説明

生体信号測定装置及び生体信号測定方法

【課題】生体表面と電極との電気的接触を確保することが可能な生体信号測定装置及び生体信号測定方法を提供すること
【解決手段】本技術の生体信号測定装置は、装具と、測定電極と、支持体とを具備する。装具は、生体に装着される。測定電極は、生体表面に接触する。支持体は、測定電極を、生体表面に対して摺動可能に装具に支持する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は、生体信号を取得するための生体信号測定装置及び生体信号測定方法に関する。
【背景技術】
【0002】
生体(ヒトを含む動物)の体内において生じる生体信号(脳波、筋電図、心電図等)は、生体表面に装着される電極によって測定することができる。生体信号の精確な測定のためには電極と生体表面が十分に電気的に接続されており、即ち電極と生体表面の接触抵抗が十分に小さいものとなっている必要がある。
【0003】
しかしながら、生体表面は一般的に皮脂等によって被覆されており、そのまま電極を接触させても十分な電気的接続を期待することはできない。そこで、通常、生体表面を拭い、皮脂等をある程度除去してから、導電性ペーストを塗布し、その上から電極を装着することが行われる。
【0004】
用いられる電極としては、例えば特許文献1に記載のような電極がある。当該電極は導電性材料からなり、櫛歯状の形状を有するものである。当該電極はこのような形状により頭髪を掻き分け、生体(頭表)に接触可能なように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2011−104337号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記のように生体表面を拭ってから電極を装着したい場合であっても、例えばユーザの頭部においては頭髪のために十分に拭うことができない。また、測定中に接触抵抗が低下した場合に生体表面を拭う際には電極の取り外しが必要となる。
【0007】
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、生体表面と電極との電気的接触を確保することが可能な生体信号測定装置及び生体信号測定方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る生体信号測定装置は、装具と、測定電極と、支持体とを具備する。
上記装具は、生体に装着される。
上記測定電極は、生体表面に接触する。
上記支持体は、上記測定電極を、生体表面に対して摺動可能に上記装具に支持する。
【0009】
この構成によれば、生体信号測定装置を生体に装着した後、測定電極を生体表面に擦り付けることが可能となり、即ち、測定電極と生体表面の電気的接触が高い状態で生体信号の測定を実施することが可能となる。
【0010】
上記支持体は、生体表面に垂直な方向に弾性変形可能な弾性体であってもよい。
【0011】
この構成によれば、測定電極を生体表面に擦り付けた後も支持体によって測定電極が生体表面に押圧されるため、そのまま生体信号の測定を実施することが可能となる。
【0012】
上記支持体は、生体表面に平行な方向に弾性変形可能な弾性体であってもよい。
【0013】
この構成によれば、測定電極を生体表面に擦り付けた後、支持体によって測定電極の生体表面における位置が維持されるため、測定電極と生体表面の電気的接触が高い状態を維持することが可能となる。
【0014】
上記測定電極は、生体表面との接触面に凹凸が形成された保水性材料からなり、電解液が含浸されている
【0015】
この構成によれば、接触面に形成された凹凸により擦り付けの効果を向上させ、かつ保水性材料から染み出す電解液により、測定電極と生体表面の電気的接触を維持することが可能となる。
【0016】
上記測定電極は、上記接触面が研磨材によってコーティングされていてもよい。
【0017】
この構成によれば、保水性材料の摩擦力が小さい場合であっても、研磨材によって擦り付けの効果を発生させることが可能となる。
【0018】
上記装具は、ユーザの頭部に装着され、上記測定電極は、ユーザの頭表に接触してもよい。
【0019】
この構成によれば、生体信号測定装置を脳波測定に用いることが可能となる。
【0020】
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る生体信号測定方法は、生体に装着される装具と、生体表面に接触する測定電極と、上記測定電極を生体表面に対して摺動可能に上記装具に支持する支持体とを有する生体信号測定装置を準備する。
上記測定電極を、上記生体表面に押圧しながら摺動させる。
生体の生体信号を取得する。
【発明の効果】
【0021】
以上のように、本技術によれば、生体表面と電極との電気的接触を確保することが可能な生体信号測定装置及び生体信号測定方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】第1の実施形態に係る生体信号測定装置を示す斜視図である。
【図2】同生体信号測定装置を示す平面図である。
【図3】同生体信号測定装置の測定電極支持体を示す斜視図である。
【図4】同生体信号測定装置の脳波測定電極を示す断面図である。
【図5】同生体信号測定装置の脳波測定電極を示す断面図である。
【図6】第2の実施形態に係る生体信号測定装置を示す斜視図である。
【図7】第3実施形態に係る生体信号測定装置を示す斜視図である。
【図8】第4の実施形態に係る生体信号測定装置を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
(第1の実施形態)
本技術の第1の実施形態について説明する。
【0024】
[生体信号測定装置の構成]
図1及び図2は、第1の実施形態に係る生体信号測定装置1を示す図である。図1はユーザの左前方からみた図、図2はユーザの後方からみた図である。これらの図に示すように、生体信号測定装置1は、ヘッドバンド11、筐体12、脳波測定電極13、測定電極支持体14、眼電測定電極15、眼電電極用アーム16及びニュートラル電極17を有する。
【0025】
ヘッドバンド11がユーザの頭部に装着され、筐体12はヘッドバンド11に固定されている。脳波測定電極13は測定電極支持体14によってヘッドバンド11に支持され、ユーザの頭表に当接している。眼電測定電極15は眼電電極用アーム16によってユーザの両こめかみに当接している。
【0026】
ヘッドバンド11は、ユーザの頭部形状に沿った形状に形成され、弾性力によってユーザの頭部に装着されるものとすることができる。ヘッドバンド11の形状は限定されないが、例えば図2及び図3に示すように、額から後頭部に至り、後頭部から右乳様突起(側頭骨の後下方部にある円錐状の突起)及び左乳様突起に至るT字型の形状とすることができる。
【0027】
筐体12は、脳波測定電極13や眼電測定電極15の出力信号を処理する信号処理回路や、その処理結果を外部機器(PC等)に送信するための無線装置器等を内蔵する。なお、脳波測定電極13や眼電測定電極15の出力信号が直接外部機器に出力される場合には、筐体12は必ずしも設けられなくてもよい。
【0028】
脳波測定電極13は、ユーザの頭表に電気的に接続され、脳波(Electroencephalogram:EEG)を取得する。脳波測定電極13は、測定電極支持体14によってヘッドバンド11に支持されるが、その詳細については後述する。脳波測定電極13は、図1には表れていないが、頭部の反対側にさらに2つの脳波測定電極13が配置されており、国際10/20法に規定されたF3、F4、C3、C4、O1、O2の各電極位置に対応してそれぞれ一つずつ設けられるものとすることができる。また、脳波測定電極13はこれ以外の位置に配置されるものとすることも可能である。
【0029】
測定電極支持体14は、脳波測定電極13をヘッドバンド11に固定する。測定電極支持体14はそれぞれ一つの脳波測定電極13が取り付けられ、即ち脳波測定電極13と同数がヘッドバンド11に設けられる。図3は、測定電極支持体14を示す斜視図である。同図に示すように、測定電極支持体14は、湾曲した板状の形状を有し、一端にヘッドバンドコネクタ141が設けられ、他端にスナップ142が設けられている。
【0030】
ヘッドバンドコネクタ141は、測定電極支持体14をヘッドバンド11に固定すると共に、脳波測定電極13に接続された配線をヘッドバンド11に接続する。スナップ142は、後述する脳波測定電極13が取り付けられ、かつ脳波測定電極13と電気的に接続される。
【0031】
測定電極支持体14は金属、合成樹脂等の弾性を有する材料からなり、頭表に垂直な方向及び頭表に平行な方向に弾性変形可能に構成されている。これにより、ヘッドバンド11がユーザの頭部に装着されると、その弾性により脳波測定電極13を頭表に押圧する。
【0032】
眼電測定電極15は、ユーザのこめかみに電気的に接続され、眼電図(Electro-oculogram:EOG)を取得する。眼電測定電極15はヘッドバンド11からユーザの両こめかみにそれぞれ延伸された眼電電極用アーム16によって、ヘッドバンド11に固定されるものとすることができる。なお、脳波と共に眼電図が測定されない場合は、眼電測定電極15及び眼電電極用アーム16は設けられなくてもよい。
【0033】
ニュートラル電極17は、ユーザの額に電気的に接続され、脳波の差動増幅の際の基準となる電位信号を取得する。ニュートラル電極17は任意の電極構造とすることが可能である。また、ニュートラル電極17は、ユーザの額の替わりに耳朶に設けられてもよい。
【0034】
生体信号測定装置1は以上のような構成を有する。生体信号測定装置1がユーザに装着されると、上記各種電極は頭表の所定位置に配置される。
【0035】
[脳波測定電極の構造]
脳波測定電極13の構造について説明する。図4は脳波測定電極13の構造を示す断面図である。同図に示すように脳波測定電極13は、カバー131、電極板132及び電極材133を有する。電極板132がカバー131に収容され、電極板132の上から電極材133がカバー131に挿入されている。電極材133には電解液(KCl、NaCl等)が含浸されている。
【0036】
カバー131は、合成樹脂等からなり、底面と側面を有する容器形状とすることができる。カバー131の底面には、配線134が挿通される孔131aが設けられている。また、カバー131は、上記測定電極支持体14のスナップ142に着脱可能に構成されている。
【0037】
電極板132は、電解液との間でイオンを授受する。電極板132はAg/AgCl等からなるものとすることができる。電極板132は配線134が接続されている。
【0038】
電極材133は、ユーザの頭表に当接し、電気的に接続される。電極材133は綿、スポンジ、ゲル等の柔軟性及び保水性を有する材料からなり、摩擦が大きい材料が好適である。電極材133は頭表に接触する面(以下、当接面)に凹凸が形成され、毛髪を掻き分けて頭表に接触することが可能に形成されている。
【0039】
また、電極材133は、構成材料の摩擦力が小さい場合には、当接面に研磨材(貝殻、砂、ガラス粉末等)がコーティングされたものとすることもできる。図5(a)にはコーティングが施された電極材133の全体を示し、図5(b)は電極材133の当接面を拡大して示す。図5(b)に示すように、電極材133に研磨材133aがコーティングされている。
【0040】
[生体信号測定装置の使用方法]
生体信号測定装置1の使用方法について説明する。
【0041】
ユーザの頭部に生体信号測定装置1を装着すると、図1及び図2に示すように各電極が頭表の所定位置に配置される。
【0042】
ユーザが、脳波測定電極13を頭表に擦り付けると、電極材133によって頭表が削られ、皮脂等が除去される。また、脳波測定電極13は、図示しない振動機構によって振動を与えられることにより、頭表に擦り付けられるものとすることも可能である。脳波測定電極13が頭表に擦り付けられる際、測定電極支持体14が弾性変形し、脳波測定電極13の摺動を許容する。同時に電極材133に含浸されていた電界液が頭表に染み出す。
【0043】
脳波測定電極13を頭表に擦り付けることにより、接触抵抗を10KΩ〜数10KΩ程度に低減することが可能である。脳波測定電極13を高圧力で押圧し続けるより、高圧力で擦り付けた後、低圧力で押圧する方が低抵抗に維持できることが確認されている。
【0044】
脳波測定電極13の擦り付けを終了すると、測定電極支持体14の弾性力によって脳波測定電極13が頭表に押圧され、脳波測定電極13が頭表に電気的に接続される。また、測定電極支持体14の弾性力によって、脳波測定電極13の頭表における位置が維持される。したがって、生体信号測定装置1においては、脳波測定電極13の頭表への擦り付けの後、そのまま生体信号の測定を開始することが可能となる。
【0045】
(第2の実施形態)
本技術の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同様の構成については説明を省略する。本実施形態に係る生体信号測定装置は、第1の実施形態に係る生体信号測定装置1と測定電極支持体の構成が異なり、その他の構成は同一である。
【0046】
図6は第2の実施形態に係る生体信号測定装置201の一部を示す斜視図である。同図に示すように、生体信号測定装置201は、ヘッドバンド211に、脳波測定電極213が挿通可能な大きさの開口211aが形成されている。
【0047】
脳波測定電極213は、測定電極支持体214によってヘッドバンド211に固定されている。測定電極支持体214は、一端がヘッドバンド211に、他端が脳波測定電極213に接続された長ストロークバネとすることができる。
【0048】
脳波測定電極213は、測定電極支持体214に支持され、ヘッドバンド211の開口211aに挿通されている。脳波測定電極213は、測定電極支持体214によって支持されているため、ヘッドバンド211に対してある程度の移動が許容されている。
【0049】
上記構成により、生体信号測定装置201においても、第1の実施形態と同様に脳波測定電極213を頭表に擦り付け、皮脂等を除去することが可能となる。また、脳波測定電極213は、擦り付けられた後、測定電極支持体214によって頭表に押圧されるため、電気的接触を維持することが可能となる。
【0050】
(第3の実施形態)
本技術の第3の実施形態について説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同様の構成については説明を省略する。本実施形態に係る生体信号測定装置は、第1の実施形態に係る生体信号測定装置1と測定電極支持体の構成が異なり、その他の構成は同一である。
【0051】
図7は第3の実施形態に係る生体信号測定装置301の一部を示す斜視図である。同図に示すように脳波測定電極313は、測定電極支持体314によってヘッドバンド311に固定されている。測定電極支持体314は、一端がヘッドバンド311に、他端が脳波測定電極313に接続された長ストロークバネとすることができる。
【0052】
脳波測定電極313は、測定電極支持体314に支持されているため、ヘッドバンド311に対してある程度の移動が許容されている。
【0053】
上記構成により、生体信号測定装置301においても、第1の実施形態と同様に脳波測定電極313を頭表に擦り付け、皮脂等を除去することが可能となる。また、脳波測定電極313は、擦り付けられた後、測定電極支持体314によって頭表に押圧されるため、電気的接触を維持することが可能となる。
【0054】
(第4の実施形態)
本技術の第4の実施形態について説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同様の構成については説明を省略する。本実施形態に係る生体信号測定装置は、第1の実施形態に係る生体信号測定装置1と測定電極支持体の構成が異なり、その他の構成は同一である。
【0055】
図8は第4の実施形態に係る生体信号測定装置401の一部を示す斜視図である。同図に示すように、生体信号測定装置401は、ヘッドバンド411に、脳波測定電極413が挿通可能な大きさの開口411aが形成されている。
【0056】
脳波測定電極413は、測定電極支持体414によってヘッドバンド411に固定されている。測定電極支持体414は、一端がヘッドバンド411に、他端が脳波測定電極413に接続された螺旋バネとすることができる。
【0057】
脳波測定電極413は、測定電極支持体414に支持され、ヘッドバンド411の開口411aに挿通されている。脳波測定電極413は、測定電極支持体414によって支持されているため、ヘッドバンド411に対してある程度の移動が許容されている。
【0058】
上記構成により、生体信号測定装置401においても、第1の実施形態と同様に脳波測定電極413を頭表に擦り付け、皮脂等を除去することが可能となる。また、脳波測定電極413は、擦り付けられた後、測定電極支持体414によって頭表に押圧されるため、電気的接触を維持することが可能となる。
【0059】
本技術は上記各実施形態にのみ限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲内において変更することが可能である。
【0060】
上記各実施形態において、生体信号測定装置はユーザの頭部に装着され、脳波測定に用いられるものとしたが、これに限られない。ユーザの他の生体信号(心電図等)やヒト以外の動物の各種生体信号の測定に用いられるものとすることも可能である。
【0061】
なお、本技術は以下のような構成も採ることができる。
【0062】
(1)
生体に装着される装具と、
生体表面に接触する測定電極と、
上記測定電極を、生体表面に対して摺動可能に上記装具に支持する支持体と
を具備する生体信号測定装置。
【0063】
(2)
上記(1)に記載の生体信号測定装置であって、
上記支持体は、生体表面に垂直な方向に弾性変形可能な弾性体である
生体信号測定装置。
【0064】
(3)
上記(1)又は(2)に記載の生体信号測定装置であって、
上記支持体は、生体表面に平行な方向に弾性変形可能な弾性体である
生体信号測定装置。
【0065】
(4)
上記(1)から(3)のうちいずれか一つに記載の生体信号測定装置であって、
上記測定電極は、生体表面との接触面に凹凸が形成された保水性材料からなり、電解液が含浸されている
生体信号測定装置。
【0066】
(5)
上記(1)から(4)のうちいずれか一つに記載の生体信号測定装置であって、
上記測定電極は、上記接触面が研磨材によってコーティングされている
生体信号測定装置。
【0067】
(6)
上記(1)から(5)のうちいずれか一つに記載の生体信号測定装置であって、
上記装具は、ユーザの頭部に装着され、
上記測定電極は、ユーザの頭表に接触する
生体信号測定装置。
【0068】
(7)
生体に装着される装具と、生体表面に接触する測定電極と、上記測定電極を生体表面に対して摺動可能に上記装具に支持する支持体とを有する生体信号測定装置を準備し、
上記測定電極を、上記生体表面に押圧しながら摺動させ、
生体の生体信号を取得する
生体信号測定方法。
【符号の説明】
【0069】
1…生体信号測定装置
11…ヘッドバンド
13…脳波測定電極
14…測定電極支持体
201…生体信号測定装置
211…ヘッドバンド
213…脳波測定電極
214…測定電極支持体
301…生体信号測定装置
311…ヘッドバンド
313…脳波測定電極
314…測定電極支持体
401…生体信号測定装置
411…ヘッドバンド
413…脳波測定電極
414…測定電極支持体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生体に装着される装具と、
生体表面に接触する測定電極と、
前記測定電極を、生体表面に対して摺動可能に前記装具に支持する支持体と
を具備する生体信号測定装置。
【請求項2】
請求項1に記載の生体信号測定装置であって、
前記支持体は、生体表面に垂直な方向に弾性変形可能な弾性体である
生体信号測定装置。
【請求項3】
請求項1に記載の生体信号測定装置であって、
前記支持体は、生体表面に平行な方向に弾性変形可能な弾性体である
生体信号測定装置。
【請求項4】
請求項1に記載の生体信号測定装置であって、
前記測定電極は、生体表面との接触面に凹凸が形成された保水性材料からなり、電解液が含浸されている
生体信号測定装置。
【請求項5】
請求項4に記載の生体信号測定装置であって、
前記測定電極は、前記接触面が研磨材によってコーティングされている
生体信号測定装置。
【請求項6】
請求項1に記載の生体信号測定装置であって、
前記装具は、ユーザの頭部に装着され、
前記測定電極は、ユーザの頭表に接触する
生体信号測定装置。
【請求項7】
生体に装着される装具と、生体表面に接触する測定電極と、前記測定電極を生体表面に対して摺動可能に前記装具に支持する支持体とを有する生体信号測定装置を準備し、
前記測定電極を、前記生体表面に押圧しながら摺動させ、
生体の生体信号を取得する
生体信号測定方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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