説明

生体電位検出装置、生物育成装置および生物育成方法

【課題】 大地グランドの電位の影響を受けずに、自然な状態で生体の電位を検出できる生体電位検出装置を提供する。
【解決手段】 生体10に信号電極SP1,SP2を接触させると、生体10の電位φ1,φ2の電位差に応じた大きさの電気信号SG1が光変調器11に供給される。光変調器11は光源LSからの光L1を入射し、この光L1を電気信号SG1の大きさに応じた強度を有する光L2に変調する。フォトダイオードPDは、光L2を受光し光L2を光L2の強度に応じた大きさの電流Iに変換する。抵抗Rは電流Iを電流Iの大きさに応じた大きさの電圧V、すなわち電位差φ1−φ2に比例する電圧Vに変換する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、大地グランドの電位の影響を受けずに、自然な状態で生体の電位を検出できる生体電位検出装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
人体や動植物などの生体における電位を検出することによって、有益な生理学的情報などを得ることができる。
【0003】
生体の電位検出に際しては、例えば、図6に示すように、生体10にグランド電極GPと信号電極SP1,SP2を接触させ、その信号電極SP1,SP2間に生じる電位差φ1−φ2を電子計測器1000の差動演算器1001で検出する。
【非特許文献1】中村和重, 松本匡史, "トマトの葉面電位の特徴と栄養診断への応用", 植物工場学会誌(Journal of Society of High Technology in Agriculture) 11(3), pp. 189-200, 1999.
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図6に示すように、一般的には、電子計測器1000の基準電位は大地グランドの電位に等しくし、グランド電極GPの電位を基準電位に等しくした上で、グランド電極を生体10に接触させる。この瞬間においては、接触点の電位が大地グランドの電位と等しくなり、これにより、信号電極の電位が変化する可能性がある。そのため、測定された電位は自然な状態における生体の電位として必ずしも信頼できるものではない。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、大地グランドの電位の影響を受けずに、自然な状態で生体の電位を検出できる生体電位検出装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、請求項1の本発明は、生体に接触する信号電極に電気的に接続されて当該信号電極を介して前記生体の電位に応じた大きさの電気信号が供給されるとともに光源からの光を入射して当該光を当該電気信号の大きさに応じた強度を有する光に変調する光変調器と、当該光を受光し当該光を該光の強度に応じた大きさの電気信号に変換する光検出素子とを備えたことを特徴とする生体電位検出装置をもって解決手段とする。
【0007】
請求項1の本発明によれば、生体に接触した信号電極から生体の電位に応じた大きさの電気信号が供給された光変調器が光源からの光を電気信号の大きさに応じた強度を有する光に変調し、光検出素子が当該光を受光し強度に応じた大きさの電気信号に変換するので、例えば、光検出素子側の回路節点を大地グランドに接続しても信号電極の電位は変化せず、よって、大地グランドの電位の影響を受けずに、自然な状態で生体の電位を検出することができる。
【0008】
請求項2の本発明は、前記光変調器は、前記信号電極に電気的に接続された電界印加用電極が配置されて当該信号電極および電界印加用電極を介して前記生体の電位に応じた強度の電界が印加されるとともに前記光源からの光の偏光状態を当該電界の強度に応じて変調する電気光学結晶と、この電気光学結晶で変調された光を入射して強度変調光に変換する偏光板とを備えることを特徴とする請求項1記載の生体電位検出装置をもって解決手段とする。
【0009】
請求項2の本発明によれば、光変調器では、生体の電位に応じた強度の電界が印加された電気光学素子が光源からの光の偏光状態を電界の強度に応じて変調し、偏光板が変調された光を入射して強度変調光に変換するので、大地グランドの電位の影響を受けずに、自然な状態で生体の電位を検出することができる。
【0010】
請求項3の本発明は、前記光変調器は、2つの前記信号電極が前記生体の異なる2点に接触するときの当該2つの信号電極を介して当該2点間の電位差に応じた大きさの電気信号が供給されるとともに当該電気信号の大きさに応じた強度を有する光を発生させることを特徴とする請求項1または2記載の生体電位検出装置をもって解決手段とする。
【0011】
請求項3の本発明によれば、生体の異なる2点に接触した信号電極を介して当該2点間の電位差に応じた大きさの電気信号が供給された光変調器が電気信号の大きさに応じた強度を有する光を発生させ、光検出素子が当該光を受光し強度に応じた大きさの電気信号に変換するので、大地グランドの電位の影響を受けずに、自然な状態で生体の2点間の電位差を検出することができる。
【0012】
請求項4の本発明は、前記光変調器は、前記信号電極とフローティングにされた信号電極との間の電位差に応じた大きさの電気信号が供給されるとともに当該電気信号の大きさに応じた強度を有する光を発生させることを特徴とする請求項1または2記載の生体電位検出装置をもって解決手段とする。
【0013】
請求項4の本発明によれば、光変調器は、信号電極とフローティングにされた信号電極との間の電位差に応じた大きさの電気信号が供給されるとともに当該電気信号の大きさに応じた強度を有する光を発生させ、光検出素子が当該光を受光し強度に応じた大きさの電気信号に変換するので、フローティングにされた信号電極に対する生体の電位を自然な状態で検出することができる。
【0014】
請求項5の本発明は、前記光変調器は、前記信号電極と電圧が安定している物体との間の電位差に応じた大きさの電気信号が供給されるとともに当該電気信号の大きさに応じた強度を有する光を発生させることを特徴とする請求項1または2記載の生体電位検出装置をもって解決手段とする。
【0015】
請求項5の本発明によれば、光変調器は、信号電極と電圧が安定している物体との間の電位差に応じた大きさの電気信号が供給されるとともに当該電気信号の大きさに応じた強度を有する光を発生させ、光検出素子が当該光を受光し強度に応じた大きさの電気信号に変換するので、大地グランドの電位の影響を受けずに、自然な状態で生体の電位を検出し且つ検出される電位を安定させることができる。
【0016】
請求項6の本発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の生体電位検出装置の光検出素子が変換した電気信号を解析する解析手段と、この解析手段での解析結果に基づいて前記生体を有する生物を育成する生物育成手段とを備えたことを特徴とする生物育成装置をもって解決手段とする。
【0017】
請求項6の本発明によれば、光検出素子が変換した電気信号を解析手段が解析し、解析結果に基づいて生物育成手段が生物を育成するので、自然な状態で検出された生体の電位に基づいて生物を育成することができる。
【0018】
請求項7の本発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の生体電位検出装置の光検出素子が変換した電気信号を解析する解析手段を用いて、この解析手段での解析結果に基づいて前記生体を有する生物を育成することを特徴とする生物育成方法をもって解決手段とする。
【0019】
請求項7の本発明によれば、光検出素子が変換した電気信号を解析手段が解析し、解析結果に基づいて生物を育成するので、自然な状態で検出された生体の電位に基づいて生物を育成することができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明の生体電位検出装置によれば、生体に接触した信号電極から生体の電位に応じた大きさの電気信号が供給された光変調器が光源からの光を電気信号の大きさに応じた強度を有する光に変調し、光検出素子が光を受光し強度に応じた大きさの電気信号に変換するので、大地グランドの電位の影響を受けずに、自然な状態で生体の電位を検出することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0022】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る生体電位検出装置1Aの構成を示す図である。
【0023】
生体電位検出装置1Aは、例えば円偏光である光L1を発生する光源LSと、生体10の異なる点に接触する信号電極SP1,SP2に対しそれぞれ電気的に接続された信号電極SP1,SP2を介して、信号電極SP1,SP2が接触した接触点の電位φ1,φ2の電位差に応じた大きさの電気信号SG1が供給されるとともに、光L1を入射し光L1を電気信号SG1の大きさに応じた強度変調光L2に変調する光変調器11と、光L2を受光し光L2を光L2の強度に応じた大きさの電流Iに変換する光検出素子であるフォトダイオードPDと、電流Iを電流Iの大きさに応じた大きさの電圧Vに変換する抵抗Rを備え、例えばフォトダイオードPDのカソードが大地グランドに接続されている。
【0024】
図2は、光変調器11の1構成例を示す図である。
光変調器11は、例えば、信号電極SP1,SP2に電気的に接続された電界印加用電極EP1,EP2が配置されて、信号電極SP1,SP2および電界印加用電極EP1,EP2を介して生体10の電位φ1,φ2の電位差に応じた強度の電界Eが印加されるとともに、例えば、円偏光である光L1の偏光状態を電界Eの強度に応じて変調(偏光変調)する電気光学(Electro-Optic,以下EO)結晶111と、例えば、このEO結晶111で変調された光を入射して特定の直線偏光成分のみを通過させ、これを強度変調光L2としてフォトダイオードPDへ出射する偏光板112とを備える構成とすることができる。なお、光変調器11は、光の強度を変調できれば図2の構成に限られない。
【0025】
次に、生体電位検出装置1Aの動作を説明する。
【0026】
図1において、生体10に信号電極SP1,SP2を接触させると、生体10の電位φ1,φ2の電位差に応じた大きさの電気信号SG1が光変調器11に供給される。光変調器11は光源LSからの光L1を入射し、この光L1を電気信号SG1の大きさに応じた強度を有する光L2に変調する。
【0027】
例えば、図2において、信号電極SP1,SP2および電界印加用電極EP1,EP2を介して生体10の電位φ1,φ2の電位差に応じた強度の電界EがEO結晶111に印加される。EO結晶111は、例えば、円偏光である光L1を電界Eの強度に応じた楕円率を有する楕円偏光に変調する。偏光板112は、例えば、当該楕円偏光を入射して特定の直線偏光成分だけを通過させ、これを強度変調光L2としてフォトダイオードPDへ出射する。
【0028】
図1において、フォトダイオードPDは、光L2を受光し光L2を光L2の強度に応じた大きさの電流Iに変換する。抵抗Rは電流Iを電流Iの大きさに応じた大きさの電圧V、すなわち電位差φ1−φ2に比例する電圧Vに変換する。
【0029】
生体電位検出装置1Aでは、フォトダイオードPD側のカソードが大地グランドに接続されているけれども、信号電極SP1,SP2は大地グランドに対して絶縁されているので、大地グランドの電位の影響を受けずに、自然な状態で生体10の電位を検出することができる。
【0030】
また、生体電位検出装置1Aでは、生体10の電位にノイズが重畳されたとしても、そのノイズは電位φ1,φ2の両方に重畳されるので、電位差φ1−φ2を検出することで、ノイズをキャンセルすることができる。
【0031】
図3は、本発明の第2の実施の形態に係る生体電位検出装置1Bの構成を示す図である。ここでは、図1で説明したものに同一符号を付して、重複説明を省略する。
【0032】
生体電位検出装置1Bは、生体電位検出装置1Aと同様に、光源LSと光変調器11とフォトダイオードPDと抵抗Rを備える。生体電位検出装置1Aに対して異なるのは、信号電極SP2がフローティングにされていることである。
【0033】
生体電位検出装置1Bでは、生体10に信号電極SP1を接触させ、信号電極SP2をフローティングにすると、生体10の電位φ1と信号電極SP2の電位φ21の電位差に応じた大きさの電気信号SG11が光変調器11に供給される。光変調器11は光源LSからの光L1を入射し、この光L1を電気信号SG11の大きさに応じた強度を有する光L21に変調する。
【0034】
フォトダイオードPDは、光L21を受光し光L21を光L21の強度に応じた大きさの電流I1に変換する。抵抗Rは電流I1を電流I1の大きさに応じた大きさの電圧V1、すなわち電位差φ1−φ21に比例する電圧V1に変換する。
【0035】
生体電位検出装置1Bでは、フォトダイオードPD側のカソードが大地グランドに接続されているけれども、信号電極SP1,SP2は大地グランドに対して絶縁されているので、大地グランドの電位の影響を受けずに、自然な状態で生体10の電位を検出することができる。
【0036】
図4は、本発明の第3の実施の形態に係る生体電位検出装置1Cの構成を示す図である。ここでは、図1で説明したものに同一符号を付して、重複説明を省略する。
【0037】
生体電位検出装置1Cは、生体電位検出装置1Aと同様に、光源LSと光変調器11とフォトダイオードPDと抵抗Rを備える。生体電位検出装置1Aに対して異なるのは、信号電極SP2が、電圧が安定している物体20、例えば面積の広い金属板等の静電容量の大きな金属に接続されていることである。
【0038】
生体電位検出装置1Bでは、生体10に信号電極SP1を接触させ、信号電極SP2を物体20に接続されると、生体10の電位φ1と信号電極SP2の電位φ22の電位差に応じた大きさの電気信号SG12が光変調器11に供給される。光変調器11は光源LSからの光L1を入射し、この光L1を電気信号SG12の大きさに応じた強度を有する光L22に変調する。
【0039】
フォトダイオードPDは、光L22を受光し光L22を光L22の強度に応じた大きさの電流I2に変換する。抵抗Rは電流I2を電流I2の大きさに応じた大きさの電圧V2、すなわち電位差φ1−φ22に比例する電圧V2に変換する。
【0040】
生体電位検出装置1Cでは、フォトダイオードPD側のカソードが大地グランドに接続されているけれども、信号電極SP1,SP2は大地グランドに対して絶縁されているので、大地グランドの電位の影響を受けずに、自然な状態で生体10の電位を検出することができる。
【0041】
また、生体電位検出装置1Cでは、信号電極SP2が、電圧が安定している物体20に接続されているので、検出される電位を安定させることができ、つまり一層正確に生体の電位を検出することができる。また、生体電位検出装置1Cでは、生体電位検出装置1Bよりも検出の感度を高くすることできる。
【0042】
図5は、本発明の第1の実施の形態に係る生体電位検出装置1Aを備えた生物育成装置100の1構成例を示す図である。ここでは、図1で説明したものに同一符号を付して、重複説明を省略する。また、生物育成装置100は、生体電位検出装置1Bや1Cを備えたものでもよい。
【0043】
生物育成装置100は、例えば、生体電位検出装置1AのフォトダイオードPDが変換した電流Iからさらに変換された電圧Vの周波数スペクトルを検出するスペクトルアナライザ2と、生体10(例えば、植物)へ養分を調合して与えることにより生物を育成する生物育成手段としての養分調合器3と、スペクトルアナライザ2が検出した周波数スペクトルを解析する解析手段としてのコンピュータであって、さらに解析結果に基づいて養分調合器3を動作させるように構成されたコンピュータ4とを備える。
【0044】
生物育成装置100が行う生物育成方法では、電圧Vがスペクトルアナライザ2に供給されると、スペクトルアナライザ2は、その電圧Vの周波数スペクトルを計算し、計算結果をコンピュータ4へ送信する。
【0045】
植物などでは、特定の養分が不足しているときには、特定の周波数の信号強度が増大することが知られているので、例えば、コンピュータ4は、この周波数が増大しているときは、この養分を多く含むように養分を調合して生体10へ与えるように、養分調合器3を動作させる。
【0046】
なお、養分調合器3を用いない生物育成方法を実施するときは、コンピュータ4へ送信された計算結果を表示または印刷し、これに基づいて人間が養分を調合してもよい。
【0047】
また、図5の例では、養分の調合および供給を行ったが、計算結果に基づいて、例えば、日照時間の調整などを行ってもよい。
【0048】
以上のように、生物育成装置100および生物育成方法によれば、自然な状態で検出された生体の電位に基づいて生物を育成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る生体電位検出装置1Aの構成を示す図である。
【図2】光変調器11の1構成例を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る生体電位検出装置1Bの構成を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る生体電位検出装置1Cの構成を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る生体電位検出装置1Aを備えた生物育成装置100の1構成例を示す図である。
【図6】従来において生体の電位を検出するときの装置構成を示す図である。
【符号の説明】
【0050】
1A,1B,1C…生体電位検出装置
2…スペクトルアナライザ
3…養分調合器
4…コンピュータ
10…生体
11…光変調器
20…物体
100…生物育成装置
111…EO結晶
112…偏光板
EP1,EP2…電界印加用電極
L1,L2,L11,L12…光
PD…フォトダイオード
R…抵抗
SG1,SG11,SG12…電気信号
SP1,SP2…信号電極
φ1,φ2…生体の電位

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生体に接触する信号電極に電気的に接続されて当該信号電極を介して前記生体の電位に応じた大きさの電気信号が供給されるとともに光源からの光を入射して当該光を当該電気信号の大きさに応じた強度を有する光に変調する光変調器と、当該光を受光し当該光を該光の強度に応じた大きさの電気信号に変換する光検出素子とを備えたことを特徴とする生体電位検出装置。
【請求項2】
前記光変調器は、前記信号電極に電気的に接続された電界印加用電極が配置されて当該信号電極および電界印加用電極を介して前記生体の電位に応じた強度の電界が印加されるとともに前記光源からの光の偏光状態を当該電界の強度に応じて変調する電気光学結晶と、この電気光学結晶で変調された光を入射して強度変調光に変換する偏光板とを備えることを特徴とする請求項1記載の生体電位検出装置。
【請求項3】
前記光変調器は、2つの前記信号電極が前記生体の異なる2点に接触するときの当該2つの信号電極を介して当該2点間の電位差に応じた大きさの電気信号が供給されるとともに当該電気信号の大きさに応じた強度を有する光を発生させることを特徴とする請求項1または2記載の生体電位検出装置。
【請求項4】
前記光変調器は、前記信号電極とフローティングにされた信号電極との間の電位差に応じた大きさの電気信号が供給されるとともに当該電気信号の大きさに応じた強度を有する光を発生させることを特徴とする請求項1または2記載の生体電位検出装置。
【請求項5】
前記光変調器は、前記信号電極と電圧が安定している物体との間の電位差に応じた大きさの電気信号が供給されるとともに当該電気信号の大きさに応じた強度を有する光を発生させることを特徴とする請求項1または2記載の生体電位検出装置。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれかに記載の生体電位検出装置の光検出素子が変換した電気信号を解析する解析手段と、この解析手段での解析結果に基づいて前記生体を有する生物を育成する生物育成手段とを備えたことを特徴とする生物育成装置。
【請求項7】
請求項1ないし5のいずれかに記載の生体電位検出装置の光検出素子が変換した電気信号を解析する解析手段を用いて、この解析手段での解析結果に基づいて前記生体を有する生物を育成することを特徴とする生物育成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−145247(P2006−145247A)
【公開日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−332097(P2004−332097)
【出願日】平成16年11月16日(2004.11.16)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】