み取り可能な媒体は、メイン・プロセッサに移動局における電力の管理をさせる命令を含み、命令は、信号処理アプリケーションを含むメイン・プロセッサにおいて、アプリケーションを実行するための命令と、予め決められた基準に応じて、スリープ・モードに入るための命令と、メイン・プロセッサが、低電力プロセッサ及びセンサの少なくとも一つによってメイン・プロセッサがスリープ・モードになる場合、信号、コマンド、入力、及び環境の変化の少なくとも一つをモニタする命令と、低電力プロセッサ及びセンサの一つに応じて、メイン・プロセッサを起動する命令と、を含む。
【0013】
機械読み取り可能な媒体は、メイン・プロセッサによる次の処理のために、メモリ内に入力、信号、及びコマンドの少なくとも一つを記憶する命令を更に含み得る。機械読み取り可能な媒体は、閾値を越える前記移動局で受信された入力、信号及びコマンドの少なくとも一つをモニタするための命令に応じて、起動する命令を更に含み得る。モニタするための命令は、環境の変化をセンスするための命令を含み得る。環境の変化は、動き、気温、方位、加速度、磁場、及び光の少なくとも一つを含み得る。センスするための命令は、予め決められた閾値を越える、センスされた環境の変化に応じて起動するための命令を開始し得る。予め決められた基準は、ユーザー無活動の期間、ワイヤレス信号の受信の減少、位置の無変化、及び環境の無変化の少なくとも一つを含み得る。機械読み取り可能な媒体は、ワイヤレス信号を受信するための命令を更に含み得る。
【0014】
移動局における電力管理回路は、信号処理アプリケーションを含むアプリケーションを実行する手段と、予め決められた基準に応じて、実行手段をスリープ・モードに配置する手段と、実行手段がスリープ・モードである場合、信号、コマンド、入力、及び環境の変化の少なくとも一つをモニタする手段と、モニタする手段に応じて起動する手段と、を含む。
【0015】
モニタする手段は、低電力処理手段を含み、低電力処理手段は、移動局における入力、信号、及びコマンドの少なくとも一つをモニタするように構成され得る。低電力処理手段は、実行する手段による次の処理のために、メモリ内に入力、信号、及びコマンドの少なくとも一つを記憶するように構成され得る。低電力処理手段は、閾値を超える移動局内で受信された入力、信号及びコマンドの少なくとも一つのモニタに応じて、実行手段を起動するように構成され得る。電力管理回路は、環境の変化をセンスする手段を更に含み得る。環境の変化は、動き、気温、方位、加速度、磁場、及び光の少なくとも一つを含み得る。センスする手段は、予め決められた閾値を超える、センスされる環境の変化に応じて、実行手段を起動するように構成され得る。予め決められた基準は、ユーザー無活動の期間、ワイヤレス信号の受信の減少、位置の無変化、及び環境の無変化の少なくとも一つを含み得る。電力管理回路は、ワイヤレス信号を受信する手段を受信する無線周波数を更に含み得る。低電力プロセッサは、実行手段及び前記無線周波数受信手段の一つ内に集積され得る。
【0016】
デバイス及び方法の追加の特徴、利点、及び態様は、以下の詳細な記載、図及び特許請求の範囲の考慮から、示される、または明白になる。その上、先の要約及び以下の詳細な記載の両方は、例示的であり、請求されたデバイス及び方法の範囲を限定しない更なる説明を提供するものであるということが理解される。
【図面の簡単な説明】
【0017】
添付の図面(デバイス及び方法の更なる理解を提供するために含まれる)は、本明細書の一部に組み込まれ、構成され、デバイス及び方法の態様を図示し、詳細な記載と共に、デバイス及び方法の原理を説明するのに役立つ。試みは、デバイス及び方法の基本的な理解、及び実行され得る種々の方法について、より詳細なデバイス及び方法の構造上の詳細が必要であるということが示されない。図において。
【図1】図1は、移動局におけるデバイスを示す概念図である。
【図2】図2は、図1のデバイスで用いられ得る方法を示すフロー・チャートである。
【図3】図3は、移動局における他のデバイスを示す概念図である。
【図4】図4は、図3のデバイスで用いられ得る方法を示す他のフロー・チャートである。
【図5】図5は、移動局における他のデバイスを示す概念図である。
【図6】図6は、移動局で用いられ得る他のデバイスを示す概念図である。
【図7】図7は、人口衛星(satellite)及び/または携帯システムと共に、二つの異なる移動局の実施を示す概念図である。
【図8】図8は、移動局に加え他のアプリケーションにおいて用いられ得る更に他のデバイスを示す概念図である。
【発明の詳細な説明】
【0018】
デバイス及び方法の態様、種々の特徴、及びそれらの有利な詳細は、記載された、及び/または、添付図面に図示された及び続く記載の詳細な、例及び限定しない態様に関して、より十分に説明される。図に図示された特徴は、スケールに合わせて描画される必要はないということ、そして一態様の特徴は、例え、明白に本明細書に示されていなくても、当業者が認識するような他の態様で用いられ得るということが留意されるべきである。よく知られた構成要素及び処理技術の記載は、デバイス及び方法の態様を不必要に曖昧にしないために、省略し得る。本明細書で用いられた例は、単に、実行され得るデバイス及び方法の手段の理解を容易にすること、更に当業者がデバイス及び方法の態様を実行することができることが意図される。従って、本明細書の例及び態様は、添付された特許請求の範囲及び適用可能な規則によって単に定義されるデバイス及び方法の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。その上、図の複数の視点を通して、同一の参照番号は、同一の部分を示していることに留意される。
【0019】
図1は、移動局におけるデバイスを示す概念図である。より具体的に、図1は、衛星位置決定システム(SPS)、ワイヤレス通信システム、等からのワイヤレス信号の受信において用いるための移動局100の構成及び配置を示している。移動局100は、ワイヤレス信号の検出または取得についてのデジタル信号処理アルゴリズムのようなアルゴリズムを実装し得る回路102を備えている。
【0020】
移動局100は、ワイヤレス信号を受信するためにアンテナ120を備え得る。ワイヤレス信号は、下に記載の任意の無線アクセス技術(RAT)であり得る。ワイヤレス信号は、従来技術のよく知られた方法における無線周波数(RF)ユニット122内に受信され得る。図1に示すような、インタフェース124は、無線周波数ユニット122に応答し得る。インタフェース124は、ワイヤレス信号を処理し、更なる処理のために回路102内に信号を受信するために、リンク126、126を含んでいる一つまたはそれ以上の構成要素を含み得る。
【0021】
メイン・プロセッサ104は、バス/メモリ・インタフェース112を介し、インタフェース116、バス110へのインタフェース116を介し、データ及び/または制御信号とインタラクトし得る。そのようなインタフェースは任意であり、下に記載の低電力プロセッサを含んでいる他の構成要素は、任意の知られた方法においてメイン・プロセッサ104と通信し得る。
【0022】
図1は更に、メイン・プロセッサ104に比べて、より低い演算能力及びより低い電力消費を有し得る低電力プロセッサ106を示す。その上、低電力プロセッサ106は、低電力動作について最適化されるように構成され得る。この点について、メイン・プロセッサ104は、スリープ・モードにおいて動作され、低電力プロセッサ106は、連続的または、電力の保存するために、メイン・プロセッサ104のデューティ・サイクルに比べて、高デューティ・サイクルで動作し得る。低電力プロセッサ106はまた、より限定されたインタフェース及びメモリを含み得る。低電力プロセッサ106は、インタフェース124、リンク126を介して受信された入力、または、従来技術として知られる他の入力をモニタするために機能し得る。この点について、低電力プロセッサ106は、入力、信号、コマンド、または、移動局100内で受信され、または生成され、従来技術として知られる任意の他のデータをモニタし得る。低電力プロセッサ106はまた、入力からのデータを、処理、バッファ等を行い、例えば、メモリ108に入力データを記憶するために機能し得る。処理及びバッファすることに加えて、低電力プロセッサはまた、入力をフィルタ、圧縮(condense)、及び/または結合し得る。特定の時間の間、メイン・プロセッサ104の代わりに、低電力プロセッサ106を動作することによって、回路の全ての電力消費が、減少される。動作の方法は、図2に関連する下でより詳細に議論される。
【0023】
図1で示された種々の構成要素の配置は、単に典型例であるということを留意すべきである。その点において、回路102は、より多い、またはより少ない構成要素、より多い、またはより少ない構成要素の異なる配置等を備える。図1の配置は典型例であり、回路102が、メイン・プロセッサ104がスリープ・モードに入ることを許可する低電力プロセッサ106を備える限り、他の配置が検討される。その上、製造コスト及び/または構成要素サイズを減少するために、RFユニット122等のような多くのセンサ・デバイスの一つにおいて、低電力プロセッサ106は、メイン・プロセッサ104と同一のチップと共に、及びメイン・プロセッサ104と同一のチップ上に集積される。動作の方法は、図2に関連して、ここに議論される。
【0024】
図2は、図1のデバイスで用いられ得る方法を示すフロー・チャートである。とりわけ、図2は、スリープ・モード200の時の移動局100のような移動局の動作の方法を示している。移動局100は、多くの基準の任意の一つに応答して、スリープ・モードに入り得る。基準は、ユーザーによる無活動(inactivity)の期間、受信するワイヤレス信号に関する無活動、SPS信号によって決定される位置における無視出来る変化等を含み得る。ステップ202に示すように、メイン・プロセッサ104は、上で留意された基準が達成された後、スリープ・モードに設定される。スリープ・モードは、それらの無活動によって、メイン・プロセッサ104に、電力を節約させることができる。メイン・プロセッサ104は、従来技術の周波数と同様の高い周波数で起動するようには、動作され得ない。その代わり、低電力プロセッサ106は、ステップ204に示すように、起動され得る。低電力プロセッサ106は、従来技術において引き起こされる種々の起動の間、メイン・プロセッサ104が提供するモニタリング機能(monitoring functionality)と同様のモニタリング機能を提供し得る。
【0025】
ステップ206に示すように、低電力プロセッサ106は、種々の入力をモニタするように動作し得る。入力は、インタフェース124及びリンク126を通って、RFユニット122、アンテナ120によって受信されるワイヤレス信号のような種々のワイヤードまたはワイヤレス信号を含む。入力は、図示しない入力デバイスを通るユーザー入力を更に含む。他の入力は、バス110、メモリ108等を介して種々の他のソースからのものであり得る。低電力プロセッサ106は、従来技術で周知の通り、入力、信号、コマンド等を含んでいる種々の入力を取得し、リンク118を介してメモリ108内のそれらをバッファし、及び/または入力、信号、コマンド等を処理し得る。従って、メイン・プロセッサ104が起動されたとき、種々の入力、信号、コマンド等は、メイン・プロセッサ104によって、処理され、及び/または記憶され、そして使用、処理等のために準備され得る。
【0026】
次に、ステップ210に示すように、低電力プロセッサ106はまた、メイン・プロセッサ104を起動するかしないかのどちらかの決定を実行し得る。そのような基準は、メイン・プロセッサ104によってのみ処理され得る情報を処理する必要性であり得る。代替的に、または加えて、メモリ108が満杯に達し得る十分な入力、信号、及び/またはコマンドの受信(receipt)は、それに応じて処理するためにメイン・プロセッサ104を起動するための低電力プロセッサ106についての他の基準であり得る。メイン・プロセッサ104はまた、低電力プロセッサ106が、メイン・プロセッサが最後に起動してから十分な時間が過ぎたと判断する場合、起動され得る。動作状況において、失敗または、他の変化が検出された場合、メイン・プロセッサ104はまた、起動され得る。従って、論理ステップ210に示されるようにメイン・プロセッサ104が必要な場合、メイン・プロセッサ104は、論理ステップ212に示されるように、起動される。一方、論理ステップ210において、メイン・プロセッサ104が必要ではないと決定される場合、論理のフローは、メイン・プロセッサ104をスリープ・モードに保つために、論理ステップ202に戻る。
【0027】
低電力プロセッサ106は、上で留意されたようなより多くの、またはより少ない処理、またはアクションをモニタするために動作し得るということが留意されるべきである。加えて、低電力プロセッサ106は入力をモニタすること、及び種々の信号をバッファすることに加えて、本明細書で更に詳細には述べられていない、必要とされるようないくらかの処理を提供し得るということが留意されるべきである。最終的に、メイン・プロセッサ104が、平行処理または他の機能を提供するような起動モードである場合、低電力プロセッサ106はまた、メイン・プロセッサ104に関連する追加の機能を提供し得るということが留意されるべきである。
【0028】
図3は、移動局における他のデバイスを示す概念図である。特に、図3は、バス110、または移動局100へ、あるいはリンク128を介して回路102及び移動局100への他の論理接続にリンクされるセンサ130を備え得る移動局100を示す。センサ130は、メイン・プロセッサ104がスリープ・モードである時に、メイン・プロセッサ104の起動をトリガーし得る種々の環境の変化をセンスするために、構成され得る。この点について、センサ130は、位置、動き、光、温度、圧力、磁場、等を含んでいる種々の環境の変化をセンスし得る。本明細書の方法及びデバイスの一態様において、センサ130は、動きを計測するように構成され得る。従って、センサ130が特定の閾値を超える動きを計測する場合、下の図4に関連して、更なる詳細が記載されているように、センサは、メイン・プロセッサ104を起動し得る。
【0029】
センサ130は、多くの異なる手段で実装され、一態様において、センサ130は加速度計として実装され得る。加速度計は、加速度を計測するデバイスである。従って、移動局100が動きに直面(experience)した場合、移動局はまた、加速度に直面する。加速度は、加速度計によって計測され得る。そのような加速度計は、歪みゲージ、圧電技術等を含んでいる任意の知られた技術を用い得る。
【0030】
センサ130はまた、気圧センサ、気圧計(baroaltimeter)等として構成され得る。これらの種々のタイプのセンサは、センサ130、従って移動局100の空気圧(例えば、高度を決定する)における変化を計測する。この件について、高度の変化は、動きを示す。
【0031】
センサ130は、代替的に、地球磁場を計測するセンサとして実装され得る。従って、地球磁場センサとして実装される場合、移動局100の方位の変化は、センサ130によってセンスされ得る。重力場をセンスするセンサもまた実装され得る。最終的に、センサ130は、上で留意された、または当業者に知られたものを含むセンサ能力の任意の組み合わせを含み得る。
【0032】
従って、図4に関連して下に記載されたように、環境が、閾値量よりも変化した場合、センサ130は、メイン・プロセッサ104を起動するように構成され得る。センサ130は、環境における任意の変化を適宜に計測することができ、そのようなことが本明細書において用いるために意図されることに留意されるべきである。
【0033】
図4は、図3のデバイスで用いられ得る方法を示す他のフロー・チャートである。図4は、上のスリープ・モード200に関連して留意された同様の基準に基づいてメイン・プロセッサ104について作動されるスリープ・モード400を示す。従って、メイン・プロセッサ104は、ステップ402において、スリープ・モード状態になり得る。ステップ404に示すように、スリープ・モードの間、センサ130は、上で留意された環境条件をセンスし得る。ステップ406に示すように、これらのセンスされた環境変化が、予め決められた、または動的な閾値を超える場合、論理は、従来技術でよく知られた処理を行うために、メイン・プロセッサ104を起動し得るステップ408に流れる。一方で、閾値が越えられない場合、ステップ406における論理は、環境がセンスされ続けるステップ402に流れて戻る。
【0034】
図2及び4に関連して上で議論されたスリープ・モード200、400は、メイン・プロセッサ104の完全なシャット・ダウンを構成する必要はないかもしれない。従って、スリープ・モード200、400は、電力消費を減少する、プロセッサ・アクティビティ、インタラプト・アクティビティ等における変化の任意の種類であり得る。特に、スリープ・モードは、プロセッサのクロック速度を低下させることになり得る。
【0035】
図5は、移動局における他のデバイスを示す概念図である。特に、図5は、センサ130に関連して用いられる低電力プロセッサ106の組み合わせを示している。この態様において、低電力プロセッサ106は、上述の図2で示した入力をモニタし、データを記憶する方法に関連して動作し得る。同様に、センサ130はまた、図4の方法に関連して上述で留意されたように、環境の変化をセンスするために動作し得る。しかしながら、図5は、低電力プロセッサ106が、メイン・プロセッサ104が起動され、ノーマル動作モードに入るべきか否かに関しての決定を行うことを助けるために、センサ130の組み合わせを用い得る。従って、図1、3、及び5に示すように、種々の態様は、単独でも、組み合わせのどちらでも用いられ得る。
【0036】
図6は、移動局において用いられ得る他のデバイスを示す概念図である。特に、図6は、メイン・プロセッサ104と、例えば特定用途インタフェース606を通ってより直接(言い換えれば、バスを通らない)通信するように、配置された低電力プロセッサ106を備える回路102の他の配置である。更に、製造コスト及び/または構成要素サイズを減少するために、低電力プロセッサ106は、メイン・プロセッサ104と同一のチップ602で、及びメイン・プロセッサ104と同一のチップ602上に集積される。低電力プロセッサ106は、更に低電力またはスリープ・モード動作専用の、または専用でないメモリ604を備え得る。メモリ604はまた、上述(図示せず)で留意されたように、同一のチップ602上に製造され得る。特に、メモリ604は、低電力動作について構成され得る。この態様の動作の方法は、図2に関連して上で議論された方法であり得る。
【0037】
移動局100は、信号処理及び取得を含んでいる位置決定技術を備え、例えば、無線広域情報通信網(WWAN)、無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)、無線パーソナル・エリア・ネットワーク(WPAN)等の種々の移動局100と用いるための例えば図7で示されたアンテナ904に結び付けられる種々のワイヤレス通信ネットワーク906について用いられ得る。本明細書で用いられるように、移動局(MS)は、例えば、携帯電話、ワイヤレス通信デバイス、ユーザー装置(user equipment)、他のパーソナル・コミュニケーション・システム(PCS)デバイス、または、位置決定技術を使用する位置決定デバイス等のデバイスと呼ばれる。用語「ネットワーク」及び「システム」は、大抵、交換できるように用いられる。WWANは、符号分割多重接続(CDMA)ネットワーク、時分割多重接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多重接続(FDMA)ネットワーク、直交周波数分割多重接続(OFDMA)ネットワーク、シングル・キャリア周波数分割多重接続(SC−FDMA)ネットワーク等であり得る。CDMAネットワークは、cdma2000(登録商標)、広帯域符号分割多重接続(W−CDMA)等のような一つまたはそれ以上の無線アクセス技術(RAT)を実施し得る。Cdma2000は、IS−95、IS−2000及びIS−856スタンダードを含む。TDMAネットワークは、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)、デジタル・アドバンスド・モバイル・フォン・システム(D−AMPS)またはいくつかの他のRATを実施し得る。GSM及びW−CDMAは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と名付けられた機関からの書類に記載されている。cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と名付けられた機関からの書類に記載されている。3GPP及び3GPP2の書類は、公に入手可能である。WLANは、IEEE802.11xネットワークであり、WPANは、Bluetooth(登録商標)ネットワーク、IEEE802.15x、またはいくつかの他のタイプのネットワークであり得る。技術はまた、WWAN、WLAN及び/またはWPANの任意の組み合わせについて用いられ得る。
【0038】
更に図7に示すように、移動局100、100は、それぞれ概して本明細書で衛星位置決定システム(SPS)として呼ばれる、汎地球測位システム(GPS)、Galileo、GLONASS、NAVSTAR、GNSS、これらのシステムの組み合わせからの人工衛星を用いるシステム、または将来開発される任意のSPSからのものであり得る、人工衛星902から信号を受信し得る。本明細書で用いられているように、SPSはまた、スードライト(pseudolite)・システムを含むために理解される。
【0039】
本明細書に記載のデバイス及び方法は、米国の(GPS)、ロシアのGlonassシステム、ヨーロッパのGalileoシステム、人工衛星システムの組み合わせから人工衛星を用いる任意のシステムまたは、将来開発される任意の人工衛星システムのような種々の衛星位置決定システム(SPS)と共に用いられ得る。その上、開示された方法及び装置は、スードライトまたは人工衛星及びスードライトの組み合わせを使用する位置決定システムと共に用いられ得る。スードライトは、GPS時刻と同期され得るL−バンド(または他の周波数)キャリア信号上にモジュレートされた他のレンジング・コード(GPSまたはCDMA携帯信号に類似した)またはPNコードを放送するグランド・ベースド送信器である。そのような各送信器は、遠隔受信器によって識別を許可するために、固有のPNコードが割り当てられ得る。スードライトは、トンネル、鉱山、ビル、都会の渓谷(urban canyon)または他の囲まれた領域のような、周回軌道衛星からのGPS信号が入手できないかもしれない状況において、有用である。スードライトの他の実施は、ラジオビーコンとして知られている。本明細書で用いられている用語「人口衛星」は、スードライト、スードライトと同等のもの、及び多分他の物を含むことが意図される。本明細書で用いられている用語「SPS信号」は、スードライト、またはスードライトと同等のものからのSPSのような信号を含むことが意図される。
【0040】
上に記載された方法及びデバイスは、SPSまたはワイヤレス通信システムからワイヤレス信号を受信する移動局における使用について特に有利である間、方法及びデバイスは、SPS信号検出、信号検出、及び/またはワイヤレス通信環境の外側の他のデジタル信号処理環境において、用いられ得る。そのうえ、当業者は、上述の種々の技術は、同様の電力制限の損害を受けている非デジタル信号処理環境に等しく適用可能であり得るということを正しく理解するだろう。
【0041】
図8は、本明細書のデバイス及び方法に先立って、スリープ・モードの間に高電力消費の損害を受ける図1の移動局環境の外側と実質的に同様に動作され、配置された構成要素による回路の実施を示す。しかしながら、デバイス800は、本明細書のデバイス及び方法の原理に従って動作するために、変更されている。従って、上で記載された方法は、図8のデバイス800に示されるような非デジタル信号処理アプリケーションにおいて実装され得る。
【0042】
本明細書記載の方法論は、種々のアプリケーションによって決まる手段によって実装され得る。例えば、これらの方法論は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせで実装され得る。ハードウェアの実施について、処理ユニットは、一つまたはそれ以上の、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタルシグナルプロセサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、フィールフォ・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロ・コントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書に記載された機能を実行するためにデザインされたまたはそれらの組み合わせ内に実装され得る。
【0043】
ファームウェア及び/またはソフトウェアの実施について、方法論は、本明細書に記載された機能を実行するモジュール(例えば、手段、機能等)で実施され得る。明白に命令を具体化する任意の機械読み取り可能な媒体は、本明細書に記載された方法論を実施することにおいて用いられ得る。例えばソフトウェア・コードは、例えば移動局100のメモリ108のようなメモリ内に記憶され、例えばメイン・プロセッサ104のようなプロセッサによって実行され得る。メモリは、プロセッサまたはプロセッサの外部に実装され得る。本明細書で用いられた用語「メモリ」は、任意のタイプのロング・ターム、ショート・ターム、揮発性、不揮発性または他のメモリと呼ばれ、任意の特定のタイプのメモリまたはメモリの数に限定されない、またはメモリが記憶されるタイプの媒体と呼ばれる。
【0044】
デバイス及び方法は例示的な態様に関して記載されているのだが、当業者は、デバイス及び方法が、添付された特許請求の範囲の範囲及びスピリットにおける変形によって実行されることができるということを認識するだろう。上述の任意のこれらの例は、単に例示的であり、全ての可能なデザイン、態様、アプリケーション、またはデバイス及び方法の変形例の完全なリストを意図していない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
信号処理アプリケーションを含むアプリケーションを実行するステップと、
予め決められた基準(criteria)に応じてスリープ・モードに入るステップと、
前記スリープ・モードの場合、信号、コマンド、入力、及び環境の変化の少なくとも一つをモニタするステップと、
前記信号、コマンド、入力、及び環境の変化の少なくとも一つをモニタするステップに応答して起動するステップと、
を含む移動局における電力管理方法。
【請求項2】
前記モニタするステップは、低電力プロセッサによってモニタすることを含む請求項1の移動局における電力管理方法。
【請求項3】
メイン・プロセッサによる次の処理のために、メモリ内に、入力、信号、及びコマンドの少なくとも一つを記憶するステップを更に含む請求項2の移動局における電力管理方法。
【請求項4】
閾値を越える移動局内で受信された、前記入力、信号及びコマンドの少なくとも一つをモニタするステップに応答して起動するステップを更に備える請求項1の移動局における電力管理方法。
【請求項5】
前記モニタするステップは、前記環境の変化をセンスすることを含む請求項1の移動局における電力管理方法。
【請求項6】
前記環境の変化は、動き、気温、方位、加速度、磁場及び光の少なくとも一つを含む請求項5の移動局における電力管理方法。
【請求項7】
前記センスするステップは、予め決められた閾値を越えるセンスされた環境の変化に応じて、前記起動するステップを開始する請求項5の移動局における電力管理方法。
【請求項8】
前記予め決められた基準は、ユーザー無活動の期間、ワイヤレス信号の受信の減少、位置の無変化、及び環境の無変化の少なくとも一つを含む請求項1の移動局における電力管理方法。
【請求項9】
ワイヤレス信号を受信するステップを更に含む請求項1の移動局における電力管理方法。
【請求項10】
信号処理アプリケーションを含むアプリケーションを実行するように構成され、更に、予め決められた基準に応じてスリープ・モードに入るように構成されるメイン・プロセッサと、
前記メイン・プロセッサが、信号、コマンド、入力、及び環境の変化の少なくとも一つをモニタするためのセンサ及び低電力プロセッサの少なくとも一つを含むスリープ・モードである場合、前記低電力プロセッサ及び前記センサの一つに応じて前記メイン・プロセッサを起動するように構成される回路と、
を含む移動局における電力管理回路。
【請求項11】
前記回路は、前記低電力プロセッサを含み、前記低電力プロセッサは、前記移動局内の入力、信号、及びコマンドの少なくとも一つをモニタするように構成される請求項10の電力管理回路。
【請求項12】
前記低電力プロセッサは、前記メイン・プロセッサによる次の処理のために、メモリ内に入力、信号、及びコマンドの少なくとも一つを記憶するように構成される請求項11の電力管理回路。
【請求項13】
前記低電力プロセッサは、閾値を超える移動局で受信された入力、信号、及びコマンドの少なくとも一つのモニタに応じて、前記メイン・プロセッサを起動するように構成される請求項10の電力管理回路。
【請求項14】
前記回路は、前記センサを含み、前記センサは、前記環境の変化をセンスするように構成される請求項10の電力管理回路。
【請求項15】
前記環境の変化は、動き、気温、方位、加速度、磁場、及び光の少なくとも一つを含む請求項14の電力管理回路。
【請求項16】
前記センサは、予め決められた閾値を越える、センスされた環境の変化に応じて、前記メイン・プロセッサを起動するように構成される請求項14の電力管理回路。
【請求項17】
前記予め決められた基準は、ユーザー無活動の期間、ワイヤレス信号の受信の減少、位置の無変化、及び環境の無変化の少なくとも一つを含む請求項10の電力管理回路。
【請求項18】
ワイヤレス信号を受信するように構成される無線周波数ユニットを更に含む請求項10の電力管理回路。
【請求項19】
前記低電力プロセッサは、前記メイン・プロセッサ及び前記無線周波数ユニットの一つ内に集積される請求項18の電力管理回路。
【請求項20】
少なくとも一つのメイン・プロセッサによって実行される際に、前記メイン・プロセッサに移動局における電力の管理をさせる命令を含む機会読み取り可能な媒体であって、前記命令は、
信号処理アプリケーションを含むメイン・プロセッサにおいて、アプリケーションを実行するための命令と、
予め決められた基準に応じて、スリープ・モードに入るための命令と、
前記メイン・プロセッサが、低電力プロセッサ及びセンサの少なくとも一つによって前記メイン・プロセッサがスリープ・モードになる場合、信号、コマンド、入力、及び環境の変化の少なくとも一つをモニタする命令と、
前記低電力プロセッサ及び前記センサの一つに応じて、前記メイン・プロセッサを起動する命令と、
を含む機械読み取り可能な媒体。
【請求項21】
前記メイン・プロセッサによる次の処理のために、メモリ内に入力、信号、及びコマンドの少なくとも一つを記憶する命令を更に含む請求項20の機械読み取り可能な媒体。
【請求項22】
閾値を越える前記移動局で受信された入力、信号及びコマンドの少なくとも一つをモニタするための命令に応じて、起動する命令を更に含む請求項20の機械読み取り可能な媒体。
【請求項23】
モニタするための前記命令は、前記環境の変化をセンスするための命令を含む請求項20の機械読み取り可能な媒体。
【請求項24】
前記環境の変化は、動き、気温、方位、加速度、磁場、及び光の少なくとも一つを含む請求項23の機械読み取り可能な媒体。
【請求項25】
前記センスするための命令は、予め決められた閾値を越える、センスされた環境の変化に応じて起動するための命令を開始する請求項23の機械読み取り可能な媒体。
【請求項26】
前記予め決められた基準は、ユーザー無活動の期間、ワイヤレス信号の受信の減少、位置の無変化、及び環境の無変化の少なくとも一つを含む請求項20の機械読み取り可能な媒体。
【請求項27】
ワイヤレス信号を受信するための命令を更に含む請求項1の機械読み取り可能な媒体。
【請求項28】
信号処理アプリケーションを含むアプリケーションを実行する手段と、
予め決められた基準に応じて、前記実行手段をスリープ・モードに配置する手段と、
前記実行手段が前記スリープ・モードである場合、信号、コマンド、入力、及び環境の変化の少なくとも一つをモニタする手段と、
前記モニタする手段に応じて起動する手段と、
を含む移動局における電力管理回路。
【請求項29】
前記モニタする手段は、低電力処理手段を含み、前記低電力処理手段は、前記移動局における入力、信号、及びコマンドの少なくとも一つをモニタするように構成される請求項28の電力管理回路。
【請求項30】
前記低電力処理手段は、前記実行する手段による次の処理のために、メモリ内に入力、信号、及びコマンドの少なくとも一つを記憶するように構成される請求項29の電力管理回路。
【請求項31】
前記低電力処理手段は、閾値を超える移動局内で受信された入力、信号及びコマンドの少なくとも一つのモニタに応じて、前記実行手段を起動するように構成される請求項28の電力管理回路。
【請求項32】
前記環境の変化をセンスする手段を更に含む請求項28の電力管理回路。
【請求項33】
前記環境の変化は、動き、気温、方位、加速度、磁場、及び光の少なくとも一つを含む請求項32の電力管理回路。
【請求項34】
前記センスする手段は、予め決められた閾値を超える、センスされる環境の変化に応じて、前記実行手段を起動するように構成される請求項32の電力管理回路。
【請求項35】
前記予め決められた基準は、ユーザー無活動の期間、ワイヤレス信号の受信の減少、位置の無変化、及び環境の無変化の少なくとも一つを含む請求項28の電力管理回路。
【請求項36】
ワイヤレス信号を受信する手段を受信する無線周波数を更に含む請求項29の電力管理回路。
【請求項37】
前記低電力プロセッサは、前記実行手段及び前記無線周波数受信手段の一つ内に集積される請求項36の電力管理回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−93036(P2013−93036A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−271694(P2012−271694)
【出願日】平成24年12月12日(2012.12.12)
【分割の表示】特願2011−504105(P2011−504105)の分割
【原出願日】平成21年4月6日(2009.4.6)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】