説明

生態情報計測装置

【課題】無侵襲によって、生体の代謝に伴う生体情報を用いて生体内部の状態を正確、詳細に計測でき、かつ容易に装着できる。
【解決手段】少なくとも2つの光源を有していて、所定の駆動信号に基づいて前記光源を発光させて異なる特定波長を有する近赤外光を生体内部に出射する光出射部2と、光出射部2から出射されて生体内部を伝播した近赤外光を受光して検出するとともに、検出した近赤外光の光量に対応して生体の代謝に関連する電気的な生体情報信号を出力する光検出部3と、光出射部2と光検出部3の作動を統括的に制御する制御部9と、を備えた生体情報計測装置1であり、光出射部2と光検出部3の、少なくとも一対から構成された光出射検出器10を有し、光出射部2と光検出部3が任意に選択した固定距離を保ち配置されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、生体の密度、水分、血中酸素濃度、酸素飽和度、グルコース濃度、血糖値、脈拍、その他の様々な生体の代謝に応じて、生体内の光伝播が伝播する光の波長により異なる変化を生ずる性質に着目して生体内部の情報を計測する光出射検出器を備える生体情報計測装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、生体内部を簡便に無侵襲で計測できる装置として、生体表面に配置された光源から生体内部に光を出射し、生体内部を散乱・吸収されながら伝播して再び生体表面に到達した反射光を受光することにより、生体内部の情報を計測する装置が積極的に提案されている。例えば、下記特許文献1には、スペクトラム拡散変調を用いて光を出射し、生体内部を伝播した光をスペクトラム逆拡散復調して生体内部の情報を計測する生体情報測定装置が開示されている。
【0003】
この生体情報測定装置は、擬似雑音系列を用いてスペクトラム拡散変調した近赤外光を出射する光出射部と、受光したスペクトラム拡散変調された近赤外光に対応する電気的な信号をスペクトラム逆拡散復調して検出信号を出力する光検出部とを備えている。そして、この生体情報測定装置によれば、高速かつ高SN比を確保した状態で生体情報を正確に計測することができる。
【特許文献1】特開2002−248104号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記従来の生体情報測定装置のように、生体内部に出射する光として近赤外光を用いた場合には、得られる生体情報として、例えば、生体内部における血流変化を表す情報が正確に得られる。すなわち、生体内部を流れる血液は、酸素と結合したヘモグロビンと酸素と結合していないヘモグロビンを有しており、これらヘモグロビンは、それぞれ、近赤外光を異なる吸光特定によって吸光することが知られている。このため、近赤外光を生体内部に出射した場合には、酸素と結合したヘモグロビン量(濃度)と酸素と結合していないヘモグロビン量(濃度)の比に応じて、生体内部を伝播した後に受光される近赤外光の光量が変化することになる。このため、受光される近赤外光の光量に対応して得られる生体情報を用いることによって、計測領域内における血流変化を計測することができる。
【0005】
その重要部分である光出射部、光検出部の生体への配置は、脳内の賦活活動を捉えるために正確に目的の生体部位に容易に配置できることが望まれている。
【0006】
この発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、無侵襲によって、生体の代謝に伴う生体情報を用いて生体内部の状態を正確、詳細に計測でき、かつ容易に装着できる生体情報計測装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0008】
この発明の特徴は、少なくとも2つの光源を有していて、所定の駆動信号に基づいて前記光源を発光させて異なる特定波長を有する近赤外光を生体内部に出射する光出射部と、前記光出射部から出射されて生体内部を伝播した近赤外光を受光して検出するとともに、前記検出した近赤外光の光量に対応して生体の代謝に関連する電気的な生体情報信号を出力する光検出部と、前記光出射部と前記光検出部の作動を統括的に制御する制御部と、を備えた生体情報計測装置であり、
前記光出射部と前記光検出部の、少なくとも一対から構成された光出射検出器を有し、
前記光出射部と前記光検出部が任意に選択した固定距離を保ち配置されている。
【0009】
また、前記光出射検出器は、
生体へ密着させるための粘着部と、
複数の前記光出射検出器同士を隣接して生体に装着する時に、位置が正確に確定できるように最低1箇所以上の位置合わせ部とを有し、
前記複数の前記光出射検出器が着脱可能である。
【0010】
また、前記位置合わせ部が生体反応の賦活中心にくる位置に配置することで、この前記位置合わせ部を賦活位置に合わせながら前記光出射検出器を正確に生体に装着することが可能である。
【0011】
また、前記任意に選択した固定距離が3cmであり、かつ前記位置合わせ部の距離が3cmである。
【0012】
また、前記光出射部は、
前記粘着部に着脱可能に取り付けられたアダプタと、
前記アダプタに着脱可能に取り付けられ、光源を配置した発光ホルダと、
前記発光ホルダを覆う着脱可能なホルダカバーとを有することを特徴とする。
【0013】
前記光検出部は、
前記粘着部に着脱可能に取り付けられたアダプタと、
前記アダプタに着脱可能に取り付けられ、受光して検出した近赤外光の光量に対応して生体の代謝に関連する電気的な生体情報信号を出力するセンサを配置した受光ホルダと、
前記受光ホルダを覆う着脱可能なホルダカバーとを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
【0015】
この発明によれば、複数の光出射部、光検出部を生体に配置するときに、正確かつ容易に生体の賦活中心に合わせることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、この発明の生体情報計測装置の実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。
[第1の実施の形態]
以下、この発明の第1の実施の形態の構成を、図面を用いて説明する。図1は第1の実施の形態の生体情報計測装置を示し、図1(a)は平面図、図1(b)は断面図、図1(c)は側面図である。
【0017】
この実施の形態の生体情報計測装置1は、光出射部2と光検出部3の、少なくとも一対から構成された光出射検出器10を有している。
【0018】
この光出射検出器10は、光出射部2と光検出部3が、生体Sへ密着させるための粘着部4に着脱可能に取り付けられている。粘着部4は、柔らかい材質、たとえばゴム、樹脂などでシート状に形成され、装着面4aに粘着剤を設けても良いし、使用するときに粘着剤を塗って使用しても良い。
【0019】
粘着部4には、複数の光出射検出器同士を隣接して生体に装着する時に、位置が正確に確定できるように最低1箇所以上の位置合わせ部5,6とを有し、この位置合わせ部5,6によって複数の光出射検出器10が着脱可能である。
【0020】
この実施の形態では、粘着部4が長方形のシート状に形成され、長辺の長さがD1で、短辺の長さがD2である。この長辺側の一方に形成された位置合わせ部5が凸状であり、長辺側の他方に形成された位置合わせ部6が凹状であり、この位置合わせ部5と位置合わせ部6は正確に係合する形状になっている。
【0021】
光出射部2は、少なくとも2つの光源を有していて、所定の駆動信号に基づいて光源を発光させて異なる特定波長を有する近赤外光を生体内部に出射する。光検出部3は、光出射部2から出射されて生体内部を伝播した近赤外光を受光して検出するとともに、検出した近赤外光の光量に対応して生体Sの代謝に関連する電気的な生体情報信号を出力する。
【0022】
生体情報計測装置1は、制御部9を備え、この制御部9は、光出射部2と光検出部3の作動を統括的に制御し、かつ光検出部3から得られる生体情報信号から生体内部の情報を計測する。
【0023】
この光出射検出器10の光出射部2と光検出部3は、任意に選択した固定距離を保ち配置されている。この実施の形態では、図2に示すように、光出射部2と光検出部3の任意に選択した固定距離D11が3cmであり、かつ位置合わせ部5,6の距離D22が3cmである。
【0024】
次に、この発明の第1の実施の形態の使用状態を、図面を用いて説明する。図3は検出状態を説明する図、図4は位置あわせを説明する図、図5は位置あわせ状態を示す図である。
【0025】
光出射検出器10は、図3に示すように、粘着部4によって生体Sに装着される。生体S、特に人間の大人の頭部では、光射出部2から光検出部3の生体表面での距離を3cmとした場合に、その光射出部2と光検出部3を結ぶ直線位置の中央付近の生体表面から2cmあたり深くD3の生体現象に伴う賦活現象をとらえられることが広く知られている。生まれたての赤ん坊では該当距離D3が2.5から2.6cmくらいであることも広く知られている。
【0026】
光出射部2から異なる特定波長を有する近赤外光を生体内部に出射し、この近赤外光が生体反応の関心部位の賦活中心Oを通り、光検出部3は、光出射部2から出射されて生体内部を伝播した近赤外光を受光して検出し、検出した近赤外光の光量に対応して生体Sの代謝に関連する電気的な生体情報信号を出力する。
【0027】
例えば、図4に示すように、今、生体Sに1個目の光出射検出器10を生体Sに装着する場合に、位置合わせ部5あるいは位置合わせ部6中心を、複数あるなかの測定したい賦活場所の任意の箇所の中心位置X1に定め、粘着部4を生体Sに密着させる。これで1個目の光出射検出器10の生体S上の位置が確定される。
【0028】
次に、図5に示すように、位置合わせ部5あるいは位置合わせ部6と、2個目の光出射検出器10の位置合わせ部5あるいは位置合わせ部6を目安に密着配置することで、複数の光出射検出器10の生体S上の位置が正確に確定される。
【0029】
このように、位置合わせ部5あるいは位置合わせ部6が生体反応の賦活中心Oにくる位置に配置することで、この位置合わせ部5あるいは位置合わせ部6を賦活位置に合わせながら光出射検出器10を正確に生体Sに装着することが可能である。
[第2の実施の形態]
以下、この発明の第2の実施の形態の構成を、図面を用いて説明する。図6は第2の実施の形態の生体情報計測装置を示す平面図である。
【0030】
この実施の形態では、第1の実施の形態と同じ構成は、同じ符号を付して説明を省略する。この実施の形態の光出射検出器10は、粘着部4に複数の光出射検出器同士を隣接して生体Sに装着する時に、位置が正確に確定できるように位置合わせ部7,8を有し、この位置合わせ部7,8によって複数の光出射検出器4が着脱可能である。この短辺側の一方に形成された位置合わせ部7が凸状であり、短辺側の他方に形成された位置合わせ部8が凹状であり、この位置合わせ部7と位置合わせ部8は正確に係合する形状になっている。
【0031】
次に、この発明の第2の実施の形態の使用状態を、図面を用いて説明する。図7は位置合わせ状態を示す図である。この実施の形態では、光出射検出器10に位置合わせ部7,8を追加することで、2次元方向にも自由に位置確定ができることは言うまでも無い。
【0032】
なお、位置合わせ部の形状は、第1の実施の形態、第2の実施の形態では、半円形状で示しているが、これに限定されることなく、正方形、長方形、三角形などでも良い。
[光出射部2と光検出部3の形態]
次に、光出射部2と光検出部3の形態を、図8乃至図11について説明する。図8は光出射部2と光検出部3に共通して用いられるアダプタ20を示す図、図9は光出射部2に用いられる発光ホルダ30を示す図、図10は光検出部3に用いられる受光ホルダ40を示す図、図11は光出射部2と光検出部3に共通して用いられるホルダカバー50を示す図である。
【0033】
まず、アダプタ20の構成に付いて説明すると、図8に示すように、樹脂で円筒状に一体成形され、粘着部4に装着される取付部21と、装着時に粘着部4の表面に接するつば部22と、このつば部22に設けた支持部23とを有する。取付部21は、粘着部4に装着可能な円形形状であり、長さは粘着部4の厚さより短く形成されている。つば部22は、粘着部4の表面に接するように円形形状に形成されている。支持部23は、円筒形状であり、この支持部23には挿入凹部23aと係合穴部23bが形成されており、発光ホルダ30または受光ホルダ40を係合して保持するために用いられる。
【0034】
次に、発光ホルダ30の構成に付いて説明すると、図9に示すように、発光ホルダ30は樹脂で円筒状に一体成形され、発光を透過する円形開口31aを有する底部31と、下部の3箇所に形成された突起部32と、上部の2箇所に形成された係合部33と、外周に軸方向に形成された複数の溝部34と、上端に形成された切欠開口35を有する。
【0035】
発光ホルダ30の内部に光源を配置し、光源の駆動信号の配線を切欠開口35から取り出して、制御部6に接続する。この発光ホルダ30の突起部32をアダプタ20の挿入凹部23aに挿入し、溝部34を指で摘み回転することで、突起部32が係合穴部23bに入り込み、発光ホルダ30がアダプタ20に係合して保持される。
【0036】
次に、受光ホルダ40の構成に付いて説明すると、図10に示すように、受光ホルダ40は樹脂で円筒状に一体成形され、受光を透過する円形開口41aを有する底部41と、下部の3箇所に形成された突起部42と、上部の2箇所に形成された係合部43と、外周に軸方向に形成された複数の溝部44と、上端に形成された切欠開口45を有する。
【0037】
受光ホルダ40の内部に生体内部を伝播した近赤外光を受光して検出するとともに、検出した近赤外光の光量に対応して生体Sの代謝に関連する電気的な生体情報信号を出力するセンサを配置し、センサの生体情報信号の配線を切欠開口45から取り出して、制御部6に接続する。この受光ホルダ40の突起部42を他のアダプタ20の挿入凹部23aに挿入し、溝部44を指で摘み回転することで、突起部42が係合穴部23bに入り込み、受光ホルダ40が他のアダプタ20に係合して保持される。
【0038】
次に、ホルダカバー50の構成に付いて説明すると、図11に示すように、ホルダカバー50は樹脂で円筒状に一体成形され、一対の爪部51aと切欠開口51bを有する挿入部51と、挿入部51を覆う蓋部52とを有する。
【0039】
ホルダカバー50を発光ホルダ30に取り付けるには、挿入部51を発光ホルダ30の上部に挿入し、一対の爪部51aを係合部33に係合させ、この係合で切欠開口51bが切欠開口35に重なるように位置し、光源の駆動信号の配線が通るようになっている。
【0040】
また、ホルダカバー50を受光ホルダ40に取り付けるには、挿入部51を受光ホルダ40の上部に挿入し、一対の爪部51aを係合部43に係合させ、この係合で切欠開口51bが切欠開口45に重なるように位置し、センサの生体情報信号の配線が通るようになっている。
【0041】
このように、光出射部2は、粘着部4に着脱可能に取り付けられたアダプタ20と、このアダプタ20に着脱可能に取り付けられ、光源を配置した発光ホルダ30と、この発光ホルダ30を覆う着脱可能なホルダカバー50とを有し、生態情報計測装置1の使用に応じて光源を交換するときには、発光ホルダ30を指で摘み回転することで、アダプタ20から容易に着脱できる。
【0042】
また、光検出部3は、粘着部4に着脱可能に取り付けられたアダプタ20と、このアダプタ20に着脱可能に取り付けられ、受光して検出した近赤外光の光量に対応して生体Sの代謝に関連する電気的な生体情報信号を出力するセンサを配置した受光ホルダ30と、この受光ホルダ30を覆う着脱可能なホルダカバー50とを有し、生態情報計測装置1の使用に応じてセンサを交換するときには、発光ホルダ30を指で摘み回転することで、アダプタ20から容易に着脱できる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
この発明は、生体の密度、水分、血中酸素濃度、酸素飽和度、グルコース濃度、血糖値、脈拍、その他の様々な生体の代謝に応じて、生体内の光伝播が伝播する光の波長により異なる変化を生ずる性質に着目して生体内部の情報を計測する光出射検出器を備える生体情報計測装置に適用可能であり、生体の代謝に伴う生体情報を用いて生体内部の状態を正確、詳細に計測でき、かつ容易に装着できる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】第1の実施の形態の生体情報計測装置を示す図である。
【図2】光出射検出器の平面図である。
【図3】検出状態を説明する図である。
【図4】位置あわせを説明する図である。
【図5】位置あわせ状態を示す図である。
【図6】第2の実施の形態の生体情報計測装置を示す図である。
【図7】位置合わせ状態を示す図である。
【図8】光出射部と光検出部に共通して用いられるアダプタを示す図である。
【図9】光出射部に用いられる発光ホルダを示す図である。
【図10】光検出部に用いられる受光ホルダを示す図である。
【図11】光出射部と光検出部に共通して用いられるホルダカバーを示す図である。
【符号の説明】
【0045】
1 生体情報計測装置
2 光出射部
3 光検出部
4 粘着部
5,6 位置合わせ部
7,8 位置合わせ部
9 制御部
10 光出射検出器
S 生体
20 アダプタ
21 取付部
22 つば部
23 支持部
30 発光ホルダ
31 底部
32 突起部
33 係合部
34 溝部
35 切欠開口
40 受光ホルダ
41 底部
42 突起部
43 係合部
44 溝部
45 切欠開口
50 ホルダカバー
51 挿入部
52 蓋部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2つの光源を有していて、所定の駆動信号に基づいて前記光源を発光させて異なる特定波長を有する近赤外光を生体内部に出射する光出射部と、
前記光出射部から出射されて生体内部を伝播した近赤外光を受光して検出するとともに、前記検出した近赤外光の光量に対応して生体の代謝に関連する電気的な生体情報信号を出力する光検出部と、
前記光出射部と前記光検出部の作動を統括的に制御する制御部と、を備えた生体情報計測装置であり、
前記光出射部と前記光検出部の、少なくとも一対から構成された光出射検出器を有し、
前記光出射部と前記光検出部が任意に選択した固定距離を保ち配置されていることを特徴とする生体情報計測装置。
【請求項2】
前記光出射検出器は、
生体へ密着させるための粘着部と、
複数の前記光出射検出器同士を隣接して生体に装着する時に、位置が正確に確定できるように最低1箇所以上の位置合わせ部とを有し、
前記複数の前記光出射検出器が着脱可能であることを特徴とする生体情報計測装置。
【請求項3】
前記位置合わせ部が生体反応の賦活中心にくる位置に配置することで、この前記位置合わせ部を賦活位置に合わせながら前記光出射検出器を正確に生体に装着することが可能であることを特徴とする請求項2に記載の生態情報計測装置。
【請求項4】
前記任意に選択した固定距離が3cmであり、かつ前記位置合わせ部の距離が3cmであることを特徴とする請求項2に記載の生態情報計測装置。
【請求項5】
前記光出射部は、
前記粘着部に着脱可能に取り付けられたアダプタと、
前記アダプタに着脱可能に取り付けられ、光源を配置した発光ホルダと、
前記発光ホルダを覆う着脱可能なホルダカバーとを有することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の生態情報計測装置。
【請求項6】
前記光検出部は、
前記粘着部に着脱可能に取り付けられたアダプタと、
前記アダプタに着脱可能に取り付けられ、受光して検出した近赤外光の光量に対応して生体の代謝に関連する電気的な生体情報信号を出力するセンサを配置した受光ホルダと、
前記受光ホルダを覆う着脱可能なホルダカバーとを有することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の生態情報計測装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−131243(P2010−131243A)
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−310879(P2008−310879)
【出願日】平成20年12月5日(2008.12.5)
【出願人】(000203623)多摩岡産業株式会社 (5)
【出願人】(501222910)株式会社スペクトラテック (12)
【Fターム(参考)】