説明

特異的結合タンパク質およびこれらの使用

本発明は、増幅された上皮成長因子受容体(EGFR)におよび該EGFRのde2−7 EGFRトランケーションに結合する特異的結合メンバー、特に抗体およびこれらの断片に関する。詳細には、前記特異的結合メンバー、特に抗体およびこれらの断片によって認識されるエピトープは、異常な翻訳後修飾に基づいて強化されるまたははっきりわかる。これらの特異的結合メンバーは、癌の診断および治療に有用である。本発明の結合メンバーは、治療の際に化学療法薬もしくは抗癌剤とおよび/または他の抗体もしくはこれらの断片と併用することもできる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
EGFR遺伝子の増幅を有する腫瘍(該腫瘍の細胞は、EGFR遺伝子の多数のコピーを含有する。)におけるおよびトランケートされたバージョンのEGFR受容体de2−7を発現する腫瘍におけるEGFRに結合することができる単離された抗体であって、配列番号:13のアミノ酸配列から成るde2−7接合点ペプチドに結合しないものであり;ヒト野生型EGFRの残基287−302の配列(配列番号:14)内のエピトープに結合するものであり;ならびに配列番号:2に示すアミノ酸配列を有する重鎖可変領域配列を含まず、および配列番号:4に示すアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域配列を含まないものである抗体。
【請求項2】
重鎖および軽鎖を含み、該重鎖が配列番号:42に示すアミノ酸配列を有し、および該軽鎖が配列番号:47に示すアミノ酸配列を有する、請求項1に記載の単離された抗体。
【請求項3】
重鎖および軽鎖を含み、該重鎖が配列番号:129に示すアミノ酸配列を有し、および該軽鎖が配列番号:134に示すアミノ酸配列を有する、請求項1に記載の単離された抗体。
【請求項4】
重鎖および軽鎖を含み、該重鎖が配列番号:22に示すアミノ酸配列を有し、および該軽鎖が配列番号:27に示すアミノ酸配列を有する、請求項1に記載の単離された抗体。
【請求項5】
重鎖および軽鎖を含み、該重鎖が配列番号:32に示すアミノ酸配列を有し、および該軽鎖が配列番号:37に示すアミノ酸配列を有する、請求項1に記載の単離された抗体。
【請求項6】
重鎖および軽鎖を含み、該重鎖の可変領域が、配列番号:44、45および46に示すアミノ酸配列に高相同性のアミノ酸配列を有するポリペプチド結合ドメイン領域を含む、請求項1に記載の単離された抗体。
【請求項7】
重鎖および軽鎖を含み、該軽鎖の可変領域が、配列番号:49、50および51に示すアミノ酸配列に高相同性のアミノ酸配列を有するポリペプチド結合ドメイン領域を含む、請求項1に記載の単離された抗体。
【請求項8】
重鎖および軽鎖を含み、該重鎖の可変領域が、配列番号:130、131および132に示すアミノ酸配列に高相同性のアミノ酸配列を有するポリペプチド結合ドメイン領域を含む、請求項1に記載の単離された抗体。
【請求項9】
重鎖および軽鎖を含み、該軽鎖の可変領域が、配列番号:135、136および137に示すアミノ酸配列に高相同性のアミノ酸配列を有するポリペプチド結合ドメイン領域を含む、請求項1に記載の単離された抗体。
【請求項10】
重鎖および軽鎖を含み、該重鎖の可変領域が、配列番号:23、24および25に示すアミノ酸配列に高相同性のアミノ酸配列を有するポリペプチド結合ドメイン領域を含む、請求項1に記載の単離された抗体。
【請求項11】
重鎖および軽鎖を含み、該軽鎖の可変領域が、配列番号:28、29および30に示すアミノ酸配列に高相同性のアミノ酸配列を有するポリペプチド結合ドメイン領域を含む、請求項1に記載の単離された抗体。
【請求項12】
重鎖および軽鎖を含み、該重鎖の可変領域が、配列番号:33、34および35に示すアミノ酸配列に高相同性のアミノ酸配列を有するポリペプチド結合ドメイン領域を含む、請求項1に記載の単離された抗体。
【請求項13】
重鎖および軽鎖を含み、該軽鎖の可変領域が、配列番号:38、39および40に示すアミノ酸配列に高相同性のアミノ酸配列を有するポリペプチド結合ドメイン領域を含む、請求項1に記載の単離された抗体。
【請求項14】
抗体F(ab’)2、scFv断片、ダイアボディー、トリアボディーまたはテトラボディーの形態である、請求項1に記載の単離された抗体。
【請求項15】
検出可能または機能性標識をさらに含む、請求項1に記載の単離された抗体。
【請求項16】
前記検出可能または機能性標識が、共有結合で付けられる薬物である、請求項15に記載の単離された抗体。
【請求項17】
前記標識が、放射標識である、請求項15に記載の単離された抗体。
【請求項18】
PEG化されている、請求項1に記載の単離された抗体。
【請求項19】
請求項1に記載の単離された抗体をコードする配列を含む単離された核酸。
【請求項20】
請求項1に記載の単離された抗体を調製する方法であって、該抗体の発現を引き起こす条件下で核酸を発現させること、および該抗体を回収することを含むものである方法。
【請求項21】
ヒト患者における腫瘍の治療方法であって、請求項1に記載の単離された抗体の有効量を該患者に投与することを含むものである方法。
【請求項22】
請求項1の単離された抗体を含む、EGFRが異常発現されるまたはEGFRがトランケートされたタンパク質形態で発現される腫瘍の診断のためのキット。
【請求項23】
試薬および/または使用のための説示をさらに含む、請求項22に記載の、EGFRが異常発現されるまたはEGFRがトランケートされたタンパク質形態で発現される主要の診断のためのキット。
【請求項24】
請求項1に記載の単離された抗体を含む医薬組成物。
【請求項25】
医薬的に許容されるビヒクル、担体または希釈剤をさらに含む、請求項24に記載の医薬組成物。
【請求項26】
化学療法薬、抗EGFR抗体、放射免疫療法薬およびこれらの組み合わせから成る群より選択される抗癌剤をさらに含む、請求項24に記載の医薬組成物。
【請求項27】
前記化学療法薬が、チロシンキナーゼ阻害剤、リン酸化カスケード阻害剤、翻訳後調節物質、細胞成長または分裂阻害剤(例えば、抗有糸分裂剤)、シグナル伝達阻害剤およびこれらの組み合わせから成る群より選択される、請求項26に記載の医薬組成物。
【請求項28】
前記チロシンキナーゼ阻害剤が、AG1478、ZD1839、STI571、OSI−774、SU−6668およびこれらの組み合わせから成る群より選択される、請求項27に記載の医薬組成物。
【請求項29】
前記抗EGFR抗体が、抗EGFR抗体528、225、SC−03、DR8.3、L8A4、Y10、ICR62、ABX−EGFおよびこれらの組み合わせから成る群より選択される、請求項26に記載の医薬組成物。
【請求項30】
請求項24に記載の医薬組成物の治療有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における癌を予防および/または治療する方法。
【請求項31】
請求項24に記載の医薬組成物の治療有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において異常発現EGFRを生産する脳内在性の癌の治療のための方法。
【請求項32】
請求項30に記載の哺乳動物における異常発現EGFRを生産する脳内在性の癌を治療するための方法であって、該脳内在性の癌が、膠芽腫、髄芽腫、髄膜腫、新生物性星状細胞種および新生物性動静脈奇形から成る群より選択されるものである方法。
【請求項33】
請求項1の単離された抗体をコードする組換えDNA分子で形質転換された単細胞宿主。
【請求項34】
E.コリ(E.coli)、シュードモナス(Pseudomonas)、バチルス(Bacillus)、ストレプトマイセス(Streptomyces)、酵母、CHO、YB/20、NSO、SP2/0、R1.1、B−W、L−M、COS 1、COS 7、BSC1、BSC40およびBMT10細胞、植物細胞、昆虫細胞ならびにヒト細胞(組織培養でのもの)から成る群より選択される、請求項1の単離された抗体をコードする組換えDNA分子で形質転換された単細胞宿主。
【請求項35】
増幅されたEGFR、de2−7EGFR、または高マンノースグリコシル化を有するEGFRの存在を検出するための方法であって、前記EGFRが、(a)増幅されたEGFR、de2−7EGFR、または高マンノースグリコシル化を有するEGFRの存在が疑われる哺乳動物からの生体サンプルと請求項1の単離された抗体とを、該EGFRの該単離された抗体への結合を可能ならしめる条件下で接触させること;および(b)前記サンプルからの前記EGFRと前記単離された抗体との間で結合が発生したかどうかを検出することによって測定され、結合の検出が、前記サンプル中の前記EGFRの存在または活性を示すものである方法。
【請求項36】
哺乳動物における癌を検出するための方法であって、請求項35の方法に従ってEGFRの存在または検出することを含み、EGFRの存在の検出が、該哺乳動物における腫瘍または癌の存在を示すものである方法。
【請求項37】
EGFR遺伝子の増幅を有する腫瘍(該腫瘍の細胞は、EGFR遺伝子の多数のコピーを含有する。)におけるおよびトランケートされたバージョンのEGFR受容体de2−7を発現する腫瘍におけるEGFRに結合することができる単離された抗体であって、重鎖および軽鎖を含み、前記重鎖が配列番号:42に示すアミノ酸配列に実質的に相同性であるアミノ酸配列を有する、および前記軽鎖が配列番号:47に示すアミノ酸配列に実質的に相同性であるアミノ酸配列を有するものである抗体。
【請求項38】
請求項37に記載の単離された抗体であって、前記抗体の前記重鎖が、配列番号:42に示すアミノ酸配列を含み、および前記抗体の前記軽鎖が配列番号:47に示すアミノ酸配列を含む、抗体。
【請求項39】
EGFR遺伝子の増幅を有する腫瘍(該腫瘍の細胞は、EGFR遺伝子の多数のコピーを含有する。)におけるおよびトランケートされたバージョンのEGFR受容体de2−7を発現する腫瘍におけるEGFRに結合することができる単離された抗体であって、重鎖および軽鎖を含み、該重鎖の可変領域が、配列番号:44、45および46に示すアミノ酸配列に高相同性のアミノ酸配列を有するポリペプチド結合ドメイン領域を含み、ならびに該軽鎖の可変領域が、配列番号:49、50および51に示すアミノ酸配列に高相同性のアミノ酸配列を有するポリペプチド結合ドメインを含むものである抗体。
【請求項40】
EGFR遺伝子の増幅を有する腫瘍(該腫瘍の細胞は、EGFR遺伝子の多数のコピーを含有する。)におけるおよびトランケートされたバージョンのEGFR受容体de2−7を発現する腫瘍におけるEGFRに結合することができる単離された抗体であって、重鎖および軽鎖を含み、該重鎖が配列番号:129に示すアミノ酸配列に実質的に相同性であるアミノ酸配列を有し、および該軽鎖が、配列番号:134に示すアミノ酸配列に実質的に相同性であるアミノ酸配列を有するものである抗体。
【請求項41】
請求項40に記載の単離された抗体であって、前記抗体の前記重鎖が、配列番号:129に示すアミノ酸配列を含み、および前記抗体の前記軽鎖が、配列番号:134に示すアミノ酸配列を含む、抗体。
【請求項42】
EGFR遺伝子の増幅を有する腫瘍(該腫瘍の細胞は、EGFR遺伝子の多数のコピーを含有する。)におけるおよびトランケートされたバージョンのEGFR受容体de2−7を発現する腫瘍におけるEGFRに結合することができる単離された抗体であって、重鎖および軽鎖を含み、該重鎖の可変領域が、配列番号:130、131および132に示すアミノ酸配列に高相同性のアミノ酸配列を有するポリペプチド結合ドメイン領域を含み、ならびに該軽鎖の可変領域が、配列番号:135、136および138に示すアミノ酸配列に高相同性のアミノ酸配列を有するポリペプチド結合ドメインを含むものである抗体。
【請求項43】
EGFR遺伝子の増幅を有する腫瘍(該腫瘍の細胞は、EGFR遺伝子の多数のコピーを含有する。)におけるおよびトランケートされたバージョンのEGFR受容体de2−7を発現する腫瘍におけるEGFRに結合することができる単離された抗体であって、重鎖および軽鎖を含み、該重鎖が、配列番号:22に示すアミノ酸配列に実質的に相同性であるアミノ酸配列を有し、および該軽鎖が、配列番号:27に示すアミノ酸配列に実質的に相同性であるアミノ酸配列を有するものである抗体。
【請求項44】
請求項43に記載の単離された抗体であって、前記抗体の前記重鎖が、配列番号:22に示すアミノ酸配列を含み、および前記抗体の前記軽鎖が、配列番号:27に示すアミノ酸配列を含む、抗体。
【請求項45】
EGFR遺伝子の増幅を有する腫瘍(該腫瘍の細胞は、EGFR遺伝子の多数のコピーを含有する。)におけるおよびトランケートされたバージョンのEGFR受容体de2−7を発現する腫瘍におけるEGFRに結合することができる単離された抗体であって、重鎖および軽鎖を含み、該重鎖の可変領域が、配列番号:23、24および25に示すアミノ酸配列に高相同性のアミノ酸配列を有するポリペプチド結合ドメイン領域を含み、ならびに該軽鎖の可変領域が、配列番号:28、29および30に示すアミノ酸配列に高相同性のアミノ酸配列を有するポリペプチド結合ドメインを含むものである抗体。
【請求項46】
EGFR遺伝子の増幅を有する腫瘍(該腫瘍の細胞は、EGFR遺伝子の多数のコピーを含有する。)におけるおよびトランケートされたバージョンのEGFR受容体de2−7を発現する腫瘍におけるEGFRに結合することができる単離された抗体であって、重鎖および軽鎖を含み、該重鎖が、配列番号:32に示すアミノ酸配列に実質的に相同性であるアミノ酸配列を有し、および該軽鎖が、配列番号:37に示すアミノ酸配列に実質的に相同性であるアミノ酸配列を有するものである抗体。
【請求項47】
請求項46に記載の単離された抗体であって、前記抗体の前記重鎖が、配列番号:32に示すアミノ酸配列を含み、および前記抗体の前記軽鎖が、配列番号:37に示すアミノ酸配列を含む、抗体。
【請求項48】
EGFR遺伝子の増幅を有する腫瘍(該腫瘍の細胞は、EGFR遺伝子の多数のコピーを含有する。)におけるおよびトランケートされたバージョンのEGFR受容体de2−7を発現する腫瘍におけるEGFRに結合することができる単離された抗体であって、重鎖および軽鎖を含み、該重鎖の可変領域が、配列番号:33、34および35に示すアミノ酸配列に高相同性のアミノ酸配列を有するポリペプチド結合ドメイン領域を含み、ならびに該軽鎖の可変領域が、配列番号:38、39および40に示すアミノ酸配列に高相同性のアミノ酸配列を有するポリペプチド結合ドメインを含むものである抗体。
【請求項49】
EGFR遺伝子の増幅を有する腫瘍(該腫瘍の細胞は、EGFR遺伝子の多数のコピーを含有する。)におけるおよびトランケートされたバージョンのEGFR受容体de2−7を発現する腫瘍におけるEGFRに結合することができる単離された抗体であって、
配列番号:13のアミノ酸配列から成るde2−7接合点ペプチドに結合しないものであり;
ヒト野生型EGFRの残基287−302の配列(配列番号:14)内のエピトープに結合するものであり;
軽鎖および重鎖を含み、該軽鎖の可変領域が、
式Iに示すアミノ酸配列:
HSSQDIXaa1SNIG (I)
(式中、Xaa1は、非荷電極性R基を有するアミノ酸残基である。)
に対応するアミノ酸配列を有する第一のポリペプチド結合ドメイン領域、
式IIに示すアミノ酸配列:
HGTNLXaa2D (II)
(式中、Xaa2は、荷電極性R基を有するアミノ酸残基である。)
に対応するアミノ酸配列を有する第二のポリペプチド結合ドメイン領域、および
式IIIに示すアミノ酸配列:
VQYXaa3QFPWT (III)
(式中、Xaa3は、A、G、およびAまたはGが保存的に置換されているアミノ酸残基から成る群より選択される。)
に対応するアミノ酸配列を有する第三のポリペプチド結合ドメイン領域を含み、ならびに該重鎖の可変領域が、
式VIに示すアミノ酸配列:
SDXaa4AWN (IV)
(式中、Xaa4は、F、Y、およびFまたはYが保存的に置換されているアミノ酸残基から成る群より選択される。)
に対応するアミノ酸配列を有する第一のポリペプチド結合ドメイン領域、
式V、式VIまたは式VIIに示すアミノ酸配列:
YISYSGNTRYXaa5PSLKS (V)
(式中、Xaa5は、非荷電極性R基を有するアミノ酸残基である。)、
YISYSXaa6NTRYNPSLKS (VI)
(式中、Xaa6は、G、A、およびGまたはAが保存的に置換されているアミノ酸残基から成る群より選択される。)
YISYSGNTRYNPSLXaa7S (VII)
(式中、Xaa7は、塩基性アミノ酸残基である。)
に対応するアミノ酸配列を有する第二のポリペプチド結合領域、および
式VIIIに示すアミノ酸配列:
aa8TAGRGFPY (VIII)
(式中、Xaa8は、V、A、およびVまたはAが保存的に置換されているアミノ酸残基から成る群より選択される。)
に対応するアミノ酸配列を有する第三のポリペプチド結合ドメイン領域
を含むものであり;
ならびに配列番号:2に示すアミノ酸配列を有する重鎖可変領域配列を含まず、および配列番号:4に示すアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域配列を含まないものである抗体。
【請求項50】
aa1が、Nであり;Xaa2が、Dであり;Xaa3が、Aであり;Xaa4が、Fであり;Xaa5が、非荷電極性R基を有するアミノ酸残基であり;Xaa6が、Gであり;Xaa7が、Kであり;およびXaa8が、Vである、請求項49に記載の単離された抗体。
【請求項51】
aa5が、NまたはQである、請求項50に記載の単離された抗体。
【請求項52】
aa1が、NまたはSである、請求項49に記載の抗体。
【請求項53】
aa2が、DまたはEである、請求項49に記載の抗体。
【請求項54】
aa3が、AまたはGである、請求項49に記載の抗体。
【請求項55】
aa4が、FまたはYである、請求項49に記載の抗体。
【請求項56】
aa5が、NまたはQである、請求項49に記載の抗体。
【請求項57】
aa6が、GまたはAであり、およびXaa7が、独立してKまたはRである、請求項49に記載の抗体。
【請求項58】
aa8が、VまたはAである、請求項49に記載の抗体。
【請求項59】
抗体F(ab’)2、scFv断片、ダイアボディー、トリアボディーまたはテトラボディーの形態である、請求項49に記載の単離された抗体。
【請求項60】
検出可能または機能性標識をさらに含む、請求項49に記載の単離された抗体。
【請求項61】
前記検出可能または機能性標識が、共有結合で付けられる薬物である、請求項60に記載の単離された抗体。
【請求項62】
前記標識が、放射標識である、請求項60に記載の単離された抗体。
【請求項63】
PEG化されている、請求項49に記載の単離された抗体。
【請求項64】
請求項49の単離された抗体をコードする配列を含む単離された核酸。
【請求項65】
請求項49に記載の単離された抗体を調製する方法であって、該抗体の発現を引き起こす条件下で核酸を発現させること、および該抗体を回収することを含むものである方法。
【請求項66】
ヒト患者における腫瘍の治療方法であって、請求項49に記載の単離された抗体の有効量を該患者に投与することを含むものである方法。
【請求項67】
請求項49の単離された抗体を含む、EGFRが異常発現されるまたはEGFRがトランケートされたタンパク質形態で発現される腫瘍の診断のためのキット。
【請求項68】
試薬および/または使用のための説明書をさらに含む、請求項67に記載の、EGFRが異常発現されるまたはEGFRがトランケートされたタンパク質形態で発現される腫瘍の診断のためのキット。
【請求項69】
請求項49に記載の単離された抗体を含む医薬組成物。
【請求項70】
医薬的に許容されるビヒクル、担体または希釈剤をさらに含む、請求項69に記載の医薬組成物。
【請求項71】
化学療法薬、抗EGFR抗体、放射免疫療法薬およびこれらの組み合わせから成る群より選択される抗癌剤をさらに含む、請求項69に記載の医薬組成物。
【請求項72】
前記化学療法薬が、チロシンキナーゼ阻害剤、リン酸化カスケード阻害剤、翻訳後調節物質、細胞成長または分裂阻害剤(例えば、抗有糸分裂剤)、シグナル伝達阻害剤およびこれらの組み合わせから成る群より選択される、請求項71に記載の医薬組成物。
【請求項73】
前記チロシンキナーゼ阻害剤が、AG1478、ZD1839、STI571、OSI−774、SU−6668およびこれらの組み合わせから成る群より選択される、請求項72に記載の医薬組成物。
【請求項74】
前記抗EGFR抗体が、抗EGFR抗体528、225、SC−03、DR8.3、L8A4、Y10、ICR62、ABX−EGFおよびこれらの組み合わせから成る群より選択される、請求項71に記載の医薬組成物。
【請求項75】
請求項69に記載の医薬組成物の治療有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における癌を予防および/または治療する方法。
【請求項76】
請求項69に記載の医薬組成物の治療有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における異常発現EGFRを生産する脳内在性の癌の治療のための方法。
【請求項77】
請求項76に記載の哺乳動物における異常発現EGFRを生産する脳内在性の癌を治療するための方法であって、該脳内在性の癌が、膠芽腫、髄芽腫、髄膜腫、新生物性星状細胞種および新生物性動静脈奇形から成る群より選択されるものである方法。
【請求項78】
請求項49の単離された抗体をコードする組換えDNA分子で形質転換された単細胞宿主。
【請求項79】
E.コリ(E.coli)、シュードモナス(Pseudomonas)、バチルス(Bacillus)、ストレプトマイセス(Streptomyces)、酵母、CHO、YB/20、NSO、SP2/0、R1.1、B−W、L−M、COS 1、COS 7、BSC1、BSC40およびBMT10細胞、植物細胞、昆虫細胞ならびにヒト細胞(組織培養でのもの)から成る群より選択される、請求項49の単離された抗体をコードする組換えDNA分子で形質転換された単細胞宿主。
【請求項80】
増幅されたEGFR、de2−7EGFR、または高マンノースグリコシル化を有するEGFRの存在を検出するための方法であって、前記EGFRが、(a)増幅されたEGFR、de2−7EGFR、または高マンノースグリコシル化を有するEGFRの存在が疑われる哺乳動物からの生体サンプルと請求項49に記載の単離された抗体とを、該EGFRの該単離された抗体への結合を可能ならしめる条件下で接触させること;および(b)前記サンプルからの前記EGFRと前記単離された抗体との間で結合が発生したかどうかを検出することによって測定され、結合の検出が、前記サンプル中の前記EGFRの存在または活性を示すものである方法。
【請求項81】
哺乳動物における癌を検出するための方法であって、請求項80の方法に従ってEGFRの存在または検出することを含み、EGFRの存在または検出が、該哺乳動物における腫瘍または癌の存在を示すものである方法。
【請求項82】
EGFR遺伝子の増幅を有する腫瘍(該腫瘍の細胞は、EGFR遺伝子の多数のコピーを含有する。)におけるおよびトランケートされたバージョンのEGFR受容体de2−7を発現する腫瘍におけるEGFRに結合することができる単離された抗体であって、配列番号:13のアミノ酸配列から成るde2−7接合点ペプチドに結合しないものであり;ヒト野生型EGFRの残基273−501の配列内のエピトープに結合するものであり;軽鎖および重鎖を含み、該軽鎖の可変領域が、アミノ酸配列HSSQDINSNIG(配列番号:18)を有する第一のポリペプチド結合ドメイン領域、アミノ酸配列HGTNLDD(配列番号:19)を有する第二のポリペプチド結合ドメイン領域、およびアミノ酸配列VQYAQFPWT(配列番号:20)を有する第三のポリペプチド結合ドメイン領域を含み、および該重鎖の可変領域が、アミノ酸配列SDFAWN(配列番号:15)を有する第一のポリペプチド結合ドメイン領域、式IXに示すアミノ酸配列:
YISYSGNTRYXaa9PSLKS (IX)
(式中、Xaa9は、非荷電極性R基を有するアミノ酸残基である。)、
に対応するアミノ酸配列を有する第二のポリペプチド結合領域、およびアミノ酸配列VTAGRGFPY(配列番号:17)を有する第三のポリペプチド結合ドメイン領域を含むものである抗体。
【請求項83】
ヒト野生型EGFRの残基287−302の配列(配列番号:14)内のエピトープに結合する、請求項82に記載の単離された抗体。
【請求項84】
aa9が、NまたはQである、請求項82に記載の単離された抗体。
【請求項85】
前記結合ドメイン領域が、ヒト抗体フレームワークによって保持される、請求項82に記載の単離された抗体。
【請求項86】
前記ヒト抗体フレームワークが、ヒトIgG1抗体フレームワークである、請求項85に記載の単離された抗体。

【図1】
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【図2−1】
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【図2−2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24−1】
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【図24−2】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42−1】
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【図42−2】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49−1】
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【図49−2】
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【図49−3】
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【図49−4】
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【図49−5】
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【図49−6】
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【図50−1】
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【図50−2】
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【図50−3】
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【図50−4】
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【図50−5】
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【図50−6】
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【図50−7】
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【図51−1】
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【図51−2】
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【図52−1】
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【図52−2】
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【図53】
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【図54−1】
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【図54−2】
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【図54−3】
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【図54−4】
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【図54−5】
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【図54−6】
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【図54−7】
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【図54−8】
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【図54−9】
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【図55】
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【図56−1】
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【図56−2】
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【図57−1】
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【図57−2】
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【図58−1】
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【図58−2】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図62】
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【図63】
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【図64−1】
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【図64−2】
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【図64−3】
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【図64−4】
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【図64−5】
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【図64−6】
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【図64−7】
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【図64−8】
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【図64−9】
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【図64−10】
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【図64−11】
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【図64−12】
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【図64−13】
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【図64−14】
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【図64−15】
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【図64−16】
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【図64−17】
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【図64−18】
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【図64−19】
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【図64−20】
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【図64−21】
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【図64−22】
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【図64−23】
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【図64−24】
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【図64−25】
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【図64−26】
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【図64−27】
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【図64−28】
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【図64−29】
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【図64−30】
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【図64−31】
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【図65】
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【図66】
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【図67】
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【図68】
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【図69】
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【図70】
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【図71】
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【図72】
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【図73】
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【図74】
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【図75】
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【図76−1】
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【図76−2】
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【図77−1】
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【図77−2】
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【図78】
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【図79】
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【図80】
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【図81】
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【図82】
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【図83】
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【図84】
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【図85】
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【図86】
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【図87】
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【図88】
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【図89】
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【図90】
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【図91】
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【図92】
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【図93】
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【図94】
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【図95】
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【図96】
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【図97】
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【図98】
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【公表番号】特表2012−518039(P2012−518039A)
【公表日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−551178(P2011−551178)
【出願日】平成22年2月17日(2010.2.17)
【国際出願番号】PCT/US2010/024407
【国際公開番号】WO2010/096434
【国際公開日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【出願人】(511200812)ルードヴィッヒ インスティテュート フォー キャンサー リサーチ・リミテツド (1)
【Fターム(参考)】