説明

用紙後処理装置

【課題】 画像形成装置に取り付けられる用紙後処理装置において容積を大きくすることなく、画像形成装置の用紙搬送速度に関わらず画像形成装置および用紙に負荷をかけずに搬送できるようにする。
【解決手段】 画像形成装置2から排出された用紙5を、破線で示すガイド姿勢を取る搬入ガイド13で搬入ローラ15に誘導する。搬入ローラ15は用紙5の先端を挟むと停止し、同時に搬入ガイド13は実線で示す用紙収容姿勢を取り、用紙収容空間7を設ける。用紙5の後端部まで用紙収容空間7に収容すると、搬入ローラ15は回転を再開して用紙5を用紙搬送方向下流部に搬送し、搬送し終わると搬入ガイド13はガイド姿勢に戻り、次の用紙を受け入れる態勢となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置から搬入された用紙を後処理する、用紙後処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
複写機やプリンタ、これらの複合機などの画像形成装置に取り付けられ、これらの画像形成装置で画像が形成された用紙を搬入口から受け入れて、孔をあけたり、ステープルで綴じたりする用紙後処理装置が、例えば特許文献1など、数多く提案されており、既に使用されている。この用紙後処理装置は、白黒専用の画像形成装置、カラーの画像形成装置など、複数のモデルの画像形成装置に取り付けられるようになっていることが多い。
【0003】
【特許文献1】特開2004−262590号公報(第5頁−第6頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、一般に白黒の画像形成装置では用紙に高速に画像を形成可能であり、一方カラーの画像形成装置はそれに比べると低速であり、特に高画質モードで動作させることができるものの場合は用紙に画像を形成するのに時間がかかる。すなわち、単位時間当たりの処理可能な用紙の枚数が大きく異なり、それに伴って用紙の搬送速度も大きく異なることとなる。
【0005】
複数の種類の画像形成装置に取り付け可能な用紙後処理装置は、高速な画像形成装置に対応することを基準に設計され、用紙の搬送速度も高速に設定されていることが多い。従って、低速の画像形成装置に取り付けた場合、画像形成装置から搬入された用紙が用紙後処理装置の搬入ローラと画像形成装置の搬送ローラとの間で強く引っ張られることとなり、用紙に負荷がかかり、破れることもある。画像形成装置の搬送ローラにワンウェイクラッチを設ければ、用紙後処理装置に用紙が引っ張られると搬送ローラが空回りするため用紙が破れることはなくなるが、用紙毎に空回りすることとなり、ワンウェイクラッチの耐久性に問題が生じる。同様に、用紙後処理装置の用紙搬入ローラにトルクリミッタを設ければ、一定以上のトルクがかかると空回りするため用紙搬入ローラが無理に用紙を引っ張ることがなくなるが、用紙毎に空回りすることとなり耐久性に問題が生じる。また、用紙後処理装置の用紙搬入、搬送用のローラに、ギヤなどを組み合わせた回転速度切り替え機構を設けて回転速度を切り替えられるようにすることでも用紙の破れを防ぐことは可能であるが、回転速度切り替え機構は構成が複雑かつ高価であり、またローラを駆動させるモータに負担がかかる。
【0006】
そこで本発明では、高速、低速両方の画像形成装置に対応可能であり、用紙および画像形成装置に負担をかけず、かつ簡単な構成で耐久性の高い用紙後処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)上記目的を達成するために本発明は、用紙搬入口より、画像形成装置から排出された用紙を受け取る用紙後処理装置において、前記用紙搬入口からの距離が用紙の搬送方向長さよりも短い位置に配置された搬入ローラと、前記用紙搬入口と前記搬入ローラとの間に設けられ、用紙搬送方向下流側の一端を支点として回動することによって、用紙を前記搬入ローラ方向へ誘導するガイド姿勢と、用紙を撓ませて収容する用紙収容空間を設ける用紙収容姿勢とを取り得る2枚のガイド板からなる搬入ガイドとを備えており、前記搬入ローラは、前記用紙搬入口から搬入され、前記ガイド姿勢を取る前記搬入ガイドに誘導された用紙の先端部を挟むと停止し、同時に前記搬入ガイドは前記用紙収容姿勢を取り、前記用紙の後端部が前記用紙搬入口に搬入され、前記用紙収容空間に用紙全体を収容すると前記搬入ローラが回転して前記用紙を用紙搬送方向下流側に搬送し、前記搬入ローラが前記用紙を搬送し終わると、前記搬入ガイドが前記ガイド姿勢に戻ることを特徴とする。
【0008】
(2)また本発明は、上記構成の用紙後処理装置において、前記搬入ガイドが前記用紙収容姿勢に姿勢変更する際に、前記2枚のガイド板のうち、一方だけが前記用紙収容空間を設ける方向に回動することを特徴とする。
【0009】
(3)また本発明は、上記構成の用紙後処理装置において、前記搬入ガイドが前記用紙収容姿勢に姿勢変更する際に、前記2枚のガイド板のうち、もう一方が搬入される用紙を前記用紙収容空間へ誘導する方向に回動することを特徴とする。
【0010】
(4)また本発明は、上記構成の用紙後処理装置において、前記用紙搬入口近傍に、前記用紙搬入口から搬入された用紙の後端部を保持する用紙後端保持部材を備え、この用紙後端保持部材が搬入された用紙の後端部を保持すると、前記搬入ローラが回転して前記用紙を用紙搬送方向下流側に搬送を開始し、前記用紙の撓みがなくなると前記用紙後端保持部材が用紙の後端部を開放することを特徴とする。
【0011】
(5)また本発明は、上記構成の用紙後処理装置において、前記用紙後端保持部材がローラ対からなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
(1)本発明によると、画像形成装置から排出される用紙は、ガイド姿勢を取る搬入ガイドによって搬入ローラへ誘導され、全体が排出されるまで先端を搬入ローラで挟んで保持された状態で、用紙収容姿勢を取る搬入ガイドの設ける用紙収容空間に収容され、全体が排出されると、搬入ローラによって用紙後処理装置の用紙搬送方向下流部に搬送される。そのため、画像形成装置の用紙搬送速度が用紙後処理装置の用紙搬送速度と比べて非常に遅い場合であっても、用紙は画像形成装置の搬送ローラと用紙後処理装置の搬入ローラとの間で引っ張られることはなく、簡単な構成で用紙にも画像形成装置にも負担をかけることがない用紙後処理装置を得ることができる。
【0013】
(2)また本発明によると、2枚のガイド板のうち一方だけを回動可能とするため、構成がより簡単であり、安価に、用紙にも画像形成装置にも負担をかけることがない用紙後処理装置を得ることができる。
【0014】
(3)また本発明によると、2枚のガイド板のうちもう一方によって用紙を用紙収容空間に誘導することによって、用紙が用紙収容空間方向へ確実に撓むため、用紙が別の方向に撓んでしわがついたり折れ曲がったりすることなく用紙収容空間に収容することができる。
【0015】
(4)また本発明によると、用紙後端保持部材によって用紙収容空間に収容された用紙の後端を保持するため、搬入ローラによってこの用紙が搬送される際に、用紙の後端が跳ねて用紙が破れたり折れたりすることがない。
【0016】
(5)また本発明によると、用紙後端保持部材によって用紙を搬送することもできるため、より安定して用紙を搬送することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明の第1の実施形態について、図1〜5を用いて説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係る用紙後処理装置の概略構成図、図2は用紙後処理装置の用紙搬入口周辺の部分拡大図、図3は用紙搬入中の用紙搬入口周辺の部分拡大図、図4は用紙搬入完了時点の用紙搬入口周辺の部分拡大図、図5は第1の実施形態の別の実施態様に係る用紙後処理装置の用紙搬入口周辺の部分拡大図である。
【0018】
まず用紙後処理装置1の各部分について説明する。用紙後処理装置1は、図1に示すように、画像形成装置2の左側面に接続されており、画像形成装置2から用紙5を搬入する用紙搬入口11、用紙5を案内する2枚のガイド板13a、13bからなる搬入ガイド13、用紙5が触れていることを検知するセンサ14、搬入ローラ15、穿孔器21、複数の搬送ローラ16、第1の搬送方向切り替え器17、綴じ処理部22、第2の搬送方向切り替え器18、大容量トレイ24および仕分けトレイ25を備える。また、用紙後処理装置1の穿孔動作、搬送方向の切り替えや綴じ動作などの動作を制御する制御部30を備える。
【0019】
穿孔器21は、搬送されてきた用紙5にバインダーなどで用いるための孔をあけるものであり、下方に穿孔カス容器21aが設けられている。使用者は画像形成装置2または用紙後処理装置1に設けられた図示しない制御盤を操作することによって制御部30に命令を送信し、用紙5に孔をあけるかあけないかを選択することができる。孔をあける位置は、搬送される用紙5の先端部をセンサ14が検知してから所定の時間が経過し、用紙5の孔をあけたい位置を穿孔器21の下方に搬送すると、搬入ローラ15を停止することによって調整する。
【0020】
第1の搬送方向切り替え器17は、使用者の命令に基づく制御部30の制御により図示しないソレノイドなどの駆動装置によって姿勢を変更し、用紙5の搬送方向を第2の搬送方向切り替え器18の方向または綴じ処理部22の方向に切り替える。
【0021】
第2の搬送方向切り替え器18は、同様に使用者の命令に基づく制御部30の制御により図示しないソレノイドなどの駆動装置によって姿勢を変更し、搬送されてきた用紙5を大容量トレイ24または仕分けトレイ25に誘導する。
【0022】
仕分けトレイ25は複数設けられており、使用者が制御盤を操作して選択した仕分けトレイ25に用紙5を排出するように上下に移動可能である。大容量トレイ24は仕分けトレイ25の下方に設けられ、仕分けトレイ25と同様に上下に移動可能であり、使用者が仕分けトレイ25を選択しなかった場合の用紙や綴じ処理部22で綴じ合わされた用紙が排出される。
【0023】
綴じ処理部22は、搬送されてきた用紙5を複数枚収容し、ステープル針によってこれらの用紙5を綴じ合わせ、大容量トレイ24方向に搬送する。
【0024】
次に用紙後処理装置1の全体の動作について説明する。用紙後処理装置1は、画像形成装置2から排出された用紙5を用紙搬入口11から受け入れ、搬入ローラ15で穿孔器21方向へ搬送する。穿孔器21では用紙5に孔をあけ、または何もせずさらに搬送し、第1の搬送方向切り替え器17で搬送方向を第2の搬送方向切り替え器18の方向または綴じ処理部22の方向に切り替える。搬送方向を第2の搬送方向切り替え器18の方向にした場合は、第2の搬送方向切り替え器18によって大容量トレイ24または使用者の選択した仕分けトレイ25に用紙5を誘導する。一方、搬送方向を綴じ処理部22方向にした場合には、この用紙5を綴じ処理部22に搬送し、所定の枚数の用紙5を綴じ処理部22に収容すると、ステープル針によってこれらの用紙5を綴じ合わせ、使用者の選択した仕分けトレイ25に排出する。
【0025】
本発明の第1の実施形態において、搬入ローラ15は、図2に示すように用紙搬入口11からの距離が用紙5の搬送方向長さよりも短い位置に配置されている。また、搬入ガイド13は、ガイド板13a、13bともに、用紙搬送方向下流側の一端を支点としてソレノイドからなる駆動装置19a、19bによって回動可能に設けられており、図2に破線で示すガイド姿勢と、実線で示す用紙収容姿勢を取りうる。
【0026】
搬入ガイド13は画像形成装置2から排出される用紙5をガイド姿勢を取って搬入ローラ15方向へ誘導し、回転している搬入ローラ15は用紙5の先端部を挟むと停止する。この時点ではまだ用紙5の搬送方向後端部は画像形成装置2内部に残っている。搬入ローラ15が停止すると、ガイド板13a、13bが回動し、搬入ガイド13は用紙収容姿勢を取り、用紙収容空間7を設ける。続いて用紙後処理装置1は、図3に示すように用紙5を撓ませながら用紙収容空間7に収容する。図4に示すように画像形成装置2から用紙5が後端部まで排出されると、搬入ローラ15が再び回転を開始し、用紙5全体を穿孔器21方向へ搬送する。その後、搬入ガイド13をガイド姿勢に姿勢変更し、次の用紙5を受け入れる態勢となり、同じ工程を繰り返す。
【0027】
ここで、搬入ローラ15の回転を停止および再開する制御は、センサ14が用紙5の搬送方向先端部を検知してから所定の時間が経過した時点で行ってもよいし、画像形成装置2内部で用紙5にトナー画像を転写してから所定の時間が経過した時点で行ってもよい。
【0028】
このように構成することにより、高速に用紙5を搬送および処理可能な用紙後処理装置1を、用紙の排出速度の遅い画像形成装置2に取り付けた場合でも、用紙5に負荷をかけることがない。また、用紙収容空間7となる場所は、従来何も設けられていなかった部分であるため、用紙後処理装置1の容積を大きくしたり、機能を削減したりする必要もない。
【0029】
第1の実施形態において、図5に示すように、用紙搬入口11の近傍に、用紙搬入口11から搬入された用紙5の後端部を保持する用紙後端保持部材12を設けてもよい。
【0030】
用紙後端保持部材12はローラ対からなり、画像形成装置2から排出された用紙5を搬送する。先端を搬入ローラ15で保持され、撓みながら用紙収容空間7に収容される用紙5の後端部がニップ部に来ると回転を停止し、用紙を保持する。この用紙後端保持部材12の回転を停止する制御は、センサ14が用紙5の搬送方向先端部を検知してから所定の時間が経過した時点で行ってもよいし、画像形成装置2内部で用紙5にトナー画像を転写してから所定の時間が経過した時点で行ってもよい。
【0031】
続いて搬入ローラ15が回転を開始し、用紙5の撓みがなくなると用紙後端保持部材12は用紙5の後端部を開放する。用紙5の後端部の開放は、搬入ローラ15が回転を開始してから所定時間が経過したときに用紙後端保持部材12が再び回転を始めることで行ってもよいし、用紙後端保持部材12にワンウェイクラッチを設けることで搬入ローラ15に用紙が引っ張られるとそれに伴って用紙後端保持部材12が回転することで行ってもよい。
【0032】
撓んだ用紙を後端部が自由な状態で搬送すると、後端部が跳ねて用紙が折れ曲がったり破れたりすることがあるが、このように構成することにより、用紙収容空間7に収容された、撓んだ状態の用紙5が搬入ローラ15で搬送されるときにその後端部が跳ねることがなく、安定して搬送することができる。
【0033】
また、第1の実施形態において、ガイド板13aまたはガイド板13bのいずれかだけが回動可能であってもよい。この場合、用紙収容空間7は、用紙5を収容するのに充分な空間とすればよい。これによると、駆動装置を駆動装置19aまたは19bのいずれか1個にすることができる。
【0034】
次に、図6を用いて本発明の第2の実施形態について説明する。図6は第2の実施形態に係る用紙後処理装置の用紙搬入口周辺の部分拡大図である。第2実施形態では第1の実施形態と搬入ガイド13の動作が異なるが、実質上同一の部分には同一の符号を付けてある。
【0035】
第2の実施形態では、図6に実線で示すように、搬入ガイド13が用紙収容姿勢を取るときに、ガイド板13bだけが用紙収容空間7を作るように回動する。また、ガイド板13aは搬入される用紙5を用紙収容空間7へ誘導する方向に回動する。
【0036】
このように構成することにより、用紙5が用紙収容空間7方向へ撓むように誘導されるため、用紙5がうまく撓まずにしわになってしまうのを防ぐことができる。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明は、画像形成装置から排出された用紙を受け取る用紙後処理装置全般に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】第1の実施形態に係る用紙後処理装置の概略構成図
【図2】第1の実施形態に係る用紙後処理装置の用紙搬入口周辺の部分拡大図
【図3】第1の実施形態に係る用紙搬入中の用紙搬入口周辺の部分拡大図
【図4】第1の実施形態に係る用紙搬入完了時点の用紙搬入口周辺の部分拡大図
【図5】第1の実施形態の別の実施態様に係る用紙後処理装置の用紙搬入口周辺の部分拡大図
【図6】第2の実施形態に係る用紙後処理装置の用紙搬入口周辺の部分拡大図
【符号の説明】
【0039】
1 用紙後処理装置
2 画像形成装置
5 用紙
11 用紙搬入口
13 搬入ガイド
13a ガイド板
13b ガイド板
12 用紙後端保持部材
15 搬入ローラ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
用紙搬入口より、画像形成装置から排出された用紙を受け取る用紙後処理装置において、
前記用紙搬入口からの距離が用紙の搬送方向長さよりも短い位置に配置された搬入ローラと、
前記用紙搬入口と前記搬入ローラとの間に設けられ、用紙搬送方向下流側の一端を支点として回動することによって、用紙を前記搬入ローラ方向へ誘導するガイド姿勢と、用紙を撓ませて収容する用紙収容空間を設ける用紙収容姿勢とを取り得る2枚のガイド板からなる搬入ガイドとを備えており、
前記搬入ローラは、前記用紙搬入口から搬入され、前記ガイド姿勢を取る前記搬入ガイドに誘導された用紙の先端部を挟むと停止し、同時に前記搬入ガイドは前記用紙収容姿勢を取り、前記用紙の後端部が前記用紙搬入口に搬入され、前記用紙収容空間に用紙全体を収容すると前記搬入ローラが回転して前記用紙を用紙搬送方向下流側に搬送し、前記搬入ローラが前記用紙を搬送し終わると、前記搬入ガイドが前記ガイド姿勢に戻ることを特徴とする用紙後処理装置。
【請求項2】
前記搬入ガイドが前記用紙収容姿勢に姿勢変更する際に、前記2枚のガイド板のうち、一方だけが前記用紙収容空間を設ける方向に回動することを特徴とする請求項1に記載の用紙後処理装置。
【請求項3】
前記搬入ガイドが前記用紙収容姿勢に姿勢変更する際に、前記2枚のガイド板のうち、もう一方が搬入される用紙を前記用紙収容空間へ誘導する方向に回動することを特徴とする請求項2に記載の用紙後処理装置。
【請求項4】
前記用紙搬入口近傍に、前記用紙搬入口から搬入された用紙の後端部を保持する用紙後端保持部材を備え、この用紙後端保持部材が搬入された用紙の後端部を保持すると、前記搬入ローラが回転して前記用紙を用紙搬送方向下流側に搬送を開始し、前記用紙の撓みがなくなると前記用紙後端保持部材が用紙の後端部を開放することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の用紙後処理装置。
【請求項5】
前記用紙後端保持部材がローラ対からなることを特徴とする請求項4に記載の用紙後処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−232478(P2006−232478A)
【公開日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−49869(P2005−49869)
【出願日】平成17年2月25日(2005.2.25)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】