説明

玄関用手摺り

【課題】容易かつ安全に靴の脱ぎ履きを行なうことが可能な玄関用手摺りを提供する。
【解決手段】玄関の側壁Kに取着され、水平状に配設される横手摺り部10と鉛直状に配設される縦手摺り部20を有するL字状の手摺り本体1を備えた玄関用手摺りであって、横手摺り部10に、電動によって横手摺り部10に沿った水平状軸心L1廻りに揺動する座部3を取着した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、玄関用手摺りに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、玄関で高齢者等の身体弱者が、起立姿勢から着座姿勢、或いは、着座姿勢から起立姿勢になろうとする際に、体を支えるために掴まる手摺りがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−41733号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、玄関で履物を脱ぎ履きするために座ろうとする行動や、脱ぎ履き後に起立しようとする行動は、手摺りを持ちながら行なっても、身体弱者にとって、非常に重労働であると共に膝や腰を痛めてしまうといった問題があった。
また、バリアフリー住宅においては、腰を下ろすような段差部(上り框)がないため、起立姿勢のままで、履物を脱ぎ履きする必要があり、手摺りを把持していても、バランスが崩れて転倒する虞があり危険であった。
【0005】
そこで、本発明は、容易かつ安全に履物の脱ぎ履きを行なうことが可能な玄関用手摺りの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の玄関用手摺りは、玄関の側壁に取着され、水平状に配設される横手摺り部と鉛直状に配設される縦手摺り部を有するL字状の手摺り本体を備えた玄関用手摺りに於て、上記横手摺り部に、電動によって該横手摺り部に沿った水平状軸心廻りに揺動する座部を取着したものである。
また、上記座部を揺動させるための操作部を、上記縦手摺り部の上部に配設したものである。
また、上記座部は、上記水平状軸心廻りに外歯型に形成されるギヤ部を有し、電動モータに取着された駆動ギヤの回転に伴って揺動するように構成されているものである。
また、上記座部は、上記水平状軸心廻りに外歯型に形成される規制歯部を有し、上記規制歯部に係脱自在に係止して上記座部の下方への揺動を阻止する爪部材と、上記規制歯部と上記爪部材の噛合状態を解除する規制解除手段と、を備えたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、玄関の低い段差部(上がり框)に、座る必要がなく、手摺り本体に設けられた座部に腰掛けて、容易に履物を脱ぎ履きでき、腰や膝を痛めるのを防止できる。また、履物を脱ぎ履きする際に、起立状態で片足立ちする必要がなく、座部に腰掛けた安定した姿勢で安全に履物を脱ぎ履きできる。また、手摺りから手を離して、両手で履物をスムーズに脱ぎ履きできる。また、座部に腰かける際、又は、座部から立ち上がる際に、縦手摺り部を把持でき安全に行動できる。力の弱い高齢者等の身体弱者が容易かつ迅速に、座部を使用状態や収納状態にすることができる。玄関を改装や改築等の大掛かりな工事を行なわずに、既設の住宅の玄関に、電動の座部を容易かつ迅速に設置できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施の形態の展開状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態の収納状態を示す要部断面側面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】座部の展開状態を示す要部断面正面図である。
【図5】図2のB−B断面図である。
【図6】規制噛合状態を示す要部断面正面図である。
【図7】噛合解除状態を示す要部断面正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図示の実施形態に基づき本発明を詳説する。
図1に示す実施の形態のように、玄関用手摺りは、玄関の入口側から室内側へ(前後方向へ)水平状に配設される横手摺り部10と、鉛直状に配設される縦手摺り部20と、を有するL字状の手摺り本体1を備えている。手摺り本体1は、矩形板状の基盤(板)9を介して玄関の側壁Kに取着されている。
【0010】
先ず、図2に於て、横手摺り部10は、水平状軸心L1と同軸心状に配設される円管状の横杆部材11と、横杆部材11の前後方向の一端部11aに取着され横杆部材11を基盤9に固着するための横杆用支持部材13を備えている。
縦手摺り部20は、鉛直状軸心L2と同軸心状に配設される円管状の縦杆部材21と、縦杆部材21の上端部21aに取着され縦杆部材21を基盤9に固着するための縦杆用支持部材23と、を備えている。
また、手摺り本体1は、横杆部材11の他端部11bと縦杆部材21の下端部21bを連結すると共に基盤9に固着するためのL字継手型の連結支持部材40を備えている。
【0011】
そして、横手摺り部10の横杆部材11に、電動モータMによって、その横手摺り部10に沿った水平状軸心L1廻りに揺動する座部3を取着している。横手摺り部10の長手方向軸心は、水平状軸心L1上に配設されており、座部3は、横手摺り部10の長手方向軸心(水平状軸心L1)廻りに揺動すると言える。
図3及び図4に於て、座部3は、基端3a側が横杆部材11に外嵌状に取着され、先端3b側が水平状軸心L1廻りの上下方向(矢印N方向)に揺動する。
つまり、図1及び図4に示すように座面30aが水平面状の展開状態と、図2及び図3に示すように座面30aが鉛直面状(垂下状)の収納状態と、に切り換わり自在に設けられている。
【0012】
図2に於て、座部3を揺動させるための操作部(操作スイッチ)5を縦手摺り部20の上部20a(縦杆用支持部材23)に一体状に設けている。また、横手摺り部10の一端部10a(横杆用支持部材13)に、操作部5と同様の操作が可能な別の操作部5´を一体状に設けるのが好ましい。操作部5,5´は、指で押し操作が可能なボタン式である。
【0013】
そして、座部3は、身体弱者(使用者)が座るための座面30aを有する矩形箱型の座席部材30と、水平状軸心L1廻りに外歯型に形成されるギヤ部31aと、水平状軸心L1廻りに外歯型に形成される規制歯部32aと、を有している。
【0014】
ギヤ部31aは、横杆部材11の他端部11b側に外嵌状に取着する従動用の円筒部材31に形成されている。
従動用円筒部材31は、座席部材30の内部(内側壁)に固着され、座席部材30と一体に第1水平状軸心L1廻りに回転自在に設けられている。
また、ギヤ部31aは、電動モータMに取着された駆動ギヤ33の回転に伴って従動するように配設されている。そして、ギヤ部31aと駆動ギヤ33の間に、減速ギヤ34(減速機構)を設けている。
【0015】
規制歯部32aは、横杆部材11の一端部11a側に外嵌状に取着する規制用の円筒部材32に形成されている。
規制用円筒部材32は、座席部材30の内部(内側壁)に固着され、座席部材30と一体に第1水平状軸心L1廻りに回転自在に設けられている。
【0016】
そして、規制用円筒部材32の近傍に、規制歯部(ラチェット歯)32aに係脱自在に係止して、座部3の下方への揺動を阻止する爪部材(ラチェット爪)52と、噛合状態で爪部材52を規制歯部32a方向に弾発付勢する押圧用のコイルバネ53と、を備えている。即ち、座部3の先端3bの上方への揺動を可能とし、かつ、先端3bの下方への揺動を阻止するラチェット機構を有している。
【0017】
図5乃至図7に示すように、爪部材52は、水平状の枢着軸心廻りに揺動自在に設けられ、コイルバネ53の先端(上端)が取着されている。
また、図6に示すように、規制歯部32aと爪部材52の噛合状態で、座部3の先端3bが下方へ揺動しようとする際に、規制歯部32aの戻り回転方向Eに、爪部材52が揺動して噛合が解除されるのを防止する当り部54を備えている。
【0018】
さらに、操作部5の操作によって、規制歯部32aと爪部材52の噛合状態を解除して、座部3の下方への揺動を可能にする規制解除手段(ラチェット解除手段)70を備えている。
規制解除手段70は、爪部材52の近傍に配設され上下方向に伸縮自在なロッド71aを有する電動アクチュエータ(電動シリンダー)71である。
電動アクチュエータ71のロッド71aの先端に、コイルバネ53の基端(下端)が取着されている。
【0019】
図5及び図6に示すように、電動アクチュエータ71は、ロッド71aが所定寸法突出した伸長状態(所定突出状態)で、コイルバネ53が爪部材52を押圧して、爪部材52の先端52a側爪部を、規制歯部32aと噛合可能に配設する。
そして、図7に示すように、電動アクチュエータ71は、ロッド71aの短縮(収納)状態で、コイルバネ53を介して爪部材52を下方へ引張って、枢着軸心廻りに揺動させ、爪部材52の先端52a側を、規制歯部32aとの噛合が不可能なように離間させる。
【0020】
また、図2乃至図7に於て、電動モータMと、減速ギヤ34を軸支するギヤ支持部材61と、電動アクチュエータ71と、爪支持部材62と、はベース部材60を介して基盤9に取着されている。
【0021】
また、図1に示すように、水平面状の座部3の座面30aは、床先端部Faの上面及び上り框Aの上面より高い位置に配設される。具体的には、玄関たたき面(土間面)Gから、水平面状の座面30aまでの高さ寸法Hを、40cm以上70cm以下に設定する。又は、上り框A(床先端部Fa)の上面から、水平面状の座面30aまでの高さ寸法hを、30cm以上60cm以下に設定する。
【0022】
また、図示省略するが、操作部5,5´の操作によって、電動モータM及び電動アクチュエータ71を制御する制御部を設けている。
具体的には、制御部は、操作部5,5´非操作状態(無信号状態)で、電動アクチュエータ71を所定突出状態かつ電動モータMを停止状態とする。
また、座部3の先端3bを上方へ揺動させる指示操作が行なわれた場合(「上」のスイッチが押された場合)に、電動アクチュエータ71を所定突出状態かつ電動モータMを正転駆動状態とする。
また、座部3の先端3bを下方へ揺動させる指示操作が行なわれた場合(「下」が押された場合)に、電動アクチュエータ71を短縮状態とし(規制解除手段70を駆動させ)、その後、電動モータMを逆転回転駆動させる。
【0023】
操作部5,5´、電動モータM、電動アクチュエータ71、制御部、を接続する制御用の電線は、図示省略するが、横杆部材11及び縦杆部材21の内部を挿通させ、配線長さ寸法の70%以上100%未満が側面視及び正面視で見えないように(露出しないように)配線するのが望ましい。
【0024】
次に、本発明の玄関用手摺りの使用方法(作用)について説明する。
図2と図3及び図5に示すように、座部3は、収納状態(非使用状態)では、座面30aが、側壁Kに沿った、鉛直平面状に配設されることで、座部3を使用しない玄関利用者の出入りの邪魔にならず、かつ、玄関の美観を損なわない。また、収納状態において、正面視及び側面視で制御用の電線が見えず、より美観を損ねない。
【0025】
そして、高齢者等の身体弱者(使用者)は、縦手摺り部20を把持すると共にその把持した手の指で操作部5の操作を行なう、つまり、片手で座部3の操作が直感的に行なえ、両手で操作する必要がない。
【0026】
操作部5によって上方揺動指示が入力操作されると、電動モータMの出力軸Maが回転(正転)し、駆動ギヤ33の回転によって、ギヤ部31aと座席部材30とが一体に水平状軸心L1廻りに回転し、座部3の先端3bが上方へ揺動する。爪部材52の先端52a側は、規制歯部32aの1つ1つの歯を乗り越えて上方への揺動を規制しない。
【0027】
図6に示すように、座面30aが水平面Sに対して所望の下傾角度θとなった場合に、上方揺動指示の入力を解除すると(「上」スイッチから指を離すと)、電動モータMが停止する。そして、座部3の自重や、使用者が座った荷重Pによって、座部3の先端3bが水平状軸心L1廻りに下方へ揺動しようとするが、規制歯部32aと爪部材52の噛合によって、座部3の先端3bの下方への揺動が阻止される。規制歯部32aの戻り回転(矢印E方向の回転)が阻止される。
即ち、使用者は、座面30aが鉛直平面状である下傾角度θが90度から、座面30aが水平面状である下傾角度θが0度までの間で、腰を掛けやすい所望の下傾角度θで着席可能となる。
【0028】
使用者は、縦手摺り部20を把持した手を離さずに、安全に座部3に腰掛けることができる。また、上り框Aに座る場合に比べて、腰を深く下ろす必要がなく、腰や膝に負担をかけずに、安全かつ楽な姿勢で履物を脱ぎ履きできる。また、縦手摺り部20から手を離して、両手でスムーズに履物を脱ぎ履きできる。
また、起立姿勢のままで履物を脱ぎ履きする場合に比べて、片足立ち姿勢等不安定な姿勢をとる必要がなく、転倒が防止される。
【0029】
また、座面30aを所望の下傾角度θ(下傾姿勢)に調整するため、或いは、収納状態にするために、使用者(操作者)が、操作部5にて、下方揺動指示を入力すると(「下」スイッチを押すと)、図7に示すように、先ず、電動アクチュエータ71のロッド71aが短縮し、コイルバネ53を介して、爪部材52の先端52aを引下げて規制歯部32aから離間させる。その後、電動モータMを上方揺動の際と逆の方向に回転させ、座部3の先端3bを下方へ揺動させる。
【0030】
そして、下方揺動指示の入力を解除すると(「下」スイッチから指を離すと)、電動モータMが停止し、電動アクチュエータ71が、所定突出状態となって、爪部材52の先端52aが揺動し、規制歯部32aに爪部材52が噛合可能に配設され、座部3の先端3bの下方への揺動が阻止可能状態となって停止する。
【0031】
このように、電動にて座部3が揺動するため、玄関で、イスを組み立てるような手間や労力が必要なく、押しボタンを押す程度の僅かな力で、玄関に腰掛け箇所を形成できる。また、家族等の介護者が、イス等を用意する必要がなく、介護者の負担を軽減する。また、玄関の側壁Kに、基盤9をネジ止め等で取着、又は、貼着や接着すれば、特別な技能が無くとも、容易かつ迅速に、玄関に付設可能である。或いは、既設(既存)のL字状の手摺りを、手摺り本体1とすれば、容易かつ迅速に製造できる。
【0032】
なお、本発明は設計変更可能であって、基盤9を、手摺り本体1の輪郭線(外殻線)状のL字型とするも良い。また、基盤9を省略して、手摺り本体1やベース部材60(電動モータMや電動アクチュエータ、減速機構)を直接的に、側壁Kに取着しても良い。また、電動モータMを座席部材30に取着するも良い。減速ギヤ34を複数設けても良い。或いは、駆動ギヤ33とギヤ部31aを直接的に噛合させても良い。また、電動モータMの駆動力を、チェーン等の動力伝達部材を介して、ギヤ部(スプロケット部)31aに伝達して、座部3を揺動するように構成しても良い。また、電動モータM、電動アクチュエータ、減速機構を包囲するカバー部材を設け、展開状態においても玄関の美観を損なわないようにするのが好ましい。また、電動モータMは、一般家庭向けの100Vを電源とするものが好ましいが、充電池(蓄電池)を電源とするものでも良い。また、横杆部材11及び縦杆部材21を中実丸棒とするも良い。
【0033】
以上のように、本発明の玄関用手摺りは、玄関の側壁Kに取着され、水平状に配設される横手摺り部10と鉛直状に配設される縦手摺り部20を有するL字状の手摺り本体1を備えた玄関用手摺りに於て、横手摺り部10に、電動によって横手摺り部10に沿った水平状軸心L1廻りに揺動する座部3を取着したので、玄関で、足腰を痛める虞があるような上り框Aや床先端部Faに座る必要がなく、座部3に腰掛けて、容易に靴を脱ぎ履きできる。また、起立状態で片足立ちする必要がなく、安定した姿勢で安全に靴を脱ぎ履きできる。また、両手で靴をスムーズに脱ぎ履きできる。また、座部3に腰かける際、又は、座部3から立ち上がる際に、縦手摺り部20を把持することで容易かつ安全に行動できる。さらに、電動によって座部3が揺動するため、力の弱い高齢者等の身体弱者が容易かつ迅速に、座部を使用状態や収納状態にすることができる。既改装や改築等の大掛かりな工事を行なわずに、既設の住宅の玄関に、容易かつ迅速に設置できる。既存のL字状手摺り本体1を使用して電動式座部3を容易に玄関に設けることができる。
【0034】
また、座部3を揺動させるための操作部5を、縦手摺り部20の上部20aに配設したので、縦手摺り部20を把持した手で(片手で)座部3の揺動操作を行なえる。縦手摺り部20から手を離さずに安定した姿勢で座部3の操作を行なえ、縦手摺り部20を把持したまま座部3に腰かける(座る)ことができる。
【0035】
また、座部3は、水平状軸心L1廻りに外歯型に形成されるギヤ部31aを有し、電動モータMに取着された駆動ギヤ33の回転に伴って揺動するように構成されているので、容易に座部3を収納状態と使用状態に切り換えることができる。少ない部品点数で容易に製造できる。既設の一般家庭住宅にコンプレッサや油圧装置等新たな駆動源を導入せずに、低コストで設置できる。
【0036】
また、座部3は、水平状軸心L1廻りに外歯型に形成される規制歯部32aを有し、規制歯部32aに係脱自在に係止して座部3の下方への揺動を阻止する爪部材52と、規制歯部32aと爪部材52の噛合状態を解除する規制解除手段70と、を備えたので、座部3を所望の下傾姿勢(所望の下傾角度θ)で停止させて着座でき、使用者の好みや体型にあった姿勢で履物をより安全かつ容易に脱ぎ履きできる。強力なブレーキ付き電動モータMを使用する必要がなく、電動モータMを小型・軽量化できると共に、消費電力を押さえることができる。
【符号の説明】
【0037】
1 手摺り本体
3 座部
5 操作部
10 横手摺り部
20 縦手摺り部
20a 上部
31a ギヤ部
32a 規制歯部
33 駆動ギヤ
52 爪部材
70 規制解除手段
K 側壁
L1 水平状軸心
M 電動モータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
玄関の側壁(K)に取着され、水平状に配設される横手摺り部(10)と鉛直状に配設される縦手摺り部(20)を有するL字状の手摺り本体(1)を備えた玄関用手摺りに於て、
上記横手摺り部(10)に、電動によって該横手摺り部(10)に沿った水平状軸心(L1)廻りに揺動する座部(3)を取着したことを特徴とする玄関用手摺り。
【請求項2】
上記座部(3)を揺動させるための操作部(5)を、上記縦手摺り部(20)の上部(20a)に配設した請求項1記載の玄関用手摺り。
【請求項3】
上記座部(3)は、上記水平状軸心(L1)廻りに外歯型に形成されるギヤ部(31a)を有し、電動モータ(M)に取着された駆動ギヤ(33)の回転に伴って揺動するように構成されている請求項1又は2記載の玄関用手摺り。
【請求項4】
上記座部(3)は、上記水平状軸心(L1)廻りに外歯型に形成される規制歯部(32a)を有し、
上記規制歯部(32a)に係脱自在に係止して上記座部(3)の下方への揺動を阻止する爪部材(52)と、上記規制歯部(32a)と上記爪部材(52)の噛合状態を解除する規制解除手段(70)と、を備えた請求項1,2又は3記載の玄関用手摺り。






























【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−87476(P2013−87476A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−228033(P2011−228033)
【出願日】平成23年10月17日(2011.10.17)
【出願人】(503444356)株式会社ティーティーコーポレーション (5)
【Fターム(参考)】