説明

用紙供給装置及びこれを搭載した画像形成装置

【課題】装置本体側の製造コストの低廉化及びその製品本来の外観の維持を達成可能な用紙供給装置及びこれを搭載した画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置本体(2)から分離可能に構成され、収納した用紙を給紙機構から装置本体の用紙搬送路に向けて送出する付属給紙ユニット(5)と、この付属給紙ユニットに配設されており、商用電源に直接に接続可能なインレット(54)と、用紙の幅方向でみて給紙機構や用紙搬送路を覆う外装扉(52)の外側領域であって装置本体の設置占有面積内にて付属給紙ユニットに配設されており、インレットからの電力を装置本体側に向けて出力する中継コード(56)とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機やプリンタ、ファクシミリ等に代表される画像形成装置に用いられる用紙供給装置及びこれを搭載した画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の用紙供給装置では、画像形成装置の装置本体に対して付属給紙ユニットを設ける技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
詳しくは、この装置本体には給紙カセットが一体形成されているが、このカセットの下面に、付属給紙ユニットを後付けで設置することができ、その設置段数はユーザが選択可能である。
【0003】
そして、付属給紙ユニットには商用電源と接続するためのインレットおよび、商用電源を装置本体へ中継するためのアウトレットが設けられ、装置本体との中継のための接続コード(中継コード)が別途用意されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−64885号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した従来の構成においては、装置本体と中継するためのアウトレットおよび付属の中継コードが必要になり、装置本体側の製造コストの低廉化が困難になるとの問題がある。
【0006】
また、これら装置本体側と付属給紙ユニット側とを中継コードで接続すると、この中継コードが装置本体や付属給紙ユニットの外周面から突出するため、製品本来の外観が損なわれるとの問題がある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消し、装置本体側の製造コストの低廉化及びその製品本来の外観の維持を達成可能な用紙供給装置及びこれを搭載した画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための第1の発明は、画像形成装置本体から分離可能に構成され、収納した用紙を給紙機構から装置本体の用紙搬送路に向けて送出する付属給紙ユニットと、この付属給紙ユニットに配設されており、商用電源に直接に接続可能なインレットと、用紙の幅方向でみて給紙機構や用紙搬送路を覆う外装扉の外側領域であって装置本体の設置占有面積内にて付属給紙ユニットに配設されており、インレットからの電力を装置本体側に向けて出力する中継コードとを具備する。
【0009】
第1の発明によれば、付属給紙ユニットは、画像形成装置本体、詳しくは、装置本体に一体の給紙ユニットに対して後付けで設置することができ、その設置段数もユーザが選択可能である。
ここで、本発明では、商用電源からの電力は付属給紙ユニットを経由して装置本体側に供給される。つまり、本発明の配線によれば、この付属給紙ユニットが、商用電源に直接に接続可能なインレットや、このインレットからの電力を装置本体側に向けて出力する中継コードをそれぞれ備えている。
【0010】
よって、装置本体が総ての付属用電源部を備えなくて済み、オーバースペックが回避されるので、その製造コストの低廉化が達成可能になる。
また、この中継コードは、装置本体の設置占有面積内に収まっており、装置本体や付属給紙ユニットの外周面から突出しないため、製品本来の外観を損ねない。さらに、中継コードは、給紙機構や用紙搬送路を覆う外装扉とは別個に配置されているので、これら給紙機構や用紙搬送路における用紙のジャム処理時にも邪魔にならない。
【0011】
第2の発明は、第1の発明の構成において、付属給紙ユニットに着脱可能に構成されており、中継コードを覆い隠すカバー部材を備えることを特徴とする。
第2の発明によれば、第1の発明の作用に加えてさらに、カバー部材が、装置本体の設置占有面積内に収められた中継コードを覆い隠しており、外部からは商用電源からの電源コードのみが視え、中継コードは視えない。このように、コードの露出を最小限に抑えれば製品本来の外観をより一層維持できる。
【0012】
第3の発明は、第1や第2の発明の構成において、中継コードは、付属給紙ユニットから直接に引き出されていることを特徴とする。
第3の発明によれば、第1や第2の発明の作用に加えてさらに、中継コードを付属給紙ユニットから直に引き出せば、インレットからの電力を装置本体側に向けて出力するアウトレットを省略でき、付属給紙ユニットの製造コストの低廉化を図れる。また、付属給紙ユニットを装置本体に取り付ける際にも、このアウトレットと装置本体側とをコードで接続する操作が不要になり、付属給紙ユニットを装置本体に容易に取り付け可能になる。
【0013】
第4の発明は、第1から第3の発明の構成において、付属給紙ユニットは、装置本体の下方位置にて装置本体から分離可能に構成されていることを特徴とする。
第4の発明によれば、第1から第3の発明の作用に加えてさらに、上記従来の如く、商用電源と装置本体とが直接に接続されていた場合には、商用電源に接続されたコードは、床面近傍等に設置されたコンセントから上方に向けて延びて装置本体に達するので、そのコードの長さは、付属給紙ユニットを設置した場合の長さも考慮して長めにしておく必要がある。
【0014】
一方、上述のように、商用電源と付属給紙ユニットとが直接に接続される場合には、この給紙ユニットが常に装置本体よりも下方に位置することから、商用電源に接続されたコードは床面周辺のみで足り、見栄えが良い。また、このコードを束ねる必要もなくなり、その放熱も妨げられない。
第5の発明は、第1から第4の発明の用紙供給装置を搭載した画像形成装置であることを特徴とする。
【0015】
第5の発明によれば、第1から第4の発明の作用に加えてさらに、装置本体側の製造コストが最小限に抑えられることにより、画像形成装置のトータルコストも抑制できる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、商用電源からの電力を装置本体側に供給する中継コードが、装置本体の設置占有面積内に収まっており、装置本体側の製造コストの低廉化及びその製品本来の外観の維持を達成できる用紙供給装置及びこれを搭載した画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】一実施形態のプリンタの外観斜視図である。
【図2】コントローラを含めた図1のプリンタの概略構成図である。
【図3】図1のプリンタを背面側からみた斜視図である。
【図4】図3のプリンタのインレットを説明する図である。
【図5】本実施例の付属カセットを図1のプリンタに装着した斜視図である。
【図6】図5の付属カセットのインレット及び1次電源供給コードを説明する図である。
【図7】図6のインレットに接続されるコードの斜視図である。
【図8】図5の付属カセットを背面側からみた斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1には、画像形成装置の一例であるカラー印刷可能なプリンタ1が右前上方から示されており、ユーザに相対するプリンタ1の正面と、このプリンタ1の右側面とが見えている。このプリンタ1は装置本体2を備え、装置本体2の上面には排紙トレイ36が形成されている。
【0019】
本実施例の装置本体2の上部にはスキャナ部7が設置される。スキャナ部7はコンタクトガラス8を有し、このコンタクトガラス8に載置された原稿の画像データは、スキャナ部7で光学的に読み取られる。なお、この図では省略するが、スキャナ部7の上側には原稿押さえ或いは自動原稿搬送装置(ADF)を搭載可能である。
【0020】
コンタクトガラス8の手前側には操作パネル39が設置される。この操作パネル39には、ユーザの各種操作に供される複数の操作キーや、各種情報を表示する表示画面が設けられている。
一方、装置本体2の下方には用紙供給装置3が配置されている。本実施例の用紙供給装置3は、装置本体2に一体の給紙カセット4の他、この給紙カセット4の下側に搭載される付属カセット(付属給紙ユニット:図5等にて後述する)5で構成されるが、まずは装置本体2側について説明する。
【0021】
給紙カセット4の内部には、枚葉の用紙(例えば普通紙)が積層された状態で収納される。この給紙カセット4は、同図において手前側に向けて引き出し可能に構成されており、この引き出した状態にて、カセット4内に新たな用紙を補充したり、用紙を別の種類の用紙、例えばコート紙、上質紙や厚紙等に入れ替え可能となる。
【0022】
そして、給紙カセット4に収納された用紙は、装置本体2の背面、つまり、図1の奥側に向けて1枚ずつ送られて上方に向けて搬送される。
装置本体2の内部には、給紙カセット4からの用紙搬送方向でみて下流側にレジストローラ14、画像形成部16及び転写部30が順番に配置されている(図2)。
【0023】
画像形成部16には例えば4個の感光体ドラム18が並設される。また、例えば感光体ドラム18と給紙カセット4との間には露光部15が備えられており、露光部15からは、レーザ光が各感光体ドラム18に向けてそれぞれ照射される。
さらに、各感光体ドラム18の上方には転写ベルト19が配置され、この転写ベルト19と排紙トレイ36との間には、イエロー用、マゼンタ用、シアン用、ブラック用の4個のトナーコンテナが配設されている。
【0024】
転写部30には転写ローラが備えられ、この転写ローラは転写ベルト19に圧接可能に構成される。また、用紙搬送方向でみて転写部30の下流側には、定着部32及び排紙トレイ36が順番に配置されている。
そして、このプリンタ1が印刷を行う際は、給紙カセット4からの用紙が1枚ずつ分離して送出され、レジストローラ14に到達する。このレジストローラ14は、用紙の斜め送りを矯正しつつ、画像形成部16で形成されるトナー画像との画像転写タイミングを計りながら、用紙を転写部30へと送出する。
【0025】
一方、図2の入力ポート91は、印刷の元になる画像データが外部やスキャナ部7からそれぞれ受信可能に構成されている。この画像データは、文字や符号、図形、記号、線図、模様等の各種の画像がデータ化されたものである、そして、このデータに基づき、コントローラ90ではレーザ光の照射が制御される。
【0026】
このコントローラ90はコンピュータとして機能する要素であり、CPUやメモリ等のハードウエア資源を有している。そして、コントローラ90は、このハードウエア資源を用いて所定のプログラムを実行する。これにより、画像形成部16において感光体ドラム18上に原稿画像の静電潜像が作られ、続いてこの静電潜像から感光体ドラム18上に対応色のトナー画像がそれぞれ形成される。
【0027】
これらトナー画像は転写ベルト19に1次転写され、次いで転写部30にて用紙に2次転写される。その後、用紙は未定着トナー画像を担持した状態で定着部32に向けて送られ、この定着部32にてトナーが加熱溶融され、トナー画像が定着される。次いで、定着部32から送出された用紙は排出ローラ35を介して排紙トレイ36に排出される。
【0028】
ここで、装置本体2は、給紙カセット4の右側面の奥側に位置するコーナー部43にて商用電源に直接に接続可能に構成される(図3,4)。詳しくは、このコーナー部43はL字型のカバー48で覆われており、このカバー48を装置本体2から取り外すと、本体側インレット44が外部に露出する。そして、付属カセット5を給紙カセット4の下面41に搭載しない場合には、この本体側インレット44が、図7に示されたIN側コネクタ77を介して商用電源からの電源コード76に直接に接続される。
【0029】
装置本体2には電力変換用の電子部品を電源基板に実装した電源部(図示しない)が設けられており、当該電源部ではAC電力をDC電力に変換する。これにより、上述した画像形成部16等が駆動可能になる。
一方、付属カセット5を給紙カセット4の下面41に搭載する場合、例えば図5に示される如く、装置本体2の設置占有面積に略等しい付属カセット5を1段追加し、装置本体2の高さ方向に沿って計2段の用紙供給装置3で構成する場合には、付属カセット5のコーナー部53を給紙カセット4のコーナー部43の下側に合わせて付属カセット5を装着する。
【0030】
本実施例の付属カセット5も給紙カセット4と同様に、その背面側(図5でみて右手前側)に給紙機構51を有しており(図8)、この付属カセット5に収納される用紙も当該背面側から上方に向けて送出される。つまり、図8でみて給紙機構51の右手前側は給紙カセット4に形成された用紙搬送路に連通し、付属カセット5からの用紙は当該用紙搬送路を経由してレジストローラ14に到達する。
【0031】
この図8の参照符号51aは付属カセット5に形成された用紙搬送路であり、上述した給紙カセット4の用紙搬送路に連通している。具体的には、この用紙搬送路51aは、図5に示された付属カセット5の下方に他の付属カセット5を装着する場合に、当該他の付属カセット5に収納される用紙をレジストローラ14に向けて搬送する通路である。
【0032】
用紙搬送路51aは外装扉52で覆われており、フレーム50に対して外装扉52を開くと、用紙搬送路51aは外部に対して開放される。
ところで、本実施例の付属カセット5もまた、商用電源に直接に接続可能に構成されている。具体的には、図5に示されるように、用紙の幅方向(給紙機構51の軸線方向)でみて外装扉52の外側領域のうち、例えば上述した付属カセット5のコーナー部53は、L字型の電源コードカバー(カバー部材)58で覆われている。
【0033】
本実施例のフレーム50は、コーナー部53に相当する箇所が付属カセット5の内部に向けて窪んでおり、電源コードカバー58をフレーム50から取り外すと、装置本体2の設置占有面積内にてフレーム50に設けられた付属側インレット(インレット)54や、付属側インレット54のやや内側に設置された1次電源供給コード(中継コード)56が外部に露出する(図6,8)。
【0034】
これにより、付属カセット5を装着した場合には、この付属側インレット54が、図7に示されたIN側コネクタ77を介して商用電源からの電源コード76に直接に接続される。また、この付属側インレット54に接続した電源コード76は、電源コードカバー58の下端に形成された受容孔59から商用電源に向けて引き出される(図5)。
【0035】
付属カセット5の内部には、図示しないヒータが設置されており、このヒータは付属側インレット54から供給されたAC100Vで駆動する。
次に、付属カセット5に供給されたAC電力は、この付属カセット5の1次電源供給コード56から上方に向けて供給される。
具体的には、図6,8に示される如く、本実施例の1次電源供給コード56は、その一端がフレーム50から直出しされ、その他端にはIN側コネクタ57を備えており、1次電源供給コード56は、このIN側コネクタ57を介して装置本体2の本体側インレット44に接続される。
【0036】
この結果、付属カセット5を追加した場合にも、上述した画像形成部16等が駆動可能になる。
なお、上記フレーム50の適宜位置には、付属側コネクタ(図示しない)が形成されており、給紙カセット4の下面41に設けられた本体側コネクタ(図示しない)に装置本体2の高さ方向で連結するため、上述した給紙機構51を駆動させる電力は、装置本体2側から当該コネクタを経由して供給される。
【0037】
以上のように、本実施例によれば、付属カセット5は、給紙カセット4とは異なり、この装置本体2、詳しくは、給紙カセット4の下面41に後付けで設置することができ、その設置段数もユーザが選択可能である。
そして、この場合の商用電源からの電力は付属カセット5を経由して装置本体2側に供給される。つまり、本実施例の配線によれば、この付属カセット5が、商用電源に直接に接続可能な付属側インレット54や、このインレット54からの電力を装置本体2の本体側インレット44に向けて出力する1次電源供給コード56をそれぞれ備えている。
【0038】
このように、付属カセット5が上記ヒータを駆動させるための付属側インレット54や、1次電源供給コード56を自ら備えていれば、装置本体2が総ての付属用電源部を備えなくて済み、オーバースペックが回避されるので、その製造コストの低廉化が達成可能になる。
しかも、当該ヒータを備えていれば、付属カセット5内の高湿状態が回避可能になり、収納された用紙の吸湿による給紙不良やその後の画像不良を防止できる。
【0039】
また、この1次電源供給コード56は、装置本体2の設置占有面積内に収まっており、装置本体2や付属カセット5の外周面から突出しないため、製品本来の外観を損ねない。さらに、1次電源供給コード56は、給紙機構51や用紙搬送路51aを覆う外装扉52とは別個に配置されているので、外装扉52を開く、つまり、給紙機構51や用紙搬送路51a等における用紙のジャム処理時にも邪魔にならない。
【0040】
また、仮に、付属カセット5を追加しているにも拘わらず、商用電源と装置本体2とが直接に接続されていた場合には、商用電源に接続された電源コード76は、床面近傍等に設置されたコンセントから上方に向けて延びて装置本体2に達するので、そのコード76の長さは、付属カセット5を設置した場合の長さも考慮して長めにしておく必要がある。
【0041】
しかしながら、本実施例では、商用電源と付属カセット5とが直接に接続されており、この付属カセット5が常に装置本体2よりも下方に位置することから、電源コード76は床面周辺のみで足り、見栄えが良い。また、このコード76を束ねる必要もなくなり、その放熱も妨げられない。
さらに、電源コードカバー58が、装置本体2の設置占有面積内に収められた1次電源供給コード56を覆い隠しており、外部からは商用電源からの電源コード76のみが視え、1次電源供給コード56は視えない。このように、コードの露出を最小限に抑えれば製品本来の外観をより一層維持できる。
【0042】
さらにまた、1次電源供給コード56を付属カセット5のフレーム50から直に引き出せば、付属側インレット54からの電力を装置本体2側に向けて出力するアウトレットを省略でき、付属カセット5の製造コストの低廉化を図れる。
また、付属カセット5のセットアップ時にも、当該アウトレットと装置本体2側とを別個のコードで接続する操作が不要になり、付属カセット5を装置本体2に容易に取り付け可能になる。
【0043】
さらに、装置本体2側の製造コストが最小限に抑えられることにより、プリンタ1のトータルコストも抑制できる。
本発明は、上記実施例に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。
例えば、上記実施例では、1段の給紙カセット4及び1段の付属カセット5で構成されているが必ずしもこの形態に限定されない。つまり、商用電源からの電力が下方から上方に向けて供給される限り、複数段の付属カセット5で構成されていても良い。
【0044】
詳しくは、例えば計2段の付属カセット5を追加した場合には、下段の付属カセット5の付属側インレット54には電源コード76が接続され、この下段の付属カセット5の1次電源供給コード56は、上段の付属カセット5の付属側インレット54に接続される。そして、当該上段の付属カセット5の1次電源供給コード56が装置本体2の本体側インレット44に接続されることになる。
【0045】
また、上記実施例では画像形成装置としてプリンタに具現化した例を示しているが、本発明の画像形成装置は、複合機、複写機やファクシミリ等にも当然に適用可能である。
【符号の説明】
【0046】
1 プリンタ(画像形成装置)
2 画像形成装置本体
3 用紙供給装置
5 付属カセット(付属給紙ユニット)
51 給紙機構
51a 用紙搬送路
52 外装扉
54 付属側インレット(インレット)
56 1次電源供給コード(中継コード)
58 電源コードカバー(カバー部材)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置本体から分離可能に構成され、収納した用紙を給紙機構から前記装置本体の用紙搬送路に向けて送出する付属給紙ユニットと、
この付属給紙ユニットに配設されており、商用電源に直接に接続可能なインレットと、
前記用紙の幅方向でみて前記給紙機構や前記用紙搬送路を覆う外装扉の外側領域であって前記装置本体の設置占有面積内にて前記付属給紙ユニットに配設されており、前記インレットからの電力を前記装置本体側に向けて出力する中継コードと
を具備することを特徴とする用紙供給装置。
【請求項2】
請求項1に記載の用紙供給装置であって、
前記付属給紙ユニットに着脱可能に構成されており、前記中継コードを覆い隠すカバー部材を備えることを特徴とする用紙供給装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の用紙供給装置であって、
前記中継コードは、前記付属給紙ユニットから直接に引き出されていることを特徴とする用紙供給装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載の用紙供給装置であって、
前記付属給紙ユニットは、前記装置本体の下方位置にて該装置本体から分離可能に構成されていることを特徴とする用紙供給装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載の用紙供給装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−215321(P2011−215321A)
【公開日】平成23年10月27日(2011.10.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−82534(P2010−82534)
【出願日】平成22年3月31日(2010.3.31)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】