説明

生ローヤルゼリー食品

【構成】 生ローヤルゼリーに果実果汁と機能性成分とを添加し混ぜ合わせた生ローヤルゼリー食品である。また、この生ローヤルゼリー食品を、一回摂取毎の小袋に封入したものである。
【効果】 感じられた生ローヤルゼリーの酸味や蛋白臭は、果実果汁によってわからなくなるため、何人でも継続して食しやすい。美味しい味にしたため、従来のように、蜂蜜や牛乳などを混ぜて摂取する必要がなく、無駄な栄養物の摂取を防ぐことができる。ダイエット効果を期待して、難消化性のキシロオリゴ糖を加えることができる。一回摂取毎の小袋に封入すれば、冷凍保存の状態において、一回の食べる分のみを解凍の解凍で良いため、従来に比し、解凍が容易である結果、食べやすく、且つ、食べたいときに即食べることができる。そのうえ、解凍を繰り返さないため、従来のように、解凍の際の酸化等によって褐色に変色したり、雑菌による品質劣化は起こりにくい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は生ローヤルゼリー食品に関し、生ローヤルゼリーを食品として食する際に使用されるものである。
【背景技術】
【0002】
従来における生ローヤルゼリー食品は、冷凍して瓶詰めされたものが主流であり、使用者は、一回一回解凍してスプーンで掬って食するのが常であった。
【0003】
【特許文献1】特開2006−280249公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、かかる生ローヤルゼリーはを酸味や蛋白臭を有してするため、解凍して食する場合、非常に食べづらい味を呈し、この結果、継続して食しにくいという不都合を有した。
【0005】
さらに、生ローヤルゼリー食品にあっては、品質維持の必要上冷凍保存が基本であるため、食べる際に一回一回解凍しなければならず、食べるに当たって手間がかかり、この結果、食べたいときに即食べることができないという不都合を有した。
【0006】
そのうえ、解凍する度に、酸化等によって褐色に変色したり、雑菌が入って品質面で劣化が進みやすいという不都合を有した。
【課題を解決するための手段】
【0007】
発明者はこの不都合を解消するために、鋭意研究した結果この発明を完成した。
【0008】
この発明(請求項1)に係る生ローヤルゼリー食品は、生ローヤルゼリーに果実果汁と機能性成分とを添加し混ぜ合わせたものである。
【0009】
また、この発明(請求項3)に係る生ローヤルゼリー食品は、生ローヤルゼリーに果実果汁と機能性素材とを添加した混ぜ合わせ、小袋に封入したものである。
【0010】
いずれの生ローヤルゼリー食品にも難消化性のオリゴ糖を添加することもできる。
【発明の効果】
【0011】
この発明に係る生ローヤルゼリー食品(請求項1)は上記のように構成されているため、即ち、生ローヤルゼリーに果実果汁と機能性成分とを添加し混ぜ合わせたものであるため、果実果汁によって美味しい果実味を呈することができ、女性だけでなく子供から高齢者まで気軽に食することができるものである。且つ、機能性成分によって本来の生ローヤルゼリーある肌や肘等の改善効果を更に増強させることができる。
【0012】
よって、この生ローヤルゼリー食品を使用すれば、従来、感じられた生ローヤルゼリーの酸味や蛋白臭は、果実果汁によってわからなくなるため、食べやすくこの結果、何人でも継続して食しやすいものである。さらに、美味しい味にしたため、従来のように、蜂蜜や牛乳などを混ぜて摂取する必要がないため、無駄な栄養物の摂取を防ぐことができるものである。
【0013】
更に、栄養豊富なローヤルゼリーであるため、美容効果を求めてもカロリーが高いと逆効果になるために、ダイエット効果を期待して、難消化性のキシロオリゴ糖を加えることができる。
【0014】
また、この発明に係る生ローヤルゼリー食品(請求項3)は、生ローヤルゼリーに果実果汁と機能性素材とを添加した混ぜ合わせ、一回摂取毎の小袋に封入したため、冷凍保存の状態において、一回の食べる分のみを解凍して食することができるし、又、携帯しやすいものである。
【0015】
よって、この生ローヤルゼリー食品を使用すれば、食べる分の解凍で良いため、従来に比し、解凍が容易である結果、食べやすく、且つ、食べたいときに即食べることができるものである。
【0016】
そのうえ、解凍を繰り返さないため、従来のように、解凍の際の酸化等によって褐色に変色したり、雑菌による品質劣化は起こりにくいものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
この発明に係る生ローヤルゼリー食品において、生ローヤルゼリーは従来より存在するものを使用する。一回摂取毎の小袋は内容量を大体10gとする。
【0018】
また、基本配合(10g小袋内容換算)は次のとおりである。
生ローヤルゼリー 3.0g
難消化性オリゴ糖 3.0g
果実果汁 0.5〜1.0g
機能性素材 0.5〜1.0g
クエン酸 0.1g
水 2.0〜3.0g
【0019】
「難消化性オリゴ糖」は、ローヤルゼリーの美容効果を維持するために、カロリーを抑えダイエット効果を維持するために加える。
【0020】
又、「クエン酸」はPHの調整(酸味の調整)の為に加える。
【0021】
「果実果汁」,「機能性素材」は目的に応じて下記のものが使用される。
【0022】
a.美容目的:肌・頭髪の若返りを目的とする場合
また、「果実果汁」としては、柚子,グレープ,グレープフルーツ,梅等の果汁を使用する。
「機能性素材」としては、コラーゲン(魚・豚等の動物性コラーゲン),コンドロイチン,ヒアルロン酸,セラミド,シルク加工物等を使用する。前記果実果汁それぞれに、上記「機能性素材」として肌改善素材を単品又は2,3,4若しくは全素材を組み合わせた配合とする。
【0023】
b.膝などの関節の痛み改善と関節成分の増強を目的とする場合
「果実果汁」としては、柚子,グレープ,グレープフルーツ,梅等の果汁を使用する。
「機能性素材」としては、コラーゲン(魚・豚等の動物性コラーゲン),N−アセチルグルコサミン,コンドロイチン,ヒアルロン酸,MSM(メチルスチルフォニルメタン),OPC(松樹皮ポリフェノール)(痛み改善成分),キャッツクローエキス(痛み改善成分)等を使用する。前記果実果汁それぞれに、上記「機能性素材(関節成分,痛み改善成分)」を単品又は2,3,4若しくは全素材を組み合わせた配合とする。
【0024】
c.腸内環境を整えて、免疫効果やアレルギー等を抑制する目的の場合
「果実果汁」としては、柚子,グレープ,グレープフルーツ,リンゴ等の果汁を使用する。
「機能性素材」としては、乳酸菌(動物,植物性),甜茶,霊芝等を使用する。前記果実果汁それぞれに、上記「機能性素材(関節成分,痛み改善成分)」を単品又は2,3,4若しくは全素材を組み合わせた配合とする。
【実施例】
【0025】
以下、この発明の実施例を説明する。
【0026】
a.美容目的:肌・頭髪の若返りを目的とする場合
生ローヤルゼリー 約90Kg
難消化性キシロオリゴ糖 約90Kg
果実果汁(柚子)
約15〜30Kg
機能性素材(魚・豚等の動物性コラーゲン)約15〜30Kg
クエン酸
約3Kg
水 約60〜90Kg
これらを混ぜ合わせて、約300kgの生ローヤルゼリー食品を製造する。その後、ビニール製の袋に10gづつ分封し、冷凍保存する。食する場合には一袋づつ解凍すれば良い。
【0027】
b.膝などの関節の痛み改善と関節成分の増強を目的とする場合
生ローヤルゼリー 約90Kg
難消化性キシロオリゴ糖 約90Kg
果実果汁(柚子)
約15〜30Kg
機能性素材
約7.5〜15Kg
(魚・豚等の動物性コラーゲン)
機能性素材
約7.5〜15Kg
(ヒアルロン酸)
クエン酸
約3Kg

約60〜90Kg
これらを混ぜ合わせて、約300kgの生ローヤルゼリー食品を製造する。その後、ビニール製の袋に10gづつ分封し、冷凍保存する。食する場合には一袋づつ解凍すれば良い。
【0028】
c.腸内環境を整えて、免疫効果やアレルギー等を抑制する目的の場合
生ローヤルゼリー 約90Kg
難消化性キシロオリゴ糖 約90Kg
果実果汁(柚子)
約15〜30Kg
機能性素材
約7.5〜15Kg
(乳酸菌(動物,植物性,粉体、胞子))
機能性素材
約7.5〜15Kg
(甜茶)
クエン酸
約3Kg

約60〜90Kg
これらを混ぜ合わせて、約300kgの生ローヤルゼリー食品を製造する。その後、ビニール製の袋に10gづつ分封し、冷凍保存する。食する場合には一袋づつ解凍すれば良い。



【特許請求の範囲】
【請求項1】
生ローヤルゼリーに果実果汁と機能性成分とを添加し混ぜ合わせたことを特徴とする生ローヤルゼリー食品。
【請求項2】
請求項1の生ローヤルゼリー食品に難消化性のオリゴ糖を添加したことを特徴とする生ローヤルゼリー食品。
【請求項3】
生ローヤルゼリーに果実果汁と機能性素材とを添加した混ぜ合わせ、小袋に封入したことを特徴とする生ローヤルゼリー食品。
【請求項4】
請求項3の生ローヤルゼリー食品に難消化性のオリゴ糖を添加したことを特徴とする生ローヤルゼリー食品