説明

生ゴミ処理システム、生ゴミ処理装置及びディスポーザ

【課題】 生ゴミ処理装置の水槽に対して適切に給水することができる生ゴミ処理システム、生ゴミ処理装置及びディスポーザを提供する。
【解決手段】 運転中のディスポーザ6は、運転信号を生ゴミ処理装置4に与えつつ、ディスポーザ6に投入された生ゴミを破砕して水と共に生ゴミ処理装置4の処理槽2へ投入する。処理槽2へ投入された生ゴミは微生物によって処理される。投入された生ゴミ及び水によって処理槽2の水位は上がるが、生ゴミ処理装置4に運転信号が与えられている間、即ちディスポーザ6による生ゴミの投入中は、処理槽2へは給水されないため、処理槽2の水位は過剰には上昇しない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスポーザが破砕した生ゴミを生ゴミ処理装置で分解処理する生ゴミ処理システム、水槽の水に投入された生ゴミを微生物によって分解処理する湿式の生ゴミ処理装置、及び生ゴミを破砕するディスポーザに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の湿式の生ゴミ処理装置は、水槽の水に微生物を混入させて、生ゴミを水、二酸化炭素等に分解処理するための処理水となし、この処理水の中に生ゴミを投入して水中ポンプで処理水を循環させて攪拌することによって、微生物に生ゴミを分解させる(特許文献1参照)。
【0003】
このような生ゴミ処理装置においては、処理水の水位若しくは処理水中の微生物の濃度を一定に保つために、又は、好気性の微生物が消費した処理水中の溶存酸素を補うために、新たな水を水槽へ供給する必要がある。新たな水は、一般に水槽の上方に配された貯水槽に一旦貯留され、適宜のタイミングで水槽へ供給される。
【0004】
従来、生ゴミの分解効率を向上させるために、生ゴミ処理装置の使用者は、水槽に投入する生ゴミを予め裁断、破砕等しておく必要があった。また、裁断、破砕等された生ゴミを水槽の投入口から投入する必要もあった。
【0005】
生ゴミの裁断、破砕等と水槽への投入とを自動化するために、生ゴミを破砕して水と共に生ゴミ処理装置の水槽へ投入するディスポーザを用いることが考えられる。
【特許文献1】特開2000−354898号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、貯水槽からの給水とディスポーザからの生ゴミ及び水の投入とが同時的に行なわれた場合、水槽の水位が増加して排水口の高さ以上となり、未処理の生ゴミが水と共に排水口から排水されてしまうことが考えられた。この場合、生ゴミを十分に処理することができず、生ゴミ処理の効率が低下し、また、生ゴミ処理装置から生ゴミを含む水を排水して、生ゴミ処理システムに併設された排水処理施設、又は下水処理場の汚水処理の負担が増大するという問題もあった。
【0007】
更に、生ゴミを濾過する排水濾過網を排水口に設けて生ゴミが排出されることを抑制した場合、未処理の生ゴミを含む水が排水濾過網に接触することによって排水濾過網が目詰まりを起こし、水槽からの排水が困難又は不能になる可能性もあった。
【0008】
更にまた、生ゴミ処理装置の水槽への給水の過不足によって水槽内の微生物、生ゴミ等の濃度が過剰に濃く又は薄くなり、生ゴミの処理効率が低下するという問題もあった。また、給水が過剰である場合は水のコストが増大するという問題もあった。
【0009】
以上のことから、水槽に対し適切な給水を行なう生ゴミ処理システム、生ゴミ処理装及びディスポーザが求められている。
【0010】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、ディスポーザの運転中は水槽への給水を停止する構成とすることにより、未処理の生ゴミが水と共に排水口から排水されること、及び排水濾過網の目詰まりを抑制することができる生ゴミ処理システム、生ゴミ処理装置及びディスポーザを提供することにある。
【0011】
本発明の他の目的は、受け付けた水の量及び/又は給水回数に応じて給水する構成とすることにより、水槽への給水の過不足を防止することができる生ゴミ処理装置を提供することにある。
【0012】
本発明の他の目的は、生ゴミの処理状況の検出結果に応じて給水量を増減する構成とすることにより、水槽への給水の過不足を防止することができる生ゴミ処理装置を提供することにある。
【0013】
本発明の更に他の目的は、断続的に水槽へ給水する構成とすることにより、水槽への過剰な給水を更に防止することができる生ゴミ処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明に係る生ゴミ処理システムは、微生物が混入された水を収容する水槽、及び、該水槽へ給水する給水手段を有し、前記水槽へ投入された生ゴミを前記微生物によって分解処理する生ゴミ処理装置と、生ゴミを破砕し、破砕した生ゴミを、水と共に前記水槽へ投入するディスポーザとを備える生ゴミ処理システムであって、前記ディスポーザは、該ディスポーザの運転中に、該ディスポーザが運転中であることを示す運転信号を前記生ゴミ処理装置に与える手段を備え、前記生ゴミ処理装置は、前記ディスポーザから前記運転信号を与えられた場合に、前記給水手段が給水を停止するようにしてあることを特徴とする。
【0015】
本発明に係る生ゴミ処理装置は、微生物が混入された水を収容する水槽、及び、該水槽へ給水する給水手段を有し、前記水槽へ投入された生ゴミを前記微生物によって分解処理する生ゴミ処理装置において、外部から信号を与えられた場合に、前記給水手段は給水を停止するようにしてあることを特徴とする。
【0016】
本発明に係る生ゴミ処理装置は、前記水槽へ給水すべき水の量及び/又は給水回数を受け付ける受付手段を備え、前記給水手段は、前記受付手段が受け付けた水の量及び/又は給水回数に応じて給水するようにしてあることを特徴とする。
【0017】
本発明に係る生ゴミ処理装置は、微生物が混入された水を収容する水槽、及び、該水槽へ給水する給水手段を有し、前記水槽へ投入された生ゴミを前記微生物によって分解処理する生ゴミ処理装置において、前記水槽で処理されている生ゴミの処理状況を検出する検出手段と、該検出手段の検出結果に応じて、前記給水手段は給水量を増減するようにしてあることを特徴とする。
【0018】
本発明に係る生ゴミ処理装置は、前記給水手段は、前記水槽へ断続的に給水するようにしてあることを特徴とする。
【0019】
本発明に係るディスポーザは、生ゴミを破砕し、破砕した生ゴミを、水と共に外部へ搬送するディスポーザであって、自身の運転中に、外部へ信号を出力する手段を備えることを特徴とする。
【0020】
本発明にあっては、運転中のディスポーザが運転信号を生ゴミ処理装置に与え、生ゴミ処理装置の使用者がディスポーザに生ゴミを投入し、投入された生ゴミをディスポーザが破砕して生ゴミ処理装置の水槽へ投入する。水槽へ投入された生ゴミは微生物によって処理される。
【0021】
ディスポーザによって水槽へ投入された生ゴミ及び水によって水槽の水位は上がるが、運転信号を与えられている間は、水槽へは給水されないため、水槽の水位は過剰には上がらない。また、水槽の水位は、生ゴミの処理及び処理済の生ゴミを含む水の排水によって低下する。
【0022】
運転が終了したディスポーザは運転信号を与えず、運転信号が与えられなくなった生ゴミ処理装置では水槽への給水が行なわれ、水槽の水の溶存酸素、微生物、生ゴミ等の濃度等が適切な状態に維持される。
【0023】
本発明にあっては、水槽へ給水すべき水の量及び/又は給水回数を受け付け、運転信号が与えられなくなった場合に、受け付けた水の量及び/又は給水回数に応じて給水し、又は給水を停止する。水槽へ給水すべき水の量及び/又は給水回数は、例えば生ゴミ処理装置で処理すべき生ゴミの量に応じて、生ゴミ処理装置の設置作業者、使用者等によって設定される。
【0024】
本発明にあっては、水槽で処理されている生ゴミの処理状況を検出し、検出結果に応じて、水槽への給水量を増減する。
【0025】
使用者は、ディスポーザに生ゴミを投入し、投入された生ゴミをディスポーザが破砕して生ゴミ処理装置の水槽へ投入する。水槽へ投入された生ゴミは微生物によって処理される。生ゴミの処理状況は水槽の水の物性、化学的特性等であり、pH、BOD、透明度、油分等によって示される。水槽への給水量は、検出した生ゴミの処理状況に応じて、生ゴミ処理の効率が向上されるように、又は生ゴミ処理の効率が維持されるように決定される。
【0026】
本発明にあっては、例えば所定量の水を一度に水槽へ給水せず、断続的に、即ち分割して適宜の時間間隔で給水する。所定量の水を一度に水槽へ給水した場合は、水槽の水の溶存酸素量が急激に上昇し、微生物、生ゴミ等の濃度が急激に低下するが、分割して供給した場合は、溶存酸素量、濃度等が急激に変化すること、又は生ゴミ処理の効率が低下するほどの溶存酸素量、濃度等に変化することが抑制される。
【発明の効果】
【0027】
本発明の生ゴミ処理システム、生ゴミ処理装置及びディスポーザによる場合、ディスポーザの運転中は水槽への給水を停止するため、水槽の水位の増加を抑制することができる。このため、未処理の生ゴミが水と共に排水口から排水されること、及び排水濾過網の目詰まりを抑制することができる。この結果、生ゴミを十分に処理して生ゴミ処理の効率を向上させることができ、また、生ゴミ処理装置から生ゴミを含む水を排水されないため、生ゴミ処理システムに併設された排水処理施設、又は下水処理場の汚水処理の負担を軽減することができる。更に、排水濾過網の目詰まりが抑制されるため、排水口からの円滑な排水が可能となり、また、生ゴミ処理装置の保守点検が簡易であり、利便性を向上させることができる。
【0028】
また、ディスポーザの運転中以外に水槽へ給水するため、水槽の水の溶存酸素、濃度等を適切な状態に維持することができ、微生物によって生ゴミを十分に処理して生ゴミ処理の効率を向上させることができる。
【0029】
本発明の生ゴミ処理装置による場合、例えば生ゴミ処理装置で処理すべき生ゴミの量が決定された場合に、水槽へ給水すべき水の量及び/又は給水回数も生ゴミ処理装置の使用者が決定することができ、水槽への給水の過不足を防止することができる。このため、給水不足による処理能力の低下、給水過剰によるランニング・コストの増大を抑制することができる。
【0030】
本発明の生ゴミ処理装置による場合、生ゴミの処理状況の検出結果に応じて給水するため、生ゴミ処理の効率が向上されるように、又は生ゴミ処理の効率が維持されるように水槽へ供給することができる。つまり、水槽への給水の過不足を防止することができる。この結果、給水不足による処理能力の低下、給水過剰によるランニング・コストの増大を抑制することができる。
【0031】
本発明の生ゴミ処理装置による場合、水槽へ断続的に給水するため、水槽の水の溶存酸素量、濃度等が急激に変化すること、又は生ゴミ処理の効率が低下するほどの溶存酸素量、濃度等に変化することを抑制することができる。つまり、水槽への過剰な給水を更に防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
【0033】
実施の形態 1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る生ゴミ処理システムが備える業務用の湿式の生ゴミ処理装置4の模式的正面図であり、図2は、生ゴミ処理システムの模式的側面図であり、前記生ゴミ処理システムが備える業務用のディスポーザ6の模式的側面図を含む。また、図3は、ディスポーザ6の主要部の構成を示す回路図である。
【0034】
ディスポーザ6は地面に設置してあり、生ゴミを破砕するための破砕室61と、破砕された生ゴミを生ゴミ処理装置4へ搬送する前に一時的に貯留しておくための搬送タンク62とを備える。破砕室61の底部には破砕機611が配置してあり、破砕機611は生ゴミを破砕するカッター部とカッター部を駆動するモータとを備える。生ゴミは破砕室61上部の投入口610から破砕室61内へ水道水Wと共に投入され、投入された生ゴミは破砕機611によって約5mm角未満のサイズに破砕されて、水道水Wと共に搬送タンク62へ流出する。
【0035】
搬送タンク62は、搬送タンク62内の水位が一定以上の場合に駆動する搬送用水中ポンプ(以下、搬送ポンプという)621を収容してあり、搬送ポンプ621は破砕機611によって破砕された生ゴミを含む水道水Wを搬送ポンプ621下部から吸入して搬送ポンプ621上部に連結された搬送管63へと噴出する。搬送管63は一端が搬送ポンプ621上部に、他端が生ゴミ処理装置4(具体的には後述する処理槽2側面上部)に連結してある。また、搬送管63には、破砕された生ゴミを含む水道水Wが搬送ポンプ621側へ逆流することを防止する逆止弁631が設けてある。
【0036】
搬送タンク62に貯留された生ゴミを含む水道水Wは、搬送ポンプ621の噴出力によって、搬送管63及び逆止弁631を通って、生ゴミ処理装置4へ搬送される。搬送された生ゴミは、水道水Wと共に処理槽2へ投入される。
【0037】
破砕室61上部の投入口610近傍のディスポーザ6側面には操作部60が設けてある。操作部60は、点灯/消灯されている場合にディスポーザ6の電源がオン状態/オフ状態であることを示す電源ランプ601と、点灯/消灯されている場合にディスポーザ6が運転中である/停止中であることを示す運転ランプ602と、点灯/消灯されている場合にディスポーザ6を運転させることが可能(許可)/不可能(禁止)であることを示すスタンバイランプ603とを備える。
【0038】
また、操作部60は、スタンバイランプ603点灯中にディスポーザ6の使用者が操作した場合にディスポーザ6が運転を開始する運転ボタン604を備える。この場合、破砕機611と搬送ポンプ621とが駆動開始する。スタンバイランプ603消灯中に運転ボタン604を操作した場合はディスポーザ6は運転を開始しない。更に操作部60は、運転ランプ602点灯中に使用者が操作した場合にディスポーザ6が運転を夫々停止及び非常停止する停止ボタン605及び非常停止ボタン606を備える。この場合、破砕機611と搬送ポンプ621とが駆動開始する。
【0039】
運転報知部64及び運転許可部65は夫々リレーを用いてなる。運転許可部65は、後述する生ゴミ処理装置4の操作盤1のCPU10から許可信号が入力されている(許可信号がオン状態である)場合にオン状態となり、許可信号が入力されていない(許可信号がオフ状態である)場合にオフ状態となるよう構成してある。オン状態の許可信号は、ディスポーザ6から生ゴミ処理装置4への生ゴミの投入の許可を示し、オフ状態の許可信号は、ディスポーザ6から生ゴミ処理装置4への生ゴミの投入の禁止を示す。
【0040】
電源ランプ601は、商用電源からディスポーザ6へ給電されている場合に点灯する。また、商用電源からディスポーザ6へ給電されていない場合は各ランプ601,602,603は全て消灯する。スタンバイランプ603は、電源ランプ601が点灯中に、運転許可部65がオン状態/オフ状態である場合に点灯/消灯する。
【0041】
スタンバイランプ603の点灯中に運転ボタン604が操作された場合に、停止ボタン605又は非常停止ボタン606が操作されるまで、運転ランプ602が点灯し、また、運転報知部64がオン状態となる。オン状態の運転報知部64は、操作盤1のCPU10へ運転信号を出力(運転信号をオン状態に)し、オフ状態の運転報知部64は運転信号の出力を停止(運転信号をオフ状態に)するよう構成してある。オン状態の運転信号は、ディスポーザ6が運転中であることを示し、オフ状態の運転信号は、ディスポーザ6が運転されていないことを示す。
【0042】
運転報知部64及び運転許可部65夫々がオン状態である場合に、運転許可部65がオフ状態になったとき、運転報知部64もオフ状態になる。運転報知部64及び運転許可部65夫々がオフ状態である場合に、運転許可部65がオン状態になったとき、運転報知部64はオフ状態のままであり、この状態で運転ボタン604が操作されることによって運転報知部64もオン状態になる。
【0043】
生ゴミ処理装置4が備える縦長の円筒形状の処理槽2は地面に設置してあり、処理槽2の上方に、直方体状の貯水槽3が設置してある。
【0044】
処理槽2は、図示しない適宜の断熱構造を有する側面2a、下面2b及び上面2cを備え、側面2aの一側には、処理槽2内へ水道水Wを供給するための給水口46が、後述するオーバーフロー水位より約50mm上側に開口している。また、側面2aの他側には、ディスポーザ6の搬送管63の前記他端が、給水口46の高さと略同じ高さに配置して連結してある。更に、処理槽2には、微生物が着床する5〜20mm角の多孔質の発泡樹脂製の多数の基材50,50,…と、水道水Wに微生物を混入させてなる処理水5とが収容してある。
【0045】
処理槽2の上面2c外側の中央部及び外周近傍の一部夫々には直方体状のケーシング26,27が配してある。ケーシング27内には、微生物を含む液体からなる処理剤250を収容する処理剤タンク25が配置してある。処理剤タンク25内に収容された処理剤250は、ケーシング26内に配置された処理剤ポンプ28によって汲み出されて処理槽2内へ注入され、注入された処理剤250は処理水5に混入されて、処理水5の微生物の濃度を上昇させる。処理水5に混入された処理剤250に含まれる微生物は、処理水5中に浮遊し、基材50,50,…に着床する。
【0046】
また、処理槽2の上面2c外側の外周近傍の他部には、生ゴミ処理装置4を操作するための操作盤1が設置してある。
【0047】
更に、処理槽2の上面2cには、外周近傍の他部に、外部から処理槽2内へ生ゴミを投入するための投入口24と、投入口24を開閉する蓋241とが設けられ、蓋241には、外部から処理槽2内を視認するための覗き窓242が設けられている。生ゴミ処理装置4の使用者、保守作業者、設置作業者等(以下、生ゴミ処理装置4のオペレータという)は、例えば生ゴミ処理装置4の作動中は、覗き窓242を介して処理槽2内を視認する。投入口24には、蓋241の開放を検出した場合に蓋開放信号を操作盤1へ出力する図示しない蓋開閉センサが取り付けてあり、蓋開閉センサが蓋241の開放を検出した場合、生ゴミ処理装置4が作動しないか、作動停止するように構成してある。
【0048】
処理槽2には、処理水5、基材50,50,…及び/又は投入された生ゴミを攪拌するために、処理槽2の径方向中心部に設置された攪拌翼21と、攪拌翼21の両側に設置された水中ポンプ51,52が収容されている。
【0049】
攪拌翼21は、処理槽2の軸方向(略鉛直方向)に配された円柱状の回転軸211の周面に設けられた螺旋状の板であり、回転軸211は、一端が、処理槽2の下面2b内側の中央部に配された軸受け212に回転可能に支持され、他端が、ケーシング26内に設置されたモータ213の図示しない出力軸に連結してある。モータ213が作動した場合、出力軸の回転が伝達された回転軸211の回転に伴って攪拌翼21が回転し、このため処理水5が周方向に回転して、処理水5、基材50,50,…及び投入された生ゴミが攪拌される。
【0050】
水中ポンプ51,52は、略同じ構成であるため、以下では主に水中ポンプ51に関して説明する。水中ポンプ51は縦長の円柱状であり、円柱状の水中ポンプ51の軸方向(水中ポンプ51の図示しないポンプ軸の軸方向)を略鉛直方向に配されて、下面2b内側に備えられた短小な円柱状の台座512の上面中央部に設置されている。水中ポンプ51の下部近傍の側面には、処理水5を吸入する吸入口が開口し、また、吸入口へ吸入される処理水5を濾過する網状のフィルタが吸入口を覆って取り付けてある。このフィルタは処理水5中の基材50,50,…及び生ゴミを通過させない。
【0051】
水中ポンプ51の上端からは、その先端開口が下面2bに対向する倒立J字状の循環パイプ511が上方へ延設されており、吸入口から吸入された処理水5は、循環パイプ511の基端へ移動し、循環パイプ511に沿って上昇して、循環パイプ511先端の開口から、下方へ向けて吐出される。つまり、水中ポンプ51は、処理水5を上下方向に循環させて処理水5を攪拌する。
【0052】
ここで、水中ポンプ51が備える循環パイプ511の先端開口は、処理槽2のオーバーフロー水位近傍に配され、水中ポンプ52が備える循環パイプ521の先端開口は、オーバーフロー水位の略中央位置に配されている。
【0053】
処理槽2には、水中ポンプ51,52夫々の下側に配して、処理水5中に気泡を発生させる気泡発生器53,53が収容してある。各気泡発生器53は、その上面に複数の開口が設けられ、各開口を、微細な網目のフィルタで覆ってある。このフィルタは、気泡発生器53の開口から噴出される気泡を微細な気泡にする機能と、気泡発生器53内への生ゴミの侵入を防止する機能とを有する。
【0054】
各気泡発生器53には、その中途に電磁給気弁54を有する空気供給管55の一端が連結してあり、空気供給管55の他端は、ケーシング26内部に配されたエアポンプ56に連結してある。
【0055】
エアポンプ56は、水中ポンプ51の作動停止中に、空気供給管55を介して、処理槽2外部の空気(外気)を気泡発生器53,53へ供給し、気泡発生器53,53へ供給された外気は、気泡発生器53,53のフィルタを通過して微細な気泡となり、気泡発生器53,53の各開口から処理水5へ供給される。処理水5へ供給された気泡は、浮力によって処理水5中を上昇する。
【0056】
気泡は酸素を含み、気泡に含まれている酸素の一部は、気泡の上昇中に処理水5に溶解して、処理水5の溶存酸素濃度を上昇させる。本実施の形態では、気泡発生器53からの気泡発生中は、水中ポンプ51,52を作動停止させておくが、攪拌翼21は作動させておく。この結果、攪拌翼21によって処理水5が攪拌されて、気泡に含まれている酸素の処理水5への溶解が促進される。
【0057】
処理槽2の側面2aには、処理水5の水位が所定の水位(オーバーフロー水位)より上昇した場合に、過剰な処理水5を外部へ排水するオーバーフロー開口230が形成されている。オーバーフロー開口230の下端はオーバーフロー水位に位置し、また、オーバーフロー開口230には、未処理の生ゴミがオーバーフローによって外部へ排出されることを防止する排水濾過網231が取り付けられている。排水濾過網231を通過してオーバーフロー開口230から排水された処理水5は、側面2a外側に設けられたオーバーフロー槽23へ移動し、オーバーフロー槽23下部に接続された排水管232から、トラップ233を介して、図示しない浄化槽又は下水道へ排水される。
【0058】
オーバーフロー槽23上部には、オーバーフロー槽23側から排水濾過網231へシャワー水を噴射(シャワーリング)するシャワー開口47が設けてある。シャワー開口47は、その中途にシャワーポンプ43が配されたシャワー給水管44に接続されており、シャワーポンプ43は、シャワー給水管44を介して、水道水Wをシャワー開口47へ供給し、シャワー開口47から噴射されたシャワー水は、排水濾過網231に付着した生ゴミを処理槽2内部側へ除去して、オーバーフロー時の排水が円滑に行われるようにする。
【0059】
処理槽2の側面2a内側には、水位検出部(オーバーフロースイッチ)22が設けられている。水位検出部22は、処理水5の水面に浮遊する浮玉22aを有し、浮玉22aの上下方向の位置がオーバーフロー水位以上である場合に、水位超過信号を操作盤1へ出力する。このような水位検出部22は、例えば排水濾過網231に生ゴミが付着して目詰まりを起こすことによって、処理水5の水位がオーバーフロー水位以上に上昇した場合に、処理水5の水位の過剰な上昇を検出して、水位超過信号を操作盤1へ出力する。水位超過信号を入力された操作盤1は、後述するように処理槽2への給水を停止する。
【0060】
処理槽2の側面2aの一部には、処理槽2内部の点検、清掃等のために、人間が進入可能な点検口29と、点検口29を開閉する扉291とが設けてある。生ゴミ処理装置4のオペレータは、点検口29を通過して処理槽2内部へ侵入し、水中ポンプ51,52のフィルタ、排水濾過網231等の清掃、取り替え等を行なう。点検口29には、扉291の開放を検出した場合に扉開放信号を操作盤1へ出力する図示しない扉開閉センサが取り付けてあり、扉開閉センサが扉291の開放を検出した場合、生ゴミ処理装置4が作動しないか、作動停止するように構成してある。
【0061】
貯水槽3は、水道水Wを貯留するタンク(シスターン)であり、側面上部に入水管31、下面に出水管32、側面中央部にオーバーフロー管33が夫々開口し、更に、貯水槽3内の水道水Wの凍結防止用に、オーバーフロー管33の開口位置の高さより低い高さを有する水中ヒータ35が、貯水槽3の底面内側に収容してある。水中ヒータ35は水中式であるため、誤って大気中で通電された場合、絶縁破壊を生じるおそれがあり、また、水中ヒータ35自身も過熱する。このため、貯水槽3には、少なくとも水中ヒータ35が水没する程度の十分な量の水道水Wが注入される。
【0062】
入水管31は、図示しない止水弁を介して上水道又は受水槽に接続されており、上水道又は受水槽から水道水Wが入水管31を通過して貯水槽3へ供給される。水中ヒータ35が作動中は、貯水槽3に貯留してある水道水Wが加熱され、作動停止中は加熱されない。
【0063】
入水管31の貯水槽3側開口には、浮玉34aの上下動によって貯水槽3に対する給水と給水の停止とを行なうボールタップ34が設けられている。浮玉34aの位置がオーバーフロー管33の開口位置より下側である場合はボールタップ34が開いて入水管31から貯水槽3へ水道水Wが供給され、また、浮玉34aの位置がオーバーフロー管33の開口位置以上である場合はボールタップ34が閉じて入水管31から貯水槽3への水道水Wの供給が停止される。貯水槽3に貯留された水道水Wの水位がオーバーフロー管33の開口位置以上に上昇した場合、水道水Wはオーバーフロー管33を通過して図示しない浄化槽又は下水道へ排水される。以下では、貯水槽3には、オーバーフロー管33の開口位置に略等しい水位の水道水Wが常に貯留されているものとする。
【0064】
貯水槽3の出水管32は、ストレーナ40を介して、その中途に第1電磁給水バルブ41を有する給水管45に接続され、給水管45は処理槽2の給水口46に接続されている。給水管45は、ストレーナ40と第1電磁給水バルブ41との間からシャワー給水管44が分岐しており、シャワー給水管44の中途、更に詳細にはシャワー給水管44及び給水管45の分岐点とシャワーポンプ43との間に、第2電磁給水バルブ42を有する。
【0065】
図4は、操作盤1の構成を示すブロック図であり、図5は、生ゴミ処理装置4が備える各種ポンプ、電磁給水バルブ等に関する制御信号を、操作盤1のCPU10が出力するタイミングを示すタイミングチャートである。
【0066】
操作盤1は、バス又は信号線を介して電気的に相互に接続されたCPU10、ROM11、RAM12、タイマ13、操作部14、電源部15及びI/F(インタフェース)部16を備える。
【0067】
CPU10は、RAM12を作業領域として用い、ROM11に記憶された制御プログラム及びデータに従って装置各部を制御し、各種処理を実行する。また、CPU10は、タイマ13を用いて経過時間を計時する。更に、CPU10は、I/F部16を介して、モータ213、各電磁給水バルブ41,42等へ、これらを作動又は開放させる制御信号(以下、オン信号という)を出力し、水位検出部22から出力された水位超過信号、前記蓋開閉センサから出力された蓋開放信号、及び前記扉開閉センサから出力された扉開放信号を入力される。
【0068】
更にまた、CPU10は、ディスポーザ6の運転報知部64から運転信号を与えられ、運転許可部65に許可信号を与える。本実施の形態においては、CPU10が運転信号を入力されていない(運転信号がオフ状態である)場合に給水し、運転信号を入力されている(運転信号がオン状態である)場合には給水しない。このために、運転信号のオフ/オンに応じて第1電磁給水バルブ41及び第2電磁給水バルブ42の開閉、並びにシャワーポンプ43の作動停止/作動実行が切り換えられる。
【0069】
第1電磁給水バルブ41及び第2電磁給水バルブ42夫々が開かれた場合、貯水槽3から給水管45及びシャワー給水管44夫々へ、毎分略一定量の水道水Wが給水される。即ち給水口46からは、及びシャワーリングの際には、夫々毎分略一定量の水道水Wが処理槽2へ給水される。
【0070】
操作部14は、生ゴミ処理装置4の作動状態、オペレータへの操作指示等が表示される表示部140と、表示部140を見ながらオペレータが生ゴミ処理装置4を操作するための運転ボタン141、キー142等の各種ファンクションキーとを備える。オペレータは操作部14を操作して、生ゴミ処理装置4を作動させるための各種パラメータ(後述する水中ポンプオン時間、微生物添加時間、給水バルブ開放時間、給水回数等)を生ゴミ処理装置4に入力し、入力されたパラメータは、CPU10が各種処理を実行する際に用いるデータとしてRAM12に記憶される。なお、操作盤1にEEPROMを備えておき、操作部14を介して入力されたパラメータを、RAM12の代わりにEEROMに記憶させる構成でもよい。
【0071】
電源部15は外部の商用電源に接続してあり、商用電源から電力を得て、得られた電力は装置各部に配電される。CPU10は、電源部15から装置各部への配電の実行/実行停止を制御する。
【0072】
モータ213、処理剤ポンプ28、水中ヒータ35、シャワーポンプ43、水中ポンプ51,52及びエアポンプ56夫々は、オン信号を入力された場合に図示しないスイッチがオン状態になって作動を開始し、オン信号の入力が継続されている間は継続して作動し、オン信号が入力されなくなった場合に前記スイッチがオフ状態になって作動停止し、オン信号が入力されるまで作動停止を継続する。また、各電磁給水バルブ41,42及び電磁給気弁54夫々は、オン信号を入力された場合に開いて給水管45、シャワー給水管44及び空気供給管55の中途を開放し、オン信号の入力が継続されている間は開放を継続し、オン信号が入力されなくなった場合に閉じて前記中途を閉鎖し、オン信号が入力されるまで閉鎖を継続する。
【0073】
オペレータは、生ゴミ処理装置4の運転開始に先立って、操作盤1の表示部140に表示される操作指示に従い、キー142を用いて各種パラメータを設定する。例えばオペレータは、生ゴミ処理の1サイクルの運転時間を20分間とし、水中ポンプ51,52が作動しエアポンプ56が作動停止する水中ポンプオン時間を4分30秒間、水中ポンプ51,52が作動停止しエアポンプ56が作動するエアポンプオン時間を14分30秒間として設定する。そして、水中ポンプ51,52の停止からエアポンプ56が作動開始するまでのエアポンプ待機時間を30秒間、生ゴミ処理装置4の運転開始の停止から、及びエアポンプ56の停止から、水中ポンプ51,52が作動開始するまでの水中ポンプ待機時間を30秒間として設定する。
【0074】
また、オペレータは、処理剤ポンプ28の作動を開始するタイミングを示す微生物添加時間を6時間として設定し、処理剤ポンプ28が作動する処理剤ポンプ作動時間を20秒間として設定する。更に、第2電磁給水バルブ42を開きシャワーポンプ43を作動させるシャワーリング時間を30秒間として設定し、1サイクルの間にシャワーリングが実行されるシャワーリング回数を3回として設定する。
【0075】
更にまた、オペレータは、生ゴミ処理装置4に処理させるべき生ゴミの重量に応じて、第1電磁給水バルブ41を開く給水バルブ開放時間、及び1サイクルの間に第1電磁給水バルブ41が開かれる給水回数を設定する。処理させるべき生ゴミの重量が、本実施の形態における生ゴミ処理装置4の一日あたりの最大処理量である50kgである場合、給水バルブ開放時間を59秒間として設定し、給水回数を6回として設定する。処理させるべき生ゴミの重量が、例えば20kg、30kg等である場合は、給水バルブ開放時間及び/又は給水回数等を適宜減少させる。
【0076】
給水バルブ開放時間を設定することによって、オペレータは、第1電磁給水バルブ41が1回開閉された場合の給水量を設定し、給水回数を設定することによって、オペレータは、1サイクルの間に貯水槽3から処理槽2へ給水口46を通って給水される水道水Wの総量を設定する。給水回数が設定された場合、CPU10、は設定された給水回数に基づいて、1サイクルの間に略等しい時間間隔で第1電磁給水バルブ41が開閉されるように、第1電磁給水バルブ41を開放する給水タイミングを算出する。
【0077】
なお、以上のようなパラメータは、オペレータが設定せず予めROM11に記憶してあるデフォルトのパラメータを用いてもよく、オペレータが設定するパラメータを取捨選択してもよい。更に、オペレータがパラメータを直接設定せず、処理すべき生ゴミの重量を設定してもよい。この場合、ROM12には、設定されたゴミの重量に対応する各種パラメータが予め記憶してあり、生ゴミの重量が設定された場合に、対応する各種パラメータが設定される。
【0078】
オペレータは、入水管31を介して貯水槽3に注水する。また、生ゴミ処理装置4を使用するオペレータは、例えば操作部14が備える図示しない所定のファンクションキーを操作することによって、生ゴミ処理装置4に処理水5を準備するよう命令する。
【0079】
操作部14の前記ファンクションキーが操作された場合、CPU10は、第1電磁給水バルブ41、第2電磁給水バルブ42、及びシャワーポンプ43夫々へオン信号を出力する。この場合、第1電磁給水バルブ41が開き、貯水槽3の水道水Wは、出水管32、ストレーナ40、及び給水管45を通過して、給水口46を介し、処理槽2へ給水される。また、第2電磁給水バルブ42が開き、貯水槽3の水道水Wは、給水管45及びシャワー給水管44を通過し、シャワーポンプ43によって加圧されて、シャワー開口47から排水濾過網231へ噴出し、排水濾過網231に付着している生ゴミを処理槽2内へ排除する。
【0080】
処理槽2には、予め基材50,50,…が収容してある。処理槽2へ水道水Wが供給され、処理槽2の水位がオーバーフロー水位以上に達した場合、浮玉22aの上下方向の位置がオーバーフロー水位以上に達し、このため水位検出部22は水位超過信号を操作盤1へ出力する。水位超過信号を入力されたCPU10は、第1電磁給水バルブ41へのオン信号の出力を停止する。この場合、第1電磁給水バルブ41が閉じ、処理槽2への水道水Wの供給が停止する。
【0081】
また、前記蓋開放信号又は前記扉開放信号を入力されたCPU10は、各部へのオン信号の出力を実行せず、更に、出力中のオン信号の出力を停止する。この場合、各電磁給水バルブ41,42及び電磁給気弁54が閉じ、各ポンプ28,43,51,52,56及びモータ213が作動停止する。つまり、蓋241又は扉291が開放されている場合、生ゴミ処理装置4は、処理槽2への水道水Wの供給、処理剤250の注入、生ゴミの分解処理等を行なわない。
【0082】
なお、水位超過信号、前記蓋開放信号又は前記扉開放信号を入力された場合に、第2電磁給水バルブ42も適宜に開閉を切り換えるようにしてよい。ただし、第2電磁給水バルブ42を閉じる場合は、シャワーポンプ43を作動停止させる必要がある。また、例えば蓋241を開けて投入口24から処理槽2へ水道水Wを注入してもよい。
【0083】
処理槽2及び貯水槽3への注水後、オペレータは運転ボタン141を操作する。具体的には、オペレータは、貯水槽3及び処理槽2に所定量の水道水W(又は処理水5)が貯留されている状態で、後述するようにディスポーザ6を運転させて生ゴミを投入し、その後、運転ボタン141を操作することによって、生ゴミ処理装置4に生ゴミ処理をスタートさせる。運転ボタン141が操作された場合、CPU10は、まず、第2電磁給水バルブ42及びシャワーポンプ43へシャワーリング時間(30秒間)オン信号を出力してからオン信号の出力を停止する。この場合、シャワーリングが実行されて排水濾過網231が清掃される。
【0084】
1サイクルにおける1回目のシャワーリング終了後、適宜の時間(本実施の形態では30秒間)経過してから、CPU10は、処理剤ポンプ28へオン信号を出力し、処理剤ポンプ作動時間(20秒間)の経過後にオン信号の出力を停止する。この場合、処理剤ポンプ28は20秒間作動し、処理剤タンク25内の処理剤250を処理槽2へ、所定量(例えば20cc)注入する。処理剤250が注入された処理槽2内の水道水Wは、処理剤250に含まれた微生物が混入されて処理水5となる。
【0085】
CPU10は、処理剤ポンプ28へオン信号を微生物添加時間(6時間)の経過後に再び出力する。即ち、処理剤250は6時間毎に20ccずつ処理水5に追加される。このようにして、処理水5には適宜の時間間隔で新たな微生物が添加されるため、例えば処理水5のオーバーフローによって処理槽2内の微生物が減少した場合でも、処理剤250の注入によって新たな微生物が添加され、生ゴミ処理能力が維持される。
【0086】
運転ボタン141の操作と同時的に、CPU10は、モータ213へのオン信号の出力を開始し、例えば操作部14が備える所定のファンクションキーをオペレータが操作することによって生ゴミ処理装置4に生ゴミ処理を停止するよう命令するまでオン信号の出力を継続する。この場合、モータ213は継続して作動し、このため攪拌翼21が回転して、処理水5及び生ゴミを攪拌し続ける。
【0087】
また、CPU10は、1サイクルにおける1回目のシャワーリング終了後、水中ポンプ51,52の待機時間(30秒間)が経過してから水中ポンプ51,52の作動を開始する。CPU10は、水中ポンプ51,52のオン時間(4分30秒間)だけ水中ポンプ51,52へオン信号を出力し、水中ポンプ51,52のオン時間が経過した場合、オン信号の出力を停止する。
【0088】
水中ポンプ51,52のオン時間が経過し、更にエアポンプ56の待機時間(30秒間)が経過した直後、CPU10は、エアポンプ56の作動を開始させる。更に詳細には、CPU10は、エアポンプ56及び電磁給気弁54へのオン信号の出力を開始し、エアポンプ56のオン時間(14分30秒間)だけ出力を継続して、エアポンプ56のオン時間が経過した場合、オン信号の出力を停止する。この後、水中ポンプ51,52の待機時間が経過してからCPU10は水中ポンプ51,52の作動を開始する。
【0089】
また、CPU10は、第1電磁給水バルブ41へのオン信号の出力を適宜の時間間隔で開始し、給水バルブ41の開放時間(例えば30秒間)だけ出力を継続してから、出力を停止する。このため、適宜の時間間隔で第1電磁給水バルブ41が開いて給水口46から処理槽2へ所定量の水道水Wが供給され、再び第1電磁給水バルブ41が閉じて水道水Wの供給が停止される。このような水道水Wの供給は1サイクルに給水回数(例えば6回)だけ、略等間隔の時間間隔で繰り返し実行される。
【0090】
処理水5の微生物が最も活性化する最活性化温度は35℃超過38℃以下である。このため、処理槽2内は、図示しない加熱装置によって、及び/又は、微生物が生ゴミを分解処理する場合に発生する熱を利用して、最活性化温度に維持される。この状態で、処理水5に含まれている微生物は、処理水5中の溶存酸素を消費しつつ、処理水5と共に攪拌翼21によって攪拌されている生ゴミを水と二酸化炭素とに分解する。生ゴミが分解処理されて生じた水と二酸化炭素とは、例えば、処理水5と共に排水濾過網231を通過してオーバーフロー開口230から排出される。
【0091】
水中ヒータ35は、外気の気温、水道水Wの水温が所定温度よりも低い場合に、CPU10からオン信号が入力される。ただし、水中ヒータ35は水中ヒータ35自身の温度を検出して、この温度の高低に応じてCPU10からのオン信号を受け付け、又は受け付けない。つまり、水中ヒータ35は自身のオン/オフを自動的に行なう。このため、貯水槽3内の水道水Wは、適宜の水温に維持される。
【0092】
トグルスイッチ143は、操作される都度オン/オフを切り換えるスイッチであり、一度操作された場合、CPU10へオン信号を送出し、再度操作された場合、オン信号の送出を停止し、三度操作された場合に再びCPU10へオン信号を送出するようにしてある。トグルスイッチ143は水中ヒータ35のメインスイッチとして用いられ、生ゴミ処理装置4のオペレータは、気温及び水温が低く貯水槽3に貯留された水道水Wが凍結する可能性がある場合に、トグルスイッチ143をオン状態にし、凍結する可能性がない場合にトグルスイッチ143をオフ状態にする。そしてCPU10は、トグルスイッチ143からオン信号を入力された/入力されていない場合に水中ヒータ35へオン信号を入力する/入力しない。
【0093】
図6は、CPU10が実行する給水制御処理の手順を示すフローチャートである。この給水制御処理は、電源部15が商用電源に接続されている状態で、即ち電源がオン状態になった状態で、運転ボタン141が操作される前に実行される。この場合、CPU10は運転許可部65へ許可信号を出力する。
【0094】
まず、CPU10は操作部14を介して給水バルブ開放時間及び給水回数の設定を受け付け(S11)、受け付けた給水回数に基づいて、1サイクルにおける第1電磁給水バルブ41を開放する給水タイミングを算出する(S12)。
【0095】
次にCPU10は、運転ボタン141が操作されたか否かを判定することによって、生ゴミ処理装置4の運転を開始するかを判定する(S13)。運転ボタン141が操作されていない場合、即ち運転を開始しない場合(S13でNO)、CPU10はS14の処理を実行せず、運転ボタン141が操作されるまで待機する。
【0096】
運転ボタン141が操作された場合、即ち運転を開始する場合(S13でYES)、CPU10はシャワーポンプ43及び第2電磁給水バルブ42、水中ポンプ51,52等の制御処理と並行して、S14以降の処理を実行する。また、この場合、オペレータが運転ボタン604を操作することによってディスポーザ6も運転され、ディスポーザ6の運転中は運転報知部64において運転信号がオン状態となる。
【0097】
CPU10は、処理剤ポンプ28の作動を開始するタイミング、給水タイミング等を判定するために、タイマ13を用いて経過時間の計時を開始する(S14)。そして、CPU10は、S12で算出した給水タイミングを用い、タイマ13の計時結果に基づいて、給水タイミングであるか否かを判定する(S15)。
【0098】
給水タイミングである場合(S15でYES)、CPU10は、ディスポーザ6の運転報知部64から運転信号が入力されている(運転信号がオン状態である)か否かを判定する(S16)。運転信号がオフ状態である場合(S16でNO)、ディスポーザ6が運転されておらず、即ちディスポーザ6から処理槽2へ生ゴミ及び水が投入されていない。このため、CPU10は第1電磁給水バルブ41へオン信号を出力して第1電磁給水バルブ41を開放し、S11で受け付けた給水バルブ開放時間が経過した場合にオン信号の出力を停止して第1電磁給水バルブ41を閉鎖することによって、貯水槽3に貯留されている水道水Wを、給水管45、給水口46等を通過して処理槽2へ給水する(S17)。S17の処理完了後、CPU10はS15へ処理を戻す。
【0099】
運転信号がオン状態である場合(S16でYES)、ディスポーザ6が運転中であり、ディスポーザ6から処理槽2へ生ゴミ及び水が投入されている。このため、CPU10はS17の処理を実行せずに、即ち処理槽2への給水を行なわずに、処理をS15へ移す。
【0100】
給水タイミングではない場合(S15でNO)、CPU10は、例えば操作部14の図示しない運転停止ボタンが操作されたか否かを判定することによって、運転を停止するか否かを判定する(S18)。運転を継続する場合(S18でNO)、CPU10は処理をS15へ戻し、運転を停止する場合(S18でYES)、タイマ13での計時を終了して(S19)、給水制御処理を終了させ、また、シャワーポンプ43及び第2電磁給水バルブ42、水中ポンプ51,52等の制御処理も終了させる。
【0101】
以上のような給水制御処理において、生ゴミ処理装置4は、微生物が混入された水(処理水5)を収容する水槽(処理槽2)、及び、該水槽へ給水する給水手段(貯水槽3、第1電磁給水バルブ41、給水管45、給水口46等)を有し、前記水槽へ投入された生ゴミを前記微生物によって分解処理する生ゴミ処理装置として機能する。また、ディスポーザ6は、生ゴミを破砕し、破砕した生ゴミを、水と共に外部へ搬送するディスポーザ、即ち、生ゴミを破砕し、破砕した生ゴミを、水と共に前記水槽へ投入するディスポーザとして機能する。
【0102】
ディスポーザ6の運転報知部64は、自身の運転中に、外部へ信号を出力する手段、即ち前記ディスポーザの運転中に、該ディスポーザが運転中であることを示す運転信号を前記生ゴミ処理装置に与える手段として機能する。S15でYESであっても、S16でYESの場合、CPU10がS17の処理を実行しないことによって、外部から信号を与えられた場合に、前記給水手段は給水を停止するようにしてある。即ち、前記ディスポーザから前記運転信号を与えられた場合に、前記給水手段が給水を停止するようにしてある。
【0103】
S11におけるCPU10及び操作部14は、前記水槽へ給水すべき水の量及び/又は給水回数を受け付ける受付手段として機能し、S12及びS15の処理を実行し、S15でYES及びS16でNOの場合にS17の処理を実行することにより、前記給水手段は、前記受付手段が受け付けた水の量及び/又は給水回数に応じて給水するようにしてある。
【0104】
同様に、S12及びS15の処理を実行し、S15でYES/NOの場合にS17の処理を実行する/しないことにより、前記給水手段は、前記水槽へ断続的に給水するようにしてある。
【0105】
以上のような生ゴミ処理システムを用いる場合、使用者はディスポーザ6の電源ランプ601及びスタンバイランプ603両方の点灯を確認してから、まず、破砕室61上部の投入口610から破砕室61へ水道水Wを流し入れる。水道水Wは毎分約18リットルの水量で、停止ボタン605を操作する寸前まで流入を継続させておく。次に使用者は、破砕室61上部の投入口610から破砕室61へ生ゴミを投入する。生ゴミの投入速度は、毎分約5kg以下とし、最大50kgまで投入する。
【0106】
生ゴミ投入終了後、使用者は約5分間、水道水Wの破砕室61への流入を継続させ、また、ディスポーザ6の運転も継続させる。このとき、投入口610における生ゴミの詰まりを防止し、更に破砕室61を洗浄して、悪臭の発生が防止される。約5分の経過後に、水道水Wの流入を停止させ、最後に、停止ボタン605を操作してディスポーザ6を停止させる。
【0107】
ディスポーザ6の運転ボタン604が操作されてから停止ボタン605が操作されるまでの約15分間に、破砕機611による生ゴミの破砕と搬送ポンプ621による生ゴミの搬送とが完全に終了する。
【0108】
ところで、ディスポーザ6から新たに生ゴミ及び水を投入すると共に貯水槽3から給水することによって、未処理の生ゴミが水と共にオーバーフロー開口230から排出されてしまうか、生ゴミによって排水濾過網231が目詰まりする。しかしながら、生ゴミ処理装置4は、ディスポーザ6による生ゴミの搬送及び投入中は貯水槽3から処理槽2への給水を禁止するため、未処理の生ゴミの排出、及び排水濾過網231の目詰まりが抑制される。一方、ディスポーザ6からの生ゴミ及び水の投入が完了した場合に貯水槽3から処理槽2への給水を行なうため、新たに供給された水道水Wに含まれる溶存酸素を用いて生ゴミを順次処理することができる。
【0109】
実施の形態 2.
図7は、本発明の実施の形態2に係る生ゴミ処理システムが備える業務用の湿式の生ゴミ処理装置4の模式的正面図であり、図8は、生ゴミ処理装置4が備える操作盤1の構成を示すブロック図である。本実施の形態においては、処理槽2の側面2a内面に、pH検出部91と、透明度検出部92とが設けてある。
【0110】
pH検出部91は、処理槽2内の処理水5のpHを検出して検出結果をCPU10へ出力する。生ゴミの分解が進むと処理水5は酸性を有するようになるため、本実施の形態においては処理水5のpHを生ゴミの処理状況を示す指標の一つとして用いる。処理水5は中性であることが好ましいため、処理水5が所定pH以下である場合に、貯水槽3からの水道水W(中性)の給水量を増加させる必要がある。このためにCPU10は、給水バルブ開放時間を延長する、及び/又は給水回数を増加させる。
【0111】
【表1】

【0112】
表1は給水回数テーブルであり、本実施の形態においては、表1に示すように、pH検出部91の検出結果xがpH4以下の極端な酸性であるときは、給水回数を最多の6回とし、pH7超過の中性である場合は最少の2回とし、酸性度が高い場合に給水回数が増加し、低い場合は減少するよう5段階に分けて調節している。
【0113】
この表1に示されるような給水回数テーブルはROM11に予め記憶してあり、CPU10はpH検出部91の検出結果xを得た場合にROM11に記憶された給水回数テーブルを参照して検出結果xに対応する給水回数を得て、得られた給水回数を、操作部14から入力された給水回数に優先して用いる。
【0114】
透明度検出部92は、発光部92aと受光部92bとを備えるフォトカプラを用いてなり、発光部92aは処理水5中に光を発生させ、受光部92bは処理水5を通過した光を受光する。CPU10は、透明度検出部92の検出結果、具体的には発光部92aが発光させた光の強さ及び受光部92bが受光した光の強さに基づいて処理水5の透明度を算出し、算出された透明度に基づいて、給水バルブ開放時間を延長する、及び/又は給水回数を増加させる。
【0115】
図9は、CPU10が実行する処理状況監視処理の手順を示すフローチャートである。この処理状況監視処理は、電源部15が商用電源に接続されている状態で運転ボタン141が操作された場合に、シャワーポンプ43及び第2電磁給水バルブ42、水中ポンプ51,52等の制御処理と並行して実行される。また、このとき、処理剤ポンプ28の作動を開始するタイミング、給水タイミング等を判定するために、タイマ13を用いて経過時間の計時を開始する。以下では、簡単のため、pHのみを生ゴミの処理状況を示す指標とする場合を例示する。
【0116】
CPU10は、例えば1分毎にpH検出部91の検出結果を受け付け(S31)、受け付けたpHの検出結果に基づいて給水回数テーブルを参照し(S32)、給水回数を求める。次にCPU10は、求められた給水回数に基づいて、給水タイミングを算出する(S33)。更にCPU10は、S33で算出した給水タイミングを用い、タイマ13の計時結果に基づいて、給水タイミングであるか否かを判定する(S34)。
【0117】
給水タイミングである場合(S34でYES)、CPU10は第1電磁給水バルブ41へオン信号を出力して第1電磁給水バルブ41を開放し、S33で算出した又はS34でリセットした給水バルブ開放時間が経過した場合にオン信号の出力を停止して第1電磁給水バルブ41を閉鎖することによって、貯水槽3に貯留されている水道水Wを、給水管45、給水口46等を通過して処理槽2へ給水する(S35)。S35の処理完了後、CPU10はS31へ処理を戻す。
【0118】
給水タイミングではない場合(S34でNO)、CPU10はS35の処理を実行せずに、即ち処理槽2への給水を行なわずに、処理をS31へ移す。
【0119】
以上のような処理状況監視処理において、生ゴミ処理装置4は、微生物が混入された水(処理水5)を収容する水槽(処理槽2)、及び、該水槽へ給水する給水手段(貯水槽3、第1電磁給水バルブ41、給水管45、給水口46等)を有し、前記水槽へ投入された生ゴミを前記微生物によって分解処理する生ゴミ処理装置として機能する。
【0120】
また、pH検出部91及び透明度検出部92は、前記水槽で処理されている生ゴミの処理状況を検出する検出手段として機能し、CPU10がS31〜S35の処理を実行することによって、前記給水手段は、前記検出手段の検出結果に応じて給水量を増減するようにしてある。また、S33の処理を実行し、S34でYESの場合にS35の処理を実行することにより、前記給水手段は、前記水槽へ断続的に給水するようにしてある。
【0121】
その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
【0122】
以上のような生ゴミ処理システムは、生ゴミ処理装置4での生ゴミ処理状況に応じて貯水槽3から処理槽2への給水量を増減することができる。
【0123】
なお、本実施の形態においては、ディスポーザ6を備えない構成でもよい。また、生ゴミの処理状況は、例えば処理水5の油分(処理水5の電気抵抗値に基づいて検出)、BOD等を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0124】
【図1】本発明の実施の形態1に係る生ゴミ処理システムが備える生ゴミ処理装置の模式的正面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る生ゴミ処理システムの模式的側面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るディスポーザの主要部の構成を示す回路図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る生ゴミ処理装置が備える操作盤の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係る生ゴミ処理装置が備える各種ポンプ、電磁給水バルブ等に関する制御信号を、操作盤のCPUが出力するタイミングを示すタイミングチャートである。
【図6】本発明の実施の形態1に係る生ゴミ処理装置が備えるCPUが実行する給水制御処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態2に係る生ゴミ処理装置の模式的正面図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係る生ゴミ処理装置が備える操作盤の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係る生ゴミ処理システムが備える生ゴミ処理装置のCPUが実行する処理状況監視処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0125】
10 CPU
13 タイマ
14 操作部(受付手段)
2 処理槽(水槽)
3 貯水槽(給水手段)
4 生ゴミ処理装置
41 第1電磁給水バルブ(給水手段)
45 給水管(給水手段)
46 給水口(給水手段)
5 処理水(微生物が混入された水)
6 ディスポーザ
64 運転報知部(与える手段)
91 pH検出部(検出手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
微生物が混入された水を収容する水槽、及び、該水槽へ給水する給水手段を有し、前記水槽へ投入された生ゴミを前記微生物によって分解処理する生ゴミ処理装置と、
生ゴミを破砕し、破砕した生ゴミを、水と共に前記水槽へ投入するディスポーザと
を備える生ゴミ処理システムであって、
前記ディスポーザは、該ディスポーザの運転中に、該ディスポーザが運転中であることを示す運転信号を前記生ゴミ処理装置に与える手段を備え、
前記生ゴミ処理装置は、前記ディスポーザから前記運転信号を与えられた場合に、前記給水手段が給水を停止するようにしてあることを特徴とする生ゴミ処理システム。
【請求項2】
微生物が混入された水を収容する水槽、及び、該水槽へ給水する給水手段を有し、前記水槽へ投入された生ゴミを前記微生物によって分解処理する生ゴミ処理装置において、
外部から信号を与えられた場合に、前記給水手段は給水を停止するようにしてあることを特徴とする生ゴミ処理装置。
【請求項3】
前記水槽へ給水すべき水の量及び/又は給水回数を受け付ける受付手段を備え、
前記給水手段は、前記受付手段が受け付けた水の量及び/又は給水回数に応じて給水するようにしてあることを特徴とする請求項2に記載の生ゴミ処理装置。
【請求項4】
微生物が混入された水を収容する水槽、及び、該水槽へ給水する給水手段を有し、前記水槽へ投入された生ゴミを前記微生物によって分解処理する生ゴミ処理装置において、
前記水槽で処理されている生ゴミの処理状況を検出する検出手段と、
該検出手段の検出結果に応じて、前記給水手段は給水量を増減するようにしてあることを特徴とする生ゴミ処理装置。
【請求項5】
前記給水手段は、前記水槽へ断続的に給水するようにしてあることを特徴とする請求項2乃至4の何れかひとつに記載の生ゴミ処理装置。
【請求項6】
生ゴミを破砕し、破砕した生ゴミを、水と共に外部へ搬送するディスポーザであって、
自身の運転中に、外部へ信号を出力する手段を備えることを特徴とするディスポーザ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−69088(P2007−69088A)
【公開日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−257005(P2005−257005)
【出願日】平成17年9月5日(2005.9.5)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】